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ビジネス留学・国際語学資格

全国通訳案内士とは何か?

by info@remi.website 2023年3月27日
全国通訳案内士は語学系唯一の国家資格です!

全国通訳案内士は、観光庁が実施する試験に合格し、居住都道府県で登録された方に与えられる国家資格です。

外国人観光客に日本を紹介する役割を担う全国通訳案内士は、語学力に加えて歴史や文化など幅広い知識が求められる専門性の高い仕事として注目されています。

この記事では、観光を通じた国際交流に携わる全国通訳案内士について説明します。また、全国通訳案内士試験の概要、合格率、一部試験科目の免除条件、取得のメリット、難易度なども紹介しますので、全国通訳案内士の資格取得を検討している方は参考にしてください。

1.全国通訳案内士とは

①全国通訳案内士はどんな仕事か?

最近まであまり知られていなかった「通訳案内士」の仕事ですが、昨今のインバウンドの急増により、徐々に知られてきています。

通訳案内士は、簡単に言うと、訪日外国人をその外国人に通じる言語で案内する観光ガイドです。

日本には、京都、奈良、大阪、北海道、東京、九州など、外国人が何度も訪れたくなる魅力的な観光地が沢山あります。観光産業は、近年、日本経済を活性化する上で最も重要な基幹産業に位置付けられています。

外国人観光客が増えて外貨が日本に流れれば、経済は豊かになります。家電やIT分野で他国に後れを取っている日本にとって、観光産業は今日世界に太刀打ちできる唯一の経済資源なのです。

日本政府は2007年に観光立国推進基本法を制定し、翌年2008年には観光庁を設立。インバウンド市場の拡大を積極的に推進してきました。新型コロナ感染拡大により、しばらくの間計画が見送られていましたが、収束に向かっているこれから、以前にもまして訪日観光客は増えていくでしょう。

そして、外国人観光客の増加に伴い、国家資格として注目されているのが全国通訳案内士なのです。

全国通訳案内士の仕事は、訪日外国人旅行者を日本の観光地に案内したり、旅行中のサポートをすることです。日本の歴史や地理に精通し、風土や文化など日本の魅力を外国語で説明する必要があります。外国語が得意な通訳だけの仕事ではないということなのです。

②全国通訳案内士になるには?

通訳案内士になるには、年1回行われる全国通訳案内士の国家試験に合格し、住んでいる都道府県で登録をする必要があります。

また、2020年4月より全国通訳案内士国家資格取得のための通訳案内士研修が開始されました。研修は5年に1回の受講が義務付けられており、観光庁が定める登録機関一覧で研修内容や日程を確認し、期限までに研修を受講することが義務付けられています。

以前は、通訳案内士の資格を持っていなければ、通訳ガイドを仕事にすることはできませんでした。

しかし、急激な観光客の増加に対応するため、2018年1月に通訳案内士法が改正され、資格を持たなくても、お金をもらって通訳ガイドとして働けるようになりました。

ただし、名札に「通訳案内士」入れることができるのは、通訳案内士国家試験に合格し、都道府県に登録している方のみです。つまり、全国通訳案内士は国が認める名称独占資格なのです。

③全国と付く理由は?

通訳案内士法の改正前は、「全国」は付いておらず「通訳案内士」と規定されていました。さらに、特定の地域(観光地)でのみ活動できる地域通訳案内士という制度もありました。

現在、通訳案内士の業務独占規制はなくなりました。資格を持っていなくても有料で通訳ガイドができるようになるなど、通訳案内士の制度は大きな変化を遂げています。

その結果、通訳案内士と地域通訳案内士を区別するために、称号に「全国」が付けられ「全国通訳案内士」という呼称が定義されるようになりました。

地域通訳案内士の制度は現在もあります。

④全国通訳案内士と地域通訳案内士の違いとは?

