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IT

IT資格

ITパスポートと基本技術者はどっちがいいのか?似ている資格を徹底比較分析

by GAWA_K 2023年3月23日

ITに関する専門的な知識・スキルを習得している証明になるのが、ITパスポートと基本技術者という2つの資格です。

この2つの資格はどちらも似たような性質の内容と思われているため、ITに関する資格取得をしたいと検討している人にとって、どちらを選べばいいのかわからないという人もいるでしょう。

では、ITパスポートと基本技術者は、どのような違いがあるのでしょうか。今回は、ITパスポートと基本技術者の特徴、資格試験の詳細などを比較して、2つの資格の違いを解説していきましょう。

 

ITパスポートと基本技術者、それぞれの特徴

まずはITパスポート・基本技術者ともに、どのような性質の資格なのかを、以下より説明しましょう。

ITパスポートとは

ITパスポートとは、独立行政法人 情報処理推進機構 (IPA)が運営している国家資格です。IPAが運営している資格である「情報処理技術者」はいくつかの種類に区分されており、その中の一つがITパスポートとなっています。

ITパスポートの目的は、ITに関する基礎的な知識・社会人として行なう業務に活用する知識・スキル習得およびその証明です。ITパスポートでは具体的に、以下のような分野を学び、習得します。

  • AIやビッグデータ、IoT、アジャイルなど、ITに関する知識
  • 経営に関する全般的な知識(マーケティングや経営戦略など)
  • セキュリティやネットワーク
  • プロジェクトマネジメント

以上のような総合的な幅広い分野を学びます。

企業の新人育成、学校の授業など、ITパスポートに関する講義を行なう所は少なくなく、多くの企業・学校で積極的に取りれられている資格です。

基本技術者とは

ITエンジニアの登竜門として知られている国家資格が、基本技術者です。基本技術者は、ITパスポートと同じくIPAが運営している資格で、ITパスポートよりワンランク上の位置付けとなっています。

基本技術者の役割は、ITを活用した製品・サービスおよびシステムやソフトウェア作成に必要な基本的な知識・スキル・実践的な応用スキルの習得です。この資格を取得すれば、ITに関する基本的な知識・実践するためのスキルが身に付いている証明になります。

基本的な知識・スキルしか習得できないため、より高度な実践を独自に行うことはできませんが、指導者の指示・サポートがあれば、それに従っての業務の実践という応用・対応が可能です。

 

ITパスポートの試験概要

ITパスポート資格取得試験の詳細を、次より説明しましょう。

・受検資格

特になし

・試験日程

全国の試験会場にて年間を通してCBT方式で随時実施、試験会場の日時や空席などの状況は公式ホームページにて3ヶ月先まで確認可能

・申込方法

公式ホームページから利用者登録をしてログイン後、ホームページ上から申し込み可能

・受検料

7,500円

・試験会場

全国の指定された会場(選択自由)

・合格発表日

受験した翌月中旬にホームページ上にて発表、発表後の翌月に合格証書を送付(再交付は不可)

基本技術者の試験概要

基本技術者の資格試験の詳細は、以下の通りです。

・受検資格

特になし

・試験日程

全国の試験会場にて年間を通してCBT方式で随時実施、試験会場の日時や空席などの状況は公式ホームページにて3ヶ月先まで確認可能

・申込受付日および申込方法

公式ホームページから利用者登録をしてログイン後、ホームページ上から申し込み可能

・受検料

7,500円

・試験会場

全国の指定された会場(選択自由)

・合格発表日

受験した翌月中旬にホームページ上にて発表、発表後の翌月に合格証書を送付(再交付は不可)

 

ITパスポートの試験内容

ITパスポート資格取得試験は、ストラテジ系(経営全般)・マネジメント系(IT管理)・テクノロジ系(IT技術)という3つの分野に分かれています。

ITパスポート試験の出題内容は以下の通りです。

・ストラテジ系

  • 企業と法務:企業活動および法務
  • 経営戦略:経営戦略および技術戦略マネジメント、ビジネスインダストリ
  • システム戦略:システム戦略および企画

・マネジメント系

  • 開発技術:システム開発技術およびソフトウェア開発管理技術
  • プロジェクトマネジメント
  • サービスマネジメント:サービスマネジメントおよびシステム監査

・テクノロジ系

  • 基礎理論:アルゴリズムおよびプログラミング
  • コンピュータシステム:コンピュータおよびシステム構成要素、ソフトウェアおよびハードウェアの知識
  • 技術要素:情報デザインおよびメディア、データベース、ネットワークやセキュリティ

 

基本技術者の試験内容

基本情報技術者の資格試験は、科目A・科目Bと2つに分類されています。科目Aは、講義に出て修了試験に合格すれば受験免除となる仕組みです。科目A・Bの出題範囲は、以下の内容になります。

・科目A

  • テクノロジ系(基礎理論・アルゴリズムとプログラミング・コンピュータ構成要素・システム構成要素・ソフトウェア・ハードウェア・ヒューマンインターフェイス・マルチメディア・データベース・ネットワーク・セキュリティ・システム開発技術・ソフトウェア開発管理技術)
  • ストラテジ系(システム戦略・システム企画・経営戦略マネジメント・技術戦略マネジメント・ビジネスインダストリ・企業活動・法務)
  • マネジメント系(プロジェクトマネジメント・サービスマネジメント・システム監査)

・科目B

  • プログラミング
  • データ構造
  • アルゴリズム
  • セキュリティ

科目Bは、プログラミング・アルゴリズムを主軸として、科目Aの内容を発展させた、より高度な問題となっています。

 

ITパスポートと基本技術者を比較

ITパスポートと基本技術者は、どのような違いがあるのでしょうか。それぞれの受験者のタイプ・合格率を比較して、両者にはどのような違いがあるのかみてみましょう。

受験者の層

まずは両者の受験者の層をそれぞれみてみましょう。

  • ITパスポート:社会人と学生は半々(社会人が若干多め)
  • 基本技術者:社会人70%、学生30%

ITパスポート試験は基本技術者と比べた場合、受験者の層は学生が多めです。それに対して基本技術者は受験者の半数以上が社会人となっています。ITパスポート・基本技術者ともに受験資格に年齢制限はありません。ITパスポートの合格者の最年少は14歳という記録も出ています。

受験資格がないにも関わらず学生・社会人の受験者の層に違いが出るのは、ITパスポートが学生向けの優しい難易度、基本技術者が社会人としても実践向けの難易度であるためといえます。

合格率

両者の合格率は、それぞれ以下のようになっています。

  • ITパスポート:50%
  • 基本技術者:40%

上記の合格率を見て分かる通り、ITパスポート・基本技術者ともに国家資格であるため、他の民間資格に比べると、全体的に難易度は高めです。基本技術者にいたっては50%以下となっており、CGT形式の試験方法を導入する前は、20〜30%でした。両者ともに決して高くない合格率となっていますが、基本技術者試験の方がさらに難易度が高いといえるでしょう。

試験内容、どう違うのか

ITパスポート試験と基本技術者試験を比べた場合、ITに関する知識・スキルを理解することは両者に共通していますが、それに加えて基本技術者試験は、知識・スキルを活かした自力での実践力が要求されます。また情報システムに関する出題では、ITパスポートにはない一通りの知識が問われるため、深い知識を理解していないと合格は難しいでしょう。

そして、ITパスポート試験と基本技術者試験の目立つ違いといえば、プログラミングに関する難易度です。ITパスポート試験ではプラグラミングの基礎的な問題がありますが、基本技術者試験はより幅広く・深い出題範囲となっています。

ITパスポート試験に合格してから、次は基本技術者試験に挑戦という流れを考えている人もいるかもしれませんが、その際に最も時間がかかるのが、プログラミングの学習となるでしょう。

 

