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経営学

経済・経営資格

キャリアコンサルタントになるには

by GAWA_K 2023年2月21日

まだ社会に出て働いていない学生、あるいは社会人の中には、「自分はどんな仕事が向いているのか」「今の仕事を続けていいのか」と思い悩む人もいるでしょう。

そのような人たちの相談を受けて、その人にふさわしい道を提示してあげるのが、キャリアコンサルタントという職種です。

では、キャリアコンサルタントになるには、どのようなことをすればいいのでしょうか。本日はキャリアコンサルタントになる方法などについて、詳しく解説します。

 

キャリアコンサルタントとは

キャリアコンサルタントとは、労働者の職業に関する相談・助言・指導(キャリアコンサルティング)を専門とした国家資格、またはその資格取得者専門家です。

  • 労働者の職業選択
  • 職業生活設計
  • 職業能力の開発および向上

上記の件について悩み・疑問を持っている人を対象に、相談やアドバイスを行ないます。キャリアコンサルタントと触れ合うことで実現することは、自分の特性や能力、あらゆる仕事についての理解を深められることです。

それにより、自分に見合った働き方・職種を主体的に選ぶことが実現しやすくなります。相談者にきっかけを与えて、主体的に自身のキャリアを開拓できるように導くのが、キャリアコンサルタントの主な業務です。

そして、キャリアコンサルタントの上位資格として位置付けられているのが、国家資格・キャリアコンサルティング技能士です。この資格は、キャリアコンサルタントより高い能力水準が要求されるため、資格取得のための試験に合格するのはさらに難しいといわれています。

キャリアコンサルティング技能士は、さらに1〜2級と分類されており、1級レベルは、あらゆる場所でリーダーシップが取れる指導レベルです。

 

キャリアコンサルタントに向いているひと

需要があるといわれているキャリアコンサルタントですが、すべての人がキャリアコンサルタントに適しているとは限りません。

キャリアコンサルタントの資格取得を検討している人は、自分が本当にコンサルティング業務に向いているか、考慮することが大事です。では、キャリアコンサルタントに向いている人とはどんな特徴があるのか、次より紹介しましょう。

過去に仕事や人間関係で悩んだ経験がある人

過去の社会人経験において、ブラック・パワハラ・人間関係などで苦しい思いをした人は、キャリアコンサルタントに向いています。労働環境に不満がある人から相談を受けた場合、自身の実体験をもとにして相談者が具体的にどんなことに悩んでいるかが理解できるでしょう。

コミュニケーションが得意な人

昔から人と話すのが好き、大勢でワイワイやるのが好きな人もキャリアコンサルタント向きです。そのような人はあらゆるタイプの人たちとコミュニケートをしてきた経験があるため、順応性・対応性に長けています。

相手の気持ちを察知する能力が必要なコンサルティングには、そのような人が向いているでしょう。ただし、同じく大勢と交流するのが好きな人でも、大勢に向けての自分アピールが好きな人は、相手の気持ちに寄り添う、人の話を聞く行為に興味がないため、向いていないといえます。

常に向上心がある人

キャリアコンサルタントは、国家資格でありながら、税理士や公認会計士のような独占業務が行なえる「士業」ではありません。しかし独立開業・フリーランスとしてやっていけるための技能により、正社員より高収入が実現することも決して不可能ではありません。

しかし、ただキャリアコンサルタントの資格取得をしただけで、仕事に困らないといったことはありません。多方面の業界の人脈・サービス・スキルの精度を磨く・最新の情報収入など、あらゆる努力を怠らないことが収入アップにつながります。

そのような向上心のある人であれば、努力が成果となって表れやすいキャリアコンサルタントが向いているでしょう。

キャリアコンサルタント試験の受験資格、申請方法

キャリアコンサルタント資格試験は、受験する前に受験資格・申請方法の確認をすることが大事です。では次より、それぞれの詳細について説明しましょう。

受験資格

キャリアコンサルタント試験には受験資格があり、以下の受験資格を一つでも満たしていれば受験資格の対象となります。

  • 厚生労働大臣が認定する講習の課程を修了
  • キャリアコンサルタント業務の3年以上の経験
  • 技能検定キャリアコンサルティング職種の学科試験または実技試験に合格

また、以下に該当する場合、試験免除となります。

  • キャリアコンサルタント学科試験または実技試験のどちらかに合格していた場合
  • 技能検定キャリアコンサルティング職種の1級・2級の学科試験、実技試験のどちらかに合格したいた場合
受験申請

受験申請は「Web申請」「Web+郵送申請」の2種類があります。申請期間が終了する前に申し込みを済ませなくてはいけません。

Web申請の場合

WEB申請の場合は、次の手順で行ないます。

1.マイページ登録、ログイン

まずやるべきことは、キャリアコンサルタント試験の公式サイトにログインするためのマイページ登録です。登録が完了したらID・パスワードを入力してログインします。

2.受験申請

受験申請を選択して、試験区分・受験資格・希望受験地を選択します。

3.写真、受験資格証明書のアップロード

次にやることは顔写真・受験資格証明書のアップロードです。「Webアップロード」を選択して、顔写真(JPEGデータ)、受験資格証明書(PDFデータ)をアップします。

4.決済方法選択

次にやることは支払い方法の選択です。クレジットカード、コンビニ払いができます。

5.Web申請完了

これで申請は完了です。完了後に登録したメールアドレスに登録情報の確認メールが送信されます。

Web+郵送申請の場合

Webと郵送を併用した申請は次の手順で行ないます。

1.マイページ登録、ログイン、2.受験申請、3.決済方法選択

WEB申請と同様の手順です。

4.必要書類の送付

顔写真を貼り付けた受験申込書、受験資格証明書を郵送します。必要書類はサイト上からダウンロード可能です。

5.申請完了

申請期間の消印は有効ですが、期間を過ぎてからの送付は無効となります。

キャリアコンサルタント資格試験の詳細

キャリアコンサルタント資格試験の日程や試験内容について、以下より説明しましょう。

試験の日程

キャリアコンサルタント試験は年間3回実施されます。日程はその年によって変わりますが、2023年度は3月・7月・11月です。

試験の種類

試験は次の3つが用意されています。

  • 学科試験(マークシート形式の筆記試験)
  • 論述試験(実技、逐語記録を読み設問に解答)
  • 面接試験(実技、ロールプレイ・口頭試問)

学科・論述は同日に行われ、面接は学科・論述試験とは別の日に行われます。

受験料

受験料は、学科試験が8,900円、実技試験が論述・面接と合わせて29,900円となっています。

試験内容

試験内容などを、試験の種類ごとにみてみましょう。

学科試験

出題内容は、キャリアコンサルティングの社会的意義、業務における知識・スキル、市場動向、社会保障、起業支援など幅広い問題が出題されます。試験時間は100分、合格基準は70点以上です。

論述試験

例題を読み、例題で提示された問題に対して、どのような解決策を提案するかを文章で答えるのが、論述試験です。例題を読んで「何を問題としているのか」「それに対して最善の改善策は何か」という対応力が要求されます。

論述試験の試験時間は50分、合格基準は面接試験と合計した90点以上です。

面接試験

面接試験は、ロールプレイ・口頭試問の2つが行われます。ロールプレイは、キャリアコンサルタント業務を実際にやってもらう試験です。的確なアドバイスはもちろん、いかに相談者と信頼関係を築けるかという点も重要です。

口頭試問は、ロールプレイを振り返り、試験官の質問に対して自身のコンサルティングの長所・改善点などを答えます。

試験時間は20分(ロールプレイ15分・口頭試問5分)、合格基準は論述試験との合計点数90点以上です。

 

試験終了後の流れ(合否の確認、資格登録)

試験の合否は、試験終了の約1ヶ月後に公式サイト上にて発表されますが、合格した場合、資格登録をしなければいけません。登録とは、試験を運営しているキャリアコンサルティング協議会が管理している名簿に登録することです。登録は、web・郵送で行ないます。登録の手順は以下の通りです。

1.公式サイトのマイページに合格証書(学科・実技両方)の画像をアップする

2.以下の必要書類を簡易書留で登録センターに郵送

  • キャリアコンサルタント登録申請書 様式第十二号の七
  • 登録免許税(9,000 円)
  • 住民票(過去3か月以内に取得したもの)
  • キャリアコンサルタント登録申請補足書類

3.登録センターで審査

審査は約1ヶ月ほどかかり、審査を通過すればメールにて連絡がきます。審査完了日が登録証の「登録年月日」です。

4.登録手数料の支払い

支払い方法は、クレジットカード(VisaかMaster)決済、コンビニペーパーレス決済です。登録手数料は8,000円で、審査通過の通知メールを確認してからの支払いになります。

5.登録証の交付

登録センターが支払いを確認したら、簡易書留で登録証が郵送されます。交付までにかかる期間は約1ヶ月ほどです。

登録証を入手したことにより、晴れてキャリアコンサルタントを名乗ることができます。

キャリアコンサルタント資格取得後の注意点

キャリアコンサルタント資格試験の受験を完了、あるいは無事に合格した場合、目標達成したばかりに気が抜けてしまい、その後のやらなければいけないことを怠ってしまったという例もあります。

失敗をしないためにも、資格取得後の注意点を覚えておかないといけません。では、資格取得後の注意点とは何か、次より説明しましょう。

名簿登録せずにコンサルティング業務を行なってはいけない

先述した通り資格取得後は、キャリアコンサルティング協議会が管理する登録名簿に登録をしないといけません。

ここに登録をしないままキャリアコンサルタントを名乗ったり、コンサルティング業務を行なった場合、罰則として30万円以上の罰金となります。

資格取得後は、先述した手順で登録を済ませて登録証を入手することが必須です。

自分で積極的に動く

キャリアコンサルタントは、名簿登録をしたからといって自動的に仕事の紹介があるわけではありません。また、登録したてのキャリアコンサルタントはまだ実績がないため、当初はなかなか仕事がみつからないこともあります。

キャリアコンサルタントとして仕事をこなすためには、自分から積極的に動いて実績をつくっていきましょう。あらゆる支援サイトにて求人を探す、同業者との人脈を築く、SNSなどで個人的に募集するなど、積極的に行動することが大事です。

 

まとめ

キャリアコンサルタントは、多様性がうたわれている昨今において、人材の可能性を開発・発見する重要な役割として、注目されている国家資格です。

キャリアコンサルタントを目指す場合、どのような方法で資格取得ができるのか、どんな人が向いているのか、事前に把握することが大事です。

資格取得のための手順、取得後にやることをしっかりと理解して、スムーズな資格取得を達成しましょう。

 

 

 

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2023年2月21日
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大学入試経済・経営資格

国家公務員試験1種と2種3種と何が違うのか?

by GAWA_K 2023年2月19日

国家公務員というと学歴重視のイメージがありますが決してそうではなく、1種・2種・3種という区分があります。では、この3つの区分にはどのような違いがあるのでしょうか。

今回は、国家公務員の区分である1種・2種・3種の、それぞれの特徴・試験概要などについて、詳しく解説しましょう。

 

国家公務員1種・2種・3種それぞれの特徴

国家公務員の区分である1種・2種・3種は、どのような違いがあるのでしょうか。次より1種・2種・3種それぞれの特徴について説明しましょう。

国家公務員1種とは

国家公務員1種とは、国家公務員総合採用試験に合格した人および試験合格で取得できる国家資格です。1種は平成24年から国家公務員総合職と名称変更となりました。総合職試験を合格して採用された人は通称キャリアと呼ばれており、省庁の幹部候補となります。仕事内容は、各省庁等における政策の企画・立案など重要な業務です。

総合職採用試験を合格してキャリア組になれば、年齢や経験など関係なく幹部候補となれるため、スピード出世が見込めます。

国家公務員2種とは

国会公務員2種とは、国家公務員一般職試験(大卒程度試験)を受験して合格した人および国家資格の名称です。平成24年から国家一般職(大卒)と名称が変更され、一般職1種との区別のためノンキャリアとも呼ばれています。

国家一般職(大卒)の業務内容は、主として事務処理などの定型的な業務という定義です。政策の実行および企画立案のサポートをします。

職場は、霞ヶ関の本府省、または出先機関での地方勤務です。本府省の場合はキャリア組と協力して国の政策立案を担当します。地方勤務の場合は、本局・事務局での勤務となり、窓口での業務も担当対象です。

キャリア組のような段階を飛び越えてのスピード出世は難しく、公務員としての実績・経験を積まなくてはいけません。

国家公務員3種とは

2種と同様に国家公務員一般職・ノンキャリアに区分されているのが、国家公務員3種です。平成24年に名称が変更されて、試験名は国家公務員試験3種から「国家公務員一般職試験(高卒者試験)」、試験合格者は「国家一般職(高卒)」と呼ばれています。

業務内容は、税務や化学、農業土木など10区分に分類された出先機関での、一般事務や窓口対応などです。1種・2種に比べて一般市民と最も近く直接触れ合う機会が多く、国家の中枢を担う立場でなく、一般人の治安を守ることに生きがいを感じている人に向いています。

 

国家公務員1種資格試験の概要

国家公務員の中で最も難関といわれている1種・総合採用試験の概要はどうなっているのか、次よりみてみましょう。

受験資格

国家公務員1種の試験は、現在、国家公務員総合職試験と呼ばれています。総合職試験は、院卒者試験・大卒程度試験の2種類に分かれており、それぞれ受験資格が異なる仕組みです。