地域通訳案内士は、その地域ならではの観光の魅力を外国人観光客に伝えるために設けられている資格です。各市区町村や都道府県が定める要件を満たし、所定の研修を修了することで資格が与えられます。全国通訳案内士の国家試験を受ける必要はありませんが、活動範囲は特定の地域に限定されています。

地域通訳案内士は、語学能力の証明としてTOEICスコアなどの語学能力試験の結果を提出するのが一般的で、地域によっては研修後に口述試験が行われることもあります。

現在、全国39地域で地域通訳案内士の制度が導入されており3500人以上の地域通訳案内士が育成されてきました。自治体によって募集状況や対象言語、登録までの流れが異なりますので、地域通訳案内士の資格取得にも興味のある方は、地域ごとの募集要項や応募方法を確認する必要があります。

2.全国通訳案内士試験とは

全国通訳案内士の資格を取得するためには、まず通訳案内士試験に合格しなければなりません。1年に1回しか実施されない試験なので、入念な準備が必要です。

試験詳細を見ていきましょう。

①全国通訳案内士試験の概要

全国通訳案内士試験は、資格取得を目指す方なら誰でも受験できます。年齢や国籍などは一切問われません。試験内容は筆記と口頭試験の2部制です。

(1) 一次試験の概要

一次試験は筆記試験で、「外国語」「日本地理」「日本歴史」「一般常識」と、2018年より新たに加わった「通訳案内の実務」の5科目です。

外国語は、英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、中国語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、韓国語、タイ語から1つを選択します。

一般常識とは、産業、経済、政治及び文化に関する一般常識が出題されます。

【試験科目】
外国語: 試験時間 90分 合格基準点 70点/100点満点
日本地理: 試験時間 30分 合格基準点 70点/100点満点
日本歴史: 試験時間 30分 合格基準点 70点/100点満点
一般常識: 試験時間 30分 合格基準点 70点/100点満点
通訳案内の実務: 試験時間 20分 合格基準点 30点/50点満点

試験形式はマークシート方式です。筆記試験では、原則として上記の全教科で合格基準点に達しているかどうかで合否判定が行われるため、すべての分野でバランスの取れた点数をとる必要があります。

(2) 二次試験の概要

二次試験はおよそ10分間の口述試験です。口述試験の目的は、通訳ガイドの実践的なコミュニケーションスキルを評価することです。筆記試験で選択した外国語で求められる実践的なコミュニケーション能力が評価されます。

二次試験は、大きく分けて「日本文化に関するプレゼンテーション」、「外国語訳」「実際のガイド現場で求められる知識と対応に関する設問と回答」の3つに分かれています。

「日本文化に関するプレゼンテーション」では、受験者は提示された3つのテーマから1つを選択し、外国語で説明した後、試験官との質疑応答に対応します。

「外国語訳」では、試験官が読んだ日本語を外国語に訳し、その内容に関する質問に答えます。

口述試験の合否は、以下の評価項目に基づき、合格基準点(原則70%)に達しているか否かにより判定されます。

【評価項目】
・プレゼンテーション
・コミュニケーション(臨機応変な対応力、会話継続への意欲等)
・文法及び語彙
・発音及び発声
・ホスピタリティ(全国通訳案内士としての適切な受け答え等)

②全国通訳案内士試験の免除科目

全国通訳案内士試験は、一定の条件を満たすと一部の科目が免除される制度があります。通常、筆記試験は5科目ありますが、すでに取得している語学試験の点数や特定の資格を活用することで、一部科目の免除を受けることができます。

前年度に受験した一次試験で一部または5科目全部に合格していると、合格している科目は免除されますので、出願時に条件をよく確認してください。

③全国通訳案内士試験の勉強方法

(1)過去問

通訳案内士試験に合格するためには、試験日程から逆算して学習計画を立て、十分な準備期間を設けることが重要です。

全国通訳案内士試験を主催する日本政府観光局は、過去の筆記試験問題をホームページで公開しています。著作権の制限により、一部の問題は公開されていませんが、最初にそれらを読んで試験の概要を把握することをお勧めします。

(2)参考書と問題集

独学で受験する場合は、市販の参考書や問題集を使って受験勉強をすることになります。筆記試験の教科別テキスト、口述試験対策書、問題集など、販売されている教材は数多くあります。自分に合うものをじっくり選んでください。沢山買うことに意味はありません。

(3)全国通訳案内士試験対策スクール・通信講座

全国通訳案内士の資格を取得したいけれど、独学では難しく挫折してしまうのではないかと不安な方は、全国通訳案内士試験に特化した対策コースを提供しているスクールや通信講座を選ぶ方法もあります。

