小学生が英語を話せるようになるには?親が知っておくべき習得方法

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英語は世界への扉を開ける鍵です!

既にご存じの方が多いとは思いますが、英語を学ぶことは人生を前進させることに繋がります。英語を話せるようになることは、進学、就職、コミュニケーションスキルの向上、海外旅行、キャリアアップなどに大いに役立ちます。また、学習脳力を高め、後の人生では認知症予防にすらなるのです。

英語を学び始めるのに早すぎるということはありません。言語は楽しく、健全な発達を促進し、多くの認知的および社会的利点が生涯続きます。この記事では、小学生が英語を学ぶ上でのメリットと、英語をより早く習得できるようになる方法を紹介させていただきます。

【小学生が英語を学ぶメリット6つ】

まずは、小学生が英語を習得することで得られる利点を解説しましょう。ただし、メリットが多いからといって焦って「英会話教室を選ばなきゃ」とはならないでください。メリットを生かすためには学び方が重要なポイントとなります。メリットの後に続く、習得方法も必ず読んで参考にしてください。

1.有利なスタートを切ることができる

子供のうちに英語を学び始めると、日本語を習得するのと同じ部分の脳を使用します。さらに子供たちは、大抵の初心者にとって大きな障害となる「間違いを犯すこと」への恐れがありません。間違えながら覚えることは上達を速めます。

また、英語学習を早期に開始することは、子供たちが将来第三言語スキルを習得する助けにもなります。そのような子供たちは、多言語を使用することを不自然には感じず、新しい言語の音と流れに違和感を持ちません。つまり、早いうちに英語を話せるようになることで、新しい言語をゼロから学習するための基盤が築かれるのです。

2.異文化への理解を深めることができる

子供が英語の学習に専念する時間の長さは、認知発達と直接的な相関関係にあります。子供が英語を長く学び続ければ、その子供は成長とともに、英語だけではなく、英語圏の文化に触れ理解を深めます。そして第三言語以上を習得した際は、言語の習得と共にその国の文化を理解するのです。言語能力を得るだけでなく、人間として成長するための大きな助けとなるのです。

3.脳を養うことができる

第二言語を学習することは、記憶力、集中力、マルチタスク能力の向上につながり、さらに問題解決能力、批判的思考力、傾聴力が向上することが研究により明らかになっています。そして、他言語に堪能な子供たちは、創造性と認知の柔軟性が向上する兆候が確認されています。

4.学業成績を向上させる

英語を学習することは、子供の学業成績に対して直接的に影響を与えます。バイリンガルの子供たちは、1つの言語しか話せない子供たちと比較して、読み書き、数学の能力が向上しており、標準的なテストにおいてより高いスコアを獲得しています。

5.好奇心、感受性、共感、寛容を育むことができる

早い段階で他の言語に触れた子供たちは、その言語の背景にある文化に対して偏見のない態度を示します。 小学生が英語を学ぶことは、他の方法では経験することのできない、大きな世界を体験できるのです。そのため、子供うちから英語を学ぶことで、好奇心旺盛で、感受性が高く、共感力や寛容力がある人に成長する助けとなるのです。

6.将来的に二か国語以上の習得につながる

「自国の言葉も完璧ではないうちから他の言語を学ぶと、どちらも中途半端になる。」とおっしゃる方も未だに多くいます。しかし、子供たちの脳は複数の言語を同時に導入しても混乱しません。子供は多言語環境を自然に誘導するだけでなく、人生の早い段階で第二言語を習得することで、脳が他の複数の言語を学習する準備が整い、未来への可能性が開がるのです。

【小学生が英語を話せるようになるには】

子供の頃に英語を学びだすことのメリットを解説しましたので、次に英語の習得方法を述べていきます。一生懸命勉強することが英語の習得につながるわけではないことを理解していただけると思います。

小学生が英語を学ぶ動機の3つの主要な柱は「興味」「達成感」「目標」であると言われています。

この3つの柱が、子どもたちの自発的な学習意欲の土台となります。多くの保護者は子供の教育の様々な面に重点を置いていますが、特に英語を学ぶことは、子供の将来の発達における新しい道への鍵となる可能性が高いです。親が子のためにこの新しい道を開く方法についての決まった公式はありませんが、成功した事例や専門家の推奨から収集できるいくつかの戦略はあります。