院卒者試験・受験資格
  • 大学院修士課程または専門職大学院の課程を修了、
  • 試験翌年年3月までに大学院修士課程
  • 専門職大学院の課程を修了する見込み
  • 人事院が同等の学力があると認めた場合
大卒程度試験・受験資格
  • 満30未満
  • 試験翌年の3月までに大学卒業が見込める場合
  • 大学卒業と同様の学力があると人事院が認めた場合
試験日程

試験日程は年ごとに異なりますが、主に以下の日程となっています。

第1次試験
  • 試験日程:4月
  • 合格発表日:5〜6月
第2次試験
  • 筆記試験:5月
  • 院卒者試験:6月の数日間
  • 大卒程度試験:5月下旬〜6月中旬
  • 合格発表日6月下旬、

受付期間は1次・2次ともに4月の数日間

試験会場

全国の人事院事務局にて開催

 

国家公務員2種資格試験の概要

国家公務員2種(国家公務員一般職大卒程度)の試験に関する概要は、以下の通りです。

受験資格

一般職大卒試験の受験資格は、以下のような決まりがあります。

  • 満30歳で最終学歴が大学卒業
  • 試験翌年3月までに卒業の見込みがある場合、人事院が同等の資格があると認めた場合
  • 短期大学又は高等専門学校を卒業
  • 試験翌年3月までに短期大学または高等専門学校を卒業する見込み、人事院が同等の資格があると認めた場合
試験日程

試験日程は年ごとに異なりますが、主に以下の日程となっています。

第1次試験
  • 試験開催日:6月
  • 合格発表日:7月
第2次試験
  • 7~8月の数日間
  • 合格発表日:8月

受付期間は1次・2次ともに4月の数日間

試験会場

全国の人事院事務局にて開催

 

国家公務員3種資格試験の概要

国家公務員3種(国家公務員一般職高卒)の試験に関する概要は、以下の通りです。

受験資格

一般職高卒試験の受験資格は、以下のような決まりです。

  • 満30歳で最終学歴が高卒・中卒で卒業してから2年以内
  • 試験翌年3月までに卒業の見込みがある
試験日程

試験日程は年ごとに異なりますが、主に以下の日程となっています。

第1次試験
  • 試験開催日:9月
  • 合格発表日:10月
第2次試験
  • 10月の数日間
  • 合格発表日:11月

受付期間は1次・2次ともに6〜7月の数日間

試験会場

全国の人事院事務局にて開催

 

国家公務員1種の試験内容

国家公務員1種(総合職)試験の内容を、以下よりみてみましょう。

院卒者試験

院卒者試験は第一次・二次に分かれています。

第1次試験

・基礎能力試験(30題、2時間20分)
公務員として必要な基礎的な知識を2つの分野に分けた筆記試験
知能分野(文章理解、資料解釈を含めた判断・数的推理、24題)
知識分野(自然や人文、社会、時事、6題)

・専門試験(40題、3時間30分)
各試験の区分に対応した必要な専門的知識などの筆記試験

第2次試験

・専門試験
各試験の区分に対応した必要な専門的知識などの筆記試験
行政区分は3題4時間、他の区分は2題3時間30分)

・政策課題討議試(1時間30分)
6人1組のグループで実施される試験

  1. 出題された課題に対してレジュメの作成(25分)
  2. その後の個別発表(1人3分)
  3. グループによる討議(30分)
  4. 討議で出た結論を個別に発表(1人2分)

プレゼンテーション能力、コミュニケーションスキルをこの試験科目で判断

・人物試験
人間性や対人能力などを審査する個別面談

大卒程度試験

大卒程度試験の第一次・二次試験は以下の通りです。

第1次試験

・基礎能力試験(40題、3時間)
公務員として必要な基礎的な知識に関する筆記試験
知能分野(文章理解、資料解釈を含んだ判断・数的推理、27題)
知識分野(自然、人文、社会、時事、13題)

・専門試験(40題、3時間30分)
各試験の区分に対応した必要な専門的知識の筆記試験

第2次試験

・専門試験(行政区分は3題4時間、他の区分は2題・3時間30分)
・政策論文試験 (1題2時間)
企画立案能力に関する試験
・人物試験
人間性や対人能力などの個別面談

 

国家公務員2種の試験内容

国家公務員2種(国家公務員一般職大卒程度)の試験内容は、以下の通りです。

第1次試験

・基礎能力試験(40題、2時間20分)
公務員として必要な基礎的な知識を2つの分野に分けた筆記試験
知能分野(文章理解、資料解釈を含めた判断・数的推理、24題)
知識分野(自然や人文、社会、時事、6題)

・専門試験
各試験の区分に応じての必要な専門的知識などの筆記試験
建築区分は33題2時間、建築以外の区部は40題3時間
・一般論文
一般論文と専門試験に分類
一般試験は1題1時間、論文作成により文章での表現、課題への理解力を確かめる
専門試験はさらに建築区分(1題1時間)・建築以外の区分(1題1時間)に分類
各試験の区分に必要な専門的知識などについて

第2次試験

・人物試験
人間性や対人能力などの個別面談

 

国家公務員3種の試験内容

国家公務員3種(国家公務員一般職高卒者試験)の試験内容は以下の通りです。

第1次試験

第1次試験は、以下のような4つの種目に分かれています。

・基礎能力試験

公務員として必要な基礎的な知能・知識についての筆記試験、出題数は合計で40題

・知能分野(文章理解、課題処理、数的処理、資料解釈の分野から出題、合計20題)
・知識分野(自然科学、人文科学、社会科学の分野から出題、合計20題)

・適性試験

事務、税務に関する能力を見る試験
迅速かつ正確に事務処理を行う能力についての筆記試験、出題数は120題)
置換や照合、計算および分類などの問題を時間内に番号順にできるだけ多く解答するスピード検査

・作文試験

文章作成の構成力や表現力、課題に対してどれだけ理解を示しているかなどを確かめる筆記試験

・専門試験

各試験の区分に対しての必要な専門知識があるのか確かめる筆記試験

第2次試験

第2次試験は、1種・2種にある人物試験に加えて、身体検査もあるのが特徴です。

・人物試験

人間性や対人的能力などについて確かめる個別面接

・身体検査

主として胸部疾患(胸部エックス線撮影を含む)・尿・そのほか一般内科系を検査、業務に支障のない健康的な人材であるかを確認

 

国家公務員に向いている人

国家公務員1〜3種に向いている人は、どのような特色があるのでしょうか。次より向いている人の特徴を紹介します。

奉仕精神が昔から人一倍強い人

昔から自分の利益だけでなく人のために行動すること、人助けをよくする奉仕精神が強い人は、国家公務員に向いている人材です。

国家公務員は、日本国憲法では「国民全体の奉仕者である」という定義になっています。民間企業の場合、企業の利益のために活動する構造になっていますが、国家公務員は国民の税金によって給与が発生している仕組みであるため、公共のために働かなくてはいけません。

自らの利益・私利私欲ではなく、人のために役立てる仕事がしたいという気持ちが自然に湧いてくる人であれば、国家公務員としてプライドを持って業務に打ち込めるでしょう。

地道な業務が苦にならない人

国家公務員・特に1種(総合職)の場合、国家の中枢を担う派手な仕事・かっこいい仕事を想像する人もいるでしょう。確かにそのような面もありますが、公務員という職種は基本的に国家・地方公務員ともに地道な業務の積み重ねです。

国家・公共が抱えている問題に一つひとつ取り込んで改善していくことが業務であるため、地道な業務が続きます。そのような地道な業務を続けることを苦に感じない人こそが、国家公務員として求められている人材です。机に向かっての地道な作業が苦手な人は、公務員には向いていないといえるでしょう。

普段からリーダー的役割が大きい人

日頃からリーダー的役割になることが多く、その立場が苦にならない人は、国家公務員に向いています。専門性の高い業務が多い国家公務員は特に総合職の場合、多くの人を率いて指示・管理をしなくてはいけません。そのようなことが昔から得意な人は国家公務員でも能力を発揮できるでしょう。

 

まとめ

国家公務員は、1種・2種・3種(総合職・一般職)に分類されており、特に総合職に限っては、難易度の高い試験を突破しなくてはいけません。しかし、その試験に合格すれば、晴れてキャリア組となり、年功序列・経験の蓄積を無視しての出世が見込めます。

国の中枢を担う、あるいは国を動かす存在になれる1種・2種、一般市民と近い立場の3種である国家公務員は、どのような試験を受験すればなれるのか、国家公務員を目指している人は、事前に確認することが大事です。

1〜3種(総合職・一般職)はどのような違いがあるのか、今回の記事を参考にして理解してもらえたら幸いです。

 

 

 

「日本経済大学」では、留学生の就職活動の支援を目的とした、留学生対象の専門ゼミを開講しています。そこでは、BJTビジネス日本語能力テストの受験を推奨し、学習も行っています。

■日本経済大学(都築学園グループ / (学)都築育英学園)

都築学園グループは、「個性の伸展による人生練磨」を建学の精神とし1956年に設立された大学です。2018年に開学50周年を迎えた日本経済大学は経済・経営の実学に特化した2学部6学科17の専門コースを持つ日本有数の留学生を抱える国際色豊かな大学です。

2023年2月19日
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経済・経営資格

産業カウンセラーになるには

by GAWA_K 2023年2月16日

近年、メンタルヘルスやハラスメント問題は、社会的に認知されつつある課題ではありますが、深い理解を示していない企業も存在しています。特にメンタルに関する問題は具体的な症状が出る病気ではないため、どのような対応をしていいのかわからない、問題を放置している企業もあるでしょう。

そのような課題を改善するためのアドバイス・サポートを担当するのが、民間資格の産業カウンセラーです。まだそれほど認知度が高いとはいえないこの資格は、どのような手順で取得するのでしょうか。

今回は、産業カウンセラーの業務内容・資格取得のための試験の概要、取得した際の注意点などについて、詳しく解説します。ぜひ参考にしてみてください。

 

産業カウンセラーの業務内容

産業カウンセラーとは、具体的にどのような仕事をするのか、業務内容などについて以下より説明しましょう。

産業カウンセラーとは

産業カウンセラーとは、一般社団法人日本産業カウンセラー協会という組織により認定されている、民間資格およびその資格所有者のことです。資格の種類は、産業カウンセラー・その上位資格であるシニア産業カウンセラーの2種類です。

産業カウンセラーの業務内容は、以下の4つに分類されます。

  • メンタルヘルス対策
  • キャリア開発の支援
  • 職場の人間関係の問題への対応
  • 職場の環境改善

産業カウンセラーの特徴は、心理学の一種である「産業心理学」をベースに業務を進めることです。デリケートな部分である相談者の心を読み取り、仕事に関するあらゆる悩みの相談を聞き、適切なアドバイス・支援を行ないます。そして、相談者が自らが問題を乗り越える力を身につけて、いきいきと働けるためのサポートをするのが、産業カウンセラーの目的です。

キャリアコンサルタントとの違い

産業カウンセラーと同じ意味合いと思われているのが、産業カウンセラーと同じく日本産業カウンセラー協会が認定している、国家資格のキャリアコンサルタントです。

産業カウンセラーは、ストレスやパワハラなどで悩む労働者およびその家族へのケア・アドバイスなどを行ないますが、キャリアコンサルタントは仕事のキャリアアップのための能力開発や支援を行ないます。

産業カウンセラーもキャリア開発のアドバイスを行ないますが、キャリアに関する支援に特化しているのが、キャリアコンサルタントです。

  • キャリアコンサルタント:キャリアアップを希望する労働者・学生・転職希望者を支援
  • 産業カウンセラー:仕事のストレスや過酷な労働環境に悩んでいる人をサポート・支援

二つの資格は、このような違いがあります。

 

産業カウンセラーの必要性

作業カウンセラーは、他の有名資格に比べるとまだ知名度がないと思っている人もいるでしょう。しかし現在、産業カウンセラーの存在は重要視されているのです。

メンタルヘルスは通常の病気と異なり、わかりやすく症状が出るものではないために、かつての日本では「社会不適応者」「仕事に対してやる気のない人間」という判断しかされませんでした。

しかし時代は変わり、メンタルヘルスに関する問題を取り上げる企業は増加して、多くの企業がストレスチェックなどの対策に取り組んでいます。

また、2020年6月には「パワハラ防止法」によって、各企業のパワハラ防止対策が義務となりました。パワハラ防止法とは、正式名称・労働施策総合推進法といい、2019年に雇用対策法が改正されてできた法律です。労働者がいきいきと働ける環境づくりを実現するために、法律改正の運びとなりました。

当初、パワハラ防止法は大企業を中心とした義務付けでしたが、2022年には義務対象が拡大して中小企業までが必須となり、今後ますます義務対象が拡大していく流れです。

労働環境、パワハラが原因のメンタル不調は、結果的に企業全体の労働力・生産の低下を招きます。そのため、多くの企業が対策に力を入れています。

そのような時代にとって、心理学などの豊富な知識をもとに適切なアドバイス・サポート・支援が可能な産業カウンセラーは、多くの需要があるのです。

 

産業カウンセラー資格試験の受験資格

産業カウンセラーの資格を取得するためには、日本産業カウンセラー協会が開催している資格試験を受験して合格する必要があります。そして産業カウンセラーの資格試験を受けるためには、受験資格を満たさなくてはいけません。その受験資格とは以下の通りです。

