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大学生

経済・経営資格

高校教員になるにはどうするのか?大学生から高校教員への目指し方

by GAWA_K 2023年1月14日

人生の青春時代である10代後半の男女の教育に関わる高校教員は、安定している・やりがいがあるというイメージの反面、大変な仕事という印象を持っている人もいるかもしれません。

では、高校教員という業務は、具体的にどのような詳細なのでしょうか。今回は、高校教員における以下の項目を解説しています。

  • 高校教員の仕事内容
  • 高校教員の年収
  • 高校教員になる方法
  • 高校教員に向いている人

将来なりたい職業の候補に高校教員を入れている人は、ぜひ参考にしてください。

 

高校教員の仕事内容

高校教員が担当する業務は多岐にわたります。将来、高校教員を目指している人は事前に高校教員は具体的に何をやるのか、知っておくといいでしょう。

では、高校教員の仕事は具体的にどのような内容なのか、次より紹介しましょう。

 

授業および生徒指導

高校教員は中学教員と同様に、1科目を専門に担当します。担当科目の授業は教員が自分のペースで行うのではなく、1年間の綿密な計画を立てて、それに沿って実施する仕組みです。

そして、授業で使用するテキストのプリント・小テスト・中間および期末テストの問題などの作成も行います。計画を立てたとしても、教科書の改訂があった場合はそれに合わせてまた計画を立て直すことも、必須作業です。

高校の授業は中学よりレベルアップして、より専門性が高くなるため、高校教員もそれに合わせた高度な知識、それをわかりやすく教えるスキルが要求されます。

また、授業だけでなく生徒指導も重要な業務です。思春期で悩み多い生徒たちをよく観察して、悩みを聞いてあげる・適切なアドバイスをすることも大事な仕事といえます。

 

生徒の進路指導、保護者との交流

10代後半である高校生は、学生時代が終わり社会人として社会に出る一歩手前の時期です。生徒によっては将来どうしたらいいのか悩んでいる人もいるでしょう。そのような生徒にアドバイスを行う・視野を広くするために希望職種以外の選択肢を教えるなどを行うことも、高校教員の仕事の一種です。

また、進路相談に関しては親を交えての面談も行います。その際、進路だけでなく家庭内で何か問題を抱えていないかなどを知るために、生徒の親との交流を図るのも高校教員の仕事です。

 

部活動の指導

高校教員のほとんどは、部活動の顧問となり、生徒に指導します。部活動は運動系・文化系・理系と種類は豊富です。

 

校務分掌

高校教員が担当する業務には「校務分掌」も含まれています。校務分掌とは、学校を運営するための事務業務で、教員が分担して行います。学校行事の運営・進行、外部団体との交渉など業務内容が多いため、教員がそれぞれ分担して担当するのが通例です。

 

自主的な学習

高校教員はただ生徒に教えるだけでなく、自己鍛錬も欠かしてはいけません。長期休暇などに学校教育・授業の進め具合、生徒との接し方などを改めて見直して、改善するべき点は改善します。また、常に学習をして自分自身の知識もアップデートすることも忘れてはいけません。

 

高校教員の年収

高校教員はどれくらいの年収なのか、公立高校教員・私立高校教員それぞれの平均年収を以下より紹介しましょう。

 

公立高校教員の平均年収

公立高校に勤務の教員の年収平均は、およそ630万円です。この年収の内訳は、年収+ボーナス+各種手当となっています。手当とは公務員である公立高校教員にのみ適応されている制度です。手当の種類は以下になります。

  • 地域手当
  • 扶養手当
  • 定時制通信教育手当
  • 給料の調整額
  • 教職調整額
  • 管理職手当
  • 教員特殊業務手当

それぞれ給与の数%〜20数%の割合で支給されます。

また、年収は、教員の年齢によって変化します。世代別の平均年収をみてみましょう。

  • 20代:約440万円
  • 30代:約560万円
  • 40代:約710万円
  • 50代:約750万円
  • 60代:約510万円

このようにキャリを積むごとに年収はアップし、60代になると下降する傾向です。60代で勤務を継続する場合、非常勤教員としての勤務になることが多いため、給与が下がります。

公立高校教員の全体の平均年収は630万円なので、一般企業に比べると、高い年収といえるでしょう。

 

私立高校教員の平均年収

私立高校の教員の平均年収は約625万円と、公立高校教員とほぼ同額です。ただし、同じ高校の教員であっても、私立と公立では給与の仕組みに違いがあります。

公立高校の教員は公務員であるため、学校ではなくその高校のある自治体から給与が支払われる仕組みです。それに対して、私立高校の教員は、公務員ではないので自治体は関係ありません。

教員は、私立高校と雇用契約を結んでそこで働き、給与は私立高校が設定した金額で支払われます。「私立高校=企業」「私立高校の教員=従業員」という、一般の会社と同様の関係と考えたほうがいいでしょう。

そのような仕組みであるため、私立高校によって給与は異なります。

 

高校教員になる方法

高校教員になるには、以下の手順を踏まなくてはいけません。

  1. 大学・大学院で必要単位を取得する
  2. 高等学校教諭免許状を取得する
  3. 高校教員採用試験を受験、合格する

では、この3つの手順について、以下よりそれぞれを説明しましょう。

 

大学・大学院で必要単位を取得する

高校教員になるためには、まず大学・大学院で教員になるための学習をして単位を取得しなければいけません。

・大学
教育系の大学・あるいは教職課程のある大学で単位を取得します。必要単位を取得しないと、後で説明する教員の免許状が取得できません。

教員になるための方法は、教育系・それ以外の教職課程のある大学を選ぶ必要がありますが、教育系の大学であれば教育のためのさまざまな学部があるため、より深い学習ができます。

人によっては、最初から教師を目指して入学する・大学在籍中に教師になると決めたなど、そのタイプはさまざまです。そのなかでも、最初から教師を目指している人は教育系の大学がおすすめです。学習内容の充実度もその理由ですが、教師を目指している人が多数集まるので、同じ目標を持った仲間ができて刺激になるでしょう。

 

・大学院
大学院ではより深い教育に関する学習が受けられます。ただし大学院に進学する前に大学で教職課程の単位を履修していないといけません。大学院のなかでも教職大学院は、専門性の高い学習を受けられます。大学より深い知識を学びたい・校長・教頭など高い地位を目指したい人は、大学院に進学するといいでしょう。

 

高等学校教諭免許状を取得する

大学・大学院で必要単位を取得すれば、国家資格である高等学校教諭一種免許状・高等学校教諭専修免許状という教員免許が取得できます。専修免許状は大学院でのみ取得が可能です。

免許状取得のための必要な単位を取得しても、学校を中退した場合、高校教員資格は無効になります。大学生・大学院生は、学校を卒業すると学士・修士の学位を取得します。高校教員は基礎知識として学士・修士が必須なため、免許状の取得はできません。

専修免許状の取得者は一種免許状よりも深い知識を持っている照明になりますが、高校教員の採用のときに一種よりも極端に特別扱いされるわけではありません。ただし、今後のキャリアを考えたとき、専門性の高い知識を所有しているために、多少の影響は出てくるでしょう。

 

高校教員採用試験を受験、合格する

大学・大学院で高校教員免許状を取得したからといって、自動的に学校へ赴任されるわけではありません。次にやることは高校の採用試験を受けて合格することです。次より採用試験について、公立・私立高校別について説明しましょう。

公立高校の採用試験

公立高校の教員採用試験は、各自治体によって実施されます。そのスケジュールは以下の通りです。

  • 3〜4月:出願
  • 6〜7月:1次試験
  • 8〜9月:2次試験
  • 10月:合格発表

教員希望の大学生は、試験前年である3年生の秋頃から準備を開始することが多いです。試験の内容は以下の通りとなっています。

・筆記試験
一般、教職、専門教養に加えて小論文の作成

・面接試験
個人、集団、ディスカッション形式など自治体によって異なる

・実技試験
体育、音楽、美術、家庭 、英語などの実技。自治体によっては実施されない場合もある

・適性検査
教員として求められる特性を検査

以上の採用試験に合格して、晴れて高校教員として働くことができます。

私立高校の採用試験

私立高校の教員は公務員ではないため、自治体による試験はなく、次のような3通りの方法によって、採用されます。

  • 私立中学高等学校協会が希望者を選別してスカウト
  • 私立高校の募集を見て自分で連絡
  • 就職エージェント経由で紹介

公立高校のように毎年決められた時期に採用試験を行うわけではなく、1年を通して教員を募集している形式です。

高校教員に向いている人

高校教員に向いている人は、どのようなタイプなのでしょうか。以下よりその特徴を紹介しましょう。

 

10代の成長を嬉しく感じる人

代表的なのが、人の成長していく姿勢を見て喜びを見出せるタイプです。高校の生徒たちは大人の一歩手前でありながら一般的には未成年・子どもという年齢になります。そのような、大人と違って視野の狭い未成年に対して同じ目線で対応して、公私ともに発生するさまざまな問題・課題を一緒に解決する気持ちが、高校教員にとっては重要です。そして、問題をクリアして人間として一段階成長した姿を見守って、嬉しい気持ちになれる人は、高校教員に向いているでしょう。

 

洞察力・観察力・注意深い人

また、生徒たちを随時見守る洞察力・観察力も高校教員にとって重要な要素です。未成年は心身ともに成長期であり不安定な時期といえます。そのときに心身が不調でないか、何か公私ともに問題を抱えて悩んでいないかと、いち早く察知できる洞察力も、高校教師は兼ね備えていないといけません。

 

メンタルが強い人

高校教員は、授業の実践およびその準備、計画、生徒への生活や部活の指導など、やるべきことが多い仕事です。

それに加えて仕事の対象が心身ともに安定していない10代の男女であるため、同じ目線で付き合うと疲弊する人も少なくないでしょう。また、その生徒が家庭に問題を抱えている場合、その親とのやり取りもあります。

このような数々の業務があっても、決して弱音を吐かないで一つひとつを対処していくタフさがある人であれば、高校教員も苦なくやっていけるでしょう。

 

まとめ

10代の若者と四六時中、対峙する、高校教員という仕事は、大変である反面、若者たちの成長が見れるやりがいのある仕事です。

しかし、「収入的に安定したイメージのある仕事みたいだから、教員になろう」という安易な考えをした場合、仕事は務まりません。事前に仕事の特徴、なるための手順、自分が本当に向いているか、などをしっかりと考える必要があります。

今回は高校教員についての詳細を解説しました。高校教員になろうか検討している人は、今回の記事を参考にしてくれたら幸いです。

 

 

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2023年1月14日
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経済・経営

大学生が起業するには何から勉強を始める?

by GAWA_K 2023年1月12日

大学に在籍した時点で、起業をして社会的な成功を収めたいと考えている人もいるかもしれません。

大学生という若さ・勢い・思い切りの良さは、他の事業者にはない、大きな武器となるでしょう。大学生の起業は決してリスクが大きいだけではありません。

しかし大学生という社会的経験の浅い人間が勢いだけで起業をしてしまうと、大きな失敗をする可能性も大きいです。

では、大学生の起業は、事前にどのような勉強を行えばいいのでしょうか。

今回は、大学生起業のよくある失敗例、起業の大事なポイント、企業に備えて経験するべきことについて、詳しく解説していきましょう。

 

大学生起業で失敗する例

大学生起業の武器はその若さです。若い感性・フットワークの軽さは年配者にはないものなので、大きなアピールポイントになるでしょう。

しかし、若いことがアピールポイントとなるのは最初だけで、人生経験・知識量の浅さにより、失敗する例も少なくありません。

では、大学生起業ではどのような失敗例があるのか、以下より紹介します。

 

学生気分の延長で起業

大学生の起業でよくあるのがサークル仲間や仲の良い友達同士で、起業をするパターンです。サークルに関してはイベントなどの面倒な仕切りを経験しているため、そのような作業の延長として起業をする場合があります。

確かに、サークルによっては、大勢と関わっての金銭が発生するイベントも行いますが、それはあくまで趣味・遊びの範囲です。

「サークル活動でいろいろと面倒なことを経験しているから、起業してもやっていけるだろう」という感覚で起業をする人もいますが、学生のサークル活動と実際の事業は大きく違います。

