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単科大学と総合大学の違いとは?

by info@remi.website 2023年1月22日
「単科大学」と「総合大学」という言葉をきいたことがありますか?

「大学」と聞くと、4年制大学を思い浮かべる人が多いですよね?実際、医学部を除くほとんどの大学は4年制です。しかし、短大という2年制の大学があるのも事実ですので、大学イコール4年制大学というわけではありません。

大学を正確に区分すると、単科大学か総合大学の2つになります。志望大学を決める際に”4年制大学”というキーワードで探す人はいないででしょう。自分の学びたいことを決めて、その学部や学科、そして偏差値や校風などから志望大学を絞っていくのが通常です。

それでは、学びたい分野が単科大学と総合大学のどちらにもある場合、どちらを選択しますか?

この記事では、単科大学と総合大学の歴史、違い、共通点、メリットなどを解説します。単科大学と総合大学どちらに進学するか迷っている方はぜひ読み進めてください。

1.単科大学とは

単科大学とは、単一の学問分野を教育・研究する小規模な大学の呼称です。ただし、複数の学部を持っていても規模が小さい場合は単科大学に分類される大学もあります。

単科大学は、総合大学とは異なり、学部が一つしかない専門性の高い大学です。単科大学に進学することで、その分野に精通した講師による専門性の高い授業を受け、能力を伸ばすことができます。

「○○薬科大学」「「○○栄養大学」「○○音楽大学」などの名前が付いている大学は多くの場合単科大学です。例えば「○○薬科大学」では全ての学生が薬学部に在学して学んでいる学生です。

2.単科大学の歴史

伝統的な単科大学の多くは、高校や専門学校から移管されたものです。

明治時代、総合大学としての帝国大学のみが正式の大学とされ、単科大学は認められていませんでした。

一方、早くから高等商業学校などの官営の実学系専門学校に加え、公立・私立の専門学校が設立されていました。 1903年(明治36年)に「専門学校令」が制定され、制度的な立場が明確になった後、一部の有力な学校は大学への昇格を求める運動を開始しました。

1918年(大正7年)に「大学令」が制定され、公私立大学の設置とともに単科大学の設置も認められることとなりました。当時、専門学校が大学に昇格されるとすれば、一つの学部しか作りえない学校が多く、公立大学と私立大学の認定に対して単科大学の認定は、実質的に切り離せなかったのです。

こうして単科大学は成立したのです。

大学令の制定後、官公立では商学、医学、工学等の実学を専門とする専門学校が大学に昇格し、帝国大学に比べると高度な専門職人を育成する役割を果たしました。

1920年(大正9年)に「東京商科大学」の設置が初めて認可されました。母体である東京商業高等学校は、1897(明治30)年頃から、大学昇格運動をすでに開始していました。

単科大学の移管が比較的早かったのは医学系の専門学校でした。1922年(大正11年)には新潟と岡山にある官立医学専門学校が最初に医科大学になり、1923年(大正12年)には千葉、金沢、長崎でも変わりました。

1928年(昭和3年)には「大阪商科大学」として大阪高等商業学校が、「神戸商科大学」として神戸高等商業学校が移管されました。工業系では、1929年に「東京工業大学」として東京高等工業学校、「大阪工業大学」として大阪高等工業大学の移管が認可されました。

このように、大正から昭和にかけて、国立大学の移管・新設に伴い、単科大学も増えていったのです。

第二次世界大戦後は、医科大学、教員養成大学、そして女子大学など多くの単科大学が設立されていきました。

3.総合大学とは

単科大学に対し、「総合大学」とは大規模かつ広い範囲の領域について教育・研究を行っている大学を指しています。文化系・理科系を含んだいくつかの学部で構成されている大学を総合大学と呼んでいますが、単科大学に対してこの呼び方を用いるケースが多くみられます。

総合大学とは、大規模で幅広い分野の教育と研究を行う大学を指します。文系や理系など複数の学部からなる大学を総合大学といいます。ただ、総合大学の呼び方は単科大学と比較するときにのみ使われる場合ほとんどです。

