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英語

留学・国際語学資格

語学力強化に強い人気の資格試験15選

by info@remi.website 2023年3月29日
語学力を向上させたいですか?

語学力は、就職・転職・昇進を目指す上で大きなアドバンテージとなります。海外の大学に留学したい場合、その国の言葉が話せなければ単位を取得するのは難しいでしょう。

特に英語は世界中で使われている言語であり、グローバルな研究に関する学術論文は英語で書かなければなりません。

語学力を分かりやすく証明する最も簡単な方法は、資格を取得することです。

現在、日本で受験できる英語関連の資格や試験は数多くあり、どの資格を取得しようか迷っている方も多いのではないでしょうか。

語学資格にはそれぞれ特徴があり、自分に合ったものをうまく活用すれば、英語力をさらに伸ばすことができます。

この記事では、英語系をメインに、中国語と日本語の検定を含めた、人気の高い語学資格試験の15選と、その特徴や取得のメリットなどを紹介していきます。

【語学系の資格試験15選】

① TOEIC(英語)
② GTEC(英語)
③ TOEFL(英語)
④ IELTS(英語)
⑤ Cambridge English(英語)
⑥ PTEアカデミック(英語)
⑦ 英検(英語)
⑧ TEAP(英語)
⑨ 日商ビジネス英語検定
⑩ 国連英検(英語)
⑪ 観光英語検定(英語)
⑫ 技術英語能力検定(英語)
⑬ 全国通訳案内士(10か国語から1つ選択)
⑭ HSK(中国語)
⑮ 日本語能力試験JLPT(日本語)

① TOEIC(英語)

TOEIC(Test of English for International Communication)は、英語を使用するビジネスシーンでのコミュニケーション能力を測定するための英語資格試験です。TOEICは、日本でも多くの企業で採用されており、グローバルなビジネスシーンでの英語力証明に使われているため、TOEICスコアは就職や転職、昇格などのキャリアアップにつながる可能性があります。

TOEICは、1979年に米国ETS(Educational Testing Service)によって開発されました。現在、世界160カ国以上で年間600万人以上が受験しています。

TOEICは、リーディングとリスニングの2つのセクションで構成され、それぞれ100点満点です。リーディングセクションでは、ビジネス関連の文章を読み、その理解力を評価します。リスニングセクションでは、ビジネス関連の会話や講演を聞いて、その理解力を評価します。受験者は、それぞれのセクションで独立したスコアを受け取り、合計スコアは990点満点です。

TOEICの取得には、世界中の企業や大学で認知されており、グローバルなビジネスシーンでのコミュニケーション能力を証明することができます。また、TOEICのスコアは、受験者の英語力を客観的に測定することができ、自己評価や語学学習の目標設定にも役立ちます。

日本国内で受験する場合のTOEICの受験費用は、2023年現在7,810円(税込)です。試験会場は日本中に多数あります。TOEICは、実施回数が、頻繁に変わる試験であり、現在は、1月、3月、4月、5月、6月、7月、9月、10月、11月、12月の年10回開催されています。

② GTEC(英語)

GTEC(Global Test of English Communication)は、日本の英語教育企業であるベネッセコーポレーションが実施している英語能力検定です。GTECは、日常英会話を中心に、英語の「リーディング」「リスニング」「スピーキング」「ライティング」の4つのスキルを総合的に評価するための試験です。

GTECは、1998年に開始され、年間受験者数は約100万人以上で、全国のベネッセグループ各地の会場で実施されています。

GTECは、「小学生~中学1年生向けのGTEC Junior」、「中学生~高校生向けのGTEC」、「大学生・社会人向けのGTEC」の3種類のテストがあり、レベル別に10タイプの問題タイプに分かれ、小学生から社会人まで継続的に英語力を測ることができます。

「中学生~高校生向けのGTEC」の問題タイプ「CBT」は、大学入試に利用でき、スコア利用可能大学が2022年度の入試で395校ほどありました。また、授業の一環として採用している中学校や高校も多く、学生を中心に人気があります。

GTECのテスト方式は、コンピュータベースの試験と筆記試験があり、スピーキングセクションでは、ビデオカメラを使用した録画評価が行われます。

日本の英語教育を念頭において問題が作成されるため、生徒は他の資格検定試験よりも問題に馴染みやすいのがメリットの一つと言えるでしょう

③ TOEFL(英語)

TOEFL(Test of English as a Foreign Language)は、アメリカの非営利教育機関であるETS(Educational Testing Service)が実施する英語能力テストです。このテストの主な目的は、海外での学術的なコミュニケーション能力を評価することです。海外の大学院や大学などの教育機関への進学や留学を希望する人々が多く受験します。

TOEFLは1964年に開始され、毎年全世界で300万人以上が受験し、世界160カ国以上、11,500以上の大学・機関が入学選考、奨学金選考、単位認定など様々な場面で利用しています。

TOEFLは、「リーディング」「リスニング」「スピーキング」「ライティング」の4つの主なスキルでアカデミックな英語能力を評価します。また、TOEFLは、iBT(Internet Based Testing)と呼ばれるテスト方法を使用して、インターネット経由で実施されます。

TOEFLは、海外の大学進学など、海外でアカデミックなコミュニケーション能力が求められる場面で必要とされます。また、TOEFLはアメリカの多くの大学や研究機関が採用しているため、アメリカでの学術的な活動においても優れた資格とされています。

しかし、TOEFLは受験料が高く、試験の難易度も大変高いことが課題です。TOEFLの受験を検討する際には、十分な準備期間を設け、効果的な学習方法を確立することが重要です。

④ IELTS(英語)

IELTS(International English Language Testing System)は、英国文化協会、英国大学入学委員会、IDP教育が共同で実施する英語能力試験で、世界中で広く受験されています。

IELTSは1980年に開始され、主に留学、就職、移住などの目的で受験されます。能力評価の主な4つのスキルは、「リーディング」「リスニング」「スピーキング」「ライティング」で、日常の英語コミュニケーション能力を評価できます。IELTSは、英語圏の国で勉強したり仕事をしたりしたい人が多く受験します。

IELTSは、世界で年間300万人以上が受験しています。また、テスト方式は、アカデミック・モジュールとジェネラル・トレーニング・モジュールの2種類があり、それぞれ留学や就職などの目的に応じて受験することができます。

ELTSは、アメリカの大学や研究機関に加えて、IELTSはイギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなどの英語圏の国での学術活動のための優れた資格と見なされています.

しかし、IELTSは大変難しい試験で、受験料も高いです。IELTSを受験するなら、十分な準備期間を確保し、効果的に学習をすることが重要です。

⑤ ケンブリッジ英語検定(英語)

ケンブリッジ英語検定(通称ケンブリッジ英検)は、英国の大学であるケンブリッジ大学が運営する、英語を母国語としない人々の英語能力を評価することを目的とした、100年以上の歴史を持つ英語資格検定です。大学、企業、政府、省庁など、世界中の機関で認定され、使用されています。

ケンブリッジ英検では、一般英語試験、ビジネス英語試験、学術英語試験、子供向け英語試験の4つのカテゴリに分かれていて、各カテゴリにはさまざまなレベルのテストがあります。毎年世界中で250万人以上の受験者がおり、年間に4回の試験が実施されます。

ケンブリッジ英検は、「リスニング」「リーディング」「ライティング」「スピーキング」の4つのスキルを評価するコンピューターまたは筆記ベースのテストです。

ケンブリッジ英検を受験するリットは、国際的に認められた英語力の証明書を取得できること、世界中の大学や企業によって認められていることです。また、ケンブリッジ英検では、英語学習者にとって非常に役立つ英語学習用の教材とリソースも沢山提供しています。

⑥ PTEアカデミック(英語)

PTEアカデミック(Pearson Test of English Academic)は、Pearsonが開発した英語能力評価試験で、世界中の教育機関や企業で広く認められている資格です。試験形式は「リスニング」「リーディング」「スピーキング」「ライティング」の4つのセクションで構成されています。

主な対象者は、第二言語として英語を学んでいる方、または留学を希望している方です。2009年から始まった、まだ比較的新しい国際的な英語能力試験ですが、受験者は年々増加傾向にあります。試験は365日実施されており、受験者は日時を自由に選ぶことができます。

PTEアカデミックの特徴は比較的短いテスト時間で、結果は通常5営業日以内に発表されることです。また、出題形式が多様で、AIがリスニングとスピーキングを採点するため、公正かつ正確な評価が得られます。そのため、世界中の大学や企業から高い評価と認知を得ています。

PTEアカデミックを取得すると、留学や海外で働く際の入学および雇用の要件を満たすのに役立ちます。英語力の証明として自己PRにも役立ちます。また、話す・書くなどのコミュニケーション能力を重視する企業や団体での採用にも有利に働く可能性があります。

⑦ 英検(英語)

英検(実用英語技能検定)は、日本で最も有名な英語力を測定するための資格試験です。1963年に一般財団法人日本英語検定協会によって開始されました。英検は、国際コミュニケーションに必要な英語力を評価するための試験で、日本国内で英語を学習している人を対象としています。

試験は年3回程度実施され、毎年360万人以上が受験しています。試験方法は「リスニング」「リーディング」「ライティング」「スピーキング」の4技能を評価する形式で、級によって異なります。英検には、英検5級から1級までの6段階があります。英検5級は、初級レベルの英語力を持った人を対象としています。英検1級は、英語力が高く、英語圏の大学で講義を受講できるほどの方を対象としています。

英検を受験すると、日本の中学・高校・大学への進学、就職・転職などに有利になる可能性があります。大学の入学要件や、企業の採用要件に設定されていることもあります。また、英検を受けることで、自分の英語力を評価し、次のステップの目標を設定することができます。

⑧ TEAP(英語)

TEAP(Test of English for Academic Purposes)は、上智大学と日本英検協会が共同開発した大学入試向けの英語運用能力測定試験です。

大学での学習や研究において、英語で資料や文献を読む能力、英語で講義を受ける能力、英語で意見を述べる能力、英語で文章を書く能力をより正確に測る試験です。全国482大学で採用されている資格です。

1年に3回試験が行われ、「リスニング」「リーディング」「ライティング」「スピーキング」の4技能が測定されます。

すべての試験内容は、留学を含む大学教育で遭遇する状況を考慮して作成されています。難易度の目安としては、日本の高校生の英語力を測るのに最適な英検準2級~準1級程度です。

一度に合否が決まる従来の受験とは異なり、年3回の受験機会があり、受験者の選択肢が広がります。

⑨ 日商ビジネス英語検定

日商ビジネス英語検定は、日本商工会議所が2003年に開始したビジネス英語能力評価試験です。2023年度からリニュアルされ新たな形式・内容で施行されることになりました。

日商ビジネス英語検定は、ビジネスに必要な英語力を測ることを目的としています。主な対象は、ビジネスパーソンや、将来ビジネスに携わる学生です。試験方法は「スピーキング」「リスニング」「リーディング」の3技能を測定します。

日商ビジネス英語検定に合格することで、ビジネスに必要な英語力を身につけていることが証明されます。また、ビジネスにおけるコミュニケーション能力が向上し、国際的なビジネスに携わる機会が増える可能性があります。また、企業における採用の選考基準として、日商ビジネス英語検定を設定している場合もあります。この資格を取得することで自己PRが強化され、就職活動のアピールポイントとなるでしょう。

⑩ 国連英検(英語)

国連英検(国際連合公用語英語検定試験)は、1981年から公益財団法人日本国際連合協会が主催する英語能力試験です。これは、英語を共通語として使用する国際社会におけるコミュニケーション能力を測定することにフォーカスした試験です。

試験は全国の主要都市で年2回開催されます。特A級~E級までの計6級の試験で、中学生から社会人、シニアまで幅広い層を対象としており、誰でも受験できます。

主な対象者は、国際社会での活躍を目指す学生・社会人です。国連英検を取得するメリットの1つは、国際社会でのコミュニケーション能力を証明できることです。また、国際機関や国際企業への就職・転職時に有利になる可能性が高い資格です。

⑪ 観光英語検定(英語)

観光英語検定は、全国語学ビジネス観光教育協会が1989年に設立した資格検定です。

観光分野に特化した英語力を測る試験であり、観光分野でのキャリアアップに役立つとされています。比較的規模は小さいものの専門性の高い試験であり、これまでに20万人以上が受験してきました。

英語力を測る資格検定は色々ありますが、観光分野に特化していることが観光英語検定の特徴です。

観光英語検定は、空港やホテル、観光地などでの外国人とのコミュニケーションを想定した設問で構成されており、観光業に従事する方、海外旅行を楽しみたい方、観光時に英語でコミュニケーションを取りたい方などが多く受験しています。

英語能力試験には3級、2級、1級の3種類があります。2級と3級は筆記試験とリスニングです、1級は筆記試験とネイティブスピーカーとの面接で構成されます。就職や転職で評価されるのは2級と1級と言われています。

⑫ 技術英語能力検定(英語)

技術英検は、一般社団法人日本能率協会JMA・JSTC技術英語委員会が主催する検定試験です。

1981年に公益社団法人日本工業英語協会が開始し、2020年5月に工業英検(工業英語能力検定)から技術英検(技術英語能力検定)に変更になりました。

技術英検は他の英語能力認定試験とは違い、理学や工学分野などで使用する英語に関する語学力を問う試験です。エンジニアや科学論文の翻訳者の英語力を客観的に評価します。

法律で認定されているわけではないので制度上は民間資格に当てはまりますが、日本工業英語協会は文部科学省に後援されているため技術英検の立ち位置は国家資格と変わりません。

法的な認定を受けていないので民間資格の範疇に入りますが、文部科学省の後援を受けているため、国家資格の立ち位置と大差はありません。

技術英検は、科学・技術分野の研究者、企業のエンジニア、科学・技術文書の作成や翻訳に携わる人々、科学・技術分野の翻訳者などが受験します。工業高校、高等専門学校、大学などの学生も受験します。

⑬ 全国通訳案内士(10か国語から1つ選択)

全国通訳案内士は、観光庁が実施する試験に合格し、居住都道府県で登録された方に与えられる国家資格です。日本国内において外国人旅行者の案内や通訳を行う人材の能力を評価する試験です。質の高いサービスを提供できる通訳案内士の養成と、外国人旅行者の観光促進に貢献することが目的の資格です。

全国通訳案内士の仕事は、訪日外国人旅行者を日本の観光地に案内したり、旅行中のサポートをすることです。日本の歴史や地理に精通し、風土や文化など日本の魅力を外国語で説明する必要があります。外国語が得意な通訳だけの仕事ではないということなのです。

全国通訳案内士試験に合格すれば、通訳案内士としての資格が取得でき、旅行会社などへの就職・転職に有利です。また、通訳案内士の資格は、国際的な観光業界でも有効であり、海外での活躍の場が広がります。さらに、受験者は試験に合格することによって、自身の観光知識や語学力の向上にもつながります。

ただし、全国通訳案内士の合格率は10%前後と、大変難しい国家資格です。全国通訳案内士を受験するなら、十分な準備期間を確保し、効果的に学習をすることが重要です。

⑭ HSK(中国語)

近年、英語だけでなく中国語もグローバル展開に欠かせないものになってきていますので、代表的な中国語の検定を1つ紹介します。

HSK(漢語水平考試)は、中国語を母国語としない人の中国語能力を評価するテストです。第二言語として中国語を学習している人々の中国語能力を客観的に評価し、世界中の人々に中国語教育の基準を提供することが目的です。

