大学入試

航空業界は、飛行機の中で働くだけでなく、地上でも大切なお仕事がたくさんあります。

例えば、飛行機の中で乗客を笑顔で迎える客室乗務員（キャビンアテンダント）や、空港で様々な業務をサポートする空港業務スタッフ（グランドスタッフ）など、航空業界にはさまざまな職業が存在します。

そこで、東京都内で客室乗務員（キャビンアテンダント）や空港業務スタッフ（グランドスタッフ）を目指すための学部、学科、コースを紹介します。これからご紹介する「都内でエアライン系が学べる大学１５選」は、高校生のみなさんが将来の夢に向かって一歩を踏み出すための情報を提供するものです。

この記事では、客室乗務員（キャビンアテンダント）や空港業務スタッフ（グランドスタッフ）を目指すみなさんに、どの大学がどんな学びを提供しているか、その特徴や魅力を分かりやすく紹介していきます。

航空業界でのキャリアを夢見る高校生のみなさんにとって、大学選びは重要なステップです。適切な教育を受けて、将来の夢をかなえるための一歩を踏み出す手助けとなることを願っています。

１．日本経済大学 経営学部 グローバルビジネス学科 エアラインビジネスコース

日本経済大学 経営学部 グローバルビジネス学科 エアラインビジネスコースは、航空業界や観光産業に幅広く関わるための知識やスキルを学び、おもてなしの心を大切にすることを重視しています。言語力や国際的なホスピタリティマインドなど、高いコミュニケーション能力を身につけることができるプログラムです。さらに、日本航空（JAL）との教育提携を通じて、実際の航空業界のプロからの専門指導や実践的な研修を受けるチャンスがあります。これにより、将来のエアライン業界や観光産業における専門家としての能力を伸ばすことができます。

エアラインビジネスコース内では、以下のような特色ある科目が提供されています。

①エアラインビジネス論：航空業界の将来展望や課題について学びます。航空輸送サービスや航空会社の業務に関する基本的な知識を習得し、将来の活躍のための強固な基盤を築きます。

②エアライン実務：航空業界の歴史や現状について学び、航空会社の違いや各種業務内容を理解します。自主的な研究を通じて、航空会社や職種について深く知ることができます。

③ホスピタリティビジネス：ホスピタリティ（おもてなし）ビジネスの概要を学び、収益構造とサービスの提供を同時に考える力を養います。

④航空産業論：将来の成長が見込まれる航空業界の展望や課題を習得します。環境問題や持続可能な開発目標（SDGs）についても学び、航空と地域活性化の関連性を理解します。

エアラインビジネスコースでは、「エアラインビジネス論」や「エアライン実務」など、航空業界への就職に向けた専門知識や実践力を身につけることができます。また、取得可能な資格として実用英語技能検定（1～2級）、ビジネス能力検定、TOEIC®、IELTS®などがあります。

日本経済大学のエアラインビジネスコースは、航空業界や観光産業で活躍するための知識とスキルを身につける絶好の機会です。将来の夢を叶える第一歩として、是非検討してみてください。

２．白百合女子大学 文学部 英語英文学科

白百合女子大学 文学部 英語英文学科は、多彩なプログラムを選択して英語力を磨き、異文化を理解し、日本の魅力を世界に発信できるグローバルな人材を育てることを目指しています。英語コミュニケーション能力の向上や異なる分野での知識を深めることで、将来のキャリア形成をサポートします。

英語英文学科には3つの特色があります。

①高度な英語コミュニケーション能力を養う： 1年次からレベル別クラスで英語力を向上させるプログラムが提供され、2年次以降は「Integrated English」によって英語の思考力や表現力を向上させます。

②グローバルに通用する知性を育てる4つのコース： 3年次からは4つのコースから選択し、それぞれ異なる専門分野を深く学びます。グローバルな視点での知識とスキルを身につけることで、将来の国際的な活躍をサポートします。

③実践型プログラムでキャリア選択の幅を広げる： キャリア選択の幅を広げる実践型プログラムが用意されています。ホスピタリティ業界や児童英語指導、グローバルビジネスなど、異なる分野でのスキルを磨き、国際的な就業力を養います。

特に、「ホスピタリティ・マネジメントプログラム」では、航空業界を含むホスピタリティ産業における実用的な英語や異文化に対する接し方、女性リーダーシップ力などを学びます。また、「児童英語指導者養成プログラム」では子どもに英語を教える力を養い、「グローバルビジネスプログラム」では海外での就業やビジネスでの実践力を養います。

白百合女子大学 文学部 英語英文学科では、TOEIC対策やビジネス英語科目も充実しています。

３．戸板女子短期大学 国際コミュニケーション学科

戸板女子短期大学の国際コミュニケーション学科は、航空系をはじめとする様々なビジネス分野でのキャリアを築くための幅広い学びを提供しています。

①就職に直結する5つの履修モデル

戸板女子短期大学の国際コミュニケーション学科では、航空業界をはじめとするビジネスシーンに求められるスキルを身につけるため、5つの就職に直結する履修モデルが用意されています。その中でも特に注目すべきは、エアラインを目指す学生向けの履修モデルです。このモデルでは、高度な英語力とホスピタリティを身につけることができ、将来のエアライン業界での活躍に向けて充実した学びを提供しています。

②英会話と海外短期留学でグローバルな視野を広げる

航空業界においては、国際的な環境でのコミュニケーションが欠かせません。国際コミュニケーション学科では、ビジネスシーンに即した英会話を学ぶ機会を提供しています。クラスは学生の習熟度に合わせて分かれ、英語力の向上を支援しています。さらに、海外短期留学の機会も設けており、異文化を体験することで英語力の向上を図ります。TOEIC®スコアアップのためのサポートも行い、確かな英語力を身につけることができます。

③ビジネスITと資格取得で即戦力を養成

航空業界をはじめとするビジネスシーンでは、ITスキルがますます重要となっています。国際コミュニケーション学科では、ビジネスITを学びながら資格取得が可能です。ExcelやWord、PowerPointといった基本的なスキルだけでなく、情報処理士や簿記の資格取得もサポート。企業が求めるDX人材として即戦力を身につけることができます。

④企業連携で実践的なスキルを磨く

戸板女子短期大学は、憧れの企業との連携を通じて実践的なスキルを養う機会を提供しています。エアラインやホテル、IT業界など、注目の業界とのコラボレーションにより、実際のビジネスの現場を体験しながらアイデアを生み出す力を育てることができます。この経験は将来のキャリア形成に大いに役立つことでしょう。

⑤英語力とICTスキルを磨いて多彩なビジネスシーンで活躍

国際コミュニケーション学科では、英語力とICTスキルを向上させ、多様なビジネスシーンで活躍できる人材を育成しています。さらに、伝統的なマナー教育やホスピタリティ教育を通じて、知識と教養を深め、将来のさまざまなライフステージに柔軟に対応できる力を養っています。海外留学や大学編入のサポートも充実しており、より一層の成長をサポートします。

４．目白大学 社会学部 地域社会学科

目白大学 社会学部 地域社会学科は、客室乗務員（キャビンアテンダント）や空港業務スタッフ（グランドスタッフ）を目指す方々にもぴったりのプログラムが用意されています。

①地域社会学科の特徴

目白大学の地域社会学科は、「地域・ひとづくりコース」と「観光・まちづくりコース」という2つのコースで展開されています。これらのコースは、一人ひとりの将来につながる教養や問題解決力を養うことを目指しています。特に、観光・まちづくりコースは、観光やまちづくりの学びを通じて、興味や関心を深め、社会での課題解決能力やコミュニケーションスキルを養うことを重視しており、航空業界で客室乗務員（キャビンアテンダント）や空港業務スタッフ（グランドスタッフ）を目指す方々に役立つの選択肢となることでしょう。

②実践的な学びを重視

地域社会学科では、実践的な学びを重要視しています。1年次から始まるゼミ形式の授業を通じて、学生は現場での体験を通じて基礎力を養います。また、学外でのさまざまな活動やフィールドワークを通じて、課題解決能力を高めることができます。

③産学連携で実践力を養成

目白大学は、埼玉県戸田市との包括協定を結び、実践的なプログラムを展開しています。講義やインターンシップを通じて、自治体や企業の実務に触れる機会を提供し、将来の就職活動に向けて準備をサポートしています。