ITパスポートの資格取得に向いている人

基本技術者ではなくITパスポートの資格取得を選んだ方がいい人とは、どのようなタイプなのでしょうか。ITパスポートに向いている人の特徴を、以下より紹介しましょう。

ITに関する知識が浅い人

将来のことを考慮して、とりあえずITの基礎知識をしっかりとマスターして土台を築きたいと考えている人は、ITパスポート取得が向いています。

ITに関する知識はあらゆる業務において必要であるため、ITの知識が乏しい場合、今後のキャリアを円滑にレベルアップすることは難しいといえるでしょう。

ITパスポート取得を達成すれば、ITに関する知識・スキルの基礎的な仕組みを習得でき、その知識は仕事だけでなく日常生活でも役立つでしょう。

 

学校の単位を取得したい人

学生でITパスポート試験に合格した場合、それを単位取得に認定する単位認定制度を採用している学校もあります。ITパスポートなど在学中の資格取得をすれば、他の学生よりも基礎知識を身につけた証明になるため、通常の単位取得が免除される仕組みです。

また、社会人と違って時間の余裕のある学生のうちにITパスポート取得をしていれば、企業に入社した際、他の同期入社の人材より豊富な知識を持っているため、頭ひとつ抜き出た業務ができるでしょう。

 

基本技術者の資格取得に向いている人

ITパスポートではなく基本技術者の資格取得に向いている人とは、どのようなタイプなのでしょうか。その人の特徴を、以下より紹介しましょう。

就職・転職を有利に進めたい人

基本技術者の資格取得をしておけば、就職・転職の際に大きなアピールポイントになります。基本技術者の資格取得者はITに関する基本的な知識・スキルに加えて対応スキルも持っているのが特徴です。専門性の高いスキルがないとできない難しい業務を一人で行なうことはできませんが、指導者の指示があればやっていける対応力は備えています。

企業が求めているのは即戦力となり人手不足を解消してくれる人材であるため、基本技術者の資格は就職・転職の際に有利に働くでしょう。

また、基本技術者は国家資格であるため、明確な採用基準を設けている大企業への就活・転職活動では強い味方となってくれます。

他の資格と併用して幅広い業務を可能にしたい人

国家資格というブランド力のおかげで就職・転職活動の強い味方となってくれる基本技術者の資格ですが、習得できるのはあくまで基本的な知識・スキルです。

しかし、基本技術者でつちかった知識を足がかりに、他の資格取得も達成した場合、さらに知識・スキルの幅が広がって、あらゆる業務に対応できます。基本技術者の性質自体があらゆるIT業務に対応できる汎用性があるため、今後の学習や経験次第で、より可能性が高まり大きなキャリアアップへとつながるでしょう。

 

まとめ

ITパスポート・基本技術者ともにどちらもITに関わる資格であるため、どちらの試験を目標に勉強していいのかわからないという人もいると思います。

今回の記事では、ITパスポート・基本技術者を比較して、両者の違いを解説してきました。今後どちらかの資格取得を検討している人は、今回の記事を参考にして、どちらが自分に適しているか決定してくれれば幸いです。

 

 

「日本経済大学」では、留学生の就職活動の支援を目的とした、留学生対象の専門ゼミを開講しています。そこでは、BJTビジネス日本語能力テストの受験を推奨し、学習も行っています。

 

■日本経済大学(都築学園グループ / (学)都築育英学園)

都築学園グループは、「個性の伸展による人生練磨」を建学の精神とし1956年に設立された大学です。2018年に開学50周年を迎えた日本経済大学は、経済・経営の実学に特化した2学部6学科17の専門コースを持っています。日本有数の、留学生を抱える国際色豊かな大学です。

2023年3月23日
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IT資格

プログラマーの仕事内容とは?

by info@remi.website 2023年2月6日
プログラマーとは、コンピュータープログラムを作成する人全般のことです。

プログラマーの仕事は、今日のデジタル主導の経済において非常に重要です。 そのため、プログラマーの求人数は増え続けています。

プログラマーは、コンピュータープログラムやモバイルアプリケーションコードを記述します。また、システムとソフトウェアのメンテナンス、デバッグ、トラブルシューティングにも関与して、すべてがスムーズに実行されるようにします。

プログラミングスキルは多くの技術分野で不可欠ですが、特にソフトウェアやWeb開発の役割で高い需要があります。 キャリアアップの機会が十分にあるエントリーレベルのテクノロジー関連の仕事を探しているなら、コンピュータープログラミングが最適な道かもしれません。

1.プログラマーは何をするのか?

プログラマーは、さまざまなコーディング言語の知識がテクニカルスキルとみなされます。日常業務には以下のものが含まれます。

①新しいプログラムのコードを作成しテストする

プログラマーは、ウェブやソフトウェアの開発者と緊密に連携して、新しいモバイルアプリケーションやコンピュータープログラムのコードを作成します。場合によっては、プログラマーがWebデザイナーと同様の役割を果たし、新しいソフトウェアプログラムのルック&フィール、および機能を作成することがあります。

たいてい、新しいコードの作成には多くの試行錯誤が伴います。プログラマーは、強い批判的思考力と問題解決能力を持ち、論理を使って複雑な問題を解決することを楽しみます。

②既存のプログラムの更新

また、プログラマーは、既存のソフトウェアプログラムの更新プログラムを作成してインストールします。アップデートには、バグ修正や、ユーザーエクスペリエンスを向上させるための拡張機能が含まれる場合があります。これらのプロジェクトは、更新の複雑さに応じて数日から数か月かかる場合があります。

③コーディングエラーの検出と修正

プログラマーは、日常的に正しく機能していないWebサイトまたはコンピュータープログラムのトラブルシューティングを行います。たいていの場合、コードのエラーが原因であり、プログラマーは間違いをすばやく検出して修正します。

④異なるOS(オペレーティングシステム)用にプログラムを書き直す

プログラマーは、プログラムやアプリケーションがさまざまなOSと互換性を持つように、別の言語でコードを書き直す必要があります。たとえば、WindowsとMacOS Xのプログラムは異なる方法でコーディングされています。プログラマーは、両方のオペレーティングシステムで動作するSaaSコードで新しいアプリケーションを作成することができるように訓練されています。

⑤サイバーセキュリティの脅威からプログラムを保護する

多くのプログラマーはサイバーセキュリティ分野で働いており、悪意のあるソフトウェアを特定し、潜在的なハッキングに対して脆弱なソフトウェアを修正します。さらに、プログラマーは、セキュリティ違反やデータ漏洩を防ぐコードを書くことができます。サイバー攻撃の数と深刻度が増すにつれて、情報セキュリティの専門家に対する需要が高まり続けています。

2.プログラマーになるメリットは?

