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ビジネス

経済・経営資格

ビジネスキャリア検定試験とは何か?学べることや就職、強みなどとともに

by GAWA_K 2023年3月19日

ビジネスキャリア検定は、就活・転職の際のアピールポイントになるのではないかという思いで、取得を検討している人もいるかもしれません。しかし、ビジネスキャリア検定は、自身のキャリア形成において本当に役立つ資格なのでしょうか

今回は、ビジネスキャリア検定の特徴、資格試験の概要などについて、詳しく解説していきます。ぜひ参考にしてください。

 

ビジネスキャリア検定とは

ビジネスキャリア検定とは、仕事に必要な専門性の高い知識・スキルを持っているかを評価する検定・民間資格です。

ビジネスキャリア検定とは、特定の一つの職種ではなく、人事・経理・営業・経営戦略など、複数の分野の検定が用意されており、それぞれの分野がさらにレベル別・資格区分別に分かれています。自分の得意分野・これから身につけたい分野を選択することが可能です。

ビジネスキャリア検定の取得、あるいは取得に向けての学習をすることによって、仕事に必要な知識・スキルをマスターできるために、資格取得をすればその分野においての実力があることの証明になります。

ビジネスキャリア検定の受験者数は、累計60万人以上です。年に2回の試験実施、全国どこでも受験可能なために、他の資格に比べるとハードルが低い資格といえます。

 

ビジネスキャリア検定のメリット

ビジネスキャリア検定を取得した場合、どのようなメリットがあるのか、いくつかの具体的なメリットを次より説明しましょう。

業務の基礎的な知識・スキルが身に付く

ビジネスキャリア検定取得のメリットは、業務の基礎的な知識・スキルを持っている証明になることです。新人として企業に入社した場合、社会人としての業務経験がないために1から仕事を覚えなくてはいけません。

しかし、ビジネスキャリア検定を取得していれば、その分野の基本的なことをすでにマスターしているため、覚える必要がなく、企業側も指導をする手間が省けます。

最初からキャリアアップを希望して能動的に業務をこなしたい人は、この資格の知識に加えて少しの経験を積めば、同期入社の人材よりも、早くキャリアアップが期待できるでしょう。

自身の得意・不得意分野が明確になる

ビジネスキャリア検定は、自分の得意分野を明確にできることもメリットです。学生時代に自分の将来を考えた場合、どの分野が自分に適しているのかわからない人もいるでしょう。

ビジネスキャリア検定の資格試験は、多くの職種の分野・等級・区分が用意されているため、学生時代にいくつかの分野の試験に挑戦すれば、徐々に自分の得意分野が絞られてきて、自分がどの分野に進めばいいのかはっきりと認識できるでしょう。自身の特性を客観視できることも、ビジネスキャリア検定のメリットです。

自発的な学習姿勢が身に付く

ビジネスキャリア検定の資格取得を目標とした場合、能動的に学習する癖がつくこともメリットです。学生・社会人ともに仕事・学業・プライベートと時間を過ごす中で、なかなか自主的に勉強しようという時間を持つことは、難しいといえるでしょう。

しかし、資格取得という目標を設定してなおかつ受験料を支払っておけば、否が応でも勉強せざるを得なくなります。仮に試験が不合格だったとしても、勉強をする気持ち・勉強時間をつくるノウハウが身に付くため、試験以降も自発的に勉強する姿勢が継続されるでしょう。

 

ビジネスキャリア検定の等級

ビジネスキャリア検定の分野は、その人のレベルに合わせて等級を選べることが特徴です。ビジネスキャリア検定の等級にはどのような種類があるのか、次より紹介しましょう。

BASIC級

あらゆる分野の初心者・入門者向けの等級がBASIC級です。主に学生や社会人経験のない新人が多く受験する傾向があります。初心者向けのためどの分野も合格率80%前後と高く、比較的簡単に試験に合格できるでしょう。

3級

BASIC級よりワンランク上の等級が3級です。BASIC級より難易度は若干上がり、分野によっては合格率が50%ほどの場合もあります。社会人として少しの経験を積んだ人材向けといえるでしょう。

2級

社会人としてのキャリアをスタートさせ、新人を脱して後輩も増えつつあるキャリアの人材を対象としているのが、2級です。合格率も分野によっては50%以下のところもあり、難易度が高めとなっています。管理職クラスを目指す人におすすめの等級です。

1級

等級の中で最も難易度が高く、実務経験も10年クラスの人材を対象としているのが、1級です。企業の上位の重要な役職としての立案能力などが要求されます。

 