目白大学 地域社会学科の観光・まちづくりコースを通じて、航空業界におけるキャビンアテンダントやグランドスタッフとしてのスキルや知識を磨くことができます。

５．学習院女子大学 国際文化交流学部

学習院女子大学国際文化交流学部は、客室乗務員（キャビンアテンダント）と空港業務スタッフ（グランドスタッフ）を目指す方々にとって、国際的な視野と専門的なスキルを身につけるための魅力的なプログラムを提供しています。

学習院女子大学の国際文化交流学部は、グローバル化の時代に対応する3つの学科（日本文化学科、国際コミュニケーション学科、英語コミュニケーション学科）で構成されています。この学部は、日本と海外の文化を通じて国際理解を深めることを重要視し、21世紀のグローバル社会で活躍する女性リーダーを育成する使命を担っています。

学習院女子大学は、キャビンアテンダント（CA）に強い大学と、キャビンアテンダント実就職率で何度か全国1位になったこともあります。特に国際コミュニケーション学科や英語コミュニケーション学科では、高度な英語力とコミュニケーションスキルを養うためのカリキュラムが充実しています。また、英語コミュニケーション学科では、全学生が半年間のカナダ留学を実施し、実践的な英語力を磨く機会を提供しています。

①日本文化学科： 国内外の視点から日本文化を総合的に学び、その伝統と特質を世界に向けて発信する能力を培います。伝統文化体験を通じて、より深い理解を促進します。

②国際コミュニケーション学科： 国際関係、コミュニケーション、文化の比較研究を通じて、国際社会でのコミュニケーションや異文化理解の重要性を学びます。

③英語コミュニケーション学科： カナダ留学を通じて英語力を高めつつ、国際社会や国際関係に関する知識を深めます。

学習院女子大学は、小規模校ならではの教育メリットを持っています。少人数制の教育により、こまやかな指導やキャリアサポートを提供することが可能です。学生一人ひとりに寄り添った教育を実践し、卒業生の就職率が常にトップレベルを保っていることも特筆すべき点です。

６．東海大学 観光学部 観光学科

東海大学 観光学部 観光学科は、客室乗務員（キャビンアテンダント）や空港業務スタッフ（グランドスタッフ）を目指す皆さんに有利なプログラムを提供しています。

観光学科では、観光・サービス分野における基本的な知識や技術を習得できる2つの専門科目を提供しており、また世界の変化を見越して観光に関する専門知識を学ぶことで、社会で実践できる力を養うサポートをしています。さらに、国内外での実習や研修を通じて、専門知識を実際の場面に適用し、自ら工夫して実践するスキルを身に付けることができます。

観光学部では、未来を見据えつつ、観光に関連する多岐にわたる専門知識を学びます。具体的には、以下のような分野について学びます。

・航空やホテルなどのツーリズム関連産業
・国内外の地域資源の価値創造
・観光を活用した地域マネジメント

観光学科のカリキュラムは、観光・サービス分野を志す学生が必要とする基本的な知識や技術を習得するための学群共通基礎科目と、「ホスピタリティ＆ツーリズム科目」「地域マネジメント科目」の2つの専門科目群で構成されています。これにより、世界の変化を踏まえつつ、幅広い観光に関する専門知識を学び、「学問としての観光」を体系的に理解し、社会で実践する力を養うことができます。

①ホスピタリティ＆ツーリズム科目： ホスピタリティ＆ツーリズム産業における未来を見越して、戦略的な学びを行います。

②地域マネジメント科目： グローバル化や環境への配慮が求められる観光地域経営に関する学問を深く学びます。

③学群共通基礎科目： 観光に対する広範な視点を得るための基礎知識を修得し、観光学を体系的に理解します。

東海大学観光学部観光学科は、観光に関連するさまざまな側面を学びつつ、観光産業や関連分野でのキャリアを築くための理想的な環境とプログラムを提供しています。

７．共立女子大学 国際学部

共立女子大学国際学部は、客室乗務員や空港業務スタッフをはじめとする国際的なキャリアを目指す方々に、幅広い学修機会と専門知識を提供しています。国際学部は人文科学系と社会科学系の科目群から成り立ち、学生は自身の興味や関心に合わせてテーマを選択し、国際社会の多角的な側面を深く理解することができます。現代社会が急速に国際化する中で、多様な文化への理解力、効果的なコミュニケーション能力、社会構造や経済の洞察力が求められますが、国際学部はこれらのスキルを育む場となっています。

国際学部の特長は、以下の点にあります。

①コースと専攻分野の多様性

国際学部では、3つのコースと17の専攻分野が設けられており、学生は自身の進路や興味に合わせてコースを選択できます。この幅広い選択肢により、観光業界だけでなく、国際的なキャリアを追求する際にも必要なスキルや知識を習得することができます。さらに、2024年度から導入される「メジャー・サブメジャー制度」により、学生は主専攻の他に補完的な専攻を選択することができ、専門性をより深めることが可能です。

②外国語教育の充実

国際学部では、英語、フランス語、中国語などの外国語を専修外国語として学びます。留学生には日本語の学習も提供されています。さらに、卒業に必要な単位の半分を英語で学ぶGSE（Global Studies in English）プログラムがあり、外国語力の向上を支援しています。ネイティブ・スピーカーの教員と日常的な英語環境の中で学ぶことで、国際社会でのコミュニケーション能力を養うことができます。

③4年間の学修の流れ

国際学部では、1年次から語学と専門基礎科目を学び、基盤を築きます。2年次にはコースとメジャーを選択し、専門性を深めていきます。3・4年次では専門発展科目を履修し、研究テーマを設定して卒業研究を行います。このプロセスを通じて、自身の専門分野を磨きながら国際社会での活躍を目指す準備が整います。

共立女子大学 国際学部での学びは、確かな国際感覚と豊かな感性を備えたグローバルな人材として社会で輝く準備ができるでしょう。

８．亜細亜大学 経営学部 ホスピタリティ・マネジメント学科

亜細亜大学経営学部のホスピタリティ・マネジメント学科は、客室乗務員や空港業務スタッフを志す皆さんにぴったりのプログラムを提供しています。経営学やホスピタリティに関する基礎から実務スキル、マネジメントの視点まで幅広く学び、ホスピタリティ・マインドを培います。以下が学科の特徴です。

①実務スキルの磨き上げ

ホテル、ブライダル、フードサービス、パッセンジャーサービス、トラベル、スポーツホスピタリティの6つのビジネス領域を網羅的に学びます。経営学部としての基盤も養いながら、即戦力としての実務スキルを養成します。自身の行動が相手の喜びや幸せにどのように寄与できるかを考え、専門知識と実践力を身につけることで、ホスピタリティ専門家として成長します。

②マネジメント視点の獲得

経営学、会計学、マーケティング、ITなどの科目を取り入れることで、将来的に経営層を担う人材を育成します。経営的な視点を持ちながら実務に取り組む力は、サービス業界で重要な要素となります。

③グローバルな視野の養成

英語や中国語、手話などの多彩な言語科目を通じて、業界のグローバル化に対応する力を養います。また、ホスピタリティ・マインドを世界中で発揮できる力を身につけ、国内外のさまざまな環境で活躍するための準備を行います。

亜細亜大学経営学部ホスピタリティ・マネジメント学科は、多彩なビジネス領域と実践的な教育によって、客室乗務員や空港業務スタッフとしてのキャリアを築くための基盤を提供します

９．城西国際大学 観光学部 観光学科

城西国際大学の観光学部観光学科は、客室乗務員や空港業務スタッフを目指す皆さんにぴったりのプログラムを提供しています。学科の特色を通じて、観光ビジネス、観光まちづくり、観光メディアの３つのアプローチで「観光学」を学び、地域社会に貢献できる人材を育成します。以下が学科の特徴です。

①観光ビジネスの理解と実践

「観光ビジネス」では、航空会社、旅行会社、ホテル・旅館、テーマパーク、飲食店など様々な観光業界の仕事について学びます。観光ビジネスを通じて、観光産業の構造や動向を理解し、自身の進路を見つける力を養います。

②地域への貢献を目指す観光まちづくり

「観光まちづくり」は、地域の魅力を最大限に引き出し、地域住民と観光客が共に楽しむ活動を指します。千葉県を舞台に、実際のプロジェクトを通じて地域との連携を学びます。地域ならではの魅力を活かし、地域社会に貢献できる人材を育成します。