起業した時点で、学生の世界と実際の社会とのギャップを激しく感じて、挫折するというパターンは少なくありません。

 

資金不足

起業をするうえで大事なのは資金です。事業を開始する際は、法人登録費用、事業のための環境や備品などが必要なので初期費用がかかります。

しかし、今ではスマホ1台で仕事が可能な時代であるとはいえ、それをそのまま鵜呑みにして、大した初期費用を準備しないで起業すると、事業は失敗します。

起業をした時は仕事が軌道に乗るまでランニングコストを数ヶ月分は準備することが必要です。しかし、仕事がうまくいくことを予想して、先々のことを配慮しないでいると事業は続かないでしょう。

資金が準備できない場合は銀行融資などの資金繰りの手段がありますが、その手段すら知らないまま起業して失敗する例もあります。

 

起業後のビジョンがあいまい

起業をするうえで大事なのは事業のコンセプトを明確にして他の事業との差別化を図ることです。そして、自身が手がける商品・サービスをいかに多くの人に知ってもらうか、というマーケティング・宣伝に関する知識も欠かせません。

しかし、そのような大事なポイントを考えずに「友達多いから宣伝する必要ないだろう」という甘い考えで、起業する大学生もいます。確かに学生時代の友達の多さ・人脈は起業において大きな武器です。

しかし、そのような人たちは最初こそ御祝儀代わりに商品・サービスにお金を払ってくれますが、それが継続することはほとんどないといってもいいでしょう。

自身の周囲だけの人脈に頼らず、いかに多くの人に届けるかという手法を考えないと、起業は失敗するでしょう。

 

他の事業をそのまま真似する

大学生の企業でありがちなのが、他の成功例の情報を鵜呑みにするというパターンです。これは、起業に関する情報不足・社会的な経験不足な人にありがちなことで、そのような人は情報不足を補うために、本やネットなので情報収集をしてそれを実践します。

本を読むなどの勉強をすることは決して悪くないですが、それを参考にして自分独自の起業を行わないと、それはただの真似事です。真似事は、すでにある商品・サービスの路線をそのままなぞっているだけなので、差別化にはなりません。

 

起業のために押さえておくべきポイント

大学生の起業は、勢い任せで見切り発車の場合が少なくありません。若さ特有の勢いも企業においては一つの売りにはなりますが、冷静になって大学生の起業では何が重要なポイントなのか、事前にしっかりと考えることが大事です。

では、大学生の起業において大事なポイントとは何か、次より紹介しましょう。

 

会社設立、経営方法の手順

起業をするためには、ただ「こんな仕事をしたい」とぼんやり考えるだけでなく、実際にどのようにして会社を設立するのか、どのようにして経営を進めていくのか、という具体的な手順を勉強しなくてはいけません。

会社設立までの手順は以下の通りです。

  • 事業計画書の作成
  • 資金調達
  • 個人事業主・法人、どちらで起業するか選択
  • 開業届を提出

企業のためにどのようなことをクリアしなければいけないのか、手順をしっかりと頭に入れておきましょう。また、起業したあとのランニングコストなどを計算しておくことも大事です。

 

何をやりたいかコンセプトを明確にする

先述した事業計画書作成の段階でやることが、起業のコンセプトを明確にすることです。ただこういう商売をやってみたい、今こんなのが流行っているからやってみたい、という曖昧な考えだと、世間に存在する商品・サービスとの差別化が図れずに、まったく相手にされないでしょう。

また、事業企画書は、融資やクラウドファンディングなどの資金繰りを行う際に、重要なものです。その重要な書類の中身が魅力的でないと、融資・クラウドファンディングでの資金調達は実現しません。

自分が起業して何をやりたいか、他の商品・サービスとの差別化はどのポイントなのか、この商品・サービスがどのような層に届いて消費されるのか、といった具体的なプランを起業前にしっかりと構築することが大事です。

 

営業・マーケティング

起業というものは、ただ商品・サービスを開発すれば、自然に売れるものではありません。購入してくれる顧客を見つけるためには、営業およびマーケティングも重視しないといけません。

営業およびマーケティングで重要なのは、以下の項目です。

・営業

  • 目標を明確にする
  • 現状の足りない点を把握
  • 駄目な点はすぐに改善

・マーケティング

  • 商品、サービスの魅力、内容を短い言葉で表す
  • 競合を見極める
  • メインの層を明確にする
  • 商品、サービスのメリット(他社にはない点)を伝える

これらは事業計画書、コンセプトづくりの際にも通じる部分はありますが、購入して欲しい層を明確にすることが大事です。

 

広告宣伝

広告の種類は、雑誌などの紙媒体、ネット広告、チラシ配布などです。どの種類の広告が宣伝に効果的であるかは、その商品・サービスの性質によって異なります。

大学生などの若い層にとっては、SNSなどがその拡散力によって効果的と思われていますが、良い面も悪い面もあっという間に拡散されてしまうのが、SNSなどのネットの特徴です。もし提供した商品・サービスに不具合があった場合、そのネガティブな面ばかりが拡散されてしまう恐れがあります。

どの種類の広告手段を選ぶか、そしてどのような宣伝を行うか、事前に考えておきましょう。

 

資金繰り

大学生にとって大変な作業が起業のための資金調達です。大学生は社会的な実績および経験がないため、ビジネスの信用度が皆無です。そのため、銀行にいって多額の融資が受けられることはほとんどないでしょう。

大学生の起業で可能な資金調達は、以下の方法があります。

  • 自らの貯金
  • 家族、親族、知り合いからの借金
  • クラウドファンディング
  • 日本政策金融公庫からの借入
  • 補助金、助成金

このようにいくつかの方法がありますが、必ず貸してもらえるという保証はありません。上記の資金調達法で確実といえるのが、日本政策金融公庫からの借入です。

日本政策金融公庫は、事業再生、起業を支援する金融機関で、民間の金融機関と異なり政府からの出資となっています。

低金利、保証人なし、無担保と、審査を通過するハードルも低くなっているため、社会的な信用度のない大学生でも借入しやすいのが特徴です。

 

起業の勉強のために大学生が経験しておくこと

大学生は学生であって社会人経験がないから起業しても難しいのではという意見もあります。しかし大学生であっても十分にあらゆる経験・勉強をすることは可能です。では、大学生が起業の勉強のために経験すると役立つこととは何か、次より紹介しましょう。

 

あらゆるアルバイトを経験する

社会・人生経験になるノンがアルバイトです。自分が起業で手がける商品・サービスに関係するアルバイトをすることは、起業の勉強にもなりますが、メリットはそれだけではありません。

現場にいる従業員および顧客との交流を通じて、コミュニケーションスキルや情報収入も実現します。また、仕事における辛い体験も一つの勉強になるでしょう。アルバイトの経験数が多ければ多いほど、その数だけ多くのものを得られます。

 

起業サークルの加入、スクールやセミナーに通う

大学の起業サークル、起業スクールや経営塾、起業セミナーなどに顔を出すこともおすすめです。有益かつ実用的な情報、企業に関する最新情報が入手できます。また、そこの集まる業界の先輩方および横の繋がりもできて、人脈を作ることも可能です。

ただし、スクールやセミナーのなかには「わずかな実働時間で高収入が可能!」「スマホ1台で月収◯万円が実現」など、怪しいコピーを掲げて生徒を募っているところもあります。

そのスクールやセミナーが本当に信用できるところなのか、事前に口コミや評判を調べておくことが大事です。

 

読書

起業に関する書籍も多数出版されているので、それらを読むのもいいでしょう。本は、その著者が数十年かけて築き上げた成功のノウハウが書かれているので、いかに成功したか、どんな点に苦労したかなど、貴重な情報を多く吸収できます。

ただし、先述したスクールやセミナー同様に、うまいコピーで購入者を釣る手口の書籍も決して少なくないので、事前に口コミやレビューなどを調べておきましょう。

 

まとめ

大学生のなかには、学生の身分で自ら事業を始めて社会的に大きな成功をしたいと考えている、野心の大きな人もいます。そのような人は、野心が大きいあまり何も考えずに、いきなり勢いだけで起業してしまう人も少なくありません。

野心が大きいのは決して悪いことではありませんが、何も考えずに勢いだけで起業してしまうと、あとになって大変な苦労をすることになります。

野心が強い人は、あらゆる逆境を跳ね返すバイタリティがある人が多く、また実際に実践をして失敗を繰り返すことによって学ぶこともあるため、勢いの起業は決して悪い面だけではありません。

それでも事前の準備をしていれば、少しでも円滑に事業が進み、成功への道のりも一段と早くなるでしょう。そのために、事前の勉強は大事といえます。

今回は、大学生の企業における大事なポイントについて解説しました。起業を検討している人は、ぜひ参考にしてください。

 

「日本経済大学」では、留学生の就職活動の支援を目的とした、留学生対象の専門ゼミを開講しています。そこでは、BJTビジネス日本語能力テストの受験を推奨し、学習も行っています。

■日本経済大学(都築学園グループ / (学)都築育英学園)
都築学園グループは、「個性の伸展による人生練磨」を建学の精神とし1956年に設立。2018年に開学50周年を迎えた日本経済大学は経済・経営の実学に特化した2学部6学科17の専門コースを持つ日本有数の留学生を抱える国際色豊かな大学です。

2023年1月12日
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資格

中学教員になるにはどうするのか?大学生からの目指し方

by GAWA_K 2023年1月12日

「地方公務員の一種なので民間企業より安定している」「思春期の子どもだちを相手にするから大変な仕事そう」というイメージのあるのが、中学校の教員です。

しかし、中学校教員はある程度のイメージがありながら、実際はどんな仕事なのか、把握していない人がほとんどでしょう。今回は、中学校許員の以下のポイントについて解説しています。

  • 中学教員の仕事内容
  • 中学教員の年収
  • 中学教員に向いている人
  • 中学教員になる方法

「普通の仕事より安定しているから」「子どもたちが好きだから」という理由で、中学校教員を目指している人は、今回のこの記事を参考にしてくれた幸いです。

 

中学教員の仕事内容

中学教員の仕事内容は具体的にどういった内容なのか、次より仕事内容の詳細をみてみましょう。

 

教科指導

中学教員の仕事において主な業務となるのが、教科指導です。小学校教員の場合、担任1人があらゆる教科を一任するのに対して、中学校からは教師1人が1科目を担当する「教科担任制」となります。

それにより勉強の内容も細分化して、より専門性が高くなるのが、中学の学習の特徴です。小学校に比べて高度になった各科目を指導するため、難しいことをわかりやすく教えるスキルが必要となります。

そして、中学生にとっての重要な課題といえば高校受験です。生徒たちが自分の希望の進路を選択できるように、基礎学力を指導して学力を伸ばしてあげることが、中学教員の務めです。

 

特別活動の指導・支援

部活動・生徒会活動・学級活動および学校行事などといった教科外活動である、「特別活動」の指導・支援も中学教員の仕事です。これらの活動は、中学生たちに集団生活の大切さ・ルールなどを知ってもらうことが主旨となっています。

中学は義務教育最後の3年間であり、卒業後、ほとんどの生徒は進学するケースが多いですが、なかには進学ではなく就職をすて社会へ出る人もいるでしょう。進学組も高校進学をすることによって、今までの人生以上に大勢の人たちと出会い、年上や年下の人たちとの人間関係を築かなくてはいけません。

そのような状況のなかで楽しい生活を送るには、集団生活のなかでいかに良質なコミュニケーションを図れるか、という点です。また、大勢のなかで生活するには自主性も必要となります。

そのような性格を養うために、特別活動は必要なのです。生徒たちがが活動に懸命に取り組む姿勢を指導およびバックアップすることも、中学教員の重要な役割といえるでしょう。

 

保護者への対応

生徒たちだけでなく、その保護者たちと円滑なコミュニケーションを図ることも、中学教員の役割です。もし生徒が学校で何かしらのトラブルを起こした場合、すぐに保護者に連絡をして状況説明をしなくてはいけません。