HSKの開発は1984年に北京語学院(現:北京語言文化大学)で始まり、1992年に中国で国家レベルの試験として正式に実施されました。現在、約120の国と地域で実施されている国際中国語資格です。

HSKはレベル1からレベル6までの6つのレベルで構成されており、それぞれが異なるレベルの中国語能力に対応しています。受験者数は年々増加しており、日本国内の受験者数は約4万人。2023年現在、HSKは年間12回実施されており、受験形式には、パソコン形式と紙形式があります。

また、中国への留学、大学進学、中国での就職、など、多くの場面でHSKが求められることがあります。また、HSKスコアは、中国語教育機関や企業における中国語能力の評価にも利用されています。HSK合格証明書は、中国語学習者の資格の証明となります。

⑮ 日本語能力試験JLPT(日本語)

最後の1つは、外国人が日本に留学したり就職したりするための日本語の資格を紹介します。

日本語能力試験JLPTは、日本国内外で日本語の能力を評価するための標準化テストです。試験は日本語教育に携わる機関・団体である公益財団法人日本国際教育支援協会と独立行政法人国際交流基金が主催しています。

JLPTは、日本語学習者の能力を評価し、その能力を共通の基準で比較することを目的にしています。試験の対象は、日本語を学ぶ外国人や日本語を母語としない日本国籍者など、日本語学習者です。

日本語能力試験JLPTにはN1~N5の5つのレベルがあります。試験は年2回実施され、一般的に7月と12月に実施されています。試験方式は、筆記試験で、約2時間から3時間半かけて行われます。

JLPTを取得するメリットは、日本語を学習する上でのモチベーション向上や、日本での就職や留学、日本語能力の証明書としての利用が挙げられます。また、最近では日本国内における、外国人の採用においてJLPTの取得が求められることがあります。

国内外を問わず多くの日本語学習者が受験しています。JLPTは、日本語学習者の能力評価において世界的な標準として認知されており、日本語の普及や国際化に貢献しています。

おわりに

語学力強化に強い人気の資格試験15選とその試験について紹介させていただきました。

就職、転職、昇進などのキャリアアップのために語学系の資格取得を目指そうか考えているのでしたら、是非参考にしてください。気になる資格がありましたら、公式ホームページで再度きっちり確認してください。

日本経済大学で資格取得を目指そう

幼稚園から大学院まで全国に30校以上の学校を展開する「都筑学園グループ」が運営する「日本経済大学」は、1968年に設立され、福岡県太宰府市に本部を置く私立大学です。現在、福岡、神戸、東京都渋谷区に3つのキャンパスがあります。日本経済大学には、経済学と経営学を中心とした2学部6学科18の専門コースがあり、非常に多くの留学生を受け入れる国際色豊かな大学です。

日本経済大学の経営学部は、福岡と東京渋谷の2カ所にキャンパスがあります。また、教育内容がキャンパスごとに異ならないようにするために特別な考慮が払われています。経営学、経営管理論、経営組織論を中心に、現代企業の合理的経営に関する理論研究と実践活動を有機的に組み合わせた教育を行い、実践的な経営スキルを身につけ、「変化の時代」を生き抜くビジネスパーソンの育成を目指しています。

日本経済大学では、独自の資格取得講座や、資格試験に必要な科目を含む各種講義を行っています。また、文系・理系の資格を問わず、より幅広い資格取得に取り組む意欲を高めるために、様々な資格取得奨励金給付制度を設けています。
2023年3月29日
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ビジネス留学・国際語学資格

全国通訳案内士とは何か?

by info@remi.website 2023年3月27日
全国通訳案内士は語学系唯一の国家資格です!

全国通訳案内士は、観光庁が実施する試験に合格し、居住都道府県で登録された方に与えられる国家資格です。

外国人観光客に日本を紹介する役割を担う全国通訳案内士は、語学力に加えて歴史や文化など幅広い知識が求められる専門性の高い仕事として注目されています。

この記事では、観光を通じた国際交流に携わる全国通訳案内士について説明します。また、全国通訳案内士試験の概要、合格率、一部試験科目の免除条件、取得のメリット、難易度なども紹介しますので、全国通訳案内士の資格取得を検討している方は参考にしてください。

1.全国通訳案内士とは

①全国通訳案内士はどんな仕事か?

最近まであまり知られていなかった「通訳案内士」の仕事ですが、昨今のインバウンドの急増により、徐々に知られてきています。

通訳案内士は、簡単に言うと、訪日外国人をその外国人に通じる言語で案内する観光ガイドです。

日本には、京都、奈良、大阪、北海道、東京、九州など、外国人が何度も訪れたくなる魅力的な観光地が沢山あります。観光産業は、近年、日本経済を活性化する上で最も重要な基幹産業に位置付けられています。

外国人観光客が増えて外貨が日本に流れれば、経済は豊かになります。家電やIT分野で他国に後れを取っている日本にとって、観光産業は今日世界に太刀打ちできる唯一の経済資源なのです。

日本政府は2007年に観光立国推進基本法を制定し、翌年2008年には観光庁を設立。インバウンド市場の拡大を積極的に推進してきました。新型コロナ感染拡大により、しばらくの間計画が見送られていましたが、収束に向かっているこれから、以前にもまして訪日観光客は増えていくでしょう。

そして、外国人観光客の増加に伴い、国家資格として注目されているのが全国通訳案内士なのです。

全国通訳案内士の仕事は、訪日外国人旅行者を日本の観光地に案内したり、旅行中のサポートをすることです。日本の歴史や地理に精通し、風土や文化など日本の魅力を外国語で説明する必要があります。外国語が得意な通訳だけの仕事ではないということなのです。

②全国通訳案内士になるには?

通訳案内士になるには、年1回行われる全国通訳案内士の国家試験に合格し、住んでいる都道府県で登録をする必要があります。

また、2020年4月より全国通訳案内士国家資格取得のための通訳案内士研修が開始されました。研修は5年に1回の受講が義務付けられており、観光庁が定める登録機関一覧で研修内容や日程を確認し、期限までに研修を受講することが義務付けられています。

以前は、通訳案内士の資格を持っていなければ、通訳ガイドを仕事にすることはできませんでした。

しかし、急激な観光客の増加に対応するため、2018年1月に通訳案内士法が改正され、資格を持たなくても、お金をもらって通訳ガイドとして働けるようになりました。

ただし、名札に「通訳案内士」入れることができるのは、通訳案内士国家試験に合格し、都道府県に登録している方のみです。つまり、全国通訳案内士は国が認める名称独占資格なのです。

③全国と付く理由は?

通訳案内士法の改正前は、「全国」は付いておらず「通訳案内士」と規定されていました。さらに、特定の地域(観光地)でのみ活動できる地域通訳案内士という制度もありました。

現在、通訳案内士の業務独占規制はなくなりました。資格を持っていなくても有料で通訳ガイドができるようになるなど、通訳案内士の制度は大きな変化を遂げています。

その結果、通訳案内士と地域通訳案内士を区別するために、称号に「全国」が付けられ「全国通訳案内士」という呼称が定義されるようになりました。

地域通訳案内士の制度は現在もあります。

④全国通訳案内士と地域通訳案内士の違いとは?

地域通訳案内士は、その地域ならではの観光の魅力を外国人観光客に伝えるために設けられている資格です。各市区町村や都道府県が定める要件を満たし、所定の研修を修了することで資格が与えられます。全国通訳案内士の国家試験を受ける必要はありませんが、活動範囲は特定の地域に限定されています。

地域通訳案内士は、語学能力の証明としてTOEICスコアなどの語学能力試験の結果を提出するのが一般的で、地域によっては研修後に口述試験が行われることもあります。

現在、全国39地域で地域通訳案内士の制度が導入されており3500人以上の地域通訳案内士が育成されてきました。自治体によって募集状況や対象言語、登録までの流れが異なりますので、地域通訳案内士の資格取得にも興味のある方は、地域ごとの募集要項や応募方法を確認する必要があります。

2.全国通訳案内士試験とは

全国通訳案内士の資格を取得するためには、まず通訳案内士試験に合格しなければなりません。1年に1回しか実施されない試験なので、入念な準備が必要です。

試験詳細を見ていきましょう。

①全国通訳案内士試験の概要

全国通訳案内士試験は、資格取得を目指す方なら誰でも受験できます。年齢や国籍などは一切問われません。試験内容は筆記と口頭試験の2部制です。

(1) 一次試験の概要

一次試験は筆記試験で、「外国語」「日本地理」「日本歴史」「一般常識」と、2018年より新たに加わった「通訳案内の実務」の5科目です。

外国語は、英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、中国語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、韓国語、タイ語から1つを選択します。

一般常識とは、産業、経済、政治及び文化に関する一般常識が出題されます。

【試験科目】
外国語: 試験時間 90分 合格基準点 70点/100点満点
日本地理: 試験時間 30分 合格基準点 70点/100点満点
日本歴史: 試験時間 30分 合格基準点 70点/100点満点
一般常識: 試験時間 30分 合格基準点 70点/100点満点
通訳案内の実務: 試験時間 20分 合格基準点 30点/50点満点

試験形式はマークシート方式です。筆記試験では、原則として上記の全教科で合格基準点に達しているかどうかで合否判定が行われるため、すべての分野でバランスの取れた点数をとる必要があります。

(2) 二次試験の概要

二次試験はおよそ10分間の口述試験です。口述試験の目的は、通訳ガイドの実践的なコミュニケーションスキルを評価することです。筆記試験で選択した外国語で求められる実践的なコミュニケーション能力が評価されます。

二次試験は、大きく分けて「日本文化に関するプレゼンテーション」、「外国語訳」「実際のガイド現場で求められる知識と対応に関する設問と回答」の3つに分かれています。

「日本文化に関するプレゼンテーション」では、受験者は提示された3つのテーマから1つを選択し、外国語で説明した後、試験官との質疑応答に対応します。

「外国語訳」では、試験官が読んだ日本語を外国語に訳し、その内容に関する質問に答えます。

口述試験の合否は、以下の評価項目に基づき、合格基準点(原則70%)に達しているか否かにより判定されます。

【評価項目】
・プレゼンテーション
・コミュニケーション(臨機応変な対応力、会話継続への意欲等)
・文法及び語彙
・発音及び発声
・ホスピタリティ(全国通訳案内士としての適切な受け答え等)

②全国通訳案内士試験の免除科目

全国通訳案内士試験は、一定の条件を満たすと一部の科目が免除される制度があります。通常、筆記試験は5科目ありますが、すでに取得している語学試験の点数や特定の資格を活用することで、一部科目の免除を受けることができます。

前年度に受験した一次試験で一部または5科目全部に合格していると、合格している科目は免除されますので、出願時に条件をよく確認してください。

③全国通訳案内士試験の勉強方法

(1)過去問

通訳案内士試験に合格するためには、試験日程から逆算して学習計画を立て、十分な準備期間を設けることが重要です。

全国通訳案内士試験を主催する日本政府観光局は、過去の筆記試験問題をホームページで公開しています。著作権の制限により、一部の問題は公開されていませんが、最初にそれらを読んで試験の概要を把握することをお勧めします。

(2)参考書と問題集

独学で受験する場合は、市販の参考書や問題集を使って受験勉強をすることになります。筆記試験の教科別テキスト、口述試験対策書、問題集など、販売されている教材は数多くあります。自分に合うものをじっくり選んでください。沢山買うことに意味はありません。

(3)全国通訳案内士試験対策スクール・通信講座

全国通訳案内士の資格を取得したいけれど、独学では難しく挫折してしまうのではないかと不安な方は、全国通訳案内士試験に特化した対策コースを提供しているスクールや通信講座を選ぶ方法もあります。

インターネットで検索すると、全国通訳案内士向けのクラスを提供している語学学校や通信講座がいくつか見つかります。

(4) 資格対策スクール主催の公開模擬試験を受験

本番前の仕上げとして、資格対策スクール主催の公開模擬試験を受けることをお勧めします。受験後、解答・解説付きの成績表が送られてくるので、試験前の実力チェックとして最適です。

3.全国通訳案内士の資格を取得するメリット

①就職・転職に有利

全国通訳案内士の合格率は10%前後と、大変難しい国家資格です。そのため、在学中に合格すれば、旅行会社などへの就職・転職に有利です。

英検1級程度の実力があることを証明できるので、一般企業への転職でも語学に強いことをアピールできます。

全国通訳案内士として独立して働ける人はほんの一握りで、大抵は旅行代理店で働いたり。何らかの団体に登録して、派遣のような形で活動しています。

全国通訳案内士の資格を取得していても、すぐに通訳ガイドとして独立するのではなく、旅行会社などに就職した方が、資格を活かせるチャンスが多いです。

②通訳ガイドの仕事が貰いやすくなる

通訳案内士の資格を必要としない旅行会社や個人旅行者とつなぐCtoCプラットフォームが増えてはいますが、全国通訳案内士を優遇する大手旅行会社もまだまだあります。

資格は、一定の努力や知識、語学力を保証するもので、仕事を得るのに役立ちます。また、旅行会社などとのマッチングイベントを開催している都道府県もあり、資格を持っていればこうしたイベントに参加できるチャンスがあるのもメリットです。

③観光地の施設などで優遇が受けられる

全国通訳案内士の資格を持っていると色々な施設で優遇を受けらます。

外国人のお客様を連れている際に資格証を提示すれば無料で入館できる施設がたくさんあります。また、お客様を連れていなくても下見として無料で入れてくれる施設もあります。

④語学力が証明できる国家資格

全国通訳案内士は語学系の検定で唯一の国家資格です。また、「TOEIC990点」「英検1級」「全国通訳案内士」は英語資格の三冠王と呼ばれています。

語学力を証明するために、通訳案内士の資格を取得する人も少なくありません。

4.全国通訳案内士試験の難易度

全国通訳案内士試験の2022年の合格率は全言語平均で16.4%でした。これは、最近の中で一番高い合格率になっていますが、それ以前は10%にも満たないことが多くありました。難易度がかなり高い試験です。

語学力だけでなく、教科が多岐にわたることが大きな原因です。

受験者数が最も多い英語を例にすると、全国通訳案内士試験の英語問題は、TOEICや英検1級に比べると比較的難易度が低いと言われています。

しかし、日本の歴史、地理、一般常識は、言語の試験よりも難しいと感じている受験生が多いようです。

【2022年度 全国通訳案内士試験の合格者数】

言語:英語 受験者数:2,594人 最終合格者数:452人 合格率:17.4%
言語:フランス語 受験者数:162人 最終合格者数:12人 合格率:7.4%
言語:スペイン語 受験者数:99人 最終合格者数:16人 合格率:16.2%
言語:ドイツ語 受験者数:44人 最終合格者数:11人 合格率:25.0%
言語:中国語 受験者数:320人 最終合格者数:38人 合格率:11.9%
言語:イタリア語 受験者数:71人 最終合格者数:12人 合格率:16.9%
言語:ポルトガル語 受験者数:32人 最終合格者数:6人 合格率:18.8%
言語:ロシア語 受験者数:42人 最終合格者数:5人 合格率:11.9%
言語:韓国語 受験者数:87人 最終合格者数:19人 合格率:21.8%
言語:タイ語 受験者数:21人 最終合格者数:0人 合格率:0.0%

おわりに

全国通訳案内士の概要、試験内容、メリット、難易度や合格率を解説しました。

合格するためには、語学力が必須です。英語の場合、子供の頃から積み上げてきた実力が試されます。英語で自分の言いたいことを表現できることが前提条件の資格試験です。

その上、日本の歴史、地理、一般常識についても勉強しなければなりません。これが通訳案内士試験の特徴です。

加えて、通訳ガイドとしての「おもてなしの心」も評価されることを心にとどめて勉強を頑張ってください。

日本経済大学は留学制度が充実しています 

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2023年3月27日
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留学・国際語学資格

観光英語検定とは何か?

by info@remi.website 2023年3月26日
「観光英語検定」という検定試験があるのをご存知ですか?

