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社会保険労務士

資格

大学生におすすめの資格15選

by info@remi.website 2023年3月29日
就活で必要な資格はどんなものがあるでしょう?

就職活動に活かすために資格を取得しようと考えている大学生は沢山います。そして、どんな資格が良いのか迷っている方が多いのではないでしょうか?

まず一つ言えるのが、将来何になりたいかを考えた上で、資格の勉強をすることが一番の近道です。

キャリアプランを描いて資格を取得することで、真の実力が身に付き、就職活動に活かすことができるのです。

この記事では、大学生におすすめの資格15選をご紹介します。目的や興味に合わせて、自分に合った資格を選びましょう。

【大学生が資格を取るメリット】

大学生にお勧めの資格を紹介する前に、まずは大学生が資格を取得するメリットを見ていきましょう。

➀勉強時間が取りやすい

大学生の強みは、自分の時間を自由に使いやすいことです。

学部や学科にもよりますが、特に1、2年次はゼミや就職活動が本格化していないため、自由な時間を使える学生が多いです。会社に勤めていると、資格取得の勉強のために時間を割くことが難しくなります。

講義の空きコマや放課後、さらに春休みや夏休みは、資格取得に最適な時期です。

また、空いている教室や図書館などの大学施設も利用しやすく、勉強する場所に困らないのも大学生のメリットです。

②就職活動に役立つ

大学生活の後半には就職活動が待ち受けています。多くの大学生にとって学生生活のクライマックスであり、今後の人生を左右する重要なイベントです。

資格を取れば、学生時代から将来のために頑張ってきたことを面接でアピールできます。

仕事内容に見合った資格を持っていれば、即戦力となる可能性を評価されるかもしれません。採用や希望する部署への配属に有利に働く可能性があります。

入社後に取得しなければならない資格や、仕事で活かせるスキルがあることを証明する資格を持っている学生は、能力と熱意の両面から採用担当者から評価されます。

また、直接業務に携わっていなくても、業界知識が必要な資格を持っていれば、その業界への関心が高いことがアピールできます。

【大学生にお勧めの資格15選】

①TOEIC:国際ビジネスシーンで必要とされる英語力を測定するテスト
②パソコン検定:パソコンの運用能力を測定する検定
③日商簿記3級:経理の基礎知識を証明する資格
④MOS:Microsoft Office製品を利用するスキルを測定する資格試験
⑤リテールマーケティング(販売士)検定:販売・接客に関する幅広い実践的な知識を測定する資格検定
⑥宅地建物取引士:不動産業界で必要とされる知識や技能を測定する資格
⑦公認会計士:財務や会計のエキスパートであることを証明する資格
⑧社会保険労務士:労務管理や社会保険制度などを理解するための資格
⑨普通自動車運転免許:車の運転ができるようになるための免許
⑩教員免許:教育現場で必要な知識や技能を測定する資格
⑪FP技能検定:ファイナンシャル・プランニングに関して、包括的、かつ専門的な知識・技術を持っていることを証明する国家資格試験
⑫秘書検定:秘書に求められる知識・技能について問う資格試験
⑬ITパスポート:コンピュータの基礎知識を測定する資格試験
⑭基本情報技術者試験:ITエンジニアの登竜門となる国家資格試験
⑮知的財産管理技能検定:知的財産の管理をおこなうための必要な知識を測定する国家資格試験

以下はそれぞれの資格が大学生にお勧めの理由です。

①TOEIC

TOEICはTest of English for International Communicationの略で、英語がビジネスシーンでコミュニケーションをするために必要なスキルを測定する資格試験です。特に、企業や大学、公務員などで求められる英語力の証明に使われることが多く、世界中で広く認知されています。点数によって、英語の能力が幅広く評価されることが特徴のひとつです。

TOEICのスコアは大学生の就職活動において最も重要な指標の一つであり、企業から高いスコアを求められることもあります。また、TOEICは日常英会話だけでなく、ビジネスシーンで求められるリスニングやリーディングのスキルも測れるので、英語でのプレゼンテーションやメールのやり取りなど、将来のキャリアに役立つスキルを身につけることができます。

