高校生が大学の様子を実体験できる場所が、オープンキャンパス・模擬授業・学祭です。これらの催しによって、大学に足を踏み入れたことのない高校生が、志望大学はどんな場所なのか実際に味わえます。
では、これらの催しは、具体的にどのような特徴、メリットがあるのでしょうか。今回は、オープンキャンパス・模擬授業・学祭についての詳細を解説します。
日本経済大学のオープンキャンパス・模擬授業についても紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
大学のオープンキャンパスとは
オープンキャンパスとは、大学入学希望者・その大学に興味のある人を対象とした大学側が用意したイベントのことです。普段は生徒や関係者しか入れない大学を一般に解放して、大学校舎内の見学・見学者のための大学説明会などを行ないます。
オープンキャンパスの開催時期は大学によって異なりますが、ほとんどの大学は夏休み期間の〜8月に開催しているところが多いです。また、夏休みが受験勉強で忙しい人のために土日に開催しているところもあります。
大学の講義内容だけでなく、部活動やサークル活動の様子なども紹介されるのが特徴です。
大学の模擬授業とは
大学における模擬授業とは、大学で実際に行われている授業を、大学入学希望者などが模擬体験できるプログラムです。ほとんどの学校が、先述したオープンキャンパス内のプログラムの一つとして実践しています。
普段から行われている大学の授業をそのままやるのではなく、参加者のために授業内容を縮小して15〜30分程度で行なうのが特徴です。
模擬授業はあらゆる学部の授業が用意されており、参加希望者は参加回数の上限がないため、何度でも模擬授業を受けても問題ありません。
大学の学園祭の特徴
高校生が入学志望大学の雰囲気を知るには、大学の学園祭に参加することもおすすめです。学園祭は中学・高校でも一生の思い出となるビッグイベントですが、大学の学園祭は中学・高校と比べて規模が違います。
テレビなどのメディアでおなじみの著名人の講演・トークイベント、有名ミュージシャンを呼んでのコンサートなどが行われるため、それらお目当てに多くのお客さんが詰めかけるのが特徴です。
大学の雰囲気を知ることが可能なだけでなく、単純にイベントとしても楽しい楽しい時間を過ごせます。
オープンキャンパスに参加するメリット・注意点
オープンキャンパスに参加するメリット・注意点にはどのようなことがあるのか、以下より紹介します。
オープンキャンパスに参加するメリット
オープンキャンパスに参加するメリットは、志望大学の雰囲気を実際に体験できる点です。大学の情報は、パンフレットや公式サイト、ネット上の口コミ・評判などで知ることができます。
しかし、実際に出向いて直に自分の身体で大学独自の空気感を感じた場合、紙やネットとは違う、多くの情報を身体で体験できます。
実際に大学校舎内で入ってさまざまな説明会などのオープンキャンパス体験をすると、事前のよくない印象が180度変わることもあり、またその逆もあるでしょう。
このように、普段の情報収集では得られない、大学の空気を実際に感じられるのが、オープンキャンパスのメリットです。
オープンキャンパスに参加する際の注意点
オープンキャンパスに参加する際の注意点は、オープンキャンパス開催日の日程・時間の確認です。日程を間違えて参加できなかった・遅刻して参加できなかったなどという失敗をすると、せっかくの機会が無駄になってしまいます。
また、スケジュール調整も大事なことです。高校3年生になると受験勉強で忙しくなるため、オープンキャンパス参加を優先すると勉強がおろそかになってしまう危険性があります。
また欲張りをして各大学を多くまわる予定を入れた場合、ハードなスケジュールになり体調を崩す可能性もあるでしょう。自分の受験勉強のスケジュールと折り合いを付けつつ、無理のないスケジュールを組むことが大事です。
大学の模擬授業に参加するメリット・注意点
大学の模擬授業に参加するメリット・注意点を、以下より紹介します。
模擬授業に参加するメリット
大学の模擬授業に参加するメリットは、大学で行われている実際の授業を体験できる点です。模擬授業は、実際の授業内容を体験できるだけでなく、授業の雰囲気も体験できます。大学構内に入室して大学の椅子に座り机に向かい、教員から授業を受けるという現役大学生が行なっていることを、大学に入学していなくても体験できるのです。
このような模擬体験をすることにより、大学生になって本当に授業を受けたいという、受験勉強のモチベーションも上がる人もいるでしょう。
また、さまざまな学部の授業を実際に受けて、学部の授業内容を知ることができるのも模擬授業のメリットです。志望学部の模擬授業を受けて「これは自分が想像した内容と違う」と思う人もいれば、志望でない学部の模擬授業を受けて、予想外に面白かったと感じる人もいるでしょう。
このように志望学部の選択の参考になるのも、模擬授業のメリットです。
模擬授業に参加する際の注意点
模擬授業に参加する際の注意点は、模擬だからといって緊張感を持って授業を受けることです。模擬授業はオープンキャンパスのイベントの一種として行われることが多く、授業時間も縮小しているため、必要以上の緊張感を持たずに気軽に参加できます。
しかし、模擬とは遊びのイベントではなく、教員も実際に大学に勤務している教員により進められる仕組みです。そのため、緊張感なしで、授業中におしゃべりをする・スマホをいじるなどの行為は、模擬授業を用意してくれた大学サイド・教員・周囲の参加者たちの迷惑になります。遊びではなく、真剣に授業に参加する心がまえが大事です。
