高校生の皆さん、こんにちは!
夢いっぱいの大学生活を思い描くとき、どの学部を選ぶかはとても大切な決断ですよね。その中でも「観光学部」は、旅行やホスピタリティに興味がある人にとって最高に魅力的な選択肢なんです。
観光地の舞台裏や、旅行者に忘れられない体験を提供する方法について学べるなんて、ワクワクしませんか?
「観光学部って具体的にどんなことを学ぶんだろう?」とか「志望理由ってどう書けばいいの?」って悩んでいる皆さん、安心してください!
この記事では、観光学部の魅力や学べること、取得できる資格から、観光業界でのキャリアについて詳しく解説します。そして、最後には実際に使える志望理由書の例文もご紹介。
観光業界の華やかさや現場のリアルを知ることで、あなたの志望理由書がキラリと光るものになるはず。今すぐこのガイドを読んで、観光学部への第一歩を踏み出しましょう!
1. 観光学とは
観光学って、旅行の勉強だけじゃないんです。実は3つの大きなテーマに分かれていて、それぞれがとても面白いんですよ。
テーマ1:産業としての観光
まずは「産業としての観光」。これは旅行代理店やホテル、レストラン、お土産屋さんなど、観光産業全体をどうやって盛り上げるかを研究する分野です。1960年代の経済成長とともに旅行が一般的になり、1964年には海外旅行が自由化されました。このころから観光学部が誕生し始め、当初はホテルや旅館の経営が中心でしたが、今では観光全体のビジネスモデルを考え、観光客を満足させる方法を探ることが主なテーマです。
テーマ2:地域と観光
次に「地域と観光」。これは観光が地域振興や町おこしにどう役立つかを研究する分野です。観光資源を活用して地域を活性化させる取り組みが進んでいます。日本政府も「観光立国」を掲げ、地域と協力して観光客を呼び込むための様々なプロジェクトを展開しています。観光地へのアクセスを改善したり、地元の特産品をPRすることで地域全体を盛り上げています。
テーマ3:文化と観光
最後に「文化と観光」。これは観光が地域の文化や社会に与える影響を考える分野です。観光が進むことで異なる文化や価値観が交わり、新たな文化が生まれることもありますが、伝統的な文化が失われるリスクもあります。観光による文化交流のメリットとデメリットをバランスよく見つめ、持続可能な観光を目指すことが求められます。
観光学は、経営学、経済学、社会学、人類学など、さまざまな学問の手法を組み合わせて観光という現象を多角的に分析する学問です。旅行好きな人はもちろん、社会や文化の動きに興味がある人にとっても、観光学部はとても魅力的な学びの場ですよ!
2. 観光学部で学ぶこと
観光学部って一言でいうと「観光に関するあらゆることを多角的に学ぶ」学部なんです。もう少し具体的に見てみましょう!
①観光地計画と経済
観光学部では、観光地をどのように計画し、整備するかを学びます。観光地の開発がその地域の経済にどんな影響を与えるのかも研究します。例えば、新しい観光スポットを作るには何が必要か、観光客をどうやって呼び込むか、観光地が地域に与える経済効果などを学びます。
②ホテル経営とサービス
ホテルやリゾート施設の運営も重要なテーマです。快適な宿泊施設を提供するためには何が必要か、どうやってリピーターを増やすか、スタッフの管理やトレーニング方法などを学びます。実際のホテル経営に役立つ具体的なノウハウを身につけることができます。
③文化とコミュニケーション
観光において、文化理解とコミュニケーションは欠かせません。国内外の文化について学び、観光客とのコミュニケーション方法を研究します。異なる文化背景を持つ人々とどのように交流するか、観光を通じて文化をどう伝えるかを考えます。
④地方の魅力を引き出す
都市だけでなく地方にも魅力的な観光地はたくさんあります。観光学部では、地方の観光名所をどうやって発展させるか、地域の活性化策について学びます。例えば、地域の文化や伝統を活かした観光資源の開発や、効果的なPR方法、地方特有の問題解決策などを考えます。地域の魅力を引き出し、多くの観光客を引きつける方法を学びます。
⑤観光ビジネスと政策
観光産業全体を見据えた観光ビジネスや政策の研究も重要です。観光業界で成功するためのビジネスモデルや戦略を学び、観光政策がどのように影響を与えるかを理解します。国際観光に関する法律や規制、マーケティング戦略も学びます。
⑥社会への影響
観光が社会に与える影響についても研究します。観光が地域社会にどんな変化をもたらすのか、観光による文化交流がどのように進むのかを学びます。持続可能な観光の在り方を考え、観光業が地域社会と共に発展するための方法を探ります。
3. 観光学部で取れる資格
観光学部では、ただ旅行について学ぶだけでなく、将来のキャリアに役立つさまざまな資格も取得できるんです。これらの資格は観光業界で働く上で非常に有利になるので、ぜひチェックしてみてください!
