今回は、フットサルに力を入れている大学を15校ほどピックアップし、中立的な視点で概要や特徴をまとめたものです。なお、大学によっては毎年のチーム体制や監督・選手の入れ替わりによって成績が変わるため、最新の順位や実績は必ず公式情報や大会主催者の発表をご確認ください。ここでは事実関係を中心に記載しており、特定の大学を過度に推奨・批判する意図はありません。
フットサルに強い大学一覧
1. 立命館大学
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概要: 関西の大学フットサル界で安定した活躍を見せている。全日本大学フットサル大会(大学インカレ)への常連出場校としても知られる。
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特徴: チーム内にはサッカー経験者だけでなく、高校時代からフットサルに取り組んでいた選手も多いとされる。切り替えの速さと連動性を重視したスタイルが評価される。
2. 大阪商業大学
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概要: 関西学生リーグで上位に入る実績を持ち、全国大会でも好成績を残すことがある。サッカー部とは別組織でフットサルの強化に取り組む。
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特徴: 選手個々のフィジカルや技術のベースが高く、パワーとスピードを生かした攻撃が持ち味といわれる。守備時の切り替えも素早い。
3. 日本体育大学
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概要: スポーツ系大学として有名で、サッカーはもちろんフットサルにも力を注ぐ。大学フットサルの強豪として名前が挙がることが多い。
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特徴: スポーツ科学の研究やトレーニング理論を取り入れ、コンディショニングを徹底する。持久力や瞬発力に裏打ちされた激しいプレッシングで相手を追い込む戦術が得意とされる。
4. 早稲田大学
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概要: 伝統的にサッカー部が強いイメージを持たれているが、フットサルチームも全国大会に度々出場している。学生主体の運営を行っているケースが多い。
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特徴: スタッフや選手同士のコミュニケーションを大事にし、プレーの連動性を高めている。個々の技術力に加えてチームワークで勝負するスタイルが見られる。
5. 慶應義塾大学
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概要: サッカー競技全般に強化の歴史を持つが、フットサルも積極的に強化。全日本大学フットサル大会に出場経験がある。
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特徴: 慶應独自のリーダーシップ教育や自主性重視の文化が、チームマネジメントにもプラスに働くと言われる。理論的な分析と実践を組み合わせた練習が見られる。
6. 明治大学
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概要: サッカーだけでなくフットサルにも競技者が多く集まる伝統校の一つ。リーグやカップ戦で粘り強い試合運びを見せると評される。
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特徴: 運動量とフィジカルを活かしたプレーが目立ち、サッカー経験者が多いという点も特徴。守備をベースにカウンターで勝負する試合展開を得意とすることが多い。
7. 大阪体育大学
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概要: スポーツ専門大学として高い実績を誇る。フットサルも専用の指導者と練習環境を整え、全国大会での活躍が見られる。
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特徴: 競技パフォーマンス向上のための体力測定や分析を積極的に導入。走力と対人プレーに強い学生が集まりやすく、ハイテンポな試合を展開する傾向。
8. 名古屋経済大学
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概要: 東海地域の大学フットサルシーンで注目度が高い。全日本大学フットサル大会で好成績を残す年もあり、存在感を示している。
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特徴: 名古屋地域はフットサルのプロチームも盛んな土地柄。地域クラブとの交流や練習試合を通じ、試合勘や戦術理解を高めているといわれる。
9. 流通経済大学
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概要: サッカーの強豪大学として知られる一方で、フットサル部も力を入れている。関東リーグやカップ戦を通して成長を続けている。
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特徴: 高校サッカーの強豪校出身者も多く、足元の技術や判断力に定評がある。スペースを活かしたパス回しを得意とし、攻撃的なスタイルを掲げる。
10. 大阪教育大学
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概要: 国立大学の中では比較的フットサルに注力しているとされる。関西の大学リーグや地域大会での実績がある。
