「心理学部の面接ってどんなことを聞かれるんだろう?」「どう答えれば、面接官に好印象を持ってもらえるの?」心理学部を目指す皆さんの中には、こんな疑問を持っている人も多いはず。
心理学は人の心を扱う学問だからこそ、面接ではあなたの考え方や人柄が重視されます。ただ暗記した答えを並べるのではなく、自分らしさを伝えることが大切。では、どのように準備すればいいのでしょうか?
この記事では、心理学部の面接でよく聞かれる質問や、差をつけるための回答ポイントを紹介します。
1. 心理学部の面接で重視されるポイント
心理学部の面接では、単なる知識だけでなく、あなた自身の考え方や価値観が見られます。特に重要視されるのは以下の3つです。
① 論理的に考える力
心理学は、人の気持ちを感覚的に理解するだけでなく、データや理論に基づいて分析する学問 です。そのため、面接でも 論理的に考え、自分の意見を筋道立てて説明する力 が求められます。
例えば、面接官に「なぜ心理学を学びたいのですか?」と聞かれたとき、
❌ NG例:「人の心に興味があるからです。」
→ 抽象的すぎて、「なぜ?」が伝わりません。
✅ OK例:「小学生のころ、友達の悩みを聞くことが多く、その経験から人の心の動きに興味を持ちました。高校では○○という本を読んで、さらに深く学びたいと思うようになりました。」
→ 具体的な経験 を交えることで、説得力が増します。
面接では、「なぜそう思うのか?」を意識し、結論→理由→具体例→結論 の流れで答えることがポイントです。
② コミュニケーション能力
心理学を学ぶうえで、人と関わることは欠かせません。カウンセリングや企業の人事、教育現場など、心理学を活かす場面では 相手の話をしっかり聞き、自分の考えを的確に伝える力 が必要になります。面接では、その「対話力」も評価の対象になります。
面接で見られるコミュニケーション能力とは?
面接官は、ただ質問の答えを知りたいのではなく、あなたが相手の話を正しく理解し、分かりやすく答えられるか をチェックしています。
✅ 質問の意図を理解する
→ 聞かれたことに的確に答えないと、「この人は話をきちんと聞けるだろうか?」と不安を持たれてしまいます。
✅ 簡潔に話す
→ 長々と話しすぎると、ポイントが伝わりにくくなります。結論を先に述べ、その後に理由を説明するのが理想的です。
✅ 自然な表情や姿勢を意識する
→ 声のトーンが暗かったり、視線をそらしがちだったりすると、自信がないように見えてしまいます。リラックスした姿勢で、適度にアイコンタクトを取りながら話すことが大切です。
面接での具体的な会話例
面接官:「心理学を学んで、どんなことに活かしたいですか?」
❌ NG例:「うーん… まだよく分かりませんが、人の役に立てたらいいなと思います。」
→ 曖昧な答えでは、熱意が伝わりにくくなります。
✅ OK例:「人の心の動きに興味があり、特にストレスや不安がどのように生まれるのかを学びたいです。大学では認知心理学を中心に勉強し、将来は職場のメンタルヘルスに関わる仕事をしたいと考えています。」
→ 結論を先に述べ、その後に具体的な説明を加えることで、分かりやすく伝わります。
面接では、単に正しい答えを言うだけでなく、相手に伝わる話し方ができるか も大切です。普段から「結論を先に伝える」「相手の目を見て話す」ことを意識すると、本番でも落ち着いて対応できるようになります。
③ 自己分析力
心理学は「他人の心を理解する学問」と思われがちですが、実は 「自分を知ること」も非常に重要 です。自分の考えや価値観を整理できる人こそ、心理学を深く学ぶことができます。
面接では、「なぜ心理学を学びたいのか」「どんな分野に興味があるのか」など、あなた自身の考えを問われることが多くあります。そのため、自己分析ができているかどうか が評価のポイントになります。
面接で見られる「自己分析力」
✅ 「なぜ心理学に興味を持ったのか?」を説明できるか
✅ 「どの分野を学びたいのか?」を明確に話せるか
✅ 「自分の強み・弱み」を理解し、それを活かす方法を考えられるか
面接での具体的な会話例
面接官:「あなたが心理学に興味を持ったきっかけは何ですか?」
❌ NG例:「なんとなく面白そうだからです。」
→ これでは、心理学への本気度が伝わりません。
✅ OK例:「高校のとき、友人が悩みを抱えていたときに話を聞くことが多く、その経験から人の心の動きに興味を持ちました。その後、心理学に関する本を読んで、特にストレスや不安のメカニズムに関心を持ちました。」
→ 具体的な経験を交えると、説得力が増します。
また、「あなたの強みと心理学の関係」について聞かれることもあります。
面接官:「心理学を学ぶ上で、あなたの強みは何ですか?」
✅ OK例:「私はじっくり話を聞くことが得意で、相手の気持ちを考えながら行動することを大切にしています。この強みを活かして、将来はカウンセリングやメンタルヘルスの分野で活躍したいと考えています。」
このように、自分の経験や強みと心理学の関係を考えておくと、より説得力のある回答ができます。
自己分析のコツ
・「なぜ心理学なのか?」を深掘りする
→ 興味を持ったきっかけやエピソードを振り返る。
・「どの分野を学びたいのか?」を考える
→ 臨床心理学、発達心理学、認知心理学など、自分の興味を明確にする。
・「心理学を学んでどう活かしたいのか?」を整理する
→ 将来の目標や関心のある仕事と結びつける。
自己分析がしっかりできていると、面接でも自信を持って答えられます。自分の考えを整理し、心理学への熱意をしっかり伝えましょう!