ビジネスキャリア検定の分野

ビジネスキャリア検定は、8つの分野が用意されているのが特徴です。それぞれの分野に等級・試験区分が設定されており、区分は合計41種類となっています。では、ビジネスキャリア検定の分野について、以下よりそれぞれ説明しましょう。

人事・人材開発・労務管理

人員計画の作成や従業員採用、就業管理や福利厚生、安全衛生や労使関係、人材育成などを担当するのが、人事・人材開発・労務管理です。BASIC級はなく、1〜3級の等級が用意されています。

1級はリスク管理を行うマネジメント能力、2〜3級は人事制度の運用・健康・メンタル管理、福利厚生などが試験対象です。

経理・財務管理

会計情報の作成・配信、資金に関する計画作成と管理などを行なう業務が、経理・財務管理です。1〜3級が等級として用意されており、会計伝票処理や納税申告などに関する経理、資金調達・経営分析業務などが区分となっています。

営業・マーケティング

営業職に関しての知識・スキルを習得するのが、営業・マーケティング分野です。「営業」「マーケティング」が区分として用意されています。

生産管理

受注案件の内容を把握しての資金調達・資材調達や工場などの現場管理などを習得するのが生産管理の分野です。区分は、生産管理プランニング・生産管理オペレーション」に区分されています。

企業法務・総務

企業における法律に関する業務を習得するのが、この分野です。企業法務・総務の区分があり、法律、オフィス環境の整備などを学びます。

ロジスティクス

物流の運送や管理のシステム作成、仕組みの管理によって需要と供給のバランスを取る業務である、ロジティクスに関する知識を学ぶのが、この分野です。

この分野は、ロジスティクス管理、ロジスティクスオペレーション、ロジティクスに区分されています。

経営情報システム

情報化戦略を策定してシステム化を図る業務である経営情報システムを学ぶのが、この分野です。情報化企画・情報化活用という区分になっています。

経営戦略

目標を設定して目標達成のための戦略を作成する経営戦略に関する知識を習得するのが、この分野です。等級ごとに経営戦略の区分があります。

ビジネスキャリア検定試験の概要

ビジネスキャリアの試験日程は、前期と後期に分かれています。事前にどの分野・区分が前期・後期なのか、確認することが大事です。試験日や受験料などは、以下の通りになっています。

試験前期
  • 受験申請期間:毎年4月〜7月
  • 受験票の送付:試験実施日の約2週間前
  • 試験実施日:毎年10月
  • 合格発表日:2〜3級は毎年11月、1級は12月

・試験前期の分野・項目の種類

  • 1級人事・人材開発・労務管理
  • 1級経理・財務管理
  • 1級営業・マーケティング
  • 1級生産管理
  • 1級企業法務
  • 1級ロジスティクス
  • 1級経営情報システム
  • 1級経営戦略
  • 2級人事・人材開発
  • 2級労務管理
  • 2級経理
  • 2級財務管理(財務管理・管理会計)
  • 2級営業
  • 2級マーケティング
  • 2級生産管理オペレーション
  • 2級生産管理プランニング
  • 2級企業法務(取引法務)
  • 2級企業法務(組織法務)
  • 2級ロジスティクス管理
  • 2級総務
  • 2級経営情報システム(情報化企画)
  • 2級ロジスティクス・オペレーション
  • 2級経営戦略
  • 2級経営情報システム(情報化活用)
  • 3級財務管理
  • 3級営業
  • 3級労務管理
  • 3級人事・人材開発
  • 3級経理(原価計算)
  • 3級経理(簿記・財務諸表)
  • 3級マーケティング
  • 3級生産管理プランニング
  • 3級生産管理オペレーション
  • 3級企業法務
  • 3級総務
  • 3級ロジスティクス管理
  • 3級ロジスティクス・オペレーション
  • 3級経営戦略
  • 3級経営情報システム
試験後期
  • 受験申請期間:毎年10月〜12月
  • 受験票の送付:試験実施日の約2週間前
  • 試験実施日:毎年受験申請の翌年2月
  • 合格発表日:試験実施年の毎年3月

