大学生の間で人気のインターンシップ:業界別トップ15

インターンシップの注意点なども解説!

by GAWA_K

社会に出る前の学生にとって貴重な体験となるのが、企業に実際に出向いて社会人の体験ができるインターンシップです。

就活においてインターンシップは重要な役割をしますが、どの企業のインターンシップに参加するべきか、どんな点に注意するべきかを、しっかりと把握しないと、インターンシップ参加の成果は出ません。

今回は大学生の間で人気のインターンシップを募集をしている企業、インターンシップにおける注意点などについて、詳しく解説します。

 

就活学生に人気の企業トップ15を紹介!

インターンシップ参加をするうえで大事なのは、インターンシップを実施している企業はどこなのか、そして評判の良い企業はどこなのかを確認することです。

では、就活学生に人気の企業、合計15社を以下より紹介しましょう。

・参考サイト:Rakutenみん就「2024年卒 インターン人気企業ランキング」より

1位「ニトリ」(流通・小売)

インターンシップを希望する学生の間で最も人気なのが、家具・インテリア用品小売業のニトリです。ニトリが所属する流通・小売業界の中では唯一のランキング入り・なおかつ1位なので、いかにニトリがひとり勝ちをしているかがわかります。

ニトリのインターンシップは、企画・開発・グループワークなど内容が充実しており、短期間でさまざまなことを経験することが可能です。自社アピールを大々的に行なわず、社会人として本当に必要な知識を教えてくれるのが、人気のポイントといえます。

2位「楽天グループ」(情報処理・システム業界)

インターネット事業の大手である楽天グループは、第2位のランクインです。インターンシップでは、楽天が社名に付けている「楽天主義」という価値観・行動指針を理解してもらうためのプログラムが用意されています。

数々の事業に関わっているRakutenians(楽天社員の名称)が、キャリア・社風を親切・丁寧に指導してくれるため、緊張することはありません。

インターンシップの期間は1日〜1週間が用意されているので、自分の都合で好きな日数を選べます。

3位「ソニーグループ」(電気・機械・材料業界)

電化製品を中心にした事業で、世界的な規模を誇るソニーグループは、インターンシップにおいても人気です。ソニーグループのインターンシップは、最先端テクノロジー・技術・自由な社風・独創的な発想をする社員など、独自の社内の雰囲気を体験できます。

インターン期間は、1〜3日、2週間〜1ヶ月などです。最先端技術・新規事業・ITビジネスなどの実務を実際に体験できます。

4位「資生堂」(医薬・科学・化粧品)

化粧品メーカーの大手であり女性からの憧れの存在である資生堂は、インターンシップも高い倍率を誇っている企業です。

資生堂のインターンシップは、「総合職マーケティング」「総合職サプライチェーン」「美容職ビューティーコンサルタント」の3つのタイプによって進められます。

具体的なコースは、「カスタマーマーケティング」「コンシューマーマーケティング」「サプライチェーン」「ビューティーコンサルタント」の4つです。

それぞれが2〜4日ほどの期間で実施されますが、交通費・宿泊費は自己負担となります。

5位「伊藤忠商事」(総合商社・専門商社)

総合商社として数々の事業を手がける企業である伊藤忠商事も、毎年インターシップを実施している企業です。

伊藤忠商事が掲げている企業理念である「一人の商人、無数の使命」を、インターンシップを通じて理解してもらいます。インターンシップの期間は1日・4日の2タイプで、1日は人材育成などを行なっている環境の理解・4日のほうは具体的な実務経験です。

6位「NTTデータ」(情報処理・システム業界)

NTTグループ傘下であり大規模なネットワークシステムの開発・運用を事業内容としているのが、NTTデータです。NTTデータでは、リアルプロジェクトアイデアソン・プロジェクト型という2種類のインターンシップを用意しています。

リアルプロジェクトでは、システム提案の擬似体験・グループワーク、プロジェクト型では現場に配属されての実務体験です。インターンシップでは、オンラインにも対応しています。

7位「パナソニック」(電気・機械・材料業界)

電化製品メーカー・パナソニックでもインターンシップを行なっています。パナソニックではインターンシップに加えてワークショップもあるのが特徴です。

インターンシップでは400種類にも及ぶテーマの選択が可能、ワークショップはデザイン経営を学べるビジネスワークショップ・クリエイティブ職を学べるクリエイティブワークショップが用意されています。

8位「トヨタ自動車」(電気・機械・材料業界)

自動車メーカー業界の中では、大手であるトヨタ自動車のインターンシップが人気を集めています。トヨタ自動車のインターンシップが用意した環境は、以下の通りです。

  • 知的財産戦略推進職場
  • 材料技術職場
  • リアル×バーチャルによる車両システム開発
  • 自動運転・先進安全技術職場
  • カスタマイズ用品開発職場
  • 実験技術職場
  • ボデー技術職場
  • 制御電子プラットフォーム開発職場
  • 車両データの分析/解析/活用

自動車開発・製造における最新技術を駆使した現場が体験できます。

9位「ロッテ」(食品・水産・農林業界)

食品メーカーの大手は数多くありますが、この業界で最も人気を集めているインターンシップは、「お口の恋人」のキャッチフレーズでおなじみのロッテです。

ロッテが用意したインターンシップは「2days 研究体感コース」「1day 営業体感コース」「1day ICT体感コース」と3つの種類があります。社員との交流会などリラックスしたあたたかい雰囲気で進むのが特徴です。

10位「花王」(医薬・科学・化粧品)