4.総合大学の歴史

①明治~大正の総合大学

総合大学とは、大規模で幅広い分野の教育と研究を行う大学を指します。文系や理系など複数の学部からなる大学を総合大学といいます。ただ、総合大学の呼び方は単科大学と比較するときにのみ使われる場合ほとんどです。

国内の大学は、単科大学と比べると圧倒的に総合大学が多いです。幅広いとはいっても、複数の学問分野を網羅する大学もあれば、2つか3つの学問分野しかない大学もあります。旧帝国大学はいずれも総合大学であり、10を超える学部からなります。

実を言うと、規模が小さければ、複数の学部があっても単科大学とみなされる大学もあります。

複数の学問分野からなる総合大学という西欧の概念に近い大学観は、すでに1872年(明治5年)の「学制」の高等教育関係規定にみられました。大学校に理学・文学・法学・医学の4科を置くように公布されたのです。

1877年(明治10年)に、日本初の大学として、東京大学が創設されました。初めは、法学部、理学部、文学部と医学部は別の組織でしたが、その後4学部が統合され総合大学への第一歩を踏み出しました。

1886年(明治19年)には「帝国大学令」により東京大学は帝国大学と改称され、大学の構成単位は、学部から分科大学に変更されました。当初は法学科、医学科、工学科、文学科、理学科の5学科でしたが、1890年(明治23年)に農学科が増設されました。

明治時代の後期、大学の基本形態を総合大学とするか単科大学とするかという議論がされ始めました。そして、第一次世界大戦後の教育改革を策定するために1917年に設立された内閣総理大臣の教育諮問機関である臨時教育会議においても大学改革論争の論点であり続けました。

その後、臨時教育会議では、原則として大学は総合的なシステムを採用する一方で、単科制のシステムを許可する方針が提案されました。1918年(大正年7)、臨時教育会議の答申に基づく「大学令」により、単科大学の設置が認可されました。ただし、大学は複数の学部を持つのが通例であり、総合制が原則となることが明記されていました。

また、大学令では、法学部、医学部、工学部、文学部、理学部、農学部、経済学部、商学部の8学部を設置しなくても2学部以上の大学を総合大学と定義しました。

この大学令の制定を受けて、帝国大学令が改正され、帝国大学は複数の学部で構成し、教師の身分は分科から大学自体に移行することで、総合制を強化していきました。

②昭和の総合大学

1947年(昭和22年)の「学校教育法」において、単科大学は認めるものの、複数の学部を持つ大学である総合大学が常例とされました。

1968年(昭和43年)頃から始まった大学紛争をきっかけに、各大学で様々な改革の試みが行われ、従来の大学政策にとらわれない新しい発想に基づく大学創設が推進されはじめます。

1973年(昭和48年)、学校教育法、国立学校設置法、教育公務員特例法などが改正され、筑波大学が発足しました。筑波大学は、学部を教育組織の学群や研究組織の学科に置き換えた総合大学として、新しい試みを実行しました。このときの学校教育法の改正により、教育研究の基盤となる学部以外の組織の設置が認められ、学部数に関する規定は削除されました。

5.単科大学と総合大学の違い

単科大学と総合大学には、前述で説明した以外にも違いがありますので見てみましょう。

①大学の教養科目

単科大学と総合大学の違いの1つは教養科目です。総合大学には多種多様な学部があり、幅広い分野を研究する教員が在籍しているので、教養科目には幅広い選択肢がある所が多いです。

一方、単科大学の場合、教養科目の種類は限られています。しかし、多くの大学では協定校で取得した単位を認定する「単位互換制度」を導入しています。それにより、別の大学で単位を取得することで選択肢が広がります。

