身近で使われている人工知能(AI)の活用事例をご紹介!経営学部でもAIが勉強できる時代!?

by GAWA_K

近年ですっかり生活の各場所にて活用されている人工知能(以下AI)は、今後ますます発展・進化する分野といわれています。そしてAIの浸透・発展は、大学で学ぶ経営学にも決して無関係ではありません。

今回は、AIと経営学との関係性、大学で学べるAIに関する知識などについて、詳しく解説しましょう。

 

AI導入のメリットとは

AIという名称はよく耳にする機会があるものの、AIを導入した際のメリットははっきりと理解していない人も少なくないでしょう。では、AIを導入したことで生じるメリットとは具体的にどういったものなのか、次より説明しましょう。

 

人材不足解消および人材の活用

AIが導入されることによって実現することは、人材不足の解消・在籍している人材の有効活用です。業界によっては、人の出入りが激しい慢性的な人材不足のところもあります。人手不足により労働環境が整備されない→労働環境の悪さにより人材が定着しないという悪循環が生じているところは、少なくありません。

しかし、AIが大々的に導入されると不足部分のカバーが実現するため、人材不足は一気に解消されます。また、在籍した人材はAIでは補えない作業に集中することが可能になるため、人材の能力を最大限に発揮できる環境の提供が実現できるでしょう。

 

コスト削減・収益増加の実現

AIを導入すれば、今までかかっていた経費・人件費の削減、そしてそれと同時に収益増加が実現します。AIにより、それまで人間が行なっていた作業を一任させることが可能になります。そしてAIの特色である「間違いがなくそれでいて能率的で無断のない作業」によって、一連の仕事は従来より数倍の効率化が実現するでしょう。

仕事の効率化の飛躍的向上が可能になれば、より多くの顧客の対応が行えるため、利益も従来の数倍が期待できます。コスト削減と利益アップの同時が実現できるのが、AI導入の強みです。

 

安全性の向上

AIを有効的に活用すると、現場での安全性も向上します。ミスのない正確性が特徴のAIであるため、無駄のない作業によって安全も保証されて、なおかつ安全確認が必須の危険な現場での作業も円滑に行えるでしょう。

人材不足が続く職場だと、人材1人にかかる作業の比重が大きくなり、それによって現場での事故なども多発しやすくなります。しかしAIを導入すれば、そのような心配はありません。

また、AIは職場の人材だけでなく、顧客の安全性もアップします。高齢者・身体の不自由な顧客、そして日本語が苦手な外国人顧客にも、文字や音声でのコミュニケーションが可能なため、円滑な対応が可能です。それにより、身体が不自由、言葉が通じないといった障害もクリアできて、トラブル防止につながります。

 

AIの活用例とは

では、現在のあらゆる仕事において、実際にAIはどのような活用をされているのでしょうか。次より、AIの具体的な活用例を紹介しましょう。

 

商品管理・売れ筋商品の予測

商品の発注や在庫管理などをA Iに一人すれば、効率化の向上、ミスの大幅な減少が実現します。商品の発注において数字の記入ミスがあった場合、企業・店舗の経営に大きな悪影響を及ぼす例は少なくないでしょう。

また、時期によって売り上げの差が激しい商品もありますが、それを予想して仕入れを行い予想外の展開になった場合、大きな打撃を受けます。予想外の展開とは、売れると思って大量の仕入れをしたが売れなかった、売れない時期なので在庫の数を最小に抑えていたら注文が殺到したという事態です。このような事態は、天候の急激な変化なども原因にあげられます。

しかし、AIの場合、数年間の売り上げの移り変わり、天候など過去のさまざまなデータの蓄積が可能なので、それらを材料に分析・予想することも可能です。それによりその時々の適切な発注が行えるため、在庫過多・不足という事態を回避できます。

 

ロボットによる案内

一般的なAIの代表格のイメージが強いのが案内・注文対応ロボです。すでに多くの店舗にて導入されているAIロボットには次のような種類があります。

・飲食店のAIロボット

飲食店のAIロボットは、入店したお客の案内、注文の対応(ロボットに設置されたタッチパネルで注文)、注文された品物の運び出し、空いたお皿の受け取りなどを行います。

・家電などの販売店のAIロボット

売り場のフロアに常駐しているロボットに、探している商品の情報を教えると(設置されたタッチパネルに入力)、その商品が置かれた場所へ誘導してくれます。

従来の販売店の場合、広大なフロアで商品を探すのは手間がかかり、店員に声をかけたくても忙しくて捕まらないといったパターンが少なくありませんでした。しかし案内代行をしてくれるロボットがいれば、そのような心配はありません。

これらの場所で活躍するAIロボットは障害物回避機能もあるため安心して利用でき、翻訳機能も搭載されているので外国人客にも対応可能です。

AIロボットは愛嬌のある可愛いデザインであることが多く、女性や子どもたちにも喜ばれる点も導入のメリットといえます。

 

24時間顧客対応および防犯

AIの強みは、人間と違って不眠不休でも問題ない点です。そのため、AI機能を導入した店舗は、無人で24時間営業が可能となり、従業員を雇うなどのコスト削減、および長時間営業により売り上げ倍増が実現しています。

店舗によっては人材不足で従業員1人にかかる負担が大きく、明らかに労働基準法を逸脱した労働量を強いるところも少なくありません。それが原因で仕事のミス多発・従業員の過労による体調不良などが続きます。

