プログラマーとは、コンピュータープログラムを作成する人全般のことです。
プログラマーの仕事は、今日のデジタル主導の経済において非常に重要です。 そのため、プログラマーの求人数は増え続けています。
プログラマーは、コンピュータープログラムやモバイルアプリケーションコードを記述します。また、システムとソフトウェアのメンテナンス、デバッグ、トラブルシューティングにも関与して、すべてがスムーズに実行されるようにします。
プログラミングスキルは多くの技術分野で不可欠ですが、特にソフトウェアやWeb開発の役割で高い需要があります。 キャリアアップの機会が十分にあるエントリーレベルのテクノロジー関連の仕事を探しているなら、コンピュータープログラミングが最適な道かもしれません。
1.プログラマーは何をするのか?
プログラマーは、さまざまなコーディング言語の知識がテクニカルスキルとみなされます。日常業務には以下のものが含まれます。
①新しいプログラムのコードを作成しテストする
プログラマーは、ウェブやソフトウェアの開発者と緊密に連携して、新しいモバイルアプリケーションやコンピュータープログラムのコードを作成します。場合によっては、プログラマーがWebデザイナーと同様の役割を果たし、新しいソフトウェアプログラムのルック&フィール、および機能を作成することがあります。
たいてい、新しいコードの作成には多くの試行錯誤が伴います。プログラマーは、強い批判的思考力と問題解決能力を持ち、論理を使って複雑な問題を解決することを楽しみます。
②既存のプログラムの更新
また、プログラマーは、既存のソフトウェアプログラムの更新プログラムを作成してインストールします。アップデートには、バグ修正や、ユーザーエクスペリエンスを向上させるための拡張機能が含まれる場合があります。これらのプロジェクトは、更新の複雑さに応じて数日から数か月かかる場合があります。
③コーディングエラーの検出と修正
プログラマーは、日常的に正しく機能していないWebサイトまたはコンピュータープログラムのトラブルシューティングを行います。たいていの場合、コードのエラーが原因であり、プログラマーは間違いをすばやく検出して修正します。
④異なるOS(オペレーティングシステム)用にプログラムを書き直す
プログラマーは、プログラムやアプリケーションがさまざまなOSと互換性を持つように、別の言語でコードを書き直す必要があります。たとえば、WindowsとMacOS Xのプログラムは異なる方法でコーディングされています。プログラマーは、両方のオペレーティングシステムで動作するSaaSコードで新しいアプリケーションを作成することができるように訓練されています。
⑤サイバーセキュリティの脅威からプログラムを保護する
多くのプログラマーはサイバーセキュリティ分野で働いており、悪意のあるソフトウェアを特定し、潜在的なハッキングに対して脆弱なソフトウェアを修正します。さらに、プログラマーは、セキュリティ違反やデータ漏洩を防ぐコードを書くことができます。サイバー攻撃の数と深刻度が増すにつれて、情報セキュリティの専門家に対する需要が高まり続けています。
2.プログラマーになるメリットは?