②大学の設備

単科大学と総合大学では、設備に差があることが多いです。

簡単な例としては図書館があります。総合大学の場合、学部の数だけ専門書がありますが、単科大学の場合は、専門分野の本が一元的に入手できる傾向にあります。

他の設備についても、総合大学は、ある分野に特化した設備が整っているのではなく、さまざまな設備が整っている傾向にあり、単科大学には専門の教育と研究のための特化した設備が充実していることが多いのです。

③大学の学生生活

総合大学は学生数が多いため、サークルや部活の数が多い場合が多いです。同じスポーツに複数のサークルがあることは珍しくありません。単科大学の場合は、部活やサークルの数がそんなに多くなく皆が把握できているくらいのことが多いです。

また、大学内に知り合いが多いか少ないかということでも、総合大学と単科大学ではかなり違いがあります。総合大学は人数が多いから知り合いも多いということではありません。総合大学では、学食、図書館、購買などに行ってもなかなか知り合いと会うことはありません。逆に単科大学は、人数が少ないため同じ大学内に知り合いが沢山いることになります。

6.単科大学と総合大学の共通点

専門的な授業の内容については単科大学と総合大学に大きな差はないと考えられます。また取得できる資格や就職率についても、大学による違いになりますので、単科大学と総合大学による差とは言えません。

7.単科大学と総合大学のメリット

①単科大学のメリット

単科大学には、専門分野に特化した人や教授、情報、施設、設備が集約されていて、充実しており、研究しやすい環境が整っていると言えます。高度な専門知識を身につける機会に恵まれる可能性が高いです。

単科大学は、学生数が比較的少ないので、教員や職員の方と話したり、授業、研究、就職活動などについて相談にのってもらったりしやすい環境です。また、同じ分野で勉強している学生と関わる時間が多く、共通の話題が多く仲の良い友達が多くできることもメリットです。

②総合大学のメリット

総合大学のメリットの1つは、今いる学生だけでなく、卒業生も多いため、ネットの掲示板やSNSのグループなどで、講義、研究、単位、サークルなどについて膨大な情報が見られる大学が多いため、4年間の大学生活を充実させることができます。

また、様々な学部に在籍する教授や学生と知り合うことができることもメリットです。自分とは違う考え方や価値観など、新しい刺激を受けることができます。

8.単科大学と総合大学のどちらを選ぶか

①単科大学に向いている人

単科大学は、大学で学びたいことがかなりはっきり決まっている人に向いています。専門的な分野になるため、それを勉強したいと思わずに入学すると興味を持てずに辛くなってしまうかもしれません。

校舎はコンパクトで生徒数も少ない単科大学では、友達や講師と心地のよい雰囲気でキャンパスライフを過ごせます。そのため、シャイだったり、深く狭い付き合いを好む人に向いているでしょう。人数が少ないため、絆は強くなります。また、1年次から講師陣との距離が近く、講義内容などにについて気軽に質問しやすいです。

②総合大学に向いている人

総合大学向きな人は、まだ学びたいことがはっきり決まっていない人です。簡単な事ではありませんが、たいていの大学では、入学後に学部変更ができます。また、教養科目も選択肢が多いので、いろいろな事を学びたい場合は総合大学を選ぶのが良いでしょう。

総合大学は、人付き合いが好きで、自分の学部以外の学部の人とも幅広く交流したい人にも向いています。自分から行動を起こすのが苦にならない人で、サークルなどでキャンパスライフを楽しみたい人向けです。

おわりに

単科大学と総合大学について紹介させていただきました。

どちらを選択するかは人によって違うでしょう。単科大学を選ぶか、総合大学を選ぶかは、自分の目標や、自分がどのような性格で、どのようなキャンパスライフを送りたいかという点を考慮した上で選ぶことをお勧めします。

日本経済大学について

日本経済大学は、幼稚園から大学院まで全国に30以上の学校を展開する「都築学園グループ」が運営する1968年に開校した大学です。福岡県に本部を置き、神戸三宮、東京渋谷と3つのキャンパスがあり、経済学と経営学を中心に、2学部6学科18の専門コースがあります。