③情報発信力を養う観光メディア

「観光メディア」では、情報発信や広報活動に必要な知識やスキルを磨きます。広告、テレビ、ラジオ、SNSなど様々なメディアを通じて情報発信のプロセスを学び、多様な情報発信方法を体得します。

教育の特色も以下のように充実しています。

①個別サポートとキャリア形成

学生一人ひとりにアドバイザーが付き、学習指導や大学生活の支援を行います。また、キャリア形成を重視し、基礎学びからインターンシップ、資格取得、専門性の醸成まで幅広いキャリアサポートを提供します。

②国際的な展望を持つ人材育成

海外姉妹校とのネットワークを通じて、交換留学や語学研修、海外研修・インターンシップなどの国際教育プログラムを展開します。学内での充実した語学教育やオンライン交流を通じて、グローバルな視野を身につける機会を提供します。

③地域との連携と貢献

観光まちづくりプロジェクトや地域産業の後継者育成支援を通じて、地域社会に貢献する力を養います。千葉県をフィールドとして実施するフィールド調査やプロジェクト教育を通じて、地域貢献の重要性を学びます。

10．文化学園大学 国際文化学部 国際文化・観光学科

文化学園大学の国際文化学部国際文化・観光学科は、航空業界でのキャリアを目指す皆さんにぴったりのプログラムを提供しています。以下は国際文化学科の特色とカリキュラムの一部です。

①異文化理解と国際社会への貢献

国際文化・観光学科は、国際社会と異文化理解の要となる基礎的な教育を提供します。外国語の科目を必修とし、さまざまな文化に対する理解を深めます。将来の目標に合わせて文化、観光、キャリアの３系統に分かれた選択肢から学び、ホスピタリティマインドを持って社会に貢献できる人材を育成します。

②ホスピタリティとコミュニケーションスキルの磨き

カリキュラムは語学、国際文化、観光学の領域を包括的にカバーし、英語と中国語を含む言語スキルを強化します。航空会社やホテルなどのビジネスや観光系科目、文化系科目を学ぶことで、幅広い視点から国際文化の多様性を理解し、高いコミュニケーション力を身につけます。

③実践的な学びと産学連携

実践的なプロジェクトへの取り組みを通じて、理論だけでなく実際の体験を重視して学びます。地域社会や企業と連携し、観光・ホスピタリティ産業におけるサービス・知識を実践的な状況で学ぶことで、企画力やコミュニケーション力を向上させます。

④実習室での実践的なトレーニング

実習室では、旅行代理店カウンターや空港チェックインカウンター、ホテルフロント、レストランなどの実際のシーンを想定した演習が行われます。ホスピタリティ産業のさまざまな側面に合わせた実践的なトレーニングを通じて、スペシャリストとしてのスキルを磨きます。

国際文化学部国際文化・観光学科は、異文化理解とホスピタリティスキルを高めるプログラムを通じて、航空業界での成功を目指す学生の成長をサポートします。

11．武蔵野大学 グローバル学部 グローバルコミュニケーション学科

武蔵野大学のグローバル学部グローバルコミュニケーション学科は、航空業界での成功を目指す学生に向けて、異文化コミュニケーション力の養成を重視したプログラムを提供しています。以下は学科の特長とカリキュラムの一部です。

①グローバルな異文化コミュニケーション力の養成

現代のグローバルな社会では、異なる文化や価値観に対応できる力が重要です。本学科では、異文化への理解に基づいた多様性への対応力を育むためのカリキュラムを提供しています。アカデミック・リーディング、文献調査、エッセイ・ライティング、プレゼンテーション、ディベートなどの授業を通じて、異文化コミュニケーション力（異文化理解力、異文化適応力）を身に付けます。

②実践的な教育と留学プログラム

学科のカリキュラムは、実践的な教育を重視しています。英語通訳演習を通じて通訳技術の習得を支援し、海外でのホームステイ留学プログラムを提供しています。学生はアメリカでのホームステイを通じて異文化体験を深め、コミュニケーション力と国際的な視野を高めます。

③言語能力の強化と異文化理解

英語と中国語の両言語を核として、高い言語能力と異文化理解を備えたトライリンガル人材を育成します。通訳演習や翻訳演習を通じて言語運用力を養成し、英語通訳演習では最新のニュース記事を使用して情報処理のスキルを磨きます。留学経験や文化交流を通じて、多彩な価値観や文化を理解する力を養います。

④キャンパス内国際交流と専門的な学び

学科では留学生との国際交流を奨励し、異文化への理解を深めます。アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、スペインなどの海外大学との協定を通じて留学生と交流し、語学力を高めます。また、専門的な科目やゼミに参加することで、異文化理解力を高めた専門家としてのスキルを磨くことができます。

武蔵野大学 グローバル学部グローバルコミュニケーション学科は、異文化コミュニケーション力の養成を通じて、航空業界でのキャリアを目指す学生の成長をサポートします。異なる文化や価値観に敏感に対応し、グローバルな視野を持ちながらコミュニケーションを取る力を身につけることでしょう。

12．東洋大学 国際観光学部

東洋大学国際観光学部は、観光業界で活躍するための即戦力を育成することを目指しています。観光が日本の成長産業として注目される中、多国籍な来訪者と日本の魅力を結びつける観光産業人材および観光政策の専門家を育成する役割を果たしています。学部のカリキュラムは、観光政策・ツーリズム系領域とホスピタリティ系領域の2つに分かれ、学生一人ひとりの志向に合わせて深化していく独自のアプローチを採用しています。

①観光政策・ツーリズム系領域

観光政策・ツーリズム系領域は、観光産業や行政での企画、プロモーション、営業などを担う人材の育成を目指しています。旅行会社のプランニングやセールス、航空会社や鉄道会社の運営、観光局でのプロモーション、さらには観光振興やまちづくり、イベント企画、空港の運営、観光コンサルタントなど、幅広い職業像に対応できるスキルを身につけることができます。

②ホスピタリティ系領域

ホスピタリティ系領域は、観光業界の中核を担うサービス関連産業を学ぶ領域です。航空会社の客室乗務員（キャビンアテンダント）や空港業務スタッフ（グランドスタッフ）、ホテルや旅館の運営、ブライダル関連業務、外食ビジネスなど、顧客へのサービス提供を通じて現代社会における経済活動に貢献します。

学部では、1年次から基盤形成学習として観光学の幅広い知識を習得します。2年次からは自身の進路に合わせて観光政策・ツーリズム系領域またはホスピタリティ系領域を選択し、専門的な学習を進めていきます。3年次と4年次ではそれぞれの領域から更に専門的な内容を学び、専門性を高めた学びを展開します。

東洋大学国際観光学部は、グローバルな視点を持ちながら観光業界でキャリアを築くためのスキルと知識を提供する場所です。コミュニケーション力の重要性を理解し、多様な観光のスタイルに対応するための教育体制を整えており、英語力の向上や他言語学習の機会も提供しています。また、国際的な観光市場の変化に対応するために、持続可能な観光や社会性の理解も重要な要素として取り入れています。

東洋大学国際観光学部での学びを通じて、観光業界および航空業界での役割を目指す学生たちは、その専門知識とスキルを活かすことができるでしょう。

13．桜美林大学 ビジネスマネジメント学群 ビジネスプログラム エアラインビジネス領域

桜美林大学のビジネスマネジメント学群 ビジネスプログラム エアラインビジネス領域は、航空関連業界における「空のプロフェッショナル」を育成するプログラムです。このプログラムは、キャビンアテンダントやグランドスタッフなど、航空業界で働くことに興味を持つ学生を対象に、航空関連の専門知識を提供し、将来の成功に向けた準備を支援します。学生たちは、航空輸送に関する基本的な知識から航空業界のホスピタリティに至るまで、幅広い知識を習得し、実務家教員の指導によって航空輸送業界とのつながりを深めることができます。

このエアラインビジネス領域のカリキュラムは、航空業界における専門スキルだけでなく、経営マインドも育成することを目指しています。航空輸送産業のマネジメントや航空関連の法規基礎、営業、物流、管理、生産などの科目に加えて、グローバルなビジネス展開に必要な「アビエーション（航空）英語」や「経営戦略論」などが含まれています。また、エアラインビジネス科目群では、航空事業論、交通論、航空実務概論、オペレーションコントロール概論、航空貨物輸送論、航空産業と環境、航空関連法規基礎、ホスピタリティ企業戦略論、エアラインにおける安全管理など、航空業界での実践的なスキルを学ぶ科目が充実しています。