また、TOEICを受験することで、自分の英語力を客観的に把握することができ、自己評価や目標設定に役立ちます。全体として、TOEICを受験することは、大学生にとって非常に有益なイニシアチブになります。

②パソコン検定

パソコン検定とは、パソコンの知識やスキルを測る資格試験です。パソコンの基本操作から、WordやExcelなどのアプリケーションの使い方、プログラミングの基礎まで、幅広い分野で評価されます。

コンピュータは現代社会において欠かすことのできないツールであり、パソコンスキルは就職において重要な要素となっています。パソコン検定を受けることで、自分のパソコンスキルを客観的に測定し、証明することができます。その結果、就職活動のアピールポイントとなり、採用担当者からの評価も上がります。

また、パソコン検定を受けることで、より高度なパソコンスキルを身につけることができます。例えば、パソコン検定1級を取得することで、ビジネスに必要なスキル、デザイン、プログラミングなど幅広い分野で活躍できる力を身につけることができます。

③日商簿記3級

日商簿記3級は、簿記の初級資格試験の一つで、会計の基礎知識や簿記の基本的な方法を問われます。財務諸表の作り方や帳簿の付け方などを中心に学び、ビジネスの現場で役立つ知識を身につけます。

さらに、簿記はビジネスだけでなく、個人の財務管理にも役立つスキルです。日商簿記3級を受験することで、自分自身のお金の流れが分かり、将来的自己資産管理に活かすことができます。

また、簿記を学ぶことで数に対する感覚が養われます。数字を正確に解読できるようになると、より効果的なビジネス上の意思決定ができるようになります。

日商簿記3級試験を受けることは、大学生が将来のキャリアと個人のスキルを向上させるために有益な資格です。

④MOS

MOSとはMicrosoft Office Specialist(マイクロソフト オフィススペシャリスト)略称です。Word(ワード)、Excel(エクセル)、PowerPoint(パワーポイント)、Access(アクセス)、Outlook(アウトルック)の使用能力を証明することを目的とした検定です。

日本においても400万人以上がMOS資格検定を受けている知名度の高い資格で、パソコンの資格検定の中でもトップクラスの人気です。就職するうえで役立つ資格のため、大学生のうちから取得を目指す人が多くいます。

MOSは日本の国家資格ではなく民間の資格です。しかし、MOS資格検定は全世界で行われており、MOS資格を持っていれば、どの国でも通用しるため、国際資格と言えるでしょう。

Microsoft Officeは、社会人に必須のスキルです。Microsoft社が公式に認定しているので信憑性が高く、MOS資格を持っていることは、就職活動や転職活動の際の大きなアピールポイントとなります。

特に、事務職や秘書など、Microsoft Officeによる文書やデータ作成のスキルが仕事の成果に直結する職種ではMOS資格が有利です。

⑤リテールマーケティング(販売士)検定

リテールマーケティング(販売士)検定は、小売業界での専門知識とスキルを証明する資格試験です。

小売業界は、人口減少やネットショッピングの普及など、激しい競争が続く分野です。そのため、企業は消費者のニーズを的確に把握し、適切な販売戦略を立てることが求められています。そんな企業のニーズに応え、小売業界に必要な知識やスキルを身につけることができるリテールマーケティング(販売士)検定は、大学生にとって就職活動におけるアピールポイントとなりえます。

また、リテールマーケティング(販売士)検定を取得することで、リテール業界以外のマーケティングに関する知識を身につけることができます。例えば、製造業やサービス業などあらゆる業種でマーケティング戦略を考える必要があるため、リテールマーケティング(販売士)検定を取得すると、就職だけでなくビジネススキルの向上にもつながります。

さらに、リテールマーケティング(販売士)資格検定は、小売業界に関心のある学生にとって、自己啓発やキャリアアップの機会となります。資格を得ることで、自分自身のスキルアップを実感でき、自己評価や目標設定に活かすことができます。

