進路決定に迷う人必読!大学進路の決め方と卒業後の選択肢を解説

進路が決まらない人の特徴、進路を決める秘訣などを紹介!

by GAWA_K

10代の後半の時期である高校時代は、まさに青春時代の真っ盛りで楽しい3年間を過ごす人が多いでしょう。しかし高校時代は楽しい反面、自分の将来について考える時期でもあります。人によっては高校入学早々に、大学の受験を目標に掲げて勉強に励む人もいて、その一方、就職に備えて資格取得を目指す人も珍しくありません。

そのような高校生活の中で、「やりたいことが特にないし、勉強もそれほど好きではない」という感じで、自分の進路をどうしたらいいのかわからないという人もいるでしょう。

では、自分の将来が見えない人は、どのように進路を決めればいいのでしょうか。今回は、高校生が進路を決めるための秘訣などについて、詳しく解説していきましょう。

 

進路が決まらない高校生の特徴

進学や就職、自分の夢に向かって張り切っている人に対して、将来の夢がなく何をしていいのかわからないという人もいます。そのような高校生はどんな特徴があるのか、以下よりその特徴を紹介しましょう。

勉強が苦手

かつての学歴社会ほどではないですが、学生にとって勉強は重要な課題です。しかし昔から勉強は苦手という人もいるでしょう。

周囲が勉強に励んでいる時期に自分が何もできないでいると「自分はダメな人間なのでは」と後ろ向きな気持ちになってしまい、将来は仕事に就けたとしても立派な社会人にはなれないのでは、と思い込んで、明るい未来が見えない状態になってしまうのです。

視野が狭い

高校生はそれまでの義務教育に比べると、一気に交友関係が広がります。また学校以外でもアルバイトが可能になるため、そのような場所でもまた新たな出会い・体験が待っているでしょう。

しかし、それでも高校生という立場は、成人・社会人に比べて、行動範囲・視野が狭い状況だといえます。中には家と学校の往復だけという人もいるでしょう。そのような状況だと、どうしてもその限られた世界の中で価値観が決定してしまい、将来の選択肢がないと決めつけてしまうのです。

やりたい仕事・学問がない

自分の好きなこと・趣味はあるけれど、それが仕事や大学の学問に結びつかないと決めつけている人は、進路が決められない傾向があります。好きなこと・興味のあるものが、直接的ではないにしろ仕事や学問に活かされることは多々あるのですが、それに気づかないと、やりたいことがない、何をやっていいのかわからないという状態に陥ってしまうのです。

 

卒業後の選択肢

進路の決定に迷っている人は、まず高校を卒業した人間はどのような進路の選択肢があるのか、その種類を把握する必要があります。進路をどうしたらいいのかわからない人でも、進路の種類だけでも知っていれば、自分がどの選択肢に最も近いのかを知ることができるでしょう。

高校卒業後の進路は、以下のような選択肢があります。

  • 進学(大学・短大・専門学校)
  • 就職
  • 家の家業を継ぐ
  • フリーター
  • 無職
  • 働きながら通信講座・セミナーを受講

どの進路もそれぞれ特色があり、良い点もそうでない点もあります。高校生の進路で見落としがちなのが、通信講座やセミナーの受講です。

専門性の高い知識・スキルを学べるという点は、大学や専門学校と変わりないですが、確固としたカリキュラムにより、仕事などで忙しい人でも無理なく学習が可能で、大学などの学費に比べると安く済ませられるというメリットがあります。

受講者もさまざまな世代がおり、講座・セミナーによっては受講者同士の交流ツールなどもあるため、新たな人脈づくりも可能です。

このように、卒業後はいくつかの選択肢があるので、どれが自分にふさわしいか考えましょう。

 

大学生になって今後を考えるのは悪くない

高校生の中には、特に将来の夢はないからとりあえず大学に進学しようという人もいるでしょう。人によってははっきりとした人生の目標・夢があり、そのために大学の学部・学科にて専門的な学習をする人もいます。そのような人に比べると、自分はいい加減なのでは、と思う人もいるでしょう。

しかし、「とりあえず大学に進学」は決していい加減な考えではありません。大学生は、現役入学だと19歳、浪人をすれば成人になってからが大学生としてのスタートです。人によっては高校卒業した人間は立派な大人という見方もするでしょう。しかし世間一般でいえば、社会人経験のない学生です。

まだ社会に組み込まれていない期間を指す「モラトリアム」期間は、一般的には大学在学中までと言われています。この期間は人生経験も乏しく、まだ将来のことが見えていない状態でも決しておかしくありません。

中には、大学入学を機に人脈を広げて起業を計画しているという野心的な人もいるでしょう。しかし、その一方で飲み会やサークル活動を存分に楽しみたいといった目的で、大学入学を目指す人もいます。

そして、大学生活を通じて、さまざまな出会い・出来事があり、そのような経験を得て、自分が将来やりたいことが見つかる人も珍しくありません。「将来の夢がないからとりあえず大学入学を目指す」といった動機は決して不純ではないのです。

 

高校等業後の進路スケジュール

先述した通り、高校卒業後の進路はいくつかのパターンがあります。それぞれの進路はどのようなスケジュールで進むのか、事前に知っておくと便利でしょう。では、進路の代表格である進学・就職はどのようなスケジュールになっているのか、以下より説明しましょう。