このプログラムでは、航空業界で必要な実践的な英語力を高める機会も提供されています。TOEIC(R) LISTENING AND READING TESTのスコアアップに特化した授業が行われ、卒業時にはTOEIC(R) LISTENING AND READING TEST600点以上を目指すことができます。また、「アビエーション英語」では、英語のネイティブ講師による演習を通じて、航空業界で必要な語学力を向上させることができます。

プログラムにはインターンシップも組み込まれており、「航空輸送産業実習」として春休みや夏休みに1～3週間のインターンシップが実施されます。この実習では、旅客チェックインや到着手荷物業務、航空券予約などの実務を体験することで、実際の航空業界の現場を知ることができます。

さらに、海外留学の機会も用意されており、短期プログラムから長期の留学プログラムまで、異なるスタイルの海外ビジネス研修を通じて国際的な視野を広げることができます。

桜美林大学のビジネスマネジメント学群 ビジネスプログラム エアラインビジネス領域は、航空業界での成功を目指す学生にとって充実した学びの場を提供し、航空関連の専門知識と実践的なスキルを身につける機会を提供しています。

14．国際短期大学 国際コミュニケーション学科 国際観光コース

国際短期大学の国際コミュニケーション学科 国際観光コースは、エアライン、ホテル、トラベル、ブライダル関連への就職を目指す学生に向けて、基礎力を養い実践力を磨くプログラムです。このコースでは、ANA所属の専任教員や業界出身の教員による指導が行われ、実務に即したカリキュラムを通じて夢の実現を支援します。さまざまなサービス業で役立つ接遇科目のほか、英語力の向上も重要視され、TOEIC(R)600点を目指す授業や対策講座も充実しています。ホテルや空港、ブライダル関連での体験教育も盛り込まれ、実践力を高める機会が提供されています。

国際コミュニケーション学科 国際観光コースの授業では、ANA所属の専任教員とともにおもてなしの秘密を探求します。集中授業「空港ビジネスとホスピタリティ」では、成田空港ANAグループ企業への訪問や、学内での専任教員によるおもてなしの基本の学習が行われ、実際の現場での実習を通じてサービスの一連の流れを理解することが重視されています。エアラインゼミナールやホテルゼミナールなどのゼミを通じて専門性と自主性を高め、実践力を高める取り組みも展開されています。プレゼンテーション力の向上も重視され、研究発表会を通じてスキルを磨く機会も提供されています。

国際コミュニケーション学科 国際観光コースでは、ANA総合研究所との業務提携を通じて、専任教員の指導のもと、航空関連やホテル、ブライダル業務に関する知識や実務を学ぶ機会が用意されています。研修やインターンシップを通じて実践的な学びを行い、イングリッシュラウンジでの英会話レッスンや公的資格取得支援など、就職活動に必要な英語力やスキルを充実させる取り組みも行われています。さらに、コース別の研修では空港やホテル、結婚式場を訪問して現場の実情を学び、自己の目標や学習すべきことを明確にする機会も提供されています。

15．昭和女子大学 国際学部 国際学科

昭和女子大学の国際学部国際学科は、客室乗務員（キャビンアテンダント）や空港業務スタッフ（グランドスタッフ）を目指す学生にとって、理想的なキャリアパスを築くための環境を提供しています。以下の特長が、この大学のプログラムを際立たせています。

①言語力の強化と地域文化の理解

昭和女子大学では、英語を中心とした言語力を高めるだけでなく、中国語、韓国語、ベトナム語、ドイツ語、フランス語、スペイン語のいずれかを学び、実践的な運用レベルにまで導きます。さらに、地域文化に深く探求することで、国際航空業界における多様性とコミュニケーション能力を養います。

②長期留学の機会

2年次から3年次にかけて、原則として全員が長期留学を経験します。英語とドイツ語またはフランス語を選択した学生は、ボストンの1セメスター留学に加えて、米国、ドイツ、フランスの協定校で学ぶことが可能です。中国語、韓国語、ベトナム語、スペイン語の学生は、それぞれの地域での2セメスター留学を通じて、言語と文化を習得します。

③独自の留学プログラム

昭和女子大学は他の大学にはない独自の留学プログラムを提供しています。米中韓豪の大学とのダブル・ディグリー・プログラムや2か国留学プログラム（米独、米仏）など、学生の専門性と国際性を高める機会を提供しています。

④ダブル・ディグリー・プログラムの魅力

昭和女子大学では、上海交通大学、淑明女子大学校、テンプル大学ジャパンキャンパス（TUJ）のいずれかで2年間を過ごし、5年間で2つの大学の学位を取得するダブル・ディグリー・プログラムを提供しています。航空業界だけでなく、多様な分野でのキャリアを展望できる点が魅力です。

⑤活躍の場の幅広さ: 昭和女子大学の国際学科を卒業した学生は、総合商社、運輸、海運、家電、医薬品、広告代理店、NPO、旅行代理店、ホテル、空港など、多岐にわたる職業の可能性を秘めています。特に、客室乗務員やグランドスタッフとしてのスキルや専門知識を活かす場が豊富に用意されています。

昭和女子大学国際学部国際学科は、航空産業への夢を追い求める学生に向けた総合的な教育とサポートを提供し、客室乗務員や空港業務スタッフとしての素晴らしいキャリアを形成するための一歩を踏み出す場所です。

おわりに

航空業界での成功を目指す学生にとって、都内のこれらの大学は実現可能な選択肢です。客室乗務員（キャビンアテンダント）や空港業務スタッフ（グランドスタッフ）としてのスキルや知識を磨き、国際舞台で活躍する準備を整えましょう。各大学のカリキュラムや特長を比較し、自身の目標に合った大学を選びましょう。未来への第一歩を踏み出す舞台として、充実した学びと成長が待っています。

 

大学や専門学校への進学を考える際に、重要な一歩となるのが「オープンキャンパス」です。

学校の雰囲気やカリキュラム、先生たちとの交流を実際に体験できるこのイベントは、将来の進路選びに欠かせない情報を提供してくれます。しかし、いつ参加すべきなのか、どの年生が多いのか、心配に思うこともあるかもしれません。この記事では、オープンキャンパスのタイミングや適切な年齢層について詳しく解説します。将来への第一歩を踏み出す際の指針として、ぜひ参考にしてください。

１．オープンキャンパスとは？

オープンキャンパスとは、大学や専門学校が自分たちの学校をよく知ってもらうために開催されるイベントのことです。参加対象は生徒や保護者です。実際にキャンパスに足を運んでみると、学校の施設や設備を見たり、学校の先生と話したりすることができます。

学校のパンフレットやホームページでも情報を得ることはできますが、実際に体験してみると、学校の雰囲気や授業の様子など、文字や写真では伝わりにくいことがたくさんわかります。

オープンキャンパスでは、大学の学長や学部の責任者の講演、学校施設の見学ツアーや学部の説明、模擬授業、研究室の公開や内容の説明、学問内容や取得可能な資格、入試制度、大学生活に関する個別相談・質問受付、大学案内や試験要綱などの資料配布、大学図書館の公開といった様々なイベントが行われます。

また、一部の私立大学では、最寄り駅や周辺都市からの無料送迎バスの運行、遠隔都市からの交通費助成、無料食券やドリンク券の配布、スタンプラリーや抽選会などの記念品配布、ブラスバンド部やチアリーダー部、軽音楽部などの実演、ラジオ番組やインターネット番組の公開放送といったエキストラなイベントも行われることがあります。

オープンキャンパスは、国公立大学では主に7月から8月の夏休みに行われます。一方、私立大学では土曜日、日曜日、祝日を中心に月に数回行われる場合や、春から秋にかけて長期間開催される場合もあります。参加することで、学校の魅力を直接感じることができ、パンフレットやウェブサイトだけではわからない学校の雰囲気や特徴を体験してみることができます。

また、オープンキャンパスは進学を考える上での重要な情報源です。学校の先生と話をする中で、自分の進路についてのアドバイスを受けたり、学問内容や入試についての詳細な情報を得ることができます。オープンキャンパスに参加することで、自分に合った学校を見つける手助けになるでしょう。

２．オープンキャンパスで多い学年とその理由

大学や専門学校のオープンキャンパスは、多くの人たちが訪れる大切なイベントです。その中でも、特に高校生たちが、将来の進路を考える手がかりを得るために積極的に参加しています。