  • 産業カウンセラー養成講座を受講して講座修了した場合
  • 4年制大学学部の心理学・心理学隣接諸科学・人間科学・人間関係学のどれかを卒業、所定の科目単位取得を達成した場合
  • 大学院研究科の心理学・心理学隣接諸科学・人間科学・人間関係学のどれかを卒業、所定の科目単位取得を達成した場合

以上の3つのうち1つだけでも条件を満たしていれば、資格試験の対象となります。

 

シニア産業カウンセラーの受験資格

産業カウンセラーの上位資格・シニア産業カウンセラーの受験資格は、以下の通りです。

  • 産業カウンセラーの資格登録者でシニア産業カウンセラー育成講座を修了した場合
  • 産業カウンセラーの資格登録者で、大学院研究科の心理学・心理学隣接諸科学・人間科学・人間関係学のどれかを修了、所定科目の単位取得を達成した場合

 

産業カウンセラー養成講座の詳細

産業カウンセラーとしての大事な要素を学べるのが、産業カウンセラー養成講座です。この講座ではカウンセラーにとって大事な要素である「傾聴力」「心理学・メンタルヘルスに関する専門知識」「ファシリテーション力(ミーティングなど大勢の状況を円滑に進める能力)」を学びます。

養成講座の詳細を次よりみてみましょう。

コースの種類
  • 6ヶ月コース(開始時期は4月・11月の2タイプ)
  • 10か月コース
学習スタイル
  • 通学
  • 通学+オンライン
  • フルオンライン
講義内容
  • 面接の体験学習104時間(15~16日間)
  • 面接の体験学習に関する課題学習6課題 28時間相当
  • 講義動画視聴 44時間相当
  • 理解度確認テスト 13時間相当

科目は、傾聴、心理学、法律など合計19種類

受講料

税込297,000円(無料説明会・無料体験講座に参加した場合は5,500円割引)

 

シニア産業カウンセラー養成講座の詳細

上位資格であるシニア産業カウンセラーの養成講座は、以下のような詳細となっています。

講義内容

全23科目を受講・修了することで講座修了。

  • カウンセリング能力(12科目)
  • 人間関係・組織開発を援助する能力(6科目)
  • 組織に働きかける能力(2科目)
  • シニア産業カウンセラーとしての素養的能力(3科目)
受講料
  • 科目No.23-1:3,850円(税込)
  • 3時間の科目:8,250円(税込)
  • 6時間の科目:16,500円(税込)
  • 12時間の科目:31,900円(税込)
  • 18時間の科目:47,300円(税込)

 

産業カウンセラー資格試験の概要

産業カウンセラー資格試験の概要を、次より説明しましょう。

試験の日程

産業カウンセラー試験は、学科・実技の2つに分かれており、それぞれの日程は異なります。試験の日程は2023年度の場合、以下の予定となっています(以下の日程はすべて予定)。

学科試験
  • 6月25日
  • 翌年1月21日
実技試験
  • 7月1日〜2日
  • 翌年1月27日〜28日
試験内容

試験内容は以下の通りです。

学科試験

学科試験の範囲は次の5つの項目から、学科試験1(5択マークシート方式40問、90分)と学科試験2(20問マークシート方式、60分)に分類されて出題される仕組みです。

  • 産業カウンセリング概論
  • カウンセリングの原理および技法
  • パーソナリティー理論
  • 職場のメンタルヘルス
  • 事例検討
実技試験

実技試験は、受験者同士によるロールプレイング、試験官との口述試験です。これらにより、産業カウンセラーにとって重要な能力である「基本的態度」「適切な技法」「自己理解的側面」「社会的貢献」が問われます。

態度や言葉使い、コミュニケーション・会話スキルが重要となる試験です。

受験料

産業カウンセラーの受験料は、学科試験10,800円・実技試験21,600円です。学科と実技のどちらかに合格してどちらかが不合格になった場合、翌年・翌々年の試験の際、合格済みの試験は、受験免除となります。

合格基準、合格発表日

試験の合格基準は、6割以上の得点です。合格発表は、試験の約1ヶ月後に普通郵便の発送にて報告されます。

 

シニア産業カウンセラー資格試験の概要

シニア産業カウンセラー資格試験の詳細を、以下よりみてみましょう。

試験日程

シニア産業カウンセラー試験の日程は、2023年の場合2月25日〜26日となっています。

試験内容

シニア産業カウンセラー試験は、面接で行われます。事前に提出した書類をもとに以下の事項に関して質疑応答をする流れです。

  • 産業カウンセリングに関連する実践活動に関すること
  • 提出したケースのスーパービジョンに関すること
  • シニア産業カウンセラーとしての人間性・倫理性等に関すること

筆記試験ではなく実技試験のような対話形式での試験なので、自分の考えをまとめて言語化できるコミュニケーション・会話スキルが要求されます。

 

産業カウンセラー資格取得後の注意点

産業カウンセラーの資格を無事に取得した後も、注意しなければいけないポイントがあります。その注意点とは何か、以下より説明しましょう。

他の知識も学ぶ必要がある

産業カウンセラーは、企業に配属して業務を行ないますが、常勤および非常勤・社員やアルバイト・パートなど、業務形態はさまざまです。自分の都合に合わせて業務形態を選べることがメリットですが、配属された企業によって業務内容を合わせる必要もあるでしょう。

企業といってもさまざまなタイプがあり、それぞれ社風・特性があります。そのため、その特性に合わせてどのようなカウンセリングが最もふさわしいのか、臨機応変に対応してプラン提供を行なうことが大事です。

産業カウンセリング講座で得た知識だけでなく、最新のメンタルヘルス・パワハラ事情などの情報をインプットして、常に知識をアップデートする必要があります。それにより、知識の引き出しが多くなり、多くの企業で仕事ができるでしょう。

資格更新がある

産業カウンセラー資格取得者は、日本産業カウンセラー協会の会員登録が必須ですが、会員登録には5年間の有効期限があります。更新したい場合の更新料は3,000円です。また、会員の年会費1万円も支払う必要があります。

そして、資格登録を更新するためには、有効期限の5年間のうちに、1日6時間の研修を受けなくてはいけません。この研修は資格登録更新のために受講は必須です。

 

まとめ

メンタルヘルス・パワハラ対策の役割を果たす産業カウンセラーは、企業に所属する従業員だけでなく、近年は企業側からの多大なニーズがある仕事として注目されています。企業側が産業カウンセラーを導入することによって、「この企業はブラック・パワハラのないクリーンな企業」というイメージアップにつながるからです。

ひと昔前の価値観がなくなりつつある昨今、クリーンな労働環境づくりを推進する産業カウンセラーは、今後ますますニーズが広がる仕事といえます。他の資格に比べると難易度もそれほど高くはないため、資格取得を検討してみてはいかがでしょうか。

 

「日本経済大学」では、留学生の就職活動の支援を目的とした、留学生対象の専門ゼミを開講しています。そこでは、BJTビジネス日本語能力テストの受験を推奨し、学習も行っています。

■日本経済大学(都築学園グループ / (学)都築育英学園)

都築学園グループは、「個性の伸展による人生練磨」を建学の精神とし1956年に設立。2018年に開学50周年を迎えた日本経済大学は経済・経営の実学に特化した2学部6学科17の専門コースを持つ日本有数の留学生を抱える国際色豊かな大学です。

2023年2月16日
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経済・経営資格

商業経済検定とは

by GAWA_K 2023年2月8日

数多い資格の中でもそれほど聞きなれない名称なのが、商業経済検定です。資格の中には、どんな仕事にも応用のきく汎用性のあるもの・知識・スキルがダイレクトに業務に反映されて即戦力となる資格などがあり、そのような資格は毎年多くの受講者が試験に挑戦しています。

では、商業経済検定は、数多い資格と比べてどのような特徴があるのでしょうか。今回は、商業経済検定を取得するメリット、資格試験の概要、資格取得のための学習方法などについて、詳しく解説します。

 

商業経済検定とは

商業経済検定とは、経済・ビジネスに関する基礎知識を習得できる民間資格です。この資格の学習をすることによって、経済や物流、法律や金融などを理解するための基礎的な情報を学べます。

あくまでも基礎的な知識であるため、経済や金融などあらゆるジャンルの専門的な要素を習得することはできません。しかしその基盤となる基本的な知識を学習するため、あらゆる仕組みを理解する技能・視点・考察力を得られます。

 

商業経済検定、取得のメリット

商業経済検定の取得は、どのようなメリットがあるのでしょうか。次より具体的なメリットについて説明しましょう。

ビジネスマンとしての常識が身につく

経済というと堅苦しい・複雑というイメージがありますが、商業経済検定の資格取得および取得のための学習をすると、経済に関する基本的な知識が身に付きます。

社会人になると取引先など、学生時代とは異なるさまざまな人と接しなくてはいけません。あらゆるタイプの人たちとの出会いは社会人としてだけでなく、一人の人間として大きな刺激となります。しかし、社会人・人間としてのキャリアアップを目指す場合、あらゆる人たちと対等に接するための知識・教養も増やさなくてはいけません。

目上の人に国内・海外の経済事情についての話題を振られた場合、何も答えられなかったら恥をかくことになり「彼とは実りのある話はできそうにない」という判断を下される可能性もあります。

しかし、商業経済検定で経済に関する基本的な知識を身につけていれば、新聞の経済事情に関する記事も苦労なく理解できて、さまざまな知識をインプットすることが可能です。その知識により多くの人たちとの接点ができます。

特定の資格試験の一部免除

商業経済検定を取得すれば、リテールマーケティング(販売士)資格取得試験の一部科目が免除できます。免除となる試験は3級の「マーケティング」「販売・経営管理」で、合格した科目によってはマーケティングのみが免除対象です。販売士の資格取得も目指している人にとっては、お得な制度といえます。

難易度がそれほど高くない

商業経済検定は、他の資格に比べてそれほど難易度が高くないといわれています。受験者の中には未成年である高校生も少なくないため、取得のために大変な苦労をすることはないでしょう。

資格取得をしていれば、それだけで知識・技能を持っている証明になるため、就活・転職の際のアピールポイントになります。

 

商業経済検定、資格取得が役立つ職種

商業経済検定の知識が役立つ仕事は、経理関係です。経済情報を筆頭に経済とそれに関わる企業の在り方についての理解力を身につけられるため、経理の仕事で実力を発揮できるでしょう。

ただし商業経済検定を取得して身につくのは、あくまで基礎的な知識です。そのため、他の資格のように一つの分野のスペシャリストとしての技能が得られるわけではありません。そのため、経理に関する業務でキャリアアップ・高収入を狙う場合は、簿記資格など経理に関する他の資格も取得するといいでしょう。

 

検定の種類

商業経済検定は1〜3級の3つに分類されています。その分類の仕組みは以下の通りです。

3級

検定科目のうち「ビジネス基礎」取得が条件

1〜2級

検定科目のビジネス基礎以外の4科目のうち、2級は1科目取得、1級は2科目取得が条件

検定科目の種類

商業経済検定の資格試験は合計5つの科目が用意されています。その内容は以下の通りです。

ビジネス基礎

文字通りビジネスに関する基礎的な仕組みについて学ぶのがこの科目です。製品・サービスの生産者・卸売商と小売商・消費者といった流れを理解して、ビジネスがどのように行われているのかを学習します。

マーケティング

顧客のニーズを満たすための企業活動を学習するのが、この科目です。顧客にどのような製品・サービスを提供すれば満足するか、その対策を怠ると企業は存続できません。この科目では、消費者のニーズ・市場動向だけでなく、環境保全や少子高齢化などの問題も視野に入れて、総合的にマーケティングを考える視点を学びます。

経済活動と法

経済活動・普段の生活における基礎的な法律を学習するのが、この科目です。民法・商法の一部・労働関係の法に加えて、企業活動の基礎的なルール、株式会社や契約の仕組みなどを学習します。

ビジネス経済A

ミクロ経済理論・マクロ経済理論に関する基礎的な知識を学習するのが、この科目です。製品・サービスの価格が市場にてどのように決まるのか(ミクロ経済理論)、経済と政府の関わり方(マクロ経済理論)などを学びます。

ビジネス経済B

ビジネスにおける国際化・産業構造の移り変わりについて学ぶのが、日々変動する情勢の事例を通じて、ビジネスシーンの変化に対応できる柔軟性を身につけます。

 

商業経済検定、資格試験の概要

商業経済検定の資格取得試験は、公益財団法人・全国商業高等学校協会の主催により開催されています。では、試験の概要はどのような内容なのでしょうか。商業経済検定試験の日程や試験内容などについて、以下より説明しましょう。

開催日・試験会場

商業経済検定試験は、毎年一度、2月の第1日曜日に実施されます。申し込み期間は試験日前年の10月下旬〜11月上旬なので、受験希望者は忘れないように申し込みをしましょう。

試験会場は、全国の商業高等学校の校舎です。最寄りの商業高校の住所・校舎までにかかる時間などを把握して、試験に遅刻しないようにしましょう。

受験資格

商業経済検定の受験資格は、特に条件はありません。未成年である商業高校の生徒も毎年受験者が多いです。

受験料

商業経済検定の受験料は、1科目1,300円です。この資格の級すべてを取得したい場合、3つの科目を受験する必要があるので、その場合は3科目×1,300円=3,900円になります。

