偏差値だけではない!

大学受験で考慮すべき要素

by info@remi.website

 

大学受験において、多くの生徒や親御さんたちが焦点を当てるのが「偏差値」。確かに、偏差値は一つの指標として重要ですが、それだけが進学先を選ぶ決め手ではありません。

この記事では、大学受験生に向けて、偏差値だけではない、大学受験で考慮すべき要素について紹介していきます。是非参考にしてください。

 

1.志望校選びで避けるべきこと

① 偏差値のみでの判断する

偏差値は大学選びの際に重要な指標の1つですが、それだけを頼りに大学を選ぶのは危険です。偏差値は過去の試験結果に基づいて算出されるものであり、自分の適性や興味と必ずしも一致しないことがあります。高い偏差値を持つ大学が必ずしも自分に合った環境とは限りません。志望校選びにおいて、偏差値以外の要素も考慮しましょう。

② ブランドやイメージにだけ基づいて選択する

大学選びにおいて、一部の大学はそのブランドやイメージが非常に高いことで知られていますが、その点だけを追求して大学を選ぶことはお勧めしません。名声が高い大学が自分に合うかどうかは必ずしも保証されていません。自分の進学先は、自身の目標や興味に合致していることが重要です。十分な時間をかけて検討し、外見だけでなく中身を見て選ぶことが大切です。

③他人の意見に流されて選択する

友人や親の意見は大切ですが、他人の期待に応えるためだけに大学を選ぶのは避けたいものです。受験生の周りには、友人や家族からのさまざまなアドバイスや期待が寄せられます。しかし、他人の意見だけに流されてしまうと、自分の本当の希望や目標が見えにくくなることがあります。

大学選びは、将来のキャリアや人生において非常に重要な決断です。そのため、自分自身が納得し、成長できる場所を見つけるために、自分の意見を大切にしましょう。友人や親の意見を尊重しつつも、最終的な決定は自分の内面から出てくるものであるべきです。自分自身の夢や目標に向かって進むために、自己認識を深め、自分の信念を大切にすることが大切です。

他人の期待に応えるために無理に特定の大学を選ぶと、後悔やストレスの原因になる可能性が高まります。大学生活は自己成長や学び舎です。自分が本当に望む未来を追求するために、他人の意見に左右されすぎず、自分の道を進む覚悟を持ちましょう。

 

2. 大学選びの最初の1歩

①自分の興味や目指すキャリアを考える

大学選びの最初のステップは、自己分析です。このプロセスでは、自分自身の内面と向き合い、将来のキャリアについて真剣に考えることが必要です。以下は、このステップで考慮すべきポイントです。

(1)自己分析:自分自身を深く理解しましょう。自分の得意なこと、興味を持っていること、強みや特技を洗い出しましょう。これらの要素は、適切な大学や学部を選ぶ際に役立ちます。

(2)興味と目標:将来のキャリアや進路について考えましょう。どの分野に興味があり、どのような仕事や研究に携わりたいのかを明確にしましょう。自分の興味や目標が大学選びに反映されることは非常に重要です。

(3)使命感と価値観:自分が何を成し遂げたいのか、どのように社会に貢献したいのかを考えましょう。自分の使命感や価値観に基づいて、将来のビジョンを描くことが大切です。

これらの要素を踏まえて、自分自身の内面と向き合い、大学選びにおける基準を明確にしましょう。志望校選びの『根っこ』は、自己分析を通じて形成されるものであり、将来の成功に向けて重要なステップです。

②オープンキャンパスに参加する

大学選びのプロセスで、オープンキャンパスへの参加は非常に重要です。以下は、オープンキャンパスの重要性と具体的なアドバイスです。

(1)オープンキャンパスへの参加の重要性:

オープンキャンパスに参加することは、大学選びにおいて不可欠です。なぜなら、実際のキャンパスや学習環境を見学し、大学の雰囲気を肌で感じることができるからです。オープンキャンパスに参加することで、以下の点が明確になります。

・キャンパスの雰囲気:実際に大学のキャンパスに足を運び、校舎や設備、学生寮などを見ることで、大学生活のイメージが具体的になります。

・授業の様子:オープンキャンパスでは、授業の模擬体験や教授との対話が行われることがあります。これにより、授業の質やスタイルを知ることができます。

・学生との交流:他の受験生や在学生と交流する機会があります。学生の声や意見を聞くことで、大学の実情を把握できます。

・質問と回答:オープンキャンパスでは、大学関係者に質問を投げかける機会が設けられています。自分の疑問や不安を解消するために積極的に参加しましょう。

(2)オープンキャンパスへのアドバイス:

・複数の大学を訪れる:複数の大学のオープンキャンパスに参加し、比較検討することが大切です。異なる大学の雰囲気やカリキュラムを知ることで、自分に合った選択肢を見つけやすくなります。

・ハードとソフトの観点から見る:キャンパスの設備や立地などのハード面だけでなく、学生たちの雰囲気やコミュニケーション力などのソフト面にも注意を払いましょう。自分が過ごす環境は、学業の成功に影響を与えます。

・質問を用意する:オープンキャンパスでの質問は大切です。自分が知りたい情報や不安点に関する質問を用意して、積極的に質問しましょう。

・感じたことをメモする:各大学のオープンキャンパスで感じたことや印象をメモに残すことをおすすめします。後で振り返り、比較分析に役立ちます。

オープンキャンパスへの参加は、大学選びの大きな一歩です。自分の将来に合った大学を見つけ、成功への第一歩を踏み出すために、積極的に活用しましょう。

③学部・学科の選択

学部や学科の選択は、大学生活において非常に重要なステップです。以下は、学部や学科を選ぶ際に考慮すべきポイントとアドバイスです。

(1)学部や学科の選択のポイント:

・自己分析の重要性:まず、自己分析を行いましょう。自分の興味や得意な分野、将来のキャリア目標を考えることが大切です。自己分析を通じて、どの学部や学科が自分に合っているかを見極める手助けとなります。

・カリキュラムと教育内容:各学部や学科のカリキュラムや教育内容を詳しく調査しましょう。どのような科目が提供され、その内容は自分の興味に合致しているか確認しましょう。

・専門教員の存在:学部や学科には専門教員が所属しています。その教員の研究分野や活動内容を調べ、自分が学びたい分野と一致するかどうかを確かめましょう。

・学生の声を聞く:在学生や卒業生の声を聞くことは、大学選びにおいて重要です。学生の生活や学習環境、キャリアサポートに関する体験談を探しましょう。

(2)学部や学科の選択に関するアドバイス:

・選択肢を広げる:複数の学部や学科を比較検討しましょう。自分の興味が幅広い場合でも、異なる選択肢を検討することで新たな視点が得られるかもしれません。

・詳細な情報収集:各学部や学科の詳細な情報を収集しましょう。カリキュラムやシラバス、専門教員のプロフィール、学生の声など、できるだけ多くの情報を入手しましょう。

・学問領域のマッチング:自分の興味と学問領域をマッチングさせることが重要です。将来のキャリアに関連する分野や研究に情熱を持てるかどうかを考えましょう。

・訪問や相談:可能であれば、選択肢に入れた学部や学科を訪問し、教員や学生と話す機会を作りましょう。質問や疑問を積極的に相談し、納得のいく選択をしましょう。

学部や学科の選択は、大学生活と将来のキャリアに大きな影響を与えます。自己分析を通じて、自分に合った学部や学科を見つけ、成功への第一歩を踏み出しましょう。

④教師、先輩、キャリアカウンセラーなどの話しを聞く

大学選びにおいて、他の人からの意見やアドバイスを聞くことは非常に重要です。以下は、教師、先輩、キャリアカウンセラーなどからの話を聞く際のアドバイスです。

(1)教師からのアドバイス:

・教育内容とカリキュラム:教師に大学の教育内容やカリキュラムについて尋ねましょう。各学部や学科の特徴や提供される科目についての情報を得ることができます。

・研究機会:自分が将来興味を持つ可能性のある研究機会について教師に質問しましょう。研究室やプロジェクトに参加する機会があるかどうか確認しましょう。

(2)先輩からのアドバイス:

・学生生活とサポート:先輩に大学での学生生活について質問しましょう。サークル活動や学外活動、キャリアサポートに関する情報を得ることができます。

・大学の雰囲気:先輩の視点から、大学の雰囲気や学生同士の関係について聞いてみましょう。学友関係や学内の文化についての洞察を得ることができます。

(3)キャリアカウンセラーからのアドバイス:

・進路とキャリア:キャリアカウンセラーに将来の進路やキャリアについて相談しましょう。自分の興味や強みを考慮したキャリアプランを立てる手助けになります。

・アカデミックサポート:大学のアカデミックサポートについての情報をキャリアカウンセラーから得ることができます。学業面でのサポートやアドバイスを受けましょう。

他人からの話を聞くことで、大学選びの視野が広がり、より良い選択ができるでしょう。さまざまな意見やアドバイスを収集し、自分自身の視点と照らし合わせることが重要です。大学生活が成功につながるために、周囲のサポートを活用しましょう。