オープンキャンパスには、さまざまな学年の高校生が訪れますが、中でも３年生が一番多くを占めることがよくあります。なぜなら、高校３年生は進学の選択をする重要な時期であり、大学進学や専門学校入学を考えるタイミングでもあるからです。この時期にオープンキャンパスを利用することで、学校の雰囲気やカリキュラム、先生たちの話を聞いて、自分の進路についての決断をサポートすることができるのです。

もちろん、高校２年生もオープンキャンパスを活用すべきです。夏休み中に課題が多忙な場合でも、計画的な時間配分を行いつつ、オープンキャンパスに参加することは大いに価値があります。また、高校１年生もオープンキャンパスの恩恵にあずかることができます。将来の進路を考える初めてのステップとして、学校の雰囲気を感じ取る良い機会となるでしょう。

オープンキャンパスに参加するタイミングは、なるべく早めが良いです。なぜなら、学校の雰囲気や授業の様子、学生たちの活気を実際に感じることで、自分に合った学校を見つけるための情報を得ることができるからです。時間を有効に使い、多くの情報を収集することで、将来の進路選択に対する自信を築くことができます。

未来の学び舎を見つけるためには、自分自身の目で見て感じることが重要です。オープンキャンパスは、学校の先生や学生との交流を通じて、具体的な学びや生活のイメージを得ることができる貴重な機会と言えます。ぜひ、なる早でオープンキャンパスに足を運んでみて、将来の道を明確にしていく一歩を踏み出してみてください。

３．オープンキャンパスの選び方

進学を考える上で大切なのが、大学や専門学校のオープンキャンパスです。しかし、多くの大学がオープンキャンパスを実施しているため、どの大学に参加すべきか迷うこともあるでしょう。ここでは、オープンキャンパスに参加する大学を選ぶ際のポイントをご紹介します。

① 複数の大学のオープンキャンパスに参加しよう

まず、複数の大学のオープンキャンパスに参加することをおすすめします。自分の進学希望を客観的に見極めるために、3～4校のオープンキャンパスに参加してみましょう。これにより、大学同士を比較することができ、弱点も含めて客観的な目線で志望校を選ぶことができます。

② オープンキャンパスで知りたいことを明確に

オープンキャンパスに参加する際には、何を知りたいのかを明確にしておくことも大切です。事前に5つの観点から大学の情報を調べておきましょう。

(1) 自分の興味・適性に合っているか: 自分のやりたいことや興味があることを学べるかどうかを確認しましょう。教育方針や学べる内容もチェックしましょう。

(2) 就職実績や資格取得状況: 将来の職業や業界を考え、卒業生の就職先や就職率を確認しておきましょう。就職や資格取得にも力を入れている大学を選ぶことで、卒業後のキャリア形成につなげることができます。

(3) キャンパスの環境や施設: 校舎や設備、自習スペースなどを徹底的にリサーチしましょう。特に、一人暮らしを考えている場合は、キャンパス周辺の環境や治安も確認しておくことが重要です。

(4) アクセスの良さ: 通学の負担を軽減するために、自宅から通いやすい大学を選ぶことが重要です。長時間の通学は続かない可能性があるため、アクセスが良好な大学を選んでおくことで、入学後の生活も快適に過ごせるでしょう。

(5) 入試方式や配点: 選抜方法や入試方式は大学によって異なるため、自分に合った方法を選びましょう。また、総合型選抜を考えている場合は、出願資格を得るためにオープンキャンパスの参加が必要な場合もあるので、確認しておきましょう。

(6) 受験と入学にかかる費用: 受験料や交通費、入学金など、必要な費用を事前に把握しておくことが大切です。受験日程とオープンキャンパスの日程を調整し、無理のないスケジュールを組むことも忘れずに考えてみてください。

③ 受験日程の調整も重要

最後に、受験日程の調整も重要です。受験日程とオープンキャンパスの日程が重ならないように計画を立てましょう。特に、第一志望校の受験日程を優先し、無理のないスケジュールを組むことが大切です。また、総合型選抜を考えている場合は、面接や志望理由書の材料を得るためにもオープンキャンパスの参加が有益です。

４．オープンキャンパスの参加に際する留意点

進学を検討する際には、オープンキャンパスに参加することが重要ですが、その際に気を付けるべきポイントもあります。ここでは、オープンキャンパスに参加する際の注意点をいくつかご紹介します。

① 開催日程を確認する

オープンキャンパスの日程は大学ごとに異なるため、事前に確認しておきましょう。自分の都合や受験日程との調整が必要です。特に、第一志望校の受験日程と重ならないように計画を立てることが大切です。

② 予約が必要か確認する

一部の大学では、オープンキャンパスの参加に事前予約が必要な場合もあります。予約が必要な場合は、早めに予約手続きを行いましょう。また、参加人数に制限がある場合もあるため、早めの予約がおすすめです。

③ 質問を用意する

オープンキャンパスでは、大学の雰囲気や学びの内容を知るチャンスです。質問を用意しておくことで、自分が知りたい情報を的確に得ることができます。教員や学生に直接質問してみることで、リアルな情報を得ることができるでしょう。

④ キャンパスツアーや授業体験に参加する

オープンキャンパスでは、キャンパスツアーや授業体験などのプログラムが用意されていることが多いです。これらのプログラムに参加することで、実際の雰囲気や授業内容を体験することができます。可能な限り多くのプログラムに参加して、大学の雰囲気を実感しましょう。

⑤ ノートを取りながら参加する

オープンキャンパスでは、たくさんの情報が提供されます。ノートを取りながら参加することで、後で振り返る際に役立つ情報を整理することができます。また、質問や疑問点もメモしておくと良いでしょう。

⑥ 複数の大学を比較する

複数の大学のオープンキャンパスに参加して、比較検討することが大切です。各大学の特色や雰囲気を実際に体験することで、選択肢を見つけることができます。ただし、情報が多すぎると混乱することもあるため、3～5校程度に絞るのが良いです。自分の予定に合わせて選び、効果的な比較をしましょう。

⑦ キャンパスのアクセスを確認しよう

オープンキャンパス当日だけでなく、通学時のアクセスも確認しておきましょう。通学が続かないと途中で辞めてしまう可能性もあります。アクセスの良さを考慮して、無理のない通学ができる大学を選びましょう。

オープンキャンパスの参加は、自分の進学先を決定する際の重要な一歩です。注意点を把握して、有意義な参加を心掛けましょう。

おわりに

オープンキャンパスに参加するタイミングと、どの時期に行くべきかを中心にお伝えしました。

オープンキャンパスへの参加は、進路選びの大切な手がかりです。大学の雰囲気やカリキュラムを実際に感じるチャンスです。複数の大学を比べて、自分にぴったりの場所を見つけましょう。ウェブサイトやパンフレットもチェックして、準備をして参加しよう。進路を選ぶ際の自信につながるはずです。素敵な未来へ向けて一歩を踏み出しましょう！

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①福岡キャンパスでは、来校型とオンライン型の同時開催があります。さらに、特典として無料の寮宿泊体験や学生食堂のランチ体験も用意されています。

・プログラム: ミニ講義、キャンパス見学、在学生との懇親ランチなど

②神戸三宮キャンパスでは、学科紹介やミニ講義、キャリアガイダンス、キャンパスツアーなど、多彩なプログラムが用意されています。参加者には特典のオリジナルグッズもプレゼントされます。

・プログラム: 学科紹介、ミニ講義、キャリアガイダンス、キャンパスツアー、在学生との質問会など

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日本経済大学について

都築育英学園　日本経済大学は、経済学と経営学に特化した学問の専門大学です。日本経済大学は総合大学の形態をとらず、経済学と経営学に特化しています。日本経済大学の特長として、実務経験豊富なビジネスのプロたちを教員として多く招いています。

学生たちは自分の関心や得意分野に基づいて、様々な学科やコースから選択することができます。日本経済大学では、専門性を極めることで個性を発揮し、自身の武器として活かすことができます。また、カリキュラム以外でも、人生の先輩たちが成し遂げたことや社会体験など、外部の刺激に触れ、考える機会や感情に気づくチャンスを積極的に提供しています。

日本経済大学の教育目標は、実業界などで活躍する人材を育成することです。広い視野を持った基礎的専門知識を有する人材を養成し、豊かな人間性と道徳性、一般教養を備え、専門知識を有し、社会で有為な活動を行うことのできる人材を育成することを目指しています。