・試験後期の分野・項目の種類

  • BASIC級生産管理
  • BASIC級ロジスティクス
  • 2級人事・人材開発
  • 2級労務管理
  • 2級経理
  • 2級財務管理(財務管理・管理会計)
  • 2級営業
  • 2級マーケティング
  • 2級生産管理オペレーション
  • 2級生産管理プランニング
  • 2級企業法務(取引法務)
  • 2級企業法務(組織法務)
  • 2級ロジスティクス管理
  • 2級総務
  • 2級経営情報システム(情報化企画)
  • 2級ロジスティクス・オペレーション
  • 2級経営戦略
  • 2級経営情報システム(情報化活用)
  • 3級労務管理
  • 3級人事・人材開発
  • 3級経理(簿記・財務諸表)
  • 3級経理(原価計算)
  • 3級財務管理
  • 3級営業
  • 3級マーケティング
  • 3級生産管理オペレーション
  • 3級生産管理プランニング
  • 3級企業法務
  • 3級総務
  • 3級ロジスティクス管理
  • 3級ロジスティクス・オペレーション
  • 3級経営情報システム
  • 3級経営戦略

・受験料

  • BASIC級:3,300円
  • 3級:6,200円
  • 2級:7,700円
  • 1級:11,000円

・試験会場

全国の指定施設、研修や人材開発センターなど。会場への直接の連絡は禁止されているため、不明な点があった場合、試験の運営期間である中央職業能力開発協会ホームページで詳細を確認、あるいは問い合わせる必要があります。

ビジネスキャリア検定の資格取得に向いている人

ビジネスキャリア検定はどんなタイプの人に向いているのでしょうか。次より向いている人の特徴を紹介しましょう。

自分の将来の方向性が定まっていない人

ビジネスキャリア検定は、あらゆる分野が用意されており、難易度も他の資格に比べたらそれほど高くはありません。受験料も等級によっては高額ではないために、実力試しのように気軽に挑戦できるといえるでしょう。

いくつかの分野の試験に挑戦をして、どんなジャンルが自分に適しているのか、自分の特性を確認したい人におすすめです。

あらゆる分野の基礎を習得したい人

学生時代は社会人になっても学生気分が抜けなくて社会でやっていけるのか不安という人もいるでしょう。そのような人は、基礎の知識・スキルを習得できるビジネスキャリア検定の取得を検討してみるといいでしょう。

ビジネスキャリア検定では専門性の高い高度なスキルの取得はできませんが、基礎的なスキルだけでも習得していれば、社会人になっても心強いといえます。

今後、他の資格にも挑戦したい人

ビジネスキャリア検定は、他の資格取得試験に比べると難易度は高くないため、この資格に挑戦して基礎的な知識を学び、それを足がかりに難易度の高い国家資格などに挑戦するという段階を踏むこともおすすめです。

資格試験とはどういったものであるか、この資格試験で体験をしておけば、他の資格に挑戦する際に緊張することなくスムーズに受験できるでしょう。

 

まとめ

ビジネスキャリア検定は、あらゆる分野が揃っており、さらに試験の難易度も優しいため、資格取得の腕試し・初めての挑戦として受験してみることをおすすめします。

自分にとってどのような仕事が適しているのか、それを探し出す際に利用するのもいいでしょう。

 

 

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2023年3月19日
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ビジネス経済・経営資格

ビジネス実務法務検定試験とは何か?

by GAWA_K 2023年3月8日

年々、厳格化されるコンプライアンスを筆頭に企業における法律厳守は、少しでも疎かにすると企業の経営自体にダメージを与える事態になります。そのような風潮のため、企業によっては法令遵守を専門とした部署を設立しているところも、珍しくありません。

コンプライアンス厳守が必須といわれている現在において、注目されている資格が、ビジネス実務法務検定です。この資格はどのような性質のものなのでしょうか。

今回は、ビジネス実務法務検定の資格取得のメリット、資格取得試験の概要・試験内容などについて、詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。

 

ビジネス実務法務検定とは

ビジネス実務法務検定とは、あらゆる仕事に関する法律の知識を習得できる資格です。この資格を取得すれば、企業の法務部門をはじめとした営業や販売、総務や人事など、あらゆる職種で通用する法律の知識を持つ証明になります。

法律に関する正しい知識を身につけることによって、あらゆる仕事上のリスクを回避することが可能です。また、それにより自分が所属、あるいは関わりのある企業だけでなく、自分自身を余計なトラブルから守ることができます。

ビジネス実務法務検定の資格取得試験を運営しているのは、東京商工会議所という団体です。東京商工会議所は、「総合的な商工業の発展」「福祉業界の増進」のために設立された民間団体で、企業・団体の経営支援や地域復興に関する事業を行なっています。

ビジネス実務法務検定だけでなく、ビジネスマネージャー・カラーコーディネーター・福祉住環境コーディネーターなど多数の資格検定を運営しており、商工業の世界においては重要な存在といえるでしょう。

ビジネス実務法務検定は、国家資格ではなく民間資格ですが、東京商工会議所は商工会議所法という法律に従って設立・運営されている団体なので、由緒正しい信頼できる団体といえます。