①旅行業務取扱管理者
まずは、旅行業界で唯一の「国家資格」である旅行業務取扱管理者。この資格には、国内旅行業務取扱管理者と総合旅行業務取扱管理者の2種類があります。取得すれば、旅行に関する豊富な知識と技術を持つプロとして国から認められ、全国どこでも通用します。一度取れば生涯有効なので、将来のために持っておいて損はありません!
②全国通訳案内士
外国人観光客を日本各地に案内し、文化や伝統、生活習慣を外国語で紹介する全国通訳案内士の資格も人気です。通訳者とは違い、自分で言うべきことを考えて伝える点が特徴です。観光地の案内だけでなく、旅行スケジュールの管理や宿泊先の確認、荷物の管理、買い物のアドバイスなど、幅広い業務をこなすことが求められます。これもまた、観光業界でのキャリアを大きく広げてくれる資格です。
③観光プランナーや夜景観光士検定
ツアープランナーを目指すなら、観光プランナーの資格や夜景観光士検定もおすすめです。観光プランナーは、観光地の魅力を最大限に引き出すツアーを企画するための知識を学びます。一方、夜景観光士検定は、美しい夜景スポットを案内するプロフェッショナルになるための資格です。ロマンチックな夜景を楽しむ観光客に最高の体験を提供できます。
③旅程管理主任者と旅行地理検定
ツアーコンダクターとして活躍したいなら、旅程管理主任者(国内・総合)や旅行地理検定が役立ちます。旅程管理主任者は、ツアー中のスケジュール管理やトラブル対応を行う重要な役割を担います。旅行地理検定は、世界各地の地理や観光名所についての知識を深めることができます。
④観光英語検定とインバウンドガイド
観光英語検定やインバウンド実務主任者、インバウンドガイドの資格を取得すれば、外国人観光客への対応がスムーズに行えます。JATAトラベル・カウンセラー制度や日本の宿おもてなし検定も、観光業界での専門知識を高めるために役立ちます。
⑤ホテルビジネス実務検定とマナー検定
ホテルスタッフを目指すなら、ホテルビジネス実務検定やホテル・マネジメント検定がおすすめです。さらに、ユニバーサルマナー検定やマナー・プロトコール検定を取得することで、より質の高いサービスを提供できるようになります。
4. 観光学部出身者の就職
観光学部で学んだことを活かせる仕事ってたくさんあるんですよ!観光に興味がある人にとって、将来のキャリアの幅が広がること間違いなしです。観光学部の卒業生に人気の業界と職種を見てみましょう。
●観光学部の卒業生に人気の業界
①観光業界
「せっかく学んだ観光に関する知識を生かしたい!」と考える観光学部の卒業生は、やっぱり観光業界に進むことが多いです。旅行会社はもちろん、ホテルや旅館、レンタカー、電車、バス、飛行機などの交通関連の企業でも活躍しています。観光業界は多岐にわたるので、自分の興味に合った分野で働けるのが魅力です。
②運輸・流通業界
観光学部の学生には運輸・流通業界も人気があります。観光とは、人や物が場所から場所へと移動すること。そのため、観光学部で学んだ経済学、心理学、社会学、地理学の知識が運輸や流通の分野でも大いに役立ちます。航空会社や鉄道会社、物流企業などで、観光の視点を活かした仕事に携わることができます。
③テーマパーク業界
観光学部の卒業生はテーマパーク業界でも大活躍。テーマパークは観光の重要なスポットであり、多くの人々に喜びを提供する場です。ここでは、人々の心理や行動を理解し、どうすればもっと楽しんでもらえるかを考えるスキルが求められます。ディズニーランドやユニバーサルスタジオなどの有名テーマパークで働くのも夢じゃありません!