インターネットで検索すると、全国通訳案内士向けのクラスを提供している語学学校や通信講座がいくつか見つかります。

(4) 資格対策スクール主催の公開模擬試験を受験

本番前の仕上げとして、資格対策スクール主催の公開模擬試験を受けることをお勧めします。受験後、解答・解説付きの成績表が送られてくるので、試験前の実力チェックとして最適です。

3.全国通訳案内士の資格を取得するメリット

①就職・転職に有利

全国通訳案内士の合格率は10%前後と、大変難しい国家資格です。そのため、在学中に合格すれば、旅行会社などへの就職・転職に有利です。

英検1級程度の実力があることを証明できるので、一般企業への転職でも語学に強いことをアピールできます。

全国通訳案内士として独立して働ける人はほんの一握りで、大抵は旅行代理店で働いたり。何らかの団体に登録して、派遣のような形で活動しています。

全国通訳案内士の資格を取得していても、すぐに通訳ガイドとして独立するのではなく、旅行会社などに就職した方が、資格を活かせるチャンスが多いです。

②通訳ガイドの仕事が貰いやすくなる

通訳案内士の資格を必要としない旅行会社や個人旅行者とつなぐCtoCプラットフォームが増えてはいますが、全国通訳案内士を優遇する大手旅行会社もまだまだあります。

資格は、一定の努力や知識、語学力を保証するもので、仕事を得るのに役立ちます。また、旅行会社などとのマッチングイベントを開催している都道府県もあり、資格を持っていればこうしたイベントに参加できるチャンスがあるのもメリットです。

③観光地の施設などで優遇が受けられる

全国通訳案内士の資格を持っていると色々な施設で優遇を受けらます。

外国人のお客様を連れている際に資格証を提示すれば無料で入館できる施設がたくさんあります。また、お客様を連れていなくても下見として無料で入れてくれる施設もあります。

④語学力が証明できる国家資格

全国通訳案内士は語学系の検定で唯一の国家資格です。また、「TOEIC990点」「英検1級」「全国通訳案内士」は英語資格の三冠王と呼ばれています。

語学力を証明するために、通訳案内士の資格を取得する人も少なくありません。

4.全国通訳案内士試験の難易度

全国通訳案内士試験の2022年の合格率は全言語平均で16.4%でした。これは、最近の中で一番高い合格率になっていますが、それ以前は10%にも満たないことが多くありました。難易度がかなり高い試験です。

語学力だけでなく、教科が多岐にわたることが大きな原因です。

受験者数が最も多い英語を例にすると、全国通訳案内士試験の英語問題は、TOEICや英検1級に比べると比較的難易度が低いと言われています。

しかし、日本の歴史、地理、一般常識は、言語の試験よりも難しいと感じている受験生が多いようです。

【2022年度 全国通訳案内士試験の合格者数】

言語:英語 受験者数:2,594人 最終合格者数:452人 合格率:17.4%
言語:フランス語 受験者数:162人 最終合格者数:12人 合格率:7.4%
言語:スペイン語 受験者数:99人 最終合格者数:16人 合格率:16.2%
言語:ドイツ語 受験者数:44人 最終合格者数:11人 合格率:25.0%
言語:中国語 受験者数:320人 最終合格者数:38人 合格率:11.9%
言語:イタリア語 受験者数:71人 最終合格者数:12人 合格率:16.9%
言語:ポルトガル語 受験者数:32人 最終合格者数:6人 合格率:18.8%
言語:ロシア語 受験者数:42人 最終合格者数:5人 合格率:11.9%
言語:韓国語 受験者数:87人 最終合格者数:19人 合格率:21.8%
言語:タイ語 受験者数:21人 最終合格者数:0人 合格率:0.0%

おわりに

全国通訳案内士の概要、試験内容、メリット、難易度や合格率を解説しました。

合格するためには、語学力が必須です。英語の場合、子供の頃から積み上げてきた実力が試されます。英語で自分の言いたいことを表現できることが前提条件の資格試験です。

その上、日本の歴史、地理、一般常識についても勉強しなければなりません。これが通訳案内士試験の特徴です。

加えて、通訳ガイドとしての「おもてなしの心」も評価されることを心にとどめて勉強を頑張ってください。

日本経済大学は留学制度が充実しています 

日本経済大学は、幼稚園から大学院まで全国に30以上の学校を展開する「都築学園グループ」が運営する1968年に開校した大学です。福岡県に本部を置き、神戸三宮、東京渋谷と3つのキャンパスがあり、経済学と経営学を中心に、2学部6学科18の専門コースがあります。