①将来性が高い

プログラミングは今やあらゆる場所で私たちの生活を支えています。例えば、SNSのようなWebサービス、スマートフォンやタブレットなどのモバイル機器、ATMなどの金融システム、自動改札機などは、すべてプログラミングによって駆動されます。

そして、それらを作成するのはプログラマーです。プログラマーなしでは、新しいプログラムを作成することも、既存のプログラムを維持することもできません。

プログラマーは、金融、ヘルスケア、グラフィックデザイン、デジタルマーケティングなど、さまざまな分野で働くことができる可能性があります。日本国内では近い将来かなりの数のIT人材が不足すると言われています。そのため、どんどん需要が高まる将来性のある仕事と推測できます。

②年収アップの可能性が高まる

プログラミングは、技術の指標になるスキルです。日々の努力によるスキルアップで年収が上がりやすいのはもちろん、プログラミングスキルによってキャリアの選択肢が増え、年収が上がる可能性があります。

プログラミングは技術の高さが指標となります。日々の努力でスキルを磨いて年収を上げていくことは十分に可能です。プログラミングのスキルを身につけることで、キャリアの選択肢が広がり、年収が上がる可能性が高まります。

また、プログラミングができれば、副業の選択肢も広がります。ITエンジニアの約4割が副業経験を持っていると言われています。本業での年収アップはもちろん、副業にチャレンジすればさらなる年収アップが期待できます。プログラマーが副業をすると、副業による年収アップだけでなく、スキルを磨くことの相乗効果で本業の年収アップも期待できます。

③起業や独立につながる

プログラミングのスキルが向上させて、起業や独立につなげる人もいます。プログラミングの仕事の多くは、1人でできるものや、会社に常駐できるものもあるので、独立する手段になりえます。

また、上にも記したように、プログラミングを使った副業は多く、起業してからどのくらい顧客や収入が得られるかを判断しやすいのが、プログラマーが起業または独立する際のメリットです。

④リモートワークができる

プログラマーは、単独での作業時間が多いため、リモートワークに向いています。近年、リモートワークの環境が整備されてきたことで、大手企業を中心にリモートワークを推進する動きが進んでいます。さまざまなリモートワーク支援ツールもリリースされています。

リモートワークは、柔軟な勤務時間や場所、そして通勤の時間短縮などによりワークライフバランスの向上など大きなメリットがあります。

3.プログラマーになるためのスキル

プログラマーになりたいのであれば、仕事で活かせるスキルを習得しておく必要があります。習得しておくべき3つのスキルを解説します。どのスキルも、プログラマーとして就職・転職したい方や、キャリアアップを目指す人にとって重要です。

①プログラミングスキル

プログラマーとして働くためには、プログラミングスキルは不可欠です。さまざまなプログラミング言語が世の中にあるので、自分の目指す分野で一般的に使われている言語から学ぶことをお勧めします。1つまたは複数のプログラミング言語をすでに習得している場合は、構文が似ているプログラミング言語から学ぶと覚えやすいうえに、役に立ちます。

よく使われるプログラミング言語や開発のトレンドは日々進化しています。スキルを常に最新の状態に保つために、学習を継続することが重要です。

②ポータブルスキル

ポータブルスキルとは、コミュニケーション能力や、課題設定能力、情報収集力などの、職種を問わず求められる汎用的な能力のことを指します。プログラマーとしての経験を積みながら、プロジェクトマネージャーなどにキャリアアップをしたい方には特に重要です。

ポータブルスキルは、プログラミングの勉強をすることで身に着くものではありません。キャンパスライフ、アルバイト先、現在の職場など、どんな場面でも意識して身に着けるようにしていくのがよいでしょう。

③ロジカルシンキング

ロロジカルシンキングは、論理的思考とも呼ばれ、物事を直感や感覚で把握するのではなく、矛盾・破綻がないように論理的に考え、結論を導き出す考え方です。スキルというよりは思考パターンであり、プログラマーとして働く上で重要な考え方です。

プログラマーとして働く上で、仕様の理解やイレギュラーな事態への対応には論理的な思考が不可欠です。ロジカルシンキングをマスターするには、日常的に何かに直面したときに論理的に考える練習を繰り返すことをお勧めします。

4.プログラマーになるには

プログラマーになるには、どのように勉強すればよいでしょう?独学や、専門学校、大学、スクールなどの方法があります。それぞれ、異なる内容やメリットがあります。

①独学でプログラマーを目指す

独学でプログラマーになるための勉強をする場合、比較的低コストで学べることや、自分のペースで学習を進められることなどのメリットがあります。実際にプログラミングのスキルを独学で習得し、プログラマーとして働いている人もいます。

独学でプログラマーになるための効果的な勉強方法には下記の3つの方法があります。

(1)学習サイトでプログラマーの勉強をする

「学習サイト」とは、インターネット上でプログラミングスキルを学べるサイトです。動画や資料を見ながら練習問題を解けるサイトがたくさんあります。プログラミング言語ごとにコースが分かれているので、学びたいコースを選ぶことができます。

学習サイトには、有料のものと無料のものがあります。無料で体験できるサイトも多いので、まずは試してみてから決めるのがお勧めです。

(2)参考書でプログラマーの勉強をする

参考書は、プログラミングの解説やインターネットの成り立ちなど、プログラマー向けの基本的な内容をまとめた「プログラミング全般の参考書」と、PythonやJavaScriptなどのプログラミング言語ごとに分かれていて、本格的に学べる「特定のプログラミング言語の参考書」などに分かれています。

プログラミング初心者の場合は、まず「プログラミング全般の参考書」で基本的な知識を習得してから、特定のプログラミング言語の習得に集中することをお勧めします。

(3)資格試験のために勉強する

プログラマーになるために資格は必要ありませんが、資格を取得することで客観的に自分のスキルを証明できます。

例えば、国家資格の「情報技術者試験」に合格すれば、プログラマーにとって重要なITに関する幅広い知識があることの証明になります。

他にも、「PHP技術者認定試験」「C言語プログラミング能力認定試験」「Python3エンジニア認定」「オラクルマスター」「Ruby技術者技能検定」「ITパスポート」など、プログラマーとして持っていて損のない資格はたくさんあります。

資格取得がそのままプログラマーとしての就職につながるわけではありませんが、独学で学習を進めるための目標とすることができるというメリットもあります。

②プログラミングスクールでプログラマーを目指す

「プログラミングスクール」とは、プログラミングを学ぶための教室で、プログラミング言語などに応じてコースが分かれており、学びたいコースを選べるスタイルです。

教室に通う所と、オンライン上で受講する所があります。1ヶ月~6ヶ月ほどのコースがほとんどで、学びたいことに集中して学べるというメリットがあります。

③大学でプログラマーを目指す

大学でプログラマーになるための知識を身につけるため選ぶべき学部が、「情報学部」や「理工学部」です。プログラミング系の授業を行っていることが多いです。

大学では、1年次でコンピューターやネットワークの基礎を幅広く学び、2年次、3年次で専門分野を重点的に学ぶ傾向があるのが特徴です。プログラマーとしての知識だけでなく、必要なスキルを幅広く学べるメリットがあります。

ホームページを見たり、オープンキャンパスへ行ったりして、自分にあった大学や学部を見つけてください。

④専門学校でプログラマーを目指す

専門学校は、入学時から専門の学科に分かれており、プログラマーになるにも「ゲーム学科」「Web制作学科」「システム学科」などに分かれていることが多いです。

通常、卒業までの年数は2年で、自分が学習したいプログラミングの内容が決まっていれば、専門学校に向いていると言えます。企業と連携した授業や実際にアプリを作成する授業など、実践的な内容が多いのがメリットです。

日本経済大学・経済学部・商学科・マーケティングコースについて

日本経済大学は、幼稚園から大学院まで全国に30以上の学校を展開する「都築学園グループ」が運営する1968年に開校した大学です。福岡県に本部を置き、神戸三宮、東京渋谷と3つのキャンパスがあり、経済学と経営学を中心に、2学部6学科18の専門コースがあります。

日本経済大学は、あえて総合大学の形態をとらずに経済学、経営学に特化し、経済・経営系専門の単科大学としてこだわりを持ち続け、その専門性を守り続けています。


日本経済大学の福岡校と神戸港にある、経済学部・商学科のマーケティングコースは、伝統的なマーケティングだけではなく、デジタル・マーケティングをカバーする形でカリキュラムを再編しました。経済学だけでなく、WebやSNSを使ったマーケティングや、データ分析を深く学ぶことができます。



日本経済大学は、資格取得やインターンシップなどのキャリアサポートも充実しており、高い就職率を誇ります。

多くの大学が3年次から就活支援を開始する中、日本経済大学では1年次からキャリアデザインを形成し、就職活動を見据えた個人の活動を支援しています。自分の将来像を持ち、1年次から専門分野を学べるのも日本経済大学の魅力です。