試験内容

商業経済検定試験の試験内容について、以下より級ごとに説明しましょう。

3級

3級取得の必須科目は「ビジネス基礎」です。出題内容は以下になります。

  • ビジネスに対する心構え(5 問)
  • 経済と流通(20問)
  • 取引とビジネス計算(15問)
  • 企業活動(10問)
  • 身近な地域のビジネス

ビジネスにおけるコミュニケーション手法、売買取引や経済・流通、企業活動における基礎など、社会人としての一般的教養を取り上げています。社会人としては常識的なことばかりが出題範囲となっていますが、社会に出ていない高校生などは、この級をマスターすればビジネスの基礎的な教養が身につくでしょう。

1〜2級

1〜2級は、以下の科目から1〜2科目を選択します。2級の取得は1科目、1級の取得は2科目の合格が必須です。科目およびその試験内容は以下の通りです。

・マーケティング

    • 現代市場とマーケティング(7 問)
    • 市場調査 (7問)
    • 消費者の購買行動(6問)
    • 商品計画と価格の決定(15問)
    • 販売経路と販売促進(15問)

・経済活動と法

      • 経済社会と法 (5問)
      • 権利・義務と財産権(15問)
      • 取引に関する法(25問)
      • 会社に関する法・企業の責任と法 (5問どちらかを選択)

・ビジネス経済A

      • ビジネスと経済(7問)
      • 需要と供給(7問)
      • 価格決定と市場の役割(11問)
      • 経済成長と景気循環(15問)
      • 経済政策(10問)

・ビジネス経済B

      • サービス経済化とサービス産業(6問)
      • 経済の国際化(15問)
      • 金融市場と資本市場(7問)
      • 企業経営(15問)
      • ビジネスの創造と地域産業の振興(7問)

1〜2級の試験内容は、法律。国際化。金融や資本市場の仕組みなど、内容も高度化します。科目はすべて受験して合格する必要はありませんが、すべて取得すれば経済に関する基礎的な知識を持っている証明になり、信頼度が上がるでしょう。

また、高校在学中に5科目すべて合格して申請すると、卒業時に表彰状と賞品が贈られます。

合格率

商業経済検定の合格率は科目によって異なるのが特徴です。高い合格率だと85%ほど、低い合格率は53%ほどになります。50〜60%台の合格率は「経済活動と法」「ビジネス経済A・B」です。商業経済検定の中では難解の部類に入るといわれています。

商業合格検定の合格ラインは、100点満点中70点以上です。どの科目も50問なのでそのうち35問以上正解しなくてはいけません。

他資格の試験免除

先述した通り、商業経済検定の一部の科目に合格した場合、別資格であるリテールマーケティング(販売士)検定の一部の科目が免除されます。

商業経済検定「ビジネス基礎」「マーケティング」に合格した場合、販売士検定の「マーケティング」科目が免除されます。

また、商業経済検定「ビジネス基礎」「マーケティング」および「「経済活動と法、ビジネス経済A、ビジネス経済B」3科目のうち1科目に合格した場合、販売士検定で免除対象となる科目は「マーケティング」「販売・経営管理」です。

 

商業経済検定試験の勉強方法

商業経済検定の試験勉強は、商業高校の在学生であれば普段の授業で習っていることが主流なので、毎日の授業を真面目に受けている生徒であれば、試験勉強もそれほど苦にはなりません。

また商業高校に通った経験のない人の場合でも、商業経済検定は他の資格試験勉強に比べるとそれほどの難易度でないため、普段の生活と勉強の両立が大変といった苦労をすることはないでしょう。

そのため商業経済検定は独学でも十分に合格可能ですが、もちろん簡単に合格できるものではないため、効率的かつ身につく勉強をしなくてはいけません。

商業経済検定試験における勉強方法は、ほぼ暗記になります。市販の参考書や教科書、問題などを繰り返し読み込むことが大事です。ある程度の知識がついたら過去問にも挑戦しましょう。過去問は、試験を主催している全国商業高等学校協会の公式サイトに掲載されています。

 

まとめ

商業経済検定は、他の有名資格と比べて試験合格の難易度が高くないのが特徴です。商業や経済の基本的な知識の学習・習得になるため、資格所有をしているだけで専門的な業務を任せられる・高収入が実現するといったものではありません。

しかし、複雑な商業や経済の仕組みの基本的な構造を理解できるために、汎用性がありあらゆる職種に応用のきく資格であるため、取得すれば多大なメリットがあるでしょう。

また販売士検定試験の試験科目を一部免除できるメリットもあるため、取得していればお得な資格といえます。将来の可能性を広げてくれる商業経済検定の取得を、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

 

 

「日本経済大学」では、留学生の就職活動の支援を目的とした、留学生対象の専門ゼミを開講しています。そこでは、BJTビジネス日本語能力テストの受験を推奨し、学習も行っています。

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都築学園グループは、「個性の伸展による人生練磨」を建学の精神とし1956年に設立。2018年に開学50周年を迎えた日本経済大学は経済・経営の実学に特化した2学部6学科17の専門コースを持つ日本有数の留学生を抱える国際色豊かな大学です。

2023年2月8日
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大学入試経済・経営資格

経営学部の志望理由はどうすればいい?経営学部のメリットや志望理由の書き方を解説!

by GAWA_K 2023年1月30日

大学受験において大事なのは、受験勉強の進め方・勉強内容はもちろんですが、大学への志望理由も大事なことです。では、もし大学の経営学部を目指している場合、どのような志望理由を掲げればいいのでしょうか。

今回は、経営学に入学することで学べることは何か、志望理由で多いのはどんな理由か、志望理由書の書き方や例文などについて、詳しく解説しましょう。

 

経営学部に入学するメリット

大学の経営学部とは、文字通り経営学について学ぶための学部です。経営学とは「企業・会社経営に関するすべての事柄を対象として、企業及びその経営・それに関わる人材すべてがより良くなるためには、どうあるべきか」という問題を追求する学問と定義されています。

では、経営学部で学習に励むことは具体的にどのようなメリットがあるのか、次より説明しましょう。

働くうえでの視野が広がる

経営について学ぶ経営学部に入学する人は、将来自分で起業をしたいと計画している人が少なくありません。しかし起業を希望していない人でも、経営学部では将来働くうえで他の人材にはない視野の広さを獲得できます。

経営学部で学ぶことは、経済・法務・会計・経営理論・情報システムなどです。これらを学ぶことにより、経営・仕事はどのような構造で成り立っているのかという、抜本的な世の中の仕組みを知ることができます。

それにより、将来どんな仕事についても、この仕事はこういう仕組みだからここが長所・短所、この分野を頑張ればいい、といった仕組みが理解できて、論理的に仕事を円滑に進められるでしょう。ただ与えられた仕事を受動的にこなすだけでなく、論理的な思考のもと進められます。

理解力がつく

経営学部で多くのことを学ぶメリットは、2つ目に関しては、理解力がつくという点です。先述した通り経営学部で学ぶことは多岐にわたります。それにより知識の引き出しが増えると、日常生活でも応用がきくでしょう。公私ともに何かしらの問題が浮上しても、多くの情報の引き出しによって、解決する糸口・早期解決のための方法の手順がすぐに出てきます。

それ以前は問題に直面しても、何をどうしていいのか困惑するだけというパターンが多かったでしょうが、経営学という知識を身につければ、論理的に状況を分析することが可能です。

経営学を学べば、直接経営に関することだけでなく、仮説検証がすぐにできる理解力が身につきます。

早い段階で経営に関われる可能性が高い

経営学部で4年間経営学を学んだ場合、出身であれば、早い段階で経営の中枢で働ける可能性が高まります。さらに就活の際、学生のうちに経営に関する資格取得をしていれば、企業の採用担当者は即戦力になるという判断をして、経営企画などの配属候補を検討するかもしれません。

ただし、経営学部出身というだけで経営そのものにすぐに関われるわけでなく、就活の際、在学中にどのような経験をしたかという自己アピール・他の志望者との差別化も必要です。

 

経営学部で多い志望理由

経営学部を選んだ人は、以下のような理由が多く見られます。

  • 将来、起業するにあたって経営について勉強したい
  • 起業・社会についての構造を知っていたい
  • 消費者の心理などについて知っていれば、将来どんな職についても役にたつと思った
  • 実家の店を継ぐため、経営について知っておきたい
  • 特に希望の職業はないが将来の選択肢を増やせると思った

経営学部に進む人は、将来起業を考えている人が少なくありません。どのような製品・サービスを扱うかはまだ確定していないながらも、起業するにあたっても仕組み・注意点をあらかじめ勉強しておけば、スムーズな起業が実施できるでしょう。

また、企業やそれに関わる人材・社会全体の構造について勉強したいという人もいます。そのような構造を知っていれば、会社員の末端からキャリアをスタートさせても、自分の立ち位置や周囲の構造を理解できて、円滑な仕事が行えるでしょう。

また、将来の夢は決まっていないながらも、経営学の知識を得て人生の選択肢を増やしたいという人もいます。経営学は起業・社会の構造を分析するスキル・視点が身に付くため、それにより社会と自分との関わり方はどのような手段が適しているかという客観視が可能です。それにより在学中に自分の進路が固まってくる傾向があります。

また、経営学で身につけた知識はあらゆる分野で応用が効くため、人生の選択肢は増えていくでしょう。

 

大学入試のための「志望理由書」って何?

大学入試の際、入試方法の種類によっては、志望理由書を提出する必要があります。志望理由書とは、学校推薦型選抜。総合型選抜の入試方法を選んだ際、提出しなくてはいけない書類のことです。

大学および学部に対して、なぜ選んだのか・どのような意欲・関心があるのかを提示する意味合いがあります。学校側が用意する推薦書などと違い、生徒自身が作成するのも特徴です。

大学への興味・学部への意欲、高校生活で得たもの・取り組んだことなどを、400〜800文字でまとめる必要があります。

志望理由書の作成前に押さえておくべきポイント

志望理由書は少なくて400文字程度で仕上げても問題ないですが、大事なのは文字数ではなく中身です。中身が内容のないもの・経営学と関係ないものではいくら長文でも意味がありません。

そのため勢いだけで書かずに、書く前に作成のための大事なポイントを押さえておく必要があります。では、志望理由書を作成するにあたっての大事なポイントとは何か、次より紹介しましょう。

無理に背伸びをしない

難しい言い回しを多用して、無理に背伸びをした文章作成は避けましょう。大学は、言うまでもなく高校よりは何ランクも上の専門的な学問を学ぶ場所です。そのため、入試で提出する書類も大学のレベルに合わせようとして、小難しい言い回し・普段使用しない二字熟語を多用して作成してしまう傾向があります。

また、人によっては、経営学部・経済学部で学ぶことを混同してしまい、その結果、ただの読みにくい難解な文章となる可能性もあるでしょう。

志望動機は、無理に背伸びをしないで、あくまで等身大の現役高校生の意見を書くように心がけましょう。かといって、稚拙な文章では、これも読みにくくなります。簡潔でわかりやすい文章と稚拙な文章は違います。一文(書き出しから句点まで)100文字以内におさめて読みやすい文章を書くことが、志望理由書の作成において大事なことです。

自分の経験をもとにする

先述した通り、無理に難しい話題を扱って「〇〇論」などを書くと、かえって説得力のない薄い内容になってしまいます。志望理由書の内容に説得力を持たせるためには、自身の経験をもとに作成するといいでしょう。

高校生の体験で大きいのが、アルバイトです。初めてアルバイトで働いて労働によって収入を得たこと、アルバイトによって自分のどのような働きが労働とみなされるのか、それによってどのような利益があるのかなどの感想を書くといいでしょう。

また、アルバイトで接したお客さん(顧客)の様子の感想も必要です。自分の労働によりお客さんがどんなリアクションをしてくれたか、喜んでくれたなどの初めての経験を書くことが大事です。

先輩・年配の人の意見を聞く

自分の経験だけでなく、周囲の人からの影響をアピールするのもいいでしょう。そのようなアピールをするための材料を得るためには、周囲の人から話を聞き出すことです。

周囲には人生の先輩である両親・学校の先生・親戚や知り合いの大人がいます。そのような人たちから仕事に関する思いや苦労点・嬉しいことを聞き出すことによって、志望理由書を作成するための材料は増えるでしょう。

自営でお店をやっている人、フリーランスで働いている個人事業主の人に話を聞けば、経営的なことも聞き出せます。労働者としてどのように社会と関わっているか、消費者・仕事案件の発注者との関わり合いをしている実践者の意見は、自分では体験していない貴重な意見となり、志望理由書に説得力をもたらしてくれるでしょう。

 

日本経済大学・経営学部の特徴

大学の経営学部を目指す場合、実際の大学の経営学部の詳細を知ることも大事です。詳細をしっかりと把握しないでおくと、入学した後に自分の学習したいこととズレが生じる恐れがあります。

では、実際の大学の経営学部では、どのような学習プランが用意されているのでしょうか。日本経済大学の経営学部を例に学部の詳細を紹介しましょう。

 

豊富で個性豊かな学科

日本経済大学・経営学部は、豊富な学科が用意されていることが特徴です。以下より各学科を紹介しましょう。・グローバルビジネス学科
普段から英語を使用することによってハイレベルな英語力が身につく学科です。必須科目の留学も経験して現地での雰囲気も味わます。コースは「グローバルビジネスコース」「エアラインビジネスコース」の2種類です。