近年、観光目的で日本を訪れる外国人が急増しています。コロナ禍が収束に向かう中、この傾向は今後さらに強まることは間違いありません。

それに伴い、ホテルや観光地、レストランなどで、日本を旅行する外国人を英語で案内できる人材が求められています。その場合、英語だけでなく、観光地の特徴を英語で説明できる知識も必要になります。

海外旅行や訪日ビジネスの需要が高まる中、観光に必要な英語力を測るこの検定を受験する人も増えてきています。

この記事では、観光英語検定とは何か、試験内容、受験のメリットなどを解説していきます。

1.観光英語検定とは?

観光英語検定は、全国語学ビジネス観光教育協会が1989年に設立した資格検定です。

観光分野に特化した英語力を測る試験であり、観光分野でのキャリアアップに役立つとされています。比較的規模は小さいものの専門性の高い試験であり、これまでに20万人以上が受験してきました。

英語力を測る資格検定は色々ありますが、観光分野に特化していることが観光英語検定の特徴です。

観光英語検定は、空港やホテル、観光地などでの外国人とのコミュニケーションを想定した設問で構成されており、観光業に従事する方、海外旅行を楽しみたい方、観光時に英語でコミュニケーションを取りたい方などが多く受験しています。

観光英語検定には3級、2級、1級の3種類があります。2級と3級は筆記試験とリスニングです、1級は筆記試験とネイティブスピーカーとの面接で構成されます。就職や転職で評価されるのは2級と1級と言われています。

2.観光英語検定の試験内容

観光英語検定の1級、2級、3級では、それぞれ試験問題、出題形式、難易度が異なります。

旅行に必要な日常会話、ホテルの予約や出入国手続きに必要な英語、観光業界に必要な実務英語など、観光に関する様々な英語が各級に合わせて出題されます。

それでは、各級ごとの詳細を見ていきましょう。

①観光英語検定3級

試験科目・問題数・実施時間:筆記・50問・60分/リスニング・40問・30分
出題形式:4択問題(マーク式)
出題内容:観光・旅行に必要な英語、日常会話
約3,000語の語彙と、高等学校中等学年程度の基本的な文法・構文
(1) 海外旅行で少人数の同僚ともに英語を使って行動する
(2) 訪日外国人に英語で道案内をしたり、パンフレット等を説明する

②観光英語検定2級

試験科目・問題数・実施時間:筆記・50問・60分/リスニング・40問・30分
出題形式:4択問題(マーク式)
出題内容:観光・旅行に必要な英語、日常会話
約5,000語の語彙と、高等学校修了程度の適切な文法・構文
(1) 個人で海外旅行をする場合に、英語で旅程の組み、乗り物やホテルを予約し、観光や買い物などする
(2) 訪日外国人に英語で観光地や名所旧跡等などを紹介する

③観光英語検定1級

試験科目・問題数・実施時間:筆記・4問・10分/面談・-・10分
出題形式:筆記・英文和訳、和文英訳/面談・課題への質疑応答
出題内容:観光、旅行業に必要な実務英語
約8,000語の語彙と、専修学校修了以上の学習内容を取得している、または、最低2~3年以上の業務経験がある程度の適切な文法・構文
(1) 海外での日本人客への対応、英語で添乗業務
(2) 訪日外国人に英語で観光地や名所旧跡などの通訳ガイド
(3) 日本国内のホテル等で英語で訪日外国人に対応する
(4) 英語で海外の慣習や国際儀礼など文化を理解し紹介する

3.観光英語検定の難易度と合格率

観光英語検定は級が上がると、もちろん難易度も上がります。しかし、全級で海外での風俗習慣の違い、旅行や観光で使われる専門用語や慣用句、国際常識などの理解が求められます。

①観光英語検定3級

難易度:TOEIC 220~470点、英検3級程度
合格率:受験者数 1,158人/合格率 45.0%

②観光英語検定2級

難易度:TOEIC 470~600点、英検2級程度
合格率:受験者数 687人/合格率 54.4%

2級と3級については、必要な英語力のレベルはそれほど高くありません。ただし、観光に関わる文化や歴史の知識は必須なので、知識がない人は難しいでしょう。

③観光英語検定1級

難易度:TOEIC 600~860点、英検準1級・1級程度
合格率:受験者数 13人/合格率 15.4%

1級は面談試験があるので、難易度が急に上がります。ちなみに、一次試験(筆記試験)に合格しても、二次試験の面談試験では半数が不合格になります。出身地や面接会場までの交通手段などを、的確に答えられるようにしておく必要があります。

4.観光英語検定の実施概要

①試験回数と試験会場について

“観光英語検定は年2回実施されます
※年度により変更がありえます”

2級と3級は全国14ヶ所で受験できます。1級試験会場は、東京と大阪のみとなります。

②受験料

観光英語検定3級:3,950円
観光英語検定2級:4,950円
観光英語検定1級:10,000円

5.観光英語検定の申込方法

観光英語検定試験の受験案内・願書はホームページの「願書請求フォーム」から申し込むことができます。

払込取扱票(願書)が届いたら、住所、氏名、希望する受験級と受験地を記入し、郵便局またはゆうちょ銀行で受験料を払い、申し込みをします。

受験日の1週間前までに受験票と受験地の案内が送付されてくるので、受験票を持参して受験します。

6.観光英語検定を取得するメリット

観光英語検定は、国際人としての英語力の習得を目指すことが特徴で、観光関連分野の英語力を測定することができます。

観光英語検定資格を取得すると、次の3つのメリットがあります。

①観光業界への就職に有利な可能性がある

観光英語検定の資格保持者を優遇する大手旅行会社もあるため、観光業界への就職に有利になる可能性があります。

大学在学中に観光英語検定資格を取得しておくと、就職に役立つ可能性があるということです。資格が必須ではなくても、観光業界に就職したいという、アピールにもつながると考えられます。

1級は、観光のあらゆる場面に対応できる英語力と専門知識が必要なため、大学生が就職活動前に取得するのは難しいです。就職活動でアピールするためならば、まずは2級取得を目指すことをお勧めします。

②観光業界でのキャリアアップができる

外国人観光客が増加し、観光業に携わる人は外国語、特に英語を使う機会が増えています。

観光英語検定では、よく使われるフレーズや専門用語を学ぶことができるので、資格を取得することで、外国人観光客への対応がよりきめ細かくできるようになります。

また、資格取得を奨励する企業の中には、受験料の支払いや資格取得者への手当の支給などの優遇措置を講じているところもあり、資格取得がキャリアアップにつながる可能性もあります。

③海外旅行や、訪日外国人への対応に役立つ

観光英語検定資格は、仕事だけでなくプライベートでも重宝するのもメリットの一つです。

観光英語検定では、ホテルや駅、空港など様々なシチュエーションの問題が出題されます。

資格を取得することで、観光英語特有の表現だけでなく、旅行中に実際に使う様々な手続きややり取りも学べるので、検定のための学習で得た知識が役に立ちます。

7.観光英語検定の勉強方法

観光英語検定に合格するためには、目指すレベルに合った学習方法や参考書が重要です。級ごとに勉強方法を説明します。

①観光英語検定3級の勉強方法

3級から目指すなら、英語の基礎力を身につけましょう。

観光に必要な基礎英単語を学習し、中学文法を復習し、観光英語検定3級に対応した公式問題集(解説付き)を何度も解いてみましょう。

②観光英語検定2級の勉強方法

2級の取得を目指すなら、観光英語ならではの英語力や、国内外の観光や地理の知識を身につけておきましょう。

複雑な英文になると理解が難しいと思われるのでしたら、長文読解などを練習してみるのもお勧めです。

観光英語特有の英単語の語彙力を増やし、中学レベルの文法をマスターし、観光英検2級に対応した公式問題集(解説付)を繰り返し解いてみましょう。

③観光英語検定1級の勉強方法

1級は、海外旅行に関する専門知識、旅行業務に必要な知識、国際関係や世界情勢、国内外の観光や文化事情に関する知識を英語で問われます。そのため、非常に難しい試験です。

国内外のあらゆる観光や文化を学び、国際関係や世界情勢への関心を高め、知識を蓄え、過去問を徹底的に分析する勉強をしてください。

また、1級の学習時には、「通訳案内士」「旅行業務取扱管理者」「旅行地理検定」に関する教材も試験対策として活用されます。

日本経済大学では観光英語検定に合格すると奨励金が給付されます

日本経済大学は、幼稚園から大学院まで全国に30以上の学校を展開する「都築学園グループ」が運営する1968年に開校した大学です。福岡県に本部を置き、神戸三宮、東京渋谷と3つのキャンパスがあり、経済学と経営学を中心に、2学部6学科18の専門コースがあります。

日本経済大学では、資格取得やインターンシップなどのキャリアサポートも充実しており、高い就職率を誇ります。

日本経済大学では、文系・理系の資格を問わず、より幅広い資格取得に取り組む意欲を高めるために、様々な資格取得奨励金給付制度を設けています。

語学・キャリア関係の資格一つに「観光英語検定」もあり、合格すると奨励金が給付されます。

多くの大学が3年次から就活支援を開始する中、日本経済大学では1年次からキャリアデザインを形成し、就職活動を見据えた個人の活動を支援しています。自分の将来像を持ち、1年次から専門分野を学べるのも日本経済大学の魅力です。

経済学部や経営学部を受験することを検討中の方は、是非一度ホームページ(https://www.jue.ac.jp/)見てみてください。

おわりに

観光英語検定の試験内容や難易度などをご紹介させていただきました。

観光英語検定は、観光に特化した英語の検定ですので、観光業界で働きたい方や現在業界で働いている方におすすめの資格です。

仕事だけでなく、観光英語をしっかりと勉強すれば、観光に使える英語力がアップし、仕事でもプライベートでも役に立ちます。

ご自分が目指す試験の級を決めて、合格に向けて頑張ってください!

2023年3月26日
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ビジネス大学入試留学・国際経済・経営

経営学部で英語は必要なのか?

by GAWA_K 2023年2月7日

経営学部に進学希望の学生にとって、英語の学力・スキルはそれほど重要ではないと思われていました。しかし近年では経営学部の人間でも、英語を意欲的に学習しようという層は珍しくありません。

グローバル化が著しい現在とはいえ、経営学の学習が主体である経営学部の人間にとって、なぜ英語スキルが重要と思われているのでしょうか。

今回は、経営学部において英語は本当に必要なのか、必要な英語レベル・英語を学ぶメリットなどについて、詳しく解説していきましょう。

 

経営学部の学生が英語を学ぶメリット

なぜ経営学部の人間にとって、英語力が必要と思われているのでしょうか。経営学部の学生が英語スキルを取得した際に、どのようなメリットがあるのか、次より説明しましょう。​​

新たなプラットフォームの開拓

英語を話せる・読めるスキルを取得すると、新たなプラットフォームが得られて世界が広がるメリットがあります。企業においてグローバルな経営展開は、国内の数倍ものマーケット・顧客の開拓・それによるリスク分散・コスト削減などのメリットがあります。このようなグローバルな展開は英語力があって初めて発揮できるものです。

そして、英語力の獲得は事業利益そのものだけでなく、情報収集ができる場所というプラットフォームも入手できます。事業・業務を継続する場合、どうしてもアイデア・発想の枯渇により限界を感じることもあります。その際に必要なのは外部からのインプット作業ですが、英語力を持っていれば、国内からでなく海外のあらゆる場所からの情報収集が可能です。

英語がわからなくてもネットの翻訳アプリで和訳できると思っている人もいるでしょうが、英語のリーディング能力があれば、情報収集は数倍もの速さで行えます。

経営・事業で重要なのは新しい発想ですが、その新規アイデアは常に最新情報のインプット作業を続けなければできません。英語スキルを持っていれば、新しい情報を得るためのプラットフォームを、いくつも持つことが可能になります。

海外からの顧客に対応可能

事業・業務においてグローバル展開を検討していない人は「国内だけの需要で十分、海外への展開はリスクが多い」という考えの人もいるでしょう。しかし国内でも英語力は事業・業務において大いに活かされます。英語が必要な理由は、外国人観光客の存在です。

近年、日本の外国人観光客は増加する一方で、観光都市や主要都市にて外国人の姿を見かけることは珍しくありません。そして、外国人が企業や店舗を訪問する頻度も高いため、国内の外国人も消費者として捉えなくてはいけません。外国人を顧客・消費者として考えた場合、強い味方となるのが英語スキルです。

外国人で日本語が流暢な人もいますが、英語スキルを持っていれば、円滑なコミュニケーションが取れるでしょう。

外資系も範囲に入れられる

英語力があれば、外資系企業も就職・転職先の候補に入れることが可能になります。企業によっては英語力が必須のところもあり、いくら立派な経歴・多数の資格取得をしていても英語力がないために、不採用となるケースも珍しくありません。

しかし英語力があり、なおかつ経営学部出身であれば、英語によるコミュニケーション能力に加えて、大学で学んだ経営に関する専門的な知識を持ち合わせた人材という評価がされます。

企業としても、即戦力が期待できる人材として重宝されるでしょう。経営学の知識に英語スキルを併せ持つことによって、幅広い業務に対応できて、仕事の可能性が広がるでしょう。

 

「ビジネス英語力」どれくらいのレベルが必要?