また、オープンキャンパスの時と同様に、スケジュール調整も大事な点です。さまざまな学部の模擬授業を体験してみたいという意欲を持つのは良いことであり、決して悪いことではありません。
しかし、自分のキャパシティ以上の授業数を予定すると、スケジュールが破綻してしまい、遅刻・体調不良・普段の受験勉強への悪影響などが生じます。普段の勉強のスケジュールを確認したうえで、無理のない模擬授業の参加スケジュールを組みましょう。
大学の学園祭に参加するメリット・注意点
大学の学園祭に参加するメリット・注意点を、以下より紹介します。
大学の学園祭に参加するメリット
大学の学園祭に参加するメリットは、今までの学生生活とはケタ違いの大学のスケールの大きさを体験できる点です。大学の設備の本格的な充実度・動員数・イベント出演者の豪華さなどを体験できます。もしこの大学に入学したら、こんな大きくて楽しいイベントに作り手側として参加できるのか、と受験勉強のモチベーションも上がることでしょう。
また、一人の客として楽しい体験ができるのも、大学の学園祭のメリットです。中学・高校時代の学園祭は、一般人の手による手作り感の強いものでした。それはそれで作り手として人生の楽しい思い出にはなっていますが、大学の学園祭は規模が違います。
一般人とは思えないクオリティの各種イベントが用意されているので、参加するだけで楽しい気分になれて、受験勉強の良い気分転換・息抜きになるでしょう。
そして、大学の各種部活動・サークルがどんな種類があり、どんな活動をしているのかを知ることができるのも、学園祭のメリットです。大学に入学したらサークル活動を楽しみにしている人もいるでしょう。そのような人はサークルの種類や雰囲気を体験できます。
大学の学園祭に参加する注意点
大学の学園祭に参加する際の注意点は、遊び過ぎないという点です。秋は各大学が学園祭を開催しますが、大学入学希望の高校生の場合、学園祭の参加はあくまで大学およびその周辺環境をチェックすることです。
もちろん学園祭に参加して楽しむことは問題ないですが、あまりにも羽目を外し過ぎて、シーズン中に勉強そっちのけで学園祭に何度となく行って遊び呆けるのはやめましょう。
普段の受験勉強としっかりと折り合いをつけられる人であれば問題ないですが、楽しみ過ぎるのは勉強に支障をきたすでしょう。
また、悪質な勧誘・ナンパにも注意です。女子高生の場合、制服で学園祭に参加する人もいるでしょうが、そんな高校生をターゲットにした悪質な勧誘・ナンパもあります。声をかけられてその人についていくといった行為は避けましょう。
日本経済大学のオープンキャンパス
日本経済大学は、渋谷・神戸・福岡キャンパスにて、受験生を対象にしたオープンキャンパスを用意しています。
高校卒業以降の進路を決めかねている高校生のために、各種プログラムを通じて、未来の進路を決定してもらうのが、オープンキャンパスの目的です。
東京渋谷・神戸・福岡のオープンキャンパスの詳細を、以下より紹介しましょう。
・渋谷キャンパス
日本経済大学の東京渋谷キャンパスでは、経営学を中心に模擬体験ができるオープンキャンパスを用意しています。オープンキャンパスの開催日程・プログラム内容は以下の通りです。
- 開催時期:9月・10月・11月
- プログラム内容:大学紹介・入試説明・個別相談・経営学部コース紹介
・神戸キャンパス
神戸キャンパスのオープンキャンパスの開催日程・プログラム内容は、以下の通りです。
- 開催時期:7月・8月・9月・10月・11月
- プログラム内容:学科紹介・ミニ講義・キャリアガイダンス・キャンパスツアー・在学生との質問会など
- 参加資格:特に制限なし。1人・友人同士・家族での参加もOK
- 特典:前日までの予約でオリジナルグッズをプレゼント
・福岡キャンパス
福岡キャンパスのオープンキャンパスの開催日程・プログラム内容などは、以下の通りです。
- 参加形式:来校・オンラインの2タイプ
- 開催時期:来校型は10月・11月・12月・翌年2月、オンラインは申し込みをすればいつでもリアルタイムのキャンパスの様子が閲覧可能
- プログラム内容(来校型のみ):学科説明・キャンパス見学・模擬授業・学生が企画した催しの参加
東京渋谷・神戸・福岡とキャンパスによってキャンパススクールのプログラム内容・日程が異なるため、確認をしましょう。
まとめ
高校生が、志望大学の雰囲気・授業の様子・楽しさを知るために必要なのが、オープンキャンパス・模擬授業・学園祭への参加です。
ネットなどで大学の情報収集をがんばることももちろん大事ですが、実際に自分の足で出向いて大学の門をくぐってキャンパスの空気に触れるのは、貴重な体験になります。
オープンキャンパス・模擬授業・学園祭への参加をスムーズに行なうには、事前の日程・時間をしっかりと確認することです。それにより普段の受験勉強に支障をきたすことなく、円滑に大学の各イベントに参加できます。
実際に足を運んで志望大学がどんな場所なのか、確認をすることが、大学受験における勉強以外で大事な要素です。
「日本経済大学」では、留学生の就職活動の支援を目的とした、留学生対象の専門ゼミを開講しています。そこでは、BJTビジネス日本語能力テストの受験を推奨し、学習も行っています。
■日本経済大学(都築学園グループ / (学)都築育英学園)
都築学園グループは、「個性の伸展による人生練磨」を建学の精神とし1956年に設立された大学です。2018年に開学50周年を迎えた日本経済大学は、経済・経営の実学に特化した2学部6学科17の専門コースを持っています。日本有数の、留学生を抱える国際色豊かな大学です。