日本経済大学では、資格取得やインターンシップなどのキャリアサポートも充実しており、高い就職率を誇ります。

また、大学に入ってから本気で英語力を高めたい学生や、得意な英語を活かしてグローバルに活躍したい学生など、様々な目的を持った学生向けの留学制度が充実しています。

多くの大学が3年次から就活支援を開始する中、日本経済大学では1年次からキャリアデザインを形成し、就職活動を見据えた個人の活動を支援しています。自分の将来像を持ち、1年次から専門分野を学べるのも日本経済大学の魅力です。

経済学部や経営学部を受験することを検討中の方は、是非一度ホームページ(https://www.jue.ac.jp/)見てみてください。

 

2023年3月27日
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語学資格

TOEIC600点取るにはどうする?必ず役に立つTOEICの勉強を始めましょう!

by info@remi.website 2022年11月9日
TOEICはあなたの可能性を広げてくれる資格です!

就職・転職活動や昇進・昇格に有利な資格として認知されているTOEIC。

これからTOEICを受け始めようと考えていますか?

TOEICは英検のように合格・不合格があるわけではないことは既にご存じの方が多いのではないかと思います。

大学によっては単位取得にも使われているようになっています。TOEIC Listening & Reading Test500点以上で、1~2単位、650~700点で4単位認定される大学が多いです。

就職・転職におおいに役立つ点数は700点以上が目安になりますが、これからTOEIC Listening & Reading Testを受けだす方なら、まずは600点を目指すのが良いでしょう。

この記事では、TOEICの基本情報やメリット、600点以上とるための勉強方法などをご紹介させていただきます。ぜひ参考にしていただければと思います。

【TOEICとは】

TOEIC は Test of English for International Communication (国際コミュニケーション英語検定) の略で、英語を母国語としない人を対象とした国際標準の英語能力テストです。世界160カ国で実施されており、国際的な環境で働く人々の日常的な英語力を測定することを意図して作られています。

TOEICは2つのテストブランドから計5種類の試験が行われています。

1.TOEIC Test

①TOEIC Listening & Reading Test

TOEIC Listening & Reading Testは、リスニングとライティング2科目が均等に採点されるテストで構成されています。 リスニング約45分間とリーディング75分間のマークシート方式で、テスト結果は10点~990点で評価されます。

②TOEIC Speaking & Writing Tests

TOEIC Speaking & Writing Testsは、英語を話すことと、書くことの能力を評価するテストです。スピーキング約20分間とライティング約60分間をパソコン上で受ける方式で、テスト結果は各0~200点で評価されます。

英語が実際に使用される場面を想定した形式で出題されます。英語のコミュニケーション能力に焦点を当てているため、多少のスペルミスや、発音の違いは採点に影響されません。

③TOEIC Speaking Test

TOEIC Speaking Testは、英語のコミュニケーション能力を評価するテストです。パソコン上で約20分間受ける方式で、テスト結果は各0~200点で評価されます。

この記事では、TOEIC Listening & Reading Testで600点を目指すことに関する内容にフォーカスします。そのため、ここからはTOEIC Listening & Reading Testを「TOEIC」と表記していきます。

2.TOEIC Bridge Tests

2019年6月より開始されたTOEIC Bridge Testsは、英語学習初級~中級者を対象に日常生活での生きた英語力を測定する世界共通のテストです。TOEIC Testと比べると時間と設問数が短く、内容も簡単なので、英語に自信がないけれどTOEICを将来のために勉強することに決めたばかりの方にお勧めです。

①TOEIC Bridge Listening & Reading Tests

TOEIC Bridge Listening & Reading Testsは、リスニングとライティング2科目が均等に採点されるテストで構成されています。 リスニング約25分間とリーディング35分間のマークシート方式で、テスト結果は1問1点、合計100点で評価されます。

②TOEIC BRIDGE Speaking & Writing Tests

TOEIC Bridge Listening & Reading Testsは、日常会話で活かせる英語を話すことと、書くことの能力を評価するテストです。パソコン上でスピーキング約15分間とライティング37分間受ける方式です。テスト結果は1問1点、合計100点で評価されます。