1.「興味」を持たせる

テストの点数だけを気にすることは、小学生の英語学習への興味を台無しにします。丸暗記が好きな子供はあまりいません。子供たちが教師に認めてもらうためだけに暗記することが良いとは言えないでしょう。子供たちが、英語を学んでいる時に幸せな気分になり、役立つことを学ぶことが重要です。

例えば、子どもと一緒に英語のDVDを見たりするなど、日常生活の中で子供にとって興味深い言語学習環境を作るように努めましょう。

Netflix、Amazon prime、Disney+などでお気に入りの番組の言語設定を変更してみてください。ほとんどの番組は複数の言語で視聴可能です。すでに英語に触れている子供でしたら、気に入りの番組を英語で見ることが思ったほど難しくはありません。

子供の英語の成績、文法、スペルに固執しすぎないでください。英語を学ぶことに否定的な感情が付きすぎると、子供たちは時間がたつにつれ英語学習への興味を失います。

子供が興味を持っている事柄から始めてください。内容に興味があれば、英語を理解する意欲が非常に高まり、自然に学習します。

例えば、電車が好きな子ならそれにまつわる英語から始めましょう。単に電車の名前を覚えるのではなく、電車の様々な部品や、電車内の英語のアナウンスなど、色々ことに目を向ける手伝いをしてあげることをお勧めします。

2.「達成感」を持たせる

すべての子供は、何かの側面で優れています。理解力が優れている子もいれば、発音にたけている子もいます。もし明らかに優れている部分がまだ見つからないとしても、努力を称賛することができます。ほめることは、子供たちに達成感を与え、弱点を改善するのに役立ちます。

英会話を習いだしたなら、小学生のうちから英語圏に旅行に連れていくことは達成感を促す方法の一つです。ホテルやレストランの従業員と挨拶をしたり、簡単な英語でも聞き取ったりできれば、英語をもっと話せるようになりたくさせます。もし親より子供の方が英語を理解できて、旅行中の助けになるようなことがあれば、なおさらでしょう。

小学生の短期留学に行かせるのも1つの手です。英語圏で生活し、英語を学習するのに数週間費やすだけでも、子供のモチベーションを上げるでしょう。そして、その国の文化に触れ、親から離れることは、精神的な面だけでなく、後に英語力を加速させることにもつながるのです。

3.「目標」を持たせる

良い「目標」を設定することは、子供たちが積極的に学び、自信を持って英語を話すために不可欠です。

では「目標」とはどんなものでしょう?

大抵の保護者は順位、成績、英検などの資格を目標にして欲しいでしょう。分かりやすい物差しですし、もちろん最終的なゴールと思うのは良いと思います。しかし、初めから高い目標を設定することは、子供にとって大きなプレッシャーになることがほとんどです。新たな「勉強」と思わせてしまうことはやる気を奪う可能性がとても高く、英語を話せるようになることと逆の方向に向かってしまいます。

自問自答してみてください…

「私はつねに目標を持って達成し続けているだろうか?」
「私は子供のお手本になれているだろうか?」

自分ができていないことを子供に望みすぎる親は意外と多いです。親御さん自身が達成できるような目標を子供にも持たせてみましょう。まずは、子供のお手本になりましょう。子供に目標を持たせるには周囲の環境がとても重要なのです。

それでは、小学生が英会話力を向上させるために設ける目標はどんなことから始めるのが良いでしょう?