小売業界は常に変化しているため、自分のスキルを磨き、アップデートすることが大切です。そのための手段の一つとして、リテールマーケティング(販売士)資格が役に立つでしょう。

⑥宅地建物取引士

宅地建物取引士は、不動産の売買の専門家として、土地や建物の売買、賃貸借契約などの業務を行う資格です。

宅地建物取引士は不動産業界の専門知識を身につけることができます。将来、不動産業界で働きたいと考えている大学生は、宅地建物取引士の資格を取得することで、業界動向や法律、税金などの知識を身につけることができます。

また、宅地建物取引士の資格は、不動産業界のみならず、金融・法律業界でも高い評価を得ているため、幅広い就職先の選択肢を得ることができます。特に金融業界では、不動産関連の商品・サービスを取り扱う金融機関も存在します。そのため、宅地建物取引士の免許を持っていれば、不動産業界だけでなく金融業界でも活躍できる可能性があります。

⑦公認会計士

公認会計士は、企業の経営状況を理解し、財務や会計に関する専門知識を有する資格です。

第一に、公認会計士は会計や財務の知識を深めることができるため、大学生にとって就職活動に大変有利です。企業で必要とされる経理・財務に関する専門的な知識やスキルを身につけることができ、就職後のスムーズな業務遂行やキャリアアップにつながります。

第二に、公認会計士は企業において重要な役割を果たします。そのため、公認会計士の資格を持っていると、企業でのキャリアアップや転職に有利になります。また、公認会計士は国家資格であるため、信頼性が高く、就職市場での評価も高いです。

また、公認会計士は国家資格ですので、将来的に開業することも可能です。独立した会計事務所を開設したり、経営コンサルタントとして働くこともできます。自分でビジネスを展開できることは、自己実現や自己成長につながります。

以上のように、公認会計士資格は企業から高く評価されるだけでなく、個人の成長や自己実現にもつながります。

⑧社会保険労務士

社会保険労務士は、企業における労働問題の専門家として、従業員の健康と安全、労働環境の整備、人事制度の整備など、労務管理に関わるさまざまな業務を行います。

社会保険労務士には、企業における労務管理の専門知識が求められます。そのため、社会保険労務士の資格を取得することで、企業で人事や労務管理のポジションに就くことができ、キャリアアップにつながります。また、社会保険労務士は、人事・労務に関する専門性から求人市場での需要が高く、転職の際にも有利です。

また、社会保険労務士は、企業の安全衛生に関する業務にも携わっています。したがって、企業の社会的責任に関する知識を習得できます。企業のCSR活動や社会貢献活動を行う上で、こうした知識は欠かせません。

さらに、法律や制度に関する知識は、社会保険労務士にとって必須です。この資格を取得することで、社内での法的なトラブルのリスクを回避することができます。また、労働者が自分の権利と責任を正しく理解し、労働問題について相談できるようにします。

以上のように、社会保険労務士の資格は、企業において重要な役割を果たすだけでなく、キャリアアップや転職にも有利な資格です。また、法律や制度に関する知識を深め、企業の社会的責任に携わることができます。この資格を取得することで、大学生は社会に貢献できるだけでなく、自己成長やキャリアアップにつながる可能性を秘めています。

⑨普通自動車運転免許

普通自動車運転免許とは世に言う「車の免許」のことです。

会社によっては、運転免許を持っている人を優先的に採用するケースもあり、地方で仕事を探す場合は、運転免許が必要な仕事が多いので有利な立場になります。そのため、大学生のうちに運転免許を取得しておくと、就職活動で有利になります。

また、大学在学中に運転免許を取得することで、交通ルールや安全運転に関する知識を身につけることができます。これにより、道路交通法を遵守し、自分自身と周囲の人々の安全を守ることができます。

大学生のうちに普通自動車免許を取得することで、生活の利便性が向上し、就職活動で有利になり、将来のライフスタイルの選択肢が広がり、安全運転に関する知識が身につくなど、実は多くのメリットがある資格なのです。