日本経済大学では、1年次から4年次まで一人ひとりの個性を活かしたキャリア教育を実践しています。1年次ではキャリアデザインⅠ、2年次ではキャリアデザインⅡ、3年次ではキャリアデザインⅢ、そして4年次では専門ゼミⅡを中心に、親身な学生指導で、社会で求められる力を身につけることができます。また、インターンシップ支援や就職活動支援など、他大学では見られない面倒見の良い充実した内容も提供しており、卒業時の学生満足度も非常に高いです。

ぜひ、日本経済大学のホームページを確認してみてください。詳細な情報が掲載されています。
日本経済大学ホームページ：https://www.jue.ac.jp/

「単科大学」と「総合大学」という言葉をきいたことがありますか？

「大学」と聞くと、４年制大学を思い浮かべる人が多いですよね？実際、医学部を除くほとんどの大学は４年制です。しかし、短大という２年制の大学があるのも事実ですので、大学イコール４年制大学というわけではありません。

大学を正確に区分すると、単科大学か総合大学の２つになります。志望大学を決める際に”４年制大学”というキーワードで探す人はいないででしょう。自分の学びたいことを決めて、その学部や学科、そして偏差値や校風などから志望大学を絞っていくのが通常です。

それでは、学びたい分野が単科大学と総合大学のどちらにもある場合、どちらを選択しますか？

この記事では、単科大学と総合大学の歴史、違い、共通点、メリットなどを解説します。単科大学と総合大学どちらに進学するか迷っている方はぜひ読み進めてください。

１．単科大学とは

単科大学とは、単一の学問分野を教育・研究する小規模な大学の呼称です。ただし、複数の学部を持っていても規模が小さい場合は単科大学に分類される大学もあります。

単科大学は、総合大学とは異なり、学部が一つしかない専門性の高い大学です。単科大学に進学することで、その分野に精通した講師による専門性の高い授業を受け、能力を伸ばすことができます。

「○○薬科大学」「「○○栄養大学」「○○音楽大学」などの名前が付いている大学は多くの場合単科大学です。例えば「○○薬科大学」では全ての学生が薬学部に在学して学んでいる学生です。

２．単科大学の歴史

伝統的な単科大学の多くは、高校や専門学校から移管されたものです。

明治時代、総合大学としての帝国大学のみが正式の大学とされ、単科大学は認められていませんでした。

一方、早くから高等商業学校などの官営の実学系専門学校に加え、公立・私立の専門学校が設立されていました。 1903年（明治36年）に「専門学校令」が制定され、制度的な立場が明確になった後、一部の有力な学校は大学への昇格を求める運動を開始しました。

1918年（大正7年）に「大学令」が制定され、公私立大学の設置とともに単科大学の設置も認められることとなりました。当時、専門学校が大学に昇格されるとすれば、一つの学部しか作りえない学校が多く、公立大学と私立大学の認定に対して単科大学の認定は、実質的に切り離せなかったのです。

こうして単科大学は成立したのです。

大学令の制定後、官公立では商学、医学、工学等の実学を専門とする専門学校が大学に昇格し、帝国大学に比べると高度な専門職人を育成する役割を果たしました。

1920年（大正9年）に「東京商科大学」の設置が初めて認可されました。母体である東京商業高等学校は、1897（明治30）年頃から、大学昇格運動をすでに開始していました。

単科大学の移管が比較的早かったのは医学系の専門学校でした。1922年（大正11年）には新潟と岡山にある官立医学専門学校が最初に医科大学になり、1923年（大正12年）には千葉、金沢、長崎でも変わりました。

1928年（昭和3年）には「大阪商科大学」として大阪高等商業学校が、「神戸商科大学」として神戸高等商業学校が移管されました。工業系では、1929年に「東京工業大学」として東京高等工業学校、「大阪工業大学」として大阪高等工業大学の移管が認可されました。

このように、大正から昭和にかけて、国立大学の移管・新設に伴い、単科大学も増えていったのです。

第二次世界大戦後は、医科大学、教員養成大学、そして女子大学など多くの単科大学が設立されていきました。

３.総合大学とは

単科大学に対し、「総合大学」とは大規模かつ広い範囲の領域について教育・研究を行っている大学を指しています。文化系・理科系を含んだいくつかの学部で構成されている大学を総合大学と呼んでいますが、単科大学に対してこの呼び方を用いるケースが多くみられます。

総合大学とは、大規模で幅広い分野の教育と研究を行う大学を指します。文系や理系など複数の学部からなる大学を総合大学といいます。ただ、総合大学の呼び方は単科大学と比較するときにのみ使われる場合ほとんどです。

４．総合大学の歴史

①明治～大正の総合大学

総合大学とは、大規模で幅広い分野の教育と研究を行う大学を指します。文系や理系など複数の学部からなる大学を総合大学といいます。ただ、総合大学の呼び方は単科大学と比較するときにのみ使われる場合ほとんどです。

国内の大学は、単科大学と比べると圧倒的に総合大学が多いです。幅広いとはいっても、複数の学問分野を網羅する大学もあれば、2つか3つの学問分野しかない大学もあります。旧帝国大学はいずれも総合大学であり、10を超える学部からなります。

実を言うと、規模が小さければ、複数の学部があっても単科大学とみなされる大学もあります。

複数の学問分野からなる総合大学という西欧の概念に近い大学観は、すでに1872年（明治5年）の「学制」の高等教育関係規定にみられました。大学校に理学・文学・法学・医学の４科を置くように公布されたのです。

1877年（明治10年）に、日本初の大学として、東京大学が創設されました。初めは、法学部、理学部、文学部と医学部は別の組織でしたが、その後4学部が統合され総合大学への第一歩を踏み出しました。

1886年（明治19年）には「帝国大学令」により東京大学は帝国大学と改称され、大学の構成単位は、学部から分科大学に変更されました。当初は法学科、医学科、工学科、文学科、理学科の5学科でしたが、1890年（明治23年）に農学科が増設されました。

明治時代の後期、大学の基本形態を総合大学とするか単科大学とするかという議論がされ始めました。そして、第一次世界大戦後の教育改革を策定するために1917年に設立された内閣総理大臣の教育諮問機関である臨時教育会議においても大学改革論争の論点であり続けました。

その後、臨時教育会議では、原則として大学は総合的なシステムを採用する一方で、単科制のシステムを許可する方針が提案されました。1918年（大正年7）、臨時教育会議の答申に基づく「大学令」により、単科大学の設置が認可されました。ただし、大学は複数の学部を持つのが通例であり、総合制が原則となることが明記されていました。

また、大学令では、法学部、医学部、工学部、文学部、理学部、農学部、経済学部、商学部の8学部を設置しなくても2学部以上の大学を総合大学と定義しました。

この大学令の制定を受けて、帝国大学令が改正され、帝国大学は複数の学部で構成し、教師の身分は分科から大学自体に移行することで、総合制を強化していきました。

②昭和の総合大学

1947年（昭和22年）の「学校教育法」において、単科大学は認めるものの、複数の学部を持つ大学である総合大学が常例とされました。

1968年（昭和43年）頃から始まった大学紛争をきっかけに、各大学で様々な改革の試みが行われ、従来の大学政策にとらわれない新しい発想に基づく大学創設が推進されはじめます。

1973年（昭和48年）、学校教育法、国立学校設置法、教育公務員特例法などが改正され、筑波大学が発足しました。筑波大学は、学部を教育組織の学群や研究組織の学科に置き換えた総合大学として、新しい試みを実行しました。このときの学校教育法の改正により、教育研究の基盤となる学部以外の組織の設置が認められ、学部数に関する規定は削除されました。

５．単科大学と総合大学の違い

単科大学と総合大学には、前述で説明した以外にも違いがありますので見てみましょう。

①大学の教養科目

単科大学と総合大学の違いの1つは教養科目です。総合大学には多種多様な学部があり、幅広い分野を研究する教員が在籍しているので、教養科目には幅広い選択肢がある所が多いです。

一方、単科大学の場合、教養科目の種類は限られています。しかし、多くの大学では協定校で取得した単位を認定する「単位互換制度」を導入しています。それにより、別の大学で単位を取得することで選択肢が広がります。