ビジネスの現場で必要とされる英語スキルは、どれくらいのレベルが必要なのでしょうか。次よりビジネス英語のレベル・勉強法について説明しましょう。

ビジネス英語の目安

外資系企業など、英語スキルが必須となっている企業では、TOEICの試験結果の点数を目安としているところが多いです。TOEICのスコアが700〜800点であれば、英語によるコミュニケーションは問題ないと考えられています。

企業での業務は、国内企業と同様に、対面や電話での業務連絡・メールや各種書類作成などです。メール、企画書や各種書類であれば時間をかけることによって読みやすい英文が完成するでしょう。

しかし、会議や取引先へのプレゼンテーション・会議の発言などは、通常のカジュアルな英会話能力だけでない、高度な英語力が必要です。ただ、英語文法や英単語を覚えるだけでなく、ビジネスに適した英語スキルが重要となります。

ビジネス英語をマスターするには

先述した通りビジネス英語を使いこなすにはTOEIC700〜800点が目安といわれていますが、企業によっては900点を挙げているところもあります。いくらそれなりの英語スキルがあってもビジネスという現場で円滑なコミュニケーションが可能になるには、英語の知識だけでは慣れるまで通用しないケースもあるでしょう。

そのため、英語スキルを身につけるには独学でも決して不可能ではないですが、英会話スクール・通信講座の受講がおすすめです。スクールや講座では、ビジネス英語に特化したコースも用意されており、確固としたカリキュラムのもとに無理のないスケジュールが組まれています。忙しくて時間がない人でも、生活に負荷のかからない学習が行えるでしょう。

 

英語スキルの取得に向いている人

経営学部の学生にとって、経営学に関する知識に加えて英語スキルも取得すれば、将来の可能性が大きく広がります。しかし、英語の取得には向き・不向きがあり、経営学に関しても英語力は必須ではないため、不向きの人は英語や語学でなく、自身の得意分野に力を入れるといいでしょう。

では、英語スキル取得が向いている人とは、どのようなタイプなのでしょうか。次より英語スキル取得がプラスに働くタイプの特徴を紹介しましょう。

昔から海外の文化・歴史に興味がある人

ファッション・映画・音楽と先鋭的な文化は海外が発祥です。そのような格好いいカルチャーに昔から慣れ親しんで、海外に思いを馳せている人・憧れの地を訪ねたいために何度となく海外旅行をしている人は、英語スキルを取得するといいでしょう。

海外の文化・歴史などに普段から触れていると、感性や美意識が日本人と違ってくる傾向があります。そのような人は、ファッションや好きなものを良いと思えない気持ちが芽生えるため、海外の人間と触れ合った方が波長が合うケースも少なくありません。

その人のセンスを活かすためには、海外や外資系での業務が向いているといえます。自分のセンスを発揮するためにも、英語スキルの取得は重要といえるでしょう。

多くの人との交流をするのが好きな人

普段から常に大勢の人とのコミュニケーションをとるのが大好きな人は、英語スキル取得が向いています。英語力があれば、外国人との交流が可能になるため、コミュニケーションの範囲は拡大するでしょう。

また、大勢との交流が得意な人は、物おじしない積極的な性格の人が多いため、国籍の異なる外国人との交流もスムーズに行えます。日本を飛び出して海外を訪ねた際も、順応性が高いために違和感なく楽しめるでしょう。

このようなポジティブなタイプが英語スキルを学べば、仕事・私生活ともに幅が広がり人生がより活性化します。

起業をしてグローバル展開を目標としている人

経営学部に進学する人は、何かしらの事業を自らやりたいために経営学を学ぶため、多角的な知識を学んで将来の選択肢を増やすためという人もいます。

そのような人は、将来どのような道に進んでも社会的な地位を確立したい・社会的に成功したいという思いが強いです。そのため、最初から国内にとどまらないグローバルな事業・業務展開を検討して、明確なビジョンを持っている人が多いといえます。

また、そのような人は最初こそグローバルな展開が視野になかったものの、後になって自然にグローバル方面に目がいくという人も少なくないでしょう。グローバルな事業展開のためには英語力は必要なので、学んで損はありません。

日本の風潮に違和感がある人

日本人の美徳である、謙虚さ・奥ゆかしさに対して、日本人の長所であると理解していながら何かしらの違和感がある人は、英語力を身につけて外国人との取引・海外進出を検討したほうがいいでしょう。

日本人特有の謙虚さ・協調性が希薄な人は日本社会において浮いた存在となり、社会に出ても満足のいく業務がこなせない可能性があります。その浮いた存在感が良い意味で個性となれば良いですが、チームとしての業務遂行を重んじる日本の企業形態では、才能が発揮しにくいかもしれません。

そのような人は、年功序列でない個人としての結果・才能を重視する海外の企業・外資系企業のほうが、のびのびと旗あらける可能性があります。そのような自分に適した環境で働くためには、英語力が必須です。

 

日本経済大学のグローバルビジネス科の特徴

日本経済大学の経営学部には、在学中の4年間にわたってグローバルビジネスの学習を行う「グローバルビジネス学科」が用意されています。

グローバルビジネス学科は、グローバルビジネスにおいて重要な要素である英語力を身につけることを主な目的とした学科です。学科は「グローバルビジネスコース」「エアラインビジネスコース」という2つのコースがあり、それぞれ学びたい方のコース選択ができます。

・グローバルビジネスコース
授業のほとんどが英語でのコミュニケーションとなるため、英語の語学力が飛躍的にアップするコースです。留学も必須となっているため、現地でのネイティブな会話術も身に付きます。ビジネスに関する実務も経験するため、業務の実践力を身につけることも可能です。

・エアラインビジネスコース
JALとの業務提携によって本格的なエアラインビジネスが学べるのが、このコースです。実務やビジネス論、産業論など多角的な知識が学べます。

また、学科では、TOEICなどグローバルビジネス実務、就職活動において有利となる、豊富な資格の支援も行なっているのが特徴です。資格取得のためのサポートも行っているため、無理なく資格取得ができるでしょう。

歴史が浅いために専門性のある知識の取得・学習が難しいといわれているグローバルビジネスに関して、4年間もの長期にわたって充実した学習を受けられるのが、グローバルビジネス学科の強みといえます。

 

まとめ

経営学部の進学を希望する人、あるいは在学中の人にとって、英語力はそれほど縁がないと思われている傾向があります。

しかし、インターネット経由でグローバルな時魚展開がそれほど難解ではなくなった昨今、英語スキルを取得していれば、経営学部で学んだ知識を加えることによって、事業の規模・可能性は大いに広がるでしょう。

より大きなビジネスで成功をおさめたい人、国内にとどまらず広い舞台で働きたいと検討している人は、英語スキルを身につけることをおすすめします。国内に限定されない新しい世界が広がることでしょう。

 

 

「日本経済大学」では、留学生の就職活動の支援を目的とした、留学生対象の専門ゼミを開講しています。そこでは、BJTビジネス日本語能力テストの受験を推奨し、学習も行っています。

■日本経済大学(都築学園グループ / (学)都築育英学園)

都築学園グループは、「個性の伸展による人生練磨」を建学の精神とし1956年に設立。2018年に開学50周年を迎えた日本経済大学は経済・経営の実学に特化した2学部6学科17の専門コースを持つ日本有数の留学生を抱える国際色豊かな大学です。

2023年2月7日
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留学・国際

英検2級を取るにはどうするのか?大学生では英語を勉強はじめよう

by GAWA_K 2022年12月16日

実用英語技能検定は、英検の略称で古くから親しまれている英語資格試験です。公益財団法人である日本英語検定協会が主催、文部科学省の後援で知られています。

難易度により日常生活からビジネスシーンまで対応できるため、子どもから社会人まで幅広い世代が受験しているのが特徴です。

英検はレベルによって級に分かれており、その種類は1級、準1級、2級、準2級、3〜5級と7つに分類されています。

そのなかで、今回は英検2級の、以下のポイントについて詳しく解説します。

  • 英検2級はどれくらいの英語スキルなのか
  • 英検2級取得のメリット
  • 英検2級の資格試験内容
  • 英検2級試験に合格するための対策

英検2級の試験に挑戦しようか検討している人、これから英検の受験を受けようか考えている人は、今回の記事をぜひ参考にしてください。

 

英検2級はどれくらいの英語スキルなのか

英検2級を取得した場合、どれくらいの英語力が保証されることになるのでしょうか。英検を主催している日本英語検定協会では、英検2級の英語スキルを以下のように定義しています。

  • 大学入試レベル
  • 海外留学も問題なし
  • 履歴書に2級取得を記載すれば高ポイントとなる

大学入試レベルということは、入試を控えた高校3年生レベルの英語力ということになるでしょう。

また、2級より下の級は中学生〜高校生1年程度の英語力という評価になりますが、2級であれば、ある程度の高度な英語スキルが身についている証拠になります。そのため、2級(準2級も含む)からは履歴書に書いても、アピールポイントになるでしょう。

英検は中学生から挑戦している人も少なくないですが、中学生にとっての英検2級試験の出題項目は、まだ学校で習っていないことが多いです。中学生で英検2級に合格するのはほぼ不可能といってもいいでしょう。

高校1〜2年でも難しいといえますが、進学校の生徒、幼少から英語に慣れている人、昔から英語に特化して何年も真面目に勉強している人であれば、中学〜高校1年で合格する人もいます。

 

英検2級取得のメリット

英検2級の取得は、大卒の就職活動および転職活動、日常生活において、多大なメリットをもたらしてくれます。英検2級を取得した際に生じるメリットは、大きく分けて3つです。その3つのメリットについて、以下より、具体的に説明しましょう。

 

ハイレベルな英語スキルがあることの証明

英検は級が上がると、ただ単に英単語・英文が書ける能力だけでなく、リーディング・リスニング・スピーキングの能力も問われる仕組みです。英検が2級レベルになると、さらにライティングを加えた4つの能力をバランスよく習得することが要求されます。

どれか一つの能力だけ秀でていてもそれ以外の能力が稚拙であった場合、2級の合格は実現しません。そのようなハイレベルな級である英検2級の試験に合格した場合、その人が優秀であることの証明になります。

英検と並ぶ有名な英語試験であるTOEICは、リスニング・リーディングがメインで、スピーキング・ライティングありの試験は受験者が少ないのが特徴です。

そのため、英検2級を取得していれば、TOEIC合格者より多くの能力に長けている証明になり、就活・転職活動においても高評価となるでしょう。

 

更新する手続きが一切不要

これから英検を取得しようと検討している人のなかには「」英検は有効期限があって、更新手続きを忘れて期限を過ぎた場合、無効になってしまうのでは」と不安になっている人もいるかもしれません。

しかし、英検には有効期限というものが存在していないため、更新手続きなどはありません。TOEICは試験に合格して資格取得を果たしてから2年が経過すると、有効期限が消滅してしまいます。そのため、就活・転職前にTOEICの有効期限が切れてしまった場合、もう一度試験を受験して合格しなくてはいけません。

それに対して英検は期限切れが存在しないため、資格取得が消失しない決まりです。就活・転職活動前に、もう一度試験を受けるといった手間は不要となっています。

ただし、留学だけに限って、有効期限2年間という決まりになっているので、注意しましょう。

 

知名度が抜群

英検取得のメリットは、多くの人にその存在が知れ渡っていることです。英検は中学・高校といった10代の時から取得試験をする人が多いため、名前だけでも聞いたことある人は多いでしょう。

就活・転職活動の際、面接を担当する人事の人も英検試験を受けた人がいても、決して珍しいことではありません。

就活・転職活動の際、難しい試験をクリアして取得した資格を持っていても、その資格が有名でないと、どれくらいの能力を持っているのか企業側に伝えることができないでしょう。

しかし、英検は国内での知名度が抜群なので、2級がいかに有能であるか、理解してくれるでしょう。

 

英検2級の資格試験内容

英検2級の資格取得試験はどのようなシステムになっているのでしょうか。以下より試験内容や日程などについて説明しましょう。

 

一次試験

一次試験の試験内容は、以下の通りです。

​リーディング
  1. 短文の語句に空所補充:短文あるいは会話文の空いた箇所に、文脈に合う適切な語句を入れる
  2. 長文の語句に空所補充:長文の空欄に、文脈に合う適切な語句を入れる
  3. 長文の内容に一致選択:長文を読んで、その質問の内容に回答する。
ライティング
  • 英作文の執筆:指定されたトピックについての英作文を作成
リスニング
  1. 会話の内容の一致選択:会話の内容に関する質問に答える。
  2. 文の内容の一致選択:短文を翻訳して、その内容で問われている質問に返答する​​

リーディング、リスニングは4拓選択方式、ライティングは記入方式となっています。この3つの問題形式で取り上げる英文の内容は、学校や仕事、あらゆるジャンルを扱っているのが特徴です。あらゆる知識を満遍なく頭に入れていないといけません。

 

二次試験

二次試験はスピーキングで面接形式となります。日本人あるいはネイティブスピーカーの面接官と対面して、7分ほど英語で話す流れです。スピーキングの内容は以下になります。

スピーキング
  1. 音読:60語程度のパッセージを読み上げる。
  2. パッセージについての質問:パッセージの内容を読み上げてパッセージ内容で問われている質問に回答
  3. イラストの展開説明:3コマのイラストをみてその展開を説明
  4. 受験者自身の意見を問う問題 :ある事象・意見についての自分の意見、日常生活の一般的な事柄に関する自分の意見などを説明

スピーキングで取り上げられる話題は、社会的・時事的なトピックが多い傾向です。例を挙げると、環境問題、テレワーク、サプリメントなどの話題が取り上げられます。

 

二次試験の手順

二時面接は、試験中はもちろん試験前後もすべて英語でコミュニケーションを図る決まりになっています。では、二次試験はどのような手順で行われるのか、以下よりその手順をみてみましょう。

  1. 入室
  2. 面接員に面接カードを渡す、着席
  3. 氏名・級の確認および挨拶
  4. 問題カードを受け取る(面接委員からパッセージ(文章)、3コマのイラストが記載してある問題カードを受け取る)
  5. パッセージの黙読(20 秒)
  6. パッセージの音読
  7. パッセージについての質問(No.1)
  8. No. 2 の考慮時間(20 秒)
  9. イラストの展開説明(No. 2)
  10. 問題カードを裏返す
  11. 受験者自身の意見を問う質問 (No. 3,、 4)
  12. 問題カードを面接委員に返す
  13. 退室

二次試験のすべてが終了したら、いつまでも部屋にいないで、すみやかに退室しましょう。

 

英検2級試験の日程

英検2級は、1年のうち年に3回試験が実施される決まりです。実施月は下記のとおりです。

  • 第1回:一次試験6月、二次試験7月
  • 第2回 :一次試験10月、二次試験11月
  • 第3回:一次試験1月、 二次試験2月

日程を間違えないようにしましょう。

 

英検2級試験に合格するための対策

英検2級の資格取得試験を受験して確実に合格を実現するためには、果たしてどのような対策を立てればいいのでしょうか。次より英検2級試験に合格するための効果的な対策について、詳しく説明しましょう。

 

英検2級を受けていいのか、あらためて確認する

英検2級の試験を受ける前に、自分の実力が英検2級で適切であるのか、事前に確認しましょう。英検はいくつもの級がありレベルが分類されていますが、一番下から順番に受験する必要はなく、好きな級を選んで受験することが可能です。

そのため、いきなり英検2級から受験しても問題はありませんが、英検2級が自分の実力に見合っていないと合格できずに、無駄になってしまいます。級を自分で選んで受験できる英検ですが、1番下の5級から始めて、一つづつステップアップするというやり方を行っている人がほとんどです。

英検の公式サイトには過去問が公開されているので、それに挑戦するなどして、自分の実力・英語力がどれほどのものかチェックしておきましょう。

 

英検2級の対策

では、英検2級の試験に挑戦する場合、具体的にどのような学習方法を行えばいいのでしょうか。以下よりそのポイントを紹介しましょう。

 

過去問を行い試験形式に慣れる

英検2級試験の対策としては過去問を徹底的に行うことが必須ですが、過去問に挑戦するのは実力をつけるだけでなく、試験に慣れるためでもあります。

試験形式に慣れておけば、本番をむかえても緊張することなく、スムーズに試験を進めることが可能で、それにより正解率も上がるでしょう。過去問を行う際は、時間を計ってどれくらいのスピードで解答できるか確認することも大事です。

 

苦手分野をはっきりとさせておく

過去問を行う際は、どの分野が自分にとって苦手なのか、はっきりと把握しておきましょう。英検2級の合格ラインははっきりと公表されていませんが、6割の正解率が合格ラインといわれています。

過去問の正解率が6割を切った場合、不正解の問題が苦手分野なので、そこを重点的に学習しましょう。

 

二次試験の対策も重要

英検2級はスピーキングの二次試験も重要です。いくら複雑な英文の文法、多くの英単語をマスターしていてもスピーキングもクリアしないと英検2級は合格できません。

過去問に挑戦する際は、スマホなどの録音機能を使って、自分のスピーキングスキルを確認しておきましょう。録音することによって、自分のスピーキングを客観視できて、欠点などがわかりやすくなります。

まとめ

今回は、英検2級の詳細について解説してきました。今回、解説したポイントをまとめてみましょう。

  • 英検2級はどれくらいの英語スキルなのか
  • 英検2級取得のメリット
  • 英検2級の資格試験内容
  • 英検2級試験に合格するための対策

英検2級は、数多い英検の級のなかで、実践的な英語の実力が証明されている資格です。海外での生活においても支障がなく生活ができて、就職・転職活動においても所有しているだけで有利になります。

今回の記事を参考にして英検2級のメリットや学習におけるポイントを把握して、英検2級の取得に挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

 

「日本経済大学」では、留学生の就職活動の支援を目的とした、留学生対象の専門ゼミを開講しています。そこでは、BJTビジネス日本語能力テストの受験を推奨し、学習も行っています。

■日本経済大学(都築学園グループ / (学)都築育英学園)

都築学園グループは、「個性の伸展による人生練磨」を建学の精神とし1956年に設立。2018年に開学50周年を迎えた日本経済大学は経済・経営の実学に特化した2学部6学科17の専門コースを持つ日本有数の留学生を抱える国際色豊かな大学です。

2022年12月16日
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語学資格

TOEIC600点取るにはどうする?必ず役に立つTOEICの勉強を始めましょう!

by info@remi.website 2022年11月9日
TOEICはあなたの可能性を広げてくれる資格です!

