TOEIC800点取るにはどうする?メリットや勉強方法を教えます

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転職・転職・キャリアアップで有利に働くTOEIC800点!

就職・転職活動や昇進・昇格に有利な資格として認知されているTOEIC。

TOEIC700点台を取得し、これからTOEICの受験を続けるか否か迷っていますか?

実際に就職・転職、キャリアアップに役立つ点数は800点以上が目安になりますので、ぜひ勉強を続けて欲しいです。

TOEIC800点以上を取得すると、就職・転職の選択肢がかなり増えます。一般的な企業では有望な人材として社内での評価もあがります。TOEIC800点以上を取得すると報奨金や資格手当を支給する企業さえ存在します。

大学によっては単位取得にも使われているようになっています。TOEIC Listening & Reading Test500点以上で、1~2単位、650~700点で4単位認定される大学が多のですが、800点~920点で8単位出したり、奨学金を支給する大学まであります。

ただし、TOEIC800点のハードルは高く、途中で挫折してしまう人も多いでしょう。

この記事では、TOEICの基本情報やメリット、800点以上とるための勉強方法などをご紹介させていただきます。ぜひ参考にしていただければと思います。

【TOEICとは】

TOEIC は Test of English for International Communication (国際コミュニケーション英語検定) の略で、英語を母国語としない人を対象とした国際標準の英語能力テストです。世界160カ国で実施されており、国際的な環境で働く人々の日常的な英語力を測定することを意図して作られています。

TOEICは2つのテストブランドから計5種類の試験が行われています。

1.TOEIC Test

①TOEIC Listening & Reading Test

TOEIC Listening & Reading Testは、リスニングとライティング2科目が均等に採点されるテストで構成されています。 リスニング約45分間とリーディング75分間のマークシート方式で、テスト結果は10点~990点で評価されます。

②TOEIC Speaking & Writing Tests

TOEIC Speaking & Writing Testsは、英語を話すことと、書くことの能力を評価するテストです。スピーキング約20分間とライティング約60分間をパソコン上で受ける方式で、テスト結果は各0~200点で評価されます。

英語が実際に使用される場面を想定した形式で出題されます。英語のコミュニケーション能力に焦点を当てているため、多少のスペルミスや、発音の違いは採点に影響されません。

③TOEIC Speaking Test

TOEIC Speaking Testは、英語のコミュニケーション能力を評価するテストです。パソコン上で約20分間受ける方式で、テスト結果は各0~200点で評価されます。

この記事では、TOEIC Listening & Reading Testで700点を目指すことに関する内容にフォーカスします。そのため、ここからはTOEIC Listening & Reading Testを「TOEIC」と表記していきます。

2.TOEIC Bridge Tests

2019年6月より開始されたTOEIC Bridge Testsは、英語学習初級~中級者を対象に日常生活での生きた英語力を測定する世界共通のテストです。TOEIC Testと比べると時間と設問数が短く、内容も簡単なので、英語に自信がないけれどTOEICを将来のために勉強することに決めたばかりの方にお勧めです。

①TOEIC Bridge Listening & Reading Tests

TOEIC Bridge Listening & Reading Testsは、リスニングとライティング2科目が均等に採点されるテストで構成されています。 リスニング約25分間とリーディング35分間のマークシート方式で、テスト結果は1問1点、合計100点で評価されます。

②TOEIC BRIDGE Speaking & Writing Tests

TOEIC Bridge Listening & Reading Testsは、日常会話で活かせる英語を話すことと、書くことの能力を評価するテストです。パソコン上でスピーキング約15分間とライティング37分間受ける方式です。テスト結果は1問1点、合計100点で評価されます。

【TOEICの申し込み方法】

TOEIC申し込み手続きがスムーズに進めるためには、試験日を確認し、申込期間中に申し込む必要があります。2月と8月以外の年10回、基本的に日曜日に実施されています。ただし、地方都市など受験地によって開催されない場合があるため、受験地で日程を確認しましょう。

また、事前にTOEIC申込サイトの会員登録をする必要があります。会員登録に費用は掛からないため、先に済ませておくことをお勧めします。

申し込みの流れは以下になります。

①TOEIC公式ウェブサイトにログイン

“「ログインID」と「パスワード」を入力してログインします。
※最後にログインしてから10年以上過ぎるとログインできなくなります。会員登録を再度する必要があります。”