②大学の設備

単科大学と総合大学では、設備に差があることが多いです。

簡単な例としては図書館があります。総合大学の場合、学部の数だけ専門書がありますが、単科大学の場合は、専門分野の本が一元的に入手できる傾向にあります。

他の設備についても、総合大学は、ある分野に特化した設備が整っているのではなく、さまざまな設備が整っている傾向にあり、単科大学には専門の教育と研究のための特化した設備が充実していることが多いのです。

③大学の学生生活

総合大学は学生数が多いため、サークルや部活の数が多い場合が多いです。同じスポーツに複数のサークルがあることは珍しくありません。単科大学の場合は、部活やサークルの数がそんなに多くなく皆が把握できているくらいのことが多いです。

また、大学内に知り合いが多いか少ないかということでも、総合大学と単科大学ではかなり違いがあります。総合大学は人数が多いから知り合いも多いということではありません。総合大学では、学食、図書館、購買などに行ってもなかなか知り合いと会うことはありません。逆に単科大学は、人数が少ないため同じ大学内に知り合いが沢山いることになります。

６．単科大学と総合大学の共通点

専門的な授業の内容については単科大学と総合大学に大きな差はないと考えられます。また取得できる資格や就職率についても、大学による違いになりますので、単科大学と総合大学による差とは言えません。

７．単科大学と総合大学のメリット

①単科大学のメリット

単科大学には、専門分野に特化した人や教授、情報、施設、設備が集約されていて、充実しており、研究しやすい環境が整っていると言えます。高度な専門知識を身につける機会に恵まれる可能性が高いです。

単科大学は、学生数が比較的少ないので、教員や職員の方と話したり、授業、研究、就職活動などについて相談にのってもらったりしやすい環境です。また、同じ分野で勉強している学生と関わる時間が多く、共通の話題が多く仲の良い友達が多くできることもメリットです。

②総合大学のメリット

総合大学のメリットの１つは、今いる学生だけでなく、卒業生も多いため、ネットの掲示板やSNSのグループなどで、講義、研究、単位、サークルなどについて膨大な情報が見られる大学が多いため、４年間の大学生活を充実させることができます。

また、様々な学部に在籍する教授や学生と知り合うことができることもメリットです。自分とは違う考え方や価値観など、新しい刺激を受けることができます。

８. 単科大学と総合大学の具体例と違いとは？

大学選びは、多くの学生にとって大きな決断の一つです。特に、単科大学と総合大学の選択は、将来のキャリアや学びたい内容に大きく影響します。ここでは、単科大学と総合大学の違いを具体的な例を交えて解説します。

単科大学とは？

単科大学は、特定の学問領域や専門分野に焦点を当てた大学です。ここでは、具体的な例を挙げてみましょう。

• 国立の例: 東京芸術大学（芸術系）
  芸術専門の大学で、美術や音楽などの専門的な教育を行っています。
• 私立の例: 日本経済大学（経済系））
  経済学・経営学の専門教育を行っている大学です。日本経済大学は、あえて総合大学の形態をとらずに経済学、経営学に特化し、経済・経営系専門の単科大学としてこだわりを持ち続け、その専門性を守り続けています。

総合大学とは？

総合大学は、複数の学問領域を持つ大学で、幅広い学部や学科が存在します。以下に、具体的な例を示します。

• 国立の例: 東京大学
  日本のトップの総合大学の一つで、文学から工学、医学まで幅広い学問領域を持っています。
• 私立の例: 早稲田大学
  文学、経済学、法学、工学など多岐にわたる学部を持つ総合大学です。

９．単科大学と総合大学のどちらを選ぶか

①単科大学に向いている人

単科大学は、大学で学びたいことがかなりはっきり決まっている人に向いています。専門的な分野になるため、それを勉強したいと思わずに入学すると興味を持てずに辛くなってしまうかもしれません。

校舎はコンパクトで生徒数も少ない単科大学では、友達や講師と心地のよい雰囲気でキャンパスライフを過ごせます。そのため、シャイだったり、深く狭い付き合いを好む人に向いているでしょう。人数が少ないため、絆は強くなります。また、1年次から講師陣との距離が近く、講義内容などにについて気軽に質問しやすいです。

②総合大学に向いている人

総合大学向きな人は、まだ学びたいことがはっきり決まっていない人です。簡単な事ではありませんが、たいていの大学では、入学後に学部変更ができます。また、教養科目も選択肢が多いので、いろいろな事を学びたい場合は総合大学を選ぶのが良いでしょう。

総合大学は、人付き合いが好きで、自分の学部以外の学部の人とも幅広く交流したい人にも向いています。自分から行動を起こすのが苦にならない人で、サークルなどでキャンパスライフを楽しみたい人向けです。

おわりに

単科大学と総合大学について紹介させていただきました。

どちらを選択するかは人によって違うでしょう。単科大学を選ぶか、総合大学を選ぶかは、自分の目標や、自分がどのような性格で、どのようなキャンパスライフを送りたいかという点を考慮した上で選ぶことをお勧めします。

日本経済大学について

日本経済大学は、幼稚園から大学院まで全国に30以上の学校を展開する「都築学園グループ」が運営する1968年に開校した大学です。福岡県に本部を置き、神戸三宮、東京渋谷と3つのキャンパスがあり、経済学と経営学を中心に、2学部6学科18の専門コースがあります。

日本経済大学は、あえて総合大学の形態をとらずに経済学、経営学に特化し、経済・経営系専門の単科大学としてこだわりを持ち続け、その専門性を守り続けています。

独創性という唯一無二の創造性は個性のみが持つパワーです。専門の領域から専門職へ、そしてさらには自らの使命である天職へと生涯を通して自己実現を全うしていく「個性の伸展による人生練磨」を日本経済大学は推進しています。

また、日本経済大学では、資格取得やインターンシップなどのキャリアサポートも充実しており、高い就職率を誇ります。

多くの大学が3年次から就活支援を開始する中、日本経済大学では1年次からキャリアデザインを形成し、就職活動を見据えた個人の活動を支援しています。自分の将来像を持ち、1年次から専門分野を学べるのも日本経済大学の魅力です。

経済学部や経営学部の単科大学を受験することを検討中の方は、是非一度ホームページを見て下さい。

偏差値は大学受験にどのくらい関係しているのでしょう？

志望大学をどう決めればよいかお悩み中の高校生の皆さま、自分の偏差値と大学をどのように結び付けて考えればよいか知りたいですか？

予備校や進学塾が出している偏差値ランキングなどを見て、自分が行きたい大学は無理だとあきらめたり、もう少し頑張れば何とかなるかもしれないと思ったり、様々な思いが渦巻いているでしょう。

志望校を選ぶのに偏差値を目安にして勉強の予定を立てることは間違っていません。しかし、偏差値を過大評価することは賢明ではありません。なぜなら、偏差値が大学の難易度と100％イコールではないからです。

偏差値を参考にするには、前提となる考え方があります。偏差値を上手に活用することが、志望大学合格への近道となり、もっと効率的な勉強の仕方が見つかる可能性があります。

大学受験にお悩み中で、偏差値について詳しく知りたい方は、是非読み進めてください。

１．偏差値とは？

まずは、偏差値とは何か簡単に解説していきます。

模試等を受けた集団の中で自分がどれくらいの位置にいるかを表す数値です。

偏差値とは、模擬試験等を受けたグループの中で、対象となる試験の平均点を基準に、個人のレベルを示す数値です。平均点は試験ごとに異なるため、複数のテストを受けた場合、単に点数だけで結果の良し悪しを判断することは困難です。

偏差値とは、試験で得た点数が平均点と比べて自分がどの位置にいるのかが分かり、実力を客観的に把握できる数値です。

偏差値の平均は50です。偏差値が50より上なら、平均を上回っており、50より下なら平均スコアを下回っています。

例えば、模試を２つ受けて、両方が70点だった場合でも、一方が偏差値40で、もう一方が偏差値60のような可能性があります。この場合、偏差値40のテストの平均点は70点より高く、偏差値60のテストの平均点は70点より低くかったということです。

つまり、試験の点数が平均点より高い場合、偏差値は50以上で、平均点より低い場合、偏差値は50未満ということを意味します。

注意しなければならないのが、試験を受けているグループの人数が少なく、受験者の点数に偏りがあると、偏差値10以下や偏差値100以上のような極端な偏差値が出ることがあるということです。

