大学陸上の名門はここだ!

強豪校15選

by info@remi.website

「大学陸上で活躍したい!」「駅伝の名門校に入りたい!」そんな夢を持っている高校生も多いのではないでしょうか?大学陸上は、高校までの競技生活とは一味違う、よりハイレベルな戦いの舞台です。全国には駅伝の強豪校、短距離の名門、フィールド種目に特化した大学など、個性豊かな大学がたくさんあります。

今回は、そんな大学陸上の世界に飛び込むあなたに向けて、全国トップレベルの強豪校15選を紹介します。それぞれの大学の特徴や強みをチェックしながら、自分にぴったりの進学先を見つけてください!

 

1. 陸上競技とは

陸上競技は、大きく分けて「トラック競技」「フィールド競技」「ロード競技」「混成競技」の4つの分野に分類されます。

・トラック競技:100mや400mなどの短距離、1500mや5000mの長距離、ハードル走やリレーなどが含まれます。
・フィールド競技:走り幅跳びや三段跳び、高跳び、棒高跳び、砲丸投げやハンマー投げなどの投擲種目です。
・ロード競技:駅伝やマラソンなど、主に公道で行われる競技です。
・混成競技:十種競技(男子)や七種競技(女子)など、複数種目を総合的に競う種目です。

大学陸上では、これらの競技で全国大会を目指し、実力を競い合います。

 

2. 大学陸上の名門15選

① 青山学院大学

青山学院大学は、近年の駅伝界を牽引する強豪校です。2024年の第100回箱根駅伝では10時間41分25秒の記録で総合優勝を果たし、その圧倒的な実力を示しました。

陸上競技部は1918年創部で、神奈川県相模原市の相模原グラウンドを拠点に活動しています。2009年に33年ぶりに箱根駅伝へ復帰後、2015年に初優勝。その後も完全優勝や三冠達成など輝かしい成績を残しています。

駅伝だけでなく、短距離種目でも活躍しており、2013年の日本インカレ4×400mリレーで初優勝。2021年には石川優選手が東京オリンピック4×100mリレー代表に内定しました。2024年には4×100mリレーで日本選手権リレー競技の初優勝も果たし、短距離ブロックも全国レベルに成長しています。
青学は、駅伝の戦略的なレース運びや科学的なトレーニングに加え、短距離分野でも強さを発揮する大学です。

② 駒澤大学

駒澤大学は、大学駅伝界を代表する名門校の一つです。2022年には出雲駅伝・全日本大学駅伝・箱根駅伝の三冠を達成し、その勢いを維持したまま2023年の箱根駅伝でも優勝。駅伝における圧倒的な強さを誇ります。

陸上競技部は1963年創部で、練習拠点は東京都世田谷区の玉川キャンパス。チームカラーは伝統の藤色です。指導を長年務めた大八木弘明監督のもと、選手の能力を最大限に引き出す厳しいトレーニングと体調管理が徹底されています。

駅伝では、1990年代後半から強化が進み、2000年の箱根駅伝で初優勝。その後、平成初の4連覇を達成するなど、日本大学や順天堂大学と並ぶ強豪へと成長しました。特に近年は安定した成績を残し、2020年代に入ってからも箱根駅伝の優勝候補として毎年注目されています。

駒澤大学は、長距離種目を中心に駅伝の強さが際立つ大学であり、トップランナーを目指す選手にとって理想的な環境が整っています。

③ 東洋大学

東洋大学は、短距離・駅伝の両方で実績を持つ強豪校です。100mで日本人初の9秒台を記録した桐生祥秀選手や、箱根駅伝で4年連続区間賞を獲得し“山の神”と称された柏原竜二選手など、各分野でトップ選手を輩出してきました。

1927年創部の歴史ある陸上競技部は、関東学生陸上競技連盟に所属し、川越キャンパス陸上競技場を拠点としています。チームカラーは「鉄紺」で、関東インカレや日本インカレ、箱根駅伝の常連校です。