・芸創プロデュース学科
エンターテインメント業界での就職を希望する人に向けた学科です。エンターテインメント業界でのスキル・経営学を学べます。コースは「芸能マネジメントコース」「ファッションビジネスコース」の2つです。

・経営学科
合理的な経営に関する知識・技能を身につける学科です。「総合経営コース」「アトツギ・起業家コース」「デジタル・ビジネスデザインコース」「eスポーツ・アニメ産業コース」「飲食ビジネスコース」「SDGs・環境ビジネスコース」といった多様なコースが用意されています。

在学中に多様な資格取得が可能

日本経済大学は、多種多様な資格を在学中に取得できることも特徴です。取得可能な資格の種類は、国家資格・公的資格・民間資格と豊富で、その数は120以上にものぼります。資格取得に適用される奨励金給付制度も用意されているので、安心です。就職の際に強いアピールポイントとなるでしょう。

資格取得試験は、簡単なものもありますが、中には相当な学習時間を費やす必要のある試験もあります。そのような資格勉強は、独学では難しいといえるでしょう。

日本経済大学では、資格取得を達成するための独自の資格取得講座・各種講義を行っています。わかりやすく効率的な勉強が進められるため、資格取得を目指す人の強い味方となってくれるでしょう。

 

まとめ

大学の受験は、志望動機もしっかりと固めないといけません。自分が将来どのような道に進みたいか、そのためには何が必要かを明確していけば、自然と目標となる志望大学および学部が見えています。

志望学部が決まったら、周囲の人の意見を聞くのもおすすめです。自分より人生経験が豊富な両親・学校の先生・すでに社会人をしている先輩などに話を聞けば、自分では経験したことのない世界を知ることができます。大いに参考にしましょう。

また、経営に関する書籍を読むこともおすすめです。著者が生涯を費やして見つけた成功哲学が1冊の本に凝縮されており、著者の長年の体験を読書時間数十分〜数時間で擬似体験できます。自分の将来がわからない場合は、あらゆることに目や耳を傾けることも大事です。

 

 

「日本経済大学」では、留学生の就職活動の支援を目的とした、留学生対象の専門ゼミを開講しています。そこでは、BJTビジネス日本語能力テストの受験を推奨し、学習も行っています。

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都築学園グループは、「個性の伸展による人生練磨」を建学の精神とし1956年に設立。2018年に開学50周年を迎えた日本経済大学は経済・経営の実学に特化した2学部6学科17の専門コースを持つ日本有数の留学生を抱える国際色豊かな大学です。

2023年1月30日
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経済・経営

経営学部に向いている人とは?経済学部への進学を検討中の方へ

by info@remi.website 2023年1月24日
経営学部への進学を検討しているけれど、自分に向いているのかよくわからないですか?

経営学部に興味をもったり、周りにお勧めされて考え中の方はぜひ検討材料として読み進めてください。

経営学は、オフィス環境で、またはビジネスを運営するために働いているときに生産性を高めるのに役立つ一般的な研究分野です。

あなたが、様々な事を勉強したり、新しいスキルを身につけたり、創造性を発揮したりするのが好きなら、経営学部に向いているかもしれません。

この記事では、経営学部に向いている人について解説します。これから経営学を学ぶことを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

経営学部に向いている人について語る前に、まずは経営学とはどんな学問で、経営学部ではどのような事を学ぶのかを見ていきましょう。

1.経営学とは?

経営学とは、企業、組織などの人々が集まって一緒に仕事をすることについて学ぶ学問です。

過去の様々な事例をもとに、良い企業やとは何か、共通することは何かを考え、人々の生活をより豊かにすることを目指すための学習です。日常生活に密接した企業や組織の経済活動の原理、構造、運営方法などを分析し、企業や組織がどのように運営されているかを研究します。

経営を左右する「人・物・金・情報」を中心に、企業経営に関するさまざまな事柄を学びます。たとえば、民間企業では、経営者は可能な限りコストを削減して利益を増やしながら売上を増やすことを目指します。経営学は、これを実現するための生産工程、作業環境、情報戦略、資材管理などを研究し、企業活動全体の効率化と円滑化を図る学問です。

2.経営学部では何を学ぶのか?

①企業で働くためのスキルを学ぶ

経営学を学ぶということは、オフィスやビジネス環境で働くためのスキルを学ぶことです。

経営学部で学ぶ内容に共通する要素の1つは、オフィスやビジネス環境で生産性を高めるためのスキルを身に着けることです。会議のスケジュールを立てる方法から。組織変革を主導する方法のようなことまで、社員がいる企業における様々な業務に役立つスキルを習得できます。

経営学部で学ぶスキルは、多くの企業で簡単に応用がききます。これが、経営学が一般的な教科課程と見なされ、多くのキャリアパスに関連している理由でしょう。経営学部では、専門的な1つの事を訓練されるわけではありません。代わりに、ほとんどの企業にとって価値のある一連のスキルを成長させることが可能です。

②技術的要素と人的要素の両方を学ぶ

また、経営学とはオフィスに関連する仕事を実行するための勉強だけでなく、システムと人の管理を学ぶことです。営業管理者は、出納帳をつけたり、商品やサービスを購入したりする責任を負う人もいますが、給与や人的資源を管理したり、チームのコミュニケーション戦略を開発したりする役割の人もいます。

経営学の学位は、技術研修からソフトスキルや人材管理の教育まで、広範囲に渡ります。これは、企業が効率的に運営されるためには、業務を行う人だけでなく、運用システムも管理する人が必要であることを反映しています。

経営学は技術的要素と人的要素の両方で構成されていることを理解することは、経営学部を選択する際に重要です。経営学部には、さまざまな種類のコースがあります。

どのようなコースが自分とって最も有利であるかについて、明確にする必要があります。経営学部に進学するならテクニカルスキル、ソフトスキル、またはその両方のどれを学びたいですか?

③経営学部で学ぶ一般的な内容

経営学と見なすことができる活動の範囲が非常に広いため、勉強する可能性のある内容はほぼ無限です。習得できるスキルの種類を理解するために、経営学部でどんなことを学ぶのか例を見てみましょう。

・簡単な資料作成
・集計表の設計と作成
・スケジュールの作成
・顧客へのサービスの提供と監視
・財務記録を維持する
・オンライン上で商品やサービスを購入
・顧客の苦情処理”
・ビジネステクノロジーの活用
・買掛金と売掛金の処理
・企業情報の整理
・メモから文章を作成
・個人の仕事の優先順位と能力開発を整理する

3.経営学部に向いている人の特徴

経営学部で学ぶことが分かりましたら、経済学部に向いている人の特徴を見ていきましょう。

①組織の成り立ちに興味がある人

ビジネスはお金を稼ぐことが目的というイメージがあるかもしれませんが、多くの組織の経営者達はビジネスを社会貢献の手段と考えています。社会貢献のためにボランティア活動を長く続けることは難しいですが、収益化できれば継続・拡大できると考えています。

経営学部は、企業、NPO、自治体などの違いや、個人ではなく組織が経済活動を行う理由のような、組織というものに興味がある人に向いています。

②社会学や心理学に興味がある人

企業はヒト、モノ、金、情報、時間などの資源で成り立っていますが、その中でもヒトの役割や活動体制を考えることは大変重要です。

また、経営理念や考え方をどのように伝えるかは、従業員だけでなく、株主や取引先、地域社会の意思決定の指針にもなるため、重要な研究課題です。

さまざまな利害関係者の心理に興味がある人は、経営学部で学ぶのに向いているでしょう。

③会社経営や起業に興味がある人

会社経営や起業をするには、経済の仕組みや市場動向を読み解く力を持つ必要があります。世の中の動向を把握し、自分の考えや目標を達成したい人は経営学部で学ぶことに向いています。

④親が経営者の人

子供の頃から経営者の親を見て育ってきた人は、知らず知らずのうちに事業を営む楽しさや怖さを知っている可能性が高いです。親の会社を継ぐならば、経営学を学ぶことは必ず役に経ちます。

親の会社を継がない場合でも、もともとの環境から経営に興味のある人が多いと思うので、経営学を楽しんで勉強するのではないでしょういか。経営学部での学びは実践的な学びに近いので、社会人になったら仕事でもプライベートでも活かせるでしょう。

⑤幅広く専門的に学ぶ選択肢を持ちたい人

経営学部は幅広い分野を学ぶことができるので、向き・不向きが少ない学部です。大学卒業後に何になりたいかまったく分からない方にも向いています。

経営学部の卒業生は幅広い業種・業界に就職することが可能です。とは言っても、せめて自分が興味のある講義や、研究してみたいことこがあるかどうかは調べてから出願してください。

⑥暗記勉強より論文やディスカッションが好きな人

経済学部の勉強は、高校までしてきた暗記中心ではなく、原因や理由などを考える内容が多いです。厳密な答えがないので、暗記が苦手だけれども、納得いくまで考えたがるタイプで、自分で正解を探すのが好きな人に向いています。

また、組織を率いる立場になりたい人や、周りの人と良い関係を築きたい人など、社会と向き合いたい人は、経営学部での学ぶことを楽しむタイプです。

ただし、資格修得などでは苦手な暗記を克服する必要性が出てきますが。

⑦数学が苦手な人

就職などの将来性を考えて大学でビジネスや経済などについて学びたいけれど、数学がかなり苦手な人なら経営学部がお勧めです。経済学は、微分積分、線形代数、統計学、マクロ経済学など数学を多く使う学問ですので数学が不得意な人には向いていません。

経営学部で全く数学を必要としないというわけではありませんが、分野が幅広いため、なるべく数学が必要な授業を避けて選択することが可能な大学が多くあります。

⑧勉強以外にも熱中できることを見つけたい人

アルバイトやインターン、部活、音楽活動、演劇、SNS、趣味など、大学での勉強以外に何か打ち込めることを見つけたい人には経営学部が向いているかもしれません。もちろん大学にもよりますが、他の学部に比べて比較的自由度が高いイメージです。

そのかわり、自己管理ができないと、きっちり単位が取れず留年しやすい学部とも言えます。そのため、自由度が高いと言っても、何もやりたいことが見つからず、ただダラダラと4年間を無駄にしてしまうタイプの人には向いていません。

自分が情熱を傾けられる何かを見つけたいけれど、最終的に就職の可能性を残すことも考慮したいなら、経営学部に向いているかもしれません。

おわりに

経営学部についてと、経済学部に向いている人の特徴を解説させていただきました。

基本的に経営学部は、組織を中心とした経営の仕組みを学び、ビジネスリーダーとなりえる人材を養成する学部です。そのため、ビジネスや社会に関心のある方、企業に就職したい方、将来的に企業したい方、親が経営者である方に向いていると考えられます。

日本経済大学の経営学部について

資格取得やインターンシップといったキャリアサポートが充実している、日本経済大学(https://www.jue.ac.jp/)の福岡校・渋谷校・神戸校にも経営学部があります

日本経済大学の経営学部には、「経営学科」の他に「グローバルビジネス学科」「芸創プロデュース学科」3つの学科があり、10のユニークなコースが用意されています。

日本経済大学・経営学科

意思決定できる合理的経営を学び、ビジネスチャンスを活かせる知識・技能を身につけます。経営学を習得しながら、様々な分野で活躍できる人材を育成します。

・総合経営コース
・アトツギ・起業家コース
・デジタル・ビジネスデザインコース
・eスポーツ・アニメ産業コース
・飲食ビジネスコース
・SDGs・環境ビジネスコース

日本経済大学・グローバルビジネス学科

ほとんどの授業が英語で行われることで高度な英語コミュニケーション能力が身につき、グローバルに活躍できるビジネススキルも養われます。入学後すぐに留学を経験し(必須)、英語力を高めていきます。

・芸能マネジメントコース
・ファッションビジネスコース

日本経済大学・芸創プロデュース学科

多様化・グローバル化するエンターテインメントビジネスの世界で活かせるプロデュース力を身につけます。経営学を習得しながら、ビジネスやファッション、音楽・映像業界で活躍できる人材を育成します。

・グローバルビジネスコース
・エアラインビジネスコース

多くの大学が3年次から就活支援を開始する中、日本経済大学(https://www.jue.ac.jp/)では1年次からキャリアデザインを形成し、就職活動を見据えた支援をしています。1年次から将来のビジョンを持ち、専門分野を学べるのが日本経済大学の特徴です。

是非参考にしてみてください。

 

2023年1月24日
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経済・経営資格

大学における商学部と経営学部の違いをわかりやすく紹介

by info@remi.website 2023年1月9日
商学部と経営学部の違いってなんだろう?

大学で何を学びたいかよりも、大学を卒業したら、ある程度安定した企業に就職したいと考えている人は、商学部や経営学部への進学を考慮し始めているかもしれません。

しかし、非常に多くの人が、商学と経営学に差はないと思っていて、違いを理解できていません。実際、商学部と経営学部は似ていますし、同じ括りにしている大学もあります。しかし、実際は商学と経営学には異なる点があるのです。

この記事では、大学における商学部と経営学部で「学ぶこと」「メリット」「就職先」「取得を目指せる資格・スキル」の違いを徹底的に解説していきます。

1.商学部と経営学部で学ぶことの違いは?

