「高校で柔道を続けてきたけど、大学ではどうしよう…」
そんなふうに迷っている人はいませんか?
部活を引退したあと、全国大会に出た人も、そうでない人も、「せっかく続けてきた柔道を、このまま終わらせるのはもったいない」と感じているかもしれません。
でも、大学選びは“強い学校に入ればいい”という単純な話ではありません。
全国レベルの名門に挑戦する道もあれば、これからじっくり自分の実力を伸ばせる育成型の大学もあります。
本気で柔道に打ち込みたい人にとって、「どんな大学で、どんなチームと過ごすか」は、これからの4年間を左右する大事な選択です。
このブログでは、全国の強豪校から、個々の成長を大切にする注目校まで、柔道を活かせる進学先の選び方と、いま注目される大学柔道部のリアルを紹介していきます。
最後には、全国大会出場経験もある育成型の注目校・日本経済大学(福岡)の柔道部もご紹介しますので、ぜひ最後まで読んでみてください!
1. 柔道部が強豪の大学
全国トップレベルの実力を誇る名門たち
大学柔道の世界には、全国大会での活躍を何年も積み重ねてきた“絶対的な強豪校”が存在します。こうした大学は、毎年のように全国から注目の高校生が入学し、稽古の質・量ともに非常に高いことで知られています。
男子・女子ともに実績を重ねてきた大学は、まさに柔道界の中核的存在。ここでは、男子・女子の両方で全国レベルの実力を誇る代表的な大学を紹介します。
◆ 東海大学(神奈川県)
言わずと知れた柔道界の王者。男子部は全日本学生柔道優勝大会で歴代最多の優勝回数を誇り、世界大会やオリンピックでも数々のメダリストを輩出してきました。2024年には男子・女子ともに優勝を果たし、堂々の“アベック優勝”を達成。これは偶然ではなく、長年の鍛錬と緻密な育成体制が築いてきた実力の証です。
東海大学の柔道部は、日々の稽古の厳しさで知られる一方、トレーニング施設やサポート環境が国内最高水準。進学後すぐにトップ選手と稽古できるため、実力を一気に引き上げることも可能です。将来、実業団や国際舞台での活躍を目指す人には、まさに理想的な場所です。
◆ 国士舘大学(東京都)
東海大学と並び称されるもう一つの名門。男子は全国制覇の常連で、激しい稽古と厳格な上下関係の中で精神力と実力を鍛え上げられる環境があります。女子部も全国大会の常連として高いレベルを維持し、近年は国際大会出場者も輩出。
「勝ちにこだわる柔道」が徹底されており、大学生活を通して本気で自分を追い込みたい人にはぴったり。入部と同時に全国トップクラスの戦いが始まる、まさに柔道エリートたちの集まる場所です。
◆ 山梨学院大学(山梨県)
地方大学ながら、ここ数年で女子柔道部の存在感が急上昇。全国の上位常連となり、女子の強豪校として確固たる地位を築いています。男子部も確実に実績を重ねており、男女ともにバランスよく強化している大学として注目を集めています。
特筆すべきは、地方にありながら全国から選手が集まるほどの魅力があること。学内のサポート体制も整っており、柔道に集中しやすい環境が用意されています。
◆ 帝京大学(東京都)
都市部にある強豪校の一つで、女子部は特に全国大会で安定した強さを発揮。男子部も堅実に成績を上げており、全体としてハイレベルなチームづくりが行われています。
帝京大学の特徴は、厳しすぎず、しかし確実に力を伸ばせる指導。高校時代に全国トップでなくても、大学で大きく成長していく選手も多く在籍しています。勉強との両立もしやすく、都市での生活を送りながら柔道に取り組みたい人にはおすすめです。
◆ 筑波大学(茨城県)
柔道の実力と学問的な評価の両立という点で、唯一無二の存在。国立大学ながら、男子・女子ともに全国トップクラスの成績を誇り、オリンピアンや全日本クラスの選手を多く育てています。
筑波大学の柔道部では、スポーツ科学や教育学との連携も強く、将来は指導者や研究者を目指す道も開けるという大きな魅力があります。文武両道を大切にしたい人には最もおすすめできる進学先の一つです。
これらの大学に共通するのは、全国や世界の舞台を本気で目指せる環境が整っていること。ただし、入部すればすぐに試合に出られるわけではなく、強烈な競争の中で自らを鍛え抜く覚悟が必要です。高校で全国常連だった人でも、ここでは新人扱い。だからこそ、自分の限界を突破したいという強い意志を持つ人にとっては、これ以上ない挑戦の場になるでしょう。
2. 育成型で注目される大学の魅力とは?