駅伝では、2009年の箱根駅伝で柏原竜二選手の圧倒的な走りにより初の総合優勝を達成。その後も安定した成績を残し、駅伝界を代表する名門校の一つとなりました。また、2024年の日本インカレでは男子4×100mリレーで2位に入り、短距離でも全国レベルの強さを発揮しています。
「その1秒をけずりだせ」のスローガンのもと、東洋大学は駅伝・短距離ともに強化を続ける伝統校です。

④ 順天堂大学

順天堂大学は、トラック競技・駅伝の両方で実績を誇る強豪校です。3000mSCでリオ五輪に出場した塩尻和也選手、北京五輪4×100mリレー銀メダリストの高平慎士選手、ロンドン五輪200m準決勝進出の高瀬慧選手など、世界レベルの選手を輩出してきました。さらに、2020年の日本選手権110mハードルでは泉谷駿介選手が日本記録(13秒06)を樹立し、順天堂大学の短距離・ハードル種目の強さを示しました。

陸上競技部は、関東学生陸上競技連盟に所属し、短距離・中長距離・駅伝の各ブロックで活躍。2024年の日本インカレ・関東インカレでは男子総合優勝を果たし、特に110mハードルでは阿部竜希選手が5連覇を達成しました。

駅伝では箱根駅伝で11回の総合優勝を誇り、2018年の全日本大学駅伝では塩尻和也選手が4区区間賞を獲得。長門俊介監督の指導のもと、選手が自ら成長する力を伸ばす育成方針を掲げ、さらなる躍進を目指しています。

⑤ 早稲田大学

早稲田大学は、短距離・駅伝・投擲と幅広い分野で活躍する選手を輩出する名門校です。マラソン日本記録保持者の大迫傑選手、やり投げの日本代表として活躍したディーン元気選手、リオ五輪400mハードル出場の野澤啓佑選手など、多くのトップアスリートを輩出しています。

1914年創部の陸上競技部は、関東学生陸上競技連盟に所属し、所沢キャンパス内の「織田幹雄記念陸上競技場」を拠点としています。短距離走では特にリレー種目に強く、2024年の日本インカレ男子4×100mリレーでは学生記録を更新して優勝。続く日本選手権リレー競技でも11年ぶりの優勝を果たしました。

駅伝では1920年の第1回箱根駅伝から出場し、これまで13回の総合優勝を達成。2011年には出雲・全日本・箱根の三冠を達成し、その強さを証明しました。名門校としての伝統を受け継ぎながら、今もなお多くのトップ選手を育成し続けています。

⑥ 中央大学

中央大学は、箱根駅伝最多出場記録を誇る伝統校であり、短距離や駅伝で多くの優秀な選手を輩出しています。リオ五輪4×100mリレー銀メダリストの飯塚翔太選手、ロンドン五輪400mハードル出場の舘野哲也選手など、日本を代表するアスリートが在籍していました。

1920年創部の陸上競技部は、関東学生陸上競技連盟に所属し、短距離・長距離の両分野で活躍。近年では100m・200mの選手層が厚く、学生大会では常に上位に名を連ねる強豪校として知られています。2024年の日本選手権リレー競技では男子4×100mリレーで2位に入り、そのスプリント力の高さを証明しました。

駅伝では、箱根駅伝最多の95回出場、優勝14回の実績を誇ります。1960年代には6連覇を達成するなど黄金期を築きました。近年は低迷期を脱し、2023年の箱根駅伝で準優勝。伝統を受け継ぎながら、さらなる飛躍を目指す中央大学は、短距離・駅伝の両方で注目される存在です。

⑦ 東海大学

東海大学は、陸上競技全般において強豪として知られています。特に近年は中距離種目に力を入れており、2019年の関東インカレでは男子1500mで1位・2位を独占する快挙を達成しました。

1960年に同好会として発足し、現在は関東学生陸上競技連盟に所属。 神奈川県平塚市の湘南キャンパスを拠点とし、短距離・中長距離・競歩・跳躍・投擲と幅広い種目で活躍しています。選手の専門性に合わせたトレーニング環境が整っており、強化が進んでいます。

また、東海大学は多くのトップアスリートを輩出してきたことでも有名です。北京五輪4×100mリレー銀メダリストの塚原直貴選手や末續慎吾選手、400mの日本記録保持者であり現指導者の高野進選手など、短距離種目での功績は特に際立っています。