就職・転職活動や昇進・昇格に有利な資格として認知されているTOEIC。

これからTOEICを受け始めようと考えていますか?

TOEICは英検のように合格・不合格があるわけではないことは既にご存じの方が多いのではないかと思います。

大学によっては単位取得にも使われているようになっています。TOEIC Listening & Reading Test500点以上で、1~2単位、650~700点で4単位認定される大学が多いです。

就職・転職におおいに役立つ点数は700点以上が目安になりますが、これからTOEIC Listening & Reading Testを受けだす方なら、まずは600点を目指すのが良いでしょう。

この記事では、TOEICの基本情報やメリット、600点以上とるための勉強方法などをご紹介させていただきます。ぜひ参考にしていただければと思います。

【TOEICとは】

TOEIC は Test of English for International Communication (国際コミュニケーション英語検定) の略で、英語を母国語としない人を対象とした国際標準の英語能力テストです。世界160カ国で実施されており、国際的な環境で働く人々の日常的な英語力を測定することを意図して作られています。

TOEICは2つのテストブランドから計5種類の試験が行われています。

1.TOEIC Test

①TOEIC Listening & Reading Test

TOEIC Listening & Reading Testは、リスニングとライティング2科目が均等に採点されるテストで構成されています。 リスニング約45分間とリーディング75分間のマークシート方式で、テスト結果は10点~990点で評価されます。

②TOEIC Speaking & Writing Tests

TOEIC Speaking & Writing Testsは、英語を話すことと、書くことの能力を評価するテストです。スピーキング約20分間とライティング約60分間をパソコン上で受ける方式で、テスト結果は各0~200点で評価されます。

英語が実際に使用される場面を想定した形式で出題されます。英語のコミュニケーション能力に焦点を当てているため、多少のスペルミスや、発音の違いは採点に影響されません。

③TOEIC Speaking Test

TOEIC Speaking Testは、英語のコミュニケーション能力を評価するテストです。パソコン上で約20分間受ける方式で、テスト結果は各0~200点で評価されます。

この記事では、TOEIC Listening & Reading Testで600点を目指すことに関する内容にフォーカスします。そのため、ここからはTOEIC Listening & Reading Testを「TOEIC」と表記していきます。

2.TOEIC Bridge Tests

2019年6月より開始されたTOEIC Bridge Testsは、英語学習初級~中級者を対象に日常生活での生きた英語力を測定する世界共通のテストです。TOEIC Testと比べると時間と設問数が短く、内容も簡単なので、英語に自信がないけれどTOEICを将来のために勉強することに決めたばかりの方にお勧めです。

①TOEIC Bridge Listening & Reading Tests

TOEIC Bridge Listening & Reading Testsは、リスニングとライティング2科目が均等に採点されるテストで構成されています。 リスニング約25分間とリーディング35分間のマークシート方式で、テスト結果は1問1点、合計100点で評価されます。

②TOEIC BRIDGE Speaking & Writing Tests

TOEIC Bridge Listening & Reading Testsは、日常会話で活かせる英語を話すことと、書くことの能力を評価するテストです。パソコン上でスピーキング約15分間とライティング37分間受ける方式です。テスト結果は1問1点、合計100点で評価されます。

【TOEICの申し込み方法】

TOEIC申し込み手続きがスムーズに進めるためには、試験日を確認し、申込期間中に申し込む必要があります。2月と8月以外の年10回、基本的に日曜日に実施されています。ただし、地方都市など受験地によって開催されない場合があるため、受験地で日程を確認しましょう。

また、事前にTOEIC申込サイトの会員登録をする必要があります。会員登録に費用は掛からないため、先に済ませておくことをお勧めします。

申し込みの流れは以下になります。

①TOEIC公式ウェブサイトにログイン

“「ログインID」と「パスワード」を入力してログインします。
※最後にログインしてから10年以上過ぎるとログインできなくなります。会員登録を再度する必要があります。”

②「テスト申込」ページに移動する

一番上のバーの「テスト日程・申し込み」から「TOEIC Listening & Reading Test」を選択して「テスト申込」ページに行きます。

テスト日程を確認して「テスト申し込み」ボタンをクリックします。

③申込・支払い手続きをする

「テスト申込からテスト結果確認までの流れ」を確認してから「次へ進む」ボタンを押しましょう。

受験要領を確認・同意し、申し込みフォームに記入します。申込手続きを最後まで進めたら、支払い手続きができます。クレジットカード決済、コンビニエンスストア、または楽天ペイによる決済が可能です。

支払いを終えたら申し込みは完了です。登録したメールアドレス宛に「申込受領通知メール」が届きます。受験票は試験日の約2週間前に発送されます。

【TOEICの受験料】

TOEICの受験料は7,810円(税込)です。

ただし、TOEIC受験申込の1年後の同じ月から3か月の間に実施されるTOEICテストのうち1回が7,150円(税込)に割引されます。さらに、その割引を利用して申し込むと、その翌年の同じ期間も同じ割引が適用されます。

【TOEICの受験当日について】

TOEICテストは午前と午後の計2回実施されます。どちらかを選んで受験することができます。ただし、申込の受付は同時ではありません、

TOEICの試験時間は2時間ですが、テストの始まる30分ほど前には説明が始まり、試験後は問題用紙と解答用紙の回収がされるため、合計の所要時間は2時間半以上かかります。その間はお手洗いに行けません。会場には余裕を持って到着するようにし、試験前にお手洗いに行っておくことをお勧めします。

当日持っていくものは以下の6つです。必ず家を出る前に確認してください。

①受験票

TOEIC試験日の2週間前に発送されます。受験票未着問い合わせ期間が定められていますので、受験票が届くのが遅れている場合は、IIBC試験運営センターへ電話をします。試験当日に受付で受け取っていない旨を伝えても対応してもらえません。試験日の変更や受験料の返金などもありません。

②証明写真1枚

TOEIC受験票の証明写真は、カラー又はモノクロ、縦4㎝×横3㎝、6カ月以内に撮影、白または薄い色のバック、前を向いた上半身・無帽、本人の顔がはっきり確認できる状態のものと規定されています。写真の裏面に氏名と受験番号を書いて、受験票の証明写真欄に貼り付けます。

③本人が確認できる書類

写真が付いた身分証明書を受付で見せる必要があります。運転免許証、学生証、パスポート、マイナンバーカードなど、日本で発行されていて、有効期限内のものを携帯してください。

④筆記用具

マークシートを埋めるために、鉛筆又はシャープペンシルと消しゴムが必要です。

⑤腕時計

TOEICの試験中に時刻のアナウンスはされません。また、携帯電話・置時計・ストップウォッチ・ウェアラブル端末などを時計代わりに使用することができません。部屋に掛け時計があることは多いですが、試験監督者の腕時計を基準に計られますので、腕時計を持っていく方がよいでしょう。

⑥マスク

家から出る時点でマスクをしているとは思いますが、マスクを着用していないと受験をさせてもらえないため、注意してください。

それでは、ここからはTOEICで600点を取ることのメリットや難易度、勉強方法を説明していきます。

【TOEIC600点を取得するメリット】

①就職活動でアピールできる

TOEIC600点は、就職活動の際にアピールできる最低ラインです。会社や業種によりますが、履歴書に書いて、良い効果を生む可能性があります。履歴書に書くには、600点以下でしたらほとんど効果がありませんので、せめて600点は必要です。

大手企業や外資系などでTOEIC600点は通用しませんが、メールのやり取りなどで多少英語が必要な会社の職員や、契約・派遣社員、アルバイトは、応募要件が「TOEIC600点以上」の所もあります。

②700点、800点を目指すための指標になる

TOEICを就職や転職、キャリアアップに生かすには、700点以上、できれば800点は欲しいところです。しかし、初心者が初めからそこまでの点数を目指しても挫折してしまうケースがほとんどです。まずは600点を目標に期限を決め、スケジュールを立てて勉強し、600点がとれたら次は700点を目指しましょう。勉強の仕方なども身に付けば、700点に向けた勉強がしやすくなるでしょう。

【TOEIC600点の難易度】

TOEIC600点のレベルは英検2級程度、取得に必要な単語数は5000語以上と言われています。ただし、英検2級以上を持っているからと言って600点以上が取れるとは断言できません。試験の内容や形式が違うため、勉強しないで受けて取れる点数ではありません。しかし、英検2級以上を持っている人は、取れていない人に比べて短い勉強時間で600点に到達できるでしょう。

中学・高校で英語をあまり得意として来なかった人で、これから就職・転職活動や、キャリアアップのためにTOEICの勉強を始める方ですと、600点を目指すのはかなりの勉強が必要です。まずは、TOEIC BRIDGE Speaking & Writing Testsから始めてみるのも良いかもしれません。

【TOEIC600点を取る勉強方法】

前提として、上の「TOEIC600点の難易度」でも少し述べましたように、現在の英語のレベルによって必要な勉強時間も勉強方法も変わってきます。

何年間も英語に触れてこなかった方でしたら、まずは中学英語のやり直しをお勧めします。90%以上分かる自信がついてからTOEICの勉強を開始することをお勧めします。

以下で説明する「TOEIC600点を取る勉強方法」は、現在TOEICが500点以上の方や、英検2級以上を保持している方、又はそれに準ずるレベルにある方に向けて紹介します。

1.独学で勉強する
①語彙力を高める

まずは、TOEICで出題頻度の高い英単語・熟語をあらかじめ勉強することは、TOEICテスト対策として大変重要です。

リスニング、文法、長文読解の全てにおいて、英単語・熟語を知らないと回答できない問題が沢山あります。TOEIC頻出の英単語・熟語が頭に入っていれば、選択肢を絞り込むことができます。つまり、より正解に近づく可能性が高まるわけです。

TOEICで出題される英単語・熟語のレベルはそれほど高くありません。英検2級~準1級を保持しているか、高校レベルの英単語・熟語ができていれば、そこまで苦労することはないでしょう。

ただし、英検や学校で学んだ英単語・熟語とはタイプの違うビジネス英単語が多く出題されますので、そこを強化することが点数アップにつながります。

TOEIC600点を目指した、TOEICによく出る単語をまとめた教材が出版されていますので、1冊を覚えきることをお勧めします。

また、最近はスマホのTOEIC単語アプリもあります。無料のものもありますので、通勤、通学の際などに活用するのも良いかもしれません。

英単語・熟語は、口に出して読んだり、書いたりしながら覚えるのが良いでしょう。発音、アクセント、イントネーションなどを意識しながら記憶することで、リスニングセクションに対する単語力も大幅に上がります。

②リスニング力を高める

TOEICのリスニングセクションは、TOEIC公式問題集を使って勉強することをお勧めします。

TOEICのリスニングは、英語を母国語とする様々な国の人による会話で、国によってアクセントやイントネーションが違います。他から出版されている参考書や問題集で、TOEIC公式問題集ほどきっちり作り込まれているものはありません。

多くの人は、TOEIC公式問題集を単に現在のレベルを知るために使っていて、1度解いてしまうと終わりにしています。

TOEIC公式問題集のリスニング音声を何度も何度も繰り返し聞くことで、内容がほとんど聞こえるようになります。また、英文を見ながら音読したり、音声を聞きながら自分の声をほぼかぶせるように声に出す「シャドーイング」をしましょう。

この練習を繰り返すと、単語の音が繋がっている部分や、弱く発話されることによって音が聞こえにくかったり、消えてしまう部分が分かるようになってきます。

③文法力を高める

TOEICのPart5とPart6は文法問題です。英単語・熟語さえ頭に入っていれば、内容はそれほど難しくありません。ただし、問題数が多いのでスピードが決め手です。時間をかけて悩みながら解いていく暇はありません。時間をかけすぎると次に続く長文読解で時間が足りなくなってしまいます。

TOEIC600点を目指すのであれば、中学校の英文法はほぼ完ぺきにしておく必要があります。

TOEIC公式問題集は、時間を測って解答し、間違えたところはまずは解答を見ずに自分で考えて導き出してから「解答・解説」を読みましょう。1週間おいてから間違えたところを復習し、解説を確認して覚え直すことを繰り返してください。

④読解力を高める

TOEICのPart7はリーディング問題です。問題数が非常に多いため、速読しつつ、内容を理解する必要があります。

しかし、急に速度を上げて読んでしっかり内容を理解できるようになれるものではありません。TOEIC600点を目指すには、まずは「精読」により英文の理解度を上げていることから始めましょう。

「精読」とは一文一文をじっくりと読むことで読解力を高める勉強法です。

TOEIC公式問題集をじっくり読みます。分からない英単語や文法があれば確認しながら、和訳を書いていきます。できれば選択肢の英文も同じように和訳します。その後、「解答・解説」を確認して、間違えたところは間違えの原因を突き詰めましょう。

精読が終わった文は、音読して自分の理解度を確認します。何度も音読しながら頭の中で日本語に置き換えなくても意味が理解できるようになることを目指しましょう。

焦って次の問題に移るより、1つ1つをしっかり理解して前に進むことをお勧めします。

⑤スキマ時間を有効活用

学校、仕事、家事、アルバイトなど、日々忙しい中で、毎日まとまった勉強時間を作ることは大変難しく、そのために諦めてしまいがちの資格試験勉強。

しかし、一切スキマ時間がない人はほぼいません。通勤・通学中、入浴時間、休憩時間、就寝前などのスキマ時間を有効活用することは、勉強を続ける鍵です。

TOEIC公式問題集のリスニングをスマホから聞けるようにしておいたり、単語アプリをダウンロードしておきましょう。

スキマ時間が10分程度であっても、計1時間くらいは勉強できるのではないでしょうか。スキマ時間で1時間と決めて、できなかった時間分だけをその日の勉強時間に充てても良いかもしれません。

ただし、週末など1日~2日は数時間まとまった勉強時間を作るように努力してください。

2.通信講座で学ぶ

1人で継続して勉強する自信がない方や、勉強の仕方が分からない方は、TOEICの通信講座を受講するのも良いでしょう。

TOEIC通信講座は数多くあります。自分でスケジュールを組んで計画的に学習しなければなりませんが、分からない所があれば専門知識を持つ講師に質問することができます。挫折しないためのスケジュールのサポートやアドバイスをももらえます。スマホのアプリから勉強できる通信講座もあるので、時間や場所に関係なく、学習できるのが魅力です。

3.大学で学ぶ

大学進学を考えていて、将来的に英語を生かして大手企業や外資系で働く意思のある高校生は、TOEICの点数獲得に必要な授業のある大学や専門学校、そして学部を選ぶことをお勧めします。

英語は様々な分野の勉強や、業種の仕事に必要になっていますので、多くの大学、専門学校でTOEICの受験を推進しています。

資格取得やインターンシップといったキャリアサポートが充実している、日本経済大学の福岡校・渋谷校・神戸校の経営学部等の授業には、在学中に取得可能な資格にTOEICが含まれています。特に福岡校と渋谷校のグローバルビジネス学科は、英語の学習に非常に力を入れており、3年次には就職に向けTOEIC で高得点を取得できるようサポートがされます。

多くの大学が3年次から就活支援を開始する中、日本経済大学では1年次からキャリアデザインを形成し、就職活動を見据えた支援をしています。1年次から将来のビジョンを持ち、専門分野を学べるのが日本経済大学の特徴です。

【おわりに】

TOEIC受験のための手順や、600点を目指すメリット、勉強方法などをご紹介させていただきました。いかがでしたでしょうか?