実績より“これからの伸びしろ”を重視する大学柔道部
「高校では思うような結果が出なかったけど、大学で本気で柔道に打ち込みたい」
「試合経験をたくさん積んで、自信をつけたい」
そんな声に応えてくれるのが、育成型の柔道部を持つ大学です。
強豪校とは異なり、「最初から実績がある選手」だけでなく、「これから伸びていきたい選手」に目を向けた指導を行う大学が全国にあります。以下はその中でも特に注目される5校です。
◆ 駿河台大学(埼玉県)
駿河台大学の柔道部は、高校時代の成績に関係なく受け入れる体制が整っており、「もう一度自分の柔道を見つめ直したい」という学生にも広く門戸を開いています。
指導は技術面だけでなく、礼儀・人間関係・考える力にも重点が置かれ、社会で通用する人間力を養うことを重視。学生の多くが、公務員、警察官、教員などの進路を目指しており、柔道を通じたキャリア形成の支援にも強みがあります。
少人数制で、日々の稽古にしっかり目が行き届くアットホームな環境も魅力の一つです。
◆ 桐蔭横浜大学(神奈川県)
桐蔭横浜大学の柔道部は、成長型の選手育成に定評があります。高校時代に突出した実績がなくても、大学で力をつけて全日本学生大会への出場を果たす学生も。
スポーツ健康政策学部との連携により、体づくりや怪我予防、メンタルトレーニングまで学術的サポートが充実しており、スポーツを科学的に取り組む姿勢も強みです。
教員やスポーツトレーナーを目指す学生も多く、将来の目標に向かって柔道と学問を両立しやすい環境が整っています。
◆ 環太平洋大学(岡山県)
“可能性を最大限に伸ばす”という育成方針のもと、着実に力をつけてきた注目校です。柔道部は設立から年数は浅いものの、優秀な指導陣を招いて競技力を着実に強化中。
特に、全国的な注目を集めるまでに成長した背景には、基礎の徹底・考える柔道・個別フォローといった指導体制の厚さがあります。
大学全体が「教育・スポーツ・人間力の融合」を重視しており、柔道部でもその方針に基づいた教育が実践されています。初心者に近い状態から全国大会へと成長した実例もあり、ゼロからの挑戦を応援する大学です。
◆ 龍谷大学(京都府)
京都に本部を構える仏教系の伝統校で、柔道部も歴史と教育理念を重んじた指導を展開しています。特にここ数年は、育成型の色を濃くし、実績だけに頼らない選手育成に力を入れています。
トレーニングはしっかり行われますが、人間的な成長やチームの調和を重視する柔道がベースになっており、「仲間とともに強くなりたい」という選手にフィットします。
また、キャンパスライフも充実しており、文系学部が多いため、学業との両立や公務員志望の学生にも選ばれています。
◆ 鹿屋体育大学(鹿児島県)
日本屈指の体育系国立大学で、柔道部には将来の指導者・教育者を目指す学生が全国から集まっています。
もちろん競技レベルは高く、全国大会でも上位を狙える実力がありますが、鹿屋の強みは「一流を育てる土台づくり」。入学時点で即戦力でなくても、4年間で一流に育てることを前提とした教育的アプローチがなされています。
柔道理論・体力づくり・指導法などを総合的に学べるため、「競技としての柔道+将来を見据えた柔道」を本気で学びたい人には、最良の選択肢のひとつです。
このように、育成型大学は単に「強くなる場」だけでなく、「柔道を通じて自分の人生を築く場」としての魅力にあふれています。
3. 日本経済大学(福岡)の柔道部に注目!
