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簿記

経済・経営資格

日商簿記検定と簿記能力検定の違いは何か?似ている資格を徹底比較分析

by GAWA_K 2023年3月24日

企業の会計・税務・資金の流れを管理する簿記は、専門性の高い業務を担当できる資格であり、その知識を活かしての独立開業も可能であるため、多くの人が取得を目指している公的資格です。

簿記には、いくつかの資格試験がありますが、その中でも「日商簿記検定」と「簿記能力検定」が資格試験の代表格として知られています。

この両者には、どのような違いがあるのでしょうか。今回は、日商簿記検定・簿記能力検定のそれぞれの特徴、資格試験の詳細などについて、詳しく解説していきましょう。

 

日商簿記検定と簿記能力検定、それぞれの特徴

同じ簿記検定としてとらえられている日商簿記検定と簿記能力検定ですが、それぞれどのような特徴があるのでしょうか。次より両者の特徴を説明しましょう。

日商簿記検定とは

正式名称が日商簿記検定試験である日商簿記は、日本商工会議所という機関が運営している公的資格で、簿記試験の中で最も知名度のある簿記資格および資格試験です。一般的に簿記の資格といえば、日商簿記を指す場合が少なくありません。

受検者数は毎年50万人以上で、簿記検定の中ではトップクラスの知名度を誇っています。

その知名度の高さから、取得することによって就職・転職活動において大きなアピールポイントとなるのが、受検者数の多い理由といえるでしょう。

また、自主的に取得を目指す人が多い中、企業によっては経理担当者および昇進・昇格の際に取得が必須と定められているところもあります。取得することによって大きなメリットがあるのが、日商簿記の特徴です。

簿記能力検定とは

簿記能力検定は、全経簿記の略称で呼ばれている簿記に関する資格および資格試験で、全国経理教育協会が運営しています。

経理や経営を専攻している大学生や専門学校生が対象となっており、知名度・試験の難易度ともに日商簿記検定よりはランクが下であるといっていいでしょう。

自分の簿記に関する知識がどれぐらいなのか、腕試し的な意味合いで受検をする人も少なくありません。等級の上位の試験に合格すれば税理士試験の受験資格が得られるため、受検者の中には税理士志望の人もいます。

 

日商簿記検定の試験概要

日商簿記検定の資格取得試験の詳細を、以下より説明しましょう。

・日商簿記検定の分類

  • 原価計算初級(原価計算の基本用語や原価と利益の関係を分析・理解して、業務に活用できる知識・スキルが要求される)
  • 初級(簿記の基本用語、複式簿記の仕組みの理解して、業務に対応可能な知識・スキルが要求される)
  • 3級(商業簿記の基本的な内容を理解して、経理に関する書類の処理が可能な知識・スキルが要求される)
  • 2級(3級よりレベルの高い商業簿記の知識、工業簿記の知識が要求される)
  • 1級(商業簿記、会計学、工業簿記、原価計算に関する知識が要求される)

・受検資格

特になし(何級からの受検、各等級の同日受検も可能)

・試験日程

  • 原価計算初級:web経由による試験(web上で日程発表)
  • 初級:web経由による試験(web上で日程発表)
  • 2、3級:2月第4日曜、6月第2日曜、11月第3日曜の年3回
  • 1級:6月第2日曜、11月第3日曜の年2回

・受検料

  • 原価計算初級:2,200円
  • 初級:2,200円
  • 3級:2,850円
  • 2級:4,720円
  • 1級:7850円

・試験会場

  • 初級:web上の専用サイトにて開催
  • 1〜3級:全国各地にある指定会場

・申込受付日および申込方法

会場によって受付日、申込方法が異なるため、試験日の2ヶ月前には最寄りの商工会議所に連絡して確認

・合格発表日
試験終了後の約1ヶ月後に発表(各商工会議所によって発表時期は異なる)

 

簿記能力検定の試験概要

簿記能力検定の資格取得試験の詳細は、以下の通りです。

・簿記能力検定の分類

  • 基礎簿記会計(帳簿作成や仕訳の基礎、決算整理のない損益計算書、貸借対照表の作成など簿記の初歩の知識・スキル)
  • 3級(帳簿作成や基本的な決算整理など。小規模な会社の経理担当者レベルの知識・スキル)
  • 2級(商業簿記、工業簿記の知識・スキル)
  • 1級(商業簿記・会計学、原価計算・工業簿記に関する知識・スキル)
  • 上級(1級よりレベルの高い商業簿記・会計学、工業簿記・原価計算の知識・スキル)