国際ビジネスコミュニケーション協会が発表している2021年度のTOEICの日本における平均スコアは574点です。全世界の平均スコアは611点ですので、日本はまだまだ英語力が世界レベルに追いついていません。

そのため、TOEIC600点でも日本では、色々と生かすことができます。

TOEIC受験を開始しようか迷っているなら、今すぐ勉強に取り掛かることをお勧めします。

2022年11月9日
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語学

大学生が英語を話せるようになるには?本気を出して頑張ろう!

by info@remi.website 2022年10月28日

英語は同期との差をつける鍵です!

大学生、または大学が決まった高校生は、すでに将来の目標を決めた人もいれば、そろそろ考え出さなければ思っている人もいるでしょう。

就職のためには英会話力が役立つかな?
大学を卒業したら語学留学したいな。

など英語を話せることがなんとなく大切であると思い始めているのなら、それは正解です。

そして「よし、じゃあ今すぐ英会話の勉強を始めよう!」と思ったなら、それは大正解です。

中学、高校でもある程度英語の勉強に力を入れてきた人なら、英検の2級くらいは持っているでしょうか?英語を話せるようになりたいならグッドスタートです。持っていないなら受験はしないにしても2級の単語と熟語を完璧にするくらいは必要でしょう。

しかし、大学からは英検ではなくTOEICのスコア重視に変わります。就職活動の際には履歴書の資格欄にTOEICの点数を書くことができます。TOEICは600点以上が必須のため、まずTOEIC600点以上を目指す必要があります。

TOEICは、英語が話せる人にとっては実はそこまで難しいテストではありません。英検準1級や1級はTOEICの倍近くの語彙力が必要ですし、日本語でもあまり使わないような難しい単語も覚えなければなりません。それに比べるとTOEICは、ひっかけ問題も少なく基礎的なビジネス英語なので毎回似たタイプの問題が出題されます。ただし、2時間でリスニング100問とリーディング100問を答えなければならず、休憩時間はありません。かなりの集中力が試されます。

大学やTOEICを専門に教える学校では点数を取れるコツを教えてくれます。しかし、そのような点数の取り方ですと、本当に英語を理解しているとは言えません。基礎的なリスニング力とスピーキング力をつけて、自信を持って答えることができて初めて英語を理解できていると言えるでしょう。

では、基礎的なリスニング力とスピーキング力をつけるのはどうすれば良いのでしょう?

この記事では、英語が話せるようになるメリットと、大学生にお勧めの英会話の勉強方法を紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

【英語が話せるようになるメリット】

1.就職に有利

英語を話せることは就職活動で大きな強みになります。最近はグローバル化を目指す企業が増えていて、海外に対する関心をアピールできることは高いポイントです。

中学・高校でがんばって英語を勉強してきた人は、英文を読んだり書いたりできるということが評価されるでしょう。しかし、英語を話せると自信を持って言える人は帰国子女や家庭で英語を話すような特殊な人たち以外は少数でしょう。

そのため英語を話せる人は貴重なグローバル人材として評価されるだけでなく、努力してその能力を身に着けたことも非常に大きなアドバンテージになります。

どのような会社で働きたいか、どのような仕事がしたいか、そのために必要な英会話力はどのくらいかを考えたり、調べて、目標を定めるとモチベーションが上がるでしょう。

2.世界中の人と話ができる

世界192カ国のうち英語を公用語としている国は55カ国もあります。そして英語を公用語としていない国でも第2言語として英語を教えている国がほとんどです。

英語を話せるようになれば、どれだけの国の人たちと会話ができるか分かりますよね?

英語が話せることがダイレクトに国際人につながるわけではありませんが、様々な国の人との出会いはその国を知り、理解を深めることが可能です。それは国際人になるための過程として大変重要なことです。

3.海外旅行がもっと楽しくなる

英語を話せると、海外旅行が気楽にできるようになります。旅行先で問題が発生しても宿泊先やインフォメーションなどで手助けを求めることができます。

多くの大学生は、海外に行く前にホテルの予約などせずに色々な所を気ままに旅して周るバックパック旅行を好みます。英語が話せればその土地についてから電話でホテルやレストランの予約をできるんです。想像するだけでワクワクしますよね!

4.自信を持てる

大学生になってから英会話をマスターすることは、かなりの時間と忍耐力が必要です。一朝一夕でできることではありません。

出だしの英語力にもよりますが、最初のうちは理解ができなかったり、進歩が見られず、苦しむことが沢山あるでしょう。しかし、最終的に英語を話せるようになれば、相当な自信になるのです。

さらに、日本は英会話力が低い国のため、「英語を話せる=かっこいい」につながります。人に自慢するために英会話をできるようになるわけではないでしょうが、褒められることは嬉しいものですし、それも自信を持てるようになるのです。

【お勧めの勉強方法】

1.中学英語をやり直す

信じてくれない人が多いのですが、中学3年間の英語の教科書には、英会話に必要なことが詰まっています。中学英語をマスターすれば、海外旅行はもちろんのこと、英語圏で問題なく暮らせるくらいのレベルになります。

高校で良く出てくる過去完了形や倒置法などは、会話で頻繁に使うことはありません。日常会話として使うなら中学英語だけで十分です。大学に入ってから英語を話せるようになろうとしているなら、出だしからあまり難しいことを学ぼうとしないでおきましょう。やる気が無くなってしまいます。

「中学英語がそんなに良いなら、なぜ中学を卒業するまでに皆が英語を話せるようにならないのか?」と思うかもしれません。大体想像はつくと思いますが… 文法、単語、熟語を暗記する授業だけでは英語を話せるようにはなりません。
中学の頃のようにスペルを何度も何度も書いて覚えたり、日本語にきっちり翻訳することに集中するのではなく、スラスラと話せるようになることを目指す必要があります。何度も何度も声に出して読み上げ、暗記して空で言えるようにしましょう。その際は日本語⇔英語の考え方を捨てて、脳内でロールプレイングをしながら英語にしてみましょう。

中学英語をやり直すことは、スピーキング力を伸ばすための第一歩です。

2.オンライン英会話を利用する

最近人気が高まっているのがオンライン英会話です。英会話教室に通う時間が節約され、料金も英会話教室より格安です。1回のレッスンが短めで、月に何度もできるようなプランなどもあることも人気の理由です。最近はパソコンがなくてもスマホでできるオンライン英会話も増えていますし、最初は無料体験ができる会社がほとんどです。

待機中のネイティブスピーカーの先生を選んで会話をスタートできます。様々な人と話すことができますし、お気に入りの先生を見つけることが可能です。

オンライン英会話をいくつか下に並べますので、検索してみてください。

①レアジョブ
②ネイティブキャンプ
③kimini英会話
④EF English Live
⑤cambly
⑥DMM英会話

まずは、料金設定などをじっくり読んで、無料体験レッスンを活用し、自分に合っている教室を見つけてから開始すると良いでしょう。

ただし、レッスンを受けるだけでは思っているほどの結果を得ることはできません。まずは目標を設定しましょう。そして、今日は先生に話す内容を練習しましょう。最初は紙に書いて練習してもOKです。しかしレッスンの時は何も見ないで話してください。

4.英会話教室に通う

上記に記載したように、時間と価格の面ではオンライン英会話の方が断然お得です。ただし、英会話教室は講師と直接対面しながら会話の勉強ができるためオンラインより臨場感があります。また、オンライン英会話はフィリピン人の先生が多いのが特徴ですが、英会話教室はアメリカ人、イギリス人、オーストラリア人など、将来ビジネス先としてやり取りをする可能性の高い国籍の講師が多いです。

ネイティブスピーカーと会話をすることは英語を話せるようになる手っ取り早い方法です。なるべく1対1の英会話を選びましょう。先生1人に対し4人いるのと、1人なのでは学ぶ時間が全然違います。

最近は、カフェなどで落ち合って教えてくれる講師を見つけられるサイトもあります。コンタクトを取りたい先生を見つけた際に初回だけ数千円払えば、あとは何人でも講師に連絡を取って体験レッスンを受けられるので、お勧めです。

下記は特に人気のサイトです。

①ハロー先生
②エンジョイレッスン

5.短期留学をする

実際に海外で生活しながら語学学校に通うのは英会話力を向上させる手っ取り早い方法です。大学の長期休暇を利用して1度は体験してみることをお勧めします。

1か月以内でも費用がかなりかかると思われるかもしれませんが、フィリピンのセブ島留学なら、頑張ればアルバイトで貯めて行けるぐらいの金額です。受講するプログラムによって異なりますが、一般的なコースですと1週間4万円、1か月で16万円程度の授業料ですみます。日本と比べると物価が安いため、向こうでの生活費もそこまでかかりません。飛行機の往復費用を含めても30万貯金できたら春休みの間英語漬けの毎日が送れるわけです。

しかも、一般的なコースでも毎日の授業が8コマほどあり、毎日宿題も出されるため、英語漬けが期待できます。大抵の留学生はその学校の寮で暮らすので、色々な国から留学して来る人たちとも知り合えます。

ヨーロッパにあるマルタ共和国も、お勧めです。フィリピンよりは遠いので航空券代が高くなってしまいますが、学費、宿泊費、生活費はそこまで変わらず、地中海に浮かぶ小さな美しい島国を満喫できます。日本人にも人気の留学先ではありますが、セブ島ほど日本人留学生が多くないので他の国の人たちと否が応でも英語でコミュニケーションを取らなければなりません。英会話力を高めるために自分を追い込む留学先としてはとても良い留学先です。

もちろん、お金に余裕があるなら英語の本場であるアメリカ、イギリス、オーストラリアなども良いのですが、日本人が多い留学先はなるべくなら避けた方が良いです。ついつい日本人どうしで仲良くしてしまいます。

おわりに

大学生が英語を話せるようになるメリットと、お勧めの勉強方法を紹介させていただきました。

あまり焦りすぎずに、短期的な目標と長期的な目標を定めて、コツコツと毎日繰り返しながら進めていくことが重要です。英語のスピーキング力とリスニング力を高めて同期との差をつけましょう!

2022年10月28日
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語学

小学生が英語を話せるようになるには?親が知っておくべき習得方法

by info@remi.website 2022年10月28日

英語は世界への扉を開ける鍵です!

既にご存じの方が多いとは思いますが、英語を学ぶことは人生を前進させることに繋がります。英語を話せるようになることは、進学、就職、コミュニケーションスキルの向上、海外旅行、キャリアアップなどに大いに役立ちます。また、学習脳力を高め、後の人生では認知症予防にすらなるのです。

英語を学び始めるのに早すぎるということはありません。言語は楽しく、健全な発達を促進し、多くの認知的および社会的利点が生涯続きます。この記事では、小学生が英語を学ぶ上でのメリットと、英語をより早く習得できるようになる方法を紹介させていただきます。

【小学生が英語を学ぶメリット6つ】

まずは、小学生が英語を習得することで得られる利点を解説しましょう。ただし、メリットが多いからといって焦って「英会話教室を選ばなきゃ」とはならないでください。メリットを生かすためには学び方が重要なポイントとなります。メリットの後に続く、習得方法も必ず読んで参考にしてください。

1.有利なスタートを切ることができる

子供のうちに英語を学び始めると、日本語を習得するのと同じ部分の脳を使用します。さらに子供たちは、大抵の初心者にとって大きな障害となる「間違いを犯すこと」への恐れがありません。間違えながら覚えることは上達を速めます。

また、英語学習を早期に開始することは、子供たちが将来第三言語スキルを習得する助けにもなります。そのような子供たちは、多言語を使用することを不自然には感じず、新しい言語の音と流れに違和感を持ちません。つまり、早いうちに英語を話せるようになることで、新しい言語をゼロから学習するための基盤が築かれるのです。

2.異文化への理解を深めることができる

子供が英語の学習に専念する時間の長さは、認知発達と直接的な相関関係にあります。子供が英語を長く学び続ければ、その子供は成長とともに、英語だけではなく、英語圏の文化に触れ理解を深めます。そして第三言語以上を習得した際は、言語の習得と共にその国の文化を理解するのです。言語能力を得るだけでなく、人間として成長するための大きな助けとなるのです。

3.脳を養うことができる

第二言語を学習することは、記憶力、集中力、マルチタスク能力の向上につながり、さらに問題解決能力、批判的思考力、傾聴力が向上することが研究により明らかになっています。そして、他言語に堪能な子供たちは、創造性と認知の柔軟性が向上する兆候が確認されています。

4.学業成績を向上させる

英語を学習することは、子供の学業成績に対して直接的に影響を与えます。バイリンガルの子供たちは、1つの言語しか話せない子供たちと比較して、読み書き、数学の能力が向上しており、標準的なテストにおいてより高いスコアを獲得しています。

5.好奇心、感受性、共感、寛容を育むことができる

早い段階で他の言語に触れた子供たちは、その言語の背景にある文化に対して偏見のない態度を示します。 小学生が英語を学ぶことは、他の方法では経験することのできない、大きな世界を体験できるのです。そのため、子供うちから英語を学ぶことで、好奇心旺盛で、感受性が高く、共感力や寛容力がある人に成長する助けとなるのです。

6.将来的に二か国語以上の習得につながる

「自国の言葉も完璧ではないうちから他の言語を学ぶと、どちらも中途半端になる。」とおっしゃる方も未だに多くいます。しかし、子供たちの脳は複数の言語を同時に導入しても混乱しません。子供は多言語環境を自然に誘導するだけでなく、人生の早い段階で第二言語を習得することで、脳が他の複数の言語を学習する準備が整い、未来への可能性が開がるのです。