定期的な保護者会・三者面談などによって、家庭間で問題はないかなどの確認をすることも、中学教員のやるべき仕事です。

 

中学教員の年収

厚生労働省の令和3年賃金構造基本統計調査によると、中学校教員の給与平均は、以下の通りになります。

  • 月額給与: 444,500円
  • 年間賞与: 1,651,600円
  • 平均年収:6,985,600円

また、初任給の相場は以下の通りです。

  • 大学卒:約248,700円
  • 短大卒:約227,400円

公務員であるため、各種手当や福利厚生は充実していますが、民間企業のような時間外労働・残業手当はありません。

 

中学教員になる方法

中学教員になるためには、3種類の方法で「中学校教諭免許状」を取得して、その後に採用試験を受験して合格する手順になります。

中学校教論免許状の種類は、次の3種類です。

  • 中学校教諭一種免許状(4年制大学)
  • 中学校教諭二種免許状(短期大学)
  • 中学校教諭専修免許状(大学院)

上記の免許状は、教育学部や教職課程のある学校で必要単位を取得する必要があります。

では、中学教員になるための方法を、科目別にみてみましょう。

 

国語

国語担当の中学教員になるには、大学・短大の教育学部の国語教育専攻、文学科、あるいは国文学科のある大学に進学して、教育課程を履修しなくてはいけません。一種・二種・専修免許状のどれかが必須です。国語は中学での重要な科目でどの中学でも授業数が多いため、採用者数も高めとなっています。

 

数学

数学の教師になるためには、教育学部の数学教育専攻、理学部の数学科などの単位を取得する必要があります。数学も中学の授業では重要な位置をしめるため、教員数も必要とされていることが多いです。中学生は数学に対して苦手意識を持っている人も多いので、わかりやすい指導スキルが要求されます。

 

英語

英語担当の中学教員になるためには、教育学部の英語教育専攻、国際学部などで単位を取得することです。しかし「国際」とついている学部で教職課程があるとは限らないため、事前に調べておく必要があります。また英検やTOEICなどの資格取得をして英語力を養うことも大事といえます。

 

理科

理科担当の中学教員になるためには、教育学部の理科教育専攻、工学部などで単位取得をする必要があります。理科の教員免許を取得すれば、生物・地学・化学・物理などの分野を指導することが可能で、他の教科より担当が幅広いのが特徴です。大学で専攻した分野以外のことも担当する機会もあるため、しっかりと学習する必要があります。

 

社会

社会担当の中学教員になるには、教育学部の社会教育専攻、社会学部、経済学部などで単位取得をする必要があります。社会担当の教員は、日本史AB、世界史AB、地理AB、現代社会、倫理政治経済など、幅広い分野の担当が可能です。

 

教員採用試験の注意点

学校で教員になるための免許状を取得しても、それだけで教員になれるわけではありません。免許状取得のあとは、教員採用試験を受験して合格しないといけません。では教員採用試験におけるいくつかの大事なポイントについて、以下より説明しましょう。

 

試験スケジュールを覚えておこう

教員採用試験の実施日は、毎年、各自治体にて7月〜9月に行われます。試験は1次試験・2次試験と2段階に分けて行われ、1次は6~7月、2次試験は8~9月です。試験の合格は10月に発表され、合格者はその後、市町村教育委員会、学校長による面談や研修を受けて、4月から赴任という流れとなっています。

各自治体の教育委員会は、毎年3月下旬から4月ごろに試験概要を発表して、願書の受付を開始します。出願のための必要書類には、志望動機、自己PRなどを記入しますが、自治体によっては短い論作文の提出をしなくてはいけません。試験および出願のスケジュール、および出願の詳細をしっかりとチェックすることが大事です。

 

合格=採用ではない

教員採用試験に合格したからといって、教員として働けると確定したわけではありません。教員採用試験は、正式名称が「採用候補者試験」です。採用試験に合格したものは、各自治体の「教員採用候補者名簿」に名前が登載されます。

その名簿のなかから採用者が選ばれる仕組みです。次年度に教員の空きがなかった場合、合格しても採用されないというパターンも、滅多にあることではありませんが、ないとはいえないのです。

 

具体的な試験内容を覚えておこう

教員採用試験は、筆記試験、論文試験、面接試験、実技試験、適性検査などが主な試験内容です。これらの試験は1次・2次に分けられて実施され、自治体によってその振り分けは異なります。では、試験内容の詳細はどうなっているのか、以下よりみてみましょう。

筆記試験

教職教養、一般教養、専門教養が出題

論文試験

論文試験、個人面接、集団面接、集団討論、集団活動、模擬授業、場面指導

実技試験、適性検査

(自治体によって実施される)

教員採用試験では筆記試験も重要視されていますが、それと同じくらい論文および面接試験も重要視しています。いくら勉強に対する知識が豊富でも、「人物試験」とも呼ばれている面接試験を円滑にクリアしないと、教育者としてふさわしい人物でないという判断を下されるでしょう。

社会背景などに対応できるか、教育者として優れているかを多面的かつ深く見極めるために、面接試験が重要視されているのです。そのような深い判断をするために、人物試験では、論文試験に加えて、個人面接や集団面接、集団討論や集団活動、模擬授業や場面指導といったさまざまな形式が用意されて、1回だけでなく複数回実施される流れになっています。

教員採用試験は、筆記試験に気を取られている人もいるかもしれませんが、人物試験も採用されるかどうかの重要な要素なので、面接や討論などの対策もしっかり行っておくことが大事です。

 

中学教員に向いている人

中学教員に向いている人には、どういった特徴があるのでしょうか。中学教員に向いている人の特徴3つを、以下より紹介しましょう。

 

子供が好き

中学生は10代前半であり、まだ義務教育の途中であるため、基本的に子どもです。なかには中学生で大人びている・中学卒業後は就職するというしっかりとした中学生もいるでしょう。しかし、基本的に中学生は子どもであるので、子ども好きな人間が向いているといえます。

中学教員はただ授業を教えるだけでなく、部活動・学校行事など学校生活におけるさまざまな局面で、生徒たちと接します。そのため、子どもたちと接するのが好き・思春期の子供の成長を見守るのが好きな人は、中学教員に向いているでしょう。

コミュニケーションが得意

中学教員は、ただ勉強を教えるだけでなく、生徒たちとの交流も重要です。生徒たちと円滑にコミュニケーションが取れないと授業もスムーズに進まないでしょう。また、生徒たちだけでなく教員同士の横のつながり、生徒の保護者たちとのコミュニケーションも重要です。いくら勉強に関する知識が豊富でも、人と話すのが苦手な人、教えるのが苦手な人は中学教員には向いていないかもしれません。

責任感がある人

中学教員は、未成年たちを保護者から預かる立場でもあるため、責任は重大です。また、学校行事などがある場合、近隣の住民との理解も必要となります。教員としてさまざまな局面が訪れても、それに冷静かつ責任感を持って対処できる強さがある人であれば、中学教員の一連の業務をスムーズに行えるでしょう。

 

まとめ

今回は、地方公務員の一種類である中学校教員についてさまざまなポイントを解説してきました。解説したポイントは以下のような内容になります。

  • 中学教員の仕事内容
  • 中学教員の年収
  • 中学教員に向いている人
  • 中学教員になる方法

中学生教員の具体的な業務内容・年収はどうなっているのか、中学校教員になるためにはどのような方法があるのか、といった点を詳しく解説したので、なんとなくイメージしていた中学校教員の詳細が理解できたと思います。

中学校教員を将来の夢に考えている人は今回の記事が、自分が本当に中学校教員に向いているのかどうか検討するための材料になってくれれば幸いです。

 

 

 

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■日本経済大学(都築学園グループ / (学)都築育英学園)

都築学園グループは、「個性の伸展による人生練磨」を建学の精神とし1956年に設立。2018年に開学50周年を迎えた日本経済大学は経済・経営の実学に特化した2学部6学科17の専門コースを持つ日本有数の留学生を抱える国際色豊かな大学です。

2023年1月12日
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経済・経営資格

大学生からMBAを取得するにはどうする?

by GAWA_K 2023年1月12日

MBAとは「Master of Business Administration」の略称で、日本語訳である経営学修士とも言われている学位です。一部では公認会計士や税理士などの「資格」と同じ意味合いと思われているMBAですが、大学院に通って学習しないと取得できないため、資格ではなく学位・修士号という定義になっています。

今回はMBAを取得するための具体的な方法、取得した際のメリットなどについて、詳しく解説していきましょう。

 

MBA取得のメリット

MBAを取得することによって、具体的にどのようなメリットがあるのか、次よりみてみましょう。

 

企業経営のプロフェッショナルの証明になる

MBA取得によって身に付くのは、以下のような経営に関するあらゆる項目です。

  • 経営戦略
  • 組織論
  • 組織行動学
  • 生産管理
  • 経済学
  • 統計学
  • 情報マネジメント
  • マーケティング
  • アカウンティング
  • オペレーションマネジメント
  • ファイナンス

MBA取得を達成すれば、企業経営をしていく上で高度な知識をすべてマスターしている証拠になり、就職・転職活動において、高評価が得られます。

 

英語力が身に付く

MBAを海外の大学院で取得する場合、基本的にはすべて英語でのコミュニケーションとなります。大学院での講義は、クラスメートとのディスカッション・プレゼンテーションなども行うため、相手に自分の意図が伝わるようなコミュニケーション能力が必須です。

日常生活・大学院の講義に加えて、レポートも文章で作成しなければいけないため、英会話能力だけでなく英語による文章作成スキルも磨かれます。

国内だけに留まらず海外でのグローバルな業務を視野に入れている人にとって、英語でのコミュニケーションは必須です。海外での大学院の生活は、英語力が飛躍的に向上するでしょう。

ただし、海外の大学院では、あらかじめある程度の英語スキルがないとやっていけないため、事前に英語スキルを習得しておくことが必須です。

 

人脈の拡大が実現

MBAは、取得の過程で人脈が広がる機会が増えることもメリットです。MBAの学習の場である大学院には、高い志を持った多くの人たちが集まります。MBA取得は、決して安くはない費用・取得のための労力がかかるのが特徴です。それを無駄にしないように大学院には、最初から高い社会的地位を目指す人、あるいはすでに確固たるキャリアを築いている人たちが集結します。

そのような人たちと接する機会が多いため、質の高い人脈・ネットワークを広げられます。決して簡単ではないMBA取得のために同じ苦労をしたという仲間意識も強固なものになり、大学院修了後も強い絆で結ばれて関係が継続するパターンもしくなくありません。

その人脈は、MBA取得後の仕事においても、仕事やビジネスパートナーの紹介など、大いに活かされることでしょう。公私ともに人との繋がり・質の高い出会いがあることも、MBA取得の利点です。

 

思考能力が鍛えられる

先述した通り、MBA取得を目指して大学院に通う人たちは、あらかじめ社会人としてのキャリア・実績がある人・これから高い社会的地位を築くことを目標としている人たちです。

その日をなんとなく過ごしている人、ある程度の収入があれば満足という人たちではない、高みを目指した人材が、大学院には集結しています。

そのような人たちに囲まれて切磋琢磨しながら学習を続けていると、人間としての思考能力が鍛えられて、現状に満足せずに常に努力をする習慣が身につきます。

そのような環境にいて思考能力が磨かれれば、知らず知らずのうちに人間としての多くの人を惹きつける、魅力的な人間へと成長できるでしょう。

多くの優れた人材に囲まれて、それが刺激となり、自身の内面を磨けることも、MBA 取得におけるメリットといえます。

 

MBA取得の手順

MBAは、どのような手順を踏めば取得できるのでしょうか。その手順を以下より紹介しましょう。

 

1.大学院・ビジネススクールに入学できるための条件を満たす

MBAを取得するためには、習得が可能な大学院・ビジネススクールに入学する必要があります。

大学院・ビジネススクールは誰でも入学できるわけではありません。大学卒業、あるいは大学卒と同等の学力が要求されるため、難易度は高いです。なかには社会人としての実務経験を重視するところもあります。

MBA取得のためには、まず最低限の条件である学力(英語力など)・社会人の実績を身につけなくてはいけません。

 

