キャンパスライフを充実させる大学のクラブ活動と交友

大学クラブ活動の特色、メリットを解説!

by GAWA_K

キャンパスライフと呼ばれている大学生活は、サークル活動・学園祭など、それ以前の学生生活とは規模の違う、楽しいイベントが揃っているのが特徴です。

その中において、サークル活動とは違う、本格的なクラブ活動があることをご存知でしょうか。「大学にもクラブ活動ってあるの?」「中学・高校の部活とどう違うの?」と疑問に思っている人もいるでしょう。

今回は、大学のクラブ活動の特徴・メリット・クラブを通じての交友などについて、詳しく解説しましょう。

 

クラブ活動はサークル活動とは違う?

大学のクラブ活動はどのような特徴があるのでしょうか。サークル・中学や高校の部活と比較して説明しましょう。

サークルとの違い

大学のサークルはレジャー系・文化系・運動系がありますが、基本的に「楽しむこと」「みんなで仲良く」という共通項があります。中にはサークルの趣旨以前に、飲み会などを活発にしているところも珍しくありません。

それに対して、クラブ活動は本格的な練習をするストイックなものです。「厳しい環境ではなく趣味的な感じで楽しみたい」という人は、クラブ活動に向いていないでしょう。

また、サークルに所属する人は、サークル活動以外にも、学校内外の友達と遊ぶ・バイトに励む人もいます。クラブ活動は本格的に練習を行なうため、そのようなプライベートの時間は少なくなるでしょう。

中学・高校の部活との違い

大学のクラブ活動は、中学・高校の延長といっていいでしょうが、より専門性の高い精度の高い練習となるでしょう。また10代の時の部活動は徹底した上下関係のもとに管理的な進み方でしたが、大学は自由度が高く、自主性に任せられる傾向があります。

体育会系の大学であれば厳しい上下関係はありますが、そうでない大学は比較的自由といえるでしょう。

 

大学のクラブ活動のメリット

大学のクラブ活動に参加するのは、どんなメリットがあるのでしょうか。以下よりそのメリットを紹介しましょう。

ハイクオリティな設備・環境で練習・学習ができる

大学は義務教育・高校時代と比べて、はるかに充実した設備・環境のもとで練習・学習に打ち込めるのが特徴です。特にスポーツ系のクラブ活動の場合、道具・グランドともにプロと遜色のない高度な環境が用意されています。

その大学がクラブ活動に力を入れている全国的に有名なところであれば、今までに体験したことがないものが用意されていることでしょう。

また、大学で力を入れているクラブ活動であれば遠征も頻繁に行われます。さまざまな強豪チームと試合を体験することが可能です。

就活で有利になる

大学で4年間クラブ活動を頑張ると、貴重な経験をした証拠となり、就職活動においても有利になるというパターンが少なくありません。

大学4年間クラブ活動に打ち込んでいたという経験は、「心身ともに健康な証」「忍耐力がある」「努力家」という評価をされることが多いです。会社の新人には、ちょっとしたことで根を上げる・ビジネスマナーを知らないという、手のかかる若者もいます。

しかし、クラブ活動の上下関係を体験している人材であれば、礼儀・マナーは熟知していると判断されるでしょう。

大きな達成感が得られる

クラブ活動は、高校の運動部のような理不尽な上下関係もなく、効率的な練習ができる環境です。しかし決して楽ではない練習を4年間もがんばれば、引退時には大きな達成感が得られるでしょう。

そして、4年間やり切ったという達成感は、今後の人生においても大きな自信につながります。今後、社会に出て辛いことがあっても「過去に大学4年間クラブ活動をやり切ったことに比べれば、大したことじゃない」という気持ちに、自然となれるでしょう。

健康的な生活が送れる

10代の頃の徹底した管理のもとで進められる部活動と違い、大学は自由なスケジュールで練習が行われます。しかし定期的に決して楽ではない練習・運動をしていれば、常に良好な健康状態をキープできるでしょう。

また、最良のコンディションを維持するために、食生活から睡眠時間までしっかりと管理するくせが自然とつくのも、大学クラブ活動の特徴です。

クラブ活動はもちろん、今後の社会人として良い仕事をするための資本は、何よりも健康です。健康状態が良好でないといくら仕事で有能だからといっても、能力が発揮できません。

自然と体調管理ができることも、大学クラブ活動のメリットといえるでしょう。

 

大学のクラブ活動のデメリット

大学クラブ活動において、デメリットといえる部分はどの点なのでしょうか。以下よりデメリットといわれている点について説明しましょう。

クラブ活動に時間を取られる

大学のクラブ活動は、それ以前の学校生活の部活動と異なり、自主性を重視した自由な雰囲気が特徴です。それでもサークル活動と違って、本格的な練習を行なうため多くの時間を取られることになります。設備・環境が充実しているということは、学校側も相応に力を入れているという証拠です。その分、学校の期待に応えるためにも、練習も本格的に行なわなくてはいけません。

人によっては、大学生活を送るうえで、充実した環境でクラブ活動も体験したい反面、それ以外のレジャー・未成年時代にはできなかったアルバイトなどもやってみたいと思っている人もいるでしょう。

しかし、クラブ活動を始めた場合、サークル活動のように片手間・趣味的に楽しむといったことができません。クラブ活動に時間を取られてしまって、それ以外のことができなくなるのが、デメリットといえるでしょう。

心身ともに疲弊する

大学の部活動は、プロ顔負けの本格的な設備が整っていることが多いので、練習も充実した内容になります。しかし大学のクラブ活動はサークル活動のように趣味的に楽しむわけではなく、「試合に勝つ」ことが目的です。練習量も多くなり、その成果もハイレベルなものが要求されます。それにより激しく体力が消耗されるでしょう。

