統計検定とは?統計検定の10種別を徹底解説!

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統計検定資格を取ると統計学の知識が証明できます。

「統計検定」とは、一般財団法人統計質保証推進協会が2011年に発足し、主催する統計に関する全国統一試験です。

統計検定は、統計データに基づく客観的判断力、問題を科学的に解決する知識と能力、そして統計集計結果をビジネスに活かす力を評価します。

まだメジャーとは言えない資格ではありますが、総務省や文科省などの国の機関も後援しているため、持っておくと重宝する資格です。

あらゆるレベルのニーズを満たすために、統計テストは下記の10種別に分かれています。

(1)統計検定1級
(2)統計検定準1級
(3)統計検定2級
(4)統計検定3級
(5)統計検定4級
(6)統計検定 統計調査士
(7)統計検定 専門統計調査士
(8)統計検定 データサイエンス基礎
(9)統計検定 データサイエンス発展
(10)統計検定 データサイエンスエキスパート

この記事では、統計検定10種別の内容、難易度、合格率などを徹底解説していきます。

統計検定の受験を検討している方、統計学の知識を資格にしたい方は、ぜひ最後までお読みください。

1.統計学とは?

まずは、統計検定のベースとなる統計学が何かを簡単に説明します。

統計学とは、データの収集、分析、解釈、提示、および編成に関する研究です。つまり、データを収集して要約する数学的な分野です。また、統計学は応用数学の一分野であると言えます。

統計学には重要で基本的な考え方が2つあります。それは不確実性と変動性です。さまざまな分野の不確実性と変動性は、統計分析によってのみ決定できます。基本的に、不確実性は統計で重要な役割を果たす確率によって決定されます。

もっと簡単に言うと、世の中にある膨大なデータを分析し、データの特徴や規則性・不規則性、データ同士の関連性を割り出すことで、現状を分析し、未来を推測するための学問です。

データを統計的に分析して得られる情報は、サービス開発やマーケティングから企業経営まで幅広い分野で活用されています。

2.統計検定の試験内容と難易度

種別に応じて、データの正しい読み取り方から、業務に実際に活用する方法、さらに高度な分析の知識までを網羅した内容となっています。そのため、データサイエンティストを目指す人など、データを扱う仕事をしたい人にとって意味のある資格と言えます。

統計検定は、どの種別の難易度についても、資格要件はありません。学歴や職歴に関係なく、どなたでも受験できますので、自分に合った難易度から受験を始めることをお勧めします。

統計検定1級以外は、2022年から紙媒体の試験 (PBT) が廃止され、全てCBT方式となりました。

2022年から統計検定1級以外は、全てCBT方式(コンピュータを利用して実施する試験方式)となり、PBT方式(紙媒体をベースとした試験方法) は廃止されました。時間と場所を選んで受験できるのでとても便利です。ただし以前に統計検定を受験したことのある人は、以前と異なる事があるので申し込みの際に注意してください。

以下に、各種別の詳細な試験内容と難易度を一番低い級から紹介していきます。

①統計検定4級

統計検定4級は統計検定の中で最も難易度が低く、初級者向けの資格です。

統計検定4級保持者は、データ、表、グラフ、確率などの基礎知識があり、具体的な使い方を身につけているということの証明になります。

統計検定4級には、難しい数学の内容は含まれていませんので、文系出身者や高校生など、データ活用について学び始めたい方の第一歩としておすすめです。中学生レベルと言われていますが、難易度はかなり低く小学生でも合格しています。

【出題形式】4~5肢選択問題
【問題数】30問程度
【試験時間】60分
【合格水準】100点満点で、60点以上
【合格率】約70%

【出題内容】
・基本的な用語や概念の定義を問う問題(統計リテラシー)
・用語の基礎的な解釈や2つ以上の用語や概念の関連性を問う問題(統計的推論)
・具体的な文脈に基づいて統計の活用を問う問題(統計的思考)

【出題範囲】
・統計的問題解決の方法
・データの種類
・標本調査
・統計グラフ – 基本的なグラフの見方・読み方
・データの集計 – 度数分布表/ヒストグラム(柱状グラフ)
・データの要約 – 中心の位置を示す指標(代表値)/分布の散らばりの尺度/箱ひげ図
・クロス集計表(2次元の度数分布表)
・時間的・空間的データ – 時間的・空間的データの基本的な見方・読み方
・確率の基礎