2.大学院・ビジネススクールの試験を受けて合格する

大学院・ビジネススクールに入学するためには、試験を受けて合格する必要があります。難易度は高いため、簡単には合格できません。

試験出題範囲は大学院・スクールによって異なりますが、主に経営学・英語力に関する問題が多いです。

 

3.大学院・ビジネススクールにて必要単位・必要年限を満たす

大学院やビジネススクールに入学したら、講義を受けて必要単位・必要年数を満たすと修了となります。

講義では、課題やテスト、ディスカッションなど幅広く、難易度も高いため、ただ講義に出席するだけでは単位取得とはなりません。

修了までの必要年数は主に2年ですが、大学院・スクールによっては1年半のところもあります。

 

MBA取得の種類

MBA取得方法の種類は、大きく分けて3つです。その3つの種類について以下より説明しましょう。

 

国内の大学院・ビジネススクールに通う

国内の大学院・ビジネススクールにて国際認証を取得しているところであれば、MBA取得が可能です。国際取得とは、世界的に認証された水準のMBAプログラムがあることの証明を指します。国際認証がある大学院・ビジネススクールであれば、海外にも負けない高水準のMBAに関する教育を受けられるのです。

現在では、全国の有名大学院であれば、ほとんどの学校が国際認証を取得しています。地方在住の人でも都心へ出向くことなくMBA学習が可能です。

国際認証機関は3つの機関があります。アメリカ・フロリダに本部を構える「AACSB」、イギリス・ロンドンに本部がある「AMBA」、ベルギー・ブリュッセルに本部を構える「EFMD」の3つです。

大学院・スクールによっては3つすべてから認証を受けているところもありますが、1つだけでも問題ありません。3つのうちのどれか1つでも認証を受けているかどうか、確認する必要があります。

 

海外の大学院に通う

本場のスクールにてMBAを学びたい人、英語力に自信がある人であれば、海外の大学院・ビジネススクールに通うという選択肢もあります。

現地では英語によるコミュニケーションが主流なので英会話・英語による文章作成が上達しますが、海外に行く前にある程度の英語力を身につけないと通用しないでしょう。

本場のMBAを取得するメリットは、国内で取得したMBAより高いブランド力を得られることです。国内でMBAを学べる大学院・ビジネススクールも、国際認証を得ているため、高水準の教育を受けられます。

しかし、本場の環境で取得したMBAは、英語力をはじめ、多くの知識・スキルを吸収したことの証明となるため、就職・転職およびキャリアアップの際に大きな力となってくれるでしょう。

ただし、海外MBAは国内MBA取得よりはるかに費用がかかります。教育ローンを利用して留学する人も少なくないため、そのような方法を知っておきましょう。

 

国内・海外のオンライン・通信教育を受ける

仕事をしながらMBAを学ぶ場合、苦労するのが仕事と学習の両立です。普段忙しくて勉強のほうになかなか時間をつくることが難しい場合、オンライン・通信教育を選択するという手段もあります。

オンラインであれば、大学院・ビジネススクールに通学することなく、ネット環境さえ用意すれば、好きな場所で学習することが可能です。また、海外留学が無理な場合でもオンライン・通信教育を実施しているところであれば、海外のMBA講義を受けられます。

オンライン・通信講座の場合、通学する必要がないためコスト削減になり、他の学習方法より費用がそれほどかからないというメリットもあります。ただし、2年ほどで修了できなかった場合、長引く分だけ費用がかかる場合もあるでしょう。

 

MBA取得の際に押さえておくべきポイント

MBA取得を検討している人は、事前にいくつかの大事なポイントを押さえなくてはいけません。大事なポイントをおそろかにすると、MBA取得の学習、MBA取得後の仕事が円滑に行えません。

では、MBA取得における大事なポイントとは何か、次より説明しましょう。

 

国内・海外どちらのMBAを取得するか決める

MBA取得を目指す際、国内・海外どちらのMBAを学ぶか決めましょう。以下のような国内・海外の特色をしっかりと頭に入れておきましょう。

・国内MBA

  • 海外より費用が安い
  • 仕事と両立しながらでも可能
  • 国内の人脈づくりに活かせる
  • 講義が日本語のため苦労しない

 

・海外MBA

  • 国内に比べて費用が数倍かかる
  • 留学のため休職しなければいけない
  • 国内よりブランド力がある
  • 英語力がレベルアップする

国内・海外の特徴を比べて、どちらが自分に適しているか決めましょう。

 

MBA取得後のビジョンを明確にしておく

MBA取得が大いに役立つ仕事は多々あります。それらを把握してどの職種が自分に向いているか、MBAというブランド・知識・スキルを活かして、仕事上どのように展開していくか、事前に考えておきましょう。

MBAを活かせる仕事の種類は、以下になります。

 

・コンサルタント
企業が抱える数々の問題に対して適切なアドバイスを行うのが、コンサルタントです。MBA取得により得た知識だけでなく、幅広い人脈による人材の紹介も行います。

・経営企画
経営企画では、MBA取得による戦略・マーケティングの知識が大いに発揮できます。

・財務
企業において重要なポジションである財務は、MBA取得による豊富な専門知識、MBA学習により身についた責任感・集中力が重要となります。

・プロダクトマネージャー
幅広い業務を行うプロダクトマネージャーは、リサーチからの企画立案、流通から管理まで行いますが、豊富で深い知識を持っているMBA取得の人材であれば可能です。

 

主な職種は以上ですが、それ以外にも、MBAの幅広い知識・スキルがあれば多様な業務をこなすことが可能です。どの仕事がMBA取得後の自分に向いているか、しっかりとビジョンを決めておきましょう。

 

民間団体の講座には注意

民間団体による講座・コースで「MBA」を掲げているところもありますが、このような団体は注意しましょう。MBAはあくまで修士学位であるため、民間団体が行っている講座・コースはまったくの別物です。このような講座・コースを受講しても、MBA取得にはならないので、注意が必要です。

 

まとめ

MBAはブランド力のある修士学位であり、あらゆる分野に対応できるものです。MBA取得は簡単ではなく、また費用もかかります。しかし取得さえすれば多方面に通用する知識とブランド力を手に入れられるので、決して損はしません。各業界において確固たるブランドになるMBAを取得して、円滑なキャリアアップを目指しましょう。

 

 

「日本経済大学」では、留学生の就職活動の支援を目的とした、留学生対象の専門ゼミを開講しています。そこでは、BJTビジネス日本語能力テストの受験を推奨し、学習も行っています。

■日本経済大学(都築学園グループ / (学)都築育英学園)
都築学園グループは、「個性の伸展による人生練磨」を建学の精神とし1956年に設立。2018年に開学50周年を迎えた日本経済大学は経済・経営の実学に特化した2学部6学科17の専門コースを持つ日本有数の留学生を抱える国際色豊かな大学です。

2023年1月12日
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資格

公務員になるにはどうする?大学生から目指す方法とは?

by GAWA_K 2023年1月11日

どんな時代であっても変動することなく、安定した職業というイメージを持つのが、公務員です。公務員は堅実で不況にも強いという印象があるため、公務員になりたいと考えている人も少なくないでしょう。

果たして、公務員になるにはどのような方法があるのでしょうか。今回は、公務員を目指している人、検討している人のために、以下のようなポイントについて解説しています。

  • 公務員の定義、その種類
  • 公務員のメリット
  • 公務員に求められているもの
  • 公務員になるための手順
  • 公務員になるために必要な準備

公務員を目指している人は、ぜひ参考にしてください。

公務員の定義と種類

公務員とは具体的にどのような定義なのでしょうか。次より公務員の定義、その種類について説明しましょう。

公務員とは

公務員とは、社会の基盤となる部分を担う仕事を行う人たちのことです。

働く場所は、国や地方自治体などで、公務員と呼ばれている職種は、警察官・自衛官・省庁の職員・裁判官・消防士・教員などが挙げられます。

通常の社会人・サラリーマンとの違いは、民間のサラリーマンが個人・企業の利益が目的で働くことに対して、公務員は公共の利益を目的として存在していることです。自分とその家族・在籍する企業のためだけではなく、国民および国民の住みやすい社会づくりのために働いています。

公務員は、その仕事および生活が、法律により保障されているのが特徴です。民間企業・サラリーマンのように時代ごとの景気の浮き沈みに左右されることがないため、いつの時代でも安定した収入・生活が保障されています。各休暇制度も充実しているため、いつの時代でも公務員を希望する人は後を絶ちません。

公務員の種類(1)国家公務員

国家公務員とは、国民の幸せの構築を目的として、日本という国家を構成する要職に就いて働くポジションの人です。

国家公務員が就くポジションは、国家そのものの運営に関わる内閣総理大臣・国会議員・最高裁判官などの特別職、それ以外に分類されます。

特別職以外の種類は、さらに一般職・総合職・専門職に分類される仕組みです。

公務員の種類(2)地方公務員

地方公務員とは、全国にある各自治体の職員・教員、警察官などを指します。

国家公務員が国家規模の運営に関わるのに対して、地方公務員は各都道府県および市区町村の運営に関わるのが特徴です。

国家・地方公務員ともに、時として異動があります。国家公務員の異動エリアが広い全国を対象としているのに対して、地方公務員は都道府県および市区町村内に限られているため、大規模な引越しをする必要がありません。あくまで地域密着型で働くのが地方公務員の特色です。

公務員のメリット

例年、大勢の人が採用試験を受ける公務員には、どのようなメリットがあるのでしょうか。以下よりそのメリットを説明しましょう。

収入の安定

公務員の仕事は民間の仕事と異なり国民の生活に直結した業務です。国に直結した業務のため民間企業より安定しており、安定した収入が保証されています。

ワークライフバランスの保障

公務員の業務は1日の勤務時間が決まっている仕組みです。民間企業もそれは同様ですが、なかには労働基準法を無視した長時間労働・サービス残業が当たり前のところもあります。公務員であればそのような心配はなく、完全週休2日制です。

また、通常の有給休暇をはじめ、育児休暇・出産前休暇なども充実しているため、一部の民間企業のように休めない・休みづらいといった環境ではありません。ワークライフバランスが重視されているため、働きやすい・休暇を取りやすい環境といえます。

スキルアップのための制度も充実

公務員というと事務的な業務が多く、クリエイティブ職のような環境とは異なるイメージがあります。しかし、公務員の環境にも、以下のようなスキルアップのためのサポート制度が充実しているのです。

  • 教職員のための休業制度(休業して大学院への修学)
  • 海外研修

スキルアップにより業務の効率化・転職する際に有利になるなどのメリットがあります。

 

公務員にはデメリットもある

収入が安定している・労働環境の良さなどメリットの多い公務員ですが、デメリットと思える点もあります。それは自身の業務成績と収入の関係が曖昧という点です。

民間の職種であれば、自身の営業成績や労働量など、数値化してわかりやすいものであれば、それがそのまま収入に反映されます。しかし公務員の世界はいまだ年功序列の風習が強く、勤務年数によって年収が上がる仕組みとなっているところが多く、業務成績はそれほど収入に反映されません。

また、業務自体が事務的なものが多く、自分のスキルがわかりやすく数値化されないので、自分の実力を発揮して収入アップを目指したい人は、デメリットに感じるでしょう。

公務員に求められている要素、向いている人

不況に強い安定したイメージがあるため、公務員を希望している人は多いでしょうが、あらゆる人が公務員に向いているとは限りません。では、公務員に向いている人、公務員に求められている素質とはどういったものなのか、次より紹介しましょう。

自分の利益追求より社会貢献を考えている人

社会貢献をして世の中の役に立ちたいと考えている人は、公務員に向いています。

個人・企業という単位ではなく、国や全国の地域の経済がどのように動いているか、発展するにはどうしたらいいのか、という構造に興味を持っている人であれば、公務員の業務も苦に感じることなく、こなすことができるでしょう。

自分が動くことによって、公共の利益はどうやって生み出されるのか、という発想ができる人は、それが公務員の役割である社会貢献につながります。

地道な作業が得意な人

公務員に求められることは、地味な業務を長期間にわたって地道に積み重ねていける性格です。派手さはないものの、地味な作業の積み重ねこそが大事であること、それを続けても苦に思わない性格であれば、公務員の仕事も円滑にこなせるでしょう。