ご興味がありましたら、是非ホームページ(https://www.jue.ac.jp/)をご確認ください。

おわりに

プログラマーの仕事内容、プログラマーになるために必要なスキル、勉強方法について解説させていただきました。

プログラマーは、昨今企業にとって欠かせない存在であり、専門的なスキルを必要とします。プログラマーになるためには、自分の市場価値を高めるために、扱えるプログラミング言語を増やすことと、自分のスキルを高く評価してくれる企業を選ぶことが重要です

2023年2月6日
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ITビジネス資格

ITエンジニアになるにはどうする?基本情報技術者試験と共に

by GAWA_K 2023年2月6日

IT業界は、ここ数十年で飛躍的に進化を遂げています。そしていまだに新しいデバイスやシステムが登場するため、常に右肩上がりといっても大げさではない業界です。

しかし、飛躍的な進歩に迅速に対応できる人材はわずかな数のため、慢性的な人材不足・企業側の人材育成システムがはっきりと確立されていないともいわれています。

そのようなITに関わる現場において、常にニーズがあるのが、ITエンジニアです。そのため、常にIT業界で重宝されるITエンジニアを目指している人は少なくないでしょう。

では、未経験からITエンジニアになるには、どのような方法があるのでしょうか。今回は ITエンジニアになる方法など、ITエンジニアに関わる情報を解説していきます。

 

ITエンジニアとは

ITエンジニアとは、IT業務に関わる技術者の総称です。ITエンジニアの種類は多岐にわたり、ITエンジニアはあくまで総称であるため、特定の業務の職業名というわけではありません。

ITエンジニアの主な業務は、コンピュータ、インターネット上で起動させるためのシステム構築です。システム構築のためにはさまざまな業務を遂行する必要があり、それぞれ役割分担があります。

また、雇用形態も正社員・派遣社員・パート・フリーランスなど、さまざまな種類があり、それぞれの契約で給与が発生する仕組みです。

IT技術は、ITを専門に扱う業界だけでなく、あらゆる事業において全面的にIT業務が推進されています。しかし、急速に発展するIT技術・IT需要に人材育成がついていけず、慢性的な人手不足が続いているのが、ITエンジニアの現状です。

そのため、あらゆる事業において、専門的な知識・スキルを持ったITエンジニアは、大いに需要があり、それは将来的にも継続されていくでしょう。

 

ITエンジニアの種類

ITエンジニアは、IT技術を専門に扱う技術者の総称であるため、具体的な業務内容はさまざまな種類があります。では、ITエンジニアにはどのような種類があるのか、次より紹介しましょう。

システムエンジニア(SE)

ソフトウェア製品のシステム構築を行なうのが、システムエンジニアです。クライアントの要望を聞き出し、その要望を反映させたシステムの設計、完成したシステムの実装(テスト)という流れで業務を進めます。

システム構築という技術面・専門的な知識だけでなく、クライアントと交渉するコミュニケーション能力・プログラマーなど現場の人材に具体的な指示を出すための計画書の作成などの文章能力など、多角的な能力が要求されます。

プログラマー(PG)

システムエンジニアが作成した計画書に従って、プログラミングを行ないシステム作成を行うのが、プログラマーです。システムやソフトウェアの作成および完成後のテストも担当して、テスト時に不具合が発生した際は、修正作業を行ないます。

開発に見合ったプログラミング言語のスキル・知識が必須で、計画書に基づいた作業の正確さ、不具合やトラブル発生時の迅速な対応力がプログラマーには必要です。

サーバーエンジニア

サーバーシステムの設計・構築・運用および保守を一任するのが、サーバーエンジニアです。サーバーのスペックに見合った効率的な設計、運用での管理・改良などを行ないます。不具合が生じた時は、すぐに対応して復旧作業もしなくてはいけません。

Webエンジニア

Webサイト・サービスのシステムの設計・構築・運用・保守を委任するのが、Webエンジニアです。クライアントの要望に加えて利用者にとっての使いやすさを意識して、開発を進めます。

Webエンジニアの種類は、フロントエンド・バックエンドの2タイプです。フロントエンドエンジニアはサイト表面上のデザインのコード、バックエンドエンジニアはデータ処理など利用者の目に見えないシステムを担当します。

ネットワークエンジニア(NE)

コンピュータネットワークの設計から構築、運用および保守を担当するのが、ネットワークエンジニア(NE)です。ネットワークの不正アクセスを防止するセキュリティ、障害が発生した際の復旧作業なども行ないます。

通信技術の知識だけでなく、その周辺機器に関する情報、クラウド環境への知識も必要です。

データベースエンジニア

データベースの設計および構築、運用や管理を担当するのが、データベースエンジニアです。国家資格や民間資格においてデータベースエンジニアのスキル・知識を証明する資格もあります。

セキュリティエンジニア

ネット上の不正利用・サイバー攻撃などを防止するシステム開発・運用・保守を担当するのがセキュリティエンジニアです。進化する不正利用の手口やサイバー攻撃に対応して、システムのアップデート、被害後の対処も行ないます。

セールスエンジニア

エンジニアとしての業務に加えてクライアントや消費者への窓口も担当するのが、セールスエンジニアです。エンジニアとしての知識を活かしての自社サービス・製品の提案・消費者の相談も行ないます。

ITアシスタント

資料作成や情報収集など、各種エンジニア・マネージャーのサポート業務を行なうのが、ITアシスタントです。エンジニアとしての知識がそれほどなくても業務対応が可能なので、見習い的なポジションとして働きながらエンジニアのスキル・知識を学びたい人におすすめといえます。

 

ITエンジニアのスキルを習得する方法

ITエンジニアとしての知識・スキルを習得するためには、どのような勉強方法があるのでしょうか。次よりITエンジニアとしての代表的な3つの勉強方法を紹介しましょう。

独学

ITエンジニアは、書籍や無料動画などでエンジニア・プログラマーのスキル・知識を覚えることが可能です。かかる費用は書籍代ぐらいなので費用がかからない、自分のペースで勉強が進められることがメリットといえます。

ただし、独学の場合一人での勉強となるので、疑問点などがあっても誰にも頼ることができません。また、勉強のためのスケジュールなどもすべて自分でやらないといけないため、自己管理が苦手な人は勉強が進まない可能性があります。

スクール・通信講座を受ける

ITエンジニアの知識・スキルを最も確実に身につけられる方法が、スクールや通信講座の受講です。確固としたカリキュラムをもとに充実した学習方法・スケジュールが用意されており、疑問点などがあったら講師陣に相談もできます。費用がかかるデメリットもありますが、自己管理が苦手な人・しっかりと学習したい人にはおすすめです。

「未経験でも可」の求人を探す

知識・スキルはないけれどエンジニアの現場を経験したいという人は、ITエンジニア関連で「未経験者でも可」と提示されている求人を探すといいでしょう。

先述したITアシスタントなど、実際の業務を担当しない業務もあるため、実際に現場に出て働きながら学んでいきたいと希望する人は、そのような求人を探すのをおすすめします。ただし、積極的に自分から学んでいきたいという意欲が必要です。

ITエンジニアになるための手順

ITエンジニアになるためにはどのような手順を踏めばいいのでしょうか。次よりその手順を紹介しましょう。

どんな職種があるか把握して方向性を決定する

ITエンジニアは技術者の総称であり、その種類は多岐に渡ります。itエンジニアにはどのような種類があり、自分はどれに適しているか、この段階で決めておくといいでしょう。

プログラミング言語を選ぶ

システム構築のためのプログラミングは、さまざまなプログラミング言語によって構築されています。どれをマスターすればいいのか決めておきましょう。

エンジニアによってはプログラミングのスキル・知識が不要なものもありますが、覚えておいて損はありません。

学習する

ITエンジニアの方向性が定まったら次にやるべきことは、実際に学習を開始して確かな知識とスキルを習得することです。先述した通り学習方法の種類はいくつかありますが、スクール・通信講座であれば確実に身につく学習が行なえます。また、同じ志を持った仲間との出会いがあることも、スクール・通信講座のメリットです。