まずは、毎日の目標を設定することです。始めは一緒に目標を考えてあげましょう。あくまでも高すぎる目標を押し付けないでください。英語を覚えだして楽しくなってきたら、子供が自発的に目標を決めるようになるでしょう。

英会話の始まりはたいていの場合単語を覚えることから始めます。子供はどんどん新しい単語を覚えます。しかし、忘れるのも早いです。そのため、復習が重要です。1日に新しい単語を覚えるのは少しずつにしましょう。昨日覚えたことプラス5~10単語くらいでいいでしょう。最終的に月に150単語を完璧に覚えている方が、毎日新しい単語を30個覚えて、1か月後にほとんど忘れてしまっているよりはるかに成果があります。

【英会話を学ぶ方法】

最後に、小学生が英会話を学ぶのにお勧めの方法を紹介します。1つ選ぶのではなく組み合わせたり、全部試してみて、子供が気に入るものを続けることをお勧めします。

1.英会話教室

保護者が英語を話す方出ない限り、小学生が英語を始めるならやはり英会話教室に通うのが良いでしょう。クラスメイトが多すぎると、お子さんによってはただ教室にいるだけになってしまうので、少なめの人数のグループレッスンがお勧めです。同年代の子たちと一緒だと楽しんで学ぶことができますし、競争心も芽生えます。

先生はネイティブスピーカーのいる教室を選んでください。小学生は先生の発音をそのまま覚えます。また、早いうちから外国人に慣れることも英会話教室に通う上での大きなメリットです。

小学校の低学年から英会話を始めた子供は、高学年になると1対1で習いたいと思う子も多くいます。英会話教室に入れたから「それでよし」とは思わずに、現在のレベルを教室に確認したり、学年が変わる際などに本人の意向を聞いてみることをしましょう。

2.YouTube

近年YouTubeでは多くの英語チャンネルが存在します。子供向けの英語ソングが沢山あります。歌から英語を覚えるのは手っ取り早くお勧めです。また、「初心者の英会話」や「基礎英会話」のようなタイトルのチャンネルがあり、ネイティブによる簡単なフレーズを聞いて繰り返します。

他にも、シチュエーション英会話など、以前ならお金を払わなければ見られなかったような動画が数多くあがっています。このような動画は、実は保護者が探してあげるより子供の方が好きなチャンネルを素早く見つけることができるのではないでしょうか?

3.ディズニー映画&ピクサー映画

子供から大人までが楽しめるディズニー映画やピクサー映画。特に子供は気に入った映画を何度も何度も見ますよね?何度も見た映画なら内容がすっかり頭に入っているはずなので、英語で見ても何を言っているかわからなくてつまらないということはないででしょう。そして、英語がナチュラルに耳に入ってきます。

ディズニー映画やピクサー映画は、スラングのような英語も少なく、綺麗な英語を話すものが多いので、子供の英語教材としてとてもお勧めです。

4.絵本&本

子ども向けの本は、多様ながらも単純な語彙、言語構造、文法の基礎が詰まっています。つまり、新しい言語を学ぶための完璧な基礎をあたえてくれます。

多くの子供は読書が大好きなので、英語の絵本や本を読むことは、英語力を進歩させるための強力な方法です。英語を脳に定着させるには、読書で学習を補完することが大変重要です。外国語の読解力が向上したら、ハリー・ポッターのように、すでに好きな本の英語版にチャレンジさせてあげましょう。もともと英語で書かれた物ですと、翻訳されたものを読むより楽しめる可能性が高いのです。

5.英語教育に力を入れている小学校

近年、英語教育に力を入れている私立の小学校が増えてきています。そのような小学校は、1年生から英語の授業が始まります。週に5コマある学校もいくつかあります。

特にリンデンホールスクール小学部では、国語と道徳以外のほぼ全ての授業を英語で学ぶカリキュラムとなっています。

リンデンホールスクールは、文部科学省のカリキュラムに沿った学習指導を行う一条校※であり、「英語イマ―ジョン教育」及び「環境科」をカリキュラムの中に設置している学校として、文部科学省教育課程特例校に指定されています。

※一条校とは、学校教育法第一条によって定められている教育施設の通称で、幼稚園・小学校・中学校・義務教育学校・高等学校・中等教育学校・特別支援学校・大学及び高等専門学校を指します。

おわりに

小学生が英語を話せるようになるポイントをお話しさせていただきました。いかがでしたでしょう?

子供が英語を話せるようになるためには保護者の手助けが必要です。子供が強制的に感じず、遊びのように楽しむことが英語を話せるようになる第1歩です。小学生から英会話を始めることは、中学や高校で英語を学ぶことが楽になるだけでなく、将来的に国際人として歩むことができる可能性を大いに広げるのです。

 

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