・受検資格

特になし(何級からの受検でも可能)

・試験日程

  • 基礎簿記会計、1~3級:2月、5月、7月、11月の年4回(日曜日に開催)
  • 上級:2月、7月の年2回(日曜日に開催)

・受検料

  • 基礎簿記会計:1,600円
  • 3級:2,000円
  • 2級:商業簿記2,200円、工業簿記2,200円
  • 1級:商業簿記・会計学2,600円、原価計算・工業簿記2,600円
  • 上級:7,800円

・試験会場

全国の専門学校(全国経理教育協会が指定した学校に限る)

・申込受付日および申込方法

全国経理教育協会ホームページから申し込み、試験日の2ヶ月前から申し込み可能

・合格発表日

  • 基礎簿記会計、1〜3級:試験終了から1週間以内に、全国経理教育協会ホームページの「マイページ」から閲覧可能
  • 上級:試験終了から2ヶ月以内に、全国経理教育協会ホームページの「マイページ」から閲覧可能

 

日商簿記検定と簿記能力検定の違いとは

日商簿記検定・簿記能力検定を比較した場合、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。次より、それぞれの合格率・受検者層・就職や転職の影響などについて、比較してみましょう。

合格率

日商簿記検定・簿記能力検定の合格率を、それぞれ等級ごとにみてみましょう。

・日商簿記検定

  • 原価計算初級:90%
  • 初級:55%
  • 3級:50%
  • 2級:20%
  • 1級:10%

・簿記能力検定

  • 基礎簿記会計:75%
  • 3級:64%
  • 2級:商業簿記55%、工業簿記70%
  • 1級:商業簿記45%、工業簿記55%
  • 上級:15%

以上のように合格率だけをみた場合、日商簿記の方がトータルで合格率が低めという傾向です。

簿記能力検定は、社会人経験のない人が社会人として必要なスキルを学ぶという意味合いもあるため、難易度は優しくなっています。

ただし、簿記能力検定は完全な初心者向けの試験ではなく、上級の合格率は10%台という低めの数字です。等級が上の方であれば、十分に高度な知識・スキルを持っている証明になるでしょう。

受検者の年齢層

日商簿記検定・簿記能力検定の受検者は、どのような年齢層が多いのでしょうか。次よりそれぞれの年齢層を見てみましょう。

  • 日商簿記検定:最も多い世代が20代30未満、2番目に多いのが30〜40歳未満
  • 簿記能力検定:専門学校生が多い

どちらも若い世代が主流となっていますが、日商簿記検定の場合、40代〜60代の世代は全体的に見れは少ないですが、決して極端に少ないわけではありません。

簿記検定は基本的に年齢制限がないためあらゆる世代が受検でき、年齢を重ねてもやれる仕事であるため、毎年多くの世代が試験に挑戦しています。

日商簿記検定の場合、社会人経験を積んだ層がキャリアアップのために受検する傾向があり、簿記納涼検定の場合は専門学校生が基本の知識を身につけるために受検する傾向です。

就職・転職活動への影響

日商簿記検定・簿記能力検定の共通のメリットといえば、「あらゆる業種に対応できる」「上位の等級の資格取得をすれば税理士の受験資格が得られる」という点です。

では、就職・転職活動の際に有利となる「資格取得=専門性の高い知識・スキルを持っている証明」というメリットは、日商簿記検定・簿記能力検定どちらにも共通するのでしょうか。

結論からいうと、就職・転職の際に有利となるのは、日商簿記検定のほうです。日商簿記検定は歴史のある検定であり、一般的には「簿記の資格=日商簿記検定」というイメージがあるほど、ブランド力があります。

また、いくつか存在する簿記検定の中では最も試験の難易度も高いために、試験を合格して資格取得を達成すれば、高度な知識・スキルを持っている証明となり、企業側としても即戦力になる人材と判断してくれるでしょう。

一方、簿記能力検定は、日商簿記検定に比べるとそれほどの知名度はなく、難易度も低めです。税理士試験の受験資格が得られるのは日商簿記検定と同様ですが、社会人経験のない学生が挑戦するイメージを持つ人が少なくありません。

 

日商簿記検定・簿記能力検定、どんな人が向いている?