【小学生が英語を話せるようになるには】

子供の頃に英語を学びだすことのメリットを解説しましたので、次に英語の習得方法を述べていきます。一生懸命勉強することが英語の習得につながるわけではないことを理解していただけると思います。

小学生が英語を学ぶ動機の3つの主要な柱は「興味」「達成感」「目標」であると言われています。

この3つの柱が、子どもたちの自発的な学習意欲の土台となります。多くの保護者は子供の教育の様々な面に重点を置いていますが、特に英語を学ぶことは、子供の将来の発達における新しい道への鍵となる可能性が高いです。親が子のためにこの新しい道を開く方法についての決まった公式はありませんが、成功した事例や専門家の推奨から収集できるいくつかの戦略はあります。

1.「興味」を持たせる

テストの点数だけを気にすることは、小学生の英語学習への興味を台無しにします。丸暗記が好きな子供はあまりいません。子供たちが教師に認めてもらうためだけに暗記することが良いとは言えないでしょう。子供たちが、英語を学んでいる時に幸せな気分になり、役立つことを学ぶことが重要です。

例えば、子どもと一緒に英語のDVDを見たりするなど、日常生活の中で子供にとって興味深い言語学習環境を作るように努めましょう。

Netflix、Amazon prime、Disney+などでお気に入りの番組の言語設定を変更してみてください。ほとんどの番組は複数の言語で視聴可能です。すでに英語に触れている子供でしたら、気に入りの番組を英語で見ることが思ったほど難しくはありません。

子供の英語の成績、文法、スペルに固執しすぎないでください。英語を学ぶことに否定的な感情が付きすぎると、子供たちは時間がたつにつれ英語学習への興味を失います。

子供が興味を持っている事柄から始めてください。内容に興味があれば、英語を理解する意欲が非常に高まり、自然に学習します。

例えば、電車が好きな子ならそれにまつわる英語から始めましょう。単に電車の名前を覚えるのではなく、電車の様々な部品や、電車内の英語のアナウンスなど、色々ことに目を向ける手伝いをしてあげることをお勧めします。

2.「達成感」を持たせる

すべての子供は、何かの側面で優れています。理解力が優れている子もいれば、発音にたけている子もいます。もし明らかに優れている部分がまだ見つからないとしても、努力を称賛することができます。ほめることは、子供たちに達成感を与え、弱点を改善するのに役立ちます。

英会話を習いだしたなら、小学生のうちから英語圏に旅行に連れていくことは達成感を促す方法の一つです。ホテルやレストランの従業員と挨拶をしたり、簡単な英語でも聞き取ったりできれば、英語をもっと話せるようになりたくさせます。もし親より子供の方が英語を理解できて、旅行中の助けになるようなことがあれば、なおさらでしょう。

小学生の短期留学に行かせるのも1つの手です。英語圏で生活し、英語を学習するのに数週間費やすだけでも、子供のモチベーションを上げるでしょう。そして、その国の文化に触れ、親から離れることは、精神的な面だけでなく、後に英語力を加速させることにもつながるのです。

3.「目標」を持たせる

良い「目標」を設定することは、子供たちが積極的に学び、自信を持って英語を話すために不可欠です。

では「目標」とはどんなものでしょう?

大抵の保護者は順位、成績、英検などの資格を目標にして欲しいでしょう。分かりやすい物差しですし、もちろん最終的なゴールと思うのは良いと思います。しかし、初めから高い目標を設定することは、子供にとって大きなプレッシャーになることがほとんどです。新たな「勉強」と思わせてしまうことはやる気を奪う可能性がとても高く、英語を話せるようになることと逆の方向に向かってしまいます。

自問自答してみてください…

「私はつねに目標を持って達成し続けているだろうか?」
「私は子供のお手本になれているだろうか?」

自分ができていないことを子供に望みすぎる親は意外と多いです。親御さん自身が達成できるような目標を子供にも持たせてみましょう。まずは、子供のお手本になりましょう。子供に目標を持たせるには周囲の環境がとても重要なのです。

それでは、小学生が英会話力を向上させるために設ける目標はどんなことから始めるのが良いでしょう?

まずは、毎日の目標を設定することです。始めは一緒に目標を考えてあげましょう。あくまでも高すぎる目標を押し付けないでください。英語を覚えだして楽しくなってきたら、子供が自発的に目標を決めるようになるでしょう。

英会話の始まりはたいていの場合単語を覚えることから始めます。子供はどんどん新しい単語を覚えます。しかし、忘れるのも早いです。そのため、復習が重要です。1日に新しい単語を覚えるのは少しずつにしましょう。昨日覚えたことプラス5~10単語くらいでいいでしょう。最終的に月に150単語を完璧に覚えている方が、毎日新しい単語を30個覚えて、1か月後にほとんど忘れてしまっているよりはるかに成果があります。

【英会話を学ぶ方法】

最後に、小学生が英会話を学ぶのにお勧めの方法を紹介します。1つ選ぶのではなく組み合わせたり、全部試してみて、子供が気に入るものを続けることをお勧めします。

1.英会話教室

保護者が英語を話す方出ない限り、小学生が英語を始めるならやはり英会話教室に通うのが良いでしょう。クラスメイトが多すぎると、お子さんによってはただ教室にいるだけになってしまうので、少なめの人数のグループレッスンがお勧めです。同年代の子たちと一緒だと楽しんで学ぶことができますし、競争心も芽生えます。

先生はネイティブスピーカーのいる教室を選んでください。小学生は先生の発音をそのまま覚えます。また、早いうちから外国人に慣れることも英会話教室に通う上での大きなメリットです。

小学校の低学年から英会話を始めた子供は、高学年になると1対1で習いたいと思う子も多くいます。英会話教室に入れたから「それでよし」とは思わずに、現在のレベルを教室に確認したり、学年が変わる際などに本人の意向を聞いてみることをしましょう。

2.YouTube

近年YouTubeでは多くの英語チャンネルが存在します。子供向けの英語ソングが沢山あります。歌から英語を覚えるのは手っ取り早くお勧めです。また、「初心者の英会話」や「基礎英会話」のようなタイトルのチャンネルがあり、ネイティブによる簡単なフレーズを聞いて繰り返します。

他にも、シチュエーション英会話など、以前ならお金を払わなければ見られなかったような動画が数多くあがっています。このような動画は、実は保護者が探してあげるより子供の方が好きなチャンネルを素早く見つけることができるのではないでしょうか?

3.ディズニー映画&ピクサー映画

子供から大人までが楽しめるディズニー映画やピクサー映画。特に子供は気に入った映画を何度も何度も見ますよね?何度も見た映画なら内容がすっかり頭に入っているはずなので、英語で見ても何を言っているかわからなくてつまらないということはないででしょう。そして、英語がナチュラルに耳に入ってきます。

ディズニー映画やピクサー映画は、スラングのような英語も少なく、綺麗な英語を話すものが多いので、子供の英語教材としてとてもお勧めです。

4.絵本&本

子ども向けの本は、多様ながらも単純な語彙、言語構造、文法の基礎が詰まっています。つまり、新しい言語を学ぶための完璧な基礎をあたえてくれます。

多くの子供は読書が大好きなので、英語の絵本や本を読むことは、英語力を進歩させるための強力な方法です。英語を脳に定着させるには、読書で学習を補完することが大変重要です。外国語の読解力が向上したら、ハリー・ポッターのように、すでに好きな本の英語版にチャレンジさせてあげましょう。もともと英語で書かれた物ですと、翻訳されたものを読むより楽しめる可能性が高いのです。

5.英語教育に力を入れている小学校

近年、英語教育に力を入れている私立の小学校が増えてきています。そのような小学校は、1年生から英語の授業が始まります。週に5コマある学校もいくつかあります。

特にリンデンホールスクール小学部では、国語と道徳以外のほぼ全ての授業を英語で学ぶカリキュラムとなっています。

リンデンホールスクールは、文部科学省のカリキュラムに沿った学習指導を行う一条校※であり、「英語イマ―ジョン教育」及び「環境科」をカリキュラムの中に設置している学校として、文部科学省教育課程特例校に指定されています。

※一条校とは、学校教育法第一条によって定められている教育施設の通称で、幼稚園・小学校・中学校・義務教育学校・高等学校・中等教育学校・特別支援学校・大学及び高等専門学校を指します。

おわりに

小学生が英語を話せるようになるポイントをお話しさせていただきました。いかがでしたでしょう?

子供が英語を話せるようになるためには保護者の手助けが必要です。子供が強制的に感じず、遊びのように楽しむことが英語を話せるようになる第1歩です。小学生から英会話を始めることは、中学や高校で英語を学ぶことが楽になるだけでなく、将来的に国際人として歩むことができる可能性を大いに広げるのです。

 

2022年10月28日
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語学

中学生が英語を話せるようになるには?英会話の大切さを知ろう

by info@remi.website 2022年10月28日

グローバルに活躍できる国際人をめざそう!

中学生になると本格的に英語の授業が始まります。そして、中学からの英語の勉強は読み書きが主体です。

覚えなければならない単語量は膨大で、2022年度からは中学生が学ぶ英単語数は約1800語になりました。

高校受験をする人や高校推薦を狙う人は、次々とやってくる中学の定期テストのために復習と宿題に追われるでしょう。

英語だけではありません。英語を含む主要5教科に加えて、副教科と呼ばれる保健体育・音楽・美術・技術家庭まであります。高校になると選択科目が出てきますが、中学は教科が多く、内申も重要なので、とにかく忙しい3年間になります。

そんな大変な中学生活で、英語を話せるようになるのはなかなか大変です。

「将来海外で勉強したい!」
「バイリンガルになりたい!」

中学生になるとそんな風に考え出す人も増えてきます。

しかし

「英会話を始めたいけど学校の勉強で手一杯だ。」
「小学校の頃から英会話を始めておけばよかった。今更どうしてよいのか分からない。」

と、諦めてしまう中学生が多いのも事実です。

この記事は、学校の英語で単語や英文法を覚えるだけでなく、将来ちゃんと英語がはなせる人になりたい中学生とその保護者の方に向けた内容になっています。

中学生が将来生きた英語を話せるようになることの大切さと、英語を話せるようになる方法を紹介させていただきます。

【中学生が英会話を学ぶことの大切さ】

1.どこにいても会話は不可欠

会社員、公務員、経営者、個人事業主などの職種にかかわらず、ほとんどの社会人にとって会話は必要ですよね?もちろん営業職と技術職では会話の質は変わってきます。しかし、コミュニケーション能力をスキルにする必要のない技術職ですら言葉を使って説明をする行為は仕事に伴います。

そして、外資系、貿易会社、IT系など海外とのやり取りを必要とする会社が増え続ける昨今、日本語で会話できるだけでは十分ではなくなりました。それにもかかわらず未だに通訳者を雇わなければ海外の会社とのコミュニケーションが取れない会社が日本に多いのはなぜでしょう?

先ほども述べましたが、ほとんどの中学・高校の英語は読み書きが主体です。確かに語彙を増やし、文の構造を知ることは大切です。語彙力と文法力がなければ前進はしません。しかし、同時に会話というのは文法を理解しているからといってペラペラになるものではないのです。さらに、話すこと以上に英語を聞いて理解することはさらに高いハードルです。本来は、英文法の授業と同じだけか、それ以上に英会話の授業は大切なのです。

しかし、日本の学校の大半が英会話に力を入れることができていないため、社会に出た際に、文章でのやり取りには問題がなくても、言葉でのやり取りができない人がほとんどになってしまうのです。

2.他の生徒達の一歩先を行ける

学校で英会話の授業が少ない大きな理由の1つとしては、今と同様の教育を数十年前に受けていた生徒が先生になっていることがあげられます。つまり、会話を学んでこなかった先生が多く、会話を教えられる先生が圧倒的に少ないということです。

日本の中学生の英会話力が低いということは、英語が話せるようになれば、逆に強みになります。もちろん努力が必要ですが、将来的に、進学、留学、就職、キャリアアップ、海外旅行、コミュニケーションスキルの向上などに大いに役立つことになるのです。

1つ注意をするなら、英会話を始めてもすぐに学校の成績には反映されません。お話上手な人が、必ずしも成績が良いわかではないですよね?それと同じで、英会話が上達しだしても英語の成績が上がるとは言えません。

「英会話を習っているのに英語の成績が上がらないね。」と言われてしまうこともあるかもしれません。そういうことがあるとモチベーションが下がってしまいがちです。しかし、焦りは禁物です。本当に英語が上達してくれば、自然と文法も強くなっていきます。自分の弱い部分が分かるようになり、勉強にも実が入るようになります。

3.英検だけじゃなくTOEFLやTOEICに備える

日本人の小学生、中学生、高校生は英語ができる目安として英検の勉強に力をいれます。確かに近年は受験の際に英検を持っていると点数が加算されたり、英語が受験科目から免除されたりするので、取っておいて損はありません。

しかし、英語圏の大学に行こうと思ったらTOEFLの点数が必要になり、就職をしようと思ったら英検よりTOEICの点数の方が重視されます。

TOEFLは、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4技能を4時間半もかけて測定されます。TOEICは、リスニングとリーディングの2技能ですが、2時間休憩なしで受けなければなりません。

英検の問題内容は大変良くできた作りになっていて、本当に理解して解けていれば、英検2級でもかなりの英語力があると言えるでしょう。しかし、英検は頑張って覚えれば受かる仕組みが徹底的に研究されてしまっているため、実際には自分の実力になっていない級が取れてしまう仕組みになっています。つまり、大変失礼ながら、英検2級を持っていても実際はその実力に見合っていない人が多いのです。

よく「英検2級まで取ったけど何の役にも立たなかった。」と言う人がいます。英検2級のスコアが100%に近い人は将来役立つし、合格点ギリギリで受かった人はあまり役立ちません。

英語を話せるようにすることは、後々TOEFLやTOEICを受ける際に大いに役立ちます。そして、英検のリスニング至っては一生懸命勉強しなくても点数が取りやすくなるのです。

【英語を話せるようになる方法】

中学生が英会話を学ぶのにお勧めの方法を紹介します。1つだけ選ぶのではなく、全部試してみて、自分が気に入ることを続けることをお勧めします。

1.英会話教室

幼児期や小学校の低学年から英会話教室に通うのが最良です。特に発音は年齢が上になればなるほど難しくなります。しかし、時間を巻き戻すことはできませんし、何歳になっても遅すぎるということはありません。

やはり英語を話せるようになる手っ取り早い方法はネイティブスピーカーと会話をすることです。できれば1対1で習いましょう。他の生徒さんがいる方が楽しいし、緊張もしないかもしれません。

しかし、先生1人に対し4人いるのと、1人なのでは使える時間が全然違います。時間的にも金銭的にも週に1度、1回1時間くらいで通うことになると考えると、時間を有効に使うべきです。

最近は、個人で教えている先生を見つけられるサイトや、オンラインレッスンもありますので、ご自分と話しの合う先生を探してみるのも良いかもしれません。

2.中学英語をマスターする

実は中学1年から3年までの英文法の教科書には、英語を話すために必要なことがびっちり詰まっています。中学英語をマスターすれば、海外旅行はもちろんのこと、英語圏で問題なく暮らせるくらいになります。

ただし、ただ学校で習ってテストで良い結果を出すだけでは、全く不十分です。「中学英語をマスター」するということは、言葉通り「極める」ことを意味しています。単語テストで全問正解しても、定期テストで90点以上を取っても、まだまだ極めたとは言えません。

どういう状態が極めた状態と言えるでしょう?どんな勉強方法が良いのでしょう?