【受験料】
・税込5,000円(一般)・税込3,500円(学割)

②統計検定3級

統計検定3級の難易度は高校数学程度で、高校数学Aに加え、大学基礎統計学の知識と問題解決力くらいのイメージです。公式問題集で学習すれば合格することができるでしょう。4級に比べるとかなり難易度は上がりますが、しっかり勉強しないと合格できない程度ではありません。

大学生や社会人で統計検定を始めて受ける方は、4級はとばして3級から始めても問題ないでしょう。

【出題形式】4~5肢選択問題
【問題数】30問程度
【試験時間】60分
【合格水準】100点満点で、65点以上
【合格率】約75%

【出題内容】
・基本的な用語や概念の定義を問う問題(統計リテラシー)
・不確実な事象の理解、2つ以上の用語や概念の関連性を問う問題(統計的推論)

【出題範囲】
・データの種類 – データの基礎知識
・標本調査 – 母集団と標本
・実験 – 実験の基本的な考え方
・統計グラフ – 変数の基本的なグラフの見方・読み方
・データの集計 – 変数データ
・時系列データ – 時系列データの基本的な見方・読み方
・データの代表値 – 代表値とその利用法
・データの散らばり – 量的な変数の散らばりの指標/散らばりのグラフ表現
・相関と回帰 – 相関と因果/回帰直線
・確率 – 確率の基礎
・確率分布 – 確率変数と確率分布
・統計的な推測 – 母平均・母比率の標本分布・区間推定・仮説検定

【受験料】
・税込6,000円(一般)・税込4,000円(学割)

③統計検定2級

統計検定2級の難易度は、大学で統計基礎分野を修了した程度なので、統計学を専門的に学ぶ機会がなかった人には難しいでしょう。数学的知識(特に微分積分)が必要なため、文系で数学が苦手な方は問題を理解するのが難しいでしょう。

しかし、一般的に仕事で使えると言われている統計検定の資格は、2級以上と言われています。機械学習やデータ分析を本格的に行うなら、統計検定2級の知識は欠かせません。そのため、就職・転職や仕事に生かすことを考えているなら、2級の取得は必須です。

統計学を勉強している人なら、統計検定3級までは少し勉強すれば合格できるかもしれませんが、2級は大学教養レベルの数学をしっかり勉強しないと合格するのは難しいです。

【出題形式】4~5肢選択問題
【問題数】35問程度
【試験時間】90分
【合格水準】100点満点で、60点以上
【合格率】約35%

【出題内容】
・現状についての問題の発見、その解決のためのデータの収集
・仮説の構築と検証を行える統計力
・新知見獲得の契機を見出すという統計的問題解決力

【出題範囲】
・データソース – 身近な統計
・データの分布 – データの分布の記述
・1変数データ – 中心傾向の指標/散らばりなどの指標/中心と散らばりの活用
・2変数以上のデータ – 散布図と相関/カテゴリカルデータ
・データの活用 – 単回帰と予測/時系列データの処理
・推測のためのデータ収集法 – 観察研究と実験研究/標本調査と無作為抽出/実験
・確率モデルの導入 – 確率/確率変数/確率分布
・推測 – 標本分布/推定/仮説検定
・線形モデル – 回帰分析/実験計画の概念の理解
・活用 – 統計ソフトウェア の活用

【受験料】
・税込7,000円(一般)・税込5,000円(学割)

④統計検定準1級

統計検定準1級は、CBT方式の試験の中で最高の難易度です。

2級と比べると格段に難易度が高く、範囲も広く、統計学全般の知識が問われ、理工系大学院の入試レベルの問題や応用問題も出題されます。また、準1級からは論述問題も含まれます。