 

3. 大学選びの具体的な判断基準

①学部のカリキュラムと教育内容

大学選びにおける重要な判断基準の一つが、各大学の学部ごとのカリキュラムと教育内容です。以下のポイントを踏まえて、自分にとって最適な大学選びをしましょう。

(1)カリキュラムの内容と構成:カリキュラムが自分の興味や将来の目標に合致しているかを確認しましょう。専門的な知識や技術を身につけるためには、自分の進路にマッチする学部を選ぶことが重要です。カリキュラムの中で、特に重視されている分野やテーマ、提供されている科目の範囲や深さを調べましょう。

(2)教育方法の多様性:講義、実験、実習、グループワークなど、教育方法が多様かどうかも重要な判断基準です。自分に合った学習スタイルが提供されているかを確認しましょう。

(3)将来のキャリアにつながるか:選んだ学部や学科が将来のキャリア目標にどのようにつながるかを見極めましょう。関連する職業への進路や、卒業後のキャリアパスについても情報を収集しましょう。

(4)学部独自の特色:各学部にはそれぞれの特色があります。特定の学問分野に特化しているか、あるいは異なる分野を組み合わせた独自のプログラムがあるかなど、独自性に注目しましょう。

(5)キャリアサポート:大学が提供するキャリアサポートや就職サポートの質も確認しましょう。就職率や卒業生のキャリア実績なども参考になります。

カリキュラムと教育内容を詳細に確認することで、自分にとって最適な学部や学科を見つけることができます。自分の学習目標やキャリア目標に合った大学を選ぶことが、将来の成功につながります。大学選びは単に学歴を得るためだけではなく、自己実現のための重要な一歩です。

②キャリア支援と卒業後の進路

大学選びにおける「キャリア支援と卒業後の進路」の検討は、受験生にとって重要な側面です。以下は、この要素を考慮する際のポイントです。

(1)就職実績の確認:各大学が提供する卒業後の就職実績を確認しましょう。卒業生がどのような業界や企業に就職しているかを知ることで、その大学での学びが自分のキャリア目標にどのように貢献するかを評価できます。

(2)キャリアセンターの存在とサービス:キャリアセンターや類似のサービスがあり、どのような就職支援が提供されているかを調べましょう。インターンシップの機会、キャリアカウンセリング、就職フェアの開催などがあるかも重要なポイントです。

③場所や立地を考慮する

大学選びにおける「場所や立地の考慮」は、学生生活全体に影響を与える重要な要素です。以下は、大学の場所や立地を考慮する際の受験生向けのポイントとアドバイスです。

(1)場所や立地の重要性:

・生活環境の適合性:大学の場所や立地は、日々の生活環境に直結します。都市部や地方、郊外など、様々な立地があり、それぞれが異なる生活スタイルを提供します。自分の好みや生活スタイルに合った環境を選ぶことが重要です。

・アクセスと利便性:大学までの交通アクセスや周辺の利便性も考慮する必要があります。通学時間や周辺の施設、生活の利便性は日常生活の満足度に直接影響します。

(2) 場所や立地を確認するためのアドバイス:

・大学訪問:実際に大学を訪れて、キャンパスの雰囲気や周辺環境を自分の目で確認しましょう。オープンキャンパスや学校見学を利用することで、実際の環境を体感することが可能です。

・地域との関わり:大学が位置する地域の特性や地域との連携活動も考慮しましょう。地域社会とどのように関わることができるか、地域独自のプログラムがあるかなどを確認します。

・自分に合った環境:都会の活気を好むのか、自然豊かな静かな環境を求めるのかを考え、自分に合った場所を選びましょう。自分の好みや性格を考慮し、最適な学習環境を選定します。

・地域の特性と学び:大学が位置する地域の文化や特性が、学びにどのように影響するかを考慮しましょう。地域特有の問題や資源を活用した学びの機会があるかも重要なポイントです。

大学の場所や立地は、学生生活の質と直結する重要な要素です。自分にとって最適な環境を見つけるために、これらのポイントを慎重に検討しましょう。

④学費と経済面を考える

大学選びにおける「学費と経済面の考慮」は、家庭の経済状況に合わせた重要な判断要素です。以下は、この点を考慮する際の受験生と家族向けのポイントとアドバイスです。

(1)学費と経済面の重要性:

・総合的な費用の把握:授業料だけでなく、教材費、交通費、宿泊費など大学生活全体の経済的な負担を把握しましょう。予想外の出費に備えて、全体の予算計画を立てることが重要です。