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特徴: 教育学部を中心に学生が集まっており、コーチングや指導法の理論を学びながら自らのプレーに還元している。メンバー間の連携を重視する文化があるといわれる。
11. 福岡大学
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概要: 九州地区の大学フットサル界でよく名前が挙がる強豪校。全国大会でもベスト8以上を狙う力を持つと言われる。
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特徴: 地域リーグでの経験をもとに、積極的に全国大会に挑戦。九州特有のスピード感のあるサッカー文化がフットサルにも反映されているとされる。
12. 京都産業大学
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概要: 関西学生リーグで上位に進出する力を持ち、フットサル専用のコーチや練習環境整備にも取り組む姿勢が見られる。
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特徴: アグレッシブな前線からの守備と、ショートカウンターを組み合わせた戦い方が得意とされる。観客が盛り上がる試合展開を見せることが多い。
13. 中京大学
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概要: 愛知県に本部を置く総合大学。サッカーだけでなくフットサルにも一定の成果を出している。東海エリアのリーグで上位をうかがう。
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特徴: グラウンドや体育館などの施設が充実しており、練習環境が比較的整っている。戦術理解の深い選手が多く、ポゼッションを重視するスタイルが見られる。
14. 東京学芸大学
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概要: 国立大学でありながら、フットサルに積極的な姿勢を持つ。都内の強化チームとの練習試合も行い、力をつけている。
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特徴: 教員養成系大学であるため、部内には指導論や心理学を学ぶ学生も多い。その知識をチーム運営や練習設計に活用している例があるとされる。
15. 東海大学
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概要: 総合大学として有名で、スポーツ全般での実績が高い。サッカー部と兼部・連携する選手も見られ、フットサル部門も大学インカレで注目される。
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特徴: 幅広い学部の学生が在籍し、戦術研究や動画分析などを自発的に行うチーム体制が整うことも。基礎技術に加え、幅広い作戦を立てられるのが強みとなっている。
大学フットサルの特徴とポイント
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全国大会(インカレ)の存在
フットサルの大学インカレ(全日本大学フットサル大会)は、毎年全国各地の代表校が集い日本一を競う舞台です。リーグ戦や地域予選を勝ち抜いて出場するため、出場校は一定の実力を備えていると考えられます。 -
サッカー部との連携と選手層
フットサル部が独立している場合もあれば、サッカー部内の一つのチームやサークルから派生している場合もあります。サッカー経験者が多い大学は、そのままフットサルでも素地の技術を活かして活躍するケースが少なくありません。 -
地域性とリーグ戦
関東、関西、東海、九州など地域ごとに学生リーグやカップ戦が行われ、それぞれの地域で実力校が形成されています。地域のトップチーム同士が全国大会で激突する構図が大学フットサルの面白さの一つです。 -
練習環境と研究の充実度
スポーツ科学やコーチング理論に力を入れている大学は、分析ツールや練習設備が充実しやすく、実践につなげる環境があります。国立大学や体育大学など、それぞれの特性がチーム強化の方向性に影響を与えます。 -
指導者やスタッフの影響
指導者のフットサル経験や戦術理解によって、チームカラーは大きく変わります。また、学生主体の自主運営のケースでは、リーダーシップを発揮する学生の資質がチーム力向上のカギになると考えられます。
おわりに
ここで紹介した15の大学は、あくまで「大学フットサル界で強豪・注目校として知られる」という観点からピックアップしたものであり、他にも魅力あるチームは数多く存在します。
最新の成績や詳しい情報は、大会主催者の公式サイトや各大学の公式発表、あるいはフットサル連盟・サッカー連盟の情報をご参照ください。年度や大会ごとに順位や実力は入れ替わるため、その都度の動向を追いかけることで、より正確にチームの実力や特徴を把握できます。
大学フットサルは、サッカーと共通する部分もありながら、より少人数でスピード感のあるプレーが魅力です。技術や戦術の多様性、学生ならではの熱意や成長の過程を楽しめる点も注目に値します。各大学が切磋琢磨しあいながら日本フットサルのレベル向上に寄与している様子は、観戦する側にとっても大きな見どころといえます。
「日本経済大学」では、留学生の就職活動の支援を目的とした、留学生対象の専門ゼミを開講しています。そこでは、BJTビジネス日本語能力テストの受験を推奨し、学習も行っています。
■日本経済大学(都築学園グループ / (学)都築育英学園)
都築学園グループは、「個性の伸展による人生練磨」を建学の精神とし1956年に設立された大学です。2018年に開学50周年を迎えた日本経済大学は、経済・経営の実学に特化した2学部6学科17の専門コースを持っています。日本有数の、留学生を抱える国際色豊かな大学です。フットサルの強い大学15選