【TOEICの申し込み方法】

TOEIC申し込み手続きがスムーズに進めるためには、試験日を確認し、申込期間中に申し込む必要があります。2月と8月以外の年10回、基本的に日曜日に実施されています。ただし、地方都市など受験地によって開催されない場合があるため、受験地で日程を確認しましょう。

また、事前にTOEIC申込サイトの会員登録をする必要があります。会員登録に費用は掛からないため、先に済ませておくことをお勧めします。

申し込みの流れは以下になります。

①TOEIC公式ウェブサイトにログイン

“「ログインID」と「パスワード」を入力してログインします。
※最後にログインしてから10年以上過ぎるとログインできなくなります。会員登録を再度する必要があります。”

②「テスト申込」ページに移動する

一番上のバーの「テスト日程・申し込み」から「TOEIC Listening & Reading Test」を選択して「テスト申込」ページに行きます。

テスト日程を確認して「テスト申し込み」ボタンをクリックします。

③申込・支払い手続きをする

「テスト申込からテスト結果確認までの流れ」を確認してから「次へ進む」ボタンを押しましょう。

受験要領を確認・同意し、申し込みフォームに記入します。申込手続きを最後まで進めたら、支払い手続きができます。クレジットカード決済、コンビニエンスストア、または楽天ペイによる決済が可能です。

支払いを終えたら申し込みは完了です。登録したメールアドレス宛に「申込受領通知メール」が届きます。受験票は試験日の約2週間前に発送されます。

【TOEICの受験料】

TOEICの受験料は7,810円(税込)です。

ただし、TOEIC受験申込の1年後の同じ月から3か月の間に実施されるTOEICテストのうち1回が7,150円(税込)に割引されます。さらに、その割引を利用して申し込むと、その翌年の同じ期間も同じ割引が適用されます。

【TOEICの受験当日について】

TOEICテストは午前と午後の計2回実施されます。どちらかを選んで受験することができます。ただし、申込の受付は同時ではありません、

TOEICの試験時間は2時間ですが、テストの始まる30分ほど前には説明が始まり、試験後は問題用紙と解答用紙の回収がされるため、合計の所要時間は2時間半以上かかります。その間はお手洗いに行けません。会場には余裕を持って到着するようにし、試験前にお手洗いに行っておくことをお勧めします。

当日持っていくものは以下の6つです。必ず家を出る前に確認してください。

①受験票

TOEIC試験日の2週間前に発送されます。受験票未着問い合わせ期間が定められていますので、受験票が届くのが遅れている場合は、IIBC試験運営センターへ電話をします。試験当日に受付で受け取っていない旨を伝えても対応してもらえません。試験日の変更や受験料の返金などもありません。

②証明写真1枚

TOEIC受験票の証明写真は、カラー又はモノクロ、縦4㎝×横3㎝、6カ月以内に撮影、白または薄い色のバック、前を向いた上半身・無帽、本人の顔がはっきり確認できる状態のものと規定されています。写真の裏面に氏名と受験番号を書いて、受験票の証明写真欄に貼り付けます。

③本人が確認できる書類

写真が付いた身分証明書を受付で見せる必要があります。運転免許証、学生証、パスポート、マイナンバーカードなど、日本で発行されていて、有効期限内のものを携帯してください。

④筆記用具

マークシートを埋めるために、鉛筆又はシャープペンシルと消しゴムが必要です。

⑤腕時計

TOEICの試験中に時刻のアナウンスはされません。また、携帯電話・置時計・ストップウォッチ・ウェアラブル端末などを時計代わりに使用することができません。部屋に掛け時計があることは多いですが、試験監督者の腕時計を基準に計られますので、腕時計を持っていく方がよいでしょう。

⑥マスク

家から出る時点でマスクをしているとは思いますが、マスクを着用していないと受験をさせてもらえないため、注意してください。

それでは、ここからはTOEICで600点を取ることのメリットや難易度、勉強方法を説明していきます。

【TOEIC600点を取得するメリット】

①就職活動でアピールできる

TOEIC600点は、就職活動の際にアピールできる最低ラインです。会社や業種によりますが、履歴書に書いて、良い効果を生む可能性があります。履歴書に書くには、600点以下でしたらほとんど効果がありませんので、せめて600点は必要です。

大手企業や外資系などでTOEIC600点は通用しませんが、メールのやり取りなどで多少英語が必要な会社の職員や、契約・派遣社員、アルバイトは、応募要件が「TOEIC600点以上」の所もあります。