駅伝では1973年に箱根駅伝に初出場し、2019年には初の総合優勝。出雲駅伝・全日本大学駅伝でも優勝経験があり、駅伝競技にも力を入れています。東海大学は、個人種目でも駅伝でも活躍できる環境が整った、総合力の高い大学です。

⑧ 筑波大学

筑波大学は、女子陸上競技の名門として知られ、関東インカレでは20年以上にわたり総合優勝を続けるという圧倒的な実績を誇ります。短距離、跳躍、長距離と多方面で強化が進んでおり、男女ともに幅広い種目で活躍する選手が多いのが特徴です。

卒業生には三段跳びの日本記録保持者・山下訓史選手、400mハードルで北京五輪に出場した成迫健児選手など、多くのトップアスリートを輩出。陸上競技部は1902年に創部され、日本初の五輪選手・金栗四三をはじめ、長い歴史の中で数々の名選手を育ててきました。

筑波大学の陸上部は学生主体の運営が特徴で、選手同士が互いに高め合う環境が整っています。競技レベルの向上だけでなく、指導者や陸上団体の役員を輩出するなど、陸上界全体の発展にも貢献。箱根駅伝復活を目指すプロジェクトも進められ、伝統と革新を兼ね備えた陸上競技部として注目されています。

⑨ 日本体育大学

日本体育大学は、箱根駅伝への連続出場回数が最多を誇る伝統校であり、陸上競技全般において高い実績を持つ大学です。特に女子短距離の強豪校としても知られ、2018年には4×100mリレーで日本学生新記録を樹立しました。

陸上競技部の卒業生には、オリンピックで2度メダルを獲得したマラソンの有森裕子選手や、1500mの日本学生記録保持者であり現監督の石井隆士選手など、多くのトップアスリートがいます。

男子駅伝チームは、玉城良二監督の指導のもと、箱根駅伝をはじめとする大学駅伝で活躍。2025年大会の予選会では山崎丞選手、平島龍斗選手、田島駿介選手らが好成績を収め、強豪校としての地位を維持しています。歴史と実績を兼ね備えた陸上競技部として、今後もさらなる活躍が期待されます。

⑩ 日本大学

日本大学は、関東インカレで総合優勝の常連校として知られ、陸上競技の強豪校の一つです。競技場は東京都世田谷区の文理学部陸上競技場を拠点とし、多くのトップアスリートを輩出してきました。

卒業生には、リオオリンピック4×100mリレーの銀メダリストであるケンブリッジ飛鳥選手、800m日本記録保持者の川元奨選手、さらには藤光謙司選手など、短距離を中心に世界レベルの選手が多く在籍していました。

また、日本大学は箱根駅伝にも長い歴史を持ち、2025年大会で91回目の出場を果たしました。特別長距離部門が設置されており、山口月暉選手、菅原広希選手、小林聖弘選手ら有力選手が活躍。新雅弘監督のもと、さらなる飛躍が期待されています。

⑪ 明治大学

明治大学は、箱根駅伝の創設に関わった伝統ある陸上競技部を持ち、長年にわたり優秀な選手を輩出してきました。東京都世田谷区八幡山に全天候型400mトラックを備えた練習拠点を持ち、トップアスリートの育成に力を注いでいます。

歴史ある競走部は、短距離や長距離、競歩など幅広い種目で活躍し、関東インカレや全日本インカレでは数々の優勝を収めています。卒業生には、オリンピック出場経験を持つ選手も多く、競技界への貢献も大きいです。

箱根駅伝では予選・本選ともに長年出場しており、総合優勝7回の実績を誇ります。2012年には総合3位に入り、近年も安定した成績を残しています。また、2022年の全日本学生インカレでは、5000mで5位入賞、200mで準優勝など、個々の選手が高い実力を示しています。

⑫ 法政大学

法政大学は、100年以上の歴史を誇る陸上競技部を持ち、特に駅伝に強い伝統校として知られています。箱根駅伝には長年出場を続け、総合3位という好成績を残した経験もあります。

また、卒業生には世界陸上で2度のメダルを獲得した為末大選手や、オリンピックに連続出場し、日本選手権で11連覇を達成した金丸祐三選手など、日本陸上界のトップ選手が名を連ねています。