全国・九州で着実に結果を残す、成長型の柔道部
福岡県太宰府市にある日本経済大学(福岡)の柔道部は、再始動から間もないながらも、全国大会・地方大会の両方で着実に結果を出している注目のチームです。少人数体制ながら、個々の成長を重視し、確かな実績を積み上げてきました。
2024年度(令和6年度)には、九州学生柔道優勝大会・女子二部(3人制)で3位入賞を果たし、安定したチーム力を証明。また、2022年度(令和4年度)には、全日本学生柔道優勝大会・女子3人制でも堂々の3位入賞という全国レベルでの実績も記録しています。さらに個人でも、福岡県女子柔道選手権大会で堀紫音選手が3位に入賞するなど、着実な成長が見られます。
このように、少人数ながら全国に挑み、結果を出すチームづくりが進められているのが大きな魅力です。
◆ 一人ひとりに寄り添う丁寧な指導と温かな雰囲気
日本経済大学の柔道部は、部員一人ひとりのレベルや目標に合わせて、基礎から丁寧に指導が行われています。初心者や競技経験が浅い選手も、安心して実力を伸ばしていける環境が整っており、実際に1年生中心のチームで試合に出場し、入賞する例もあります。
また、チームの雰囲気はとてもアットホームで、年齢や実績に関係なく部員同士の関係性が良好。協調性や礼儀を大切にする空気の中で、柔道だけでなく人間的な成長も実感できるのが特徴です。
◆ 学びと競技の両立で、将来に強い力を育てる
柔道部員はそれぞれ、経済学部・経営学部・健康スポーツ経営学科などで学びながら競技に励んでいます。柔道で身につけた粘り強さや礼儀正しさを活かし、警察官、公務員、教員、スポーツ指導者などの道に進む卒業生も少なくありません。
また、学内には成績優秀者への奨学金制度やキャリアサポート制度も整備されており、「柔道も勉強も頑張りたい」と考えている学生には最適な環境です。
全国で名を知られる強豪校のような大規模な体制ではありませんが、その分、一人ひとりの挑戦や努力が結果に直結しやすいのが日本経済大学の強みです。
「高校では全国に届かなかったけれど、大学で本気になりたい」
「小さなチームで、確実に成長していける環境が欲しい」
そんな思いを持つ高校生にとって、日本経済大学の柔道部は、挑戦と成長を後押ししてくれる絶好のステージになるでしょう。
おわりに
大学で柔道を続けることは、競技としての成長だけでなく、自分自身を深める大きなチャンスにもなります。強豪校で自分の限界に挑戦するもよし、育成型の大学でじっくり力を伸ばすもよし。どんな選択にも意味があり、大切なのは自分に合った場所を見つけることです。柔道を通して得た経験は、きっと大学生活でもあなたの強みになるはずです。
日本経済大学 福岡キャンパスの オープンキャンパスに行ってみよう! 福岡・太宰府にある日本経済大学〈福岡キャンパス〉では、来校型とオンライン型のオープンキャンパスを定期的に開催しています。保護者の同伴も歓迎されており、大学の雰囲気や学びの内容を実際に体験できる絶好のチャンスです。 オープンキャンパスではこんな体験ができます: ・学科紹介や模擬授業で、大学での学びが具体的にわかる ・在学生との交流コーナーでリアルなキャンパスライフを聞ける ・キャンパスツアーで、太宰府の自然に囲まれた校舎を見学 ・参加特典の配布もあり(※内容は時期によって異なります) アクセスも便利! キャンパスは西鉄太宰府駅から徒歩約10分。博多駅や天神エリアからのアクセスも良好で、遠方からの参加もしやすい立地です。周辺には太宰府天満宮や九州国立博物館もあり、見学のついでに観光も楽しめます。 ▼オープンキャンパスの詳細・申込はこちらから: https://www.jue.ac.jp/juken/open_campus/ ▼福岡キャンパスへのアクセス情報はこちら: https://www.jue.ac.jp/access_fukuoka/