②700点、800点を目指すための指標になる

TOEICを就職や転職、キャリアアップに生かすには、700点以上、できれば800点は欲しいところです。しかし、初心者が初めからそこまでの点数を目指しても挫折してしまうケースがほとんどです。まずは600点を目標に期限を決め、スケジュールを立てて勉強し、600点がとれたら次は700点を目指しましょう。勉強の仕方なども身に付けば、700点に向けた勉強がしやすくなるでしょう。

【TOEIC600点の難易度】

TOEIC600点のレベルは英検2級程度、取得に必要な単語数は5000語以上と言われています。ただし、英検2級以上を持っているからと言って600点以上が取れるとは断言できません。試験の内容や形式が違うため、勉強しないで受けて取れる点数ではありません。しかし、英検2級以上を持っている人は、取れていない人に比べて短い勉強時間で600点に到達できるでしょう。

中学・高校で英語をあまり得意として来なかった人で、これから就職・転職活動や、キャリアアップのためにTOEICの勉強を始める方ですと、600点を目指すのはかなりの勉強が必要です。まずは、TOEIC BRIDGE Speaking & Writing Testsから始めてみるのも良いかもしれません。

【TOEIC600点を取る勉強方法】

前提として、上の「TOEIC600点の難易度」でも少し述べましたように、現在の英語のレベルによって必要な勉強時間も勉強方法も変わってきます。

何年間も英語に触れてこなかった方でしたら、まずは中学英語のやり直しをお勧めします。90%以上分かる自信がついてからTOEICの勉強を開始することをお勧めします。

以下で説明する「TOEIC600点を取る勉強方法」は、現在TOEICが500点以上の方や、英検2級以上を保持している方、又はそれに準ずるレベルにある方に向けて紹介します。

1.独学で勉強する
①語彙力を高める

まずは、TOEICで出題頻度の高い英単語・熟語をあらかじめ勉強することは、TOEICテスト対策として大変重要です。

リスニング、文法、長文読解の全てにおいて、英単語・熟語を知らないと回答できない問題が沢山あります。TOEIC頻出の英単語・熟語が頭に入っていれば、選択肢を絞り込むことができます。つまり、より正解に近づく可能性が高まるわけです。

TOEICで出題される英単語・熟語のレベルはそれほど高くありません。英検2級~準1級を保持しているか、高校レベルの英単語・熟語ができていれば、そこまで苦労することはないでしょう。

ただし、英検や学校で学んだ英単語・熟語とはタイプの違うビジネス英単語が多く出題されますので、そこを強化することが点数アップにつながります。

TOEIC600点を目指した、TOEICによく出る単語をまとめた教材が出版されていますので、1冊を覚えきることをお勧めします。

また、最近はスマホのTOEIC単語アプリもあります。無料のものもありますので、通勤、通学の際などに活用するのも良いかもしれません。

英単語・熟語は、口に出して読んだり、書いたりしながら覚えるのが良いでしょう。発音、アクセント、イントネーションなどを意識しながら記憶することで、リスニングセクションに対する単語力も大幅に上がります。

②リスニング力を高める

TOEICのリスニングセクションは、TOEIC公式問題集を使って勉強することをお勧めします。

TOEICのリスニングは、英語を母国語とする様々な国の人による会話で、国によってアクセントやイントネーションが違います。他から出版されている参考書や問題集で、TOEIC公式問題集ほどきっちり作り込まれているものはありません。

多くの人は、TOEIC公式問題集を単に現在のレベルを知るために使っていて、1度解いてしまうと終わりにしています。

TOEIC公式問題集のリスニング音声を何度も何度も繰り返し聞くことで、内容がほとんど聞こえるようになります。また、英文を見ながら音読したり、音声を聞きながら自分の声をほぼかぶせるように声に出す「シャドーイング」をしましょう。

この練習を繰り返すと、単語の音が繋がっている部分や、弱く発話されることによって音が聞こえにくかったり、消えてしまう部分が分かるようになってきます。

③文法力を高める

TOEICのPart5とPart6は文法問題です。英単語・熟語さえ頭に入っていれば、内容はそれほど難しくありません。ただし、問題数が多いのでスピードが決め手です。時間をかけて悩みながら解いていく暇はありません。時間をかけすぎると次に続く長文読解で時間が足りなくなってしまいます。