資格取得・ポートフォリオ作成

ITエンジニアとしての知識・スキル取得ができたら、次にやることは就職・転職活動です。しかし未経験者の場合は採用が難しい場合があります。

そのような不安要素をなくすために、就職・転職活動をする前に資格取得・ポートフォリオ作成をするといいでしょう。どちらもITエンジニア業務に関する高度かつ専門的な知識・スキルがあることの証明になります。

就職・転職活動

ITエンジニア業務に関する求人は自分でも探せますが、スクール・通信講座の種類によっては、コース修了後に就職案内などをしてくれるところもあります。

また、ITエンジニアとしての知識・スキルを習得しても、面接時のルール・マナーには自信がないという人もいるでしょう。そのような人は、就職・転職エージェントへの登録をおすすめします。エージェントの中にはエンジニア・IT業界に特化したところもあり、求人案内だけでなく面接時のサポートなども行なっているため、安心して面接を受けられるでしょう。

 

ITエンジニアとして役立つ資格

ITエンジニアとしての知識・スキルをレベルアップしたい場合、おすすめなのが資格取得です。資格取得さえしていれば、itエンジニアとしての実務経験がなくても、確かな知識・スキルがあることの証明になります。

では、ITエンジニアとして役立つ資格にはどのような種類があるのか、次より紹介しましょう。

基本情報技術者

「ITエンジニアの登竜門」と呼ばれている国家資格が、基本情報技術者です。ITエンジニアに必要な基本的な知識・スキルが習得できる資格であり、この資格で学んだことはITエンジニア以外の職種にも役立つ汎用性があります。

そのため、就職後の正社員に対して、この資格取得を必須としている企業も珍しくありません。

資格取得試験では、システムにおける設計・開発、プログラミングやセキュリティなど、ITエンジニアが手がける業務に関する問題も多く出題されるのが特徴です。

応用情報技術者

基本情報技術者よりもレベルアップした内容が、応用情報技術者です。マネジメントや戦略に関する知識が学べるため、キャリアアップしたい人は、取得するべきでしょう。

ITパスポート

ITに関する基礎的な知識・スキルを取得できる資格が、ITパスポートです。他の資格に比べると習得できる知識・スキルは基本的なことであるため、資格試験の難易度もそれほど高くなく、毎年多くの現役高校生も試験を受験しています。ITエンジニアの基盤となる基礎をしっかりマスターしたい人は、取得を目指すといいでしょう。

 

まとめ

IT業界は、現在も将来的に見ても常に需要のある業種なので、ITエンジニアとしての知識・スキルをマスターしていれば仕事に困ることはないでしょう。

しかし、ITエンジニアにはさまざまな種類があるので、もしITエンジニアを目指す場合、自分がdのような分野に適しているか、しっかりと方向性を決めることが大事です。

ITエンジニアの種類の確認、ITエンジニアになるための手順などをしっかりと認識しておきましょう。

 

 

 

 

「日本経済大学」では、留学生の就職活動の支援を目的とした、留学生対象の専門ゼミを開講しています。そこでは、BJTビジネス日本語能力テストの受験を推奨し、学習も行っています。

■日本経済大学(都築学園グループ / (学)都築育英学園)

都築学園グループは、「個性の伸展による人生練磨」を建学の精神とし1956年に設立。2018年に開学50周年を迎えた日本経済大学は経済・経営の実学に特化した2学部6学科17の専門コースを持つ日本有数の留学生を抱える国際色豊かな大学です。

2023年2月6日
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IT資格

システムエンジニアの具体的な仕事内容とは?

by info@remi.website 2023年2月5日
システムエンジニアとはどんな仕事かご存じでしょうか?

近年、システムエンジニアになりたい人が増えているようです。IT人材の需要は年々増加しており、システムエンジニアは、IT業界の根幹を支える職種の1つです。

しかし、システムエンジニアの実際の仕事を詳しく理解している人は多くありません。そのため、システムエンジニアになるために必要なスキルや資格を知らないひとも多いでしょう。

そこで、この記事では、システムエンジニアの仕事内容や、適性、必要なスキルセットなどを詳しく説明します。システムエンジニアを目指している方は是非読み進めてみてください。

1.システムエンジニアとは?

システムエンジニアは、SEとも呼ばれています。

簡単に説明すると、世の中の様々なシステム(ソフトウェア)を設計・開発します。エンジニアの視点で、顧客が必要とするシステムをコンピュータで実現する方法を推測・提案し、設計します。

設計・開発の流れをもう少し詳しく説明すると、顧客のお悩みや必要なシステムを聞き、それをもとにシステム(ソフトウェア)の仕様を決定し、開発の「上流工程」を担い、最後にテストをするまでの工程がシステムエンジニア(SE)の仕事です。

ちなみに「上流工程」とは、主にプロジェクト管理と、どのようなシステムを作るかを考える「要件分析」「要件定義」「基本設計」「詳細設計」を指します。

パソコン上でプログラミングをするイメージを持たれている方も多いと思いますが、実はシステムエンジニア(SE)の主な仕事は、プログラムの設計書を作成することです。

会社やチームによって担当業務に多少の違いはありますが、ソフトウェア開発に伴う予算管理や人員配置、進捗管理などの業務もシステムエンジニア(SE)の仕事です。

システムエンジニア(SE)が開発するシステム(ソフトウェア)は、スマートフォンや家電製品などの身近なものから、企業で使われる設備や機器などの専門的なものまで、幅広い仕組みを網羅しています。

2.システムエンジニアとプログラマーの違いとは?

システムエンジニア(SE)とプログラマーの違いは、システム開発に関わるプロセスにあります。

プログラマーは、設計書に従ってプログラミングします。プログラマーは実際にコンピュータと向き合い、手を動かして開発を行います。システムエンジニア(SE)は、クライアントの要求に基づいてシステムを設計します。

このように、システムエンジニア(SE)とプログラマーは、システム開発のどの工程を担当するかが異なります。

プログラミングができないシステムエンジニア(SE)も多くいますが、システムエンジニア(SE)になるなら、プログラミングの知識があることは有利です。プログラマーとしての経験を積んだ後、システムエンジニア(SE)としてキャリアアップする人もいます。

3.システムエンジニアの仕事内容とは?

システムエンジニア(SE)は、システム開発において、顧客の要望に応じた仕様策定やシステム設計を担当します。その際、予算や人員、進捗管理などのプロジェクト管理も担当します。これらの作業を上流工程と呼び、①顧客からのヒアリング②要求分析・要件定義③基本設計④詳細設計⑤テスト⑥保守・運用の、主に6つの工程で進められます。

①顧客からのヒアリング

システムエンジニア(SE)によるシステム(ソフトウェア)開発は、顧客から依頼が入って始まります。

まずは、システムエンジニア(SE)と顧客で打ち合わせを行い、顧客の悩みや要望をお聞き、それをもとに提案書を作成し、顧客に提出します。その後、予算や納期等に折り合いが付けば、システム(ソフトウェア)開発が始まるのです。

②要求分析・要件定義

要件分析とは、顧客からのヒアリング内容をもとに、顧客の悩みを解決するためにどのようなシステム(ソフトウェア)を作るべきかを明らかにすることです。現場や関係者から意見を聞くことで、課題を知り、ニーズを分析することも重要です。

顧客の要望をすべてかなえることは難しい場合が多いため、システム(ソフトウェア)開発に必要な予算や開発期間を考えながら、最終的にどのように、どのくらい実現できるかを決めます。

