商学部卒論テーマの選び方 

最新トレンドと実践的アドバイス

by info@remi.website

 

大学生活の集大成とも言える卒業論文。商学部の学生にとって、この卒論は学びの集大成であり、将来のキャリアに直結する大切なステップです。しかし、膨大な情報の中からどのテーマを選ぶべきか迷うことも多いでしょう。自分の興味を引くテーマを見つけることができれば、研究は楽しくなり、結果として質の高い論文が完成します。

今回のブログ記事では、商学部の卒論テーマを選ぶ際の最新トレンドと実践的なアドバイスをお届けします。テーマ選びの基本から、現在注目されているビジネストレンド、具体的なテーマの見つけ方、成功するテーマの特徴までをカバーします。また、失敗しないためのポイントや実際の体験談も交え、わかりやすく説明します。

これから卒論テーマを選ぶあなたが、この記事を通じて自分にぴったりのテーマを見つけ、充実した研究生活を送るための一助となれば幸いです。それでは、早速始めましょう!

 

1. テーマ選びの基本

卒論テーマを選ぶ際の基本的なポイントを3つ紹介します。これを押さえておけば、テーマ選びで大きく迷うことはありません。

①自分の興味や関心を最優先に

まず最初に考えるべきは、自分が本当に興味を持っているテーマです。興味があるテーマなら、リサーチも楽しくなるし、モチベーションも続きやすいです。逆に、あまり関心のないテーマだと、調べるのが苦痛になってしまいますよね。例えば、あなたがファッションビジネスに興味があるなら、その分野に関連するテーマを選ぶのが良いでしょう。

②学んできた内容と関連性のあるテーマを選ぶ

次に、自分がこれまで学んできた内容と関連性のあるテーマを選ぶことも大切です。これまでの授業やゼミで学んだ知識を活かせるテーマなら、リサーチがスムーズに進みますし、教授からのアドバイスも受けやすくなります。例えば、マーケティングの授業が好きだったなら、マーケティング戦略に関するテーマを選ぶといいでしょう。

③実際のビジネスや経済の課題に関連するテーマが望ましい

最後に、実際のビジネスや経済の課題に関連するテーマを選ぶと、卒論の価値が高まります。リアルなビジネスシーンでの問題やトレンドを取り上げることで、実践的な研究ができるし、就職活動でもアピールポイントになります。例えば、最近話題のSDGs(持続可能な開発目標)に関連するテーマを選ぶと、時流に乗った内容となり、社会的にも評価されやすいです。

 

2. 最新のトレンドを把握する

卒論のテーマを選ぶとき、最新のビジネストレンドを把握することはとても重要です。ここでは、そのための3つのポイントを紹介します。

①現在のビジネストレンドをリサーチ

まず、今話題になっているビジネストレンドをリサーチしましょう。これを知ることで、時代に合ったテーマを選ぶことができます。例えば、以下のようなトレンドがあります:

・デジタルトランスフォーメーション:企業がデジタル技術を活用して業務を革新する動き。
・SDGs(持続可能な開発目標):環境や社会に配慮したビジネスの在り方を考える。
・フィンテック:金融とテクノロジーを融合させた新しいサービス。
これらのトレンドに関連するテーマを選ぶことで、現代のビジネスシーンにマッチした研究ができます。

②学会やセミナー、ビジネスニュースをチェック

次に、学会やセミナー、ビジネスニュースを定期的にチェックすることも大切です。最新の情報を手に入れることで、トレンドの動向をリアルタイムで把握できます。特に、ビジネス系のニュースサイトや専門誌を読むと、今何が注目されているのかが分かります。また、大学で開催されるセミナーや学会に参加するのも良い方法です。リアルな声を聞くことができ、テーマ選びのヒントになります。

③教授や先輩、業界のプロフェッショナルに意見を聞く

最後に、教授や先輩、業界のプロフェッショナルに意見を聞くことも大切です。彼らは豊富な経験と知識を持っているので、具体的なアドバイスをもらえるでしょう。教授は最新の研究動向に詳しいですし、先輩は実際に卒論を書いた経験があります。さらに、業界のプロフェッショナルに話を聞くことで、実務に直結するテーマのアイデアが得られます。

 

3. 実践的なテーマの見つけ方

卒論のテーマを見つけるには、実際に使えるデータや経験を活かすことがポイントです。ここでは、実践的なテーマを見つけるための3つの方法を紹介します。

①実際の企業や市場のデータを活用

まず、実際の企業や市場のデータを活用することです。これにより、リアルなビジネスの状況を反映した研究ができます。例えば、企業の財務データ、マーケットリサーチの結果、消費者の行動データなどを使ってテーマを見つけることができます。具体的には、ある企業の売上データを分析して、マーケティング戦略の効果を研究する、といったテーマが考えられます。

②インターンシップやアルバイト経験を元にしたテーマ

次に、自分のインターンシップやアルバイト経験をテーマにする方法です。実際に働いた経験から得た知識や問題意識をベースにテーマを設定すると、より具体的で現実的な研究ができます。例えば、インターンシップで関わったプロジェクトの成功要因を分析する、アルバイト先のサービス改善策を提案する、といったテーマが考えられます。