①文法の名称に惑わされない

正直なところ、日本語で「現在形」「過去形」「現在完了形」「不定詞」などという文法の名称を一生懸命覚える必要はありません。例えば「現在形」と呼ばれる文法は、実際は「毎日の習慣」「事実」「気持ち」などを表す形です。あまり名称に惑わされると課が進むにつれて時制などで混乱していきます。「簡略化されたタイトル」くらいに思っておきましょう。

②納得するまで説明を読む

教科書、ワーク、解説本、授業中に取ったノートを完全に理解するまで読みましょう。納得ができなければ、先生や周りにいる英語力の高い人に聞いてみましょう。どんな状況の時にどんな文法を使うのかを頭に植えつければ、英語で会話することが非常に楽になります。そして中学の教科書には日常会話で使う文法がほとんど入っているのです。

③翻訳しない

学校での英語の教え方は、英文が書いてあればそれを日本語に訳し、日本語の文を「英語にしなさい」ということがほとんどです。本来なら英語で英語を教えるのが一番ですが、そんなことをしたら授業についていけない生徒だらけになってしまいますし、教える人材が確保できません。

しかし、英語で話しかけられた際に、①まず日本語に置き換えて理解し、②次に日本語で返答を考えて、③それを英語にする、という3工程を経て答えていたら、まったくスムーズな英会話とは言えませんよね。

「英語が話せる」ということは、英語で考えて話すことができることです。

英語を話せるようになることを目的に、自分で中学英語を勉強する際は、日本語で意味を考えながら英文を読むことをやめましょう。英文を声に出して何度も読みましょう。文を丸暗記しましょう。

3.英語の動画をみる

今や幼児からシニア世代まで、誰もが見ているYouTubeには、沢山の無料学習動画があがっています。

①中学英文法を教えている動画

塾講師、家庭教師、元学校教師など、様々な人が学習動画を配信しています。2-②に記載したように英文法はきっちり理解すべきです。学校の先生の説明や教科書などでは理解しきれない場合、このような動画を活用するのも良いでしょう。

②フレーズを流している動画

“中学” “英語”などで検索すると「中学英語」や「中学やり直し」などフレーズを繰り返し聞いて、後から続けて言えるような作りの動画が沢山あります。いくつか試してみて自分にあっているチャンネルを登録しましょう。なるべく毎日やることをお勧めします。

③英語ネイティブスピーカーが配信している動画

日本も人気のユーチューバーがいるように、アメリカ、イギリス、オーストラリアなどにももちろん人気のユーチューバーが存在します。字幕なしでみてください。楽しみながら生の英語が聞き取れるようになっていきます。しかも、リラックスしながら勉強にもなる一石二鳥の方法です。

④英語教育に力を入れている中学校

英語教育に力を入れている私立の中学校または中高一貫校に進学すれば独学で英語を勉強するよりも圧倒的に英会話力が向上します。英語を身につけるには最短の手段です。

特にリンデンホールスクール中高学部では、国語以外のほぼ全ての授業を英語で教える「英語イマージョン教育」を採用しています。

リンデンホールスクールは「中等教育学校」という6年間の中高一貫教育を行う学校です。中等教育学校は一般的な中学校と高等学校の「3年・3年」という区切りではなく、6年間の中で柔軟にカリキュラム運用できることが特徴です。各科目の先取り学習や中・高の教科書に見られる重複を省くことができ、より本質的な理解に向けて集中することが可能となります。

これにより、一条校※としての高校3年生までの必修履修科目は、本校では高校1年生までで修了します。高校1年生からはそれぞれの将来の希望に合わせて、IBコース(国際バカロレアコース)、TIコースを選び、より高度な内容の学習に進みます。

※一条校とは、学校教育法第一条によって定められている教育施設の通称で、幼稚園・小学校・中学校・義務教育学校・高等学校・中等教育学校・特別支援学校・大学及び高等専門学校を指します。

おわりに

中学生が英語を話せるようになるポイントをお話しさせていただきました。いかがでしたでしょう?

幼児期や小学校から英会話を習ってこなかったから時すでに遅しということはありません。発音などは子供の頃から続けている人に比べると劣る可能性がありますが、英語圏でも国によって発音やイントネーションは違うわけですし、きっちりした文法を身に着けていれば国際人として問題なくやっていけるようになります。

試験勉強だけにとらわれず、中学から英語を話せるようになって、同年代より1歩先を行きませんか?

2022年10月28日
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語学

高校生が英語を話せるようになるには?将来の目標を定めよう

by info@remi.website 2022年10月28日

英語が話せることはメリットだらけ!

今この記事を読んでいる高校生のあなた

そろそろ将来について考え出しましたか?

もともと英語が得意科目で「英会話力も高めた方がよいかな?」と思って見に来てくれましたか?
それとも
「英語会話力がある方が将来的に有利かな?」と思ってちょっと覗いてみている感じですか?

そのとおりです。英語が話せることは将来的なメリットはたくさんあってもデメリットはゼロです。

今この記事を読んでいる小学生、中学生、高校生の親御さん

子供に英会話を学ばせた方が良いか考え中ですか?いつから習わせれば良いのか悩まれていますか?

英会話を始めるのは、本来早ければ早いほど良いとされています。子供の脳は柔軟で、数か国語習わせたところで混乱して言語能力自体が落ちるということはありません。今すぐ開始してあげてください。

では、高校生になってしまったから今更遅いのかというと、そんなことはありません。ただし、子供のうちに遊びのように英語に慣れ親しむのとは訳がちがい、かなりの根気と努力が必要です。

そろそろ、就職か、大学進学か、専門学校進学か、それとも留学か考え始めている高校生の皆さん。お子さんが高校生になる前に英会話の大切さを知っておきたい親御さん。

受験などを控えた高校の重要な時間を使って英会話力を高めるべきなのか、高校を卒業して時間に余裕ができてから英会話を始めるべきなのか悩みどころかもしれません。

今すぐにでも英会話の習得を目指すべきです!

この記事では、英語が話せることの大切さと、高校生にお勧めの英会話の勉強方法を紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

【英語を話せることが大切な理由】

1.就職に有利

あなたが近い将来就職活動を始めた際に、あなたと同じくらいのレベルの大学から多くの就職希望者がいる会社での面接があるとして、あなたはどのように自己アピールをしますか?高校の頃「生徒会に属していた」ことですか?「部活の部長や部長などを務めた」ことですか?それとも単に「人に好かれるポジティブな性格」であることですか?

もちろん、会社に採用される理由は様々です。面接官にとても良い印象を与えて採用される人もいます。

しかし!面接の際の自己アピールとして「高校から英会話を学び始めて今は仕事でも行かせるレベルです」と答える自分を想像してみてください。上記に述べた内容より、かなり有利なポイントだと思いませんか?

では、専門職に就くために専門学校に行くから英語を話せる必要はないのではないかと思われている人はいますか?

例えば看護師の専門学校に入学したとして、病院に就職する際に英語が話せることは何の意味もないでしょうか?いいえ、そんなことはありません。日本は近年(パンデミック期間は除き)世界中で人気の観光地です。旅行中に体調が悪くなった外国人を対応できる医療従事者は非常に必要とされています。

同じことは、飲食店でも言えます。スターバックスやタリーズなどの世界的なカフェチェーンなどは、多くの外国人がお客様としてやってきます。「英語がはなせます。」と一言いうだけで採用される可能性はぐんと上がるでしょう。

英語力だけではありません。高校から英会話を学びそこまで英語が話せるようになったことも大きな評価の対象となるでしょう。

2.TOEICのスコアが取りやすい

TOEICを知っていますか?聞いたことはあるけど実際どんなものなのか知らない人に説明しましょう。

TOEICとは、Test of English for International Communication(国際コミュニケーション英語能力テスト)の略称で、日常生活やグローバルビジネスで使える英語力を測定する世界共通の筆記試験です。世界約90カ国で実施され、年間約500万人が受験し、世界約160ヶ国、1万4,000の企業・教育機関で利用されています。

日本の一部の大学では入試での英語試験免除や英語系授業の単位認定などに使われています。

就職活動においては試験免除や加点対象となり、会社においては昇進・昇格や海外出張・海外在住の判断基準として使用されます。

日本人の小学生、中学生、高校生は英語力の目安として英検の級獲得を目指します。中学受験の際に英検を持っていると点数が加算されたり、高校や大学の推薦でも英検2級以上は役立ちますので、取っておいて損はありません。

しかし、英検が評価の対象となりやすいのは大学受験までです。大学生以降はTOEICのスコアの方が評価されやすい傾向にあります。

そのため、高校生も将来を考えてTOEICを早めに受験をしておくと、就職活動の際に差をつけることにつながります。大学生になってTOEICの勉強を始める人の1歩先を行けるのです。

3.国際人を目指せる

「英語が話せる=国際人」という簡単な方程式はありません。特に高校生ともなると既に大人の一歩手前ですので、育ってきた家庭環境などで既に特定の国に対する偏見などを持っている人もいるでしょう。しかし、英語を話せるようになることは、その偏見などを取り払える可能性が高いです。

先進国とされる国家の中で英語をここまで話せないのは日本人だけであるという噂は事実です。つまり、英語が話せるようになるということは、英語圏の人たちだけでなく、様々な国の人とコミュニケーションが取れるということです。

様々な国の人たちと話せることは、後にその国の文化や慣習などを知ることに繋がります。日本では当たり前のことが他国では全く違ったり、性格や笑いのツボなど細かい部分まで理解できるようになることで国際人として成長できるのです。

本や、テレビのドキュメンタリーなどを見て知るのではなく、自分が自ら多くの国やその国民を知ることができるのは英語が話せるようにならないとなかなか難しいでしょう。

【高校生にお勧めの英会話勉強方法】

英語の文は、読めば読むほど読解力や速度が上がります。英語のリスニングも、聞けば聞くほどリスニング力は上がります。それと同様に英語を話せば話すほどスピーキング力は上がります。

しかし、周りを見渡してみても、英語の読む力、聞く力を向上させる様々な教材はあっても、スピーキング力を高める物は大変少ないです。なぜなら、スピーキングは話す相手ありきだからです。

まずは、自分でスピーキングをできる環境を見つけなければなりません。その環境を作れる人は英会話力を伸ばすことができます。そして続けてください。ちょっとできるようになっても1週間開いただけでスタート地点に戻ってしまいます。

1.中学英語をやり直す

中学1年から3年までの英文法の教科書には、英語を話すために必要なことがびっちり詰まっています。中学英語をマスターすれば、海外旅行はもちろんのこと、英語圏で問題なく暮らせるくらいになります。

高校英語も重要な文法は出てきますが、日常会話として使うなら中学英語だけで十分です。高校で良く出てくる過去完了形や倒置法などは、会話で頻繁に使うことはありません。まして英会話初心者でしたら、難しい構文の英語を会話にするのは不可能と言えるでしょう。

ただし、中学で習った通りに勉強するのではなく、話せるようになることが条件です。中学の頃のようにスペルや文を書くことに集中するのではなく、スラスラと話せるようになってください。何度も何度も声に出して読み上げ、暗記して空で言えるようになってください。日本語⇔英語で考えるのではなく、そのシチュエーションを想像しながら英語にしてみましょう。

中学1年から3年の英語をやり直すことは、英語が話せるようになる第一歩です。

2.英語の動画をみる

昨今、幼児からシニア世代まで、誰もが見ているYouTubeには、沢山の無料学習動画があがっています。

英会話 “初級”などで検索すると、フレーズを聞いて後から繰り返す作りの動画が沢山あります。いくつか試してみて自分にあっているチャンネルを登録しましょう。毎日繰り返し練習してください。

英語ネイティブスピーカーが配信している動画もお勧めです。日本も人気のユーチューバーがいるように、アメリカ、イギリス、オーストラリアなどにももちろん人気のユーチューバーが存在します。字幕なしでみてください。楽しみながら英語が学べる一石二鳥の方法です。慣れてきたら「今日の1フレーズ」を見つけて、何度も繰り返し言ってみましょう。

3.オンライン英会話を利用する

最近急成長しているオンライン英会話。英会話教室に行き来する時間が節約され、料金も英会話教室より格安です。最近はパソコンがなくてもスマホでできるオンライン英会話も増えていますし、最初は無料体験ができる会社も多くあります。

その時に待機しているネイティブスピーカーの先生を選んで会話をスタートできるので、様々な人と話すことができますし、話の合うお気に入りの先生を見つけることもできます。

DMM英会話はテレビのコマーシャルで見たことがあると思いますが、オンライン英会話教室は他にも沢山あります。

①レアジョブ
②ネイティブキャンプ
③kimini英会話
④EF English Live
⑤cambly

まずは、料金設定などをじっくり読んで、無料体験レッスンを活用し、自分に合っている教室を見つけてから開始すると良いでしょう。

レッスンを受けるだけでは求めている結果を得ることはできません。直近から1か月後、半年後などの目標を設定しましょう。今日は先生にこの話を聞いてもらうという内容を用意しましょう。ただし、紙に書いたものを読んだりしてはいけませんよ。

4.英会話教室に通う

時間とお金の面ではオンライン英会話の方が断然お得ですが、英会話教室は講師と直接対面しながら会話の勉強ができるため臨場感があります。また、オンライン英会話はフィリピン人の先生が多いのが特徴ですが、英会話教室はアメリカ人、イギリス人、オーストラリア人など、社会に出てビジネス先としてやり取りをする可能性の高い国籍の先生が多いです。

英語を話せるようになる手っ取り早い方法はネイティブスピーカーと会話をすることです。できれば1対1で習いましょう。先生1人に対し4人いるのと、1人なのでは使える時間が全然違います。時間的にも金銭的にも週に1度、1回1時間くらいで通うことになると考えると、時間を有効に使うべきです。

最近は、カフェなどで落ち合って教える講師を見つけられるサイトもあります。コンタクトを取りたい先生を見つけた際に初回だけ数千円払えば、あとは何人でも講師に連絡を取って体験レッスンを受けられるので、お勧めです。

①ハロー先生
②エンジョイレッスン

おわりに

高校生が英語を話せるようになる方法お話しさせていただきました。いかがでしたでしょう?

高校から英会話を始めても遅すぎるということはありません。しかし、発音などを考えると、できれば早いうちから始めて欲しいというのが本音です。

リンデンホールスクール中高学部では、国語以外のほぼ全ての授業を英語で教える「英語イマージョン教育」を採用しています。

リンデンホールスクールは「中等教育学校」という6年間の中高一貫教育を行う学校です。中等教育学校は一般的な中学校と高等学校の「3年・3年」という区切りではなく、6年間の中で柔軟にカリキュラム運用できることが特徴です。各科目の先取り学習や中・高の教科書に見られる重複を省くことができ、より本質的な理解に向けて集中することが可能となります。

これにより、一条校※としての高校3年生までの必修履修科目は、本校では高校1年生までで修了します。高校1年生からはそれぞれの将来の希望に合わせて、IBコース(国際バカロレアコース)、TIコースを選び、より高度な内容の学習に進みます。

※一条校とは、学校教育法第一条によって定められている教育施設の通称で、幼稚園・小学校・中学校・義務教育学校・高等学校・中等教育学校・特別支援学校・大学及び高等専門学校を指します。

2022年10月28日
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