①商学部で学ぶこと

商学とは「商い」、つまり商売に関する学問のことで、モノの売り買いによって生じる売上や利益など、商業全般やお金の流れについて学びます。

商学とは、物を売買することで生じる売上や利益など、商売全般やお金の流れを学ぶことです。

商売と聞くと小売店をイメージしてしまうかもしれませんが、商売をするというのは個人店でも企業でも同じです。金融業や貿易など形態は異なっても、提供する商品やサービスがあり、それを欲する消費者がいれば商売と言えます。「商売=ビジネス」ということです。

経営学の理論や分析手法に加え、「経営」というものを解明するために、経済学や心理学、社会学など他分野の理論や分析手法を参考にし、それらを巧みに組み合わせながら研究を進めるのが特徴です。さまざまな学問分野を浅く広く勉強できる学問とも言えます。

商学部では、基礎科目として「マクロ経済学」「ミクロ経済学」「統計学」のような経済学や、「経営論」「組織経営論」「マーケティング」「ファイナンス」のような経営学を学びます。2年次以降になると、商学をより専門的に学べるコースに分かれることが多く、マーケティング、会計、マネジメントなどの分野ごとにビジネスの世界をさまざまな角度から総合的に学びます。

また、税理士や公認会計士の資格取得を目指す学生向けの講座がある大学や、習得した知識を実践するため、実際に企業と連携して商品企画を行う「演習」を採用している大学が多くあります。

商学部は、広く浅く学ぶことも、専門性を追求することもできる選択肢の幅が広い学部と言えるでしょう。商学部は、経営学部と比べると企業に入るための仕事の訓練の場とも言えるかもしれません。

②経営学部で学ぶこと

経営学とは、企業や会社、組織運営に関わるすべてのことを多角的に見て、「より良くするために何ができるか」を考える学問です。

異なる考えを持つ個々によって形成された組織で発生するあらゆる種類の現象を研究します。経営学は単一の分野に分類することはできず、経済学、心理学、法律、社会学など、さまざまな学問的側面を網羅しています。

また、経営学部では、事業の継続性(長期的・恒久的な視点からの経営・事業)を確保するための戦略を学びます。持続可能な企業や組織を目指し、存続させる方法を知るための学問です。

企業や組織の経営について、財務、会計、マーケティングなどを様々な視点から学びます。また、経営に伴う経済知識や法制度の理解も必要です。

経営学部では「経営論」や「組織経営論」に加え、「マーケティング」「ファイナンス」「人材マネジメント」などを学び、個々の組織における問題解決力を養います。企業や会社を経営する方法について詳しく学びたいなら、経営学部が最適です。その他にも「経営哲学」「経営史」「経営文化」「SDGs」などとにかく沢山あります。

つまり経営学部とは、さまざまな切り口から経営を学ぶ学部であり、会社を経営していくために未来を予見する力と、現代社会のルールを理解する力を身につけることができます。

2.商学部と経営学部で学ぶメリットの違いは?

商学部と経営学部では学修科目が異なるため、得られるメリットにも違いがあります。メリットの違いも理解して、学部選択に役立てましょう。

①商学部で学ぶメリット

商学部はビジネス全般を研究対象としているため、研究領域が広く、学生は自分の興味に基づいて研究内容を選択することができます。

また、ニュースなどで取り上げられる話題が授業内容に出てくる機会が多いため、面白い講義が多いです。

商学部にはビジネスに強い関心を持っている人も多いため、将来ビジネスリーダーを目指す人や、起業を目指す人から刺激を受けることができますし、将来的なつながりも築くことができます。

商学部に進学すると、他の学部と比べて、早い段階で企業での働き方や、社会人としての知識が身に付きます。

②経営学部で学ぶメリット

経営学部では、経営管理、労務管理、生産管理など、企業経営全般に関する知識を身につけることができます。理論だけでなく、実際の企業活動やそれが市場に与える影響について、さまざまなケーススタディを通じて実践的な内容を学ぶことができます。経営に関する知識や情報が多いということは、就職活動の際に非常に役立ちます。

また、NPOや自治体など公益性の高い団体でも経営学部で培った組織問題解決力は役に立ちます。自分で事業計画を作成し、新しい会社を立ち上げる、つまり起業するという道も考えられます。

3.商学部と経営学部の就職先の違いは?

商学部か経営学部のどちらを選ぶか決める際に気になるのは、卒業後の就職先も大きいですよね?どのような企業や会社、組織に就職するのでしょうか。

結論から言うと、商学部と経営学部の就職先の違いは、ほぼありません。

商学部と経営学部の卒業生はどちらとも、大学で得たスキルが幅広く応用できるため、さまざまな業種から大きな需要があります。

どちらの学部からも、総合商社、金融機関、メーカーのような人気業種に就職する人が比較的多いです。さらには、国税庁、中央官庁、都道府県庁、市役所などの行政で公務員として活躍している人も多くいます。

また専門職に就くなら、エコノミスト、データアナリスト、会計士、ファイナンシャルプランナー、ファイナンシャルコンサルタントなどがあります。

商学部と経営学部出身の平均年収は、500万円~650万円ほどと言われています。

例えば、地方銀行で就職する場合、初任給の年収300万は、平均600万くらいが多いようです。

卒業した大学、地域、仕事内容、雇用形態によってさまざまではありますが、安定した収入が期待できる職種と言えます。

また、大手求人サイトの求人募集を見ると、正社員採用のエコノミストの年収は450万円~1,500万円ほどで、契約社員であっても400万円~700万円ほど稼げるようです。

エコノミストの年収・給料は、地域、仕事内容、雇用形態によってさまざまではありますが、責任感が伴う重要な業務のため、雇用形態が契約社員であっても、ある程度の高収入が期待できる職種と言えます。

4.商学部と経営学部で目指せる資格とスキルの違いは?

就職に結びつく資格やスキルも重要な要素です。商学部と経営学部で、目指せる資格やスキルにはどんな違いがあるのでしょうか?

実は、資格やスキルも商学部と経営学部では大差ありません。しかし、目的によって少し違うので一応確認してみましょう。

①商学部で得られる資格とスキルは?

商学部で学んだことに関連する資格を取得すれば、商学部で学んだことを仕事に活かすことができます。

商学部で取得しておくと大変有利な資格は、「公認会計士」「税理士」です。また、会計学科などを専攻する場合、大学、学科、コース等によっては、「簿記」に合格することを単位取得の条件にしている所もあります。簿記の知識は、会計事務所、企業の経理部門などだけでなく、起業する際にも必要となりますので、在学中に3~2級を取得すると就職活動で有利になるでしょう。

他にも「中小企業診断士」「ファイナンシャルプランナー」「社会保険労務士」「通関士」「証券アナリスト」などがあります。

また、教職課程では、中学校の社会科、高校の公民、商業科の教員免許取得を目指すことも可能です。

②経営学部で得られる資格とスキルは?

経営学部で取得しておくと有利な資格としては、お金に関する専門家であることを証明する「ファイナンシャルプランナー」、お金の出入りや取引を記録するための「簿記」、小売業に関する知識を学ぶ「販売士」などがあります。

また、「上級ビジネス実務士」「上級情報処理士」などは、大学で単位を修得すれば授与される資格です。

効率的に作業し、ビジネスの生産性を向上させるために、経営学は幅広いスキルを必要とします。経営学のプログラムでは、現代のビジネスを形成する歴史的、政治的、文化的、倫理的、および制度的要因に重点をおいて、経営について学びます。また、情報技術、計算能力、および研究における貴重なスキルを習得し、経営陣の理論、研究、および実践を評価するスキルを開発します。

おわりに

商学部と経営学部の違いは理解できましたでしょうか?

「商学」とは、企業の具体的な活動や、企業と消費者との関係に着目した学問であり、「経営学」は、企業経営の視点から企業管理などの経営理論を学ぶ学問です。

商学部または経営学部のどちらも就職に対する有利さはさほど違いはありません。どちらの学位も常に大きな需要があり、将来性があります。

大学で学びたいこと、将来就きたい業種や企業を考えて、じっくり検討してみてください。

日本経済大学・経営学部について

日本経済大学の経営学部は福岡校・渋谷校にあります。

日本経済大学の経営学部は以下の3つの学科に分かれています。

・経営学科
・グローバルビジネス学科
・芸創プロデュース学科

多くの大学が3年次から就活支援を開始する中、日本経済大学では1年次からキャリアデザインを形成し、就職活動を見据えた支援をしています。1年次から将来のビジョンを持ち、専門分野を学べるのが日本経済大学の特徴です。

是非、参考にしてみてください。

2023年1月9日
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経済・経営

大学における経済学部と経営学部の違いをわかりやすく紹介

by info@remi.website 2023年1月8日
経済学部と経営学部って何がどう違うのだろう?

そんなことも知らないなんて恥ずかしくて人に聞けないと思ってネットで検索されたところでしょうか?心配しないでください。非常に沢山の方が経済学部と経営学部の違いを理解していません。

大学に進学したいけど、何を勉強したいか、将来何になりたいかまだ決まっていない方は、経済学部か経営学部を選択する可能性が高いと思います。

この記事では、大学における経済学部と経営学部で「学ぶこと」「メリット」「就職先」「取得を目指せる資格・スキル」の違いを徹底的に解説していきます。

1.経済学部と経営学部で学ぶことの違いは?

①経済学部で学ぶこと

「経済学部」とは、その名の通り経済学を学ぶ学部です。とはいえ、それでは抽象的すぎて分からないと思います。では、経済学とは何なのでしょうか?

衣食住など人間の生活に必要なものを労働によって生産し、その労働生産物を自分たちで消費したり、他者が生産した労働生産物を交換して消費したりすることを経済活動と言います。

簡単に言うと、衣服を購入したり、食事をするために食材を購入したり、家を購入または借りたり、趣味にお金をかけるなど、人は様々な事にお金を消費しています。それが経済活動です。つまり、80億人を突破した世界の総人口が経済活動を行なっているのです。

経済学を学ぶことで、将来のお金の動きを分析し、経済の動向を予測し、どのような対策が必要かを考えることができます。このように、経済活動における歴史やお金の流れなどを学ぶのが経済学部です。

経済学は大きく分けて、「ミクロ経済学」と「マクロ経済学」の2種類があります。

ミクロ経済学は、消費者と生産者の最適な消費行動と生産行動の研究です。つまり、消費者が何をどれだけ購入し、生産者が何をどれだけ生産すべきかを分析します。

マクロ経済学は、「財市場」「労働市場」「GDP」のような、経済活動よりも大きな動きをとらえて研究する学問です。国家レベルの景気と経済成長の研究です。

その他に学ぶことには、計量経済学、応用経済学、マルクス経済学金融論、経済政策、財政学、労働経済学、経済史、経済数学などがあります。

つまり経済学部は、経済活動を多角的に学べる学部なのです。

経済学部は文系の学部ですが、数式やグラフを使って分析しています。 微積分や線形代数履修するため、高校で習うレベルの数学はできなければなりません。文系だけれども数学もある程度できる人は経済学部向きです。

②経営学部で学ぶこと

経営学とは、企業や会社、組織運営に関わるすべてのことを多角的に見て、「より良くするために何ができるか」を考える学問です。

異なる考えを持つ個々によって形成された組織で発生するあらゆる種類の現象を研究します。経営学は単一の分野に分類することはできず、経済学、心理学、法律、社会学など、さまざまな学問的側面を網羅しています。

また、経営学部では、事業の継続性(長期的・恒久的な視点からの経営・事業)を確保するための戦略を学びます。持続可能な企業や組織を目指し、存続させる方法を知るための学問です。

企業や組織の経営について、財務、会計、マーケティングなどを様々な視点から学びます。また、経営に伴う経済知識や法制度の理解も必要です。

経営学部では「経営論」や「組織経営論」に加え、「マーケティング」「ファイナンス」「人材マネジメント」などを学び、個々の組織における問題解決力を養います。企業や会社を経営する方法について詳しく学びたいなら、経営学部が最適です。その他にも「経営哲学」「経営史」「経営文化」「SDGs」などとにかく沢山あります。

つまり経営学部とは、さまざまな切り口から経営を学ぶ学部であり、会社を経営していくために未来を予見する力と、現代社会のルールを理解する力を身につけることができます。

2.経済学部と経営学部で学ぶメリットの違いは?

経済学部と経営学部では学修科目が異なるため、得られるメリットにも違いがあります。メリットの違いも理解して、学部選択に役立てましょう。

①経済学部で学ぶメリット

経済学部では、経済の仕組みを理論から学ぶため、経済活動に関する総合的な専門知識を身につけることができます。それにより、経済ニュースの内容やその重要性を論理的に理解し、自ら判断する力を養うことができます。

さらに、経済ニュースが読めるだけではなく、政府が発表するGDPや物価などの経済指標や市場の為替相場、株価動向をチェック、世界の経済動向を分析することができるようになり、自身の投資に役立てることさえもできます。

②経営学部で学ぶメリット

経営学部では、経営管理、労務管理、生産管理など、企業経営全般に関する知識を身につけることができます。理論だけでなく、実際の企業活動やそれが市場に与える影響について、さまざまなケーススタディを通じて実践的な内容を学ぶことができます。経営に関する知識や情報が多いということは、就職活動の際に非常に役立ちます。

また、NPOや自治体など公益性の高い団体でも経営学部で培った組織問題解決力は役に立ちます。自分で事業計画を作成し、新しい会社を立ち上げる、つまり起業するという道も考えられます。

3.経済学部と経営学部の就職先の違いは?

経済学部か経営学部のどちらを選ぶか決める際に気になるのは、卒業後の就職先も大きいですよね?どのような企業や会社、組織に就職するのでしょうか。

①経済学部を卒業後の就職先と給与は?