統計検定2級までの知識をしっかりと理解し、さらに数式の記述レベルの深い知識を身につけなければなりません。

【出題形式】5肢選択問題、数値入力問題
【問題数】25問~30問程度
【試験時間】90分
【合格水準】100点満点で、60点以上
【合格率】約20%

【出題内容】
・統計検定2級の内容全て
・各種統計解析法の使い方および解析結果の正しい解釈

【出題範囲】
・確立と確率変数 – 事象と確率/確率分布と母関数/分布の特性値/変数変換/極限定理、潮近理論
・種々の確率分布 – 離散型分布/連続型分布/標本分布
・統計的推測(推定) – 統計量/各種推定法/点推定の性質/潮近的性質/区間推定
・統計的推測(検定) – 検定の基礎/検定法の導入/正規分布に関する検定/一般の分布に関する検定法/ノンパラメトリック法
・マルコフ連鎖と確率過程の基礎 – マルコフ連鎖/確率過程の基礎
・回帰分析 – 重回帰分析/回帰診断法/質的回帰/その他
・分散分析と実験計画法
・標本調査法
・多変量解析 – 主成分分析/判別分析/クラスター分析/共分散構造分析と因子分析/その他の多変量解析手法
・時系列解析
・分割表 – 分割表の解析/分割表のモデル
・欠測地
・モデル選択
・ベイズ法
・シミュレーション、計算多用手法

【受験料】
・税込8,000円(一般)・税込6,000円(学割)

⑤統計検定1級

統計検定1級は、統計を実際に仕事にしている人が受験するのですが、合格率が相当低く、非常に高い難易度です。

統計検定1級は「統計数理」と「統計応用」という2つの試験に分かれているのが特徴です。

合否は個別に認定され、2つの合格証書で統計検定1級の資格が取得できます。どちらか一方のみ取得しても意味はありません。資格の有効期間は10年間なので、その間に両方の試験に合格する必要があります。

また、統計検定1級は、全て論述形式です。専門的な知識だけじゃなく論述力も要求されるということです。

さらに、受験日程は年1回に限られているため、計画的に試験に備える必要があります。

【出題形式】
(1)統計数理:5問出題され、受験時に3問選択
(2)統計応用:「人文科学」「社会科学」「理工学」「医薬生物学」の4つの分野から、申込時に1分野を選択
【試験時間】(1)統計数理:90分 (2)統計応用:90分
【合格率】(1)統計数理:約20% (2)統計応用:約15%

【出題内容】
・統計検定準1級の内容全て
・各種統計解析法の考え方および数理的側面の正しい理解

【出題範囲】
(1)統計数理
・確立と確率変数 – 事象と確率/確率分布と母関数/分布の特性値/変数変換/極限定理、潮近理論
・種々の確率分布 – 離散型分布/連続型分布/標本分布
・統計的推測(推定) – 母集団と標本・統計量/尤度と最尤推定/各種推定法/点推定の性質/モデル評価基準/潮近的性質など/区間推定
・統計的推測(検定) – 検定の基礎/検定法の導入/正規分布に関する検定/種々の検定法
・データ解析法の考え方と各種分析手法 – 分散分析/回帰分析/分割表の解析/ノンパラメトリック法/不完全データ/シミュレーション/ベイズ法

(2)統計応用
・共通した事項 – 確率・統計の基礎事項(統計検定2級の範囲)に加え,各応用分野に共通した事項/研究の種類/標本調査法/実験計画法/重回帰分析/各種多変量解析法/確率過程/時系列解析
・人文科学分野 – 想定分野:文学,心理,教育,社会,地理,言語,体育,人間科学/データの取得法/データの集計/多変量データ分析法/潜在構造モデル/テストの分析
・社会科学分野 – 想定分野:経済,経営,社会,政治,金融工学,保険/調査の企画と実施/重回帰モデルとその周辺/計量モデル分析/時系列解析/パネル分析/経済指数
・理工学分野 – 想定分野:数学,物理,化学,地学,工学,環境/多変量解析法/確率過程/線形推測/漸近理論/品質管理/実験計画
・医薬生物学分野 – 想定分野:医学,歯学,薬学,疫学,公衆衛生,看護学,生物学,農・林・水産学/研究の種類/データ収集法/処置効果/効果の指標/カテゴリカルデータ解析/ノンパラメトリック法/交絡の調整/生存時間と繰りと繰り返し測定/検査の性能評価

【受験料】
(1)統計数理:税込6,000円 (2)統計応用:税込6,000円

⑥統計検定 統計調査士

統計調査士は、公的統計に関する正確な知識と、それを適切に活用できる能力を評価する資格です。内容は、マーケティングやデータの適切な提示方法など、実際のビジネスに統計学を適用するという観点からのものです。

