経済学部 や経営学で志望理由はどうする?地域活性化

大学で学んだことは地域活性化にどう活かされるのか解説!

by GAWA_K

高校生の皆さんのなかには、大学に進学して多くのことを学び、その知識を卒業後に、地元の活性化に活かしたいと考えている方々もいると思います。

年々加速化する少子化・高齢化社会により、特に地方の商店街などは過疎化する一方で、昭和の時代に賑わっていた商店街もすっかりどの店舗もシャッターが閉まっているといった光景は珍しくありません。

自分が生まれ育った地域の活気がなくなってしまうのはやはり寂しいものです。そのような現状を変えるために、将来は地元を盛り上げたい、寂しい地方を賑やかにしたいという夢を持っている人もいると思います。

そこで今回は、地域活性化を実践するためには、大学の経済学部・経営学部で何を学んだらいいのか、志望動機の際は地域活性化をどのようにアピールすればいいのかという点などについて、詳しく解説していきましょう。地域活性化を真剣に考えている高校生の皆さんは、参考にしてもらえたら幸いです。

 

地域活性化の前に問題点・原因を把握しよう

地域活性化をどのように行なうか考える前に、なぜ地域が衰退してしまったのかという問題を押さえる必要があります。地域・地方衰退の原因を次より紹介しましょう。

少子化・高齢化

少子化・人口の高齢化が加速すると、どの地域も経済の停滞・過疎化が促進されます。少子化により人口が減少すると、それだけ消費者による消費量も減少するため、お金を使わない限り経済が発展することはありません。また、最も消費する層が減り、消費が活発でない高齢者ばかりが増加すると、これも経済が停滞する原因になります。

高齢者は心身ともに衰えると外に出る機会もなく、かといってネット・スマホを使いこなせる層も多くはないため。日々何かしらを購入するといった消費活動はそれほど行ないません。

このように、少子化による人口減少・高齢者層の増加は、どの地域にもあてはまる深刻な問題なのです。

都心への人材流出

地域の経済を活性化させるには、働き盛りの人材が地元に根付いて各産業を盛り上げなくてはいけません。しかし、その肝心の層は、地域を出て都心に移住するパターンがほとんどです。

都心であれば、地域より多くの仕事・優秀な人材が集まるため、より良い仕事を求める人・豊富な求人の中から仕事を選びたい人・キャリアアップを図りたい人は、都心へ出向きます。

地域にいた働き盛りの人材は都心へ出向く、それにより地域は人材不足となり産業が衰退する、それが原因で人材は次々と都心で流出してしまうという、悪循環が生まれてしまうのです。

人材流出を防止するためには、地域を活性させて、都心に負けない魅力的な産業を発展させなくてはいけません。

地域の伝統・産業・文化の後継者不足

地域ごとの人材不足が深刻化すると、さらに問題となるのは、地域ごとに代々受け継がれてきた伝統文化・産業の後継者が途絶えてしまうことです。

地域にはそれぞれ古くから受け継がれてきた伝統・歴史のある産業・工芸・芸術などがあります。しかし、人材不足によりその伝統の後継者がいない・不足していると、起きてしまうのが、数十年・数百年の歴史の消失です。

日本が世界に誇れる素晴らしい文化が、地域衰退・人口減少という理由で、なくなってしまいます。

 

地域活性化に活かされる経済学部の学問とは

将来、地域活性化を目指して、大学で経済学を学ぼうと考えている高校生の方々もいると思います。では、大学の経済学部で学んだことは、具体的に地域活性化のどのような面で役立つのでしょうか。

経済学を習得することによって可能になるのが、地域の問題点を客観視です。それによりどのような理由で問題が生じたのかという理解度が高まり、その解説作の発案、効率的な実践方法がわかります。経済学において地域活性化に活用できる概念は、次の2つです。

EBPM(Evidence Based Policy Making)

EBPMとは、「インプット」「アクティビティ」「アウトプット」「アウトカム」「インパクト」という5つの段階を経て、問題点・解決策を導き出す概念です。

これを地域問題にあてはめれば、人材不足・商店街の過疎化・空き家問題・ゴミ問題といった地域問題に対して、なぜ起きたのか・どういう解決策があるのか・そのために何をやればいいのか、といった詳細を決めていくことが可能です。

問題を解決するためには、それにかかる資金の問題も浮上してきますが、その捻出方法など具体的な金額・複雑な計算方法なども、経済学の知識・スキルがあれば、可能です。

ナッジ(Nudge)

ナッジ(Nudge)とは、行動経済学のロジックを活用して、人々が能動的に地域活性化のための行動をするためのアプローチです。

この概念を実践するためには、行動したことによってどのような変化があるのか、それによって経済面・生活の幸福度はどれぐらい高くなるのかといったデータも必要となります。

経済学の学習でつちかった知識・スキルがあれば、データ収集・わかりやすい提示が可能です。

地域活性化に活かされる経営学部の学問とは

経営学で学んだ知識・スキルは、地域の特性を活かしての経営方法を行なう際に役立ちます。その地域ごとの伝統や文化、工芸品などは、他の地域にはない立派なものであるにも関わらず、流通・宣伝がないと何も起こりません。

この際に役立つのが経営学で学んだマーケティング・マネジメント・資金調達などの知識・スキルです。いかに地域以外の広い場所に情報を発信できるかという発想力・具体的な手法、経営に関するお金の調達・回収を確立して一つのビジネスとして成り立たせる能力が、経営学の学習で身につきます。

 

「地域活性化希望」を大学の志望動機にて、うまくアピールする方法

将来の夢に「地域の活性化」を掲げることは立派なことですが、その夢を実現するために、大学に入学して具体的に何を学ぶか、大学卒業後はどのような進路を考えているか、明確にする必要があります。