2. 心理学部の面接でよく聞かれる質問
面接では、「志望動機」や「将来の目標」だけでなく、心理学に関する考えを問われることもあります。以下、代表的な質問とその意図を見ていきましょう。
① なぜ心理学部を志望しましたか?
→ 面接官が知りたいこと:あなたの本気度と関心の深さ
心理学部の志望理由を話すときは、「興味があります」「人の心を知りたいです」だけでは不十分です。具体的なエピソードを交えて、なぜ心理学を学びたいのかを伝えましょう。
例:
「小学生のころ、クラスメイトの悩みに寄り添うことが多く、人の心の動きに興味を持ちました。その経験から心理学に関心を持ち、高校では○○という本を読んだことがきっかけで、さらに深く学びたいと思うようになりました。」
② 心理学部でどんなことを学びたいですか?
→ 面接官が知りたいこと:あなたの具体的な学習意欲
心理学は幅広い分野があります。「臨床心理学」「認知心理学」「発達心理学」など、自分が特に興味を持っている分野を具体的に話せると良いでしょう。
例:
「特に発達心理学に興味があります。幼少期の経験が人格形成に与える影響について学び、将来的には子どもの心のケアに関わる仕事をしたいと考えています。」
③ 心理学部を卒業したらどんな仕事をしたいですか?
→ 面接官が知りたいこと:将来の目標やビジョン
心理学部の卒業後は、カウンセラーや企業の人事、研究職など多くの道があります。具体的な職業が決まっていなくても、「どの分野で心理学を活かしたいか」を考えておきましょう。
例:
「心理学を学んで、企業で働く人々のメンタルケアに関わる仕事をしたいと考えています。近年、職場のストレス問題が注目されているため、産業心理学の分野に興味を持っています。」
3. 心理学部に向いている人とは?
心理学部の面接では、「自分が心理学に向いているか」を伝えることも重要です。心理学を学ぶのに適した人の特徴を知り、自分と重なる部分をアピールしましょう。
✅ 人の話をじっくり聞くのが好きな人
✅ 物事を論理的に考えるのが得意な人
✅ 人の行動や感情の仕組みに興味がある人
✅ 困っている人の力になりたいと思う人
面接で「心理学に向いていると思う理由は?」と聞かれたら、自分の経験を交えて説明すると説得力が増します。
例:
「私は友人の相談にのることが多く、相手の話をじっくり聞くことが得意です。また、高校の授業で『なぜ人は同じ状況でも異なる行動をとるのか』に興味を持ち、心理学に強く関心を持ちました。」
4. 面接で好印象を与える話し方と態度
内容だけでなく、話し方や態度も面接の評価に影響します。
🟢 ハキハキと話す
小さな声でボソボソ話すと、自信がない印象を与えます。ゆっくりでも構わないので、はっきり話しましょう。
🟢 アイコンタクトを意識する
面接官と適度に目を合わせることで、誠実さを伝えられます。
🟢 結論から話す
ダラダラと長く話さず、「私は○○に興味があります。」→「なぜなら…」の順で伝えると、分かりやすくなります。
🟢 面接官の質問にしっかり反応する
うなずきながら話を聞いたり、「はい」「そうですね」などの相槌を入れることで、会話のキャッチボールを意識しましょう。
【おわりに】
心理学部の面接は、ただ「知識がある」ことを示す場ではなく、「自分の考えをしっかり伝えられるか」が重要です。
事前に質問を想定し、自分の経験や考えを整理しておくことで、面接当日にスムーズに答えられるようになります。
また、心理学は人との関わりを大切にする学問。面接では「この人と一緒に学びたい」と思わせるような、前向きで誠実な姿勢を意識しましょう。
自分らしい受け答えを心がけ、心理学部合格を目指して頑張ってください!
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