数学の難易度は低く、統計検定3級相当です。3級合格相当の基礎知識に加え、社会人として必要な公的統計の理解と活用能力が問われます。

統計調査士試験の特徴の一つは、試験に数式が多くないことです。統計調査士は、数学が苦手でも、統計に関する資格を取得したいという方向けの資格です。

【出題形式】5肢選択問題
【問題数】30問程度
【試験時間】60分
【合格水準】100点満点で、70点以上
【合格率】約20%

【出題内容】
・統計の基本:統計の意義と役割/統計法規
・統計調査の実際:統計調査の基本的知識/統計調査員の役割・業務
・公的統計の見方と利用:統計の見方/統計データの利活用

【出題範囲】
A.統計の基本
・統計の意義と役割
・統計法規:統計法の基本的内容/統計法に関連する他の法規
B.統計調査の実際
・統計調査の基本的知識:統計機構と統計調査の流れ/調査企画の基本的事項
・統計調査員の役割・業務
C.公的統計の見方と利用
・統計の見方:経済・社会統計の概要/各分野の統計
・統計データの利活用:データの種類/データの可視化/度数分布とヒストグラム/代表値と散らばりの尺度/2変数の関係の分析/経済統計データの分析

【受験料】
・税込7,000円(一般)・税込5,000円(学割)

⑦統計検定 専門統計調査士

専門統計調査士は、前述の統計調査士の上位資格です。難易度は、統計検定2級より少し難しいと言われています。

専門統計調査士の資格を取得することで、調査の企画や管理、データの高度利用の業務に携わる上で必要な調査企画、調査票作成、標本設計、調査の指導、調査結果の集計・分析、データの利活用の手法に関する知識と能力を証明することができます。

マーケティングのような公的統計や、独自の調査データを活用したビジネスで実力を発揮できる資格です。

注意しなければならないのが、「統計調査士」の資格と「専門統計調査士」の資格をあわせて取得しなければならないことです。合格の有効期限は5年間なので、その間に統計調査士と専門統計調査士の両方を取得するようにしましょう。

【出題形式】5肢選択問題
【問題数】40問程度
【試験時間】90分
【合格水準】100点満点で、65点以上
【合格率】約25%

【出題内容】
・調査の企画・運営
・調査の実施と指導
・調査データの利活用の手法

【出題範囲】
・調査の企画:基本設計/実施体制/費用積算/工程・品質・リスクの管理
・調査票作成:調査事項/質問と回答/付随資料/調査票・調査用品
・標本設計と結果の推計:標本抽出方法/標本設計・結果の推計
・データの整理:検査/入力
・調査の種類と特徴:収集データの種類/調査対象の選定/アプローチ
・調査手法(訪問調査):特性/実査と管理
・調査手法(郵送調査):特性/実査と管理
・調査手法(電話調査):特性/実査と管理
・調査手法(インターネット調査):特性/実査と管理
・調査手法(装置設置型調査):特性/実査と管理
・調査手法(定点(観測)調査・パネル調査):特性/実査と管理
・データ利活用の手法:データの分析/データの評価・解釈/調査・統計データの実際/分析結果のまとめ

【受験料】
・税込10,000円(一般)・税込8,000円(学割)

⑧統計検定 データサイエンス基礎(DS基礎)

統計検定のデータサイエンス基礎は、2021年から開始された新設の資格です。

AI・デジタル社会の共通スキルである、データサイエンスの基礎に対する能力を評価・認定する資格試験です。

データサイエンス基礎試験の合格率は公表されていませんが、難易度は統計試験2級よりもやや簡単なレベルと言われています。特に数学知識に関しては統計検定3級程度と低く、リテラシーレベルの内容から開始できるため、データサイエンスを勉強し始めたばかりの人が最初にとる資格としてお勧めです。

データサイエンスの基礎では、ExcelやPythonなどのスキル問題が含まれることが特徴で、ピボットテーブルや各種関数(AVERAGE、VARなど)などのExcel操作の知識も必要になります。

【出題形式】コンピュータ上で表計算ソフトExcelを使って処理した結果を基に、多肢選択や数値・文字入力で問題に答える形式
【問題数】大問8題(大問1題当たり小問5問程度)、合計小問45問程度
【試験時間】90分
【合格水準】100点満点で、60点以上
【合格率】非公表