日照没検定・簿記能力検定は、どちらも簿記を専門的に扱う公的資格ですが、これまで解説してきたように、両者には違いがあります。では、2つの簿記検定はどのような人が向いているのでしょうか。日商簿記検定・簿記能力検定に向いている人を、以下よりそれぞれ説明しましょう。

日商簿記検定が向いている人

日商簿記検定に向いている人は、キャリアアップを目指したい人、資格を活かして仕事を頑張り収入アップを目指したい人です。

簿記は、企業の取引や経営活動の記録という、企業の業務において重要や役割を任せられます。財務諸表の作成など専門性の高い高度な知識・スキルが要求されるため、誰でもできるわけではありません。

また、簿記はあらゆる業種に対応できる汎用性があるため、簿記の高度な知識・スキルを習得しておけば、仕事に困ることはないでしょう。他の資格と併用すれば独立開業も不可能ではありません。

自分のキャリア・将来を積極的に開拓する向上心の強い人であれば、ブランド力のある日商簿記検定の資格取得をおすすめします。上位の等級の資格試験に合格するのは決して簡単ではありませんが、強い向上心があれば難易度の高い資格試験の勉強も苦にはならないでしょう。

簿記能力検定が向いている人

簿記能力検定を受検する層は専門学校生など学生が主流です。簿記に関する基本的な知識を身に付けたい、簿記試験に挑戦して資格試験の雰囲気を体験してみたいという人は、簿記能力検定が向いているでしょう。

簿記能力検定は、日商簿記検定に比べると難易度が低いため、簿記の初心者向けというイメージがあります。しかし、上位の投球は決して難易度が優しくないために、1級・上級の資格取得に成功していれば、就職・転職活動においても有利となるでしょう。

ただし本格的に簿記の知識・スキルをマスターして将来のキャリアアップに活かしたいという人であれば、日商簿記検定に挑戦した方がいいかもしれません。

 

まとめ

企業の取引や経営に関する情報を記録する簿記は、特殊な知識・スキルが必要となるため、誰でもできるものではありません。そのため、簿記の高度な知識・スキルを習得していれば、どんな業種であっても重宝されて仕事に困ることはないでしょう。

ただし、簿記検定はいくつかの種類があるため、どれが自分に適しているか考慮する必要があります。今回解説した日商簿記検定・簿記能力検定は、同じ簿記検定でありながら、その性質は異なります。

簿記検定の資格取得試験を受検しようか検討している人は、今回の記事を参考にして、どのような簿記検定が自分に相応しいのか、しっかりと考えてから行動しましょう。

 

 

「日本経済大学」では、留学生の就職活動の支援を目的とした、留学生対象の専門ゼミを開講しています。そこでは、BJTビジネス日本語能力テストの受験を推奨し、学習も行っています。

 

■日本経済大学(都築学園グループ / (学)都築育英学園)

都築学園グループは、「個性の伸展による人生練磨」を建学の精神とし1956年に設立された大学です。2018年に開学50周年を迎えた日本経済大学は、経済・経営の実学に特化した2学部6学科17の専門コースを持っています。日本有数の、留学生を抱える国際色豊かな大学です。

2023年3月24日
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資格

日商簿記2級取るにはどうする?企業に求められる資格取得を目指す

by info@remi.website 2022年11月19日
日商簿記2級は企業で働くうえで有利なスキルです!

日商簿記2級は、必要な財務諸表の数値を理論的に理解できるため、企業経営に役立つ知識として最も人気の高い資格の1つと言われています。

経営管理の現場で役立ち、あらゆる企業で求められる資格です。簿記3級と比べると、かなり難易度が高くなります。経営や企業活動の流れを分析できるようになり、貴重な人材として役に立つことができる資格です。

この記事では日商簿記2級の概要、受験方法、日商簿記2級を取得するメリット、日商簿記2級の勉強方法など、日商簿記2級の取得に役立つ内容を解説します。ぜひ参考にしてください。

【日商簿記2級とは】

日商簿記2級は、日本商工会議所が主催する資格試験です。経営活動を記録することにより経営・財政状況を明確にする技能が問われます。

試験内容は「商業簿記」と「工業簿記」に分かれています。幅広い業種の経営活動に対応した内容になっています。

「商事簿記」とは、購買活動や販売活動など、社外との取引を記録・計算するスキルであり、正確な報告(決算書作成)を行うための知識です。

「工業簿記」は、企業内の部門や製品ごとに、材料、燃料、人員などの資源の投入を記録し、計算するために不可欠な知識です。

基礎的な内容だった日商簿記3級に比べて難易度が大幅にアップし、より実践的な内容が多いため、就職・転職の際に高く評価されるでしょう。

2021年度から、「統一試験」「ネット試験」「団体試験」の3つの方式で実施され始め、受験しやすくなったので、日商簿記2級取得の機会が広がりました。

【日商簿記2級の日程・申し込み方法・受験料】

①日商簿記2級の日程

日商簿記検定2級の「統一試験」は、2月・6月・11月の年3回です。「ネット試験」で受ける場合は、随時施行が可能です。ただし、「統一試験」の前後は、「ネット試験」の施行休止期間が設けられているので、ホームページなどを必ず確認してください。