・奨学金制度の活用:奨学金制度の有無や条件を確認し、必要に応じて申し込みを検討しましょう。奨学金は経済的なサポートを提供するだけでなく、学業へのモチベーション向上にもつながります。

(2) 学費と経済面を考慮する際のアドバイス:

・家庭との事前の話し合い:家族との事前の話し合いを通じて、大学進学にかかる費用の上限を設定しましょう。双方の期待と可能性を照らし合わせ、現実的な計画を立てることが大切です。

・返済計画の検討:奨学金を利用する場合、返済計画を含めた全体的な金銭管理を検討しましょう。奨学金の借入額と返済方法を事前に理解し、将来の財務計画に影響を与えないようにします。

・ランク調整の選択肢:経済的な理由から、志望校のランクを見直すことも一つの選択肢です。授業料免除や奨学生制度が整った大学も多く、経済的な負担を軽減する方法を探しましょう。

・経済的なサポートの情報収集:大学や自治体が提供する経済的な支援プログラムについて情報を集め、自分に適したサポートを見つけましょう。大学のウェブサイトやオープンキャンパス、教育相談センターなどを活用すると良いです。

大学選びにおいて、学費と経済面は家庭にとって大きな負担となり得ます。そのため、この要素を慎重に検討し、受験生と家族双方にとって最適な決定を行いましょう。

 

4. 志望校選びのための情報収集のポイント

①何校かを比較する

大学選びにおける「多校の比較検討」は、最適な選択を行うために不可欠です。以下に、複数の大学を比較検討する際のポイントとアドバイスを膨らませて記述します。

(1)複数校の比較検討の重要性:

・全体像の理解:複数の大学を比較することで、教育の質、カリキュラム、キャンパスライフなど、各大学の特色を総合的に理解できます。これにより、自分にとって最適な学習環境やキャンパスライフを選択しやすくなります。

・メリットとデメリットの把握:それぞれの大学には、長所と短所が存在します。複数の大学を比較することで、各学校の強みや弱みを明確に理解し、自分にとって重要な要素を優先できます。

(2)大学を比較する際のアドバイス:

・多角的な情報収集:大学のウェブサイトやパンフレットだけでなく、学生のレビュー、オープンキャンパスの体験談、卒業生のキャリアパスなど、多角的な情報を集めましょう。これにより、表面的な情報だけでなく、実際の学生生活や卒業後の進路に関するリアルな情報を得ることができます。

・条件の比較:学部・学科の特徴、カリキュラム、教員の専門分野、キャンパスの設備、立地条件、学費など、重要な条件をリストアップし、それぞれの大学で比較検討しましょう。

・長期的な視点での検討:単に4年間の大学生活だけでなく、卒業後のキャリア展望にも目を向けましょう。将来の夢や目標に合致した大学を選ぶことが、長期的な視点での成功への第一歩となります。

・親や教師との相談:家族や教師とも話し合い、自分の意見と他者の意見を照らし合わせてみましょう。客観的な意見を取り入れることで、よりバランスの取れた選択が可能になります。

複数の大学を比較検討することは、自分にとって最適な学びの場を見つける上で不可欠なプロセスです。時間をかけて情報を収集し、じっくりと吟味することで、満足のいく大学選びが可能になります。

②教育の質と学生生活の充実度を検証する

・個別の学習支援体制:大学によっては、少人数クラスを多く設け、学生一人ひとりに合わせたきめ細かな教育を提供しています。教員との距離が近い環境では、質の高い学習支援や個別の相談が可能になり、より深い学びが実現します。

・学生生活の質:学生生活を豊かにするための施設やサポート体制の充実度も重要な要素です。例えば、図書館の蔵書数、学生施設の快適性、クラブ活動のサポート体制などは、学生生活の質を高めるために不可欠です。

・キャンパスコミュニティ:学生間の交流やコミュニケーションの活発さも、大学選びの重要な側面です。学生同士が互いに刺激し合い、学び合える環境は、個人の成長に大きな影響を与えます。

 

おわりに

大学受験は一生の選択の一つであり、その選択には慎重な準備と情報収集が必要です。偏差値だけでなく、自分の興味や目標、大学のカリキュラムやサポート体制、場所や経済的な負担など、様々な要素を考慮して大学選びを進めましょう。最終的には、自分自身が充実した学生生活を送り、将来のキャリアにつなげられる大学を見つけることが大切です。自分の夢や目標に向かって、最良の選択をしましょう。

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