【出題内容】
・データハンドリング技能
・データ解析技能
・解析結果の適切な解釈

【出題範囲】
・データベース・データマネジメント:データベースマネジメント/データマネジメント
・データの可視化
・質的データの分析:1変量の質的データの分析/2変量の質的データの分析
・量的データの分析:1変量の量的データの分析/2変量の質的・量的データの分析
・確立による意思決定:確率と確率分布/推定/検定
・時系列データの分析
・テキストマイニング
【受験料】
・税込7,000円(一般)・税込5,000円(学割)

⑨統計検定 データサイエンス発展(DS発展)

統計検定のデータサイエンス発展も、データサイエンス基礎と同様、2021年から開始された新設の資格です。

データサイエンスの基礎はExcelを使用したデータ処理に重点を置いていますが、データサイエンス発展にはより理論的な内容を理解している必要があります。

統計検定2級相当の知識とPythonの操作スキル、そして大学入試レベルの数学知識が必要な統計学のほか、AIやリテラシーなど幅広い内容を含んでいるため、やや難易度の高い試験です。

【出題形式】多肢選択問題、数値入力問題
【問題数】30問程度
【試験時間】60分
【合格水準】100点満点で、60点以上
【合格率】非公表

【出題内容】
数理、情報、統計、倫理・AIに関する大学教養レベルの内容

【出題範囲】
・社会におけるデータ・AI 利活用
・データ・AI 利活用における留意事項
・データリテラシー
・数理基礎
・デジタル情報とコンピュータの仕組み
・アルゴリズム基礎
・データ構造とプログラミング基礎(主にPython)
・データハンドリング
・データ取得とオープンデータ
・確率と確率分布
・統計的推測
・種々のデータ解析
・データ活用実践

【受験料】
・税込7,000円(一般)・税込5,000円(学割)

⑩統計検定データサイエンスエキスパート(DSエキスパート)

データサイエンス基礎とデータサイエンス発展に加え、2023年に開始予定の新設の資格です。データサイエンス発展の上位資格なので、さらに難易度の高い試験だと予測されます。

出題範囲が広いだけでなく、理論重視の内容になっているため、基礎知識と応用知識に加えて本質的な理解が求められます。

数理・データサイエンス教育強化拠点コンソーシアムの応用基礎レベルのモデルカリキュラムを含む、大学専門レベルの高度な問題が出題されます。

【出題形式】コンピュータ上で多肢選択や数値・文字入力で問題に答える
【問題数】40問程度
【試験時間】90分
【合格水準】100点満点で、60点以上
【合格率】非公表

【出題内容】
計算、統計、モデリング、領域知識に関する大学専門レベルの内容

【出題範囲】
・統計基礎:確率と確率分布/推測統計/ベイズ理論/計算統計
・数学基礎:線形代数/微積分/最適化
・計算基礎:データ収集/データ表現とデータ構造/データベース/アルゴリズムとプログラミング
・モデリング・AIと評価:モデリング・AIによる課題解決/教師あり学習/教師なし学習/時系列解析/生存時間解析/質的データ解析/テキストデータ解析/モデルの評価/因果推論/深層学習・ニューラルネット/AIとロボットワーク/AIの構築・運用

【受験料】未定

日本経済大学・経営学部・経営学科で統計検定資格が取得可能

資格取得やインターンシップといったキャリアサポートが充実している、日本経済大学(https://www.jue.ac.jp/)の福岡校・渋谷校の経営学部・経営学科には、在学中に取得可能な資格に「統計検定」が含まれています。

多くの大学が3年次から就活支援を開始する中、日本経済大学(https://www.jue.ac.jp/)では1年次からキャリアデザインを形成し、就職活動を見据えた支援をしています。1年次から将来のビジョンを持ち、専門分野を学べるのが日本経済大学の特徴です。

おわりに

統計検定について紹介させていただきました。

大学生は、就職活動を見越していくつか資格を取得しておきたいのではないかと思います。その場合は、まず高校数学の範囲である統計検定3級を取得し、その基礎知識を活かして統計調査士やデータサイエンス基礎などの、より実務的な資格を取得することをお勧めします。

順調に進んでいったら、2級などのさらに難易度の高い資格に挑戦してみると良いでしょう。

参考にしていただければ幸いです。

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