日本経済大学は、あえて総合大学の形態をとらずに経済学、経営学に特化し、経済・経営系専門の単科大学としてこだわりを持ち続け、その専門性を守り続けています。

独創性という唯一無二の創造性は個性のみが持つパワーです。専門の領域から専門職へ、そしてさらには自らの使命である天職へと生涯を通して自己実現を全うしていく「個性の伸展による人生練磨」を日本経済大学は推進しています。

また、日本経済大学では、資格取得やインターンシップなどのキャリアサポートも充実しており、高い就職率を誇ります。

多くの大学が3年次から就活支援を開始する中、日本経済大学では1年次からキャリアデザインを形成し、就職活動を見据えた個人の活動を支援しています。自分の将来像を持ち、1年次から専門分野を学べるのも日本経済大学の魅力です。

経済学部や経営学部の単科大学を受験することを検討中の方は、是非一度ホームページを見て下さい。

2023年1月22日
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大学入試

偏差値は大学受験にどのように関係する?志望校選びと難易度とは

by info@remi.website 2023年1月22日
偏差値は大学受験にどのくらい関係しているのでしょう?

志望大学をどう決めればよいかお悩み中の高校生の皆さま、自分の偏差値と大学をどのように結び付けて考えればよいか知りたいですか?

予備校や進学塾が出している偏差値ランキングなどを見て、自分が行きたい大学は無理だとあきらめたり、もう少し頑張れば何とかなるかもしれないと思ったり、様々な思いが渦巻いているでしょう。

志望校を選ぶのに偏差値を目安にして勉強の予定を立てることは間違っていません。しかし、偏差値を過大評価することは賢明ではありません。なぜなら、偏差値が大学の難易度と100%イコールではないからです。

偏差値を参考にするには、前提となる考え方があります。偏差値を上手に活用することが、志望大学合格への近道となり、もっと効率的な勉強の仕方が見つかる可能性があります。

大学受験にお悩み中で、偏差値について詳しく知りたい方は、是非読み進めてください。

1.偏差値とは?

まずは、偏差値とは何か簡単に解説していきます。

模試等を受けた集団の中で自分がどれくらいの位置にいるかを表す数値です。

偏差値とは、模擬試験等を受けたグループの中で、対象となる試験の平均点を基準に、個人のレベルを示す数値です。平均点は試験ごとに異なるため、複数のテストを受けた場合、単に点数だけで結果の良し悪しを判断することは困難です。

偏差値とは、試験で得た点数が平均点と比べて自分がどの位置にいるのかが分かり、実力を客観的に把握できる数値です。

偏差値の平均は50です。偏差値が50より上なら、平均を上回っており、50より下なら平均スコアを下回っています。

例えば、模試を2つ受けて、両方が70点だった場合でも、一方が偏差値40で、もう一方が偏差値60のような可能性があります。この場合、偏差値40のテストの平均点は70点より高く、偏差値60のテストの平均点は70点より低くかったということです。

つまり、試験の点数が平均点より高い場合、偏差値は50以上で、平均点より低い場合、偏差値は50未満ということを意味します。

注意しなければならないのが、試験を受けているグループの人数が少なく、受験者の点数に偏りがあると、偏差値10以下や偏差値100以上のような極端な偏差値が出ることがあるということです。

偏差値は一定数の受験者がいる場合にのみ有効です。受験者が少なすぎる模擬試験等で算出された偏差値は役に立たない可能性があります。

2.偏差値はどう見ればいい?