経済学部の卒業生は、学業中に獲得したスキルが幅広く応用できるため、さまざまな業種から大きな需要があります。また専門職に就くなら、エコノミスト、データアナリスト、会計士、ファイナンシャルプランナー、ファイナンシャルコンサルタントなどがあります。

経済学部出身の平均年収は、550万円~650万円と言われています。

大手求人サイトの求人募集を見ると、正社員採用のエコノミストの年収は450万円~1,500万円ほどで、契約社員であっても400万円~700万円ほど稼げるようです。

エコノミストの年収・給料は、地域、仕事内容、雇用形態によってさまざまではありますが、責任感が伴う重要な業務のため、雇用形態が契約社員であっても、ある程度の高収入が期待できる職種と言えます。

②経営学部を卒業後の就職先と給与は?

経営学部で学んだことは幅広い業界に共通して必要とされるので、企業からの期待も高く、就職先も多岐にわたるのが特徴です。経営学部の卒業生の主な就職先として挙げられるのは、銀行などの金融業界をはじめ、商社・メーカー、保険業界、コンサルティング業界などです。また、地方公務員や国家公務員の試験も経済についての専門知識が問われることが多いので、経営学部出身者には有利といわれています。

経営学部で学んだ知識を活かして資格を取得すれば、公認会計士や税理士などの専門職として働くことも夢ではありません。

経営学部出身の平均年収は、500万円~650万円と経済学部出身の平均年収とさほど変わりません。

例えば、地方銀行で就職する場合、初任給の年収300万は、平均600万くらいが多いようです。

経営学部出身の年収・給料は、卒業した大学、地域、仕事内容、雇用形態によってさまざまではありますが、安定した収入が期待できる職種と言えます。

4.経済学部と経営学部で目指せる資格とスキルの違いは?

就職に結びつく資格やスキルも重要な要素です。経済学部と経営学部で、目指せる資格やスキルにはどんな違いがあるのでしょうか?

①経済学部で得られる資格とスキルは?

経済学部で取得しておくと有利な資格としては、「経営学検定」をはじめ、お金の出入りや取引を記録するための「簿記」、個人のお金の悩みを解決するための「ファイナンシャルプランナー」デジタル化の進む近年注目を集めている「ITパスポート」などがあります。

経済学の学位を取得すると、労働市場でさまざまな仕事に応募する資格が得られます。しかし、一般的に優れたエコノミストになるには、経済学を学ぶことで得られる学問的知識と並行して、いくつかの重要なソフトスキルとハードスキルを自分自身で吸収して成長する必要があります。

優れたエコノミストは、研究と統計分析を計画、実施、解釈し、証拠に基づいた提案を問題に適用し、優れたコミュニケーションスキルを持ち、偏見がなく、自発的で、独自に考え、複雑な状況を理解することができます。ハードスキルに関しては、計算が得意で、社会科学の知識が必要です。

②経営学部で得られる資格とスキルは?

経営学部で取得しておくと有利な資格としては、お金に関する専門家であることを証明する「ファイナンシャルプランナー」、お金の出入りや取引を記録するための「簿記」、小売業に関する知識を学ぶ「販売士」などがあります。

また、「上級ビジネス実務士」「上級情報処理士」などは、大学で単位を修得すれば授与される資格です。

効率的に作業し、ビジネスの生産性を向上させるために、経営学は幅広いスキルを必要とします。経営学のプログラムでは、現代のビジネスを形成する歴史的、政治的、文化的、倫理的、および制度的要因に重点をおいて、経営について学びます。また、情報技術、計算能力、および研究における貴重なスキルを習得し、経営陣の理論、研究、および実践を評価するスキルを開発します。

おわりに

経営学部と経済学部の選択に迷っている場合は、ご自分の勉強したいことや、将来どんな仕事をしたいかを考えてみてください。

経済全体を動かしているものを理解したいなら、経済学部がお勧めです。特定の会社で働くことに興味がある場合は、経営学部の方が良いかもしれません。

経済学または経営学のどちらの学位も就職に対する有利さはさほど違いはありません。どちらも常に大きな需要があるため、どちらの学位も将来性があります。

経営学部と経済学部のどちらを選ぶか明確なアイデアが得られましたでしょうか?

日本経済大学・経済学部/経営学部について

日本経済大学の福岡校・渋谷校・神戸校には、経済学部と経営学部2つの学部があります。

日本経済大学の経済学部は以下の3つの学科に分かれています。

①経済学部
・経済学科
・商学科
・健康スポーツ経営学科

そして、日本経済大学の経営学部は以下の3つの学科に分かれています。

②経営学部
・経営学科
・グローバルビジネス学科
・芸創プロデュース学科

多くの大学が3年次から就活支援を開始する中、日本経済大学では1年次からキャリアデザインを形成し、就職活動を見据えた支援をしています。1年次から将来のビジョンを持ち、専門分野を学べるのが日本経済大学の特徴です。

是非、参考にしてみてください。

2023年1月8日
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ビジネス経済・経営資格

経営学を学ぶことの楽しさって何?

by info@remi.website 2023年1月6日
あなたが、勉強をしたり、新しいスキルを身につけたり、創造性を発揮したりするのが好きなら、経営学はぴったりの学位です!

この記事では、経営学を学ぶことで身に着く能力と、それゆえの楽しさを解説します。経営学は学べることが幅広くあります。これから経営学を学ぶことを検討している方は、ぜひ読み進めてください。

1.経営学とは?

経営学とは、企業、組織などの人々が集まって一緒に仕事をすることについて学ぶ学問です。

過去の様々な事例をもとに、良い企業やとは何かや、共通することは何かを考え、人々の生活をより豊かにすることを目指すための学習です。日常生活に密接した企業や組織の経済活動の原理、構造、運営方法などを分析し、企業や組織がどのように運営されているかを研究します。

経営を左右する「人・物・金・情報」を中心に、企業経営に関するさまざまな事柄を学びます。たとえば、民間企業では、経営者は可能な限りコストを削減して利益を増やしながら売上を増やすことを目指します。経営学は、これを実現するための生産工程、作業環境、情報戦略、資材管理などを研究し、企業活動全体の効率化と円滑化を図る学問です。

経営学部では、例えば、経営戦略論や管理論、製品開発論、経営史、人材マネジメント、財務などを学ぶことで、個々の組織の問題を解決する力を養う方法も学びます。

会社の運営についてよく知りたければ、経営学を学ぶべきです。

また、経営学は経済学と密接な関係にあります。経営戦略や管理について学ぶ経営学をベースに、簿記やマーケティングなどの経理・商学科目が講義に含まれています。近年、グローバル化による変化に対応するため、IT(=情報技術)や企業経営を研究する学科も増えています。

近年、大学の経営学部では、企業経営論や戦略論を中心に独自の理論を展開し、実践的な問題を解決すると同時に、各境界で新たな経営学分野を創造しています。

2.経営学を学ぶ楽しさとは?

経営学とは何かがわかったところで、経営学を勉強する楽しさについて見ていきましょう。

①さらなる研究の機会が得られる

経営学を学ぶことは、個人の成長とキャリアへの第一歩となる可能性があります。経営学を学ぶ楽しさの最大の理由の1つは、さらなる学習の機会につながる可能性です。修士号や博士号から、様々な資格やコースまで、選択できる分野はたくさんあります。それらのいくつかを以下に示します。

・経営学修士号
・経営学博士号
・財務管理士
・中小企業診断士
・税理士
・公認会計士

②スキルや知識を実践でも磨くことができる

経営学を学ぶことで得られる能力や知識は、本だけから得られるものではありません。理論を学ぶ際は、それを実践する方法も学びます。実践志向の研究を通じて、ビジネスの観点から現実世界の状況を考慮する方法を学びます。

さらに、戦略的ビジョンと計画立案能力を高めることができます。そのため、経営学の学位を取得した後に働き始めると、学んだことすべてを仕事に適用することができるのです。

③キャリアパスの機会がある

経営学を学ぶ楽しさのもう1つの理由は、幅広いキャリアパスの可能性があることです。経営学の学位は大きな柔軟性があり、財務、会計、管理、人事、マーケティングなど様々な業界に入る道となる可能性が大いにあります。また、経営学を教えることもできるようになるかもしれません。

これらすべての可能性と、ネットワークスキルの使用に学位や資格を組み合わせることで、さらなるキャリアアップにつながる可能性があります。

④リーダーシップ能力を身に着けることができる

競争の激しいビジネスの世界では、強力なリーダーが常に必要とされています。経営学を学ぶ際に習得するスキルの1つは、リーダーシップです。

他の人々に会社や組織の進歩に貢献するための動機を与えることは、成功に不可欠です。経営学の学位を取得すると、効果的にコミュニケーションを図り、さまざまなビジネス上の問題を分析して解決する際に批判的思考を適用したり、世界的金融問題を現代のビジネスに関連付けたりすることができるようになるのです。

⑤コミュニケーション能力が上がる

上記④に紹介したリーダーシップ能力は、コミュニケーション能力と同じです。あなたが優れたリーダーになれるということは、効果的なコミュニケーションを取れることの証明です。

経営学を学ぶことで身につくコミュニケーション能力には、積極的に傾聴すること、自己主張すること、異なる視点を考慮すること、ポジティブな言葉を使うことなどが含まれます。商品の紹介や商談など、コミュニケーションの取り方が理解できるようになります。さらに、社内の仲間や社員と効果的にコミュニケーションをとる方法が身に付きます。

口頭でのコミュニケーションだけでなく、書面でのコミュニケーションにも習熟します。とりわけ、メールや報告書を書く際の形式的な文体の作り方が簡単になります。

経営学の学習を通じて得られるコミュニケーション能力は、あなたのキャリアにとって非常に有益です。

⑥ネットワーキング能力が身に着く

経営管理を学ぶもう1つの楽しさは、ネットワーキング能力という追加のスキルセットが得られるという利点です。ビジネスにおけるネットワーキングとは、人脈を表し、相互に利益をもたらすことを意味します。

経営学を学ぶことで、ネットワーキングの種類、使い方、恩恵を受ける方法に慣れることができます。そのため、講義、会議、セミナーなどに参加した際に、どのように行動すればよいかがわかります。さまざまなネットワーキング戦略を計画して実装することで、ビジネスを大きな成功へと導くことができるのです。

⑦チームワークを学ぶことができる

企業では、相互の目標や目的を達成するために他の人々と協力する必要があります。これをチームワークと呼びます。経営学の学位を取得すると、さまざまなチームメンバーの責任と役割に関する知識が得られます。管理チームがビジネス環境でどのように機能するかを学び、成功するチームの資質を認識します。

さらに、ビジネス環境でのさまざまなチームプロジェクトに必要な管理上の割り当てを計画することができます。加えて、チーム内で他の人と協力することができます。チームワークを理解することは、経営学を学ぶ楽しさの1つです。

⑧様々なキャリアを選べる能力が得られる

経営学を学ぶことで、さまざまなキャリアを選択できます。これが、経営学を学ぶ楽しさの最大の理由の1つです。経営学では、すべてのビジネスの基礎を学び、管理、財務、人事、マーケティング、販売、顧客窓口など、様々な分野での仕事に就くことができます。

これは、人生の選択肢の幅が広がるということですし、就職にとどまらず、社会に出てからの重要なことが多く身に着く勉強ができるということなのです。

修士号または博士号を取得すれば、雇用適性をさらに高めることができます。または、自分のビジネスを開始する希望を持つことも楽しみの一つになるでしょう。

⑨自分のビジネスを開始するための能力が得られる

複数の仕事から選択する機会を提供することに加えて、経営管理を学ぶことで、自分のビジネスを開始するための知識とスキルを身に付けることができます。

批判的思考、意思決定、効果的なコミュニケーション、潜在的なビジネスチャンスの特定、財務、管理、マーケティングに関する知識などのスキルを持つことは、ビジネスを開始するのに役立ちます。

⑩創造性が豊かになる

最後になりましたが、創造性です。今日のビジネスの世界では、クリエイティブであることは、社会人が持つことができる最も成功した特性の1つです。経営学を学ぶことで、職場で創造性を発揮するチャンスが得られます。さらに、ビジネスにおける起業家精神の研究により、新しいビジネスを計画、設計、作成することもできます。

おわりに

経営学を学ぶことは、自分のキャリアにとって多くの利点があります。名前が先行して、実際にどんなことを学ぶかあまり知られていない経営学ですが、実は学ぶことは幅広く、将来に想像を巡らせることのできる楽しい講義が沢山あります。

今の所、将来の目標が決まっていない方は、あまり焦らずに、経営学部に進む道も考えてみると良いかもしれません。成功するために必要な能力を身に付け、幅広いビジネスの可能性を活用することができますよ。

日本経済大学の経営学部について

資格取得やインターンシップといったキャリアサポートが充実している、日本経済大学(https://www.jue.ac.jp/)の福岡校・渋谷校・神戸校にも経営学部があります

日本経済大学の経営学部には、「経営学科」の他に「グローバルビジネス学科」「芸創プロデュース学科」3つの学科があり、10のユニークなコースが用意されています。

日本経済大学・経営学科

意思決定できる合理的経営を学び、ビジネスチャンスを活かせる知識・技能を身につけます。経営学を習得しながら、様々な分野で活躍できる人材を育成します。

・総合経営コース
・アトツギ・起業家コース
・デジタル・ビジネスデザインコース
・eスポーツ・アニメ産業コース
・飲食ビジネスコース
・SDGs・環境ビジネスコース

日本経済大学・グローバルビジネス学科

ほとんどの授業が英語で行われることで高度な英語コミュニケーション能力が身につき、グローバルに活躍できるビジネススキルも養われます。入学後すぐに留学を経験し(必須)、英語力を高めていきます。

・芸能マネジメントコース
・ファッションビジネスコース

日本経済大学・芸創プロデュース学科

多様化・グローバル化するエンターテインメントビジネスの世界で活かせるプロデュース力を身につけます。経営学を習得しながら、ビジネスやファッション、音楽・映像業界で活躍できる人材を育成します。

・グローバルビジネスコース
・エアラインビジネスコース

多くの大学が3年次から就活支援を開始する中、日本経済大学(https://www.jue.ac.jp/)では1年次からキャリアデザインを形成し、就職活動を見据えた支援をしています。1年次から将来のビジョンを持ち、専門分野を学べるのが日本経済大学の特徴です。

是非参考にしてみてください。

2023年1月6日
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経済・経営資格

経営学部では何を学ぶことができるのか?

by info@remi.website 2023年1月5日

経営学は、オフィス環境で、またはビジネスを運営するために働いているときに生産性を高めるのに役立つ一般的な研究分野です。

経営学を学ぶと、企業やその他の組織がうまく機能するための活動を行う方法が身に付きます。科目には、会計、財務管理、人事管理、マーケティング、計画、チーム管理などが含まれます。

経営学で学べることと、経営学部がどのようにキャリアアップにつながるかなどを解説します。

1.経営学部とは?