③ケーススタディを基にした研究

最後に、ケーススタディを基にした研究を行う方法です。特定の企業や業界の成功事例や失敗事例を分析し、そこから学べることをテーマにします。例えば、ある企業の再建プロセスを研究し、その成功要因を探る、といったテーマが考えられます。実際のケースを使うことで、具体的で説得力のある論文が書けます。

 

4. テーマ選びのステップ

卒論のテーマを選ぶためには、いくつかのステップを踏むと効率的です。ここでは、テーマ選びの基本的なステップを紹介します。

①アイデアを出す

まずは、テーマのアイデアをたくさん出すことから始めましょう。ここでは、自由に発想することが大切です。

・ブレインストーミングを行う:一人で考えるのも良いですが、友人やクラスメートと一緒にブレインストーミングをすることで、より多くのアイデアが出てきます。とにかく思いついたことをどんどん書き出してみましょう。
・友人やクラスメートと意見交換:他の人の視点を取り入れることで、自分では思いつかなかったアイデアが見つかることもあります。また、話しているうちに自分の考えが整理されることもあります。

②アイデアを絞る

次に、出てきたアイデアを絞り込んでいきます。たくさんのアイデアの中から、自分に最適なテーマを見つけるためのステップです。

・関心のあるテーマをリストアップ:最初に出したアイデアの中から、自分が特に興味を持っているものをリストアップします。このとき、自分の興味や関心だけでなく、学んできた内容とも関連性のあるものを選びましょう。
・各テーマのリサーチ可能性を確認:リストアップしたテーマが実際にリサーチ可能かどうかを確認します。例えば、データや資料が手に入るか、リサーチに必要なリソースがあるかをチェックします。

③テーマを確定する

最後に、リストアップしたテーマの中から最終的なテーマを確定します。このステップでは、具体的なリサーチ計画を立てることが重要です。

・教授に相談し、フィードバックをもらう:選んだテーマについて教授に相談し、フィードバックをもらいましょう。教授の意見を聞くことで、テーマの適切性やリサーチの方向性がクリアになります。
・リサーチ計画を立てる:最終的に選んだテーマに基づいて、具体的なリサーチ計画を立てます。計画には、リサーチの目的、方法、スケジュールなどを含めると良いでしょう。

 

5. 成功する卒論テーマの特徴

卒論テーマを選ぶ際、成功するテーマにはいくつかの共通した特徴があります。ここでは、その特徴を4つ紹介します。

①明確な問題設定がある

まず、成功する卒論テーマには明確な問題設定があります。これは、研究の出発点となる問いや課題を具体的に示すことです。曖昧なテーマではなく、具体的な問題や課題を設定することで、リサーチの方向性がはっきりします。例えば、「中小企業のデジタルマーケティング戦略の効果」といった具体的な問題設定があると、研究が進めやすくなります。

②実証可能な仮説を持つ

次に、実証可能な仮説を持つことが大切です。仮説とは、問題に対する予測や仮定のことです。この仮説が実証可能であること、つまり、データや実験によって検証できることが重要です。例えば、「SNSを活用したマーケティング戦略は中小企業の売上を20%向上させる」という仮説を立て、それを実証するためのデータを集めることが求められます。

③十分なデータが得られる

成功する卒論テーマには、十分なデータが得られることも重要です。リサーチを進めるためには、必要なデータや資料が手に入るかどうかを事前に確認しておく必要があります。例えば、企業の財務データや市場調査のデータ、インタビューなど、さまざまなソースからデータを集められるテーマが理想的です。

④社会的、経済的意義がある

最後に、テーマには社会的や経済的な意義があることが求められます。これは、選んだテーマが社会や経済にとって重要であり、研究結果が実際の課題解決や政策提言に繋がるものであることです。例えば、「地域社会における中小企業の役割とその経済的影響」といったテーマは、社会的にも経済的にも意義があると言えます。

 

6. テーマ選びの失敗を避けるために

卒論のテーマ選びで失敗しないためには、避けるべきポイントを押さえておくことが重要です。ここでは、そのための3つのポイントを紹介します。

①あまりに広範なテーマは避ける

まず、あまりに広範なテーマを選ぶのは避けましょう。テーマが広すぎると、リサーチの焦点が定まらず、どこから手をつけていいか分からなくなります。例えば、「世界の経済成長の要因」といったテーマは広すぎて、具体的な研究が難しくなります。代わりに、「日本の中小企業におけるデジタルマーケティングの影響」のように、具体的で絞り込まれたテーマを選ぶと良いでしょう。

②自分のスキルや知識を超えたテーマは避ける

次に、自分のスキルや知識を超えたテーマを選ぶのは避けるべきです。難しすぎるテーマを選んでしまうと、リサーチの過程で行き詰まる可能性が高くなります。例えば、専門的な統計分析が必要なテーマを選んでも、自分にそのスキルがなければ、研究が進まなくなってしまいます。自分が持っている知識やスキルを活かせるテーマを選ぶことが大切です。