②「テスト申込」ページに移動する

一番上のバーの「テスト日程・申し込み」から「TOEIC Listening & Reading Test」を選択して「テスト申込」ページに行きます。

テスト日程を確認して「テスト申し込み」ボタンをクリックします。

③申込・支払い手続きをする

「テスト申込からテスト結果確認までの流れ」を確認してから「次へ進む」ボタンを押しましょう。

受験要領を確認・同意し、申し込みフォームに記入します。申込手続きを最後まで進めたら、支払い手続きができます。クレジットカード決済、コンビニエンスストア、または楽天ペイによる決済が可能です。

支払いを終えたら申し込みは完了です。登録したメールアドレス宛に「申込受領通知メール」が届きます。受験票は試験日の約2週間前に発送されます。

【TOEICの受験料】

TOEICの受験料は7,810円(税込)です。

ただし、TOEIC受験申込の1年後の同じ月から3か月の間に実施されるTOEICテストのうち1回が7,150円(税込)に割引されます。さらに、その割引を利用して申し込むと、その翌年の同じ期間も同じ割引が適用されます。

【TOEICの受験当日について】

TOEICテストは午前と午後の計2回実施されます。どちらかを選んで受験することができます。ただし、申込の受付は同時ではありません、

TOEICの試験時間は2時間ですが、テストの始まる30分ほど前には説明が始まり、試験後は問題用紙と解答用紙の回収がされるため、合計の所要時間は2時間半以上かかります。その間はお手洗いに行けません。会場には余裕を持って到着するようにし、試験前にお手洗いに行っておくことをお勧めします。

当日持っていくものは以下の6つです。必ず家を出る前に確認してください。

①受験票

TOEIC試験日の2週間前に発送されます。受験票未着問い合わせ期間が定められていますので、受験票が届くのが遅れている場合は、IIBC試験運営センターへ電話をします。試験当日に受付で受け取っていない旨を伝えても対応してもらえません。試験日の変更や受験料の返金などもありません。

②証明写真1枚

TOEIC受験票の証明写真は、カラー又はモノクロ、縦4㎝×横3㎝、6カ月以内に撮影、白または薄い色のバック、前を向いた上半身・無帽、本人の顔がはっきり確認できる状態のものと規定されています。写真の裏面に氏名と受験番号を書いて、受験票の証明写真欄に貼り付けます。

③本人が確認できる書類

写真が付いた身分証明書を受付で見せる必要があります。運転免許証、学生証、パスポート、マイナンバーカードなど、日本で発行されていて、有効期限内のものを携帯してください。

④筆記用具

マークシートを埋めるために、鉛筆又はシャープペンシルと消しゴムが必要です。

⑤腕時計

TOEICの試験中に時刻のアナウンスはされません。また、携帯電話・置時計・ストップウォッチ・ウェアラブル端末などを時計代わりに使用することができません。部屋に掛け時計があることは多いですが、試験監督者の腕時計を基準に計られますので、腕時計を持っていく方がよいでしょう。

⑥マスク

家から出る時点でマスクをしているとは思いますが、マスクを着用していないと受験をさせてもらえないため、注意してください。

それでは、ここからはTOEICで800点を取ることのメリットや難易度、勉強方法を説明していきます。

【TOEIC800点を取得するメリット】

①就職・転職活動でアピールできる

TOEIC800点以上は一般的な企業が求める目安より高いスコアです。したがって、TOEICで800点以上獲得していれば、就活・転職活動において高い英語力があることをアピールすることができます。

TOEIC800点以上あって応募可能な大手企業や、グローバル企業、外資系企業もあるため、就職先の幅が広がります。また、選べる業界や業種の幅も広がります。例としては、通訳、翻訳、英語教員などがあげられます。

②昇給や昇進につながる可能性がある

一般的な企業の場合、昇給や昇進の条件のつとしてTOEIC700点を設定しているところが多いようです。つまり、TOEIC800点を取っていれば、昇進・昇格ではさらにプラスに働くということです。また、海外出張や海外駐在を任される可能性もあります。早めにTOEIC800点を獲得しておくことで、マイナスになることは1つもないのです。

③TOEIC900点まであと少し!