①全国模試の偏差値に頼りすぎない

通常の学習において、偏差値を意識しすぎることはお勧めしません。もっと大切なのは、志望校に合格するために、試験で合格点を取得することです。

偏差値とは、あくまでも模擬試験などを受けた人の中でどのくらいの位置にいるかであり、志望校の合格ラインを意識することの方が重要なのです。

受験前に最後の追い上げで成績がぐっと上がる人もいれば、モチベーションが下がって成績が落ちる人もいます。そのため、あまり偏差値だけに目を向けすぎると、偏差値の上がり下がりに振り回されて、学習に集中できなくなってしまう可能性があります。

また、予備校が主催する全国模試は、各大学や学部の傾向に合わせて出題されるわけではありませんので、志望校の出題形式などに合わせて対策する方が得策と言えるでしょう。

以上の理由から、全国模試の偏差値に全信頼を寄せるのではなく、あくまでも目安の一つと考えるようにしましょう。

②併願校を決めるために偏差値を見る

逆に言うと、現在の学力や他の受験生との差が分かりやすいのが偏差値です。日々の学習で偏差値を目標に設定したり、意識しすぎることはお勧めしませんが、複数の志望校を決める際には重要です。

もちろん、まずは自分の行きたい大学を第1志望にすることが大切です。第一志望の大学は偏差値に関わらず決めて、それを目標に勉強するのが良いでしょう。

しかし、第1志望校に合格しない可能性は考えなければなりません。受験が近づいてきたら現状の学力を考えて第2志望以降の併願校を決める必要があります。

「浪人してでもその大学以外は行きたくない」という人以外は、どこかの大学に受かりたいですよね。受験した大学全てに不合格という悲劇をおこさないためには、偏差値を指標に併願校を決めるのが賢明と言えます。

つまり、志望校の偏差値と自分の現在の学力の差を理解し、合格率の高い大学を滑り止めとして受験する必要があるということです。

3.志望校の選び方

次に志望校を考える際のポイントを見ていきましょう。

①大学の知名度で選ばない

現在、日本には約790の大学が存在します。しかし、受験生やそのご家族は、名の知れた一部の大学を希望しがちです。

しかし、知名度が高いからと言って、一概に自分の学びたいことが学べるとは言い切れません。

大学名で決めるのではなく、自分に向いていることや、興味のあることに重きを置いて、じっくり調べて志望校を決めることが大切です。

②大学の偏差値だけで選ばない

前述でも説明しましたが、志望校を選ぶうえで偏差値は1つの目安となります。偏差値はもちろん重要ですが、偏差値だけを基準にして志望校を選ぶのは賢明ではありません。

自分の能力に見合った偏差値の大学に合格したとしても、入学後に学校の雰囲気や、場所、通学にかかる時間などのせいで、キャンパスライフが楽しくないと感じる学生は少なくありません。

オープンキャンパスや学校説明会などで、どんな雰囲気の大学なのか直接体験することも志望校を選ぶうえでかなり重要です。

志望校選びで学力は重要な指標ですが、受験までに時間があるのであれば、頑張り次第で受験直前までに学力が伸びる可能性があります。その大学で学びたい気持ちを優先することも、現段階の偏差値よりも高い大学へ入れる希望へとつながるのです。

そのため、早い段階から偏差値だけを理由に志望校を選ぶ必要はありません。

③人の意見で大学を選ばない

志望校は、自分の気持ちを1番に選ぶことが大切です。学校の担任や塾の先生から勧められた大学や、仲の良い子が行く大学を選ぶことはお勧めしません。

もちろん、志望校を決めかねているなら、アドバイスや1つの可能性としてとらえることは悪いことではありません。

しかし、先生が勧める大学や友達が行きたい大学が自分に合っている大学であるとは限りません。大学は人のために行くのではなく、自分の勉強や将来のために行くわけですから、自分でしっかり調べて志望校を決めなければ後悔することになるでしょう。

④得意な試験内容で大学を選ぶ

自分に有利な入試制度や配点方法の大学を選ぶことは、入学後に自分に合った大学生活を送る可能性を秘めた方法です。

自分に合った入試制度のある大学は、そのような人を求めているということでもあるため、志望校選ぶ際に、制度や配点などをよく確認してから選ぶとよいでしょう。

ただし、自分に合っている気がしないのに、入試制度が自分向きだからきっとあっていると思い込むのは危険です。

単純に合格の可能性を上げたいなら、入学後の内容で大学をいくつかに絞り込んだ後、次に自分に合った入試制度や配点方法を確認してみることがお勧めです。

4.大学入試の難易度とは?

