大学に入学していない高校生などが大学構内に入って学校の雰囲気を体験できるオープンキャンパスは、毎年夏休みの時期に開催されて、多くの高校生が全国の各大学に足を運んでいます。
これからオープンキャンパスを体験したいと考えている高校生の中には「どんな格好していけばいいの?」と迷っている人もいるでしょう。
今回は、オープンキャンパス参加における服装について、制服派・私服派どちらが多いのか、印象の良いオープンキャンパス参加の服装・メイク・髪型、避けた方がいい格好は何なのか、詳しく解説しましょう。
オープンキャンパスは制服、私服どちら派が多い?両者の意見を紹介
「オープンキャンパス参加の場合、こちらはまだ高校生だから制服が当たり前だろう」
「制服だと堅苦しい感じがするから私服の方がいいだろう」
オープンキャンパスに参加する人は、上記のようにさまざまな意見があると思います。では、オープンキャンキャンパスに参加する人は、制服・私服、どちらが多いのでしょうか。制服派・私服派それぞれの意見をみてみましょう。
オープンキャンパス参加は制服・私服どちらが多いのか
結論から言うと、各大学が行っているオープンキャンパスは、参加のための服装のルールは存在しません。「高校生だから制服で参加しなくてはならない」といった決まりはなく、各大学の案内パンフレットを見てもオープンキャンパス募集ページには「制服・私服どちらでもOK」と書かれています。
しかし、どちらでもOKという自由なルールだと、どちらの服装がいいのか迷う人もいるでしょう。制服でもOKと聞いたので制服でオープンキャンパスに参加したら、みんな私服だったという失敗をするかも、と不安になっている人もいるでしょう。
オープンキャンパスに参加する10代の制服・私服の比率は、ほぼ5:5といった具合です。服飾系・美容師系の専門学校などであれば、ファッションに敏感な人たちが集うため、私服率が高い場合もありますが、大学であれば国立・私立ともに制服・私服の比率は大きな差はありません。
そのため、自分だけ違う格好をして場違いな思いをした、という心配は必要ないでしょう。自分にとってのオープンキャンパスに適した格好で参加して問題はありません。
制服派の意見
オープンキャンパスに制服で参加した人は次のような意見が多いです。
- 「何を着ていいのかわからなかったから制服にした」
- 「高校生らしい服装といえば制服しかない」
- 「何を着ていいのか考えるのが面倒だった」
- 「あまり私服で目立つと目をつけられそう」
- 「毎日着てて違和感ないから」
- 「高校生である目印になるので、他の高校で制服の人と交流しやすい」
以上のように、自分が高校生であることをアピールするためという主張もあれば、単に私服選びが面倒という人も少なくありません。制服を着れば、自分が高校生であることがひと目でわかるのが、制服の強みといえます。
私服派の意見
オープンキャンパスに私服で参加するという人たちは、どのような考えで私服を選んだのでしょうか。オープンキャンパス私服派の意見は次の通りです。
- 「制服だと堅苦しいというイメージがあると思ったので」
- 「制服だと普段の学校にいる気分になってのびのびと大学の見学ができない」
- 「私服でも良いとあって、私服の方が楽だから」
- 「私服のほうが開放的なキャンパスの雰囲気に合ってると思った」
- 「普段からおしゃれが好きだから」
- 「大学生気分を味わいたいから」
オープンキャンパス参加の際に私服を選ぶ人たちは、高校とは違う大学の開放的で自由な雰囲気を満喫したい、キャンパスライフの擬似体験がしたいという、積極的な人が多い傾向です。
また、普段からファッションに興味があり、学校にいる以外の時間はおしゃれをして楽しんでいるという人、特に女子たちは私服を選ぶ人が多いようです。
オープンキャンパスで印象の良い格好を紹介
制服・私服どちらで参加しても問題ないといわれているオープンキャンパスですが、いくら自由で合っても目に見えない最低限のマナーというものがあります。それを守らないとせっかくオープンキャンパスに参加しても、現役大学生との交流の際に良い印象にはならない可能性があるでしょう。
しかし、そのオープンキャンパス参加の際のマナーは、各大学パンフレットのオープンキャンパス参加者募集に注意事項として記載されているわけではありません。
そのため、どのような格好・着こなしが好印象となるのか、あらかじめ知っておく必要があります。では、オープンキャンパスで良い印象となる格好とは何か、次より紹介しましょう。
制服の場合
制服を着てオープンキャンパスに参加する場合、以下の点を押さえましょう。
- クリーニングをして清潔に
- 足元は学校指定のローファーなど
オープンキャンパスに参加する際、制服を選ぶ人は「学生らしく真面目な格好で」と気を配り過ぎている人もいるかもしれません。しかし制服だからといっても、第一ボタンまでとめるなどといった着こなしをする必要はありません。
あからさまにだらしない・不潔な格好でなければ、そこまで気を張る必要はないですが、清潔さだけはキープするように心がけましょう。
また、足元も無難にローファーなどでもかまいませんが、学校によっては実習参加などもあるため、動きやすい地味なデザインのスニーカーでも問題ありません。
オープンキャンパスは構内を歩き回ることになるので、履き慣れてない革靴などは避けて、普段から履き慣れたものを選びましょう。
私服派の場合
制服と違って選択肢が多いのが私服です。何を着ていいのかわからないという人は、制服が最も無難といえますが、大学生気分を味わって私服で参加したいという人は、服の選択・着こなしに注意する必要があります。