 

ビジネス実務法務検定の種類

ビジネス実務法務検定は、3つのレベルに分類されています。その人の知識量に応じたレベルを選択できるため、段階を踏んで徐々にステップアップすることが可能です。ビジネス実務法務検定の種類は、以下の3種類になります。

3級

法律に関する基礎的な知識が身につき、試験合格後はビジネス法務リーダーの名称が付与されるのが、3級です。資格取得をすれば、ビジネスパーソンとして最低限の法律実務知識を持っている証明になります。

2級

3級よりも法律に関する豊富な知識量が要求されるのが、2級です。企業での実務経験・弁護士などの他の専門家への相談といった3級にはない対応能力が求められます。資格取得後に付与される名称はビジネス法務エキスパートです。

1級

法務などに関する実務全般に関する知識・スキルを持っている証明になるのが、1級です。膨大な知識に裏付けされたハイレベルな対応・判断が要求されます。資格試験合格後に付与される名称は、ビジネス法務エグゼクティブです。

 

ビジネス実務法務検定・資格取得のメリット

ビジネス実務法務検定の資格取得をした場合、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。次より資格取得のメリットを紹介しましょう。

あらゆる業種で活用できる

ビジネス実務法務検定の資格取得で身についた知識は、商工業に限らずあらゆる仕事において応用がきくのがメリットです。商工業以外にも、営業・人事・総務・販売など、どのような仕事内容であれ適応でき、企業によっては昇格の際の取得必須資格に取り入れているほど、資格所有者は重宝されています。

また、ビジネス実務法務検定の資格で得た知識は、ビジネスシーンだけでなく、日常生活でも役に立つのがメリットです。正しいルールの知識を活かすことによって、公私ともにトラブル回避・リスク軽減が実現します。

コンプライアンス重視の世の中で需要がある

ビジネス実務法務検定の資格取得を達成できれば、コンプライアンスの本質を理解することが可能です。昨今、コンプライアンスという旗印のもとにさまざまな制約が厳しくなっています。

そのような事情を熟知していないと、ちょっとしたことが引き金となり世間のバッシングにさらされることになるでしょう。企業側の些細な落ち度により、単なるクレームだけに収まらない、企業の経営自体を揺るがす大惨事になるパターンは、珍しくありません。

また、こちらに落ち度がなくても、取引先との契約内容をしっかりと確認しなかったばかりに、取引先の失態を被ってしまうケースもあります。このような失敗は、コンプライアンスの重要性を理解していなかったことが原因です。

ビジネス実務法務検定の資格取得をして、法律に関する知識を習得していれば、企業および業務へのダメージを完全に回避、あるいは最小限にとどめることができるでしょう。

法律に関する知識を駆使して、企業および自身の業務を守れるのが、この資格のメリットです。

他の資格取得試験にも役立つ

ビジネス実務法務検定の資格取得をすれば、身につけた知識を活かして他の資格取得に挑戦することも可能です。他の資格、特に国家資格は法律を専門とした資格がいくつもあります。

難関と言われる資格取得試験に合格して資格取得を達成すれば、さらに幅広い知識が身について、対応業務の幅も広がるでしょう。他の資格取得に関しては、後の段落でも詳しく解説します。

 

ビジネス実務法務検定・資格取得試験の概要

ビジネス実務法務検定試験の試験日や受験料などについて、級別に紹介しましょう。

2、3級

2、3級の試験概要は以下の通りです。

・受験資格
特になし(2級からの受験、2,3級の併願受験も可能)

・試験方法
IBT方式(ネット接続可能なPCならどこでも受験可能な方式)、CBT方式(指定のテストセンターでの受験)のどちらかを、申込時に選択

・受験料
IBT方式の場合は3級5,500円、2級7,700円、CBT方式の場合はそれぞれプラス2,200円(CBT利用料金)

・試験申込期間

2、3級ともに、1回目は5月中、2回目は9月下旬〜10月初め

・試験期間
2,3級ともに1回目は6月〜7月上旬、2回目は10月下旬〜11月中旬

・試験形式および試験時間
多肢選択式、90分

・合格発表
試験終了後、web上にて発表

1級

1級の試験概要は以下の通りです。

・受験資格
特になし

・試験方法
CBT方式のみ

・受験料
受験料9,900円+CBT利用料金2,200円

・試験申込期間
11月初旬~ 11月中旬

・試験日
12月中の1日のみ

・試験形式および試験時間
前半90分(集合時間10時)、後半90分(集合時間13時)、前後半ともに論述形式

・合格発表
試験終了後、web上にて発表

 