⑩教員免許

意外にも資格と言って思いつく人が少ないのが教員免許です。教員免許を取得すると、教育現場での就職が可能となります。教育業界は常に人手不足であるため、教員免許を持っている人は求人市場で有利です。また、教師として社会に貢献することもできます。

また、教員免許を持つことで、教育に関する知識や技術を身につけることができます。教員免許取得の過程は、教育学、教育心理学、教育方法などの基礎知識と、教育現場で必要なスキルを学ぶことができます。そのような知識とスキルは、教師としてだけでなく、他のさまざまな職業で活かすことが可能です。

さらに、教員免許を持っていると教育関係のイベントや講座に参加することができます。自己啓発や人脈形成グなど、キャリアアップにつながる機会も得られる素晴らしい資格なのです。

⑪FP技能検定

FP能力試験は、一般社団法人ファイナンシャルプランナー協会が主催する資格試験で、個人の資産形成やライフプランニングに関する知識やスキルが試されます。保険、不動産、投資など幅広い分野を学び、お客様のニーズに合った最適な提案を行うことが求められます。

FP能力試験は、実践的な内容のため、金融機関や保険会社、税理士事務所などの金融・保険業界や税務業界への就職に有利と考えられます。

また、FP技能検定の資格を取得することで、金融、保険、税金などの基礎知識を身につけることができます。将来の人生設計や資産運用、節税対策など、個人のお金の管理に役立ちます。

FP技能検定は毎年の更新と継続教育が必要なため、自己研鑽に努めることが求められます。これにより、自己啓発やスキルアップにもつながる資格です。

⑫秘書検定

大学生が秘書資格を取得するメリットは、秘書業務に必要な基礎知識やスキルを身につけられることです。

秘書として働くには、コミュニケーションや応対能力だけでなく、文書作成やスケジュール管理などのビジネススキルも必要です。秘書検定を受けることで、これらのスキルを総合的に身につけることができます。

また、秘書試験は有資格者が比較的少なく、市場価値が高いとされています。これを取得することで、就職活動や転職の際のアピールポイントとなり、就職や待遇面での優遇が期待できます。

秘書試験は資格更新制度があるため、長期的なキャリアアップにつながる可能性があります。

⑬ITパスポート

ITパスポートは、情報処理技術者試験の一つで、パソコンの基本操作、ネットワークの基礎知識、情報セキュリティなど、幅広い情報技術の知識を身につけることができます。そのため、IT産業をはじめあらゆる業界で情報技術が重要な役割を果たす現代社会において、ビジネパーソンとして必須のスキルが得られる資格です。

ITパスポートの資格は就職活動においてアピールポイントとなり、就職や待遇面での優遇が期待できます。特に情報システムを専攻しない大学生にとって、ITパスポートの取得は、情報技術に関する基礎知識を習得する貴重な機会となります。

また、ITパスポートは資格更新制度があるため、長期的なキャリアアップにつながる可能性があります。

⑭基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、情報処理技術者試験の入門試験であり、基本的なコンピュータ操作から情報セキュリティまで、幅広い情報技術の知識を学ぶことができます。

そのため、IT業界をはじめ、あらゆる産業界で情報技術が重要な役割を果たす現代社会において、ビジネスパーソンとして必要不可欠なスキルを身につけることができます。また、基本情報技術者試験の資格を持っていることは就職活動のアピールポイントとなり、採用や待遇面での優遇が期待できます。

また、基礎情報技術者試験は上級の情報処理技術者試験へのステップアップとしても位置付けられており、将来のキャリアアップにつながる可能性が高い資格です。基本情報技術者試験の取得には、大学生時代に学べる幅広い情報技術の基礎知識が必要ですが、知識を身につけることで将来のキャリアに有利になることが期待できます。

⑮知的財産管理技能検定

知的財産とは、特許、商標、著作権などの法的保護の対象となる知識、技術、デザインなどを指します。これらの知的財産は、企業や個人にとって重要な財産となっており、それらを保護することで競争上の優位性を確保できます。