また、安定している職種といわれている公務員も、国の経済状況によって日々の業務が変動することもあります。そのような事態に直面しても動揺することなく目の前の業務をコツコツと続ける精神も必要です。

地元愛が強い人

地方公務員を目指す場合、地元愛が強い人であれば日々の業務も苦に思わずに楽しく進められるでしょう。むしろ地元愛が皆無なのに事務的に日々の業務をこなすのは難しいかもしれません。地元愛が強ければ、地元に関するあらゆる場所に精通しているため、業務もスムーズにこなせます。

愛する地元の住民であっても、なかには理不尽なクレームを突きつける人もいるかもしれません。しかし、地元愛が強く地元の環境をより良いものにしたいという思いがあれば、クレームにも快く対応できるはずです。

公務員になるための手順

公務員は国家・地方の2種類がありますが、どちらも1次・2次試験があります。1次試験は筆記による試験、2次試験は面接です。そして公務員試験は、大卒と高卒を対象とした「大卒程度」「高卒程度」という試験に分けられる仕組みです。

それぞれ教養試験・作文(論文)試験があり、大卒程度は専門試験がある場合もあります。全体的に大卒程度試験の方が難易度が高くなっています。

では、大卒程度・高卒程度の試験について、それぞれを以下より説明しましょう。

大卒の公務員試験

大卒で公務員を希望する場合、公務員の「大卒程度試験」を受けて合格しなければいけません。試験の種類は、以下になります。

国家公務員試験・総合職

「キャリア」と呼ばれている公務員総合職は省庁の幹部候補です。国家予算などに関わる国の重要な任務を担当するので、試験の難易度は司法試験に匹敵するほど高くなっています。

国家公務員の一般職および地方公務員(上級)

国家公務員と地方公務員の試験は試験日程が被っていないことが多いので、併願が可能です。試験内容が被っていることが多いので無理のない学習が可能となっています。

警察官や消防官

心身ともに健康であることが求められるのが、警察官や消防官といった公務員です。試験内容は国籍要件・身体的基準も含まれています。他の試験と異なり試験内容が独特のため、学習内容も特別な参考書の購入などが必要となっています。

役所職員

役所勤務で教育などの業務に関わるのが役所の職員です。職員の種類は事務系・技術系に分類され、年齢制限(22〜30歳)もあるため、年齢に関係なく受験できるわけではありません。事務系に関しては独特な試験内容ではなく、ある程度の常識、知識、コミュニケーションスキルが必要です。

高卒の公務員試験

高卒の人が公務員を目指す場合「高卒程度」の公務員試験を受けて合格しなくてはいけません。国家公務員の場合は一般職および専門職、地方公務員の場合は初〜中級レベルの試験が適しています。難易度が高い試験でも学歴が不問の試験もあるので、しっかりと学習をしたうえで挑戦するのもいいかもしれません。

ただし、学歴不問でも年齢制限がある試験もあり、試験によって制限は異なります。どの試験にどのような年齢制限があるのか、事前に確認することが大事です。高卒を対象とした試験は、高度な教養問題などは出ませんが、それぞれの職種によって試験内容が異なるので、しっかりと試験にあった学習をしなくてはいけません。

公務員になるために必要な準備

公務員を目指す場合、事前にどのような準備をしなくてはいけないのでしょうか。次より公務員になるために必要な準備について説明しましょう。

何をやりたいか具体的に決める

公務員を目指す人のなかには「特にやりたい仕事ではないけれど、安定してるらしいからとりあえず目指す」という人もいるでしょう。しかしその場合、モチベーションも上がらずに試験勉強にも集中できません。

ひと口に公務員といってもさまざまな職種があるので、どれをやりたいか事前にしっかりと決めておきましょう。そうすることによって具体的に試験対策が立てられて、学習する姿勢も明確になります。

試験日までの学習スケジュールを立てる

公務員試験はその種類によって試験内容だけでなく日程、申し込み締切日も異なります。自分が目指す公務員の試験日の情報をしっかりと収集して、その試験日に沿った学習スケジュールを立てる必要があります。

しっかりと計画を立てれば、普段の生活に負荷をかけることなく無理のない学習が可能となるでしょう。

面接の対策もしておく

公務員の試験は、面接も重要です。いくら事務的な能力・知識に長けていてもコミュニケーション能力が乏しいと、公務員は務まりません。また公務員の種類によって面接の内容や形態(個人・集団)が異なるので、しっかりと練習をしておきましょう。

通信講座・スクールに通うのもおすすめ

公務員試験の学習は独学でも決して不可能ではありません。しかし勉強に慣れていない人はどうしてもやり方にムラが出てしまい、効率的な学習が行えないパターンが多いです。

効率的な学習を進めたい人、独自に学習スケジュールを組むのが苦手な人は、通信講座やスクールの利用をおすすめします。専門家による確かなカリキュラムが用意されているので、効率的な学習が可能です。

まとめ

どんな不況にも悪影響を受けず安定した収入が得られる公務員という職種は、いつの時代でも多くの人が目指している職種です。公務員を目指している人にとって重要なのは、公務員の種類、メリット、試験の手順とその対策などを把握することといえるでしょう。

そして、自分が公務員に適しているか、自分だけの利益ではなく国や地域のために貢献したいかということを、改めて考えることも大事です。自分にとってふさわしい公務員の職種を選びましょう。

また、独学での学習が不安という人は、通信講座やスクールなどがおすすめです。専門家による指導、アドバイスが受けられます。

2023年1月11日
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資格

消防士になるにはどうする?大学生から消防士の目指し方とは

by GAWA_K 2022年12月20日

火災現場に駆けつけて消化活動をする消防士は、消防士を題材とした映画やドラマなどの影響もあり、憧れている人も少なくないでしょう。

では、架空の話ではなく現実の世界で消防士になるには、どのような方法があるのでしょうか。今回は、消防士になるための手順、消防士のメリット、消防士に向いている人のポイントなどについて、詳しく解説していきましょう。

 

消防士ってどんな仕事?

消防士というと、ホースを持って火事を消化するイメージがありますが、実は消防士の業務はそれだけでなく、多岐に渡ります。では、消防士の仕事内容について、次より紹介しましょう。

 

火災現場での活動

消防士の代表的な業務が火災への対処です。火災の通報を受けたらすぐに出動しなくてはならないため、消防署には常に人員が待機しています。

消防車ですぐに火災現場に駆けつけたら、火災の消化活動、人命救助、周辺の処理(見物人・周辺の障害物への対処)などを行わなくてはいけません。実際の活動だけでなく、その日の風向き・出火の状況などを見極める判断力や知識も必要とされます。

 

救急活動

火災以上に消防士が行う業務のなかで多いのが救急活動です。けが人・急病人が出て通報があった場合、すぐに現場に駆けつけてその場で応急処置を行い、一刻も早く病院へけが人・急病人を搬送します。

救急活動は、隊長・隊員・機関員(救急車の運転手)という3人でチームを組み行動する決まりです。それぞれ講習を受講して、救急のための確かなスキル・知識を身につけた救急員でないと、この救助活動は行ってはいけません。

チームのメンバーは救急救命士の資格取得者もいるため、心肺停止した急病人に対して救急救命の処置を行うことも可能です。ただしこの処置は医師の指示を受けなくてはいけません。

 

事故・災害の救助活動

火災現場では消化活動だけでなく現場にいる人の救助活動も行いますが、それは火災だけではありません。消防士は、交通事故・災害でけがをした人・土砂崩れ、建物の倒壊などでその場から動けなくなった人の救助活動も行います。

この業務は消防士であれば誰でも行えるわけではなく、消防署内にはある救助隊および特別救助隊に所属して、業務に適した訓練を受けた隊員でないと行えません。

さらに高度な訓練を受けた隊員は高度救助隊・特別高度救助隊という隊に選抜されて、大規模な災害が起きた際に活動します。

特別な隊は、スキル・知識・フィジカルの屈強さなど、ハイレベルなスペックが要求されるので、誰でも任せられるわけではありません。

 

防災活動

消防士は、火災や災害などが起きた際に活動するので、それらが起きない場合は各消防署で待機しますが、火災・災害がなければ仕事がないわけではありません。民間施設や住居などの環境が正しい防災・防火の対策がされているかどうか、検査・指導することも消防士の業務です。

また、会社や学校などに出向いての予防対策の指導、防災訓練の実施、過去に起きた火災の原因の調査および調査結果を行政に反映させる活動なども行っています。

 

デスクワーク

消防署に所属している人はすべて現場活動を行うわけではなく、消防署に常駐して事務業務のみを行う人もいます。通報の電話対応、各種必要書類の作成、給与や経費などの経理・計算などが、主な業務です。

 

消防士になる方法

消防士は地方公務員に分類されるので、消防士を目指す場合、全国の自治体が行っている採用試験を受験して合格しなくてはいけません。また、採用試験に合格したあとも、専門の学校に入学して訓練を受ける必要があります。

では、消防士になるためには、どのような手順を踏まなくてはいけないのか、次よりその手順を説明しましょう。

 

どのタイプの採用試験を受けるか選択する

採用試験は、受験希望者の学歴によって区分されているため、自身の学歴に合った採用試験を選択しなければいけません。採用試験の種類は以下の通りです。

  • 高卒
  • 大学および大学院卒
  • 短期大学・専門学校卒

学歴以外にも受験資格があり、その資格は各自治体によって違いがあります。以下より東京消防庁を例に受験資格をみてみましょう。

  • 年齢:18歳〜29歳
  • 身長/体重:160㎝以上/50㎏以上
  • 胸囲:身長の2分の1以上
  • 視力:両眼で0.7以上、一眼で0.3以上。赤・青・黄色の色彩識別ができる
  • 聴力:聴力検査で「正常」の結果が出ること
  • 肺活量:3,000㏄以上

身長や体重、胸囲などはあくまで「おおよそ」なので、身長160cmが条件で受験希望者が158cmであっても問題ありません。

それでも受験資格は重要な項目なので、受験を希望する自治体が提示している条件を、しっかりと確認しましょう。

 

採用試験を受験→合格

採用試験は、各自治体によって違いがありますが、全国の消防士採用試験は、地方公務員の採用試験に準ずる形で実施されます。

東京消防庁の試験内容を例にみてみましょう。

  • 1次試験:教養試験、論文(作文)試験、適性検査
  • 2次試験:身体、体力検査、口述試験(個人面接)

以上のように1〜2次に分かれて実施されるのが通例です。消防士というと現場での業務が多いためフィジカル面が重要視されていますが、体力だけあれば簡単に合格できるわけではありません。教養や論文などの筆記試験、個人面接などの口述試験もあるため、教養やコミュニケーションスキルも重要です。

体力に自信があるから他の試験対策はやらなくていいだろうと決めつけずに、試験に備えてあらゆる方面の準備を怠ってはいけません。

採用試験に合格した場合、すぐに消防署に就職して業務を開始するわけではなく、合格後は消防学校に入学して、研修を受けることが義務になっています。

 

消防学校に入学

採用試験に合格すれば「消防士」として任命されますが、実際の業務を行う前に消防学校に入学して、消防の基礎知識やスキルなどの初任教育を受けることになっています。

全国各地域にある消防学校は、それぞれ独自の決まり・カリキュラムがあり、教育方針は全国共通ではありませんが、教育期間はおおよそ半年ほどです。

教育期間中は寮生活をする決まりになっており、この期間をクリアしないと現場での業務を行うことはできません。ただし、試験に合格した時点で消防士に任命されているため、給与は支給されます。

消防学校で受ける授業は、火災に関する知識、法律などを学ぶ座学、心肺蘇生方法や消化および機器使用のスキルなどを学ぶ実習の2種類です。

また、寮では当直も行います。当直制度を行う理由は、消防士の業務は24時間体制で交代制となっているので、それを体験してもらうためです。

学校が決めたカリキュラム・決まりに従って学校の授業を受けて、晴れて卒業できたら、本格的な消防士のキャリアがスタートします。

 