ビジネス実務法務検定・資格試験合格の難易度、必要な学習時間

ビジネス実務法務検定・資格取得試験の難易度はどれくらいなのでしょうか。次よりそれぞれの級の合格率や合格するために必要な学習時間の目安について紹介しましょう。

合格率

ビジネス実務法務検定・資格試験における、級ごとの合格率は以下のようになっています。

  • 3級:80%前後
  • 2級:40%台
  • 1級:15%前後

このように、合格率は級ごとによって大きな差があるのが特徴です。3級は比較的難易度が低いために、高校生など学生などの受験生も珍しくありません。それに対して1級の合格率は平均して20%にも届かない確率となっているため、相当な学習量を費やす必要があります。

学習時間

では次に、それぞれの級にかかる学習時間をみてみましょう。

  • 3級:約40時間
  • 2級:約60時間
  • 1級:約100時間

このように、級ごとにかかる学習時間は、合格率に比例して差があります。3級と1級では倍以上の差があるため、いきなり1級を受験する人は、相当な量に加えて質の高い学習を行わなくてはいけません。

それに対して2、3級は合格率・合格のための学習時間も1級より下がり、さらに1級と異なり受験期間が年に2回の開催となっています。まずは3級からの受験に挑戦して、着実に実力をつけて徐々にステップアップするのが正しい流れといえるでしょう。

 

ビジネス実務法務検定・資格取得試験内容

ビジネス実務法務検定・資格取得試験の試験内容を、級ごとに紹介しましょう。

3級

3級試験の出題範囲は以下の通りです。法務に関する基本的な内容の理解度が要求されます。

  • ビジネス実務法務における法体系
  • 企業取引に関する法務
  • 契約によらない債権および債務の発生、不法行為など
  • 債権の管理および回収
  • 企業財産の管理および法律
  • 企業活動の法規制
  • 取引の各種規制
  • ビジネスと犯罪
  • 企業と会社の仕組み
  • 企業と従業員の関係
  • ビジネスに関連する家族法
2級

2級試験の出題範囲は以下の通りです。3級の知識を土台とした応用問題となっています。

  • 企業取引における法務
  • 債権の管理および回収
  • 企業財産の管理および活用、法務
  • 企業活動の法規制
  • 株式会社における組織および運営
  • 企業と従業員の関係
  • 紛争の解決方法
  • 国際法務(渉外法務)
1級

難易度の高い1級は、共通問題・選択問題の2つが用意されています。1級試験は、2、3級の試験を総括したうえで、法務に関する高度な理解度・判断力が要求される内容です。

・共通問題
民法・商法を中心に、法律実務問題の出題

・選択問題
特定の業種にて遭遇する可能性のある問題が出題。以下の4つの例から2つを選択して回答

  • 取引上で発生したトラブルを処理
  • 取引関係ではない第三者との間に起きたトラブルを処理
  • 法務関係の上司および弁護士などの専門家に法的トラブルの顛末・処理方法を報告
  • 予防法務的観点からトラブルに発展しそうな問題に対応

 

他資格の取得のためのステップアップにも有利

ビジネス実務法務検定は、他の資格と相性が良いことがメリットです。ビジネス実務法務検定は法律系資格の登竜門と言われており、商法・民法・刑法・労働法・著作権の基礎的なことを学びます。

そのため、この資格取得を足がかりにして、より難易度が高いと言われている国家資格に挑戦しようと試みている人は少なくありません。ビジネス実務法務検定と相性が良いと言われている主な資格は、以下の通りです。

  • 司法書士
  • 行政書士
  • 弁理士
  • 宅地建物取引士
  • 中小企業診断士

これらは取得の難易度が高い国家資格であり、いわゆる独占業務が可能な資格であるため、どんな時代であっても仕事に困ることはないと言われています。そして資格試験のための勉強をする際、ビジネス実務法務検定で得た法律系の基本的な知識は大いに役立つでしょう。

 

まとめ

ビジネス実務法務検定は、あくまで法律に関する基礎的な知識の習得であって、資格取得が独占業務のようにそのまま仕事に直結することはありません。しかし、法律に関する基礎的なことを覚えるため、あらゆる業種に対応できる汎用性があります。

コンプライアンスに関する消費者の視線が厳しくなっている昨今において、法務に関する知識、その知識を活用して業務および企業を保護する業務は、今後もますます需要が高まる資格です。

今のニーズに対応でき、なおかつ他の国家資格の試験にも大いに役立つビジネス実務法務検定は、取得することによって可能性が広がるといっていいでしょう。

 

 

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