偏差値は一定数の受験者がいる場合にのみ有効です。受験者が少なすぎる模擬試験等で算出された偏差値は役に立たない可能性があります。

２．偏差値はどう見ればいい？

①全国模試の偏差値に頼りすぎない

通常の学習において、偏差値を意識しすぎることはお勧めしません。もっと大切なのは、志望校に合格するために、試験で合格点を取得することです。

偏差値とは、あくまでも模擬試験などを受けた人の中でどのくらいの位置にいるかであり、志望校の合格ラインを意識することの方が重要なのです。

受験前に最後の追い上げで成績がぐっと上がる人もいれば、モチベーションが下がって成績が落ちる人もいます。そのため、あまり偏差値だけに目を向けすぎると、偏差値の上がり下がりに振り回されて、学習に集中できなくなってしまう可能性があります。

また、予備校が主催する全国模試は、各大学や学部の傾向に合わせて出題されるわけではありませんので、志望校の出題形式などに合わせて対策する方が得策と言えるでしょう。

以上の理由から、全国模試の偏差値に全信頼を寄せるのではなく、あくまでも目安の一つと考えるようにしましょう。

②併願校を決めるために偏差値を見る

逆に言うと、現在の学力や他の受験生との差が分かりやすいのが偏差値です。日々の学習で偏差値を目標に設定したり、意識しすぎることはお勧めしませんが、複数の志望校を決める際には重要です。

もちろん、まずは自分の行きたい大学を第１志望にすることが大切です。第一志望の大学は偏差値に関わらず決めて、それを目標に勉強するのが良いでしょう。

しかし、第１志望校に合格しない可能性は考えなければなりません。受験が近づいてきたら現状の学力を考えて第２志望以降の併願校を決める必要があります。

「浪人してでもその大学以外は行きたくない」という人以外は、どこかの大学に受かりたいですよね。受験した大学全てに不合格という悲劇をおこさないためには、偏差値を指標に併願校を決めるのが賢明と言えます。

つまり、志望校の偏差値と自分の現在の学力の差を理解し、合格率の高い大学を滑り止めとして受験する必要があるということです。

３．志望校の選び方

次に志望校を考える際のポイントを見ていきましょう。

①大学の知名度で選ばない

現在、日本には約790の大学が存在します。しかし、受験生やそのご家族は、名の知れた一部の大学を希望しがちです。

しかし、知名度が高いからと言って、一概に自分の学びたいことが学べるとは言い切れません。

大学名で決めるのではなく、自分に向いていることや、興味のあることに重きを置いて、じっくり調べて志望校を決めることが大切です。

②大学の偏差値だけで選ばない

前述でも説明しましたが、志望校を選ぶうえで偏差値は１つの目安となります。偏差値はもちろん重要ですが、偏差値だけを基準にして志望校を選ぶのは賢明ではありません。

自分の能力に見合った偏差値の大学に合格したとしても、入学後に学校の雰囲気や、場所、通学にかかる時間などのせいで、キャンパスライフが楽しくないと感じる学生は少なくありません。

オープンキャンパスや学校説明会などで、どんな雰囲気の大学なのか直接体験することも志望校を選ぶうえでかなり重要です。

志望校選びで学力は重要な指標ですが、受験までに時間があるのであれば、頑張り次第で受験直前までに学力が伸びる可能性があります。その大学で学びたい気持ちを優先することも、現段階の偏差値よりも高い大学へ入れる希望へとつながるのです。

そのため、早い段階から偏差値だけを理由に志望校を選ぶ必要はありません。

③人の意見で大学を選ばない

志望校は、自分の気持ちを１番に選ぶことが大切です。学校の担任や塾の先生から勧められた大学や、仲の良い子が行く大学を選ぶことはお勧めしません。

もちろん、志望校を決めかねているなら、アドバイスや１つの可能性としてとらえることは悪いことではありません。

しかし、先生が勧める大学や友達が行きたい大学が自分に合っている大学であるとは限りません。大学は人のために行くのではなく、自分の勉強や将来のために行くわけですから、自分でしっかり調べて志望校を決めなければ後悔することになるでしょう。

④得意な試験内容で大学を選ぶ

自分に有利な入試制度や配点方法の大学を選ぶことは、入学後に自分に合った大学生活を送る可能性を秘めた方法です。

自分に合った入試制度のある大学は、そのような人を求めているということでもあるため、志望校選ぶ際に、制度や配点などをよく確認してから選ぶとよいでしょう。

ただし、自分に合っている気がしないのに、入試制度が自分向きだからきっとあっていると思い込むのは危険です。

単純に合格の可能性を上げたいなら、入学後の内容で大学をいくつかに絞り込んだ後、次に自分に合った入試制度や配点方法を確認してみることがお勧めです。

４．大学入試の難易度とは？

最後に大学入試の「難易度」について考えてみます。

①難易度と偏差値の違い

偏差値は、平均点50点を基準としているので、自分の点数が平均点からどれだけ離れているかがわかります。自分の学力がどこにあるかを判断する材料の1つになります。

それでは、「難易度」は何を示しているのでしょうか。

例としては、ある大学の難易度が60だとすると、偏差値が60の人が実際にその大学を受験した場合の合格確率は50%です。難易度が50と表示されている場合、偏差値が50の人は合格率が50%ということです。

難易度をみることは、どの大学を受験するのかを決める上での、1つの参考データとなるのです。

難易度は偏差値同様、志望校を決める際の目安の一つとなります。

②学部によって難易度が違う

大学の難易度を調べようとすると、大学全体の難易度として表示されるものがありますが、実際には、 同じ大学内でも学部によって偏差値が違うのと同様、学部ごとに難易度が異なります。

さらに、文系と理系、公立と私立にも違いがあります。これは、偏差値の算出方法や受験科目数に違いがあるためです。

また、数年間ほぼ同じ難易度のままの大学もあれば、なんらかの理由で難易度が大幅に変わる大学もあります。その理由とは、学費額の変更、学科の新設、キャンパスの移転などの他、研究成果が大きく認められたり、就職率が報告されたりすると、難易度が上がる可能性があります。

③難易度から志望校を考える

まず、難易度は信頼できるデータを参照してください。

志望校を考えるために、下記の3つにカテゴライズしてみましょう。

難易度と自分の偏差値と比べると若干合格しにくそうな数値（+10）
難易度と自分の偏差値と比べると合格できる数値とほぼ同じ数値
難易度は自分の偏差値と比べると合格安心圏内または若干低い数値

また、同じ難易度の大学でも、ある国家試験に対する合格率や、毎年の就職率は大学によって異なるので、卒業後の将来性も見据えて決めることをお勧めします。

おわりに

偏差値は受験生の学力を知るための指標ですが、意味を正しく理解していないと受験勉強には活かせません。まずは、興味のある大学の学部の難易度を調べてみましょう。

現在の偏差値よりも難易度が高くても、受験対策次第では合格圏内に入ることが可能です。また、難易度というは大学の良し悪しを決める数値ではありません。

難易度は大学の優劣を決める数値ではありませんので、あくまでも目安の１つとしてとらえましょう。

また、自分の強みや個性を活かせる大学を見つけ、効率よく勉強してレベルアップすることも大切です。

日本経済大学について

日本経済大学は、幼稚園から大学院まで全国に30以上の学校を展開する「都築学園グループ」が運営する1968年に開校した大学です。福岡県に本部を置き、神戸三宮、東京渋谷と3つのキャンパスがあり、経済学と経営学を中心に、2学部6学科18の専門コースがあります。

日本経済大学は、イギリスのオックスフォード大学、アメリカのハーバード大学、アジア、南米、オーストラリアなど世界各国の大学と提携しており、留学生の受け入れをはじめ、 短期留学、交換留学制度、長期留学プログラムなど、さまざまな留学プログラムを用意しています。

また、日本経済大学では、資格取得やインターンシップなどのキャリアサポートも充実しており、高い就職率を誇ります。

多くの大学が3年次から就活支援を開始する中、日本経済大学では1年次からキャリアデザインを形成し、就職活動を見据えた個人の活動を支援しています。自分の将来像を持ち、1年次から専門分野を学べるのも日本経済大学の魅力です。

日本経済大学の入試制度は、指定校推薦入試、教員推薦入試、一般入試の他、特待生入試や留学生の総合型選抜入試など様々です。

経済学部や経営学部への入学を検討中の方は、是非一度ホームページ（https://www.jue.ac.jp/）を見て下さい。