大学受験において勉強以外にやるべきことは、志望理由書の作成および面接の対策です。この際に、中身のない返答をしてしまうと、「何も考えてなくてただ大学4年間遊ぶことしか考えてない」と思われてしまいます。

志望動機の確認において、良い印象を与えるためには、どのようなポイントを押さえればいいのか、次より紹介しましょう。

地元の問題点を把握する

地域活性化を実践するための具体的な内容を説明する前に、自分がどのような問題に直面しているか整理する必要があります。

  • 少子化により学童が閉鎖した
  • 商店街に並ぶ昔ながらの店舗が次々と閉店
  • 空き家・廃墟化する一軒家が多い
  • 地元の催しの参加者が少ない

上記のような身近な問題点を列挙すると説得力を持たせられます。ネットなどで拾った過疎化の情報だけを並べても、説得力がないため、地域問題の詳細をしっかりと挙げることが大事です。

大学独自の取り組みを学習しておく

大学によっては地域活性化のために、独自のプログラム・イベントなどを用意しているところもあります。そのようなプログラムがあるところは、しっかりと詳細を調べておくことが大事です。

ただプログラムだけに触れただけだと興味がないと思われる可能性もあるため、どのような内容かを把握してどういった点に共感したのか、細かく述べる必要があります。また、入学した際に自分はそういったプログラムでどのような行動をしたいのか、ビジョンを説明することも大事です。

将来の明確なビジョンを説明する

公務員・一般企業で働いてその後にコンサルタントに転職など、将来のビジョンを説明して、地域活性化に対してどのような取り組みをしたいのか説明すると、さらに深みが増すでしょう。

長々と説明しない

自分の思いをしっかりと伝えたい場合、どうしても冗長になってしまいますが、それは志望理由書の作成・面接においてやってはいけないことです。

志望理由書・面接ともに文字数・時間は限られているため、短く簡潔に内容をまとめて伝えなくてはいけません。自分の伝えたいポイントを絞って、難しい言葉を使わずにわかりやすく伝えることが大事です。

これは日常生活のコミュニケーションでも大事なことであるため、マスターして損はないでしょう。

 

おわりに(日本経済大学の経済学部・経営学部を紹介)

「大学で学んだことを地域活性化に活かしたい」

そんな考えを持って大学受験の勉強に励んでいる高校生のみなさんもいるかもしれません。地域の過疎化、特に地方の問題は年々深刻な課題となっているため、そのような目標を掲げて大学受験の勉強に励むのは、立派なことです。

地域活性化を将来の目標に掲げる以上、大学の志望理由書および面接は、しっかりと対策を立てなくてはいけません。自身の地域の問題点を具体的に把握すること、そのために大学で具体的にどのようなことを学ぶのか、簡潔にまとめることが大事です。

 

日本経済大学には、経済学・経営学が学べる学部・学科が用意されています。どの学部・学科も、生徒一人ひとりの個性を尊重して、専門性に特化した知識・スキルを学習できる環境が用意されているのが特徴です。

以下より、日本経済大学の、経済学部・経営学部の詳細を紹介しましょう。

⚫︎経済学部

経済学部は、経済・商学・健康スポーツ経営学科と3つの学科があり、さらにコースで分類されています。

・経済学科
身近な話題から経済を考えるところからスタートし、 経済社会を解明して多角的な視点で問題を解決する力・リーダーシップを4年かけて育成。

  • 日本経済コース
  • 国際貢献コース
  • 公務員コース

・商学科
人やお金、情報といった経済を構成する要素を、グローバルな視点から捉える学科。 商学に関する知識と教養、国際視野を備えたビジネスリーダーの育成が目的。

  • 会計・財務コース
  • マーケティングコース
  • ホテル・観光ビジネスコース

・健康スポーツ経営学科
人間の土台である健康・生きがいを、スポーツ科学の観点から考察する学科。科学的根拠に基づいた知識・経営能力を学習して、質の高いスポーツ指導者・スポーツ経営者を育成するのが目的。

  • スポーツマネジメントコース
  • 日本武道コース

 

⚫︎経営学部

経営学部には、3つの学科があり、合計10コースが用意されています。

・グローバルビジネス学科
普段からスピーキング&ヒアリング&ライティングを英語で行なうことでハイレベルな英語能力が身につく学科。グローバルに活躍できるビジネススキルを養うのが目的。入学後すぐに留学制度あり。

  • グローバルビジネス学科コース紹介
  • グローバルビジネスコース
  • エアラインビジネスコース

・芸創プロデュース学科
エンターテインメントビジネスの世界で活躍できる人材育成が目的。経営学を習得しながら、多様化・グローバル化する世界を想定しての授業が特徴。

  • 芸能マネジメントコース
  • ファッションビジネスコース

・経営学科
最もコースが多い学科。合理的経営を学習してチャンスを活かせる知識・スキルを身につけるのが目的。

  • 総合経営コース
  • アトツギ・起業家コース
  • デジタルビジネスコース
  • eスポーツ・アニメ産業コース
  • 飲食ビジネスコース
  • SDGs・環境ビジネスコース

このように、日本経済大学の経済学部・経営学部は、多様な価値観が広がる現在において、世間の変化に対応できる柔軟さ・専門性の高さを習得するため、万全の体勢となっています。

専門的な知識・スキルに加えて、道徳観・ビジネスマナー・常識も丁寧に指導できるのが、各学部の特徴です。多くの卒業生が各業界で活躍しています。

日本経済大学は、各資格試験の支援、サポートも充実しています。地域活性化のための豊富な知識・スキルを習得したい高校生は、ぜひ進学の選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

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