④ブライダル業界
意外かもしれませんが、観光学部の卒業生にはブライダル業界も人気があります。観光学部で学んだ人の心理や行動に関する知識、素晴らしい体験を提供するスキルは、結婚式という特別なイベントを成功させるためにも役立ちます。ウェディングプランナーとして、新郎新婦の夢を叶える仕事はとてもやりがいがあります。
●観光学部の卒業生に人気の職種
①ツアーコンダクター
ツアーコンダクターは、旅行に参加するお客様と一緒に行動し、観光地の案内や旅行中の手続き、トラブル対応を行います。お客様の様子に気を配り、トラブル時には冷静に判断する能力が求められますが、お客様の喜ぶ顔を見るとやりがいを感じます。
②プランナー
企画案を出すプランナーの職種も人気です。観光業界なら旅行の企画を行う観光プランナー、テーマパーク業界ならイベントプランナー、ブライダル業界ではウェディングプランナーなど、多岐にわたる分野で活躍できます。観光学部で学んだ提案力や行動力を生かせる仕事です。
③カウンタースタッフ
カウンタースタッフとして、お客様のニーズを聞き、適切な提案や助言を行う仕事もあります。観光学部で人の心理や行動を理解する力を身につけていれば、お客様の心の動きを敏感に察知し、分かりやすく説明することができるでしょう。
5. 観光学部の志望理由書の例文
観光学部の志望理由を書くとき、どんな内容にすればいいのか迷いますよね。ここでは、いくつかの例文を紹介して、参考にしてもらえればと思います。自分の体験や目標を交えて、ユニークな志望理由を書いてみましょう!
例文1:地域の魅力を伝えたい
私は将来、地域の観光資源を活用して、地元を活性化させたいと考えています。中学生の頃、地元の観光地でボランティアガイドを経験し、その楽しさに魅了されました。その経験から、地域の歴史や文化に興味を持ち、地元の魅力を多くの人に知ってもらいたいと思うようになりました。
貴学の観光学部では、観光マーケティングや地域振興の専門知識を学ぶことができ、さらに実践的なプロジェクトを通じてスキルを磨けると伺いました。この学びの環境は、私が目指す地域活性化の実現にぴったりだと感じています。観光学部での学びを通じて、地元に貢献できる観光プロジェクトを立ち上げたいと考えています。
例文2:世界中の人々を迎えるホテルマンに
私は幼い頃から旅行が大好きで、特にホテルでの滞在が楽しみでした。特に印象に残っているのは、家族旅行で泊まったホテルで出会ったスタッフの温かいおもてなしです。そのスタッフのおかげで、旅の思い出が一層素晴らしいものとなり、私もそんな素敵なホテルマンになりたいと思うようになりました。
貴学の観光学部では、ホスピタリティの専門知識やホテルマネジメントについて学ぶことができ、さらに実践的なインターンシッププログラムも充実していると聞いています。この環境で学び、世界中の人々を迎えるホテルマンとしてのスキルを身につけたいと考えています。
例文3:観光と文化の架け橋に
海外旅行の経験から、異文化交流の素晴らしさに感動しました。特に、現地のガイドがその土地の文化や歴史を興味深く説明してくれたことが印象に残っています。そのガイドのおかげで、旅行が単なる観光以上のものとなり、深い学びと感動を得ることができました。
貴学の観光学部では、異文化コミュニケーションや外国語のスキルを磨くカリキュラムが充実しており、全国通訳案内士の資格取得にも力を入れていると聞いています。この学びの場で、日本の魅力を世界に伝えるガイドとしてのスキルを身につけたいと考えています。