知的財産管理技能検定では、知的財産に関する法律や制度、保護・活用方法などの基礎知識から、知的財産マネジメントに関する実践的な知識を身につけることができます。このため、知的財産を保有する企業や、知的財産を扱う仕事に興味のある大学生にとっては、専門知識を身につけるためのスキルアップの機会となっています。

また、知的財産管理技能検定は、知的財産の評価や訴訟にも関わるため、法務・ビジネス分野でのキャリアアップにつながる可能性があります。また、知的財産の重要性がますます高まっている現代社会において、知的財産管理技能検定の取得は、ビジネスパーソンにとって必須のスキルアップの一つです。

【おわりに】

大学性にお勧めの資格15選を紹介させていただきました。

大学在学中に資格を取得するメリットは、就職活動の際のアピールポイントになることや、学生生活中に専門的な知識や技術を身につけることができることです。また、学業以外の活動を通じて自己成長を図ることができ、将来の自己実現につながる可能性があります。また、学割や受験料の割引があるケースも多いので、費用面でもメリットがあります。

将来を見据えて、自分にしっくりくる資格を見つけてください!

日本経済大学で資格取得を目指そう

幼稚園から大学院まで全国に30校以上の学校を展開する「都筑学園グループ」が運営する「日本経済大学」は、1968年に設立され、福岡県太宰府市に本部を置く私立大学です。現在、福岡、神戸、東京都渋谷区に3つのキャンパスがあります。日本経済大学には、経済学と経営学を中心とした2学部6学科18の専門コースがあり、非常に多くの留学生を受け入れる国際色豊かな大学です。

日本経済大学の経営学部は、福岡と東京渋谷の2カ所にキャンパスがあります。また、教育内容がキャンパスごとに異ならないようにするために特別な考慮が払われています。経営学、経営管理論、経営組織論を中心に、現代企業の合理的経営に関する理論研究と実践活動を有機的に組み合わせた教育を行い、実践的な経営スキルを身につけ、「変化の時代」を生き抜くビジネスパーソンの育成を目指しています。

日本経済大学では、独自の資格取得講座や、資格試験に必要な科目を含む各種講義を行っています。また、文系・理系の資格を問わず、より幅広い資格取得に取り組む意欲を高めるために、様々な資格取得奨励金給付制度を設けています。
2023年3月29日
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ビジネス経済・経営資格

社会保険労務士になるには?「八士業」の人材エキスパートになる為に必要なこと

by info@remi.website 2022年10月28日

「八士業」という単語を学生の皆さんはご存知でしょうか。
これは8つの職業を指す言葉で、国家資格として認められた8つの専門的な職業の総称です。

その中の一つに社会保険労務士といった職業があります。
社会保険労務士、一般的には「社労士」として有名な職業です。
社会保険労務士の主な専門は「人材」になります。
今回はそんな人材のエキスパートである社会保険労務士の仕事内容から、資格取得に必要な試験内容の確認及び社会保険労務士になるのに必要な勉強をご紹介いたします。

社会保険労務士になるには?:社会保険労務士の仕事内容

前述したように、社会保険労務士とは「人材」のエキスパートです。
社会に出ればわかりますが、人材というのは仕事に必要不可欠な存在です。

そんな人材を「労働及び社会保険に関する法令の円滑な実施に寄与するとともに、事業の健全な発達と労働者等の福祉の向上に資すること」を目的とし、業務を行うのが社会保険労務士になります。
国から認められた国家資格であり、企業や個人事業における人事労務管理業務という独占業務を行うことが認められた唯一の資格です。
また、後述しますが「公的年金に関する唯一の国家資格」である事から年金に関する業務も行う事ができます。

社会保険労務士の仕事内容は多岐にわたり、人材に関する様々な仕事を行う必要があります。
例えば
・労務管理のトータルサポート
・労働社会保険手続代行業務
・紛争解決手続代理業務
・年金相談業務
・助成金申請業務