進学の場合

大学・短大の場合は、推薦入試・一般入試があります。

・推薦入試

  • 総合型選抜(AO入試):9月に出願、10月に試験、11月に合否発表
  • 学校推薦型選抜:11月頃に出願を開始し、11~12月頃に試験、12月頃に合否発表

・一般入試

  • 1月頃に出願、1月に入試(国立・私立によって異なる)、3月に合否発表

専門学校の場合は、10月ごろから願書受付開始で、3月ごろまで受け付けているところもあります。

就職の場合

高校卒業後の就職は、自分で求人を見つける手段もありますが、ほとんどが学校を通じて就職先を紹介してもらうパターンです。就職志望の場合、早くて高校3年に進級した時点で、就職説明会や面談が開始されます。この時にどのような仕事をしたいかを決める流れです。

一般的には7月頃に学校で求人票が公開され、この時に会社訪問などを行ないます。就職したい会社に応募書類を提出する時期は9月頃です。面接・選考などを経て、早くて9月中に内定が決定します。

それ以外の場合

卒業後はフリーター、通信講座の受講などという手段もありますが、他の進路のように年間のスケジュールが決まっているわけではないので、焦る必要はないでしょう。ただし、通信講座はコースごとに受付の期限があるので、受講したい講座・コースの情報はしっかりと確認することが大事です。

フリーターの場合も、卒業後に何をやろうか決めるのではなく、事前にどのようなバイトをやるのか、1日何時間・週にどれくらい出勤するのかなどを決めておくと、卒業後もスムーズに生活が進められます。

 

進路を決める秘訣

高校卒業後の進路はどんな種類・選択肢があるのか把握しても、それでも自分の将来をどうすればいいのか、どんなことが自分にとって最善なのか、なかなか決められない人もいるでしょう。

そのような人におすすめなのが、次より紹介する進路が見つかるきっかけになる方法です。その方法を次より紹介しましょう。

自己分析を行なう

自己分析を行なうと、自分が一体どんな人間なのか、どんな分野が得意なのかを客観視できて、将来どうすればいいのかが見えてきます。

自己分析は、あらゆる項目(家族・友人関係・学校・勉強・趣味など)を一斉に挙げて、好きなところ・嫌いなところを書き出すところから始めます。そして、なぜ好き・得意なのか、なぜ嫌い・苦手なのかを具体的に考えるという手順です。それにより徐々に自分の本質が見えてきて、自分にとっての得意分野が明確になるでしょう。

また、これまでの自分の人生を振り返る作用もあり、「今まではこうだった、この点が良くてこの点が失敗だった、では今後はこうしたい」という考えができます。

好きなもの・興味のあるものから選ぶ

自分の好きなもの・趣味などを挙げて、そこから将来を決めるという手段もあります。例えば野球が好きであれば、自分のプロ野球の選手になりたいと思う反面、そこまでの実力はないから断念という流れがあります。

しかし、そこで夢を諦めて終わりではなく、改めて野球に関する仕事について掘り下げてみましょう。野球に関わる仕事は次のようなものがあります。

  • 選手
  • コーチ
  • 運営スタッフ
  • 野球メディア(テレビ、雑誌)
  • 野球道具メーカー
  • etc

このように野球に関する職業は多数あります。それにより好きな野球に関わることができて、好きなものを仕事にすることが可能になるのです。

このように、自分の好きなものを掘り下げて、どんな仕事の種類があるのか考えることも、進路を決めるポイントです。

学力に見合った学校を選ぶ

大学に行けるなら行きたいけれど、自分は勉強が苦手だから大学入学は無理だろう、と決めつけている人もいるでしょう。しかし世の中は勉強ができる人だけが大学入学できるわけではありません。日本には数多くの大学があり、それぞれ偏差値によって入学の難易度が決定しています。

大学に進学したい場合は、自分の学力・偏差値に見合った大学を選んで受験すれば、合格して入学できる可能性は高くなるでしょう。受験をする際はその大学を実際に見学することが大事です。偏差値だけで選んで、入学した後に学校の雰囲気が合わないといった失敗をしないようにしましょう。

色々な人の話を聞く

色々な人の話を聞いて参考にするのも、進路を決定する際のポイントになります。学校の先輩だった卒業生や周囲の人の中には、自分と同じく高校時代は夢がなかった、進路をどうするか決められなかったという人もいるでしょう。

そんな人は、どうやって今の生活になったのか、どのような考えの変化を得て今に至るのか、といったことを聞いておけば、それが自分にとって何かしらのヒントになるはずです。

また、そのような人は、高校時代にあれをやっておけばよかった、などという反省点も抱えている人が少なくありません。そんな意見も参考になるでしょう。

 

まとめ

10代後半の時期である高校生は、大人びた雰囲気が出てくる一方、まだ視野が狭い・人生経験が浅いために、どうやって自分の将来を決めればいいのかわからないという人もいるでしょう。

そんな人は、「なぜ進路が決められないのか」「卒業後の進路はどんな種類があるのか」といったことを考えましょう。そして、自分の得意・不得意分野、好きなこと・苦手なことを書き出して、自己分析をすることが大事です。それにより、自分はどんな進路を選択するのが最善なのかが見えてくるでしょう。

また、色々な人の意見に耳を傾け、色々な本を読んで情報を吸収することも大事です。それにより知識量が増えて考えに幅が出ます。高校卒業後も快適に過ごすために、自分に見合った進路を見つけましょう。

 

 

「日本経済大学」では、留学生の就職活動の支援を目的とした、留学生対象の専門ゼミを開講しています。そこでは、BJTビジネス日本語能力テストの受験を推奨し、学習も行っています。

 

■日本経済大学(都築学園グループ / (学)都築育英学園)

都築学園グループは、「個性の伸展による人生練磨」を建学の精神とし1956年に設立された大学です。2018年に開学50周年を迎えた日本経済大学は、経済・経営の実学に特化した2学部6学科17の専門コースを持っています。日本有数の、留学生を抱える国際色豊かな大学です。

You may also like

You cannot copy content of this page