消防士のメリット

一歩間違えると生命に関わる過酷な仕事と思われている消防士ですが、実はいくつものメリットがあります。次より、消防士という仕事に就いた際のメリットについて、詳しく説明しましょう。

 

高待遇

消防士は地方公務員なので、いつの時代でも安定しています。経済の浮き沈みによって不況の波が来たとしても、公務員はその影響を強く受けることはなく、リストラされる心配もありません。

また、給与の平均値も高く、民間企業の平均よりも上回っています。その分、危険な現場に出向く、当直があるなどの面もありますが、休日自体は多いため忙しくて休めない・有給が使えないといったこともありません。

また、地方公務員は転勤があったとしてもその地域内での転勤となります。他の仕事のように転勤で遠くに引っ越すといったこともなく、自分の好きな地域で長期にわたって働くことが可能です。

 

自分の仕事にプライドが持てる

消防士は、人命救助・社会貢献といった立派な業務です。そのため、自分が行う現場での業務をはじめ、火災防止のための指導・啓蒙活動、日頃から行っている訓練に至るまで、「自分がやっていることは世の中の役に立っているんだ」というプライドを持って行えます。

強いプライドを持って日頃から数々の業務を行っていれば、それだけ自分の自信にもつながり、それにより多くの人に尊敬される存在となれるでしょう。

 

常に健康でいられる

消防士は、火災や災害の現場に立ちあって人命救助を行う業務なので、体力・屈強な身体を維持しなくてはいけません。

そのため、常に訓練や自主的な摂生などを行い、いつでも火災・災害の現場に行けるように、健康体をキープする必要があります。いわば健康で屈強な身体づくりも消防士の業務の一つといっていいでしょう。

そのため、消防士の業務を行っていれば、病気知らず・けが知らずの健康体でいられます。身体も常に引き締まった状態をキープできるので、周囲から尊敬の視線をもらえるでしょう。

 

日常生活でも非常事態に対応できる

消防士は、火災・災害などの非常事態に対する知識・対処方法のスキルなどを持っていないとできない業務です。そのため、消防士の業務以外の私生活でも、もし非常事態が起きても冷静に対処することが可能です。

非常事態により周囲がパニックになっても、現状を見極めて自身の行動および周囲への指示を的確に行えて、被害を最小限に抑えられるでしょう。

 

消防士にはこんな人が向いている

生活が安定している公務員だから消防士になりたい、と安易に考えている人もいるかもしれませんが、なかには消防士が向いていない人もいます。

では、消防士に向いている人、消防署が求めている人材はどのようなタイプなのか、次より向いているタイプについて説明しましょう。

 

体力に自信がある人・スポーツ経験者

消防士になるための必須条件といえば、体力・頑丈な身体です。場合によっては大規模な火災・災害が起きた過酷な現場に行くこともあり、そのような現場では何よりも体力が必要となります。体力に自信がある人であれば、現場で大きな活躍ができるでしょう。

また、スポーツを通じてさまざまな経験をした人も、消防士に向いているでしょう。スポーツにより身体が鍛えられていることもありますが、スポーツ経験者が経験していることは、厳しい上下関係です。

消防士の世界は厳しい上下関係によって成り立っており、その厳しさがあることによって、人の命に関わる重要な業務が遂行できます。

体育会系の厳しい上下関係により礼儀やマナーを叩き込まれている人は、消防士の世界に飛び込んでも違和感なくすぐに溶け込めるでしょう。

 

人の役に立つことをしたい

人命救助・危機管理・危機勃発のための予防など、重要な業務を行って、世の中の役に立ちたいという思いが強い人は、消防士に向いているでしょう。

自分自身の利益ではなく、人のため・世の中のためという思いが強い人であれば、大きな火災・災害といった怖い現場に遭遇しても、怖がらずに挑めて立派な業務を遂行できるでしょう。

 

まとめ

消防士は、危険な状況に身を置く危険な仕事というイメージがあります。確かにそのような業務を行う場合もありますが、消防士の業務はそれだけでなく、日頃からの災害防止のための指導・防災訓練の指示など、多岐に渡るのが、消防士の実情です。

また、過酷な労働環境だと思われている消防士ですが、実は休みが多い、給与が民間企業より高い、福利厚生も充実しているなど、高待遇が用意されています。

今回は、消防士になるための手順、消防士の具体的な業務内容、消防士のメリット、消防士に向いている人など、消防士に関するいくつかのポイントについて、解説してきました。

消防士への就職・転職を検討している人は、今回の記事を参考にしてもらえたら幸いです。

2022年12月20日
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資格

販売士になるにはどうする?大学生の人気の資格に迫る

by GAWA_K 2022年12月20日

さまざまな場面で見られる接客業・販売業に、専用の資格があるのをご存知でしょうか。その資格とは「販売士検定」です。この資格を取得すれば幅広い知識・高度なスキルを取得していることの証明になるので、扱える業務が拡大します。

しかし、一般的に販売士検定という資格は、それほど馴染みがない資格といえるでしょう。そこで今回は販売に関する資格である販売士検定について、以下のポイントを解説しています。

  • 販売士とは
  • 販売士のメリット
  • 販売士になる方法とは
  • 販売士検定の対策

販売の資格に興味がある人、実際に資格取得を検討している人は、今回の記事をぜひ参考にしてください。

 

販売士とは

 

販売士とは、販売士検定という資格取得試験に合格したものの総称です。販売士検定とは、日本商工会議所という機関が運営している資格で、この資格試験に合格して販売士の資格を取得するためには、販売に関するあらゆる知識・スキルが必要となります。そして、この資格を取得すれば、以下のような要素が身に付いている証明となるのです。

  • 接客に関する基礎的な知識
  • 取扱い商品に関する専門的な知識
  • 売場や店舗を管理する能力
  • 経済の動き全体からみた店舗経営

就職・転職活動の際は、資格取得しているだけで、上記のようなスキル・知識を持っていることになるので、有利となるでしょう。

​​販売士の資格は、1〜3級に分かれています。数字によってレベルが異なるのが特徴で、級が上がるほど販売に関する高度な知識が要求される仕組みです。では、販売士の級はそれぞれどのような特徴があるのか、以下より級ごとの特色について説明しましょう。

 

3級

一般的な売場で働いている販売員のレベルといわれているのが、販売士3級です。接客に関する最低限のマナーやルールの把握、扱う商品に関する知識、販売スキルなどが問われます。

 

2級

一般的な売り場のリーダー的な立場、管理者レベルなのが、販売士2級です。3級で学習した知識・スキルはもちろん、売り場の従業員に対しての指導・育成、商品在庫の管理、仕入れの手順など、店舗全体を管理するスキル・知識が要求されます。

 

1級

経営者・店長クラスのレベルといわれているのが、販売士1級です。 2〜3級で学習する知識・スキルを踏まえたうえで、商品や店舗のマーケティング知識、商品計画・予算の策定などの企画などの知識・スキルが要求されます。

さらには人事や労務、財務管理といった運営に関する総務の知識も求められるので、販売以外の業務でも大いに活用できるでしょう。

 

販売士のメリット

販売士の資格取得をした場合、具体的にどのようなメリットが生じるのでしょうか。販売士の資格取得におけるメリットを、次より紹介しましょう。

 

メリットその1・「販売のプロフェッショナル」の証明になる

販売士の資格取得をしていれば、販売のプロ・専門家であることの証明になります。販売や接客に関する業務は、特別な資格・資格取得者でないと使用不可能なアイテムなどが必要ないので、接客に関するある程度の適応力があれば誰でもできる仕事です。そのため、販売に関する資格は意味がないのでは、と思っている人もいるでしょう。

しかし、販売士の資格があれば、多大な知識とスキルを学習している証拠になります。資格取得者でないと得られない知識を所有しているため、お客様が喜んでくれるための接客のポイント、どのように商品配置をすれば商品が魅力的に見せられるかといったアドバイスをすることが可能です。

それにより、店舗全体がレベルアップして、ますます集客にも良い影響がでることでしょう。そのような実用的・効果的なアドバイス、サポートが可能になるのが販売士という資格なのです。

 

メリットその2・小売業のスペシャリストになれる

販売士という資格の名称だけを聞くと、店頭に出ての商品販売・接客業をやる人というイメージが思い浮かぶ人も少なくないでしょう。確かに販売士はそのような業務も担当し、それに関する知識・スキルを持っている資格取得者です。しかし、販売士の資格の内容はそれだけではありません。

販売士の資格は、接客・販売だけでなく、以下のようなことも学習します。

  • 販売促進のための企画
  • 店舗に関するマネジメント
  • 在庫管理・商品仕入れの手順、計画
  • 出店に関する戦略
  • 販売マーケティング

上記のような知識・スキルは、実際に店舗経営、小売業に深く関わらないと学ぶことは難しいでしょう。しかし、販売士の資格取得をすれば、そのような高度な知識・スキルを習得することが可能なのです。就職する前から知識・スキルが豊富なため、就職・転職活動の際、販売士の資格は大いにアピールポイントとなるでしょう。

実際に経験しなくても、店舗管理および運営など小売業に関するスペシャリストになれるのが、販売士の強みです。

 

メリットその3・AI社会になっても十分にニーズがある

あらゆる業種にとって脅威の存在と言われているのが、AIです。今まで人間が行っていたあらゆる業務がAIに取って代わられるために、仕事がなくなってしまうのでは、という意見は少なくありません。

接客業・販売業に関する業務では、無人レジ・ロボットなどの導入を図っているところも珍しくなく、近年で大きな変化が訪れています。

また、AIに限らず、ネット・スマホの普及によりネット経由での買い物、ネットショップ運営は当たり前になっているため、実際の店舗経営および接客業という存在は、危うくなっているという意見も少なくないでしょう。

しかし、販売業・接客業の抜本的な理念は、「いかにお客様に満足してもらうか」という点です。店舗の雰囲気、従業員の人柄、そして本物の商品を見て感じることが可能なのが、店舗経営といえます。そのようなものを求めて足を運ぶユーザーはいつの時代でも不変で、ネットショップが横行する現在においても十分に通用しているのです。

そのため、ハイレベルな販売業・接客業が身に付いている販売士の資格は今後も十分にニーズがあるといえるでしょう。

 

デメリットも決してゼロではない

先述した通り、販売士資格の取得は小売業の専門家・プロフェッショナルであることの証明といえます。しかし販売士の知識・スキルがあるだけで販売業・接客業のすべてが上手くいくとは限りません。

ひとくちに小売店といっても、扱う商品・その店舗に集まる客層、店舗周辺の雰囲気など、小売店の種類は多岐にわたります。そのため、その小売店にふさわしい接客方法を構築しないといけません。

販売士資格取得で学習した知識・スキルだけですべてが円滑にいかないパターンもあるために、知識やスキルのアレンジ、新しく学習する姿勢が必要といえるでしょう。

 

販売士になる方法とは

販売士になるには、販売士の資格試験である販売士検定(リテールマーケティング検定)を受験して、合格しなくてはいけません。販売士の資格はレベルごとに1〜3級と分かれていますが、試験科目はどの級も統一されています。試験科目は以下の通りです。

  • 小売業の類型
  • マーチャンダイジング
  • ストアオペレーション
  • マーケティング
  • 販売・経営管理

ただし、級は試験時間・合格基準・受験料に以下のような違いがあります。

 

3級
  • 試験時間:60分
  • 合格基準:1科目ごとの得点が50点以上、平均の得点が70点以上
  • 受験料:4,200円

 

2級
  • 試験時間:70分
  • 合格基準:1科目ごとの得点が50点以上、平均の得点が70点以上
  • 受験料:5,770円
1級
  • 試験時間:90分
  • 合格基準:各科目70点以上
  • 受験料:7,850円

 

販売士検定の対策

販売士資格取得の試験である販売士検定(リテールマーケティング検定)に合格するためには、効率的な勉強を進める必要があります。

円滑に勉強を行うためにはどうすればいいのか、以下よりそのポイントを紹介しましょう。

 