等があります。一つずつ見ていきましょう。

社会保険労務士の仕事内容①:労務管理のトータルサポート

企業として人材の労務管理はマストです。
現代では「働き方改革」という単語も出るように、一昔前とは違っていかに労働環境が良いかという点を重要視する時代になりました。

そんな現代での労務管理には様々な課題があります。
そこで社会保険労務士は様々な課題に対するサポートを行う事ができるのです。
例えば
・就業規則や賃金規定・規則の作成、改訂・運用
・時間・場所にとらわれない働き方の提案、制度設計及び運用
・雇用契約書、労働条件通知書、辞令等の社内人事書類の作成
・メンタルヘルスやハラスメントへの対応
・様々な雇用形態の提案、制度設計及び運用
・内部監査に関するアドバイス
などが挙げられます。

こういったサポートは社内だけで解決しようとしても中々難しく、専門家が必要になる事が多い仕事です。
まさしく人材のエキスパートである社会保険労務士の出番と言えるでしょう。

社会保険労務士の仕事内容②:労働社会保険手続代行業務

企業で労働する時には様々な保険や、給与の計算が必須となります。
労働社会保険手続に関する業務では社会保険の算定事務代行が行えます。
また、健康保険・厚生年金、雇用保険、労災保険といった各種保険手続きの作成や申請代行を行う事ができます。
給与計算の面でも賃金制度の構築や勤怠管理制度の構築など、様々な面からサポートします。

社会保険労務士の仕事内容③:紛争解決手続代理業務

残念ながら仕事とはいえ、人間関係には色々な事情があります。
時には従業員と雇用主の間や従業員同士での紛争が起こってしまうこともあるでしょう。
そんな時に必要な裁判ですが、現行では裁判ではなく当事者間の和解を目的とした裁判外紛争解決手続(ADR)というのが存在します。
社会保険労務士の有資格者の中には「特定社労士」というのが存在しており、裁判外紛争解決手続(ADR)の手続きなどの代行を行う事ができます。
特定社労士は、弁護士と共に出頭や陳述することが可能です。

社会保険労務士の仕事内容④:年金相談業務

原則、日本国に住んでいる皆さんは公的年金制度に加入する必要があります。
様々な年金がありますが、制度改正等も多く、実は貰えるお金があったにも関わらず知識がなかった為貰えないと言ったことも多いです。

そんな中、社会保険労務士は「公的年金に関する唯一の国家資格」である事から
・年金制度に関する相談
・年金の加入期間、受給資格期間などの確認
・年金請求書、各種再交付申請書等の作成・提出
・年金支払金額の照会

といったあらゆる年金に関する事柄をサポートできます。

社会保険労務士の仕事内容⑤:助成金申請業務

コロナ禍でますます脚光を浴びている「助成金」。
実は諸法令に基づく助成金を代理申請できるのは社労士だけなのをご存知でしょうか。

例えば

・雇用調整助成金
・トライアル雇用助成金
・キャリアアップ助成金
・人材開発支援助成金
・働き方改革推進支援助成金
・業務改善助成金

といった助成金がありますが、これら全て代理申請を行えるのは社会保険労務士だけなのです。

社会保険労務士になるには?:社会保険労務士の資格を取得するメリット

このように、様々な業務で幅広い活躍のできる社会保険労務士ですが、資格を取得するメリットはなんなのでしょうか。

一つ目のメリットはやはり国家資格ということで、社会に出た時に役に立つ資格という点です。
専門性のある仕事の為、需要は常にあり、生活に困ることは少ないと言えます。
また社会保険労務士以外の仕事でも役に立つ場面は多いです。

二つ目のメリットは独占業務の存在です。
国家から認められた独占業務は社会保険労務士の資格を有するものしか行う事が許されておらず、他の競合他社が介在する余地がありません。
そのため、社会保険労務士は安定した職業だと言えるのは間違い無いでしょう。