そして、要件定義とは、顧客の要件分析の結果に基づいて、開発するシステム(ソフトウェア)の概要をまとめることです。この要件定義には最終的なシステム(ソフトウェア)開発の目標が書かれているため、これがしっかりできていないと、開発時の工数が増えたり、仕様変更が増えたり、やり直しが多くなります。

最悪の場合、プロジェクトが失敗することもあるため、要件定義はシステムエンジニア(SE)が担当する上流工程の中で最も重要な業務と言っても過言ではありません。

③基本設計

基本設計とは、顧客の要望を実現するシステム(ソフトウェア)の設計をする工程です。設計とはいってもアウトラインの作成がメインです。

まずは業務の流れを明確にした上で、システム(ソフトウェア)にどんな機能を持たせるか、表示方法や操作などのユーザーインターフェイス(UI)をどうするかなど、基本的な仕様を決めていきます。サンプルを用意し、顧客と認識のずれがないようシステム構成を整えることが重要です。

④詳細設計

この次の段階であるプログラミングに効率よく取りかかれるような設計をするためには、プログラミングの知識も含め、開発全般に関する豊富な経験が必要と言えるでしょう。設計書の完成後、プログラマーに業務を渡します。

詳細設計とは、実際にシステム(ソフトウェア)を実現するために、どのような方法や技術を使用するかを具体的に決定する工程です。詳細設計は、基本設計とは対照的に、内部開発者を対象とすることが多いです。プログラマーが実際にプログラミングできるように具体的に設計します。実装する機能に対して、どのような内部処理方法を採用するかを検討します。設計書が完成したら、業務はプログラマーに引き渡されます。

⑤テスト

テストは、プログラマーによって開発されたシステム(ソフトウェア)が設計通りに機能するかどうかをテストする工程です。

システム(ソフトウェア)に不具合や不備、間違いがないかなど、動作確認を念入りにします。また、システム(ソフトウェア)が設計書や要求事項に沿っているかどうかも確認する必要があります。

テストの工程で不備が見つかれば、プログラマーに修正を依頼し、その繰り返しの後、すべてがクリアされればシステムは完成です。

⑥保守・運用

保守・運用は、システム(ソフトウェア)が問題なく稼働できるように継続して行う業務です。

システム(ソフトウェア)が完成して顧客に納品された後も、システム(ソフトウェア)の改修や更新など、システム(ソフトウェア)に変更があったときに対応するのが運用であり、システム(ソフトウェア)に障害が発生した場合、原因を特定して解決し、システムを復旧するのが保守です。

4.システムエンジニア(SE)に求められる適性は?

システムエンジニア(SE)は専門職なので、様々な能力が求められます。

常にパソコンに向かって仕事をしているイメージをお持ちの方も多いと思いますが、実際は顧客やチーム内とのやり取りが多い仕事です。ステムエンジニア(SE)に必要とされる5つの能力を下記に解説していきます。

①コミュニケーション能力

システムエンジニア(SE)にとって最も重要なスキルはコミュニケーション能力です。

システムエンジニア(SE)は、顧客と自社の開発チームとの間に立ち、顧客が望む形でシステム(ソフトウェア)開発を進めるために全力を尽くさなければなりません。

専門用語で顧客に説明しても、よく理解してもらえない場合が多いので、顧客が理解して納得できるよう、しっかりと説明する必要があります。一方で開発チームに対しては、顧客からのヒアリング内容を要求仕様書や設計書などの形で言語化し、漏れや誤解が生じないように適切に伝える必要があります。また、スムーズな開発にはプログラミングを行うプログラマーとの連携も必要です。また、システムエンジニア(SE)はひとつのプロジェクトが完了すると、新たなプロジェクトを担当することになるため、常に多くの人と関わらなければなりません。

以上のことから、システムエンジニア(SE)はコミュニケーション能力が絶対条件となります。

②ヒアリング能力

システム(ソフトウェア)開発において大切な事は、お客様のニーズと課題を理解することです。

課題を深く理解していないと、システム(ソフトウェア)開発の方向性にずれが発生し、開発が進むにつれて、軌道修正はより困難になります。

相手の話をしっかりと聞いて、相手が何を言いたいのかを理解し、その理由を深く掘り下げていくことで、真の課題解決ができるのです。ヒアリング能力は、①のコミュニケーション能力のための有力なツールと言えるでしょう。システムエンジニア(SE)にとってヒアリング能力は、とても重要な能力です。

③IT基礎力・技術力

システムエンジニア(SE)には、顧客のご要望やニーズに合わせて最適な方法を判断し、提案することも求められます。毎回異なる顧客の要望に応えるためには、最適な技術を選択し、設計に落とし込む必要があります。

例えば、Webベースのシステムとアプリ化の違いや、自社サーバーとクラウド化の違いなど、ITに関する広範な知識と経験が必要になってきます。したがって、システムエンジニア(SE)には可能な限り多くの技術を習得する必要があり、働きながらも継続的に技術力を向上させることが求められます。

システムエンジニア(SE)を目指す学生は、早い段階から幅広い領域の知識を習得しておくことをお勧めします。

④マネジメント能力

システムエンジニア(SE)はシステム(ソフトウェア)開発時における、プロジェクトの中心に立つ存在です。開発チームを束ねたり、開発全体のスケジュール管理をしたり、プログラマーへの指示も担当します。

大抵の場合、開発プロジェクトはタイトなスケジュールです。そのような状況下では、システム開発に関わる全体の動きを見ながら作業を進める必要があります。プロジェクトマネージャーなどがいる場合は、お互いに協力しながら開発を滞りなく進められるように現場を管理できる能力が必要です。

特定の1人に過負荷がかかりすぎていないか監視したり、社内外のリソースの活用を検討したりするなど、きめ細かく柔軟な対応が必要です。

もし、マネジメント能力が足りてないと思われるのでしたら、学校やアルバイトなど、何か仕切る能力のプラスになると思われることを経験しておくことをお勧めします。

⑤論理的思考力

システムエンジニア(SE)には、顧客の課題に対して最適なシステムを提案する論理的思考力が求められます。

プログラムとは、論理的に作動するものなので、顧客の要望を整理し、どのように要件定義して設計に反映していくかはシステムエンジニア(SE)の役目です。どのような問題があり、何が原因で、どのようなシステムで問題を解決できるかを論理的に考え、顧客に分かりやすく提案できる能力が必要です。

また、保守・運用の過程でシステム障害が発生した場合、その原因を考え、解決する必要があります。原因を分析して解決策を見つけるにも、論理的思考が必要です。

⑥英語力

最先端のIT技術やサービスは海外から発信されることが多く、最先端のテクノロジーに触れるためには英語で情報にアクセスする必要があります。日本では浸透しきれていない技術情報や難易度の高い技術を英語情報から入手できることは、システムエンジニア(SE)としての価値が高いと言えます。

また、近年は社内の公用語を英語にしている大手のIT企業が増えています。国内企業のシステムエンジニア(SE)は、基本的に英語ができなくても仕事ができますが、海外企業に開発を請け負うオフショア開発などでも活躍できるよう、英語力を身につけることは大きなプラスとなります。

5.システムエンジニアとして取得すると有利な資格とは?