②日商簿記2級の申し込み方法

日商簿記検定は、地域の商工会議所が主催しています。日商簿記検定の試験日程は同じですが、申込方法及び申込期間は各商工会議所が定めるものとし、受験者は試験会場を管轄する商工会議所に申込方法を確認する必要があります。

「窓口持参」「インターネット」からの申し込みが主流ですが、他にも電話、郵送、郵便為替、コンビニ端末など様々な方法があります。複数の申請方法がある場所もあれば、1つのオプションしかない所もあります。

申し込みはたいてい試験日の1~2ヶ月前から受付けます。締切日以降は受付してもらえませんので、必要書類を揃えて早めに手続きをしましょう。

③日商簿記2級の受験料

日商簿記検定2級の受験料は4,720円です。

※受験時に変更になっている可能性があるので、詳細は受験前にご確認ください。

【日商簿記2級の内容】

①レベル

日商簿記2級程度は、株式会社の経営に役立つレベルです。企業の財務に必要な、高校レベルの商業簿記と産業簿記(原価計算を含む)。そして、財務諸表を読む力があり、数字から自社や取引先の経営内容を理解できます。

②出題範囲・重要度の高い分野

高度な「商業簿記」「工業簿記」(原価計算を含む)の修得と、株式会社での企業活動や会計実務に基づく知識が求められます。

特に、第2問における「連結会計」はよく出題頻度の高い問題であり、重要です。学生の苦手とする問題ですのでしっかりと勉強する必要があります。

「工業簿記」は出題傾向が比較的安定しているので、この科目で点数が稼げれば合格に近づきます。

③時間・合格基準・合格率

日商簿記2級の試験科目は「商業簿記」「工業簿記」(原価計算を含む)5題以内で、試験時間は90分です。合格基準は70%以上ですが、1科目ごとの得点は40%以上となっています。合格率は平均20~30%ほどです。

【日商簿記2級を取得するメリット】

①就職・転職に役立つ

日商簿記2級は、どの企業でも求人数が多い人気の資格です。会計事務所や税理士事務所、企業の経理部門など簿記が役立つ印象のある業界だけでなく、製造業や一般企業の営業職や製造部門などで活躍する資格です。企業が求める資格のランキングで常に上位にランクイン。また、求人の要件として「日商簿記2級歓迎」を求める企業も増えています。

社会人であれば、日商簿記2級は職種を問わず強力な武器となります。就職や転職の際、履歴書に記載できれば有利な資格と言えます。

②実務力に直結する

日商簿記2級の知識はそのまま仕事に活かせます。

資格の中には、実践に生かすには時間がかかる物が多く、国家試験ですらピンポイントな職務でしか役に立たないことがあります。

しかし、簿記は、資格取得のために学んだことがそのまま仕事に役立ちます。財務諸表の数字を読んで理解することで、企業の経営状況を理解し、自社や取引先の経営状況を分析することができます。

基本的な能力があって仕事をするのと、何も知らずにただ指示に従って仕事をするのでは、仕事の効率に大きな差があり、今後の成長やキャリアアップに影響します。

③期限がない

日商簿記は国家試験ではなく、検定試験です。

ほとんどの検定試験には有効期間があり、取得後3年または5年経過すると有効期限が切れるため、再度受験するか、更新する必要があります。しかし、簿記はその必要がなく、一度取得すると一生有効な資格となります。

維持費などもかからないため、時間やお金の面でプレッシャーがなく、将来の仕事や他の資格取得に向けて余裕を持って取り組めることも大きなメリットです。

④より高い資格につながる

日商簿記2級で学べる知識は、さらに難しいと言われる資格にもつながります。

例えば、IT系の国家資格の基礎情報技術者試験や応用情報技術者試験において、決算書を読むのが苦手な技術者がかなり多いです。しかし、簿記の知識があれば問題ありません。