TOEIC800点以上は既に優秀であり、TOEICを大手企業や外資系への就職や転職、またはキャリアアップに生かすことが可能です。しかし、英語が公用語の会社への就職・転職や海外での就労を考えているなら、900点以上を狙うべきです。まずは800点を目標に期限を決め、スケジュールを立てて勉強し、800点がとれたら次は900点を目指しましょう。勉強の仕方なども身に付けば、900点に向けた勉強がしやすくなるでしょう。

④家で働ける

子育てや、介護など、何らかの原因で会社で働けない場合、TOEIC800点あれば、簡単な翻訳や、翻訳チェック、翻訳者管理などの在宅ワークができます。自分の時間に合わせてできるので、無理なく続けられる仕事です。

【TOEIC800点の難易度】

TOEIC800点は、英語のレベルとしては中級~上級で、英語でビジネス上の交渉やプレゼンテーションができるとみなされます。TOEIC受験者の上位13%ほどが800点以上を取得します。

TOEIC800点のレベルは英検準1級程度、取得に必要な単語数は8500語程度です。ただし、英検準1級以上を持っているからと言って800点以上が取れるわけではありません。試験の内容や形式が違うため、勉強しないで受けて取れる点数ではありません。しかし、英検準1級以上を持っている人は、取れていない人に比べてかなり短い勉強時間で800点に到達できるでしょう。

まだ700点に達していない人が急に800点を目指す場合、相当の勉強が必要です。まずは、700点を目指して勉強することをお勧めします。

【TOEIC800点を取る勉強方法】

前提として、上の「TOEIC800点の難易度」でも少し述べましたように、現在の英語のレベルによって必要な勉強時間も勉強方法も変わってきます。

以下で説明する「TOEIC800点を取る勉強方法」は、現在TOEICが700点以上の方や、英検準1級以上を保持している方、又はそれに準ずるレベルにある方に向けて紹介します。

1.独学で勉強する

①語彙力を高める

TOEICで出題頻度の高い英単語・熟語をあらかじめ勉強することは、TOEICテスト対策として大変重要です。そして、TOEIC800点を目指す場合は、単語を聞いたり見た瞬間に意味が分かるようになる必要があります。

TOEIC頻出の英単語・熟語が完璧に頭に入っていれば、解答する速度が断然はやくなり、TOEIC試験時間内に余裕をもって終わらせることが可能になるのです。

TOEICで出題される英単語・熟語のレベルはそれほど高くありません。準1級を保持しているならば、そこまで苦労することはありませんが、品詞の違いなど細かい部分まで覚えきることがTOEIC800点を取るためには必要です。

また、英検で学んだ英単語・熟語とはタイプの違うビジネス英単語が多く出題されますので、そこを強化することが点数アップにつながります。

TOEIC800点を目指した、TOEICによく出る単語をまとめた教材が出版されていますので、1冊を覚えきることをお勧めします。

また、最近はスマホのTOEIC単語アプリもあります。無料のものもありますので、通勤、通学の際などに活用するのも良いかもしれません。

英単語・熟語は、口に出して読んだり、書いたりしながら覚えるのが良いでしょう。発音、アクセント、イントネーションなどを意識しながら記憶することで、リスニングセクションに対する単語力も大幅に上がります。

②リスニング力を高める

TOEICのリスニングセクションは、TOEIC公式問題集を使って勉強することをお勧めします。

TOEICのリスニングは、英語を母国語とする様々な国の人による会話で、国によってアクセントやイントネーションが違います。海外留学経験のある人でも、違う国の英語は聞き取れないことが多々あります。他から出版されている参考書や問題集と比べると、TOEIC公式問題集ほどきっちり作り込まれているものはありません。

多くの人は、TOEIC公式問題集を単に現在のレベルを知るために使っていて、1度解いてしまうことで終わりにしています。

TOEIC公式問題集のリスニング音声を何度も何度も繰り返し聞くことで、内容がほとんど聞こえるようになります。また、英文を見ながら音読したり、音声を聞きながら自分の声をほぼかぶせるように声に出す「シャドーイング」をしましょう。

この練習を繰り返すと、単語の音が繋がっている部分や、弱く発話されることによって音が聞こえにくかったり、消えてしまう部分が分かるようになってきます。

③文法力を高める

TOEICのPart5とPart6は文法問題です。英単語・熟語さえ頭に入っていれば、内容はそれほど難しくありません。ただし、問題数が多いのでスピードが決め手です。時間をかけて悩みながら解いていく暇はありません。時間をかけすぎると次に続く長文読解で時間が足りなくなってしまいます。700点を目指していた時より10分近く早く解けるようになって、Part7にかける時間を多くしましょう。