システムエンジニア(SE)になるために資格は必要ありませんが、資格を取得することで客観的に自分のスキルを証明できます。一般的にSEに有利とされる資格は、「ITパスポート」と「基本情報技術者試験」の2つです。

どちらもエンジニアとしての基本的なスキルで、システムエンジニア(SE)として必要な知識なので、取得して損はありません。難易度はITパスポートが初級レベル、基本情報技術者試験がやや上級です。

①ITパスポート

ITパスポートは、ITに関する基礎知識を持っていることを証明する国家資格です。ITパスポートは、2009年4月に導入された比較的新しい検定ですが、2021年度には累計受験者数が100万人を超える人気の資格です。経済産業省認定の国家資格であり、IT初心者がITの基礎知識を持っていることを証明するのに最適な資格と言えます。合格率は毎年50%前後で、しっかり勉強すれば合格しやすい資格試験です。

②基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、システムエンジニアやプログラマーなどのITエンジニアが共通して理解しておくべき基礎知識を持っていることを証明する国家資格です。この資格は、システムエンジニアの最初の資格として選ばれることが多い資格です。出題内容はIT知識だけでなく、アルゴリズムなどシステム開発の基礎問題も出題されます。合格率は毎年25%前後とかなり厳しい資格試験です。

6.システムエンジニアになるための勉強方法は?

システムエンジニア(SE)になるには、どのように勉強すればよいでしょう?独学や、専門学校、大学、スクールなどの方法があり、それぞれ、異なる内容やメリットがあります。

①独学でシステムエンジニア(SE)を目指す

システムエンジニア(SE)に必要なプログラミングやITの知識を独学で習得する場合は、本を何度も読み返し、実際に自分で開発することが効果的です。

すでにITに精通している人は、プログラミングの勉強を一から始めることができますが、IT知識に自信がない人は開発環境を整えるのに行き詰まってしまうかもしれません。そのような方には、ITパスポートや基本情報技術者試験の資格取得から始めることをお勧めします。

それでも独学だと、自分一人では解決するのは難しい問題に直面することが多々あります。そんな時、自分で調べてわからない部分を解決し、モチベーションを維持しながら勉強を継続できるかが独学で学ぶポイントとなるでしょう。

それでも、独学の場合、自分で解決するのが難しい問題に直面することがよくあります。そんな時、自分でわからない部分を自分で調べて解決できるか、モチベーションを保ちながら勉強を続けられるかが重要です。

②スクールでシステムエンジニア(SE)を目指す

スクールはプログラミングにとどまらず、ITに関することを幅広く学ぶことができ、独学とは異なり、チームでの開発も体験できます。また、独学と違い、講師から直接教えてもらえるので挫折しにくい方法です。

③大学でシステムエンジニア(SE)を目指す

システムエンジニアは、文系・理系問わず就職可能です。しかし、情報科学系の学部に行くことがより近道であると言えます。大学4年間で、システムの基礎と応用を学べるだけではなく、システムエンジニアになるために必要な考え方も身に付けることができるからです。

システムエンジニアは、文系・理系を問わず就職ができます。しかし、情報科学系に進学するのが近道でしょう。大学の4年間で、システムの基礎と応用を学べるうえに、システムエンジニアとして必要な考え方を身につけることができるからです。大学では、IT系を専門とする先生から教えてもらえるので、基本的な質問をしたり、難しいことをじっくりと学ぶことができます。

④専門学校システムエンジニア(SE)を目指す

専門学校は入学時から専門の学科に分かれており、システムエンジニア(SE)のスキルを短期間で効率的に学べます。専門学校では、システムエンジニア(SE)やプログラミングなどのIT関連スキルの習得に集中できるため、就職に必要なスキルをスムーズに身につけることができます。また、実践的なプログラミング学習が多いので、プログラミング言語を学ぶだけでなく、実際に仕事に活かす方法を学べるのもメリットです。

システムエンジニアのスキルを専門学校で学ぶ場合、卒業まで2年間の時間が設けられていることが一般的ですので、なるべく早く就職したい場合には専門学校への進学がおすすめです。

日本経済大学・経済学部・商学科・マーケティングコースについて

日本経済大学は、幼稚園から大学院まで全国に30以上の学校を展開する「都築学園グループ」が運営する1968年に開校した大学です。福岡県に本部を置き、神戸三宮、東京渋谷と3つのキャンパスがあり、経済学と経営学を中心に、2学部6学科18の専門コースがあります。

日本経済大学は、あえて総合大学の形態をとらずに経済学、経営学に特化し、経済・経営系専門の単科大学としてこだわりを持ち続け、その専門性を守り続けています。


日本経済大学の福岡校と神戸港にある、経済学部・商学科のマーケティングコースは、伝統的なマーケティングだけではなく、デジタル・マーケティングをカバーする形でカリキュラムを再編しました。経済学だけでなく、WebやSNSを使ったマーケティングや、データ分析を深く学ぶことができます。



日本経済大学は、資格取得やインターンシップなどのキャリアサポートも充実しており、高い就職率を誇ります。

多くの大学が3年次から就活支援を開始する中、日本経済大学では1年次からキャリアデザインを形成し、就職活動を見据えた個人の活動を支援しています。自分の将来像を持ち、1年次から専門分野を学べるのも日本経済大学の魅力です。

ご興味がありましたら、是非ホームページ(https://www.jue.ac.jp/)をご確認ください。

おわりに

システムエンジニア(SE)の仕事内容、システムエンジニア(SE)になるために必要な能力、勉強方法について解説させていただきました。イメージと違うと思われた方、意外と多いのではないでしょうか?

システムエンジニア(SE)は、昨今企業にとって欠かせない存在であり、専門的なスキルの他、様々な能力を必要とします。

システム開発に携わりたいと思われている方は、参考にしていただけると幸いです。是非、情報科学系の大学やIT系の専門学校を調べてみたり、オープンキャンパスに参加してみてください。

2023年2月5日
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IT経済・経営

未経験者の文系でもIT人材として活躍するためには?

by GAWA_K 2023年1月27日

将来的にも多大な需要があると予想されているため、多くの人が就職を考えているのが、IT業界です。

ITに関わる人材は、理系および大学の理系学部出身の人が多い印象ですが、実は文系人間にも適した業種であることをご存知でしょうか。

今回は、なぜ未経験者の文系人間でもIT業務が可能なのか、文系に向いている具体的なIT業務、文系の未経験者がIT現場で活躍できる方法などについて、詳しく解説していきましょう。

 

未経験の文系がIT系に活かせる特性

文系人間には、理系人間にないいくつかの特徴があります。実はその個性がIT業務にも適していることをご存知でしょうか。では、ITの仕事に向いている文系の特性とは何か、次より説明しましょう。

 

文章力・言語能力

文系人材が持っている文章力・言語能力は、IT業界の現場においても大いに活用できます。IT業務では、自分が任されている業務以外に大事なのは、自分が所属しているプロジェクトの進行具合、業務内容などをしっかりと報告することです。

自分以外の人間に進行具合などを理解してもらえなかった場合、意思の疎通が十分にできずに誤解を招き、プロジェクトの進行全体に支障をきたすケースも少なくありません。

プロジェクトを円滑に進めるためには、ただ自分の仕事だけを行うのではなく、文章や会話で自分の意思をはっきりと伝えられるボキャブラリーが必要であり、それを文系人材は持っているのです。

 

コミュニケーションスキル

ITに関わる業務は、現場でのプログラミング作業など実務だけではなく、営業・プロジェクト管理などもあります。IT職を行っている理系人間は、エンジニアとしてのスキルなど高い専門性を持っていますが、自分の業務だけに没頭する職人肌な人が多い傾向です。

そのため理系人間が営業職などにまわされた場合、ITに関する知識がありながら、営業・コミュニケーションスキルが高くないために、自分の知識を発揮できないといったパターンに陥ってしまいます。

その逆の立場が文系人材です。文系は理系のようなITに関する専門性の高い知識は持っていないことが多いですが、その分、豊富なボキャブラリーに裏付けされたトークスキル・ヒアリングスキルを持っています。

IT業務において何よりも重要なのは、クライアントとの交渉です。クライアントの要望をしっかりとヒアリングして、それをJ現場チームに伝えるという業務は、コミュニケーションスキルの高い文系人材に向いているといえるでしょう。

 