私服姿でオープンキャンパスに参加する際は、基本的にシンプルで動きやすい、自己主張し過ぎない服装を選びましょう。カラーコーディネートも、自己主張の激しい濃厚・派手目のものでなくて、さわやかさが目立つものが向いています。
また、先述の制服の際も説明しましたが、服装は全体的に清潔さが重要です。第一印象が清潔でない場合、晴れて入学してキャンパスライフを開始しても、第一印象の悪い人というレッテルを貼られてしまう恐れがあります。全体的に清潔感がありさわやかであるか、オープンキャンパスに参加する前に、確認をしましょう。
オープンキャンパス参加でやってはいけない服装
ファッションの好みというものは人それぞれです。ひとくちにおしゃれと言っても多様なジャンルがあり、おしゃれと評判の人が1人いた場合、見る人によっては「あの人はおしゃれ」という意見もあれば、「センスがない」と一蹴することもあります。
オープンキャンパス当日、せいいっぱいのおしゃれな格好をしても、実際のキャンパスでは微妙な反応をされて、好印象どころか逆効果になってしまうケースもないとはいえません。
また、背伸びをして無理に大人びた格好をしても、ただ違和感があるだけでこれも逆効果となります。そのようなファッションの失敗をしないために、オープンキャンパスにおける格好は次のような点に気をつけなくてはいけません。
・派手な色合いの服
他の生徒と差別化をしたい、あるいは普段から派手目な色合いの服が好きな人もいるでしょうが、良い印象にはなりません。派手な色合いは避けて、透明感のあるさわやかな色合いでまとめましょう。
・派手目なヘアカラー、メイク、奇抜なヘアスタイル
好きな芸能人、著名人の影響などで、派手目なヘアカラーや変わったヘアカットを好む人もいるでしょうが、それも避けたほうがいいでしょう。
・露出度の高い服
女性の場合、極端に短いミニスカートや胸をはだけたファッションを好む人もいるでしょう。しかしそのような格好は好ましくありません。大学は過去の学生生活と違い自由な校風とはいえ、オープンキャンパス参加時からそのような格好をしていると、良い印象にはならないでしょう。
・服・持ち物などブランド品で全身を固める
ブランド好き、あるいは親や親戚のおじさんおばさんからブランド品一式を借りて、オープンキャンパスに参加を考えている人もいるかもしれませんが、悪い印象になるほうが多いでしょう。
・クリーニングに出していない服
清潔でないことが最も悪い印象にあるため、清潔な服装を心がけましょう。
・ラフ過ぎる格好
スウェットやジャージの上下、サンダルなどはやめましょう。
以上のファッションは避けたほうが無難です。
日本経済大学のオープンキャンパス内容
日本経済大学で実施しているオープンキャンパスは、入試前の受験生を対象とした入試対策説明会が主な趣旨です。オープンキャンパスでは、日本経済大学について多角的な説明を行い、大学がいか楽しく将来のために役立つ場所であるか、人生において多くの出会い・体験ができる場所であるかを知ってもらいます。
それにより、大変な思いをして受験勉強をがんばっている受験生たちに、合格するためのモチベーションを上げてもらうことが目的です。
入試対策説明会は、以下のような構成で行われています。
- 学校紹介(大学の歴史やキャンパスの魅力について紹介)
- 学生生活(学生の日常生活や授業内容、クラブ活動など、キャンパスライフの具体的な内容を紹介)
- 学生座談会(大学生って、いつも何してる?」というテーマで、学生の日常を座談会風に赤裸々に紹介)
- 入試説明(入試の日程や試験内容、そのための対策など、本番前の具体的な対策を解説)
- 学生質問会(受験や下宿、アルバイトなど、在学生本人たちが質問に対応)
参加する受験生たちは、友達同士・親同伴などがいますが、お一人で参加している人も少なくありません。お一人でも来やすいカジュアルな雰囲気なので、気軽に参加できます。説明会は終始、堅苦しくない楽しい雰囲気で進行するので、受験を前にした息抜きにもなるでしょう。
また、実際に在学生たちと触れ合い、生の意見が聞けることも貴重な体験です。実際のキャンパスライフが想像できて、受験合格モチベーションはさらに上がることでしょう。
まとめ
オープンキャンパスは、あらゆる大学が毎年実施しており、高校生・受験生にとっては貴重な体験ができるイベントです。キャンパスライフの擬似体験ができる時間が過ごせますが、来校する際の服装にも多少の気遣いをしなければいけません。
「学校の制服を着ていけば問題ないだろう」「別に冠婚葬祭とかじゃないんだからマナーはないだろう」と軽く思っている人もいるでしょう。確かにオープンキャンパス参加の際の服装はそこまで気を配る必要はありません。
しかし、明確化されていない最低限のマナーというものは存在しているため、服装の確認ポイントは頭に入れておく必要があります。
大学によっては実習に参加することもあるため、オープンキャンパスのタイプを確認して、それに見合ったファッションを心がけましょう。
「日本経済大学」では、留学生の就職活動の支援を目的とした、留学生対象の専門ゼミを開講しています。そこでは、BJTビジネス日本語能力テストの受験を推奨し、学習も行っています。
■日本経済大学(都築学園グループ / (学)都築育英学園)
都築学園グループは、「個性の伸展による人生練磨」を建学の精神とし1956年に設立。2018年に開学50周年を迎えた日本経済大学は経済・経営の実学に特化した2学部6学科17の専門コースを持つ日本有数の留学生を抱える国際色豊かな大学です。