医薬品メーカーの大手である花王が行なっているインターンシップも、就活生の間で人気を集めています。

花王が用意しているインターシップは「技術系インターシップ」「システム系インターシップ」の2タイプです。技術系は研究者の業務内容、システム系はデータ分析力などを学びます。

11位「講談社」(出版)

出版業界の中では唯一のランキング入りなのが、出版事業の大手である講談社です。講談社では、就学生をターゲットにした「講談社「おもしろくてためになる講座2023夏オンライン」を行なっています。

講座では、デジタルメディア編集・文芸編集・コミック編集の3つの編集が体験可能です。また現社員による編集や営業といった業務内容の説明、人事部による出版業界の現状などを聞けます。

12位「明治グループ」(食品・水産・農林業界)

お菓子業界のトップランナーである明治グループも、インターンシップにおいては就活生から人気を集めています。明治グループが用意しているインターンシップは、「生産技術・エンジニアリング1DAYインターンシップ」です。

これは、生産技術やエンジニアリングを担当する技術職に関するインターンシップで、それ以外の営業系・事務系に関するインターンシップは行われていません。技術職以外の職種を希望する人は注意しましょう。

13位「アイリスオーヤマ」(電気・機械・材料業界)

家電や寝具、インテリア・園芸用品やペット用品など、多様な製品の開発・製造・販売を行なっているのが、アイリスオーヤマです。アイリスオーヤマが実施しているインターンシップは、以下のような豊富な種類が用意されています。

  • BtoB営業
  • BtoC営業
  • 商品企画/マーケティング
  • 財務経理(管理会計)
  • アイリスプラザ(ECサイト運営)
  • 家電開発/回路設計
  • 品質管理
  • システムエンジニア
  • 応用研究
  • IoT開発
  • LED開発
  • 製造/飲料
  • 製造/食品
  • デザインセンター

参加者は年々増加し、今後は200人のインターンシップを募集する予定です。

14位「富士通」(電気・機械・材料業界)

PC開発などでおなじみの総合エレクトロニクスメーカーである富士通もインターンシップを大々的に実施しています。

富士通が実施しているインターンシップは、「Professional Internship」「Summer Internhip Business Course」の2タイプです。

Professional Internshipは、1ヶ月以上の期間を費やして実務に近い体験ができるプログラムとなっています。Summerは、5〜15日間の期間で富士通のビジネスについて学ぶプログラムです。

15位「ソニーミュージックグループ」(音楽・芸術・制作)

ソニーグループの音楽事業を請け負うソニーミュージックも、多くの就活生が殺到する人気インターンシップを行なっています。

ソニーミュージックのインターンシップは、仕事の一環というより一種のイベントのように遊び心を持って開催されているのが特徴です。インターンシップの内容は以下のようになっています。

  • 職種研究・事業説明・パネルディスカッション
  • 実地体験・施設見学
  • 職務体験・グループ演習

3つの内容を通じて、制作現場の見学、実務者の生の声、仕事の実践などを体験します。

 

インターンシップの注意点

インターンシップは、人気企業を選んで参加するだけでは自分のためになりません。インターンシップが今後の自分にとってプラスになるには、いくつかの注意点を把握しておくことが大事です。

では、インターンシップにおける注意点とは何か、以下より紹介しましょう。

礼儀・ビジネスマナーを勉強しておく

インターンシップの参加者は「社会人経験がない学生」が前提です。そのためビジネスマナーが不十分であっても、企業の担当者は優しく接してくれます。

しかしビジネスマナー以前に人としての常識・礼儀があまりにも不十分の場合、インターンシップ強制退場となる可能性もあるでしょう。最低限のビジネスマナーは事前に頭に入れておくことが大事です。

ミスやトラブルの対処法を知っておく

実務体験をする場合、人によっては極度の緊張が生じてしまい、その結果ミスやトラブルを招くこともあります。ミスが起きるとさらに焦ってしまうという悪循環が生まれるので、事前に対処法を覚えておきましょう。

「まず冷静になる」「作業を中断する」「原因を突き止める」「正社員にすぐに連絡」などが対処法になるので、それを覚えておくことが大事です。

必要経費がいくらかかるか把握しておく

インターンシップは企業によって交通費や宿泊費の支給が、ある場合・ない場合に分かれます。特に遠方から企業へ出向く人は必要経費がかかるのかどうかを事前に調べて、自己負担の場合はいくらかかるのか計算しておきましょう。

積極的に行動する

インターンシップでの体験が今後の自分にとって得るものが大きかったかどうかは、自分にかかっています。ただ参加して言われたことをやるのではなく、自分から積極的に行動することが大事です。

実務経験者と交流できるという滅多にない機会を得ているので、わからないことがあった場合、ちょっとした疑問があった場合は、どんどん質問をして色々なことを吸収しましょう。

 

まとめ

インターンシップは、就職していない学生の身分でありながら、職場に足を運べて仕事の現場を体験できる貴重な時間です。

その大事な機会を無駄にしないために、どんな企業がインターンシップを開催しているのか、インターンシップにおける注意点は何かを、事前にしっかりと調べることが大事です。

貴重な体験が今後の就活・人生に活かせるように、インターンシップについてしっかりと調査をしておきましょう。

 

 

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■日本経済大学(都築学園グループ / (学)都築育英学園)

都築学園グループは、「個性の伸展による人生練磨」を建学の精神とし1956年に設立された大学です。2018年に開学50周年を迎えた日本経済大学は、経済・経営の実学に特化した2学部6学科17の専門コースを持っています。日本有数の、留学生を抱える国際色豊かな大学です。

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