箱根駅伝では、1931年と1943年の大会で総合3位を記録。近年も安定した実力を持ち、2025年の第101回大会では総合15位という成績を残しました。

法政大学の陸上競技部には、駅伝で活躍を目指す選手が多く集まり、競技者の育成にも力を入れています。また、スポーツが盛んな大学であることから、就職にも有利とされ、競技を続けながら将来のキャリア形成にも役立つ環境が整っています。

⑬ 國學院大學

國學院大學は、近年急成長を遂げ、大学駅伝の強豪校として注目を集めています。特に2024年の全日本大学駅伝で初優勝を達成し、さらに出雲駅伝との2冠を獲得する快挙を成し遂げました。

國學院大學陸上競技部は、1890年に創部され、2001年に箱根駅伝初出場。2009年に駒澤大学OBの前田康弘監督が就任してからは、着実にチーム力を向上させてきました。

箱根駅伝では、第96回大会で往路2位・総合3位という好成績を記録。全日本大学駅伝では2018年に初のシード権を獲得し、2022年には大学記録となる2位を達成。そして2024年、悲願の全日本大学駅伝優勝を果たしました。

練習拠点は、川崎市多摩区および横浜市青葉区。今後も、駅伝界でのさらなる飛躍が期待される注目のチームです。

⑭ 国士舘大学

国士舘大学は、投擲競技の強豪として知られ、数多くのトップアスリートを輩出しています。近年では駅伝にも力を入れ、箱根駅伝出場を果たすなど、走る競技にも実績を積み重ねています。

特に、十種競技のエース・右代啓祐選手や、やり投げの日本代表・新井涼平選手など、国際大会で活躍する選手を輩出。また、右代選手は日本選手権で6連覇し、2018年のアジア大会では2大会連続の金メダルを獲得しています。

駅伝では、西田大智選手が箱根駅伝で区間10位の好成績を記録。2024年大会では、山本雷我選手が主将を務め、さらなる飛躍を目指しました。

指導陣には、顧問の青山利春名誉教授をはじめ、駅伝監督の小川博之氏、コーチの添田正美氏ジェームス・ムワンギ氏など、経験豊富なスタッフが選手を支えています。

⑮ 城西大学

城西大学の陸上競技部は、日本インカレや日本陸上競技選手権で活躍し、多くのトップアスリートを輩出している強豪チームです。駅伝競技にも力を入れており、近年は箱根駅伝をはじめとする大学三大駅伝での実績も積み重ねています。

陸上競技の有名な卒業生としては、リオデジャネイロ五輪の4×400mリレー日本代表に選ばれた佐藤拳太郎選手がいます。また、世界陸上では2015年・2017年・2019年と3大会連続で日本代表を輩出しており、国内外で高い評価を受けています。

箱根駅伝では、第100回大会でチーム史上最高の総合3位を記録。出雲駅伝では初の三大駅伝表彰台に上がり、全日本大学駅伝でも過去最高の5位に入るなど、確実に力をつけてきています。駅伝の成績向上に伴い、全日本大学駅伝関東地区選考会ではトップ通過を果たすなど、チームとしての成長も著しいです。

 

おわりに

大学陸上は、競技力を高めるだけでなく、全国トップレベルの環境で仲間と切磋琢磨できる貴重な場です。今回紹介した大学は、それぞれ特色のある強みを持ち、自分に合った環境を選ぶことでさらに成長できます。

 

日本経済大学の陸上競技部

日本経済大学の陸上競技部は、スプリント種目や中距離種目を中心に選手の育成に力を入れています。恵まれたトレーニング環境のもと、実力を伸ばしたい学生にとって魅力的な環境が整っています。

特に三段跳びの選手が活躍しており、2024年度には阿部叶稟(かがみ)選手が大学1年生全国ランキングで1位を獲得。また、沖縄県で開催された「第79回九州陸上競技選手権大会」では準優勝に輝き、さらには全日本インカレや日本選手権の標準記録も突破するなど、高い競技力を誇っています。

今後も日本経済大学の陸上競技部は、さらなる成長と飛躍を目指し、多くの学生アスリートの活躍を支えていくでしょう。

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