TOEIC公式問題集は、時間を測って解答し、間違えたところはまずは解答を見ずに自分で考えて導き出してから「解答・解説」を読みましょう。1週間おいてから間違えたところを復習し、解説を確認して覚え直すことを繰り返してください。

④読解力を高める

TOEICのPart7はリーディング問題です。問題数が非常に多いため、速読しつつ、内容を理解する必要があります。

速読をマスターするには、WPMトレーニングが効果的です。WPMとはWords Per Minuteの略称で、1分間当たりに読める単語数を表します。TOEICで800点以上を目指していくにはPart7で解答する速さを上げなければなりません。Part7で必要なWPMは、150~200WPMとされています。ただひたすら問題集を解き続けるのではなく、WPMを改善することで、時間内に問題を解き終えられるようになります。

TOEIC公式問題集を使ってWPMを測ります。その後じっくり読んで、分からない英単語や文法があれば確認しながら、和訳していきます。その後、「解答・解説」を確認して、間違えたところは間違えの原因を突き詰めましょう。

解き終わった文章でも、何度も音読して自分の理解度を確認します。和訳しなくても英文だけで意味が理解できるようになることを目指しましょう。

⑤スキマ時間を有効活用

学校、仕事、家事、アルバイトなど、日々忙しい中で、毎日まとまった勉強時間を作ることは大変難しく、そのために諦めてしまいがちの資格試験勉強。

しかし、一切スキマ時間がない人はほぼいません。通勤・通学中、入浴時間、休憩時間、就寝前などのスキマ時間を有効活用することは、勉強を続ける鍵です。

TOEIC公式問題集のリスニングをスマホから聞けるようにしておいたり、単語アプリをダウンロードしておきましょう。

スキマ時間が10分程度であっても、計1時間くらいは勉強できるのではないでしょうか。スキマ時間で1時間と決めて、できなかった時間分だけをその日の勉強時間に充てても良いかもしれません。

ただし、週末など週に2日はまとまった勉強時間を数時間作る必要があります。

2.通信講座で学ぶ

1人で継続して勉強する自信がない方や、独学でなかなか700点台から抜け出せない方は、TOEICの通信講座を受講するのも良いでしょう。

TOEIC通信講座は数多くあります。自分でスケジュールを組んで計画的に学習しなければなりませんが、分からない所があれば専門知識を持つ講師に質問することができます。挫折しないためのスケジュールのサポートやアドバイスをももらえます。スマホのアプリから勉強できる通信講座もあるので、時間や場所に関係なく、学習できるのが魅力です。

3.大学で学ぶ

大学進学を考えていて、将来的に英語を生かして大手企業や外資系で働く意思のある高校生は、TOEICの点数獲得に必要な授業のある大学や専門学校、そして学部を選ぶことをお勧めします。

英語は様々な分野の勉強や、業種の仕事に必要になっていますので、多くの大学、専門学校でTOEICの受験を推進しています。

資格取得やインターンシップといったキャリアサポートが充実している、日本経済大学の福岡校・渋谷校・神戸校の経営学部等の授業には、在学中に取得可能な資格にTOEICが含まれています。特に福岡校と渋谷校のグローバルビジネス学科は、英語の学習に非常に力を入れており、3年次には就職に向けTOEIC で高得点を取得できるようサポートがされます。

多くの大学が3年次から就活支援を開始する中、日本経済大学では1年次からキャリアデザインを形成し、就職活動を見据えた支援をしています。1年次から将来のビジョンを持ち、専門分野を学べるのが日本経済大学の特徴です。

【おわりに】

TOEIC受験のための手順や、800点を目指すメリット、勉強方法などをご紹介させていただきました。いかがでしたでしょうか?

国際ビジネスコミュニケーション協会が発表している2021年度のTOEICの日本における平均スコアは574点です。全世界の平均スコアは611点ですので、日本はまだまだ英語力が世界レベルに追いついていません。

そのため、TOEIC800点以上が樹徳できれば、日本では相当英語ができる部類になります。

TOEIC800点を目指そうと思うなら、一生懸命勉強に取り組むための固い決意を持つ必要があります。

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