①将来性が高い
プログラミングは今やあらゆる場所で私たちの生活を支えています。例えば、SNSのようなWebサービス、スマートフォンやタブレットなどのモバイル機器、ATMなどの金融システム、自動改札機などは、すべてプログラミングによって駆動されます。
そして、それらを作成するのはプログラマーです。プログラマーなしでは、新しいプログラムを作成することも、既存のプログラムを維持することもできません。
プログラマーは、金融、ヘルスケア、グラフィックデザイン、デジタルマーケティングなど、さまざまな分野で働くことができる可能性があります。日本国内では近い将来かなりの数のIT人材が不足すると言われています。そのため、どんどん需要が高まる将来性のある仕事と推測できます。
②年収アップの可能性が高まる
プログラミングは、技術の指標になるスキルです。日々の努力によるスキルアップで年収が上がりやすいのはもちろん、プログラミングスキルによってキャリアの選択肢が増え、年収が上がる可能性があります。
プログラミングは技術の高さが指標となります。日々の努力でスキルを磨いて年収を上げていくことは十分に可能です。プログラミングのスキルを身につけることで、キャリアの選択肢が広がり、年収が上がる可能性が高まります。
また、プログラミングができれば、副業の選択肢も広がります。ITエンジニアの約4割が副業経験を持っていると言われています。本業での年収アップはもちろん、副業にチャレンジすればさらなる年収アップが期待できます。プログラマーが副業をすると、副業による年収アップだけでなく、スキルを磨くことの相乗効果で本業の年収アップも期待できます。
③起業や独立につながる
プログラミングのスキルが向上させて、起業や独立につなげる人もいます。プログラミングの仕事の多くは、1人でできるものや、会社に常駐できるものもあるので、独立する手段になりえます。
また、上にも記したように、プログラミングを使った副業は多く、起業してからどのくらい顧客や収入が得られるかを判断しやすいのが、プログラマーが起業または独立する際のメリットです。
④リモートワークができる
プログラマーは、単独での作業時間が多いため、リモートワークに向いています。近年、リモートワークの環境が整備されてきたことで、大手企業を中心にリモートワークを推進する動きが進んでいます。さまざまなリモートワーク支援ツールもリリースされています。
リモートワークは、柔軟な勤務時間や場所、そして通勤の時間短縮などによりワークライフバランスの向上など大きなメリットがあります。
3.プログラマーになるためのスキル
プログラマーになりたいのであれば、仕事で活かせるスキルを習得しておく必要があります。習得しておくべき3つのスキルを解説します。どのスキルも、プログラマーとして就職・転職したい方や、キャリアアップを目指す人にとって重要です。
①プログラミングスキル
プログラマーとして働くためには、プログラミングスキルは不可欠です。さまざまなプログラミング言語が世の中にあるので、自分の目指す分野で一般的に使われている言語から学ぶことをお勧めします。1つまたは複数のプログラミング言語をすでに習得している場合は、構文が似ているプログラミング言語から学ぶと覚えやすいうえに、役に立ちます。
よく使われるプログラミング言語や開発のトレンドは日々進化しています。スキルを常に最新の状態に保つために、学習を継続することが重要です。
②ポータブルスキル
ポータブルスキルとは、コミュニケーション能力や、課題設定能力、情報収集力などの、職種を問わず求められる汎用的な能力のことを指します。プログラマーとしての経験を積みながら、プロジェクトマネージャーなどにキャリアアップをしたい方には特に重要です。
ポータブルスキルは、プログラミングの勉強をすることで身に着くものではありません。キャンパスライフ、アルバイト先、現在の職場など、どんな場面でも意識して身に着けるようにしていくのがよいでしょう。
③ロジカルシンキング
ロロジカルシンキングは、論理的思考とも呼ばれ、物事を直感や感覚で把握するのではなく、矛盾・破綻がないように論理的に考え、結論を導き出す考え方です。スキルというよりは思考パターンであり、プログラマーとして働く上で重要な考え方です。
プログラマーとして働く上で、仕様の理解やイレギュラーな事態への対応には論理的な思考が不可欠です。ロジカルシンキングをマスターするには、日常的に何かに直面したときに論理的に考える練習を繰り返すことをお勧めします。
4.プログラマーになるには
プログラマーになるには、どのように勉強すればよいでしょう?独学や、専門学校、大学、スクールなどの方法があります。それぞれ、異なる内容やメリットがあります。
①独学でプログラマーを目指す
独学でプログラマーになるための勉強をする場合、比較的低コストで学べることや、自分のペースで学習を進められることなどのメリットがあります。実際にプログラミングのスキルを独学で習得し、プログラマーとして働いている人もいます。
