大学の入学を機に学生寮に入寮する人も少なくないでしょう。大学の学生寮は、個室がありながらも大勢の生徒たちと一つの屋根の下で暮らすという、今までにない経験をすることになります。中には大学の入学を機に学生寮生活が決定していながらも、どういう生活になるのか想像つかない、不安を抱えている人もいるかもしれません。
大学の寮生活を送る場合、事前に学生寮に関する知識を頭に入れておけば、実際の生活をよりスムーズに送れるので、学生寮生活を把握しておくことをおすすめします。
今回は、大学の学生寮のメリット・デメリット、学生寮生活を楽しむ際のポイントなどを解説しましょう。日本経済大学が用意している学生寮についても紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
大学の学生寮のメリット
大学の学生寮の生活には、通常の1人暮らしとは異なる以下のようなポイントがあります。
- 共同生活の大切さが身に付く
- 規則正しい生活が送れる
上記のポイントそれぞれについて、以下より説明しましょう。
共同生活の大切さが自然と身に付く
大学の学生寮は、寮の管理下での生活となり寮が決めたルールを守って生活を進めなくてはいけません。そして、学生寮は生徒1人に対して1部屋が提供される場合が多いですが、大学のタイプによっては相部屋になることもあります。学生寮に入寮した時点で、今までになかった新しいルールのもとでの生活が始まるのです。
大学入学以前は、親などの家族との共同生活であり家のルールに沿っての生活でした。それが今までにない学生寮生活に入ることにより、「実家にいたときは自由を謳歌していたのに、急に不自由な生活になったな…」とホームシックにかかる人も珍しくありません。しかし、学生寮での生活は、今後の人生にも大いに役立ちます。
大学を卒業して、社会というさらに広い世界に出れば、あらゆる人と関わることによって、それぞれの分野にはどんなルールがあり、それによって円滑に物事が進められていくか、ということを知ります。この際、大学で自由を謳歌し過ぎて自分だけのルールで生活していった人は、なかなか社会のルールになじめません。
しかし、大学の学生寮で大勢の人たちと同じ屋根の下での共同生活を体験していれば、自然とルールに順応していくことが自然にできます。
共存して協力し合いながら物事を進めていくという、人勢で大事なことを、学生寮生活は自然と教えてくれるでしょう。
規則正しい生活が送れる
大学生活をきっかけに実家を出ると、待っているのは親という束縛からの解放です。それ以前の学生生活は地味に過ごしていたのに、大学を機に「大学デビュー」をする人は少なくないでしょう。
大学生活は、それ以前の生活と比べて視野・行動範囲が大きく拡大して、新しい体験が多々待っています。それはそれで楽しい生活になりますが、自由を謳歌し過ぎると待っているのが生活の乱れです。
実家・親という束縛がなくなった分、何でも自由にできるため、食生活から生活時間まで自分で管理しないといけません。特に多いのはオールナイトの遊びで、そのような生活を続けていたら昼夜が逆転します。
大学生という若さがあればある程度の無理は問題ないでしょうが、あまりにも自由になり過ぎて度を超えた生活を送ってしまうと、健康面にも支障をきたしてしまうでしょう。
しかし、学生寮生活を送っていれば、生活時間や食事など、規則正しい生活を送ることが可能です。特に食事面は栄養バランスを考えた健康的な食事が提供されるため、1人暮らしにありがちなジャンクフード多めの不健康な食生活を回避できます。
大学の学生寮のデメリット
大学の学生寮にはデメリットと感じる面もないとはいえません。その中の一つが自分だけの時間が過ごせないという点です。学生寮は生徒1人あたり個室が1部屋用意されることが多いため、自分の時間を持つことが可能です。しかし部屋を出れば、同じ寮に住んでいる生徒たちと顔を合わせることになります。
それをまったく苦に感じない人であれば問題ないですが、大学以外では完全に1人の時間を過ごしたい・人と話すのがそれほど得意ではないという人は、ストレスに感じてしまうかもしれません。
また、学生寮は門限があり、寮の決められた時間に従って生活を送りますが、これも苦に感じる人もいるでしょう。人によっては実家住まい時代に、特に門限もなく自由に生活していた人もいるでしょうが、そのような人にとって学生寮生活は不自由に感じるかもしれません。
先述した通り、大学の学生寮は多大なメリットがありますが、どうしても共同生活が無理でストレスに感じるという人がいれば、完全な1人暮らしがおすすめといえます。
大学の学生寮生活を楽しむポイント
大学の寮生活が決定している人は、「初めての寮生活は不安…」と思っている人もいるでしょう。しかしそんな人でも大学寮生活は工夫次第でさらに楽しく過ごすことが可能なのです。
では、大学の寮生活を他のsむためのポイントとは何か、次より説明しましょう。
寮生の名前を早く覚える
大学の学生寮生活の特徴は大勢の生徒との共同生活です。学生寮に集まる生徒は学部・学科、先輩・後輩など関係なく、大勢が集い、共同生活を進めます。なかには人と話すのが苦手だから、なるべく交流を避けるという人もいるでしょう。
しかし、同じ寮にいるということは、数年は同じ屋根の下で暮らすことになります。そのような状況下で、1人だけ交流を避けていると「あの人は何なんだ、挨拶しても無視して」と不審の目で見られ続けて、寮生活を送るのが心苦しくなるでしょう。そのような事態を避けるためにも、極力他の生徒たちと交流をするように心がけることが大事です。