最後に大学入試の「難易度」について考えてみます。

①難易度と偏差値の違い

偏差値は、平均点50点を基準としているので、自分の点数が平均点からどれだけ離れているかがわかります。自分の学力がどこにあるかを判断する材料の1つになります。

それでは、「難易度」は何を示しているのでしょうか。

例としては、ある大学の難易度が60だとすると、偏差値が60の人が実際にその大学を受験した場合の合格確率は50%です。難易度が50と表示されている場合、偏差値が50の人は合格率が50%ということです。

難易度をみることは、どの大学を受験するのかを決める上での、1つの参考データとなるのです。

難易度は偏差値同様、志望校を決める際の目安の一つとなります。

②学部によって難易度が違う

大学の難易度を調べようとすると、大学全体の難易度として表示されるものがありますが、実際には、 同じ大学内でも学部によって偏差値が違うのと同様、学部ごとに難易度が異なります。

さらに、文系と理系、公立と私立にも違いがあります。これは、偏差値の算出方法や受験科目数に違いがあるためです。

また、数年間ほぼ同じ難易度のままの大学もあれば、なんらかの理由で難易度が大幅に変わる大学もあります。その理由とは、学費額の変更、学科の新設、キャンパスの移転などの他、研究成果が大きく認められたり、就職率が報告されたりすると、難易度が上がる可能性があります。

③難易度から志望校を考える

まず、難易度は信頼できるデータを参照してください。

志望校を考えるために、下記の3つにカテゴライズしてみましょう。

難易度と自分の偏差値と比べると若干合格しにくそうな数値(+10)
難易度と自分の偏差値と比べると合格できる数値とほぼ同じ数値
難易度は自分の偏差値と比べると合格安心圏内または若干低い数値

また、同じ難易度の大学でも、ある国家試験に対する合格率や、毎年の就職率は大学によって異なるので、卒業後の将来性も見据えて決めることをお勧めします。

おわりに

偏差値は受験生の学力を知るための指標ですが、意味を正しく理解していないと受験勉強には活かせません。まずは、興味のある大学の学部の難易度を調べてみましょう。

現在の偏差値よりも難易度が高くても、受験対策次第では合格圏内に入ることが可能です。また、難易度というは大学の良し悪しを決める数値ではありません。

難易度は大学の優劣を決める数値ではありませんので、あくまでも目安の1つとしてとらえましょう。

また、自分の強みや個性を活かせる大学を見つけ、効率よく勉強してレベルアップすることも大切です。

日本経済大学について

日本経済大学は、幼稚園から大学院まで全国に30以上の学校を展開する「都築学園グループ」が運営する1968年に開校した大学です。福岡県に本部を置き、神戸三宮、東京渋谷と3つのキャンパスがあり、経済学と経営学を中心に、2学部6学科18の専門コースがあります。

日本経済大学は、イギリスのオックスフォード大学、アメリカのハーバード大学、アジア、南米、オーストラリアなど世界各国の大学と提携しており、留学生の受け入れをはじめ、 短期留学、交換留学制度、長期留学プログラムなど、さまざまな留学プログラムを用意しています。

また、日本経済大学では、資格取得やインターンシップなどのキャリアサポートも充実しており、高い就職率を誇ります。

多くの大学が3年次から就活支援を開始する中、日本経済大学では1年次からキャリアデザインを形成し、就職活動を見据えた個人の活動を支援しています。自分の将来像を持ち、1年次から専門分野を学べるのも日本経済大学の魅力です。

日本経済大学の入試制度は、指定校推薦入試、教員推薦入試、一般入試の他、特待生入試や留学生の総合型選抜入試など様々です。

経済学部や経営学部への入学を検討中の方は、是非一度ホームページ(https://www.jue.ac.jp/)を見て下さい。

2023年1月22日
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