例文4:観光ビジネスのプロフェッショナルに
観光学部で観光ビジネスの基礎を学び、将来は旅行会社で働きたいです。高校生の時に参加した学校の修学旅行で、旅行の企画から運営までのプロセスに興味を持ちました。特に、ツアーガイドの方が旅行の全体をコーディネートしている姿に感銘を受け、自分もそんな風に多くの人に喜ばれる旅行を企画したいと思いました。
貴学の観光学部では、観光経済学やマーケティング、ツアープランニングなどの実践的なカリキュラムがあり、現場での実習も豊富です。この環境で学ぶことで、観光業界のビジネスモデルやマーケティング手法を習得し、多くの人に喜んでもらえる旅行プランを提案できるようになりたいです。
例文5:観光とサステナビリティ
私は、観光と環境保護の両立に興味があります。観光学部で持続可能な観光について学び、エコツーリズムの専門家になりたいと考えています。中学生の頃、家族で訪れた自然保護区でのエコツアーに参加し、自然環境の素晴らしさとその保護の重要性を実感しました。
貴学の観光学部では、エコツーリズムや持続可能な観光開発、環境教育に力を入れていると伺いました。この学びの場で、地域の自然環境を守りながら観光客に素晴らしい体験を提供する方法を研究したいです。将来的には、サステナブルな観光プロジェクトを立ち上げ、観光と環境保護のバランスを取るための施策を実践したいと考えています。
おわりに
志望理由書を書くときって、なんだか緊張しますよね。でも、自分の体験や夢を語るチャンスだと思えば、きっと楽しく書けるはずです。この記事で紹介した例文を参考にしながら、自分らしい志望理由書を作ってみましょう。
観光学部って、本当に色んなことが学べるんですよ。旅行好きならそのまま観光業界で活躍するもよし、地域の魅力を発信して地方を盛り上げるのもよし、ホスピタリティ業界で世界中の人と接するのも素敵ですよね。どんな未来を描いても、観光学部での学びがきっと役に立ちます。
自分の経験を交えつつ、どうして観光学部で学びたいのか、その理由をしっかりと書くことで、あなたの志望理由書はもっと魅力的になります。観光学部での学びを通じて、どんな夢を叶えたいのか、どんなことを成し遂げたいのかを、しっかり伝えてくださいね。
日本経済大学で観光を学ぼう!
日本経済大学 経済学部 商学科のホテル・観光ビジネスコースは、ホテル経営や旅行業及び観光産業のマネジメントを学び、観光立国推進を担うホスピタリティ・マインドあふれる人材を育成することを目的としています。
就職に有利な旅行業務取扱管理者の資格取得を支援することも特徴の一つで、観光文化論、観光政策論、現代ツーリズム論、ホスピタリティビジネスなどの科目があります。在学中には、旅行業務取扱管理者(総合・国内)、TOEIC®、実用英語技能検定(1~3級)、旅程管理主任者(ツアーコンダクター)、世界遺産検定などの資格取得を目指すこともできます。特に、観光政策論では、観光立国推進基本法を読み解きながら、観光政策の理解を深め、地域社会を支える観光産業のあり方について論じることができるようになります。
日本経済大学HP:https://www.jue.ac.jp/
日本経済大学・経済学部・商学科・ホテル・観光ビジネスコース:https://www.jue.ac.jp/department_top/commerce/tourism/