人付き合いが苦手な人はまず顔と名前を覚えることから始めましょう。学生寮生活をしている人は大勢いるため、名前を覚えるのはひと苦労かもしれません。しかし、早く名前を覚えて声がけすることによって、「あ、僕の名前を覚えてくれてる」と好印象となり、向こうも心を開いてくれる効果があります。
顔と名前を一致させて、共同生活者との交流を極力行なうことが、学生寮生活を快適に過ごすための秘訣です。
1人の時間も大切にする
学生寮生活では、共同生活者との交流も大事ですが、その一方で1人の時間を大事にすることも重要です。大勢でワイワイやるのが好きな人・寂しがり屋の人は、学生寮生活をする場合、どうしても共同生活者と常につるみがちになります。
他の生徒たちと仲良くワイワイすることは決して悪いことではありません。しかし、1人で自分を見つめ直す・1人で考える時間も、大学生に限らず人間には必要です。
1人で思い詰めるより複数の人間で話すことによって、より良いアイデアが浮かぶケースは少なくありません。しかし、場合によっては、他社の意見で自分の考えが流されてしまって、自身の良いアイデアが消えてしまうパターンもあります。
また、大学の講義の課題などがあっても、他の生徒と遊ぶと、やらなくてはいけないことが後回しになってしまい、その場合、自分に負担がかかってしまうでしょう。
大勢でワイワイするのも良いですが、1人の時間も大事にするため、大勢・1人の切り替えができるように心がけることが大事です。
便利アイテムを揃える
学生寮には自分用の個室が与えられます。その際に、部屋での生活が快適になる便利アイテムを揃えることが大事です。寮生活で手元にあれば便利なアイテムは以下のものが挙げられます。
・耳栓・アイマスク
エントランス・隣の部屋の音が気になる人、夜に眠れない人は耳栓・アイマスクを用意していると、快適に1人の時間を過ごせるでしょう。大学の課題など集中したい作業がある場合、余計なノイズを遮断する耳栓は絶大な効果を発揮してくれます。
・クイックルワイパー・コロコロ
「掃除機は部屋に持ち込めない」「高額」「貸し出ししかしてない」という理由で掃除機がないという人もいるでしょう。そんな人におすすめなのが、クイックルワイパー・コロコロの2つです。
軽量で使いやすい・場所を取らない・安いと3拍子揃っているので、簡単に掃除ができます。すぐに取れる場所に置いておけばちょっとした汚れにすぐに対応できて、部屋が汚れる心配はありません。
・突っ張り棒
ハンガーや物干し竿の代用品になるのが、突っ張り棒です。部屋の空間を有効利用できて、床の面積を広々と使えます。
日本経済大学の学生寮
日本経済大学の福岡キャンパスには、男子・女子ともに学生寮が用意されています。以下よりそれぞれの寮の特徴を紹介しましょう。
ケンブリッジハウス(男子寮)
日本経済大学の福岡キャンパスにある男子寮が、ケンブリッジハウスです。重厚かつクリーンでスタイリッシュな外観は、学生寮ではなく高級ホテルを彷彿とさせます。周辺環境も豊富なお店が営業しているため、不自由さを感じさせません。留学生も多く入居しているので、国際交流も活発になるでしょう。
個室
学生用の個室はワンルームマンションのような居住空間で、快適に過ごせるのが特徴です。
食堂
食堂は、朝・夕と1日2食が提供されます。調理師・栄養士による栄養バランスに優れた献立のため、栄養不足の心配はありません。
大浴場
個室にはユニットバスがありますが、共有施設である大浴場も用意されています。足をしっかり伸ばせられる大きな湯船に浸かれば、1日の疲れも取れて質の高い睡眠が取れるでしょう。
その他、ビリヤードルーム、カラオケルーム、鏡張りのエントランススペースなどもあります。費用は月額40,000円(食費、光熱費、大浴場無料付き)です。
オックスフォードハウス(女子寮)
日本経済大学・福岡キャンパスには、女子寮であるオックスフォードハウスもあります。女子寮は広大な敷地にあり広々とした空間は開放感いっぱいに生活できます。建物はキャンパスに隣接しているため、通学時間を気にする必要はありません。
個室
男子寮と同じく、生活に必要な備品が備え付けのため、不便さを感じずに生活を送れます。
ラウンジレストラン
女子寮の食堂はラウンジレストラン形式となっています。有機野菜のサラダバー、和・洋・中華と揃ったバリエーション豊かなメニューは、飽きることがありません。
天然温泉露天風呂
女子寮のもう一つの目玉は、天然温泉の露天風呂です。美容と健康に効く泉質は疲れた体を癒してくれます。
まとめ
大学の学生寮生活は、「落ち着かなさそうで、時間も自由にならないし不便そうだな」と良くないイメージを持っている人もいるかもしれません。
しかし、大学の寮生活は、共同生活・ルール厳守という、今後の人生・社会人として役立つものが自然と学べる、大事な場所という意味合いもあります。
自宅からの通学が困難な人、金銭的に1人暮らしをするのが難しい人は、寮生活も検討してみてはいかがでしょうか。
日本経済大学は、福岡キャンパスに男子寮・女子寮が用意されています。学生寮とは思えないハイクオリティ・ハイセンスな環境なので、入寮をおすすめします。
「日本経済大学」では、留学生の就職活動の支援を目的とした、留学生対象の専門ゼミを開講しています。そこでは、BJTビジネス日本語能力テストの受験を推奨し、学習も行っています。
■日本経済大学(都築学園グループ / (学)都築育英学園)
都築学園グループは、「個性の伸展による人生練磨」を建学の精神とし1956年に設立された大学です。2018年に開学50周年を迎えた日本経済大学は、経済・経営の実学に特化した2学部6学科17の専門コースを持っています。日本有数の、留学生を抱える国際色豊かな大学です。