そのような問題は、AI導入により解消されることになりました。AIによっては顔認証システムなども導入されているため、精算時はさらに時間の短縮が可能になっています。

また、店舗によって導入しているシステムがAIガードマンです。この機能は、店舗内で不審な行動をしている人物を察知して、その様子を従業員のスマホアプリに報告する、という流れになります。

このAI機能を導入すれば、従業員は目の見えない範囲でも不審人物の行動を知り、盗難などを未然に防止できるのです。この機能により、店舗内の安全性の強化、盗難による被害・営業の打撃を回避できます。

 

大学の経営学でAIを学ぶメリットとは

AIに関する技術・知識を取得したいと考えている人・興味を持っている人は少なくないでしょう。AIに関する情報は、専門企業だけでなく大学の経営学でも学ぶことが可能です。

では、大学の経営学でAIを学んだ際、どのようなメリットがあるのでしょうか。いくつかのメリットについて以下より紹介しましょう。

 

AI対応・運用が可能な人材の需要は強い

AIに関してはAIという名称自体は浸透しつつあり、実用されているものを体験している人も決して珍しくはありません。しかし完全にAIがあらゆる場面において活用されるのはまだ時間がかると言われています。それはAIを製造する人材・AIに関する知識や技術を知っている人材が大いに不足しているためです。AIに関する人材不足は、主に以下のような2つの種類があります。

・AIの開発
AIの開発はプログラミングや機器に関する技術・知識に加えて、基礎数字・統計学に関する知識にも精通していなくてはいけません。今までそれぞれの専門家は存在しますが、AI開発に適した応用の能力が必須です。そのため、AIのための総合的な能力を習得した、新しいタイプの人材が今後は求められています。しかし、そのような優秀な人材はごく少数であり、慢性的な人材不足という現状です。

・AI運用
あらゆる仕事の人材不足解消、利益向上、コスト削減、安全性の強化など、多大なメリットの多いAI導入ですが、ビジネスに役立てる応用力というものは、はっきりと体系化されていません。あらゆるジャンルにはビジネスモデルというものがあり、それを基本に業務が遂行されます。

しかしAIに関してはまだ新しい分野であるために、確固としたスタイルは確立されていないのが現状です。そのため、今後求められるのは、AIに関する知識や技術に精通して、なおかつ運用・保守の知識がある人材です。このような人材であれば、何かトラブルが起きても対処できます。

このような2タイプの人材が現在著しく不足しています。しかし、大学の経営学によってはAIのこれらを取り上げた学習が可能です。このような知識を習得すれば、就活において大きなアピールポイントとなるでしょう。

 

思考能力が鍛えられる

AI技術・知識を学ぶ際はプログラミングに関する学習をしますが、それによって思考力も鍛えられます。この場合の思考力とは、論理的な考え方ができることです。しっかりと体系化して何をどうすればその結果どうなるのか、という思考が、プログラミング学習をすることで、自然と身に付きます。

AIに関する運用は、何かトラブルが生じるとその対応ができる人材が不足している現状です。そして、何かトラブルがあり顧客に不備をかけた場合、冷静に物事が判断できずに、余計トラブルが増加する傾向があります。しかしAIのプログラミング学習で鍛えられた思考能力を持った人材がいれば、AIそのものに関する問題点だけでなく、何をどうすれば最善策になるのか、冷静に判断できて、各人材に指示を出すことが可能です。

以前からこのような論理的思考の学習は存在しています。しかし、それはディスカッションや小論文作成などで行われており、このような方法だと思考力が向上したのか分かりにくいという欠点がありました。しかしプログラミング学習であれば、確固たる論理を実施しないとプログラミングは完成しないため、自然と思考能力は鍛えられます。

また、思考能力はAI開発の現場でも大いに役立つのが特徴です。あらゆる人材に指示を出して、それぞれにどのような対応をすればトラブルがなくゴール地点(納期)まで最短で行けるか、ということを論理的に構築できます。コミュニケーション能力も向上するのが、AIプログラミング学習のメリットなのです。

 

将来の選択肢が多くなる

AIに関する技術・知識はITに関するあらゆる分野において応用がききます。それに加えて経営学に関する知識も学べば、将来の選択肢は大いに広がるでしょう。AIだけにとどまらない幅広い分野に対応できることを学べるのが、経営学部のメリットです。

 

まとめ

AIについて本格的に学んでみたいと検討している人は、日本経済大学の経営学部・経済学科のデジタル・ビジネスデザインコースがおすすめです。このコースでは、AIに関する重要な項目である以下のことが学べます。

  • ビッグデータ
  • 分析プログラミング
  • ディープラーニング
  • データサイエンティスト演習
  • ICTビジネス講座

最新のデジタル技術をマスターしつつ、さらにそれを大いに活用するビジネスモデルも学ぶことが可能です。また、在学中に取得できる資格も多数用意されているため、就職を円滑に行える多大な知識が身に付くでしょう。

 

 

「日本経済大学」では、留学生の就職活動の支援を目的とした、留学生対象の専門ゼミを開講しています。そこでは、BJTビジネス日本語能力テストの受験を推奨し、学習も行っています。

■日本経済大学(都築学園グループ / (学)都築育英学園)

都築学園グループは、「個性の伸展による人生練磨」を建学の精神とし1956年に設立。2018年に開学50周年を迎えた日本経済大学は経済・経営の実学に特化した2学部6学科17の専門コースを持つ日本有数の留学生を抱える国際色豊かな大学です。

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