加えて、中小企業診断士という経営コンサルタントにつながる資格にも役に立ち、誰もが苦手とする財務・経理の分野に精通することで難易度は一気に下がります。

簿記の勉強を続けて1級を取得すれば、その後は税理士や会計士にも挑戦できます。

【日商簿記2級の勉強方法】

まずは、過去問から出題傾向を把握することが重要です。特に工業簿記は出題傾向が安定しているので、完璧に近づけましょう。

①基礎知識の吸収

簿記の基礎知識を学ぶなら、たくさんの参考書を使うのではなく、1冊をしっかりと選び、きちんと理解ながら勧めましょう。1度だけではなく、繰り返し読むことをお勧めします。最低でも3回は読むようにしましょう。

1度目は、分からない所を深掘りしすぎない方が良いです。細かいことは気にせず、日商簿記2級の全体的なレベルを把握するつもりで読んでください。

2度目は、仕訳、決算、決算表、工業簿記の仕訳、原価計算など重要点を理解しながら読み進めていきましょう。

3度目は、分からないところがないか確認しながら読んでください。この段階でわからないことがあれば、よく読み、さらに分からない部分は深掘りし、理解することに努めます。

それぞれの仕訳がどのような会計事象を表しているのかを確認しながら、ひとつひとつ読むことで、仕訳に対する理解を深めることができます。

「工業簿記」の勉強から始めることをお勧めします。

「工業簿記」は簿記3級まではなく、2級で追加される新しい分野のため、理解するのに時間がかかる可能性が高いです。「工業簿記」を先に勉強しておくと後から慌てなくて済みます。

②繰り返し問題集を解く

問題集の出力は、参考書と同じように1冊に絞って、何度も練習を繰り返しましょう。

始めのうちはヒントがないと解きにくいため、参考書から答えを探しましょう。参考書なしでもわかるようになってきたら、時間を計測するなど、本番に近い状況を想定しながら、より実践的なアプローチをとります。

問題集を答えていくと、自分の弱点が理解できます。

2度目以降は、答えが分からなくてもすぐに答えを見ず、ねばって答えを考えるようにしましょう。

何度も繰り返すことで、問題集の答えを覚えてしまい、途中の回答プロセスの理解が曖昧でもなんとなく感覚で正解してしまい、理解している気になってしまうことがあります。

そうなってしまうと、何度問題集を繰り返し解いても成長しなくなります。答えに至るまでのプロセスをきちんと納得しながら解いていってください。

自分が先生の立場で生徒に教えるつもりで丁寧に説明できるようになることを意識すると良いでしょう。問題への理解が大きく深まるだけでなく、類似問題にも対応しやすくなるのです。

③過去問に挑戦する

問題集を繰り返し解き、基礎を理解して数多くの問題を解けるようになったら、次は過去問に挑戦してみましょう。

過去問は、実際の試験と同じ時間で区切り、本番だと思って挑むと良いでしょう。過去問で8~9割程度の得点が取れた場合、かなり理解している状態です。

5割、または5割以下場合は圧倒的に勉強不足です。もう1度参考書から始めて、問題集を繰り返してから、再度過去問に挑戦してください。

また、簿記2級の試験範囲は頻繁に変わるので、過去問だけに頼らず、自分で最新の試験情報を調べることも忘れずにしましょう。

④大学で学ぶ

大学進学を考えていて、将来的に企業で働く意思のある高校生は、日商簿記検定に必要な授業のある大学や専門学校、そして学部を選ぶことをお勧めします。

1番最適な方法は、就職したい業種の関連分野が学べる大学・学部に進学して日商簿記検定を取得することです。

以下は、簿記が学べる大学の主な学部です。希望する大学のホームページなどで確認してみましょう。

・経済学部
・経営学部
・商学部

資格取得やインターンシップといったキャリアサポートが充実している、日本経済大学(https://www.jue.ac.jp/)の福岡校・渋谷校・神戸校の経営学科、商学科には、在学中に取得可能な資格に日商簿記が含まれています。

多くの大学が3年次から就活支援を開始する中、日本経済大学(https://www.jue.ac.jp/)では1年次からキャリアデザインを形成し、就職活動を見据えた支援をしています。1年次から将来のビジョンを持ち、専門分野を学べるのが日本経済大学の特徴です。

おわりに

日商簿記2級を取得するために必要な内容を紹介させていただきました。いかがでしたでしょうか?

日商簿記2級を持っていると社会に出て様々なメリットがあります。将来の就職活動、転職活動、スキルアップを目指して、是非日商簿記2級の取得を目指してみませんか?

2022年11月19日
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