上級ビジネス実務士を取るには?

全国大学実務教育協会に加盟している大学・短期大学で取得しよう!

by info@remi.website

「上級ビジネス実務士」という資格を知っていますか?

大学で履修することで習得できる資格の中に、上級ビジネス実務士というものがあります。

上級ビジネス実務士は、幅広い科目を学ぶことで、社会人としての基礎力を身につけることができます。どのような会社に就職しても、事務や接客に役立つ資格です。

この記事では、上級ビジネス実務士の概要や、取得方法、資格を生かせる業種などを紹介させていただきます。

特に、経営学部への進学を考えている方は、是非読み進めてください。

1.上級ビジネス実務士とは?

「上級ビジネス実務士」は、一般財団法人全国大学実務教育協会に加盟している大学・短大において、ビジネスに関する所定の単位を修得した学生が取得できます。企業の組織構造や経営資源であるヒト・モノ・金・情報を理解し、情報収集・活用、企画立案、文書作成など、事業活動に必要な様々な知識やスキルの習熟度を認定する資格です。

大学で授業を受けるだけで取得できるこの「上級ビジネス実務士」の資格は、検定試験の合否に基づく資格とは異なり、現在勉強中の大学の単位(資格関連科目)を修得した者に与えられる資格です。

上級ビジネス実務士資格取得のための勉強は、以下のような将来就職する職場で求められる実践力に特化しています。

①対話・対応力:適切聴いて、考えて、話す能力と、あらゆる事に対して柔軟に対応する能力
②好印象力:他人に好印象を与えることができる能力
③吸収力:情報を正確に整理し、記憶し、柔軟に自分のものにする能力
④継続力:物事を諦めず取り組み続けられる能力

大学生が資格教育科目を履修することで、上記のような能力が身につくように作られた授業になっています。そして、そのような能力を身につけた人には、「上級ビジネス実務士」の資格が与えられます。したがって、上級ビジネス実務士の資格を持っていれば、実務能力が高いという証を持っているということになります。

上級ビジネス実務士を有する人は、実践的な専門知識と技術、社会人としての基礎能力、自己管理能力を備えています。 また、組織の仲間と協力し、問題の発見と解決のスキルを発揮し、自らの問題点を認識し、自分の能力を向上させるために行動できる人材です。

例えば、接客業の場合、サービス実務の基本について理解を深めるとともに、創意工夫をもってお客様を接遇する応対力、内外のスタッフと協調して新しいサービス価値を創造する実践力などを習得し、あらゆるサービスの現場で即戦力となる人材になることができます。

上級ビジネス実務士の資格があると、ビジネスのプロフェッショナルとして社会経済の即戦力となる人材とみなされます。ビジネスの基礎を理解し、基礎的な実務能力やプレゼンテーションの基礎力が身に付いていて、さまざまな企業で活躍できることを証明する資格なのです。

就職活動の際は、履歴書の資格欄に上級ビジネス実務士資格取得見込みの旨を記載しておくと、面接試験でアピールできます。上級ビジネス実務士は、事務職を希望する学生が取得しておくと特に役立ちます。

2.上級ビジネス実務士を取るには?

上級ビジネス実務士資格の取得を希望する人は、一般財団法人全国大学実務教育協会が認定する資格教育課程を有する大学において、全国大学実務教育協会が定める各領域における能力開発を行い、資格到達目標を達成する必要があります。

資格到達目標を達成するためには、高校卒業後、全国大学実務教育協会に加盟している4年制大学・短期大学に入学し、大学が定める資格教育課程を修了し、規定の科目・単位を履修し合計で16単位以上の取得を目指します。下表の所定の単位を修得することで、卒業時にビジネス実務士の資格の認定とされます。

上級経営者資格は大学のみで取得でき、専門学校では取得できません。

①領域1

【領域・資格到達目標の区分】ビジネス(事業)に関する知識と技能の基礎を修得し、社会人としての基礎力と自己管理能力を発揮し、個人・協働作業におけるビジネス実務を実践し、学び続けることができる。
【開発する能力 】(1)ビジネス(事業)の理解 (2)働く基本能力の活用 (3)ビジネス実務と学修に取組む力
【必修修得単位数】2単位以上

②領域2

【領域・資格到達目標の区分】専門的な知識とスキル(ビジネス実践力、国際ビジネス実践力、サービス実践力)を身につけ、変化するビジネス環境に対応した成果を生み出す専門実践力を身につけます。
【開発する能力 】(1)上級ビジネス(国際ビジネス・サービス)実務知識 (2)上級ビジネス(国際ビジネス・サービス)実務スキル (3)ビジネス(国際ビジネス・サービス)実務実践力
【必修修得単位数】4単位以上