人によっては大学から自宅まで近い人もいるでしょう。そのような人は練習が終わってもすぐに帰宅できて体を休めることが可能です。しかし遠方から通学する人は、激しい練習に加えて長い帰宅時間もあるので、さらに疲弊してしまいます。

また大学のクラブ活動は、体力面だけでなく精神的な疲弊が蓄積されることもデメリットの一つです。大学のクラブ活動は未成年の部活動と違って、それなりに年齢を重ねているので、チームメイト同士は大人の良好な関係を築けます。

しかし、先輩・後輩の上下関係、レギュラー争いなどによる軋轢は決してゼロとはいえません。それをストレスと感じてしまう人もいます。

経済面に負担がかかる

大学のクラブ活動は、備品の用意、遠征費用など基本的に自己負担という決まりです。自分でお金を出す・練習に時間を取られる・アルバイトをする暇がないといった事態が続きます。

経済的に大きな負担がかかり、それを苦痛と感じる人もいるでしょう。お金が続かないという経済面の事情により、クラブ活動からフェイドアウトしてしまう人も、決して珍しくありません。

 

大学クラブ活動、交友関係はどうなる?

メリットもあれば、デメリットもある大学のクラブ活動ですが、人によってはレギュラー争いなどにストレスを感じる人もいます。では、大学のクラブ活動を通じて出会った人たちとは、どんな交友関係が築けるのでしょうか。以下よりその説明をします。

長い時間を一緒に過ごして「一生付き合える仲間」ができる

10代の時の部活動もそうですが、辛い練習を一緒にこなしたチームメイトは、特別な関係になれます。

同じ苦しい時間を共有する・苦しい練習を一緒に乗り越える・一緒に汗を流したことにより、通常の友達関係では味わえない連帯感が生まれて、一生の付き合いとなるでしょう。

中学・高校といった未成年・10代のころは、まだ心も幼いため、同じチームメイトであっても相手の気持ちを理解する能力がないために、時には衝突することもあったと思います。

しかし大学生となると、未成年の時代も終わり、成人になる時期です。年齢を重ねたうえで、さらに10代の時とは違う自由な雰囲気でのクラブ活動になるため、心に余裕ができて、相手を思いやる気持ちも芽生えるでしょう。

大学のクラブ活動は、決して楽ではありませんが、それ以前の部活動に比べると自由な雰囲気です。このような雰囲気の中で一緒に汗を流していれば、自然と団結力も強まり心の絆も一層強くなるでしょう。

また、大学は中学・高校の3年間と違い、4年間です。長い期間を一緒に過ごしていれば、深い仲になり、それが一生の付き合いにまで発展するでしょう。大学のクラブ活動はただ活動に打ち込むだけでなく、一生の友情を育む場所でもあるのです。

幅広い人間関係を築きたい人には向いていない

大学のクラブ活動は、一緒の付き合いができる友達・盟友と出会える・友情を育む場所でもあります。しかしそれはあくまでクラブ活動という共通項があるから成立する話です。

先述したように、大学のクラブ活動は、練習や試合・遠征などで多くの時間を取られます。そのため、人によっては大学の授業以外では、クラブ活動の仲間にしか会わないという事態も決して珍しくないでしょう。

大学は、それまでの学校生活とは異なり、一気に自由度が上がるのが特徴です。そのため、学校内外ともに格段に行動範囲・人間関係が広がります。

  • 大学内で知り合う人
  • アルバイト先で知り合う人(成人して10代ではできなかったバイトができる)
  • 他校や遊び場での交流

大学生は、今まで知らなかった大人の世界を各所で体験して、一気に視野が広がる時期です。人によっては、大勢のさまざまなタイプの人たちと知り合うのが楽しくてしょうがないといった人もいるでしょう。

そのような知り合う人数の多さ・行動範囲の広さに比べると、クラブ活動はどうしても行動範囲が限定されてしまいます。

クラブ活動でも各所に遠征をして行動範囲は広いですが、クラブという限定された世界でしかありません。

「別に友達を増やしたいために大学に入学したわけじゃない」「友達とかはいいからクラブ活動に打ち込みたい」という人であれば、行動範囲の狭さ・知り合う人の少なさは問題ないしょう。

しかし、大勢の人と出会いたい・いろんなところに出向いてみたいという好奇心旺盛な人の場合、クラブ活動だけの出会いは物足りなさを感じるはずです。そのような人は拘束時間の長いクラブ活動は向いていないでしょう。

 

まとめ

大学生活において、サークル活動とは違う、本格的なクラブ活動があると知って、意外と思う人もいるでしょう。

しかし、大学にもクラブ活動は存在します。大学は持ち前の資本力で今までの学校生活の部活動とは規模の違う練習設備・環境が用意されているのが特徴です。

ただし、本格的な練習ができる反面、時間を取られてしまいキャンパスライフが満喫しにくいという面もあります。

大学のクラブ活動はメリット・デメリットがあるので、どちらも把握したうえで、入部するかどうかを決定しましょう。

 

 

「日本経済大学」では、留学生の就職活動の支援を目的とした、留学生対象の専門ゼミを開講しています。そこでは、BJTビジネス日本語能力テストの受験を推奨し、学習も行っています。

■日本経済大学(都築学園グループ / (学)都築育英学園)

都築学園グループは、「個性の伸展による人生練磨」を建学の精神とし1956年に設立された大学です。2018年に開学50周年を迎えた日本経済大学は、経済・経営の実学に特化した2学部6学科17の専門コースを持っています。日本有数の、留学生を抱える国際色豊かな大学です。

You may also like

You cannot copy content of this page