③資料やデータが少ないテーマは避ける

最後に、資料やデータが少ないテーマを選ぶのは避けましょう。リサーチを進めるためには、十分な資料やデータが必要です。例えば、あまり研究されていないニッチなテーマを選ぶと、必要なデータを集めるのが難しくなることがあります。事前に資料やデータが手に入るかどうかを確認してからテーマを選ぶことが重要です。

 

7. テーマ選びのヒント

卒論のテーマを見つけるためには、日常生活の中での工夫が大切です。ここでは、テーマ選びのための3つのヒントを紹介します。

①常にメモを取る習慣をつける

まず、常にメモを取る習慣をつけましょう。アイデアはいつどこで浮かぶかわかりません。ふと思いついたことや、興味を持ったことはすぐにメモに書き留めておきましょう。スマホのメモアプリを使っても良いですし、ノートを持ち歩くのも良い方法です。後から見返すことで、アイデアがつながり、テーマが見つかることがあります。

②日常の中からアイデアを見つける

次に、日常の中からアイデアを見つけることです。普段の生活やアルバイト、趣味など、身近なところにテーマのヒントが隠れていることが多いです。例えば、アルバイト先で感じた業務改善のアイデアや、趣味の活動から得たビジネスの知見など、日常生活での経験をテーマに反映させることができます。

③異なる視点からテーマを考える

最後に、異なる視点からテーマを考えることも大切です。一つの視点にとらわれず、さまざまな角度からテーマを見つけることで、独自性のある研究テーマが見つかります。例えば、消費者としての視点だけでなく、企業側の視点や社会的な視点からもテーマを考えてみると、新しいアイデアが浮かびやすくなります。

 

8. テーマが決まったら

テーマが決まったら、次は実際にリサーチを進める準備をしましょう。ここでは、リサーチを成功させるための3つのステップを紹介します。

①リサーチ計画を立てる

まず、リサーチ計画を立てることが重要です。計画を立てることで、どのようにリサーチを進めていくかが明確になります。具体的には、以下のような項目を考えます:

・リサーチの目的:何を明らかにしたいのか。
・リサーチの方法:アンケート調査、インタビュー、データ分析など。
・スケジュール:各ステップの期限を設定し、進捗を管理します。 計画をしっかり立てておくことで、スムーズにリサーチを進めることができます。

②進捗を定期的に確認

次に、リサーチの進捗を定期的に確認することが大切です。計画通りに進んでいるか、問題が発生していないかをチェックします。進捗確認のポイントは以下の通りです:

・週ごとに進捗をチェック:毎週の進捗を確認し、必要に応じて計画を修正します。
・問題点を早期発見:問題があれば早めに対処し、大きな遅れを防ぎます。 定期的な確認を行うことで、リサーチが順調に進むようになります。

③研究の過程を楽しむことも大切

最後に、研究の過程を楽しむことも忘れないでください。卒論は大変な作業ですが、興味のあるテーマに取り組むことで、新しい発見や学びがたくさんあります。楽しむためのポイントは以下の通りです:

・小さな成果を喜ぶ:リサーチの過程で小さな成果を見つけ、達成感を感じること。
・学びの過程を楽しむ:新しい知識やスキルを身につけることを楽しむ。 卒論のリサーチは、将来の自分にとっても貴重な経験となるので、前向きに取り組みましょう。

 

おわりに

卒業論文は大学生活の大きなステップです。この記事が、テーマ選びやリサーチの手助けになれば嬉しいです。

自分の興味を反映し、最新のトレンドを取り入れたテーマを選んでください。計画的に進め、楽しみながら研究を進めることで、素晴らしい卒論が完成するでしょう。

頑張ってくださいね!

日本経済大学で学ぶ】

幼稚園から大学院まで全国に30校以上の学校を展開する「都筑学園グループ」が運営する「日本経済大学」は、1968年に設立され、福岡県太宰府市に本部を置く私立大学です。現在、福岡、神戸、東京都渋谷区に3つのキャンパスがあります。非常に多くの留学生を受け入れる国際色豊かな大学です。

日本経済大学は、多彩な分野において学びを展開し、現代の変化に対応する力を養成しています。経済の国境を超えた時代において、経済や経営の領域においてもよりグローバルかつ多角的な視点を持つことが必要とされています。このような状況に応えるため、日本経済大学では経済学と経営学を中心とした2学部6学科18コースを展開しており、学生たちの可能性を広げる教育を実践しています。

2021年度には、経営学科 AI産業コースの発展として、「デジタル・ビジネスデザインコース」を新設。このコースでは、目まぐるしく変化する社会に対応するため、デジタル技術をより深く学び、ビジネスの現場で活用できる先進的なスキルを身につけることができます。さらに、オンライン上での留学プログラムを導入するなど、新しい時代に適応した「学びのニューノーマル」を進め、世界に通用する人材の育成を目指しています。

経済の変動や技術の進化が激しい現代において、日本経済大学は学生たちが変化に対応し、グローバルな視野を持って活躍できるような教育環境を提供しています。

是非、日本経済大学ホームページ(https://www.jue.ac.jp/)にて確認してみてください。

You may also like

You cannot copy content of this page