日商簿記3級取るにはどうする?会計経理の基本知識を身につけよう!

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日商簿記3級は社会に出た際に役立つ基本スキルです!

日商簿記は就職・転職において役立つだけでなく、会計経理の知識が身に付いくため、会社員にとっても実務のスキルが上がるため、毎年多くの人が受験する人気の高い資格です。

簿記は企業の経済活動の基本であるため、簿記資格取得者は企業において歓迎されます。難易度は比較的低いのですが、就職・転職の役に立たないわけではありません。経理関連の書類の読み取りがでくることは、基本知識や財務関連の知識が身に付くため、経理業務以外であっても様々な場面でその知識が活かせるでしょう。

この記事では日商簿記3級の概要、受験方法、日商簿記3級を取得するメリット、日商簿記3級の勉強方法など、日商簿記3級の取得に役立つ内容を解説します。ぜひ参考にしてください。

【日商簿記3級とは】

日商簿記3級は、日本商工会議所が主催する資格試験です。仕訳問題や帳簿記入、試算表など、経理に関する総合的な知識が問われます。

試験内容は「商業簿記」に特化しています。70%以上の正解率で合格できるため、比較的取得しやすい資格と言えます。簿記3級は、業種や職種を問わず、様々な企業から会社員にとって必要な基本知識があることを評価される資格です。

「商業簿記」とは、商品を仕入れて販売するための基本的な業務に関わるスキルであり、一般的に「簿記」といえば商業簿記を指していることが多いです。

日商簿記2級は難易度が高く、「工業簿記」が出題内容に含まれていますが、3級の問題は、「商業簿記」のみで、内容も基本的なレベルです。もちろん2級、1級を保有しているほどではありませんが、簿記3級だけでも履歴書に書くことができ、就職・転職の際の評価につながる可能性があります。

2021年度から、「統一試験」「ネット試験」「団体試験」の3つの方式で実施され始め、受験しやすくなったので、日商簿記3級取得の機会が広がりました。

【日商簿記3級の日程・申し込み方法・受験料】

①日商簿記3級の日程

日商簿記検定3級の「統一試験」は、2月・6月・11月の年3回です。「ネット試験」で受ける場合は、随時施行が可能です。ただし、「統一試験」の前後は、「ネット試験」の施行休止期間が設けられているので、ホームページなどを必ず確認してください。

②日商簿記3級の申し込み方法

日商簿記検定は、地域の商工会議所が主催しています。日商簿記検定の試験日程は同じですが、申込方法及び申込期間は各商工会議所が定めるものとし、受験者は試験会場を管轄する商工会議所に申込方法を確認する必要があります。

「窓口持参」「インターネット」からの申し込みが主流ですが、他にも電話、郵送、郵便為替、コンビニ端末など様々な方法があります。複数の申請方法がある場所もあれば、1つのオプションしかない所もあります。

申し込みはたいてい試験日の1~2ヶ月前から受付けます。締切日以降は受付してもらえませんので、必要書類を揃えて早めに手続きをしましょう。

③日商簿記3級の受験料

日商簿記検定3級の受験料は2,850円(税込)で事務手数料が別途かかります。

※受験時に変更になっている可能性があるので、詳細は受験前にご確認ください。

【日商簿記3級の内容】

①レベル

小規模の株式会社における企業活動や会計実務を踏まえ、経理関連書類の適切な処理を行うことが可能なレベルです。

②出題範囲・重要度の高い分野

大きく3つに分けて「仕訳」「諸取引の処理」「勘定記入・補助簿・伝票・理論」「精算表・決算整理後残高試算表・財務諸表」となります。

第1問「仕訳」の配点は45点、第3問「精算表・決算整理後残高試算表・財務諸表」の配点は35点と、第2問「勘定記入・補助簿・伝票・理論」の20点比重が高く、さらに第2問は、論点の予測をつけることができないため、第1問と第3問で合格点を目指すのが理想的です。

③時間・合格基準・合格率

日商簿記3級の試験時間は90分です。合格基準は70%以上、合格率は40%~45%前後です。

【日商簿記3級を取得するメリット】

①就職・転職に役立つ

日商簿記3級は、履歴書の資格欄に記載できます。簿記3級の資格は、経理の基礎知識があることの証明であり、就職、転職の際に面接や履歴書でも評価のポイントとみなされます。

②実務力に直結する

日商簿記3級は、経理の実務および自営業に役立ちます。簿記の知識が身に付くことで、財務諸表が読めるようになり、自社の経営分析ができるようになります。会社経営に必要なスキルを得ることができるので、会計処理や確定申告などにも役立ちます。

資格の中には、実践に生かすには時間がかかる物が多く、国家試験ですらピンポイントな職務でしか役に立たないことがあります。しかし、簿記は、資格取得のために学んだことがそのまま仕事に役立ちます。

基本的な知識が身に付くことで、仕事の効率が大幅にアップし、今後の成長やキャリアアップに影響するのです。

③期限がない

日商簿記は国家試験ではなく、検定試験です。

ほとんどの検定試験には有効期間があり、取得後3年または5年経過すると有効期限が切れるため、再度受験するか、更新する必要があります。しかし、簿記はその必要がなく、一度取得すると一生有効な資格となります。