試験内容の把握、それに沿った学習計画の構築

販売士の知識が身に付く勉強法で大事なポイントは、販売士資格取得試験の特徴を把握して、それに沿った学習プランをつくることです。試験の特色を把握していれば、自分にとって力を入れて学習する点(苦手分野)とそうでない点がはっきりとわかり、勉強がスムーズに進められるでしょう。

また、過去問を何度かやっていると、主題範囲が把握できるので、どの分野が試験で重要視されているかわかってきます。人によっては、試験に出ないところを重点的に学習するという間違った勉強法を続ける人もいるので、そのような無駄は避けなくてはいけません。

「ここは難しい項目だから重要なところだ」と勘違いして無駄な時間を費やす人もいるので、無駄を省いて円滑に学習を進めましょう。

 

効率的な勉強ツール・方法の導入

販売士資格取得のための学習を円滑に行うためには、どのような学習ツールを使用するか・勉強方法を選択するかが大きなポイントです。

効率的な学習方法を実践すれば、短い時間で密度の高い成果が期待できます。知識のインプットを行うには大事な箇所をノートに取る方法を行なっている人もいるでしょうが、長い目で見ると効率的とは思えません。

しかし、スマホやタブレットで使用できるツールを利用すれば、どこでも気軽に使用可能で、要点をまとめるのにも苦労しないでしょう。

ちょっとした隙間時間でも使用できるので、時間を無駄にすることなく、スムーズな学習方法が実現します。

 

本番の試験を意識する

もし短期間学習での販売士資格合格を目指す場合、勉強の時点から試験本番と同様の緊張感を持って勉強に挑むといいでしょう。

販売士資格試験の本番は、大きな範囲の知識ではなく、販売士に関する情報を整理した状態でアプトプットするかが重要です。知識量を増やすことも決して無駄ではないですが、知識の体系・関連項目をはっきりと整理して頭に入れておくことが大事といえます。

また、試験でよくあることは、普段の販売・接客の現場で使用されている言葉と試験に出る言葉が異なるケースです。これにより試験の問題を間違えるパターンもあるので、現場で使う言葉・試験で使う言葉を整理しておきましょう。

 

無理のないペースを継続

効率的・円滑な学習を進めるうえで大事なのは、無理のない学習計画を構築することです。やる気があるあまり張り切ってタイトな学習スケジュールを組む場合、それをしっかりとこなせば何も問題はありません。

しかし、長い目で見ると日常生活に支障をきたしてしまい、逆にインプット作業の能率が悪くなる可能性もあります。やる気があることはいいですが、張り切り過ぎずに余裕のある学習プランを組むことが大事といえるでしょう。

通勤時間などがある人は、その時間を有効利用するなどの学習プランを構成するのがおすすめです。そのような学習方法であれば、日常生活に負荷がかからず、無理のないインプット作業ができます。

 

まとめ

今回は、販売の資格である販売士について解説しました。今回解説したポイントをあらためて振り返ってみましょう。

  • 販売士とは
  • 販売士のメリット
  • 販売士になる方法とは
  • 販売士検定の対策

一般的には馴染みの薄い販売の資格について、多角的に詳細を解説しました。販売士の資格を取得した場合のメリット、販売士資格取得の方法およびその対策など、具体的に解説したので、ぜひ参考にしてください。

 

「日本経済大学」では、留学生の就職活動の支援を目的とした、留学生対象の専門ゼミを開講しています。そこでは、BJTビジネス日本語能力テストの受験を推奨し、学習も行っています。

■日本経済大学(都築学園グループ / (学)都築育英学園)

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2022年12月20日
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留学・国際

英検2級を取るにはどうするのか?大学生では英語を勉強はじめよう

by GAWA_K 2022年12月16日

実用英語技能検定は、英検の略称で古くから親しまれている英語資格試験です。公益財団法人である日本英語検定協会が主催、文部科学省の後援で知られています。

難易度により日常生活からビジネスシーンまで対応できるため、子どもから社会人まで幅広い世代が受験しているのが特徴です。

英検はレベルによって級に分かれており、その種類は1級、準1級、2級、準2級、3〜5級と7つに分類されています。

そのなかで、今回は英検2級の、以下のポイントについて詳しく解説します。

  • 英検2級はどれくらいの英語スキルなのか
  • 英検2級取得のメリット
  • 英検2級の資格試験内容
  • 英検2級試験に合格するための対策

英検2級の試験に挑戦しようか検討している人、これから英検の受験を受けようか考えている人は、今回の記事をぜひ参考にしてください。

 

英検2級はどれくらいの英語スキルなのか

英検2級を取得した場合、どれくらいの英語力が保証されることになるのでしょうか。英検を主催している日本英語検定協会では、英検2級の英語スキルを以下のように定義しています。

  • 大学入試レベル
  • 海外留学も問題なし
  • 履歴書に2級取得を記載すれば高ポイントとなる

大学入試レベルということは、入試を控えた高校3年生レベルの英語力ということになるでしょう。

また、2級より下の級は中学生〜高校生1年程度の英語力という評価になりますが、2級であれば、ある程度の高度な英語スキルが身についている証拠になります。そのため、2級(準2級も含む)からは履歴書に書いても、アピールポイントになるでしょう。

英検は中学生から挑戦している人も少なくないですが、中学生にとっての英検2級試験の出題項目は、まだ学校で習っていないことが多いです。中学生で英検2級に合格するのはほぼ不可能といってもいいでしょう。

高校1〜2年でも難しいといえますが、進学校の生徒、幼少から英語に慣れている人、昔から英語に特化して何年も真面目に勉強している人であれば、中学〜高校1年で合格する人もいます。

 

英検2級取得のメリット

英検2級の取得は、大卒の就職活動および転職活動、日常生活において、多大なメリットをもたらしてくれます。英検2級を取得した際に生じるメリットは、大きく分けて3つです。その3つのメリットについて、以下より、具体的に説明しましょう。

 

ハイレベルな英語スキルがあることの証明

英検は級が上がると、ただ単に英単語・英文が書ける能力だけでなく、リーディング・リスニング・スピーキングの能力も問われる仕組みです。英検が2級レベルになると、さらにライティングを加えた4つの能力をバランスよく習得することが要求されます。

どれか一つの能力だけ秀でていてもそれ以外の能力が稚拙であった場合、2級の合格は実現しません。そのようなハイレベルな級である英検2級の試験に合格した場合、その人が優秀であることの証明になります。

英検と並ぶ有名な英語試験であるTOEICは、リスニング・リーディングがメインで、スピーキング・ライティングありの試験は受験者が少ないのが特徴です。

そのため、英検2級を取得していれば、TOEIC合格者より多くの能力に長けている証明になり、就活・転職活動においても高評価となるでしょう。

 

更新する手続きが一切不要

これから英検を取得しようと検討している人のなかには「」英検は有効期限があって、更新手続きを忘れて期限を過ぎた場合、無効になってしまうのでは」と不安になっている人もいるかもしれません。

しかし、英検には有効期限というものが存在していないため、更新手続きなどはありません。TOEICは試験に合格して資格取得を果たしてから2年が経過すると、有効期限が消滅してしまいます。そのため、就活・転職前にTOEICの有効期限が切れてしまった場合、もう一度試験を受験して合格しなくてはいけません。

それに対して英検は期限切れが存在しないため、資格取得が消失しない決まりです。就活・転職活動前に、もう一度試験を受けるといった手間は不要となっています。

ただし、留学だけに限って、有効期限2年間という決まりになっているので、注意しましょう。

 

知名度が抜群

英検取得のメリットは、多くの人にその存在が知れ渡っていることです。英検は中学・高校といった10代の時から取得試験をする人が多いため、名前だけでも聞いたことある人は多いでしょう。

就活・転職活動の際、面接を担当する人事の人も英検試験を受けた人がいても、決して珍しいことではありません。

就活・転職活動の際、難しい試験をクリアして取得した資格を持っていても、その資格が有名でないと、どれくらいの能力を持っているのか企業側に伝えることができないでしょう。

しかし、英検は国内での知名度が抜群なので、2級がいかに有能であるか、理解してくれるでしょう。

 

英検2級の資格試験内容

英検2級の資格取得試験はどのようなシステムになっているのでしょうか。以下より試験内容や日程などについて説明しましょう。

 

一次試験

一次試験の試験内容は、以下の通りです。

​リーディング
  1. 短文の語句に空所補充:短文あるいは会話文の空いた箇所に、文脈に合う適切な語句を入れる
  2. 長文の語句に空所補充:長文の空欄に、文脈に合う適切な語句を入れる
  3. 長文の内容に一致選択:長文を読んで、その質問の内容に回答する。
ライティング
  • 英作文の執筆:指定されたトピックについての英作文を作成
リスニング
  1. 会話の内容の一致選択:会話の内容に関する質問に答える。
  2. 文の内容の一致選択:短文を翻訳して、その内容で問われている質問に返答する​​

リーディング、リスニングは4拓選択方式、ライティングは記入方式となっています。この3つの問題形式で取り上げる英文の内容は、学校や仕事、あらゆるジャンルを扱っているのが特徴です。あらゆる知識を満遍なく頭に入れていないといけません。

 

二次試験

二次試験はスピーキングで面接形式となります。日本人あるいはネイティブスピーカーの面接官と対面して、7分ほど英語で話す流れです。スピーキングの内容は以下になります。

スピーキング
  1. 音読:60語程度のパッセージを読み上げる。
  2. パッセージについての質問:パッセージの内容を読み上げてパッセージ内容で問われている質問に回答
  3. イラストの展開説明:3コマのイラストをみてその展開を説明
  4. 受験者自身の意見を問う問題 :ある事象・意見についての自分の意見、日常生活の一般的な事柄に関する自分の意見などを説明

スピーキングで取り上げられる話題は、社会的・時事的なトピックが多い傾向です。例を挙げると、環境問題、テレワーク、サプリメントなどの話題が取り上げられます。

 

二次試験の手順

二時面接は、試験中はもちろん試験前後もすべて英語でコミュニケーションを図る決まりになっています。では、二次試験はどのような手順で行われるのか、以下よりその手順をみてみましょう。

  1. 入室
  2. 面接員に面接カードを渡す、着席
  3. 氏名・級の確認および挨拶
  4. 問題カードを受け取る(面接委員からパッセージ(文章)、3コマのイラストが記載してある問題カードを受け取る)
  5. パッセージの黙読(20 秒)
  6. パッセージの音読
  7. パッセージについての質問(No.1)
  8. No. 2 の考慮時間(20 秒)
  9. イラストの展開説明(No. 2)
  10. 問題カードを裏返す
  11. 受験者自身の意見を問う質問 (No. 3,、 4)
  12. 問題カードを面接委員に返す
  13. 退室

二次試験のすべてが終了したら、いつまでも部屋にいないで、すみやかに退室しましょう。

 

英検2級試験の日程

英検2級は、1年のうち年に3回試験が実施される決まりです。実施月は下記のとおりです。

  • 第1回:一次試験6月、二次試験7月
  • 第2回 :一次試験10月、二次試験11月
  • 第3回:一次試験1月、 二次試験2月

日程を間違えないようにしましょう。

 

英検2級試験に合格するための対策

英検2級の資格取得試験を受験して確実に合格を実現するためには、果たしてどのような対策を立てればいいのでしょうか。次より英検2級試験に合格するための効果的な対策について、詳しく説明しましょう。

 

英検2級を受けていいのか、あらためて確認する

英検2級の試験を受ける前に、自分の実力が英検2級で適切であるのか、事前に確認しましょう。英検はいくつもの級がありレベルが分類されていますが、一番下から順番に受験する必要はなく、好きな級を選んで受験することが可能です。

そのため、いきなり英検2級から受験しても問題はありませんが、英検2級が自分の実力に見合っていないと合格できずに、無駄になってしまいます。級を自分で選んで受験できる英検ですが、1番下の5級から始めて、一つづつステップアップするというやり方を行っている人がほとんどです。

英検の公式サイトには過去問が公開されているので、それに挑戦するなどして、自分の実力・英語力がどれほどのものかチェックしておきましょう。

 