英語力

IT業界が発展した理由に一つは、インターネットの普及により海外への発信、交渉が簡単になったことも挙げられます。海外の企業・人材との交渉で重要なのは英語スキルです。近年では翻訳アプリ・翻訳音声ソフトなどで言語の違いにそれほどの障害はありません。

しかし、英語スキルおよび知識を持っていれば、海外の企業との交渉をより円滑に進めることが可能です。

また、IT業界の外資系企業によって、英会話スキルは必須とされています。文系人材の英語力を持っていれば、外資系企業で大いに重宝されるでしょう。

 

全体を見渡せるマネジメント能力・柔軟性

IT業界に限らず多くの業界で求められているのが、広い規模での人材管理ができるマネジメント能力を持った人材です。マネジメント業務では、プロジェクト全体を客観視・俯瞰視できるスキルおよび管理能力が重要と言われています。

プロジェクト全体のうち一部のところだけ集中してしまうと、全体を把握できずに納期遅れなどが発生してしまうでしょう。その場合、クライアントに迷惑がかかってしまい、プロジェクトを任された企業全体のダメージとなります。

そのような事態を回避するために、業務の進捗および品質管理、プロジェクトに関わっている各人材との交流をしっかりと行うことが必要です。

また、何かしらのトラブル発生、想定外の出来事が起きても、迅速に対応できる柔軟性も大事といえます。管理能力、臨機応変に対応できる能力があれば、文系であってもIT業界で重宝されるでしょう。

 

未経験の文系に向いているIT職種とは

IT業務に関わる職種はさまざまなタイプがありますが、文系人材に向いているIT関連の職種とはいったい何なのでしょうか。次より文系人間におすすめのIT関連の職種を紹介しましょう。

 

ITコンサルタント

ITの活用によって、クライアントが解決したい問題点、あるいは企業が抱える問題点を見抜き、解決案を提案・実践する職種が、ITコンサルタントです。

ITコンサルタントは、クライアントへのヒアリングを行い問題点を浮き彫りにして、企業の経営を円滑に進めるための戦略策定・システム構築などを行います。

ITコンサルタントは、企業の経営方針に沿った解決案をクライアントに多数提示するために、ITに関する幅広く、それでいて最新の情報・知識を持っていないといけません。また、その時々の時流を読み取り、今の時代にはどんなアイデアがふさわしいのか見極める判断力も重要です。

そして、クライアントの中には、経営がうまくいかない問題点を抱えていながらも、何が具体的な問題点なのかわからないところもあります。そのような自社の悩みを聞き出すヒアリングスキル・コミュニケーションスキルも、ITコンサルタントには必要です。

豊富なボキャブラリーを持った文系人材であれば、未経験であってもITコンサルタント業務をやっていけるでしょう。

 

セールスエンジニア

自社のサービス・製品の営業担当であり、さらにエンジニアという技術職も行うという、2つの顔を持つのが、セールスエンジニアです。セールスエンジニアは、エンジニアとして開発に関わり、さらに営業担当者と同行してクライアントに直接提案を行います。

営業職としてのセールスエンジニアが行う業務は、クライアントとの交渉の場で自社のサービス・製品の詳細を説明して、いかにサービス・製品を導入すればクライアント側にメリットがあるのかを解説する役割です。営業が本職の人材と同伴するため、セールスエンジニアが単独で飛び込みなどを行うことはありません。

セールスエンジニアは、エンジニアとしてのスキル・知識も必要ですが、自社のサービス・製品を魅力的にクライアントへ伝えるプレゼン能力・トークスキルも重要です。

 

プロジェクトマネージャー・リーダー

プログラミングなどの実務を行うのではなく、プロジェクト全体を総括する役割が、プロジェクトマネージャーです。プロジェクトの計画から各チーム編成、振興の管理、トラブル処理対応などを行います。

そして各チームに在籍するのがチームの責任者であるプロジェクトリーダーです。リーダーはチーム内の管理を行いますが、あくまでまとめ役であり具体的な業務はマネージャーの指示に従います。

現場での実務担当はチームに所属するエンジニア・プログラマーであるので、マネージャーは実務を行いません。ただし、リーダーはチームに所属しているため、実務も行います。

マネージャー・リーダーともにチームの人材に指示を出してまとめる役割をするため、リーダーシップ・統率力がないと務まりません。マネージャーはコミュニケーション能力なども必須ですが、実務に関する知識・スキルも多少なくてはいけません。

 

マーケティング業務

IT業界では、マーケティング業という仕事もあります。IT業界における主なマーケティング業は、以下の2種類です。

webマーケター

Webマーケターの業務内容は、マーケティング知識を活用してネットでの収益や集客をアップを実現させることです。どのような層にクライアントの製品・サービスのニーズがあるのか、ターゲット層にとどかせるためにはどうすればいいのか、具体的な戦略を立てて実践します。

また、その戦略にかかる費用・運用方針なども、具体的な金額を算出して、プランを提示することも、webマーケターの業務です。

 

データアナリスト

データアナリストは、データを分析して、現在及び将来の消費者・市場の動向を予想して、そのニーズに沿った製品・サービスの提案をします。

 

どちらの業務も、膨大な情報量の収集、知識の蓄積が必須となっています。クライアントの悩みを見抜いて、どのような提案がクライアントに適しているか、分析力・判断力が重要となる職種です。

 

未経験の文系がITスキルを身につける方法

文系出身でIT業務未経験者で、理系学部でITに関する専門性の高い知識・スキルを学んでいない人材であっても、IT業界で仕事をすることは可能です。

しかし、ITに関する知識・スキルは、持っていればそれだけ仕事も円滑にこなせて、エンジニアやプログラマーといった現場の人材とも意思の疎通がしやすくなります。

では、文系のIT未経験者が、ITに関する知識を身につけるには、どのような手段があるのでしょうか。次よりその方法を紹介しましょう。

 

資格取得

就活や転職活動にて自信が持っている知識・スキルの証明になるのが、資格です。IT人材に人気の資格は、「ITパスポート」「基本情報技術者試験」などの国家資格が有名です。そちらも簡単に取得できる資格ではありませんが、IT関する基礎的な知識が身につくので、資格取得の学習に挑戦してみるのもいいでしょう。

 

プログラミングを学習する

IT業界での希望の職種がプログラマー・エンジニアでなくても、プログラミング言語の学習を行うことは決して無駄ではありません。実際にどのようにして製品・サービスが出来上がっていくのか、というその抜本的な構造を知っておけば、現場の人材であるプログラマー・エンジニアの苦労や気持ちなどもわかります。

プロジェクトのチームを総括する立場になった時、プログラマー・エンジニアの立場も理解できて、どのような指示をすれば納得してくれるか、管理がしやすくなるでしょう。

プログラミング学習は、独学でも不可能ではないですが、スクールや通信講座の利用がおすすめです。専門家である講師陣のわかりやすい指導・学習プランの提供により、効率の良い学習が行えます。

 

自分の特性を磨く

文系人間特有のコミュニケーション能力、文章力、英語力などを磨くことも重要です。先述した通りこれらの特性は、IT業界においても重要な武器となります。外資系企業との交渉時に英語スキルが堪能であれば、スムーズに業務が進行できるでしょう。

 

まとめ

「ITに関する仕事は理系専門だから無理だろう」と決めつけている文系の人もいるでしょう。しかし、文系学部で学んだ知識・スキルは、IT関連の業務でも十分にニーズがあります。

自分の持っている得意分野が、IT業務でどのように活かせるのか、IT業務内容の種類をしっかりと確認しましょう。また、文系人間として理系の知識もある程度は身につけておくことも大事です。

全国には多様なスクール・通信講座があります。講座の種類によってはオンラインのみでの受講も可能なところもあるので、学習する時間がなくても効率的な勉強が可能です。自分いに見合った勉強法を見つけましょう。

 

 

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2023年1月27日
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