維持費などもかからないため、時間やお金の面でプレッシャーがなく、将来の仕事や他の資格取得に向けて余裕を持って取り組めることも大きなメリットです。

④より高い資格につながる

日商簿記3級で学べる知識は、さらに難しいと言われる資格にもつながります。

簿記の勉強を続けて日商簿記2級や1級を取得すれば、税理士や公認会計士のような、さらに高い資格にも挑戦することができます。

簿記以外の資格の取得は、ダブルライセンスとしてキャリアアップにもつながります。

【日商簿記3級の勉強方法】

日商簿記3級に合格するために必要な勉強時間は100時間ほどと言われています。1日あたり4〜6時間勉強すれば、半月~1カ月ほどで100時間の目標を達成できます。時間など様々な要因で、毎日4〜6時間勉強することが困難な人は、3カ月ほどの学習期間を目安に学習スケジュールを立てましょう。

①独学

(1)基礎知識の吸収

簿記の基礎知識を学ぶなら、たくさんの参考書を使うのではなく、1冊をしっかりと選び、きちんと理解ながら勧めましょう。1度だけではなく、繰り返し読むことをお勧めします。最低でも3回は読むようにしましょう。

1度目は、分からない所を深掘りしすぎない方が良いです。細かいことは気にせず、日商簿記3級の全体的なレベルを把握するつもりで読んでください。

2度目は、「仕訳ルール」「勘定科目」「総勘定元帳」のような帳票の種類と作成の流れなど、重要点を理解しながら読み進めていきましょう。

3度目は、分からないところがないか確認しながら読んでください。この段階でわからないことがあれば、よく読み、さらに分からない部分は深掘りし、理解することに努めます。

参考書を購入する際は、必ず改定後の出題範囲に対応した最新版を選ぶように気を付けてください。

⑵繰り返し問題集を解く

問題集の出力は、参考書と同じように1冊に絞って、何度も練習を繰り返しましょう。

始めのうちはヒントがないと解きにくいため、参考書から答えを探しましょう。参考書なしでもわかるようになってきたら、時間を計測するなど、本番に近い状況を想定しながら、より実践的なアプローチをとります。

問題集を答えていくと、自分の弱点が理解できます。

2度目以降は、答えが分からなくてもすぐに答えを見ず、ねばって答えを考えるようにしましょう。

何度も繰り返すことで、問題集の答えを覚えてしまい、途中の回答プロセスの理解が曖昧でもなんとなく感覚で正解してしまい、理解している気になってしまうことがあります。

そうなってしまうと、何度問題集を繰り返し解いても成長しなくなります。答えに至るまでのプロセスをきちんと納得しながら解いていってください。

自分が先生の立場で生徒に教えるつもりで丁寧に説明できるようになることを意識すると良いでしょう。問題への理解が大きく深まるだけでなく、類似問題にも対応しやすくなるのです。

⑶過去問に挑戦する

問題集を繰り返し解き、基礎を理解して数多くの問題を解けるようになったら、次は過去問に挑戦してみましょう。

過去問は、実際の試験と同じ時間で区切り、本番だと思って挑むと良いでしょう。過去問で8~9割程度の得点が取れた場合、かなり理解している状態です。7割が合格基準ですので十分合格の可能性があります。

5割、または5割以下場合は圧倒的に勉強不足です。もう1度参考書から始めて、問題集を繰り返してから、再度過去問に挑戦してください。

また、簿記3級の試験範囲は頻繁に変わるので、過去問だけに頼らず、自分で最新の試験情報を調べることも忘れずにしましょう。

②通信講座

日商簿記3級は独学でも合格しやすい資格ではありますが、まったくの初心者の方は何から始めたらいいのかさえ分からないと思います。通信教育で勉強を続けたいという方も多いのではないでしょうか。

“日商簿記3級” “通信講座”で検索すると広告やランキングなどが出てきますので、料金や内容を比較して自分に合った講座を見つけてください。

③大学

大学進学を考えていて、将来的に企業で働く意思のある高校生は、日商簿記検定に必要な授業のある大学や専門学校、そして学部を選ぶことをお勧めします。

1番最適な方法は、就職したい業種の関連分野が学べる大学・学部に進学して日商簿記検定を取得することです。

以下は、簿記が学べる大学の主な学部です。希望する大学のホームページなどで確認してみましょう。

・経済学部
・経営学部
・商学部

資格取得やインターンシップといったキャリアサポートが充実している、日本経済大学の福岡校・渋谷校・神戸校の経営学科、商学科には、在学中に取得可能な資格に日商簿記が含まれています。

多くの大学が3年次から就活支援を開始する中、日本経済大学では1年次からキャリアデザインを形成し、就職活動を見据えた支援をしています。1年次から将来のビジョンを持ち、専門分野を学べるのが日本経済大学の特徴です。

おわりに

日商簿記3級を取得するために必要な内容を紹介させていただきました。いかがでしたでしょうか?

日商簿記3級を持っていると様々なメリットがあります。将来の就職活動、転職活動、スキルアップを目指して、是非日商簿記3級の取得を目指してみませんか?

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