③領域3

【領域・資格到達目標の区分】実践的なビジネス知識やスキルを活用した総合的な学習活動を通じて、さまざまな職業能力の基礎となる課題発見力と解決力、学び続ける力の重要性を理解する。
【開発する能力 】(1)総合的課題発見・解決力 (2)実践活動の学びの継続力
【必修修得単位数】2⃣単位以上

大学及び大学以外の教育施設等(大学教育機関、高等学校、企業など)での学修のうち、目標達成のために大学が認めたものは、資格の単位として扱うことができます。

大学が全国大学実務教育協会の定める目標達成評価制度を導入している場合は、当該大学の決まりに従います。

3.上級ビジネス実務士の資格を生かせる業種とは?

①営業・販売

顧客のニーズを上手に予測することができる上級ビジネス実務士は、企業、個人、官公庁などに製品やサービスを宣伝・販売したり、百貨店、量販店、専門店に商品を提案する営業・販売の仕事で生かすことができます。

②銀行業務

窓口業務(ラー業務)で生かせる資格ですが、上級ビジネス実務士で習得した経済や経営の知識、対人スキル、簿記や経理のスキルを駆使して接客や経理業務を行うこともできます。

③経営コンサルタント事務所

上級ビジネス実務士の資格取得の際に身に着けた様々なスキルと教養は、経営コンサルタント事務所で、経理業務やコンサルタント業務の際の役に立ちます。

日本経済大学で上級ビジネス実務士の資格を取得できます

幼稚園から大学院まで全国に30校以上の学校を展開する「都筑学園グループ」が運営する「日本経済大学」は、1968年に設立され、福岡県太宰府市に本部を置く私立大学です。現在、福岡、神戸、東京都渋谷区に3つのキャンパスがあります。日本経済大学には、経済学と経営学を中心とした2学部6学科18の専門コースがあり、非常に多くの留学生を受け入れる国際色豊かな大学です。

日本経済大学の経営学部は、福岡と東京渋谷の2カ所にキャンパスがあります。また、教育内容がキャンパスごとに異ならないようにするために特別な考慮が払われています。経営学、経営管理論、経営組織論を中心に、現代企業の合理的経営に関する理論研究と実践活動を有機的に組み合わせた教育を行い、 実践的な経営スキルを身につけ、「変化の時代」を生き抜くビジネスパーソンの育成を目指しています。

日本経済大学の経営学部には、「経営学科」の他に「グローバルビジネス学科」「芸創プロデュース学科」3つの学科があり、10のユニークなコースが用意されています。

経営学部では、上級ビジネス実務士の資格取得のためのカリキュラムを組むことができ、3年修了時で取得が可能です。カリキュラムでは、実務的・実践的教育を展開し、毎年、多くの学生が資格を取得しています。

①日本経済大学・経営学科

意思決定できる合理的経営を学び、ビジネスチャンスを活かせる知識・技能を身につけます。経営学を習得しながら、様々な分野で活躍できる人材を育成します。

(1)総合経営コース
(2)アトツギ・起業家コース
(3)デジタル・ビジネスデザインコース
(4)eスポーツ・アニメ産業コース
(5)飲食ビジネスコース
(6)SDGs・環境ビジネスコース

②日本経済大学・グローバルビジネス学科

ほとんどの授業が英語で行われることで高度な英語コミュニケーション能力が身につき、グローバルに活躍できるビジネススキルも養われます。入学後すぐに留学を経験し(必須)、英語力を高めていきます。

(7)芸能マネジメントコース
(8)ファッションビジネスコース

③日本経済大学・芸創プロデュース学科

多様化・グローバル化するエンターテインメントビジネスの世界で活かせるプロデュース力を身につけます。経営学を習得しながら、ビジネスやファッション、音楽・映像業界で活躍できる人材を育成します。

(9)グローバルビジネスコース
(10)エアラインビジネスコース

おわりに

上級ビジネス実務士について、大学での取得方法や、資格を生かせる仕事などを解説させていただきました。いかがでしたでしょうか?

受験して合格することで取れる資格ではなく、大学・短大で履修することで取得できる資格ですので、ネット上などに情報があまり多く出ていません。しかし、大学進学が決まったら、どのような単位や資格を取って、卒業後はどのような業界に就職したいかを考える必要があります。

企業の組織体制や経営資源を理解し、すぐに使える実践力を身につけることができます。他のスタッフと連携することで、自らの課題に気づき、自らの能力向上に向けて行動できるビジネスパーソンを目指せる上級ビジネス実務士を取得しましょう!

将来のための参考にしていただけますと幸いです。

You may also like

You cannot copy content of this page