TOEIC600点を目指すのであれば、中学校の英文法はほぼ完ぺきにしておく必要があります。

TOEIC公式問題集は、時間を測って解答し、間違えたところはまずは解答を見ずに自分で考えて導き出してから「解答・解説」を読みましょう。1週間おいてから間違えたところを復習し、解説を確認して覚え直すことを繰り返してください。

④読解力を高める

TOEICのPart7はリーディング問題です。問題数が非常に多いため、速読しつつ、内容を理解する必要があります。

しかし、急に速度を上げて読んでしっかり内容を理解できるようになれるものではありません。TOEIC600点を目指すには、まずは「精読」により英文の理解度を上げていることから始めましょう。

「精読」とは一文一文をじっくりと読むことで読解力を高める勉強法です。

TOEIC公式問題集をじっくり読みます。分からない英単語や文法があれば確認しながら、和訳を書いていきます。できれば選択肢の英文も同じように和訳します。その後、「解答・解説」を確認して、間違えたところは間違えの原因を突き詰めましょう。

精読が終わった文は、音読して自分の理解度を確認します。何度も音読しながら頭の中で日本語に置き換えなくても意味が理解できるようになることを目指しましょう。

焦って次の問題に移るより、1つ1つをしっかり理解して前に進むことをお勧めします。

⑤スキマ時間を有効活用

学校、仕事、家事、アルバイトなど、日々忙しい中で、毎日まとまった勉強時間を作ることは大変難しく、そのために諦めてしまいがちの資格試験勉強。

しかし、一切スキマ時間がない人はほぼいません。通勤・通学中、入浴時間、休憩時間、就寝前などのスキマ時間を有効活用することは、勉強を続ける鍵です。

TOEIC公式問題集のリスニングをスマホから聞けるようにしておいたり、単語アプリをダウンロードしておきましょう。

スキマ時間が10分程度であっても、計1時間くらいは勉強できるのではないでしょうか。スキマ時間で1時間と決めて、できなかった時間分だけをその日の勉強時間に充てても良いかもしれません。

ただし、週末など1日~2日は数時間まとまった勉強時間を作るように努力してください。

2.通信講座で学ぶ

1人で継続して勉強する自信がない方や、勉強の仕方が分からない方は、TOEICの通信講座を受講するのも良いでしょう。

TOEIC通信講座は数多くあります。自分でスケジュールを組んで計画的に学習しなければなりませんが、分からない所があれば専門知識を持つ講師に質問することができます。挫折しないためのスケジュールのサポートやアドバイスをももらえます。スマホのアプリから勉強できる通信講座もあるので、時間や場所に関係なく、学習できるのが魅力です。

3.大学で学ぶ

大学進学を考えていて、将来的に英語を生かして大手企業や外資系で働く意思のある高校生は、TOEICの点数獲得に必要な授業のある大学や専門学校、そして学部を選ぶことをお勧めします。

英語は様々な分野の勉強や、業種の仕事に必要になっていますので、多くの大学、専門学校でTOEICの受験を推進しています。

資格取得やインターンシップといったキャリアサポートが充実している、日本経済大学の福岡校・渋谷校・神戸校の経営学部等の授業には、在学中に取得可能な資格にTOEICが含まれています。特に福岡校と渋谷校のグローバルビジネス学科は、英語の学習に非常に力を入れており、3年次には就職に向けTOEIC で高得点を取得できるようサポートがされます。

多くの大学が3年次から就活支援を開始する中、日本経済大学では1年次からキャリアデザインを形成し、就職活動を見据えた支援をしています。1年次から将来のビジョンを持ち、専門分野を学べるのが日本経済大学の特徴です。

【おわりに】

TOEIC受験のための手順や、600点を目指すメリット、勉強方法などをご紹介させていただきました。いかがでしたでしょうか?

国際ビジネスコミュニケーション協会が発表している2021年度のTOEICの日本における平均スコアは574点です。全世界の平均スコアは611点ですので、日本はまだまだ英語力が世界レベルに追いついていません。

そのため、TOEIC600点でも日本では、色々と生かすことができます。

TOEIC受験を開始しようか迷っているなら、今すぐ勉強に取り掛かることをお勧めします。

2022年11月9日
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