経営学部で何を学びますか?経営学を学ぶことを選択する理由は何ですか?それ以上に、経営学の学位とはどんなものですか?

経営学が何を意味するのか正確にはわからない人がほとんどです。この研究分野は境界線があいまいです。ほとんどの人は、経営学が何を指すかについて、独自の、やや漠然とした解釈を持っているでしょう。

以下は、経営学部についてと、経営学部における研究とは何かについての例をいくつか紹介します。

2.経営学部では何を学ぶのか?

①企業で働くためのスキルを学ぶ

経営学を学ぶということは、オフィスやビジネス環境で働くためのスキルを学ぶことです。

経営学部で学ぶ内容に共通する要素の1つは、オフィスやビジネス環境で生産性を高めるためのスキルを身に着けることです。会議のスケジュールを立てる方法から。組織変革を主導する方法のようなことまで、社員がいる企業における様々な業務に役立つスキルを習得できます。

経営学部で学ぶスキルは、多くの企業で簡単に応用がききます。これが、経営学が一般的な教科課程と見なされ、多くのキャリアパスに関連している理由でしょう。経営学部では、専門的な1つの事を訓練されるわけではありません。代わりに、ほとんどの企業にとって価値のある一連のスキルを成長させることが可能です。

②技術的要素と人的要素の両方を学ぶ

また、経営学とはオフィスに関連する仕事を実行するための勉強だけでなく、システムと人の管理を学ぶことです。営業管理者は、出納帳をつけたり、商品やサービスを購入したりする責任を負う人もいますが、給与や人的資源を管理したり、チームのコミュニケーション戦略を開発したりする役割の人もいます。

経営学の学位は、技術研修からソフトスキルや人材管理の教育まで、広範囲に渡ります。これは、企業が効率的に運営されるためには、業務を行う人だけでなく、運用システムも管理する人が必要であることを反映しています。

経営学は技術的要素と人的要素の両方で構成されていることを理解することは、経営学部を選択する際に重要です。経営学部には、さまざまな種類のコースがあります。

どのようなコースが自分とって最も有利であるかについて、明確にする必要があります。経営学部に進学するならテクニカルスキル、ソフトスキル、またはその両方のどれを学びたいですか?

③経営学部で学ぶ一般的な内容

経営学と見なすことができる活動の範囲が非常に広いため、勉強する可能性のある内容はほぼ無限です。習得できるスキルの種類を理解するために、経営学部でどんなことを学ぶのか例を見てみましょう。

・簡単な資料作成
・集計表の設計と作成
・スケジュールの作成
・顧客へのサービスの提供と監視
・財務記録を維持する
・オンライン上で商品やサービスを購入
・顧客の苦情処理”
・ビジネステクノロジーの活用
・買掛金と売掛金の処理
・企業情報の整理
・メモから文章を作成
・個人の仕事の優先順位と能力開発を整理する

3.経営学部を選ぶ理由

経営学部を選択する最大の理由は、社会人としての一般的な価値観を高めることです。どのような業界に就職しても適応できる能力が身に着くため、経営学部の卒業生は、企業の即戦力として、就職活動で強みを発揮します。

経営学部で学ぶことは、初めて企業で仕事に就くのに非常に役立ちます。始めて就職する場合、経営学部で学んだ人は、他の学部を卒業した人よりも優れたスキルを持っています。

オフィスの階層が上がるたびに、競争上の優位性を得ることができるビジネス管理の学位プログラムがあります。準学士号または学士号を取得すると、少なくとも初級レベルの専門職に就くことができます。監督、指導、およびリーダーシップの役割については、ビジネス管理スキルを伝えるMBAなどの大学院の学位を取得できます。

4.経営学部で取っておくべき資格は?

経営学部で学ぶ4年間で、卒業後に役立つ資格を取得することをお勧めします。

経営学部の人はどのような資格を取得しておくと良いでしょうか?以下は、経営学部に在学中に取得しておくと将来役に立つ可能性のある資格です。

①日商簿記検定

通称「簿記」と呼ばれる「日商簿記」の資格は就職・転職において役立つだけでなく、会計経理の知識が身に付いくため、会社員にとっても実務のスキルが上がるため、毎年多くの人が受験する人気の高い資格です。

日商簿記検定には1級、2級、3級とあります。卒業後の就職に役立てるためには、工業簿記を含み、損益分岐点を理解していることを証明する2級以上を取得しておくことをお勧めします。

また、日商簿記1級は日商簿記2級とは桁違いの難易度ですが、公認会計士、税理士などの国家資格への登竜門として知られる資格であり、合格した際のメリットは計り知れないものがあります。大企業であれば無駄なく活用できる知識ですが、中小企業の経理職では持て余してしまうくらい高度な会計知識を習得できます。

②マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)

MOS資格は、Word(ワード)、Excel(エクセル)、PowerPoint(パワーポイント)、Access(アクセス)、Outlook(アウトルック)の使用能力を証明することを目的とした検定です。

MOSは日本の国家資格ではなく民間の資格ですが、Microsoft社が公式認定している国際資格のひとつのため、世界的に信頼度が高い資格として就職に有利です。

日本においても400万人以上がMOS資格検定を受けている知名度の高い資格で、パソコンの資格検定の中でもトップクラスの人気です。IT関係の仕事をする際に役立つ資格ですので、業務改善を考えている企業から近年注目が集まっています。

ソフトウェアのバージョンごとに異なる試験科目があり、難易度は一般レベル(スペシャリストレベル)と上級レベル(エキスパートレベル)の2段階になっています。

一般レベル(スペシャリストレベル)は、基本的な機能の使用方法が中心のため、Microsoft Officeを初めて学ぶ方でも合格を目指すことが可能です。

上級レベル(エキスパートレベル)は、組織としての文書管理、データ集計、グループワークや管理を目的とした機能のような、生産性の高い機能が中心のため、難易度が高く、基本的な事務作業以上を目指すレベルです。

③ITパスポート試験

ITパスポートは、ITに関する基礎知識を持っていることを証明する国家資格です。ITパスポートは、2009年4月に導入された比較的新しい検定ですが、2021年度には累計受験者数が100万人を超える人気の資格です。経済産業省認定の国家資格であり、IT初心者がITの基礎知識を持っていることを証明するのに最適な資格と言えます。

ITパスポートは、基本的なIT知識として「IT業界でよく使われる用語の解説」「ITで使われる考え方と計算方法」のような問題が出ます。特に「IT業界でよく使われる用語の解説」が過半数を占めています。

ITの基礎知識が学べるため、業界を問わず社内研修の一環として導入している企業が多くあります。ITとは縁が薄いと思われる営業や広報などの職種でも、今やITの知識が求められており、その結果、ITパスポートを取得する人が増えています。もちろん、IT企業やITに特化したエンジニアにも高く評価されています。

④TOEIC800点以上

一般的に履歴書に書いて役立つTOEICスコアは700点以上といわれていますが、TOEIC800点以上になると、企業側から英語を使う業務をある程度任せられる人材と判断されるスコアのため、就職の選択肢がかなり増えます。

大学によっては単位取得にも使われているようになっています。TOEIC Listening & Reading Test500点以上で、1~2単位、650~700点で4単位認定される大学が多のですが、800点~920点で8単位出したり、奨学金を支給したりする大学まであります。

一般的な企業では有望な人材として社内での評価もあがります。TOEIC800点以上を取得すると報奨金や資格手当を支給する企業さえ存在します。

5.経営学部の卒業生に人気の就職先

経営学部出身者は、経理・財務、経営・組織管理、人事・労務管理、マーケティング、商品開発、市場調査、広告・広報、生産管理・技術営業、マネジメント、会計士・税理士など、様々な職業に就いています。

特に「IT業界」「金融・保険業界」「メーカー業界」「卸売・小売業界」は人気があります。

① IT業界

IT業界というと、理系に強いイメージを持っているかもしれませんが、経営学部で学んだマネジメントやマーケティングの知識はIT業界でも活かせるので、営業やマーケティングなどの立場で活躍ができます。

ITは今や生活に欠かせないインフラとなり、需要は非常に高まっているため、大手企業ですと安定性あります。また、ベンチャー企業の場合は自分で考えて判断し処理を行う仕事が多いので、チャレンジ精神の強い方に向いています。

②金融・保険業界

金融・保険業界で働く主な理由は、組織運営だけでなく、経営学部で学んだ財務や会計などの知識を駆使できることです。また、受付や事務、営業など様々な職種があり、自分に合った職種で働くことができます。

ただし、金融・保険業界は、経営学部以外でも多くの学生が応募する業界です。お客様の信頼を得ることが重要なこの業界では、ビジネスや数字の知識だけでなく、高いコミュニケーション能力や誠実さが求められます。また、海外拠点のある証券会社やメガバンクに就職したい場合は、世界の金融情勢を理解しておくとよいでしょう。

③メーカー業界

製品を製造するメーカー業界も経営学部の卒業生に人気の業界で、営業職やマーケティング職で活躍する人が多いと言われています。

メーカー業界は、自動車、アパレル、食品など分野は幅広いので、自分が興味を持てる企業を見つけやすく、世の中に製品を広める仕事にやりがいを持って取り組むことができます。

日本のものづくり技術は国外でも高く評価され、海外拠点を持つ企業も多くあり、日本だけでなくグローバルに活躍できる可能性があることも魅力の1つです。

④卸売・小売業界

卸売・小売業界への就職では、商品の取引相手とやり取りをする際に経営学の知識以外にもコミュニケーション能力が求められます。商社などグローバルなビジネス展開をする企業を志望する場合は、語学力も必須です。

卸売業は、メーカーから仕入れた商品を小売店に卸し、小売業は仕入れた商品を販売します。経営学部で学んだ経理、マーケティング、販売などの知識が役立ちます。商社も卸売業界の1つで、学部を問わず就活生に人気がありますが、経営学部で学んだ知識は就職活動において大きなアドバンテージとなります。

おわりに

経営学部で学ぶ内容などを解説させていただきました。

経営学部の魅力の一つは、実例からビジネス知識を広げ、社会の課題を意識して行動している学生から刺激を受けることができることです。

また、学びたいことがはっきりしていない方は、就職を見据えて、将来性が幅広い経営学部で様々な業種を目指せるように準備するのもいいかもしれません。

日本経済大学の経営学部について

資格取得やインターンシップといったキャリアサポートが充実している、日本経済大学(https://www.jue.ac.jp/)の福岡校・渋谷校・神戸校にも経営学部があります

日本経済大学の経営学部には、「経営学科」の他に「グローバルビジネス学科」「芸創プロデュース学科」3つの学科があり、10のユニークなコースが用意されています。

日本経済大学・経営学科

意思決定できる合理的経営を学び、ビジネスチャンスを活かせる知識・技能を身につけます。経営学を習得しながら、様々な分野で活躍できる人材を育成します。

・総合経営コース
・アトツギ・起業家コース
・デジタル・ビジネスデザインコース
・eスポーツ・アニメ産業コース
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日本経済大学・グローバルビジネス学科

ほとんどの授業が英語で行われることで高度な英語コミュニケーション能力が身につき、グローバルに活躍できるビジネススキルも養われます。入学後すぐに留学を経験し(必須)、英語力を高めていきます。

・芸能マネジメントコース
・ファッションビジネスコース

日本経済大学・芸創プロデュース学科

多様化・グローバル化するエンターテインメントビジネスの世界で活かせるプロデュース力を身につけます。経営学を習得しながら、ビジネスやファッション、音楽・映像業界で活躍できる人材を育成します。

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多くの大学が3年次から就活支援を開始する中、日本経済大学(https://www.jue.ac.jp/)では1年次からキャリアデザインを形成し、就職活動を見据えた支援をしています。1年次から将来のビジョンを持ち、専門分野を学べるのが日本経済大学の特徴です。

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