独学でプログラマーになるための効果的な勉強方法には下記の3つの方法があります。
(1)学習サイトでプログラマーの勉強をする
「学習サイト」とは、インターネット上でプログラミングスキルを学べるサイトです。動画や資料を見ながら練習問題を解けるサイトがたくさんあります。プログラミング言語ごとにコースが分かれているので、学びたいコースを選ぶことができます。
学習サイトには、有料のものと無料のものがあります。無料で体験できるサイトも多いので、まずは試してみてから決めるのがお勧めです。
(2)参考書でプログラマーの勉強をする
参考書は、プログラミングの解説やインターネットの成り立ちなど、プログラマー向けの基本的な内容をまとめた「プログラミング全般の参考書」と、PythonやJavaScriptなどのプログラミング言語ごとに分かれていて、本格的に学べる「特定のプログラミング言語の参考書」などに分かれています。
プログラミング初心者の場合は、まず「プログラミング全般の参考書」で基本的な知識を習得してから、特定のプログラミング言語の習得に集中することをお勧めします。
(3)資格試験のために勉強する
プログラマーになるために資格は必要ありませんが、資格を取得することで客観的に自分のスキルを証明できます。
例えば、国家資格の「情報技術者試験」に合格すれば、プログラマーにとって重要なITに関する幅広い知識があることの証明になります。
他にも、「PHP技術者認定試験」「C言語プログラミング能力認定試験」「Python3エンジニア認定」「オラクルマスター」「Ruby技術者技能検定」「ITパスポート」など、プログラマーとして持っていて損のない資格はたくさんあります。
資格取得がそのままプログラマーとしての就職につながるわけではありませんが、独学で学習を進めるための目標とすることができるというメリットもあります。
②プログラミングスクールでプログラマーを目指す
「プログラミングスクール」とは、プログラミングを学ぶための教室で、プログラミング言語などに応じてコースが分かれており、学びたいコースを選べるスタイルです。
教室に通う所と、オンライン上で受講する所があります。1ヶ月~6ヶ月ほどのコースがほとんどで、学びたいことに集中して学べるというメリットがあります。
③大学でプログラマーを目指す
大学でプログラマーになるための知識を身につけるため選ぶべき学部が、「情報学部」や「理工学部」です。プログラミング系の授業を行っていることが多いです。
大学では、1年次でコンピューターやネットワークの基礎を幅広く学び、2年次、3年次で専門分野を重点的に学ぶ傾向があるのが特徴です。プログラマーとしての知識だけでなく、必要なスキルを幅広く学べるメリットがあります。
ホームページを見たり、オープンキャンパスへ行ったりして、自分にあった大学や学部を見つけてください。
④専門学校でプログラマーを目指す
専門学校は、入学時から専門の学科に分かれており、プログラマーになるにも「ゲーム学科」「Web制作学科」「システム学科」などに分かれていることが多いです。
通常、卒業までの年数は2年で、自分が学習したいプログラミングの内容が決まっていれば、専門学校に向いていると言えます。企業と連携した授業や実際にアプリを作成する授業など、実践的な内容が多いのがメリットです。
日本経済大学・経済学部・商学科・マーケティングコースについて 日本経済大学は、幼稚園から大学院まで全国に30以上の学校を展開する「都築学園グループ」が運営する1968年に開校した大学です。福岡県に本部を置き、神戸三宮、東京渋谷と3つのキャンパスがあり、経済学と経営学を中心に、2学部6学科18の専門コースがあります。 日本経済大学は、あえて総合大学の形態をとらずに経済学、経営学に特化し、経済・経営系専門の単科大学としてこだわりを持ち続け、その専門性を守り続けています。 日本経済大学の福岡校と神戸港にある、経済学部・商学科のマーケティングコースは、伝統的なマーケティングだけではなく、デジタル・マーケティングをカバーする形でカリキュラムを再編しました。経済学だけでなく、WebやSNSを使ったマーケティングや、データ分析を深く学ぶことができます。 日本経済大学は、資格取得やインターンシップなどのキャリアサポートも充実しており、高い就職率を誇ります。 多くの大学が3年次から就活支援を開始する中、日本経済大学では1年次からキャリアデザインを形成し、就職活動を見据えた個人の活動を支援しています。自分の将来像を持ち、1年次から専門分野を学べるのも日本経済大学の魅力です。 ご興味がありましたら、是非ホームページ(https://www.jue.ac.jp/)をご確認ください。
おわりに
プログラマーの仕事内容、プログラマーになるために必要なスキル、勉強方法について解説させていただきました。
プログラマーは、昨今企業にとって欠かせない存在であり、専門的なスキルを必要とします。プログラマーになるためには、自分の市場価値を高めるために、扱えるプログラミング言語を増やすことと、自分のスキルを高く評価してくれる企業を選ぶことが重要です