社会保険労務士になるには?:社会保険労務士試験

前述したように、様々な活躍の場がある社会保険労務士。
そんな魅力的な社会保険労務士になるには社会保険労務士試験を受験する必要があります。
社会保険労務士試験は年に一回行われ、例年4月中旬より募集を開始し、5月末日まで受付を行っています。

社会保険労務士試験の受験資格は

1.学歴

・大学、短大、高専等卒業
・大学(短期大学を除く)における修得単位数
・各種学校等卒業
・専門学校卒業
・厚生労働大臣が認めた学校卒業
・旧高等学校令による高等学校高等科、旧大学令による大学予科又は旧専門学校令による専門学校を卒業し、又は修了した者

上記に該当する者は該当の証明書の提出をもって受験資格を得ます。
各種学歴に関する詳しい資格内容は公式サイトをご確認ください。

https://www.sharosi-siken.or.jp/exam/

2.実務経験

・労働社会保険諸法令の規定に基づき設立された法人の役員又は従業者
・国又は地方公共団体の公務員等
・日本郵政公社の役員又は職員
・全国健康保険協会又は日本年金機構の役員又は従業員
・社会保険労務士又は弁護士の補助者
・労働組合の専従役員
・会社その他の法人の労務担当役員
・労働組合の職員又は法人等若しくは事業を営む個人の従業者

上記に該当する者は該当の証明書の提出をもって受験資格を得ます。
各種実務経験に関する受験資格の内容は公式サイトをご確認ください。

https://www.sharosi-siken.or.jp/exam/

3.厚生労働大臣の認めた国家試験合格

・社労士試験以外の国家試験合格
・司法試験予備試験等の合格
・行政書士試験の合格

上記に該当する者は該当の証明書の提出をもって受験資格を得ます。
詳しい内容は公式サイトをご確認ください。

https://www.sharosi-siken.or.jp/exam/

上記3つの区分のうち、一つでも条件を満たせば受験できます。
受験する際には、該当する条件を証明できるものが必要になるので公式サイトで確認しましょう。

上記の受験資格を得た後に社会保険労務士試験を受験する事ができます。

社会保険労務士試験では下記に関する問題が出題されます。
・労働基準法及び労働安全衛生法
・労働者災害補償保険法
・雇用保険法
・労務管理その他の労働に関する一般常識
・社会保険に関する一般常識
・健康保険法
・厚生年金保険法
・国民年金法

上記の区分をしっかりと満遍なく勉強することが必要になります。

合格基準に関しては選択式試験及び択一式試験のそれぞれの総得点と、それぞれの科目ごとに定められています。
いずれかが合格基準点に達しない場合は不合格となります。
年によって合格基準点が変わるため、明確な合格点はわかりません。

合格者数は非常に少なく、10%を超えた年は近年ありません。

社会保険労務士試験は科目別試験では無いため、科目別の免除申請が行えない事から一回で全ての合格基準を満たす必要があります。
そのため、全ての科目に対して満遍なく正解を導き出す必要があり、難易度が高い理由の一つでもあるといえます。
また、法改正も頻繁に行われるので常に最新の情報を把握する必要があります。

合格後はすぐに社会保険労務士に登録できるわけではなく、実務経験2年以上か事務指定講習の修了が必要になります。
これを以って、正式に社会保険労務士となります。

社会保険労務士になるには?:社会保険労務士の勉強

社会保険労務士試験に関しては確認できたかと思いますが、では実際どのように勉強を行えば良いのでしょうか。
試験科目だけで見ると法律の勉強が必要になるのはもちろんですが、基本的には経営・労務の勉強を行う事が必要とされます。
そのため、大学で専攻する場合は商学部での勉強がおすすめです。

筆者がおすすめする大学は日本経済大学です。

日本経済大学公式サイト

日本経済大学の経営学科コースには様々な選択肢があり、社会保険労務士に必要な会社法や経営学が学べます。
受験資格の一つである大学、短大、高専等卒業の項目も卒業すれば取得できることになりますので、おすすめです。

2022年10月28日
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