英検2級の対策

では、英検2級の試験に挑戦する場合、具体的にどのような学習方法を行えばいいのでしょうか。以下よりそのポイントを紹介しましょう。

 

過去問を行い試験形式に慣れる

英検2級試験の対策としては過去問を徹底的に行うことが必須ですが、過去問に挑戦するのは実力をつけるだけでなく、試験に慣れるためでもあります。

試験形式に慣れておけば、本番をむかえても緊張することなく、スムーズに試験を進めることが可能で、それにより正解率も上がるでしょう。過去問を行う際は、時間を計ってどれくらいのスピードで解答できるか確認することも大事です。

 

苦手分野をはっきりとさせておく

過去問を行う際は、どの分野が自分にとって苦手なのか、はっきりと把握しておきましょう。英検2級の合格ラインははっきりと公表されていませんが、6割の正解率が合格ラインといわれています。

過去問の正解率が6割を切った場合、不正解の問題が苦手分野なので、そこを重点的に学習しましょう。

 

二次試験の対策も重要

英検2級はスピーキングの二次試験も重要です。いくら複雑な英文の文法、多くの英単語をマスターしていてもスピーキングもクリアしないと英検2級は合格できません。

過去問に挑戦する際は、スマホなどの録音機能を使って、自分のスピーキングスキルを確認しておきましょう。録音することによって、自分のスピーキングを客観視できて、欠点などがわかりやすくなります。

まとめ

今回は、英検2級の詳細について解説してきました。今回、解説したポイントをまとめてみましょう。

  • 英検2級はどれくらいの英語スキルなのか
  • 英検2級取得のメリット
  • 英検2級の資格試験内容
  • 英検2級試験に合格するための対策

英検2級は、数多い英検の級のなかで、実践的な英語の実力が証明されている資格です。海外での生活においても支障がなく生活ができて、就職・転職活動においても所有しているだけで有利になります。

今回の記事を参考にして英検2級のメリットや学習におけるポイントを把握して、英検2級の取得に挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

 

「日本経済大学」では、留学生の就職活動の支援を目的とした、留学生対象の専門ゼミを開講しています。そこでは、BJTビジネス日本語能力テストの受験を推奨し、学習も行っています。

■日本経済大学(都築学園グループ / (学)都築育英学園)

都築学園グループは、「個性の伸展による人生練磨」を建学の精神とし1956年に設立。2018年に開学50周年を迎えた日本経済大学は経済・経営の実学に特化した2学部6学科17の専門コースを持つ日本有数の留学生を抱える国際色豊かな大学です。

2022年12月16日
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語学

大学生が英語を話せるようになるには?本気を出して頑張ろう!

by info@remi.website 2022年10月28日

英語は同期との差をつける鍵です!

大学生、または大学が決まった高校生は、すでに将来の目標を決めた人もいれば、そろそろ考え出さなければ思っている人もいるでしょう。

就職のためには英会話力が役立つかな?
大学を卒業したら語学留学したいな。

など英語を話せることがなんとなく大切であると思い始めているのなら、それは正解です。

そして「よし、じゃあ今すぐ英会話の勉強を始めよう!」と思ったなら、それは大正解です。

中学、高校でもある程度英語の勉強に力を入れてきた人なら、英検の2級くらいは持っているでしょうか?英語を話せるようになりたいならグッドスタートです。持っていないなら受験はしないにしても2級の単語と熟語を完璧にするくらいは必要でしょう。

しかし、大学からは英検ではなくTOEICのスコア重視に変わります。就職活動の際には履歴書の資格欄にTOEICの点数を書くことができます。TOEICは600点以上が必須のため、まずTOEIC600点以上を目指す必要があります。

TOEICは、英語が話せる人にとっては実はそこまで難しいテストではありません。英検準1級や1級はTOEICの倍近くの語彙力が必要ですし、日本語でもあまり使わないような難しい単語も覚えなければなりません。それに比べるとTOEICは、ひっかけ問題も少なく基礎的なビジネス英語なので毎回似たタイプの問題が出題されます。ただし、2時間でリスニング100問とリーディング100問を答えなければならず、休憩時間はありません。かなりの集中力が試されます。

大学やTOEICを専門に教える学校では点数を取れるコツを教えてくれます。しかし、そのような点数の取り方ですと、本当に英語を理解しているとは言えません。基礎的なリスニング力とスピーキング力をつけて、自信を持って答えることができて初めて英語を理解できていると言えるでしょう。

では、基礎的なリスニング力とスピーキング力をつけるのはどうすれば良いのでしょう?

この記事では、英語が話せるようになるメリットと、大学生にお勧めの英会話の勉強方法を紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

【英語が話せるようになるメリット】

1.就職に有利

英語を話せることは就職活動で大きな強みになります。最近はグローバル化を目指す企業が増えていて、海外に対する関心をアピールできることは高いポイントです。

中学・高校でがんばって英語を勉強してきた人は、英文を読んだり書いたりできるということが評価されるでしょう。しかし、英語を話せると自信を持って言える人は帰国子女や家庭で英語を話すような特殊な人たち以外は少数でしょう。

そのため英語を話せる人は貴重なグローバル人材として評価されるだけでなく、努力してその能力を身に着けたことも非常に大きなアドバンテージになります。

どのような会社で働きたいか、どのような仕事がしたいか、そのために必要な英会話力はどのくらいかを考えたり、調べて、目標を定めるとモチベーションが上がるでしょう。

2.世界中の人と話ができる

世界192カ国のうち英語を公用語としている国は55カ国もあります。そして英語を公用語としていない国でも第2言語として英語を教えている国がほとんどです。

英語を話せるようになれば、どれだけの国の人たちと会話ができるか分かりますよね?

英語が話せることがダイレクトに国際人につながるわけではありませんが、様々な国の人との出会いはその国を知り、理解を深めることが可能です。それは国際人になるための過程として大変重要なことです。

3.海外旅行がもっと楽しくなる

英語を話せると、海外旅行が気楽にできるようになります。旅行先で問題が発生しても宿泊先やインフォメーションなどで手助けを求めることができます。

多くの大学生は、海外に行く前にホテルの予約などせずに色々な所を気ままに旅して周るバックパック旅行を好みます。英語が話せればその土地についてから電話でホテルやレストランの予約をできるんです。想像するだけでワクワクしますよね!

4.自信を持てる

大学生になってから英会話をマスターすることは、かなりの時間と忍耐力が必要です。一朝一夕でできることではありません。

出だしの英語力にもよりますが、最初のうちは理解ができなかったり、進歩が見られず、苦しむことが沢山あるでしょう。しかし、最終的に英語を話せるようになれば、相当な自信になるのです。

さらに、日本は英会話力が低い国のため、「英語を話せる=かっこいい」につながります。人に自慢するために英会話をできるようになるわけではないでしょうが、褒められることは嬉しいものですし、それも自信を持てるようになるのです。

【お勧めの勉強方法】

1.中学英語をやり直す

信じてくれない人が多いのですが、中学3年間の英語の教科書には、英会話に必要なことが詰まっています。中学英語をマスターすれば、海外旅行はもちろんのこと、英語圏で問題なく暮らせるくらいのレベルになります。

高校で良く出てくる過去完了形や倒置法などは、会話で頻繁に使うことはありません。日常会話として使うなら中学英語だけで十分です。大学に入ってから英語を話せるようになろうとしているなら、出だしからあまり難しいことを学ぼうとしないでおきましょう。やる気が無くなってしまいます。

「中学英語がそんなに良いなら、なぜ中学を卒業するまでに皆が英語を話せるようにならないのか?」と思うかもしれません。大体想像はつくと思いますが… 文法、単語、熟語を暗記する授業だけでは英語を話せるようにはなりません。
中学の頃のようにスペルを何度も何度も書いて覚えたり、日本語にきっちり翻訳することに集中するのではなく、スラスラと話せるようになることを目指す必要があります。何度も何度も声に出して読み上げ、暗記して空で言えるようにしましょう。その際は日本語⇔英語の考え方を捨てて、脳内でロールプレイングをしながら英語にしてみましょう。

中学英語をやり直すことは、スピーキング力を伸ばすための第一歩です。

2.オンライン英会話を利用する

最近人気が高まっているのがオンライン英会話です。英会話教室に通う時間が節約され、料金も英会話教室より格安です。1回のレッスンが短めで、月に何度もできるようなプランなどもあることも人気の理由です。最近はパソコンがなくてもスマホでできるオンライン英会話も増えていますし、最初は無料体験ができる会社がほとんどです。

待機中のネイティブスピーカーの先生を選んで会話をスタートできます。様々な人と話すことができますし、お気に入りの先生を見つけることが可能です。

オンライン英会話をいくつか下に並べますので、検索してみてください。

①レアジョブ
②ネイティブキャンプ
③kimini英会話
④EF English Live
⑤cambly
⑥DMM英会話

まずは、料金設定などをじっくり読んで、無料体験レッスンを活用し、自分に合っている教室を見つけてから開始すると良いでしょう。

ただし、レッスンを受けるだけでは思っているほどの結果を得ることはできません。まずは目標を設定しましょう。そして、今日は先生に話す内容を練習しましょう。最初は紙に書いて練習してもOKです。しかしレッスンの時は何も見ないで話してください。

4.英会話教室に通う

上記に記載したように、時間と価格の面ではオンライン英会話の方が断然お得です。ただし、英会話教室は講師と直接対面しながら会話の勉強ができるためオンラインより臨場感があります。また、オンライン英会話はフィリピン人の先生が多いのが特徴ですが、英会話教室はアメリカ人、イギリス人、オーストラリア人など、将来ビジネス先としてやり取りをする可能性の高い国籍の講師が多いです。

ネイティブスピーカーと会話をすることは英語を話せるようになる手っ取り早い方法です。なるべく1対1の英会話を選びましょう。先生1人に対し4人いるのと、1人なのでは学ぶ時間が全然違います。

最近は、カフェなどで落ち合って教えてくれる講師を見つけられるサイトもあります。コンタクトを取りたい先生を見つけた際に初回だけ数千円払えば、あとは何人でも講師に連絡を取って体験レッスンを受けられるので、お勧めです。

下記は特に人気のサイトです。

①ハロー先生
②エンジョイレッスン

5.短期留学をする

実際に海外で生活しながら語学学校に通うのは英会話力を向上させる手っ取り早い方法です。大学の長期休暇を利用して1度は体験してみることをお勧めします。

1か月以内でも費用がかなりかかると思われるかもしれませんが、フィリピンのセブ島留学なら、頑張ればアルバイトで貯めて行けるぐらいの金額です。受講するプログラムによって異なりますが、一般的なコースですと1週間4万円、1か月で16万円程度の授業料ですみます。日本と比べると物価が安いため、向こうでの生活費もそこまでかかりません。飛行機の往復費用を含めても30万貯金できたら春休みの間英語漬けの毎日が送れるわけです。

しかも、一般的なコースでも毎日の授業が8コマほどあり、毎日宿題も出されるため、英語漬けが期待できます。大抵の留学生はその学校の寮で暮らすので、色々な国から留学して来る人たちとも知り合えます。

ヨーロッパにあるマルタ共和国も、お勧めです。フィリピンよりは遠いので航空券代が高くなってしまいますが、学費、宿泊費、生活費はそこまで変わらず、地中海に浮かぶ小さな美しい島国を満喫できます。日本人にも人気の留学先ではありますが、セブ島ほど日本人留学生が多くないので他の国の人たちと否が応でも英語でコミュニケーションを取らなければなりません。英会話力を高めるために自分を追い込む留学先としてはとても良い留学先です。

もちろん、お金に余裕があるなら英語の本場であるアメリカ、イギリス、オーストラリアなども良いのですが、日本人が多い留学先はなるべくなら避けた方が良いです。ついつい日本人どうしで仲良くしてしまいます。

おわりに

大学生が英語を話せるようになるメリットと、お勧めの勉強方法を紹介させていただきました。

あまり焦りすぎずに、短期的な目標と長期的な目標を定めて、コツコツと毎日繰り返しながら進めていくことが重要です。英語のスピーキング力とリスニング力を高めて同期との差をつけましょう!

2022年10月28日
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